【感想】 アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』 11話 無重量バトル映像映えがして見てて楽しい【ジョジョ6部】

徐倫「ディスクを手に入れたわ1枚…必ず生き返る…父がそれで蘇生することだけはわかってるの」

男性「サベージガーデン作戦とでも名付けておきましょう」

エンポリオ「一緒に行くといいよ…きっと役に立つ」

エンポリオ「ウェザーリポートが彼の名前だ」

ラング「ジャンピンジャックフラッシュ！！」

ウェザーリポート「ウェザーリポート！！」

徐倫「けど奴はどこ？ディスクと…！」

アナウンス「異常警報発生、通路7B」

警備「はい、そうです…通路7Bです…只今状況を確認しておりまして」

神父「何事が起ったのですか？」

看守「まだわかりません」

看守「7のB通路はただ工場にいくだけのものでして」

看守「火災だとか囚人暴動の可能性はありません、心配はご無用です」

神父「いえ、心配など」

神父「この刑務所も囚人たちも私は信頼しています、ずいぶん騒がしいので余計な好奇心で伺ってみただけで」

看守「この50年この水族館は脱獄成功者は出しておりません」

看守「ましてやこの通路の外は中庭…ここから脱獄しようなんてマヌケはいませんよ」

神父「確かにそうですね」

看守「おまかせを神父様」

神父「それじゃあ」

神父「余計な好奇心でもう一つ…その壁の時計は正確ですか」

看守「ええもちろんです…11時57分」

看守「もうすぐ昼食です」

神父「11時51分…通話先スピードワゴン財団」

神父「いつものお願いがあります」

神父「この外部への電話リスト、通話録音内容を聞きたいのですが女子監房電話番号16」

神父「7分ほど前の会話を」

徐倫「ウェザーリポート…あんたが私に触れたから無重力の支配を受けることになった」

徐倫「どこにも奴の姿はないわ」

徐倫「早くディスクを奪い返さないと」

ウェザーリポート「焦るな…」

ウェザーリポート「この選択場のどこかにいるはずだ…潜んでいる」

ウェザーリポート「中庭はあの扉の向こうにある…君が目指すのはあの扉だ」

ウェザーリポート「扉はロックがかかっているだろう…爆破…その他の方法で開けるしかない」

徐倫「一つ…困ったことがあるのよ」

徐倫「こんな時に申し訳ないけど個人的なことなの…でも結構切羽詰まって困っている」

徐倫「あ、その…」

徐倫「なぜこんな急に起こったかわからないけど…そのどこの誰にだって訪れるのよ」

ウェザーリポート「なんの話をしている…？」

徐倫「だからさ！！」

徐倫「しで始まる下半身関係の言葉！大きい方じゃなくてよかったっていう生理現象のことよ！」

ウェザーリポート「小便がしたいのか？」

徐倫「顔を近づいて言うな…すげえマジなんだよ」

ウェザーリポート「その辺でするしかないな…」

徐倫「畜生…相談するんじゃなかった男なんかに」

ウェザーリポート「俺は今済ませたぜ…この空中にな」

徐倫「ええ？」

ウェザーリポート「無重力であれば体内の血液は」

ウェザーリポート「急に頭部にたくさん集まってくる…普段重力があるから身体の下にある血液がな」

ウェザーリポート「皮膚と骨の間が血液でブヨブヨに膨れている」

ウェザーリポート「ムーンフェイスってやつだ」

ウェザーリポート「だが、頭部に血液が行き過ぎるのは危険だというので腎臓は自動的に血の量を減らそうと活発的に動き始める」

ウェザーリポート「それで利尿作用は動いているんだ、小便で塩分を出して血を薄くさせようとな」

徐倫「ちょっと待って！！」

ウェザーリポート「心配するな」

ウェザーリポート「雲で吸い取ってやるよ」

徐倫「ちょっとこれ！浮いてる！雲からこぼれてるんじゃないの？」

徐倫「ウェザーリポート！血が…！」

徐倫「壁の溝に吸い込まれていく！」

ウェザーリポート「俺もだ…さっきのから血が…！」

徐倫「血が…鼻血が止まらない！！」

ウェザーリポート「苦しいぞ…なんだ…まさか…！」

ウェザーリポート「あれは…！」

ウェザーリポート「徐倫！！」

徐倫「オラ！！オラ！！」

徐倫「私が触れるものは全て無重力になる…」

徐倫「私…扉に床..壁まで触った…つまり…！」

徐倫「部屋そのものが無重力に…！」

徐倫「空気！！」

徐倫「無重力になると空気は留まれない！周りの重力にひかれて逃げていってしまう！」

徐倫「ふさがないと扉を！目張りしないとこのままじゃ窒息してしまうわ！」

ウェザーリポート「違う徐倫、心配しないといけないのはその前に血液が沸騰して死ぬことだ」

