【感想】アニメ『逃げ上手の若君』10話 ド変態扱いされる北条時行に笑う

頼重の性癖が原作よりマシマシになった結果、超若党には冷たい目で見られ、盛高殿は顔を覆って号泣する羽目に…
まぁ若じゃなく頼重ならえぇか(思考放棄)

尊氏の怖さと直義の苦労が増量されていたな

そら原作が全裸勃起射精逃亡稚児だから仕方ない

雫かわいいよ雫（足利パートから目をそらしながら）

若様が変態扱いなんて原作でもあった？

昨日Xで実況見てたら若が巫女装束着るの！？みたいな感想あってその発想は無かった
でも似合いそうだから困る

鰻もこの調理法開発されたの江戸時代じゃなかったっけ
まあ頼重だからだろうけど

直義が来世云々言うのは昔のことわざの「親子は一世、夫婦は二世、主従は三世｣がすでにあったならそこまで変じゃないかもしれない（三世は前世・今生・来世）
尊氏と直義は兄弟だけど、同時に主従でもあるので

神獣の煙草シーン→NG
孫もいる成人男性の亀甲縛り→OK

こんなのおかしーし！

絵の部屋の入り口まで来た直義が
またヤバい絵見させられるんか…と最初は俯いていたが顔を上げると有難い御仏の絵が目に入り
吸い寄せられるように敷居を跨ごうとした瞬間全体図に気づいて凍りつく
という流れが丁寧でいいよね良くない

巫女服はてっきり若が着るものかと…
いやそういうド変態趣味じゃなかったのか（ガッカリ）

天竜川も諏訪まで遡ったら鰻はとれねえんじゃねえかな…と思ったりはした（遠州勢）

なるほど、コレがEDで歌ってた鎌倉スタイルを体現したものなのだな！

室町江戸と違って、鎌倉は唯一創設者の血筋が途中で耐えて皇/族を将軍に迎えてんだよな　やはりド変態幕府と言われても仕方ないのでは？

天下人尊氏「鎌倉幕府を反面教師にするぞ！」
天下人尊氏「まず兄弟仲睦まじく！」
天下人尊氏「帝を尊ぶ！」
天下人尊氏「西国が荒れないように、京に本拠地を置く！」
天下人尊氏「外戚の弊害は、正妻実家の族滅で防ぐ！（頼朝も尊氏も、偶然ながら正妻は北条氏出身）」
天下人尊氏「家督だけでなく、遺産も嫡子単独相続制度に変更！」
天下人尊氏「これで足利幕府は千年安泰やろうなあ」

正直、やろうとしていた方向性は理解できるし、そう間違ってもいないと思うんだよな。
だけど、ことごとく裏目に出たよな。
家康って偉大だと思う。

この時代にも亀甲縛りの原型はあったぞ
しかしやりすぎで苦しんで窒息死したりとかいった事故も発生したんだよ……

こういう俺のような失敗を繰り返して現代の(比較的)安全な縛り方が開発されたので先人へ感謝しよう

まだ最新話見てないけど、直義にシャディクかぁ…
大事な誰かの為に悪名被って犠牲になる枠って製作側見てる気がする…

原作は読んでるけど、人の力が強くなり神の世界が狭まるシーンはなんか涙腺に来たな
発展と共に神秘の浪漫を駆逐してしまった人間の業

先週はこの世に仏は居ないと告げられた時雪と、時雪に御仏を見出した瘴奸
今週は亡くなった武士を悼むお経から始まり、人の世を見守る神霊に気付き、御仏すら喰らいたい尊氏の欲望が見え、人の世から神の力が失われつつある事を語る頼重
上手い構成だ

直義と話してる時の尊氏、テンション上がってるのか小西さんの声がちょっと高めで古川さんと声質近くなってる気がする
その辺も考慮してのキャスティングなのかな

前回）私の仏様←時行を通して御仏の姿を幻視
今回）仏を喰らう禍々しい板壁の画

一体だれが誰を喰らうんですかねえ・・・
満ちるのか、食べれば・・・（戦慄）

「祈祷がガチで信じられていた時代」というのはまさにその通りで

鎌倉幕府創立よりちょっと前の、平家の頃がどうだったか「平家物語」にがっつり表現されてる

ある土地で武士と僧侶がもめたので、僧侶が比叡山に訴えて、比叡山の僧兵が相手の武士の処罰を求めて京へ襲来（強訴）
それを平家の軍勢が押しとどめ、僧兵側は先頭に立ててその威厳で道を開こうとした神輿にも矢が突き立つ大敗を喫し比叡山へ逃げ戻った……その後

「山王七社の大宮と二宮以下、講堂と根本中堂とあらゆる堂舎と、一つ残らず焼き払ってしまい、われら一同、山野に身をひそめようぞ」との内容でした。鎮護国家の祈禱をいっさい止めてしまい、朝廷に一大打撃を与えんと図ったのです。（古川日出男版「平家物語」の表現）

要するに「お祈りをやめてしまうぞ！　それでいいのか！」と迫ったわけで
これが脅しになると『本気で』思っていた時代だったということ

そしてさらに、この脅しを「それはまずい」と当時の朝廷は受け入れてしまったという衝撃の展開が起きる・・・本当に、そういう感覚の時代だったんだよ現代の感覚で判断しちゃいかん