【感想】アニメ『かぐや様は告らせたい2期』10話 神回！ 白銀会長のソーラン節ヤバくて吹いた　そして白銀父のCV子安ずるいって！！

ナレ『最近の白銀はかぐやに避けられ続け、大分心を病んでいた』

ナレ『妹も薄々気づいていた。どうやら兄は恋してるっぽいと…』

白銀「あ…おかえり」

圭「ぷいっ…」

ナレ『興味無さげに無視してはいるもの、実際のところツッコミたい気持ちを必死で押さえていた』

ナレ『なぜなら白銀圭は反抗期だからである！！』

白銀「圭ちゃん…！」

白銀「ご飯の時にジュース飲むの駄目だって約束だろ」

白銀&父「モグモグモグモグ…」

白銀「好き嫌いせずピーマンも食えって…」

白銀「もういいのか？もう食べないならご馳走様って言って、茶碗は水に浸けて…」

圭「うっざあああああい！」

ナレ『白銀家！』

ナレ『職業不定の父の元、三軒茶屋徒歩２０分、家賃５万円のアパートで暮らす一家』

ナレ『母の出奔や工場経営の失敗など、多くの問題を乗り越えてきた白銀家』

ナレ『だが、過保護な兄が自分を子供扱いしているのだと感じ始め…』

ナレ『妹は兄に刺々しい態度を取り…』

ナレ『兄は生意気な妹を更に強くたしなめる』

ナレ『ディスコミュニケーションスパイラルの完成である！』

ナレ『そんな中、発生した超興味深い話。妹としては絶対に聞き出したい！』

ナレ『だが、ここでガツガツいけば…』

圭「なにそれ！？詳しく教えてよ～！私の姉になる人かもでしょ～！」

圭「おにぃ！おにぃ！おにぃ！おにぃ！おにぃ！」」

ナレ『…まるでブラコン！』

ナレ『それは圭にとって、とても恥ずかしいことだった！』

ナレ『いかに恥ずかしくない方法で兄の恋バナを引き出すか…』

ナレ『そのことに優秀な頭脳を巡らせる！』

圭「え…？なにこれ…』

圭「花占い？キモいんですけど…？」

ナレ『罵倒風質問！』

圭「失恋でもした？どう振られたのか聞かせてよ？」

白銀「うるせぇ、ほっとけ」

圭「クッ…」

白銀父「颯爽退勤」

圭「パパ…」 

白銀「お帰り…」 

白銀父「おーう」

白銀父「…って何これ。花占い？」

白銀父「御行、好きな奴でもできたのか？」

白銀「いや、別にそんなんじゃ…」

白銀父「まあ、聞かせてみろ。息子の悩みを聞くのもパパとしての活動だ」

白銀父「略してパパ活だな」 

白銀「それ、意味ちげぇから二度と使うなよ」

白銀「じゃあ、話すけど…」

白銀「いい感じかもって思ってた女子が、最近俺を避けるようになって…。だけど、他の男子と普通に仲良く話とかしてて…」

白銀「嫌われたのか何なのか…。向こうの気持ちがわからなくて…」

白銀「…ってなに？その顔」

白銀父「本場の恋バナ…。想像以上にキツくて」

白銀「馬鹿にしてんのなら、もうこの話はやめる！」 

白銀父「まあ待て」

白銀父「俺も妻に７年以上避けられてて…」

白銀父「多分年下の男と仲良くされてるし、お前の気持ちはわかる」 

白銀「レベルが桁違いの話しないでくれる！？」

白銀「もう観念して離婚届に判おせよ！」 

白銀父「残念ながら、俺はまだ妻に未練がある」

白銀父「そういえば、今度体育祭があるんだろ？」

白銀父「いいか御行、かけっこが速い男子はモテる」

白銀父「アピールチャンスだぞ」 

白銀「小学生の話だろ！」

白銀「もういい！誰も俺の気持ちなんてわかりゃしねーんだ！」

圭「待って、おにぃ」

圭「いい感じだった女の子に避けられるのは、好き避けの可能性もあるから」

白銀「どういう事だ？」 

圭「だから、本当は普通に話がしたいのに、気恥ずかしくて出来ないなんてよくある話でしょ」

圭「もうちょっと待ってあげなよ」

白銀「よくある話か…。参考にさせてもらうわ」

圭「別に…」

圭「私、お風呂…」

圭「ふぅ…」

圭「結局、誰との話だったんだろ…」

白銀「！」

白銀「…」

かぐや「…」

かぐや「会長…」

かぐや「生徒会室までご一緒しても？」

白銀「ああ、もちろん」

ナレ『本日の勝敗 白銀の勝利』

『♪～』

