【感想】 アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』 5話 承太郎の親心が不器用過ぎる…【ジョジョ6部】

承太郎「これは…！」

徐倫「目が覚めたみたいね」

承太郎「今まで見ていたのは夢か？」

徐倫「そう…私達は溶かされているこの部屋で…破壊して…扉を！」

徐倫「破壊して…あんたの能力スタープラチナで！」

徐倫「急げ！！」

徐倫「やった！私を引っ張り出して！」

徐倫「この部屋を出るのよー！」

承太郎「待て…お前今なんと言った？」

承太郎「スタープラチナと言ったか？スタンドの名を…」

承太郎「なんで？お前が知っている？」

承太郎「状況から見て」

承太郎「俺がジョンガリ・Aの話をするまでが現実だろ…ということは」

承太郎「お前はまだ俺の能力を見てないはずだ」

承太郎「親子だから存在を感じてるにしてもスタープラチナは知らないはず」

承太郎「辻褄が合わない！！」

承太郎「これは現実ではない！」

徐倫「ストーン…フリー…」

承太郎「徐倫…」

徐倫「やっと目を開けてくれたようね…苦労したわ、糸はすぐ溶けるから…」

承太郎「徐倫…お前も夢を…」

徐倫「そっちはどうか知らないけどとんでもない悪夢だったわ」

承太郎「なるほど…俺たちは夢を見ていたのか…映画でも観るように」

徐倫「そうね…ポップコーンがあれば完璧だった…私はもう動けない指さえも」

徐倫「あんたはどう？動けるの？」

承太郎「今起こってるこれは…また夢の中かも」

徐倫「少しも動けないなら現実よ、脱出できないという紛れもない現実」

承太郎「なるほど」

徐倫「このままだと死ぬわ…私達」

承太郎「ペンダントの能力…今俺に出したスタンドを見せてみろ」

徐倫「ストーンフリー…！」

承太郎「それだ…つまり塊でだせるか？つまり力を」

徐倫「でもダメよ…あんたを起こすので精一杯…とても扉を…」

承太郎「違う…出すだけでいい」

承太郎「そう、それだ…もっとだ」

承太郎「もう少し出せないか？あと数センチ…ちょっぴり俺の近くへ」

承太郎「もうちょっと左側に出てきてくれるとベストだが」

承太郎「まあいいだろう…いまいち気に入らないがギリギリだ」

承太郎「これで面会室から出よう」

承太郎「オラァ！！」

承太郎「今のが俺のスタンドスタープラチナだ」

承太郎「俺を引っ張ってくれ、これは現実だまぎれもなく」

徐倫「てめえ…畜生…てめえ！」

徐倫「この痛み…そしてこのムカつき！てめえよくも…！」

徐倫「脱出できたけどこのムカつき！」

徐倫「絶対幻覚なわけないわ！」

承太郎「よし、両手を出せ」

徐倫「今度はなに？」

承太郎「おらぁ！！！」

承太郎「よし、いくぞ」

徐倫「あ、そうだ…これ何かわかる？」

徐倫「これのおかげで私達助かったんだけど」

承太郎「人間の骨だ」

承太郎「しかも」

承太郎「成人女性の仙骨という骨盤部分だ」

承太郎「表面の状態から見て、酸のようなもので溶かされている」

徐倫「溶かされているって…さっきの！？」

承太郎「さあな？どうしてそんなもの持っているのか…今は関係ない」

徐倫「私しか見てないけどやっぱり少年はいる！謎だけどこの刑務所の中に現実に！」

アナウンス「909発生！！」

アナウンス「警戒レベル5は面会室扉に異常警報」

アナウンス「警戒レベル5は909発生」

徐倫「どうするんだよ？これであなたも重刑犯罪の仲間入りね」

承太郎「最初に言ったはずだお前をここから助けると、例のペンダント持っているな？」

承太郎「それは大切なものだからな…絶対なくすな」

承太郎「いくぞ…脱獄しよう」

？？「出れるとは…この面会室を…」

徐倫「気のせいかな？看守が少ない」

承太郎「ここは一般エリアだからな…これを見ろ」

承太郎「目指すはバツ印のある窓だ」

承太郎「そこは海岸に面していて、その海岸から潜水艇で外界に出る」

徐倫「潜水艇？」

承太郎「俺はスピードワゴン財団という組織とちょっとだけ付き合いがあってな、奴らが手配している」

承太郎「この廊下にカメラはないようだ…この先を左に曲がったところが目的の窓だそこから海岸までは20m弱」

承太郎「考えることは色々あるようだがすべては外に出てからだ」

承太郎「おらぁ！！」

承太郎「いくぞ」

徐倫「なんだ…あれか」

承太郎「徐倫！」

徐倫「うわ！！」

徐倫「いってええー！」

承太郎「どこを見ている？慌てるな」

