漫画やアニメに出てくる『綺麗事を貫くキャラ』教えて

どうしようもない現実があると分かってるうえで青臭い理想を張り通すキャラが好きだから教えてほしい

>>1
本当に好きだわTRIGUNのヴァッシュ・・・最終回めっちゃ感動しちゃよ

正義の中の正義としてお墨付きを頂いている

ロイマスタング本当に好き

>>3
鋼の錬金術師ならエルリック兄弟も当てはまると思う

リアリストな所もあるけどそれでも甘っちょろい理想大好きな剣心

>>4
剣心はあれだけ打ちのめされても薫殿の甘っちょろい綺麗事が好きで最後まで不殺を貫き続けるのは普通にすごい

シンカリオンのハヤト
子供の綺麗事を最後まで貫き通した

Fate/stay nightの衛宮士郎
特にUBWでは、自分の歪さと向き合った上で最期まで理想を貫いた

>>6
Fateルートの士郎も好きなんよな
ラスエピとかずっとセイバーのことを想いながら理想を張り通したのかと思うと泣けてくる

>>6
人間とは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だとラスボスに吐き捨てられボコられても
それでも
正義などこの世にはない、と
現実とは無価値に人が死に続けるものだと
そんな悟ったような諦めが、正しいとは思えない…！と立ち上がれるのは誰がなんと言おうと正義の味方なんよ

ヒロアカのデク
どんな相手でも「君が助けを求める顔してた」と思ったら救おうとする

Dr.STONEの石神千空

冷静な合理主義者だが、それ以上に熱い理想家
地道な努力で道を切り開き、無謀とも思える困難に立ち向かい続ける

>>8
千空好き
合理的な思考と人間的な温かさのバランスが良過ぎる

>>10
アニメ組の千空の人間の可能性を信じる姿勢は百夜という父親がいたお陰という感想がしっくり来た。

アークナイツのアーミヤ
「人々を救うためなら何者にでもなる」
「この大地に生きる全ての人々の為に戦う」
「もし避けられる争いなら、沈黙を守りーーー必要な戦いなら、最後まで戦い抜く。それが、私の行く道です！」
やっぱ我らがCEOなんだわ

>>11
アーミヤの信念を守り支え続けるドクターも良い
他人のための献身を尊び、その末に得られるもの
「得られるのは、より美しい大地───」
「ほんの少しだけでも、良い方向に進んだ未来だ」

「命を懸けるに値する人と思われていないならそれで良い」
「もし値すると思ってくれるのなら、我々のために生きてくれ」

ウルトラマンⅩの大空大地

最前線で戦いつつも、人類と怪獣の共存を目指してる
ウルトラマンエックスの「だが、人間は自分たちに都合のいい生物としか共存しないのだろう？」という手厳しい言葉を、しっかりと受け止めた上で前向きな返答をしている
また侵略者や破壊者、破壊と捕食の意志しかない共存不可能な怪物に対しては、ためらう事なく撃退に向かっており、理想を貫きつつも戦うべき時は戦うというスタンス

ブラッククローバーのアスタ

孤児で魔力が全くないにも関わらず、最強の魔法騎士「魔法帝」を目指して努力してる熱血漢
そこには自分のように生まれの悪い者や魔力のない者の希望になりたいという理想があり、
親友でライバルのユノとの「どちらが魔法帝になるのか勝負」という約束でもある

仮面ライダークウガの五代 雄介

のんきそうに見えるが両親を早くに亡くした影響で笑顔の大切さや儚さを知っており、なによりも人の笑顔を大事にする
本来は暴力を嫌う平和主義者だが、偶然から仮面ライダークウガになり、人の笑顔を守るために戦う事を決意する
自分の言う事が「綺麗事」なのを自覚しており、だからこそ「綺麗事を現実にしたい」という信念を持ってる

>>15
仮面の下で泣きながら拳を振るう姿は本物のヒーローだと思う

>>15
クウガという作品が凄いところは、そんな五代でさえ心が壊れていくハードな世界観を日曜朝八時に真っ向から放送し続けたことだと思う。
最終決戦で>>30が触れたシーンが流れた時は「五代……お前ずっとそんな顔して戦ってたのか……」って観てるこっちも泣いてしまった。