ウェザーリポート「真空状態だと血液は熱湯のように沸騰する…無重力なら人間の体は窒息より20秒で血液はカラカラに干からびてしまうらしい」

徐倫「うわあああああ！！」

ラング「弾丸を補給するかな」

ウェザーリポート「撃たれてしまう…」

ウェザーリポート「とにかくどこかに身を隠すんだ」

徐倫「何言ってるの？鼻血がこんなに！」

徐倫「空気を止めないと…！」

ウェザーリポート「ウェザーリポート！」

ウェザーリポート「あまり大きく呼吸をするな」

ウェザーリポート「この部屋の残り少ない空気を集めて」

ウェザーリポート「体のまわりを雲で囲んだだけだ」

徐倫「雲のスーツ！！」

ウェザーリポート「部屋の中は真空に近く酸素はもうこの雲の量しかない…鼻血は止まったようだな」

徐倫「どの程度呼吸は持つの？」

ウェザーリポート「答えたくない質問だが2分程度ってところだ瀕死の雲のスーツだ」

徐倫「その間にあいつを倒さなきゃ」

徐倫「今度は確実に真空に放りだされるってこと？」

ウェザーリポート「そういうことだ」

ウェザーリポート「奴はどこだ？探さないと…このまま何もしないでいても」

ウェザーリポート「奴の攻撃は完了する」

徐倫「鼻血が止まった今1つ気になることがあるの」

ウェザーリポート「いいか徐倫、2分といったが1分かもしれないすぐに奴を見つけないと！既に二酸化炭素が増えている」

徐倫「洗濯カゴが…」

徐倫「浮かんでないのよ」

徐倫「あそこの洗濯カゴ…私はこの部屋のシャッターと壁と床に触ったわ」

徐倫「それで部屋全体が無重力になって色んなものが浮き上がっている」

徐倫「でも何故あの洗濯カゴとドラム缶は浮き上がらず床に引っ付いているの？」

徐倫「それにあの敵よ…」

徐倫「あいつどうやって真空中で呼吸をしているの」

徐倫「奴の血液だってブクブクと沸騰しちまうんじゃないの？」

徐倫「つまり」

徐倫「あれは射程距離なのよ！」

徐倫「この無重力には射程距離がある！部屋全部じゃあなんだわ！」

ウェザーリポート「射程距離が…！？」

徐倫「ここからあの洗濯カゴまでは20m弱！」

徐倫「無重力はここまで！あそこまで行けば普通の空気が間違いなくある！」

徐倫「あんたが行くのよウェザーリポート！あいつはまず真空の外、あんたが空気を手に入れないと奴に近づくことは絶対に不可能」

ウェザーリポート「言う通りかもしれない…あのカゴの外」

徐倫「行ってウェザーリポート！スーツの中の気圧もおかしくなってきたわ」

徐倫「この雲のスーツが飛んでなくなっちまわないうちに！」

ラング「俺の射程距離から逃れられると思うなよ！」

徐倫「撃墜する気だ！」

徐倫「そうはさせない！」

徐倫「ウェザーリポートは私がガードする！」

ウェザーリポート「奴が回り込んでくる」

ウェザーリポート「このまま突っ込む！」

徐倫「オラオラオラオラ！！」

徐倫「もうあと数メートルで空気のところに到着する」

徐倫「そして空気を手に入れたウェザーリポートが」

徐倫「お前を追い詰める！」

ラング「そんなに欲しいなら空気ならあるさ…だが洗濯カゴまでいくまでもない」

ラング「俺の攻撃は」

ラング「俺の攻撃はたった今既に終わったからな」

ラング「弾丸を反射させてあの男を撃墜しようとしたんじゃない…ドラム缶そのものを撃って傷つけたんだ」

ラング「ドラム缶の中に少しは空気があるだろ？真空のせいでパンパンになって」

ラング「はち切れそうな缶の中身が！！」

徐倫「ウェザーリポート！！」

ラング「無重力の方へと戻された…これで奴も終わりだな」

ラング「その動きを止める空気噴出の」

ラング「推進力はもう得られないだろう」

徐倫「ウェザーリポート！！」

ウェザーリポート「駄目だ…このスーツ自体がもう破壊する！」

ウェザーリポート「徐倫！なんてことを！」

ウェザーリポート「戻れ！狙い撃ちされる！」

ウェザーリポート「しかもその推進力だけで空気がなくなる！」

ラング「もの凄い決断の早い女だ…お前自身の体当たりで雲野郎の動きを止め」

ラング「そのまま再び無重力の外に押し出そうというわけか？」

ラング「だが！」

ラング「そのまま行くことはできないがな！」

ラング「わかっているさ…お前のスタンドは強力、俺の回転弾のスピードじゃ弾き飛ばされて防御されるってな」

ラング「そのために備えていたのさ…探してその物陰で捕まえていたのさ」

ラング「結構いたぜ」

徐倫「ネズミ！？生きている！」

徐倫「まさか…！」

徐倫「これは！？」

徐倫「ストーンフリー！そいつを弾き飛ばせ！」

徐倫「見えない！」