承太郎「さあ、立て」

承太郎「どうした？手を出せ」

徐倫「ついうっかり、ありがとう…でも掴まれなくても1人で立てるから」

承太郎「そうじゃないコレだ…転ぶ時はこれに気を付けるんだなこれを吹っ飛ばしたり無くしたりしたらどうするんだ？」

承太郎「どうした？大切なものだといったろ？お前が持つんだ…取れ」

徐倫の母親「これから東京！？」

徐倫の母親「あなた自分の娘がこんなことになってるのにそれでも父親？」

徐倫の母親「もしもし？もしもし？」

徐倫「相変わらずだな！何事も冷静で論理的に考えている…子供の頃高熱で死にそうだった時もアンタは帰ってこなかったし」

徐倫「遊びで車を運転した時も盗んだっていって…あの時も飛行機に乗っていった」

徐倫「そうだよな、私別に無事でいいもんね」

徐倫「今だって転んでも全然ケガしないラッキーものだもんね？キャッホー！！」

承太郎「なんの話をしてるんだ」

徐倫「そんな大切ならてめえが持て！！」

承太郎「待て」

徐倫「うるせえ！そんなもん…」

承太郎「いや、さっきから何か妙だ」

承太郎「静かにつけられている…何かに…」

承太郎「徐倫、伏せろ」

看守「こっちの廊下には誰もいません！反対側に向かったのではないでしょうか？」

徐倫「看守か…なんだ…」

看守「おいよく見ろ！鉄格子が壊されてるじゃないか！囚人はここまで来ている！」

徐倫「こ、これは….」

徐倫「ジョンガリ・A！！！」

徐倫「こいつ…直接自分の手で私達を…！」

承太郎「徐倫！お前は窓へ進め！こいつは俺が相手する」

承太郎「あれはジョンガリ・Aのスタンド…しかし、やつの攻撃は夢だったはず」

承太郎「まさか、まだ夢を！？」

承太郎「違う！これは現実だ！」

承太郎「時よ止まれ！！」

承太郎「敵は….敵は…！」

承太郎「2人いた！！」

承太郎「俺と徐倫に夢を見させ」

承太郎「その夢の中に本物のジョンガリ・Aのスタンドを登場させていた」

承太郎「すべては準備されていたのだ」

承太郎「俺が娘を庇い選択の間もなく時を止めるこの瞬間に…！」

承太郎「目的は！」

承太郎「この俺だった！！」

承太郎「時が動く！！徐倫！！」

承太郎「オラオラオラオラ！！」

？？「一手遅かったな…待っていたぞ空条承太郎」

？？「この時を」

？？「既にできていたな…いいぞ…無敵のお前から手に入れたかったものはもらったぞ」

ホワイトスネイク「これがホワイトスネイクの能力…！」

徐倫「今の弾丸は…！？」

徐倫「スタンドがいる！？」

徐倫「なんで！？」

徐倫「奴のスタンドは夢の中のものじゃ？とにかく奴が弾丸をこめてる間に…！」

徐倫「オラ！！」

徐倫「海岸だわ！本当に近い！」

承太郎「先に行け…後からいく」

徐倫「あんた…まさか？」

徐倫「撃たれたの？」

承太郎「聞け…スタンドは1人1能力なんだ…つまり敵は最初から2人いた」

承太郎「ジョンガリ・Aとドロドロのもう1人…」

承太郎「先に行くんだ…このペンダントをもって…落とすなよ」

承太郎「これには発信機が内蔵されているんだ…お前の位置がわかるように」

承太郎「そして潜水艇は自動的にこれを追尾するように設定されている…わかるな？言ってることが」

承太郎「海岸に行くだけで潜水艇がお前のところに来る…」

承太郎「そしてさっき言ったスピードワゴン財団が潜水艇を探してくれる」

承太郎「わかったならいけ…徐倫….」

徐倫「私さっき…これって…そんな！！」

承太郎「お前のことはいつだって大切だと思ってた」

徐倫「何よそれ！？まさかその○…そんな…どうして！？」

承太郎「行け徐倫…血が少し出ているだけだ…すぐ行く」

徐倫「嘘よ！さっきあんたは私を庇ってもう1人の敵に何かを奪われた！」

徐倫「だから弾丸をかわせなかった！そうでしょ！？」

徐倫「あれは一体…」

徐倫「まさか…スタンド！？」

承太郎「徐倫！！」

ジョンガリ・A「なに！？」

ジョンガリ・A「これは！？」

ジョンガリ・A「この糸は！？いつの間に！」

ジョンガリ・A「食らえ！」

徐倫「うるせえぞ」

徐倫「私達は今、この窓から外に出て海岸へ行く」

徐倫「邪魔はするな…いいな？」

ジョンガリ・A「こ、こいつ…！」

ジョンガリ・A「いつの間にこんなスタンドを身につけたんだ？」「

ジョンガリ・A「こんなスタンドの持ち主なら刑務所に入る前に調査されてるはず…」

ジョンガリ・A「わかった…銃は捨てる」