魔王学院の不適合者の主人公アノス様
暴虐の魔王なんて呼ばれてるけどその実「愛」とか「平和」みたいなものが大好きな人
暴虐の魔王って呼ばれてるのも魔族を守るために人間たちとの戦いの最前線で力を振るい続けてた為
最終的に人間と魔族の平和を実現するために自らの命を犠牲にして平和な世界を築き上げた
「理不尽」ってものをとてつもなく嫌っていて、理不尽に他人から虐げられている奴がいれば全力で助けてくれた上で神だろうとなんだろうと喧嘩を売りに行くし、理不尽を他人に押し付ける奴がいれば全力を以て報いを受けさせる
まぁ側から見る分には本人が一番理不尽の権化みたいな性能してるんだけども…

>>17
アノスいいよね。戦争してるのが当たり前な世界でもこの人なら平和を手に入れられるんじゃないかって配下が忠誠誓うのもわかるわ
あと2期8話の滅んだ配下の墓参りのシーンとか普段は泰然としてるアノスがどうしようもない現実に打ちのめされてるのがおいたわしくて正直好き

上条当麻
「とある魔術の禁書目録」
「とある科学の超電磁砲」

目の前で理不尽に踏みつけられてる人がいたら毎回きれいごとを貫いてズタボロになりながらも救い出す男

Re:ゼロから始める異世界生活のエミリア

かつて世界を滅ぼしかけたハーフエルフの嫉妬の魔女に瓜二つの容姿のハーフエルフであるために周囲から差別と迫害を受け、さらに仲間のエルフ全員が氷の中に封印されているため、契約精霊のパック以外にまともな話し相手もいない境遇で育ったが、そうとは思えないくらいに優しい心の持ち主

氷の中に封印された仲間のエルフを開放するためと自分のように理不尽な差別を受ける者をなくすために次の国王を選ぶ王選に参加した
周りからの冷たい対応や過酷な現実に何度も傷つきながらも、主人公のスバルの助けもあって徐々に成長して、パックとの別れも乗り越えて、どんな絶望的な状況でも自分の意志を貫き理想を張り通せる心の強さを身につけた
なお序盤は頑張って冷静な合理主義者のように振舞おうとしていたが、所々で本来のお人好しで天然な部分がにじみ出ていた

>>21
自分を迫害してた人たちまで命がけで守るのは本当に優しいと思う

あの外見で普通に戦闘力が高いのも好き

カードキャプターさくらの木之本桜
どんなピンチの時や辛い時でも「絶対だいじょうぶだよ」という無敵の呪文で自分を奮い立たせる

アニメ化してないけど忍者と極道の総理大臣

>>23
友人殺された相手にこれは器がデカ過ぎる

ウルトラマンZのナツカワ・ハルキ　

幼い頃に怪獣災害で父親を亡くしてるためか、目の前で危機に陥った命は身を挺してでも守ろうとする
体育会系の熱血漢で、意外と礼儀正しいが、思慮の浅い未熟な面もある（特に序盤は）
中盤で、ある出来事がきっかけで苦悩し一時期迷走するが、答えを出して過酷な現実と向き合いながら自分の信念を貫いた

ダイ（ドラゴンクエスト ダイの大冒険）
勇者に憧れていた少年は多くの過酷な現実を経験して、それでも最後まで人間を守り抜いた

葬送のフリーレンのヒンメル
勇者の剣を抜けなかったにも関わらず、勇者になる夢を諦めず、勇者の剣のレプリカで魔王を倒して世界を平和にして「本物の勇者」になった

昔のラノベの主人公でもいいなら、カイルロッド王子
悪の魔法使いムルトによって自分の国の人間を全員石化され、それを元に戻すためにムルトを倒す旅に出るが、次から次へと不幸な目に遭いまくる

穏やかで優しい性格なので、自分よりも周りの人間や親しい人間が傷ついたり死ぬことに悲しみ傷つく
ムルトとの戦いではカイルロッドの大切な人たちを手にかけたムルトへの憎しみから闇落ちしかけるが、最期まで優しさを失わずに、ムルトを倒した後もムルト以上の災厄から周りの人たちを守るために戦い抜いた

>>29
あにまん民が時折この作品を紹介しててすごく嬉しい

アーカードの旦那が抱いてる理想は綺麗事というにはあまりにも血生臭いし、ある意味究極のエゴなんだけど、

「化け物に落ちぶれ果てた自分を打ち倒して人間の高潔さを示して欲しい」

っていう人間讃歌を信じ続けているのが好き。

Helckのヴァミリオ
魔族の帝国の四天王の一人で生真面目で責任感が強く情が厚い性格
炎の使った一対多数の戦いを得意としている

当初は底知れない力を持ち真意の見えない行動をする主人公のヘルクを警戒し、ヘルクのデタラメな強さやそれに対する周囲の緩い対応にツッコミを入れまくっていた
しかし成り行きでヘルクと一緒に旅をすることになり、ヘルクの人柄と悲しい過去を知り、ヘルクを心から信じ、ヘルクの最高の相棒にして理解者になる
最終的には「魔族を守り、ヘルクを犠牲にせず、人間を救う」という大いなる決意をするに至った