ラング「オーケー！我が無重力にここまであがくとは思ってもみなかった」

ラング「だが…」

ラング「もう防御できまい！」

ラング「とどめだ！空条徐倫！」

ラング「これで任務は完了だ！」

ラング「ジャンピンジャックフラッシュ…最高だな！どんな奴だろうと負ける気がしない」

ラング「この刑務所…に入ってよかったここで身につけたこの能力この世で俺にできぬことはないかもしれぬ」

ラング「俺の未来は無敵のバラ色だ！」

ラング「このディスクをホワイトスネイクに渡す」

ラング「奴だってその気になれば倒せるぜ」

ラング「この俺がな！！」

ラング「ん？」

ラング「あっ…！」

徐倫「必ずするだろうと思っていたわ…それを待っていた」

徐倫「補給を」

徐倫「弾丸を装填したその時」

徐倫「糸をなびかせて待ってたわ」

徐倫「そしてそれを私に向かって打ってきた」

ラング「この糸は！？」

ラング「いつの間に？てめえ！！」

徐倫「ストーンフリー！」

ラング「なにいいいいい！？」

ラング「ぐああああああ！」

徐倫「真空をモロに食らったのはお前自身だな…そして」

徐倫「スーツがないから沸騰して血液がなくなるのは私達より早い！」

徐倫「勝ったわ！死ぬのが嫌ならお前はこの無重力を今すぐに解除するしかない！」

ラング「この刑務所に入れられた罪…あの時俺は何回刺したっけ？」

ラング「大学の女教師を刺した時、検事は俺が69回刺したと言っていた」

ラング「あの時の気持ちが」

ラング「久々に湧いてきた！」

ラング「俺に舐めたマネをすることは許さねえ！あの女！」

ラング「オキシドール二酸化マンガンをくわえると」

ラング「化学反応で酸素が発生する！」

ラング「この瓶の中の酸素みてえにどんどん湧いてくるぜ！」

ラング「久々に人をぶっ殺してえっていうあの時の気持ちがよ！」

ラング「食らえ！」

ラング「てめえの小便臭い身体にガラスで墓碑銘を刻み込んでやる！」

ラング「先に血液が爆破するのは空条徐倫！傷ついたてめえの方だ！」

ラング「人を刺して俺は刑務所に入る！」

ラング「おめえを殺して俺は無敵になってここを出ていくんだ！」

ウェザーリポート「やるよ…奴からディスクを取り戻すだけなら…」

ウェザーリポート「十分…使えるだろ？」

徐倫「ウェザーリポート！！」

ラング「なんだと！？」

ラング「やばい…俺の身体も限界だ」

ラング「無重力を解除すれば空気がなだれ込んでくる」

ラング「その衝撃で逃げれるかもしれない！」

ラング「無重力解除だ！！」

ラング「ジャンピンジャックフラッシュ！！」

徐倫「最初に解除すればよかったものの…この風圧に飛ばされ逃げられたかもしれないのに」

徐倫「ストーンフリーとお前の距離が遠いうちに解除していれば…」

徐倫「空気はお前を」

徐倫「私の方に引き戻してくれているぞ！」

徐倫「オラオラオラオラ！！」

徐倫「オラオラオラオラ！！」

徐倫「スピードワゴン財団がくるまであとどれくらい？3分？それとも2分？」

ウェザーリポート「扉の向こうには通路があり」

ウェザーリポート「右側壁には中庭の見える窓がありそして…」

ウェザーリポート「回転ドアのゲートが見える…それが中庭までの経路だ」

ウェザーリポート「ゲートは昼間は出入り自由でそして施錠はされていないが」

ウェザーリポート「次の問題はどうやってこの扉を開けるかだ」

徐倫「看守に開けてもらうわ」

徐倫「こいつの労働許可カードがある」

徐倫「だまして開けさせる」

ウェザーリポート「なるほど…扉が開いたら看守たちを殴り倒し」

ウェザーリポート「無理やり中庭に出るわけか」

ウェザーリポート「いいだろう」

ウェザーリポート「君は脱獄未遂の罪だけでなく多分半年以上は運動さえできない反省独房生活を送ることになる」

徐倫「構わないわ」

徐倫「中庭に行ってスピードワゴン財団の誰かにディスクを渡す」

徐倫「それが私の今の人生の目的よ」

徐倫「シッ」

徐倫「看守がくるわ」

徐倫「ウェザーリポート、ここからは私1人で行くあんたは隠れてて」

徐倫「あんたの負傷は酷いし第一看守がその血を見た途端ゲートを施錠するかも」

ウェザーリポート「確かに…わかった」

神父「どうかしたのか？」

神父「なぜ扉を叩く？」

神父「君か」

ウェザーリポート「君か…だと？」

神父「ラングラー、何故騒いでいる…待て今扉を開く」

神父「男子監に戻るなら」

神父「ラングラー、一緒に礼拝堂によらないかね？」

神父「少し話をしたい」

徐倫「え？看守じゃない？」

徐倫「だ、だれ？」

徐倫「看守でも囚人でもない！」

徐倫「この人の…この服装は！」