白銀「どっこしょ～！どっこいしょ～！」

白銀「ソーラン！ソーラン！」

白銀「どっこいしょ～どっこいしょ～！」

『♪～』

白銀「ハッ…！」

白銀「良い仕上がりだろ？」

藤原「うそつきーーー！！」

藤原「また私に嘘を！嘘をつきましたね！」

藤原「会長のは踊りじゃありません！太鼓の音に合わせて、もがき苦しむ人です！こっちはエクソシストの気分でしたよ！！」

ナレ『ソーラン節！』

ナレ『体育祭で白銀たち２年生はソーラン節を踊ることになった』

ナレ『自信満々の白銀。それを見て逆に不安になった。』

ナレ『結果、悪夢であった！』

ナレ『そして、毎度の如く特訓と相成った訳である』

『♪～』

白銀「はっ…！」

白銀「どう？」

藤原「まだまだです！会長の踊りは見本を真似してるだけで、表現ではないんです」

藤原「いいですか？ソーラン節に込められた大漁への願い…」

藤原「海に生きる男たちの美しさ…」

藤原「食われまいとする魚の気持ち…」

藤原「そして何より、『引っ張られる綱の気持ち』を理解！」 

白銀「わかんねーよ！」

藤原「そんな事もわからないんじゃプロのダンサーにはなれませんよ！」 

白銀「なんでいつの間に目標がプロになってるんだよ！」

白銀「そこそこ形になってれば…」

藤原「そこそこ…？」

藤原「あー！もう限界です！！」

藤原「毎度毎度なんで私がっ、会長みたいなポンコツのお世話しなきゃなんですか！」

藤原「本当にもうやりませんからっ！何かあっても私を頼らないでくださいね！！」

藤原「ギャーーーー！！」

白銀（はぁ…。毎回大分負担を掛けていたからな。藤原に頼らずなんとかしてみよう）

白銀（綱の気持ち…。引っ張られる気持ち…）

かぐや「会長」

かぐや「ソーラン節の練習ですか？」

かぐや「私、踊りなら少しだけ教えられますよ？」

かぐや（ボディタッチで会長を…）

白銀「四宮が？」 

かぐや「ええ」

かぐや「例えば、どっこいしょの部分ですが…」

かぐや「こう胸は張って…」

かぐや「腰はここまで落とした方が恰好の良い形になります」

白銀「なるほど…」

かぐや「あとは…」

藤原「え？（笑）」

藤原「ちょっとちょっと～～、ん～～？」

藤原「教わってるの～？踊りを～～？」

藤原「あ～～～、かぐやさん舞踏やってましたもんね～」

藤原「よーいしょっと～～」

藤原「さ…続きをどうぞ…」

白銀「藤原…もしかして怒ってる？」

藤原「何をですかー。むしろこんな直ぐ代わりを用意する切り替えの速さには感服すらしています」

藤原「続きをどうぞ…」

かぐや「踊りは美しい動きを美しく繋げてゆくものです」

かぐや「一つ一つの所作を丁寧に…」

藤原「わかってないなぁ…」

かぐや「藤原さん、何か言いましたか？」 

藤原「いえ別にー」

かぐや「指先の形、目線…。見本の形を忠実に真似すれば…」

藤原「真似でいいんだぁ～…ふぅ～～ん」

かぐや「なんですか…私の教え方に何か文句でもあるんですか？」 

藤原「いえいえ」

藤原「まあソーラン節って青臭さも味になるんですよ。それすら完コピっていうのはどうなのかなぁって」

藤原「魂込めなきゃ違うんじゃないかなーって」

かぐや「魂なんて曖昧なものは不要です。正しい振り付けを効率よく体に覚えさせる事が大事なんです」

かぐや「踊る側の意図や表現はどうせ理解されません。忠実に動いておけば観客なんて勝手に感動してくれるものなんです」

藤原「ちがうぅぅーーー！」

藤原「質や見栄えは大事だけれど、愛のない表現は結局、皆を不幸にするの！」

藤原「表現の楽しさを教えなきゃ会長の為にならないですっ！」

藤原「会長は私が育てます！」

かぐや「訳のわからない事を言わないで！」

藤原「会長はやれません」 

かぐや「そうはさせません」

藤原「会長を取らないでー！」

かぐや「貴方のものじゃないでしょー！」

ナレ『名奉行・大岡越前は我こそは母と主張する二人に綱引きをさせた…』

ナレ『そして、痛がる子供を案じ、手を放した者こそ親に相応しいと裁きを下した…』

