ファンタジー作品での『人種間の認識や違い』って面白いよね
人種特有のスラングとかことわざから生活習慣の違いが伺い知れるのなんかもいいよね
古い呼び方を若い世代が知らず、知っても「ひどい呼び方」と認識する。
なんやかんやあるけど長い目で見たら少しずつ相互理解は進んでるんだなってなるのいいよね。知らないところでの歴史の積み重ねを感じる。
リアルでも見たことある光景で好きなんだよねこのシーン
昔の蔑称や旧い価値観を出された時なんかに若い子が
「うわひど、いま令和っスよ!?」
みたいにドン引きしてるの見ると嬉しくなる
ただこのシーンは「短命種の別の呼び方を知っているか?」という質問に対しての返答なので本人が普段から使ってるかというとそうでもなさげな気はする
こうなる前は別種族どころか同じエルフの大半を自分より劣った存在と思ってる人だったから、他種族はそもそも視界にすら入ってなさそうだしな
あとダンジョン飯エルフは同じ長命種のドワーフやノームも「比較的長く生きる方の劣等種」程度に認識してそう
面白いのがエルフが美形とか美しい扱いされてないんだよな、「エルフっぽい特徴」の顔としか認識されてない
そりゃ昔のタイプの人の顔であって現代人からしたら合わないのもあるだろうしエルフ相手ってな・・・怖い
一応、エルフ文化圏のトールマンにとっては、エルフ系の顔が美しさの基準ではあるらしい
あとチェンジリングの傾向を見るに、肌が綺麗になる
ただ、オークたちからは「うわ、エルフだ、ブ○イクだな」みたいな反応もされているのが、ちゃんと種族で美的センスの違いあって面白いところ
ガイドブックやデイドリには収録されてない過去の作者のブログにあった絵でエルフ的な美的感覚の文化圏とドワーフ的な美的感覚の文化圏があるような話があったのでエルフは美形扱いはされてる
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性を通じて種族間の色々な価値観の違いが描かれてて毎回飽きない
ふざけてる様に見えるけど種族間の体の違い文化の違いを描く上で性は一番手っ取り早い題材なんだよね
エルフが人間のこと耳短って呼んでた気がする
確かにエルフから見たら耳が短い種族だもんな
たしかに、エルフ基準だと耳短とか丸耳とか呼ぶよのが自然だな
見た目で違うわけだし
ミンク族が人間のことを毛のないサルのミンクと認識してたり
手長族とかが人間の関節の少なさを珍しがったりとかしてたな
見たまんまだけど巨人族からはチビ人間(あるいは人間族)、小人族からは大人間だったよね普通の人間
巨人族は割と巨人であることを自称することが多い気がするのは巨体に自信や誇りを持ってるからかな?
ワンピース世界で出てくる巨人の大半がグランドラインに出てきている、いわゆる通常サイズの世界で生活している巨人だからかな
最近、発覚した設定だけどワンピースでは種族間ハーフにも固有名詞があるのもそれっぽいよね。
魚人×巨人で“ウォータン”
小人×人間で“ドスンダダ”
小人×巨人で“ズシンドド”
などなど
エルフ「お前達は寿命が短いからな」
違和感が少ないのは後者だけど、前者は前者でホモ・サピエンス基準の文化圏にいるんだなって感じてそれはそれで嫌いじゃない
長寿族:エルフ耳の長命種族で、10歳以降は緩やかに成長・老化
半寿族:人間との間に生まれたハーフエルフ的存在。肉体は人間寄りの速度、精神は長寿族の遅さで成長・老化して「身体は大人、中身は子供」になって迫害されやすい
画像は、外見こそ女教師系巨○メガネ美女、文通で「子供」として扱われていた推定ティーンエイジャー
この世界ではエルフ・ドワーフ・ノームの長命種が文化的にも覇権を握っているから、我々のいうところの普通の人種は「トールマン」、いわゆるホビット族が「ハーフフット」と彼らから見た身体的特徴で呼ばれている。
東方の一部地域は長命種の影響が少ないという設定なのでそこでの固有種族である鬼は「オーガ」という身体的特徴と関係ない種族名になってる。
あの世界のトールマンが多種族からトロールと呼ばれててそのことをトールマンは知らないの好き
人間にとっては発展するのに十分すぎる数十年という期間も寿命の長いエルフにとってはほんの一瞬
そんな感じで種族名ができていきそう
ワーウルフは「匂いの言語」があるとかリザードマンの「色の文字」とかハーピーの声が他種族は出ないから「動きの言語」で交流するとか言語方面も面白い
ダン飯のトールマンのように明らかに他よりノッポだと呼び名にも意味が出来てありがたい
> 実際没個性
たぶん、エルフやドワーフもそれぞれ「自分たちが没個性」で、他の人種を「変な奴ら」って思っていると思うよ
いやあらゆる種族が人間を基準に固有の特徴足した感じの奴あるじゃん
ワンピとかそうだろ
メタ的にはそうでもその世界の認識では各々が「他の種族は自分たち種族を基準にして付け足したり引いたりした姿をしている奴ら」だと思ってるってこと