その後、何度も衝撃的な真実や絶望的な状況に見舞われるが、ヘルクに対する信頼は一度も揺るがず、ヘルクと人類を救う事も諦めず、どれだけボロボロになってもヘルクを支え続けた

春野ムサシ

人類と怪獣の共存を目標にしている青年。
当初は理想が先行してしまっていたものの、現実の厳しさを思い知らされても絶対に夢をあきらめなかった。

宿敵カオスヘッダーとの最終決戦では、コスモスですら倒すことしか考えていなかった中でただ1人それに意を唱え、見事カオスヘッダーとの和解を実現してみせた。

アマプラに来てるから是非見てほしいスパイダーバース

慎重勇者の竜宮院 聖哉

新米女神リスタルテが救世難度S級の『ゲアブランデ』という世界を救うために召喚した勇者
誰に対しても傍若無人で傲岸不遜な態度を取り、口が悪い毒舌家、仲間の事も荷物持ちや薬草の代わり呼ばわりする
そして病的なまでに慎重で、レベル差がハッキリしてる雑魚モンスターにも本気で攻撃し、敵の遺体の処分にも全力を注ぎ、素のステータスは高めなのに神界に閉じこもって修行し、武器・防具を買う時はスペアのスペアまで購入する等

前半はこの異常な慎重さをギャグ的に描写してるが、じつは彼の慎重さは過去の深い後悔が原因であり、また「自分が負けたら仲間や大勢の人が死ぬ」と理解してるからでもある
仲間を突き放し、一人で戦うのも、仲間が犠牲になるのを何よりも恐れているため
さらに『ゲアブランデ』は最初の村でいきなり魔王軍の四天王の一人が直に襲ってくるような世界で、彼の慎重さがあってなお後半は苦戦が多くなるほど

つまり表面的な態度や言動は最悪だが、実際は過酷な現実に対して綺麗事を貫いてるタイプの主人公

仮面ライダー剣の剣崎一真

幼い頃に火事で両親を亡くしており、2人を救えなかったトラウマから「すべての人を守りたい」という強い想いを持ち、仮面ライダーになったのもそれが理由
第1話から所属組織の壊滅と尊敬していた先輩の裏切りという憂き目に遭い、それ以前も不器用でお人好しな性格故に人に騙されたり裏切られることを何度も経験している
このため序盤は荒れることもあったが、最期まで人を愛し、人を守ることを貫いた

また謎のライダー、仮面ライダーカリスこと相川始と衝突を繰り返しながらも友情を深めていき、始の意外な正体を知っても彼を信じ、始を救うために奔走した

ロード・エルメロイⅡ世（ウェイバー）

魔術師として最底辺の才能しかなく、魔術師の総本山の時計塔でも劣等生だったが、一流の魔術師になる夢と自分の論文を破り捨てた師匠のケイネスへの意趣返しのため、ケイネスに届くはずだった聖遺物を盗んで聖杯戦争に参加した
当初は単なる身の程知らずな面が強かったが、聖杯戦争での様々な経験で精神的に成長し、自分の非才やそれまでの視野の狭さを認め、その上で自分のサーヴァントであるライダーに胸を張って誇れるような魔術師になるという大望を抱き、聖杯戦争後は世界を巡る旅に出た

時計塔に帰還後、聖杯戦争でのケイネスの死に責任を感じ、また自分のように家柄が悪い魔術師にも学ぶ機会を与えるため、ケイネスの担当していた魔術教室を借金をして買い取り、魔術講師となった
魔力の強さこそ最底辺だが、魔術の知識、理解力、分析力は高く、教え方も上手いため、魔術講師としては超一流で、彼の教えを受けた生徒の多くが大成している
しかし彼の望みはあくまで「自分が一流の魔術師」になることなので、自分にはない才能を持つ生徒たちに羨望と嫉妬を抱く日々であるが、同時に彼らの成功を心から祝福もしている

「自分は絶対に魔術師としては大成できない」という現実に何度も打ちのめされながら、それでも諦めることなく夢を追い続けている
また面倒見がよく、どんな問題児や厄介な事情を抱えてる生徒であろうと、一度自分の生徒になったら絶対に見捨てない

