【逃げ若】足利直義がお労しすぎる…

>>1
火の鳥乱世編の犬と猿やん

>>1
江戸寛政３奇人の一人、高山彦九郎は
実家が新田義貞の家臣の家系で
10代で太平記にかぶれまくって上州から京都へ突撃上京し
尊氏の墓を数百回ぶんなぐった、という逆聖地巡礼を敢行した人物であるが

NHKで三谷幸喜の「風雲児たち」がドラマ化された際
この高山彦九郎を演じたのが大河太平記で足利直義役だった高嶋政伸

>>3
兄貴も南朝に下ったのでセーフやぞ

>>8
なんで…？

>>16
愛する弟を一人にはしておけないだろ？

>>20
うーんこれは一心同体

>>16
直義「兄貴と喧嘩してしまった…すいません南朝のみなさん混ぜてください」
尊氏「は？なら俺も南朝いくわよろしく！！！！」
周囲「？？？？？？？？？？？？？」

>>5
尊氏も直義を本気で殺そうとはしてなかっぽいんじゃなかったか
双方の大将が兄弟愛でうだうだしてるから
観応の擾乱がグダったという気も

なお対直冬については

>>6
なので江戸幕府、事あるごとに身内の一門譜代を粛清しまくって、長きに渡る平和を実現するという
やっぱ力を持ち過ぎた一門譜代って、平和の敵なんすね・・・

>>7
史実尊氏のカリスマは戦場で強いから、で分かりやすいんだが。
直義は会話とか社交力でとにかく人に好かれるんだよ。特にスゲーと思ったのが光厳院の記録見て直義は「院の近臣」になってるなってことで。これ武家としては平重盛以来だ。
単に武家の代表としてで無く、人として凄く寵愛されてる。
武家ってのは基本朝廷に疎い、帝とまともな会話も出来ないから「関東申次」なんてのが置かれて権力持ってたりしたのに、直義は持明院統（特に礼儀に煩い派閥）治天の君の院と直に親密な社交出来るスキルがある。コレが凄い。
でもこれだと中間マージン取ってた貴族や近畿地方の武家（朝廷にコネ有りを力としたきた）が困るんだわ。仕事が無くなって。具体的に誰かと言うと道誉。

道誉が執拗に直義排斥やってる理由が良く分かる。
サシで直ぐに院とツーカーやってる直義が異常なんだよ。
兄からも全幅の信頼寄せられてて、道誉と師直が組むはずなんだよな。この魅力が無ければ道誉の活躍の場があって彼の居場所もあったし、無能なら師直も御所巻しないで済んだんだ。
夢窓疎石みたい当代随一の国師号持ちの僧と共同著作本出せる教養と会話力で知的な層からの支持も高い。
実際に擾乱一回目に夢窓疎石は天龍寺に尊氏師直を入れるの拒否してて明確に直義に協力してる。
足利一門は言わずもがな。

あと院や貴族と坊主が即座に仲良くしてる理由として、おそらく直義がとてもルックスがよかったのでは無いかとも推測してる。
アイツらは人の美醜にはシビアでブスと無作法には日記にネチネチ書くのに直義には褒めたことしか書いてないから。
なので神護寺三像は本人だと思う。

>>10
直義には尊氏よりはっきりとした”足利一門支配”構想があったと思われるので、東に元氏、西に直冬、中央に義詮の体制が作りたかったんじゃないかな、と
これ自体は理にかなってる

は？兄嫁がうるさい？北条一門が何言ってんだボケ的な・・・
この漫画じゃ直義を聖人君子の超有能官僚として描くからそのへんぼかしてるけどね

>>12
それで鎌倉公方がどうなったかというと…

>>22
未完成だからしゃーないよ。形だけのものにナタしまったら理念が残らないからね。
直義死後は頑張って仕事したと言われる尊氏だが彼は基本的武人で直義みたいな政治家スキルで周りに未来像を提示して進ませるトーク力は無い。なんか歪な形で固まってしまったんだな。

>>12
徳川が御三家、親藩、譜代、外様と分類したの考えると、直義がやろうとしていた本家の将軍家の義詮、鎌倉に基氏、九州に直冬は理にかなってはいる。
特に九州はその後の荒れ具合考えても武人としての能力の高そうな直冬に期待を寄せたのは有りそう。
道誉だの赤松みたいな外様の扱いもそれはそうなるよなってことだし。毛利や島津が幕府中枢の大老になれるわけがない。