徐倫「別に捨てろとは言ってないわ角度を見ていただけだもの…一番叩き込みやすい貴方の角度」

徐倫「気に入るのはもう少し顎が右向いてくれた時だけ」

ジョンガリ・A「承太郎より先にこいつを仕留めておくんだった…！」

ジョンガリ・A（最初に狙うのは承太郎ではなかった…！）

ジョンガリ・A（このことをホワイトスネイクは知ってるのか？）

ジョンガリ・A（空条徐倫…！こいつは空条承太郎の…ジョースターの…！）

徐倫「オラオラオラオラ！！」

承太郎「徐倫…あの時、あの夢の中で…」

承太郎「お前は刑務所に残るといった」

承太郎「どこの誰かもわからない子のために」

徐倫「すがるように私の手を握ったの…私中に戻る」

承太郎「ただ、俺の見た夢だ」

承太郎「だが….」

徐倫「親父！？」

徐倫「クソ…！海岸はもうすぐそこなんだ」

徐倫「親父！！親父！！」

看守「探せ！射殺許可が出ている！看守が1名撃たれた犯人は銃を持っている！」

看守「射殺して問題ない！！」

徐倫「どこよ…もう海岸よ…」

徐倫「どこ…スピードワゴン財団とかいうあんたがかかわってる組織！」

徐倫「どんな財団か知らないけど」

徐倫「もし潜水艇が本当にきてるっていうのなら」

徐倫「その団体の財力と技術力は相当なものに違いないよね？」

徐倫「こんな傷…こんな銃の負傷なら…その団体なら」

徐倫「どこの医者よりも確実に手当てしてくれるはずよね？どこよ潜水艇は！」

徐倫「どこなのよ！！」

徐倫「あんたの言ってたとこは全て本当…潜水艇は海岸に来ていたわ」

徐倫「もう大丈夫…！」

徐倫「何やってんのよ！！！」

徐倫「そんな…」

徐倫（まさかそんなはずはない…絶対に違う！！）

徐倫（撃たれたからって傷は浅いのよ？急所じゃないのよ？）

徐倫（致命傷じゃないはずなのよ…でも！）

徐倫「でも、どうして…心臓が止まっているのよ！！」

承太郎「だがわかる…お前はジョースターの血だ…徐倫、お前の精神力なら無事に生き延びるな…」

徐倫「うわあああああああ！！！」

看守「いたぞ！フェンスの向こうで何か動いている！」

看守「銃に気を付けろ！」

徐倫「いいえ、フェンスの外じゃないわ…ここにいるわ…それって私のことなら」

看守「てめえ…！」

看守「待て！撃つな両手を挙げている！」

看守「でも…」

看守「打つんじゃない！丸腰だ！降伏するんだな！」

看守「だがもう1人いるはずだ！こいつに面会にきた長身の男だ！そいつを探せ！」

徐倫「そこにいたのね」

エンポリオ「なぜ？何故なんだいお姉ちゃん…」

エンポリオ「なぜ逃げないんだい？気の毒だけど君のお父さんはもう死んだんだ」

エンポリオ「精神の力をあのドロドロに取られた…でもお姉ちゃんはギリギリで生き延びたんだよ」

エンポリオ「それなのに！なぜ逃げなかったんだ？」

徐倫「犯人は中に逃げたからよ…外じゃなく中へ！」

徐倫「犯人はスタンドを形にして盗むことが目的であり」

徐倫「能力…！犯人は牢獄の中に戻っていった！犯人は外へは出ない」

徐倫「刑務所の中にいる誰かということよ！」

エンポリオ「もしかしてお姉ちゃんは取り戻そうというのか？そうすればお父さんは生き返るとでも？」

徐倫「そのために中に戻るのよ」

エンポリオ「そんなこというの辛いんだけど死んだ肉体は腐るだけだ」

エンポリオ「あの溶かされた骨…僕の母さんも奴に心を取られて…」

エンポリオ「死んだ」

徐倫「そう」

エンポリオ「僕は刑務所で囚人の母親から生まれてそれ以来ずっとここに隠れ住んでいる」

徐倫「あなた名前は？」

エンポリオ「僕は…エンポリオ」

徐倫「エンポリオ…君のお母さんのおかげで助かったわありがとう」

徐倫「でも、私には奇妙な確信があるの…私の父親は死んだんじゃないスタンドを取り戻せば必ず生き返る！」

徐倫「だから…」

徐倫「戻るわ！！」

ジョンガリ・A「やったな」

ジョンガリ・A「時を止められる無敵のスタンドをついに…！」

ホワイトスネイク「ああ、君のおかげだジョンガリ・A」

ホワイトスネイク「我々は本当に良いコンビだ」

ジョンガリ・A「ああ、頼む男子監に連れてってくれ…油断しちまった」

ジョンガリ・A「なあ…俺の銃知らないか？」

ホワイトスネイク「ここだ」

ホワイトスネイク「私の正体を知る者はお前だけだ…看守殺しもお前1人の罪だこれで全て丸く収まる」

ホワイトスネイク「人は何かを伝える…それは素晴らしいことだと承太郎は言っていたがその通りだ」

ホワイトスネイク「ここにそれがある」