主な登場作品
「Fate/Zero」
「ロード・エルメロイⅡ世シリーズ」
「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」
「Fate/Apocrypha」
「氷室の天地」
「Fate/strange Fake」
「Fate/Grand Order」

鬼滅の刃の炭治郎

ある日、突然、鬼に妹の禰豆子以外の家族を皆殺しにされ、禰豆子も鬼にされてしまう
そして鬼殺隊に入り、鬼と戦いながら、禰豆子のために存在するかも不明瞭な「鬼を人間に戻す方法」を探す

とても優しい性格で、鬼も元は人間だったことを重んじ、人に害をなした鬼を倒す事はためらわないが、その最期には悲哀と慈悲を以て接している
また鬼に唆されたとはいえ自分を殺そうとした人間すらも許し情けをかける

物語シリーズの阿良々木暦

やや捻くれた性格の皮肉屋だが、根は重度のお人好しであり、良くも悪くも誰にでも優しい
人間であれ、怪異であれ、助けると決めたら理屈や状況に関係なく手を差し伸べる

仮面ライダー龍騎の城戸真司

お人好しの熱血漢で、自分を騙した人間の無事を喜ぶ程であり、周りからは「バカ」と呼ばれながらも慕われている
偶然からミラーモンスターの存在を知り、ミラーモンスターを倒せる仮面ライダーになる
しかし仮面ライダーが最後の一人になるまで戦わなければならない宿命だと知り、苦悩しながらもライダーの戦いを止めようと足掻く
様々な衝撃の事実や残酷なライダーバトルの中で傷つき続けながらも、最期まで「人を守るために戦う」を貫いた

>>44
戦いの中で他のライダーたちが抱えている事情をしり、自分の綺麗事もまた自分勝手なエゴでしかないと思い知らされて悩み苦しむところは観てて本当に辛くなったし、その葛藤の末にエゴを貫く覚悟を決めたのは格好いい……
……でも世界はあまりに残酷で過酷だったよ。

それでも（多分何百回と繰り返し続けた）その生き様のお陰で、ようやくあの兄妹は地獄から解放されたんだよな。

機動戦士ガンダムSEEDシリーズのキラ・ヤマト

あらゆる方面に飛びぬけた能力を持つが、本来は争いを望まない穏やかな性格
戦争に巻き込まれ、みんなを守るために戦い、親友と敵対したことに苦悩し、他にも様々な残酷な現実に打ちのめされながらも、「それでも『守りたい世界』があるんだ！」と戦い続けた

武装錬金の武藤カズキ
一度死んでも、何度もズタボロになっても、人外になっても、かつての仲間に命を狙われても、それでも「みんなを守るため」に戦った男

パンプキン・シザーズ　アリス・L・マルヴィン

自国を攻撃するテロリストとの交渉にてテロ行為の目的が「自信を取り巻く世界そのものへの復讐」だった
形のない標的を自滅しながら攻撃をつづけるテロリストに対しアリスは自身の名を明かし形のない敵から
血肉を持つ人間として敵対して欲しいと要求する
アリスは「私が正義だ」を回線を通し全世界に宣言しテロリストたちも自国の民として扱うとし平等に裁くと言い放った

望まぬ不死の冒険者のレント・ファイナ

幼い頃のある出来事が理由でミスリル級の冒険者を目指しているが、素質に欠けるため冒険者になって10年間も頑張ったが銅級の下位冒険者にしかなれなかった
さらにタイトル通り、望まぬ形で人外のアンデットに成り果てるが、それでも夢を諦めずに自分がアンデッドになった事を信頼できる一部の人間以外には隠しつつ、ミスリル級の冒険者を目指して戦い続ける

なお実力は低いが、面倒見がよく誠実な人柄から人望は厚い方である
ギルドに二重登録した際はレント・ヴィヴィエと名乗った

魔法少女リリカルなのはシリーズの高町なのは

小学生1年生の頃から優しく正義感が強く、イジメをしていたクラスメイトに怒って取っ組み合いの喧嘩をしている（そして最終的にイジメてた側とイジメられてた側の双方と親友になった）

小学3年生の時に偶然から魔法少女になり、たとえ何度負けてもボロボロになっても一度決めた事は貫き、敵であっても気にかけ、戦いを通じてわかり合った者もいる
その一方で他人を気に掛けるあまり自分の事を顧みない危ういところがある