実際に道誉が上手く立ち回って義詮にべったりで幕府に居座ると今度は一門が遠巻きにし立ち行かなくてどうにもならなくなって斯波高経に戻ってもらう交渉になるしな。
義詮の後見に直義が付けばこの事態にはなって無いわけで。

>>10
フィルター外して普通に考えれば戦国お約束の叔父が息子誑かして乗っ取りムーブだろ

>>18
パワーワードすぎる

>>18
いやお前が戦国フィルター外せｗ

>>18
そんな人には尊氏基氏を預けないと思う

>>18
ここで伊勢新九郎の悪口はよせ
若のエンドでつながるかもしれん人だし

>>10
太平記を読んだ最初の印象だと直義は家族への情が深い人なので甥である直冬を放っておけなかったんだと思った
直義が尊氏に勝った時も肉親の情で許したとあるから
逆に1年後には尊氏が勝った時は直義を毒殺するから、家族への情が対照的な兄弟だなと感じた

まぁあとは史実を考えると正室との子供である基氏や他にも女の子も尊氏から養子に貰っている
養子になった順番が分からないけど、基氏→直冬って可能性もある
それなら今までも養子に貰ってたし今回も兄上が育てないなら私が育てますよってなっただけだと思う

>>26
毒殺説を挙げてるのは太平記だけで他は病死
太平記でも「毒殺だという民衆の噂」という表現で毒殺だと作者が断言したわけではない

>>27
直義が没したのが師直の命日だから
何かしら言われるのも仕方ないというか
尊氏も日付けをずらして公にするくらいできただろうに
そのままにしてたのは何かしら言われるだろうと分かってても敢えてそのままにしてたのか
それとももう色々どうでもよくなってたのか

というか応仁の乱で兄の足利義政と争った弟
足利義視も、兄義政が亡くなった数年後
同じ日に亡くなってるんだよな
足利将軍家の弟には命日をあわせないといけない縛りでもあるのか

>>28
幽閉からの急死が怪しすぎる上に、容疑者候補の人達の行動が…
尊氏が死の間際に直義の官位を上げたり、義詮が直義を神にして祀ったりと２人を疑わざるを得ないんだよ
たしかに物証はない
文書に暗殺しましたなんて残すはずがないから史料にもない
でも相当怪しいよ
だから太平記でもそう描かれたんだろう

>>31
尊氏は自分の娘が死んだ時にも官位あげてるし、義詮は祀った上でその隣にわざわざ自分の屋敷を建てて移り住んでるよ。祟りを恐れて祀ったなら、毎日いつでも見える場所に住みたいとは思わんだろ

>>31
＞文書に暗殺しましたなんて残すはずがない

いや書いて構わんのよ、なんなら殺したと明記しても。
この時の弟はもう朝敵認定の出た敵将だから。毒殺どころか、処刑場に引き出して首斬って晒してそれを記録したって外聞が悪いとかない、大義名分のある状況になってる。
師直が死んだのが許せなかったとしても、幽閉するまでもなく普通に処刑できるんだ。こっそり殺す必要がない。

>>31
4代将軍足利義持も弟の義嗣を幽閉・出家に追い込み、遂には殺害するんだけど、義嗣も死後追贈と神格化が行われている
義嗣の称号は「新大蔵宮」であり、直義の「大蔵宮」を先例にしていることは明らかであると『足利尊氏と足利直義 動乱のなかの権威確立』という本に書いてある

少なくとも近い世代の子孫(尊氏のひ孫)は兄の尊氏が弟の直義を殺害し、その鎮魂の為に追贈したり神格化したと考えてたんだと思う

>>43
義持の弟殺害は実行犯の名前やその末路まで記録に残ってるらしいし
それをもって「毒殺説が噂された」レベルの直義の件が
太平記の護良親王のくだりに似てる気はする

４代将軍当時の人たちが
＞兄の尊氏が弟の直義を殺害し、その鎮魂の為に追贈したり神格化したと考えてた
というよりは
義持やその周辺が「初代尊氏の例にならう」という形で先例を強引に作り上げた可能性はあるかと
というか義持の出家してた同母弟に万人恐怖の６代目がいるあたりに足利の因縁の面倒さを感じなくもない