スレ画の話でもこの後、左のトールマンの男が「自分たちは平凡でつまらない」って言うのに対して子供に見える右の人(通称ハーフフット)が「気づいてないけどお前達は十分個性的(種族的に背が高く、歌や踊りが好きで親しみやすさがある)。俺たちみたいな没個性のやつらとは違う」的なことを言ってトールマンと読者が何言ってるんだって思う流れになってる
他種族から見れば人間もちゃんと個性的ってのは面白い
ドワーフからすれば力は弱いくせにスタミナは多いトールマンは不思議に見えてそう
トールマンより腕力の強いドワーフとオーガがスタミナが無かったり大食漢で燃費が悪かったりする辺り
腕力と体力のバランスはトールマンくらいがギリギリなのかも
特に平均寿命が大きく違う場合、1つのルールだと悪用できちゃいそうだし
旧ソードワールドの西部諸国だとエルフがいる国で年金みたいな制度作ると長寿のエルフばかり得するからエルフ排除すべきって思想の人が多くなってるて話があった
投資や長期貯金の複利効果も、短命種社会で生きる長命種だと有利だな
まあ、長生きなら不景気にもどこかでぶち当たるから、もしかすると差し引きトントンかもしれないけど
種族への理解が進んで一般的にゴンヒアリムとも呼ばれるようになったりしたけど
ドワーフは読者向けに英訳した呼び方だから実際の自称する種族名はカザドになってる
なので、ハーフフットに伝わる巨大で不器用で鈍い化け物の「トロール」はハーフフットから見たトールマンについての伝承だが、トールマンに伝わる過程で「トールマンより大きくて不器用で鈍いモンスター」と認識されていった。
◯◯の地域だと獣人は怪物扱い
△△の地域だと種族が特に区別されていない
□□の地域だと喋ることができる獣人だけ人扱いされる
みたいな
逆にエルフ社会では魔力を持たないと会話すらしてもらえないとか、獣人社会では力のある前衛職は敬意を持たれるが非力な後衛は従者扱いみたいなのがあると深みが増すよな
その辺のシンプルな実力があるかどうかで格差や差別が出るのってモンスターや蛮族ほど出てきやすいよね
弱肉強食が前面に出やすい環境下ってのもあるが
エルフたちのコミュニケーション方法が魔力使うものだから、魔力無いとコミュニケーションできない(できても片言状態)みたいなのが後でわかるの好き
エルフの里で子供扱いされたり無視されていると思っていたけど、実はコミュニケーションできていなかっただけだったことがわかる的な
獣人にほぼ人面で体毛薄いのいると余計に
あと人間相手に亜人を名乗る立場の強い種族とかも謎
>あと人間相手に亜人を名乗る立場の強い種族とかも謎
人間が主に使っている言語だとそういう表現なのかもね
だからエルフ語だとエルフ以外の全種族を「亜エルフ」と呼んでいるかもしれないし、我々が言うところの人間を表す人種名があるのかもしれん
二足歩行して文明があって言語による意思疎通ができるなら全部人間で種族差=人種差でしかないような感じのやつ
約束された方はたまったもんじゃないけど
ソードワールド2.0では元をたどれば人間で他の種族はそこから派生したものって設定だった
ルーンフォークやハイマンみたいな人工種族も多いしリルドラケンみたいにドラゴンから進化した人型種族もいたはずだが
最初に剣を持ったのが人間なだけで剣の加護の4種族は全部剣産でオリジナルとか特にないんじゃない?
あと人型しているけれど魔物扱いされている奴ら(ゴブリンとか)は、全然違うルーツから擬態や収斂進化した結果なのかも
「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 https://t.co/eHXR449ISE
— 超ジュラルミンおじさん(24) (@ilovegrupan) July 28, 2022
甲殻類の異なる種がそれぞれ独自にカニ化(収斂進化)してるの面白い。
「カニの形は最適解なのか、、」と思ったら脱カニ化してカニを辞めてる奴もいるらしく謎だ。 pic.twitter.com/VdKWzFpxbw
収斂進化みたいなのがあると「我ら誇り高きバードマンを卑しいハーピーと一緒くたにするなど侮辱する気か!」みたいなキレ方もありそうだな
腕2本脚2本翼2枚のバードマン
腕無し脚2本翼2枚のハーピィ
もしかしてハーピィの方が人に近くて、バードマンの方が収斂進化側な可能性あるな?
ゴブスレだとハーピーは鳥人の蛮族を指す呼び名だったな
ゼル達エルフに見えている世界はクオリアレベルで人間と違うんだと思い知らされた
人間と獣人以外はマナが見えてるけど、エルフは特に肉体よりマナを重視しているよね
ミツエさんはカンチャルも低評価だったしメイドリーの母ちゃんもイケるといったゼルに周りはドン引きだった
例えば主に森に住んでるから森人(エルフ)主に山に住んでるのが山人(ドワーフ)
じゃあ人間(ミニア)はどういう由来かと言うと他種族の生息域の”間”に住むから人間
多少差はあるけど知能や身体能力が同じようならその中で一番寿命長い種族が覇権を握るのは当然と言えば当然か
元スレ : ファンタジー世界での人種間の相互認識や扱い