【ゴールデンカムイ】鶴見篤四郎という複雑な魅力を持つ魔性の男

みんな大好き鶴見さんについて語りましょう

どんな狂人も受け入れてパーフェクトコミュニケーション取れる器の大きさ好き

>>2
流石に少年宇佐美とかいう不可視の核地雷までは読み切れなかった……

>>19
頭の回転が早くて行動力もあるからピンチも回避しちゃうしアドリブで何とかなっちゃう
でも結局上官に睨まれて左遷される

色々しでかしてるけど宇佐美も愛されてよかったね

>>19
全部読んでから振り返るとあいつのせいで中尉の人生設計や思想すっごい狂ってるな…ってなる
ファンに高くついた安い駒と言われるだけのことはある

多面性の塊よね
漫画の悪役の中で1番好き

フィーナとオリガの骨を最後に見送る顔が絶妙すぎる

問題児ばかり集めて振り回されてるけど何だかんだで皆んな愛してる

狂人を理解できるけど自分は狂いきれないのが悲しくて好き

とにかく神がかって顔が良さ過ぎて
そりゃ宇佐美もああなるわって思う

>>7
30巻表紙でヒエっとなったわ
まさに美形

最後までほぼ何考えてるか開示されずに読者の感じ方にお任せしますってされた
本当に鶴見中尉を理解してるのは一番のファンの作者だけ！

野田先生が実写のキャスティングで玉木宏さんを希望してたんだよね。
作者の中で三次元の鶴見中尉の顔面力は玉木宏さんってことなんだな

>>9
玉木中尉のお顔を見るたびに宇佐美の気持ちがわかりすぎて困る…になってる

>>23
実写の玉木鶴見中尉殿は白馬に乗った王子様だよね
あんなの誑されちゃうよ
欠け後でも美しい

鶴見中尉の幼少期から軍に入るまで知りたい
あの時代にピアノでベートーベンピアノソナタ弾けるって誰にどこで習ったの？

>>10
気になるよね
ピアノ弾けるとはもしやどこかの良い御家のご子息??もしや妾腹とか?
などと思ってたら本編で特に明かされなかった謎
人たらし能力も天性のもありそうだけど成長過程でなんかあったかもしれん…

>>73
奥田中将によれば家は長岡藩の名門士族だそうだから良い御家のご子息ではある

>>75
ド忘れしてたありがとう
新潟出身で戊辰戦争であれやこれやあったんだろうな鶴見中尉親御さん

全てを持っているのに運だけは恵まれなかった男だと思う
生まれから何からハードモード過ぎるわ

ステータスが生命力に特化してるんだと思う
何度も戦争経験して、あの時代に80歳くらいまで生きてるし

サイン色紙の老鶴見篤四郎が品がありつつも目力強くギラギラしてて生涯現役感あって大好き

こんだけ大立ち回りしても「中尉」というのが味わい深い

なんかそこらへんシビアだよね金カム

>>15
戦場で部下たちと一緒に戦うのが中尉くらいの階級なのかね
鶴見中尉いつも先頭にたって戦ってるしな

>>16
日露戦争だと実際は左官クラスでも兵卒と共に前線で戦って負傷や戦死してるけど
ただ新兵を育てたり普段から兵卒や下士官と交流しやすいのが少尉か中尉
鶴見中尉は情報将校なので普通の中尉とは違うかもだけど

>>18
情報将校だったのでお給料は少佐並にもらってたかもって野田先生のインタビュー記事で言ってたね

>>15
宇佐美が陸軍将校の息子殺した件がなけりゃもうちょい階級上だったんかな？

ケガする前の自分の美しさを自覚していながら謎汁を垂らして「ますます男前になったと思いませんか？」ってジョーク飛ばすのすごいわ
自分の本質は内面にあると心の底から理解してて目的に直進するのは躊躇わず顔の皮をはいだウイルクと似てる

二人への祈りは道端に咲く花のようなもの！
道は逸らさない！

なぜ花が道のど真ん中に…？

>>20
鶴見中尉の人生にはその個人的な弔いに徹するルートもあったってことでは？
選ばなかっただけで

>>20
道は逸らさないけどわき見はしてるよね

>>40
それだけ愛が篤いんだろ
「篤」四郎だけに

>>20
それは道を逸らさないって例えの絵でしょ
後のページで道の脇に花が咲いてる絵があったはずだよ

個人的な感覚だけど、どこまで行っても強欲な男だったんだなって感じはする
家族も第7師団も金塊戦争で出会った利用できる人たちも大切な存在だし、金塊や北海道の広大な土地を手に入れて部下とその家族のために国を作りたいのも本心だし、家族の命を奪ったウイルクに対する復讐もしたい。
それらを全部達成しようとしたから鶴見は負けたのかなぁとは思う。