ナレ『それはそうと、この二人は手を放す気配は少しもなかった！！』

白銀「痛い痛い痛い！放せ～～！！」

かぐや・藤原「はっ…！」

白銀「これはっ…！網の気持ち！！」

白銀「ソーラン！ソーラン！」

藤原「これですー！」 

かぐや「なんて素敵なソーラン節！！」

ナレ『本日の勝敗 白銀の勝利！引っ張られる網の気持ちを理解した！』

藤原「そーらん！そーらん！そーらん！そーらん！」

大仏（風紀委員の大仏こばちです。大仏と書いて『おさらぎ』と読みます。是非覚えてくださいね）

大仏（風紀委員は清く正しい学園生活のサポートを目標としています）

大仏（主な仕事は校則違反の取り締まりです）

大仏（しかし…）

藤原「あ、ミコちゃん！」

藤原「風紀委員が現れました！１３以上なら回避成功です！」 

マッキー先ハイ「おらぁ！」

藤原「やった１４！風紀委員、回避成功！」

TG部「わーい！わーい！」

ミコ「回避していません」

ミコ「テーブルゲーム部の皆さんは何をしてるんですか？」 

マッキー先ハイ「はぁ？見てわかんない？」

マッキー先ハイ「秀知院TRPGだよ。皆の為に旧校舎に眠るエンシェントドラゴンを倒そうと頑張ってるんだからむしろ応援してよ」

大仏（こういう規則を超越した存在が、一番困ります）

ミコ「よくわかりませんが、周囲の迷惑にならないように…」

ギガ子「ようし、時空移転カプセルを使用！」

藤原「なぁ！失敗っ！！」

藤原「埼玉が消滅してしまいました！」 

ギガ子「ひぃぃぃ！」

石上「騒がしいなぁ」

石上「藤原先輩は常識ってものが足りない」

ミコ「オマエが言うな」

石上「残念だけどゲーム機の没収は出来ない。ここは生徒会室の真下。OB会の所有してる土地であり、校則の治外法権地帯だ」

ミコ「あーそう。なら、そこを一歩でも出れば没収していいのね」 

石上「あ…」

大仏（ミコちゃんと石上は犬猿の仲…）

大仏（というとどこか絆めいたニュアンスがあるので訂正します。本気で普通に仲が悪いです）

生徒「あいつも懲りないよね」

生徒「話し相手いないから伊井野に構って欲しくてやってるんだって」

生徒「うわっ、気持ちわる」

大仏（石上は1年の女子に全力で嫌われている）

大仏（中学3年生の時、石上は意中の女子にストーカー行為を働いた上、彼女が付き合ってる男子に暴行した。と言われている）

大仏（この事件について石上からの弁明が全く無かった。結果的に石上は停学。その女子は転校し、弔い合戦と言わんばかりの石上への攻撃は続いている）

大仏（なのに…）

小野寺「あんたさ、よく平気な顔して学校来れるよね」

小野寺「あんだけの事したら普通…」

石上「平気なように見える？」

大仏（私が見てきた石上優という人間は、不器用ながらも理不尽を嫌う人間だ）

大仏（ミコちゃんと石上は似ている） 

ミコ「石上を高等部に進学させないのは横暴すぎる判断ではないでしょうか！」

ミコ「風紀委員長として正式に抗議いたします！」

校長「面白ソウナ、話シテマスネ」

校長「ドゥシタノカナ？」

大仏（本当にとても仲が悪いけど）

風野「よーし！休憩！」 

大仏「団長…、一年の石上ですが…」

風野「ん？」

大仏「遊び半分で応援団入ったわけじゃないと思うので…」 

風野「言われなくても見てりゃわかるって！」

つばめ「大丈夫、任せておいて！」

大仏（と、まあ清く正しい学園生活をサポートするのが、風紀委員の仕事というわけなのです）

『ソーラン節 ♪～』

白銀（足の速さは新聞配達で鍛えている。そしてソーラン節もマスター）

白銀（今日の俺に隙は無い！）

白銀（恥をかくような事は何も…）

白銀父「いいぞー、みゆきー」

白銀（ん？）

白銀（俺の体育祭、終わった…）

アナウンス『2年生のソーラン節でした』

白銀「父さん、なんでいるの？」 

白銀父「え？」

白銀父「暇だったから」 

白銀（この職業不定…！）

白銀「もしかして踊り撮ってたの？」 

白銀父「おう。なかなか綺麗に撮れてるぞ」