>>27
ていうかあの状況で毒殺する理由ないもんなｗ

>>30
絶対変な勘繰りされるに決まってるもんな
俺が尊氏なら仮に殺す気になったとしても全然違う日にするわ

>>37
実際に直義が病死だったか暗殺されたかは置いといて
その死を知った直冬は「師直の命日と同じ日だった」という事も合わせて
尊氏の仕業だと思っただろうし
その日付そのものが、尊氏から自分への示威だと感じただろうな

「お前の後援者だった直義は死んだ（この手で殺した）ぞ」
「一緒に育ってきた弟すら手にかけた
もともと父子の情がなかったお前に容赦があると思うなよ」
という尊氏からのメッセージだと

>>30
毒殺じゃなくてするなら処刑だよね

>>30
死んだことで戦は激化してるからな。
自分も病死かな？とか思ってたけれど、直前まで行動を共にしていた上杉憲顕は殺された、と思っているみたいだから目に見えて病気では無かったと思うんだよなあ。太平記にも俄に…とあるし。
で、基氏の追悼漢詩を読んでから自殺に傾いている。
「一緒に満月を見た」「気がつくとあなたはふっと居なくなっていて、そのまま会えなくなった」「賢く立派なかた」

>>51
続き「賢く立派なあなたを今でも愛している」
という中々な内容の漢詩なので、これは自殺なのではないかな、と。
となるとそこまで追い詰めたのはやはり尊氏になるので贖罪の念を持つのも分かる。何より世間一般に弟殺しと非難されても一回も弁解して無いんだよね。「俺はやってない！」って。ただ黙して語らず。
ただ尊氏主催で直義三回忌をした時の漢詩には「春に見取った」とあるんだよね。だから謎ではある。

>>27
観応の擾乱二回目では戦場から離れた本陣に引きこもって出てこないまま負けてあっさり降伏するほど無気力になってたけど
この時既に体調を崩していたのではって説も割と説得力がある

>>35
一人息子の如意丸が師直が死ぬ1日前に亡くなってるんだよな
もう何もかもがどうでもいいと思っていたのかも。あと1日早ければ如意丸と同じ命日だったのに

>>26
公暁コースというのもあるしなあ。鉄砲玉になって義詮暗殺！なんて目も当てられない。育てようとしたのは凄く誠意を感じる。なお尊氏よ…

>>11
師直は御所巻やっちまった時点で詰んでたと思うね。
どのみちやってけなくなってた。尊氏は次失敗したら切る予定だったと思うね。あの人は部下には中々シビアだから。

逆にね、御所巻かないで引いてた方が先々は良かったんだよ。直義は非難されて今の名声は無かったのは確実だし、師直復活の芽は充分にあった。
少なくもと族滅と一族再生と永代の悪役は無かっただろうにね。

>>14
様々な資料見て気づいたんだが、尊氏って凄く人間関係がシビアな考え方してるみたいで、その人本人の能力やら関係やらで繋がってるから、居なくなると継続しないんだな。

どういうことかと言うと、母や伯父の憲房には親愛も恩顧もあるから大事だけれど、亡くなった後遺族にはそれが適応されない。母の実家だからとか伯父だからと優遇しないんだ。
師直達もそうだ。死んだらそれまでで代わりに仁木を執事にして師直の所領もさっさと与えてしまう。師直を打出浜でボコボコにした畠山国清を抜擢して基氏の舅にまでする。
だから戦には強くて勝つんだが、どれもこれも政治的には無能ばかりで皆失脚するっていう。

直義は逆、特に伯父の憲房は自分達兄弟を庇って楠木に討たれて晒し首になったのをずーっと引きずって上杉を引き立てようとしてるし、憲顕との手紙にも頻繁に伯父の話題を出して追悼の念を示している。
渋川の遺族とか、中先代で死んだ一門への慰問と引き立てを欠かしてないんだな。だから一門は直義に信頼を寄せる。
兄弟での役割分担が上手くいってたんだ。仲違いが無ければ。

>>36
直義的には「今後も必要な権威なのに、何故大事にできない！」
でしかないんだろうけど
武闘派連中は尊氏が後醍醐帝と対立した時点で
もう尊氏以外はナメラレタラ〇ス！対象になっちゃってるからなあ

「このマニュアル通りに仕事してますということで
役所にも取引先にも承認貰ってるんだから
恰好だけでも守るように！」という事務方トップと
「はぁ？こんな細かい点検票書きしてたら
納期内に終わらねーんだよ！」という現場組の
終わりなき闘争みたいなもんか