>>25
全てを手に入れるって言葉が本心なんだろうな

たぶんそれができる能力はあるんだろうけどね
色んな邪魔もあったけど最終的に杉元に阻まれた…

>>27
思い返してみれば杉本は旧友との約束はあれどかつて愛した女に対する執着はないんだよね。
アシリパさんもウイルクの顛末を知っても、レタラと別れても、ショックは受けたとはいえ引っ張られる人ではなかった
なんだったら白石、谷垣等の杉本陣営の生き残りって全員過去に対する執着はあんまないんだよね
そこらへん鶴見中尉と対極になってるいるし、だから鶴見は金塊戦争に負けたのかもね

>>27
本当に「負けるつもりはない」だったんだろうな
実は鶴見は大事なところは甘い嘘ではなく本音言ってると思う

>>25
「キョロキョロばっかりしてる人」という尾形評が結局かなり本質をついてたよな
全てを手に入れたいばかりに視線が定まらない

強欲＝私欲ではないんだよな
難しいところだ…好きだ…

キロちゃんが唐突にデブ女とか言い出したりソフィアがウンコ連発するの、あれ元々長谷川さんが教えた単語だと思うとじわじわくる

ひとつだけ言えることは鶴見＝悪役ではないと思うんだ
あくまでも主人公とは信念の異なる敵役というか、悪役ではないというか…わかってくれ

>>31
いや悪役ではあるやろ
悪人とは言い切れないだけで

>>179
個々人の言葉の定義によってズレがあるんやろうけど主人公と対立する立場という意味では確かに悪役だな
しかし私利私欲のため悪事を働く人間ではないという意味では悪役ではないな
本質はあくまで公的な利益のために自らの身を犠牲にするような人物だと思う

>>179
個人的にゴールデンカムイ自体が単純に正義とか善悪では括れない話だと思ってるので鶴見に限らず「悪役」はいないという認識

>>184
みんな人様の金塊を勝手に奪い合って殺し合ってる連中でしかないからな。全員悪人
大義名分を持てるのはあくまで軍の命令で動いてる菊田さん、金塊を得る権利がギリギリあると言えるアシリパさん（それでもアチャの所業を考えるとアウト寄り）くらいじゃないか

>>184
正義や善悪で括れない以前に鶴見は鶴見のせいで起こった巻き添え被害がデカすぎる
網走監獄全滅と函館戦～暴走列車で部下じゃない金塊に無関係な兵士死なせまくったの完全に悪では
特に網走では漫画的にも月島視点でも悪役として描写されてたし擁護テンプレの「事情があった」でそういうのなかった事にされるのはファンとしてつらい

鶴見篤四郎と言う人間が明かされていくにつれてどんどん引き摺り下ろされてくのは見事な構成だった

宇佐美に関してはどうすれば良かったんだろうね
１宇佐美を口封じして智春の死は自分と関係のないものだったと偽装する
２宇佐美を警察に引き渡す
３その場では宥めて日露戦争のどさくさで始末する
せめて３で損切りしていれば…

>>37
鶴見中尉は子どもは殺せないだろうし一度自分の懐に入れた人は愛しちゃう人なので結局原作ルートになると思うよ

札幌で語った嫁と子の墓を日本の下へって願いはあるがあくまで過程であり同志たちのために国家を作ろうとしてますが多少月島を魅了させるために含みをいれただけでだいたい本当なんだろうな

大体の場面で本音をそのまま語ってるのに
部下にすら信じてもらえないのは自業自得だけど可哀想

恐ろしいのは金塊争奪戦が鶴見篤四郎の人生の一場面でしかないところだよ
人生の折り返し地点がちょうど原作時点であと世界大戦2回経験する間にまた挫折と復活を繰り返す
七転八起な人生