白銀「ふ、ふぅん…。父親らしい事も…」

白銀「てめぇこらあぁぁ！！」

藤原父「待ってくれ。彼は私の娘を取るのに協力してくれたんだよ」 

白銀「娘…？」

白銀「ということは、藤原書記のお父様ですか。初めまして、僕は生徒会長の白銀御行と申します」

藤原父「藤原大地です。よろしく」

藤原父「礼儀正しく、しっかりしてなさる。良い育て方をされたのでしょうなぁ」 

白銀父「いえとんでもない。最近なってようやく毛が生え…」

白銀「あ、四宮…」

白銀（四宮と親父を合わせては駄目だ。絶対ロクな事にならん！）

白銀「なぁ知ってるか？うちの購買のカレーパンは絶品なんだぜ？」

白銀父「ほう、滅多に来れない場所だしな。折角だから試してみるか」

白銀「よっしゃ！」

ミコ「いけー」

藤原「フレー」

白銀「あーかぐーみ！」

かぐや（なんで私だけ…）

柏木「白組がんばれー！」

柏木「がんばってー！」

かぐや（私も会長を応援したい…）

かぐや「会長！頑張れー！」

かぐや「はやい！はやい！」

かぐや「すごい！」

白銀父「あいつが生徒会長ねぇ…」

白銀父「器じゃないだろうに、どうせボロ出さないように必死にやってんだろう。ハァ…」

かぐや「聞き捨てなりませんね。白銀会長はこの学園の代表として相応しい立派な方です！」

かぐや「私は生徒会副会長 四宮かぐやです。貴方より会長のことは判っています」

白銀父「四宮…」

白銀父「ああ、そういうことか」

白銀父「ふむ、ならば四宮さん、白銀御行がどういう人間か私に教えてくれないか？」

かぐや「わかりました」

かぐや「会長は学年一の成績で…」

白銀父「それしか能がないんだろう」

かぐや「選挙で選ばれた生徒会長で…」 

白銀父「立候補者は高々数名だろう」

かぐや「目元もキリっとしていて…」

白銀父「親の遺伝子が良かったんだな」

かぐや「とにかく会長は素敵な人なんですっ！！なんでわからないの！？」 

白銀父「いいリアクションをする子だな」

白銀父「だが、その程度の話は私も知っている。四宮かぐやにとって彼はどういう存在なのかい？」

かぐや「私にとってどういう存在か…」

かぐや「私、この世にいい人なんていないと思っていたんです」

かぐや「だから会長が良い人ぶる度に、心の奥底にあるであろう醜い企てをあぶり出してやろうと思っていたんです」

かぐや「でも、それはいつまで経っても見つけられなくて…。そのうち根負けして、会長みたいなタイプも世の中にはいるんだと認めたんです」

かぐや「そしたら、世の中意外と打算無しに動いてる事も多いと気づき始めて…」

かぐや「見える景色が、少しだけ変わったんです」

かぐや「だから、会長には感謝しているんです」

かぐや「彼を、そう育ててくれたご両親にお礼を申し上げたい程…」

白銀父「ほう…」

白銀父「御行のことを恋愛対象として好きなのか？」

かぐや「ぇ！？なんでそんな事を見ず知らずの人に言わなきゃいけないんですかっ！？」

白銀父「私がとても知りたいからだ」

白銀父「好きか嫌いかで言ったらどっちだ？」

白銀父「将来的に結婚したいとか思うのか？」

白銀父「ねぇねぇ」

かぐや「そんな恥ずかしいこと言える訳ないでしょう！！」

白銀父「それ、もう言ってるようなものとは思わないのか？」

かぐや「もうっ！何なんですか、貴方！」

白銀「…まだ居たのかよ。…ん？四宮…！」

かぐや「会長…そちらの方とお知り合いですか…？」

白銀「えっと…知らない人だよ…」

白銀父「どうも。御行パパです」

かぐや「～～～～～～～～！」

かぐや「もしかして全てご承知の上で…？」 

白銀父「当然だろ」

かぐや「会長…」

かぐや「御茶目で愉快なお父様ですね」 

白銀「そ…う…」

白銀（おやじぃぃぃぃぃ！四宮に何をしたぁぁぁぁぁー！！）

生徒「がんばって！団長！」 

生徒「いけ―！風野！」

風野「石上！お前、なかなか速いな！」 

石上「どうも…」

つばめ「団長も石上くんもがんばれー！」

大仏「がんばれー！」