「困っている人がいて、助けてあげられる力が自分にあるなら、その時は迷っちゃいけないって。これ、うちのお父さんの教え」

アニメじゃないけどゲーム版ピーター大好き
最終盤の断腸の思いで親愛なる隣人を全うする姿は泣いてしまった

いともたやすく行われる十三歳が生きる為のお仕事の陽人
妹を惨殺された復讐に子供の殺し屋と契約して復讐を始めるんだけど
根っからの善人だから、犯人たちへの憎しみを抱えつつも殺す事に良心の呵責で迷いまくったり
そもそも子供が殺し屋をやってちゃ駄目だと、何とか足を洗わせようとする
そんなだから足を引っ張りして、読者からはピュアキト(笑)と半ば愚弄されていたけど
迷い続けながらも最後まで綺麗事を捨てなかったので、終盤は読者からも敬意をもってピュアキトと呼ばれるようになった

　ちょっとスレタイから外れるし、なんならアニメではないからスレチなんだけど、紹介したい作品がこちら。
　マフィアに潜入した警察官ヤンと、警察に潜入したマフィアのラウ。
　ヤンは非道な犯罪界に身を置きながら、自分は警察官なんだと必死に言い聞かせる一方、ラウは真っ当な警察官としての仕事に誇りを見出しマフィアから足抜けしようともがく。
　無法と裏切りが渦巻く無限地獄のような世界で、誰にも言えない秘密を抱えた男たちが、それぞれの綺麗事を取り戻す、又は叶えるため、命懸けの綱渡りを繰り広げるハードボイルドストーリー。

　ヤンとラウはどちらも堅気として真っ当な人生を送りたいと願い、そのために仲間を裏切り、利用し、殺し合う羽目に陥っていく。
　綺麗事を求めれば求めるほど終わらない地獄に堕ちて行く悲しい男の物語

>>57
初めて知ったけど面白そう
香港の作品なんか

>>58
　中国の影響を受ける前の、香港映画最後のきらめきのような名作よ。
　三部作あるけど、一作目のヒットを受けて作った続編だから、１だけみても完成度めちゃ高いし、何より上映時間90分というお手頃な長さだから中弛みがない。

　実写ついでにこちらも紹介したい。
　時代劇「一命」
　モノクロ映画「切腹」のリメイク作。
　貧しさゆえに、妻と子を貧窮から救うために、武士の誇りを捨てて大名屋敷へ金をせびる侍が居た。しかし大名屋敷の高慢な若侍たちはその侍を武士の名折れと責め立て、強引に切腹へと追い込む。
　妻と子は帰らぬ夫を待ち続けたまま死んでしまい、遺された妻の父は、息子の誇りと武士の矜持を貫くため、大名屋敷へたった一人、命を賭した直談判に乗り込んでいく……

　武士の綺麗事とはなんなのか。妻子にわずかな食事をもたらすために刀を売り払い乞食のように土下座をした婿は武士の恥なのか？　それを嘲笑い辱めて死に追いやった若侍たちに義はあるのか？
　真の武士道とはなんなのかを突きつける主人公の眼光が凄まじい時代劇の名作。

いつか天魔の黒ウサギの紅月光

闇に堕ちた弟の日向が両親を殺し、「数年後に月光を悪魔に殺させる」と言い残して去った事で、日向に対抗する為に世界中を回って武術や魔術を磨いていた

自他ともに認める天才で、プライドが高く負けず嫌いで、誰に対しても唯我独尊な態度を貫く俺様キャラ
仲間を奴隷と呼びこき使う一方で、どれだけ恐ろしい存在を前にしようが、絶望的な状況になろうが、絶対に仲間を見捨てず、仲間を守るためならプライドを捨てて土下座もする
前述の日向の一件で心の底では自分の弱さを理解しているが、それでも常に強気で自信に満ちた態度を崩さず、世界の滅亡に関わる事態に巻き込まれても諦めずに仲間を守り抜いた

ちなみに契約悪魔の美雷に恋心を抱かれてる

ワンパンマンの無免ライダー

主人公の「強すぎるヒーロー」であるサイタマと、ある意味で対をなす「あまり強くないが誰よりもヒーローらしい心を持ってるヒーロー」
勝ち目がないとわかりきってる怪人が相手でも民間人を守るためにボロボロになりながらも何度も立ち上がり、結果的にサイタマが来るまでの時間を稼いだことがある
また入院していた病院が怪人に襲撃された際も傷ついた体で囮になり、同じく入院していた他のヒーローの反撃の機会を作ってる

>>61
こういう特別な力なんて持ってない普通の人間が、勝ち目なんて絶対ない戦いに信念と誇りを貫いて立ち向かっていくのが大好きだ。