尾形の言ってた通り何にでもフルスイングすぎて振り回されてる側からしたら不信感持つという

鶴見中尉は本当のことを口にするときは相手の目をまっすぐ見ている印象がある
だから月島に言った戦友だからも鯉登に言った負けるつもりはないも本音なんだろうね

多面性の塊だけど信念はぶれない意志の人
魅力あり過ぎてそりゃみんな落ちるわ

一人称が「俺」だったのがすごく驚いた
この人の性格と立ち位置なら普通「私」だと思うよね
ギャップがあってカッコイイ

白い芥子の花が似合うよね

めっちゃいい匂いしそう
鶴見中尉の香水は最初ダンディな香りなんだけどだんだん甘〜くなるんだよ、甘い嘘かな

目的のためには何でもするし嘘も平気でつくけど
性格的に面倒見がいいというかサービス精神が豊富なのかなと思う
だから一度懐に入れた相手には甘いというか望まれれば共犯者にもなっちゃうし利己的な上官にも理想的な上官にもなる
でも一度懐疑的な目で見ると寄り道しすぎてどこに向かっているのか分からない
鶴見自身はどんなに寄り道してもちゃんと目的地へ向かってるのに中々伝わらない

>>52
そう言えば正統派のサディストって感じする
サービス精神旺盛で愛情たっぷりな相手が望む事してくれる正しいサディスト

>>53
一見酷いことをしていても相手に苦痛を与えることに喜びを感じるタイプではないからサディストじゃないだろ

部下の失敗はあまり厳しく叱らないし現場主義で自ら動く人だから理想の上司ではあるのよね
あの時代だと鉄拳制裁とか普通にありそうなのにね

試さずにはいられない性格を直せばパーフェクト

実写は分かりやすく敵役っぽく表現されてる感じがする

ダンディって言葉はこの人の為にあるってくらいかっこいい

愛を試さなくてもまっすぐに向き合えば普通に部下達に慕われる性格と能力と実績を持ち合わせていたのに
それでも試しちゃうのが鶴見の悲しさというか
誰よりも鶴見自身が自分の能力を一番過小評価していたのかも

>>60
フィーナとオリガの死が起因の悪癖だしスパイ活動中のことだから誰にも相談できず再現して答え合わせするしかないのが悲しいよね

連載中に出版されたファンブックに人物相関図があるけど、最終回後は鶴見周辺に変化はあるのだろうか
特に愛ですメンバーと鶴見との相互の認識など

鶴見→月島　信頼
月島→鶴見　上官
鯉登→鶴見　心酔、鶴見中尉殿！！
宇佐美→鶴見　頭が沸騰しちゃう、鶴見中尉殿…

人物相関図はこんな感じか
鯉登→鶴見は確実に変わるだろうね
その他は尾形が追加されて月島→鶴見は変わるかもってくらいかな

愛メンから鶴見への矢印には多少の変化はあっても鶴見から愛メンへの矢印は最終回後もあまり変化なさそう?

>>64
鶴見から離脱しても鶴見からの愛は減ってないんじゃないかな？

尾形はもともとあれだし鯉登も月島も鶴見を嫌って離れたわけじゃないからまだ予測はつくが
死んだ後の顔がコミックで不服そうな表情に書き換えられた宇佐美が一番わからん

>>66
えっ修正されてるの？
コミックスでしか見たことなかったから、そういうの気になるな

>>78
本誌はこんな感じ

>>80
聖母子像そのもの

智春を殺めた宇佐美の激情に鶴見は心を奪われて鶴見のその後の行動にも影響与えたので、宇佐美と鶴見は１番の関係になれたかも知れないな

>>86
部下と上官を遥かに越え転生しても一緒になれそうな強い結び付きはあったと思う
お互いの分身のような

鶴見本人が愛です各メンバーから自分へ向けられていた矢印をどう捉えていたのか気になる
ヒエラルキーとかあったのか
それぞれを時には軽く捉えてあしらってるように思える時もあったし真摯に受け止めてるようにも見えることもあった

宇佐美は鶴見の一番になることに執着していたがあくまで駒止まりで戦友になることを願ってはいなかったと思う
ので
宇佐美→尾形
宇佐美→月島
の競争心にも隔たりあるな

鶴見の愛を父性愛とするなら
愛ですの4人はみんなそれぞれ違った形で親離れしたのかなって思う時がある

>>69
鶴見視点では父性愛かそれに近い物だったかも知れないが、鶴見を父とみなし理想の父親像を求めていたメンバーは誰一人いなかったような…

基本的に登場人物は私利私欲で動いてるけど、滅私の度合いが一番大きいのが鶴見なんだよな

「個人的な弔いで本来の道を逸らすことはないがキョロキョロしてしまう人」っていう死神の中に見え隠れする人間味がめっちゃ好き 迷わず権利書を掴みつつ悲しい顔で妻子の骨を目で追うシーンは作者天才だと思った

>>72
語らず説明せずとも漫画力で表現して人間性伝えるのすごいよね！

あの場面を第7師団の面々が誰も見てないのも味わい深い

鶴見中尉からの愛は父性愛っていう人多いけど自分は上官や戦友としての愛（いろんな事情でねじ曲がってはいるけど）だと思うな
その愛をねじ曲げずまっすぐに表す成長後の鯉登少尉が対比になってると思うので父性愛だと対比の構図がゆがむ気がする

>>76
上官や戦友的な要素も強いよね
個人的には両方だと思ってる

鶴見中尉は聖母マリアの位置にいることも多いので父母性両方あるのかなーって思ってる

長岡藩は北越戦争で酷い目にあったらしいから実家はその時に没落してるのかもしれない
でもピアノを習わせるくらいの財力はあったみたいなのが謎なのよ
藩主以外で裕福そうなのは藩の老中など要職クラスの家か、そうでなければ戦後に父か母が金持ちと再婚したか…あるいは養子としてもらわれたとか？
残念ながら幼少期を想像するうえで必要な核心情報はないね

年齢的に北越戦争は鶴見が２～３歳ごろだし
ピアノ習得を考えると明治以後でも物心ついて何年かは裕福な暮らしをしていた時期がありそう
それが実家なのか実は養子で養子先での出来事かは不明だけど
例えば明治後に元々の財産を元手に商売に手を出して最初は上手くいってたけど
激動の時代だしそこから数年で失敗したとか騙さて貧しくなったとかよく聞くはなし

幼少期の鶴見さんを野田先生の絵で見たいな
絶対にかわいいし神童だったんだろうな

長岡米百俵の精神で勉学励んで士官学校進んだのかなあと妄想が膨らむ

戦争で没落した家の女性たちが生きるために身を売ってたという話をどこかで見たことがあるけど戊辰戦争だったかは確信がない
名字だけとはいえ鶴見中尉の母親の情報だけ出てきたのはまさか…と思ったっけ

父性愛(＝無償の愛)は無いな
必ずwin−win またはそれ以上の利点を相手から得られるように目論んでいるように見えた
特に江渡貝に関しては命まで犠牲にさせているし
あれで中尉という人間がわからなくなった

>>87
現代ならともかく明治時代だし父性＝無償の愛ではないんじゃないかな
自立とか社会でどう生きるかの指針を与えるものって感じ
まあ鶴見中尉の場合はwin-winに持っていってるのは分かる
あと対象者が中尉に沼って命までかけちゃうのは魔性だなって感じるね

江渡貝くんも刺青人皮を置いて逃げちゃえばよかったのに鶴見さんのためにって命かけちゃったのは死神に魅入られてしまった悲しい末路だよね
でもやり切った死に際の一種の清々しさはゴールデンカムイらしくもある

>>87
江渡貝くんの死因は炭鉱事故だからなあ
確かに鶴見中尉が巻き込まなければ炭鉱には入らなかったんだけど事故自体は偶然だし、崩落が起こった時の立ち位置も江渡貝くんだけたまたま悪かったんだよな
他の炭鉱侵入者は全員生還してるし
自軍最強の月島を護衛と見張りにつけた事からも犠牲にするつもりは全く無かったんじゃないかな

スパイに選ばれるって少なくとも絶対的な信用と一人で行かせてもなんとかなる才能や技術は若い頃から確実にあったということよね
ヤバすぎない？

>>89
鶴見中尉のモデルは長谷川篤四郎氏という人物で野田先生の父の友人の曽祖父だそうだけど、他の歴史的人物も断片的に混じっているのかな。明石元二郎や本間雅晴など

中尉を批判するわけではなく独自の思想の持ち主なんだなと思う点はあった
江渡貝の死の報告受けても悼む様子は無く芸術家としての彼の功績をリスペクトしていたのが印象的だった

杉元に鯉登が刺された時、倒れている鯉登の心配よりも介抱する月島に冷徹な視線を向けていたので
鶴見中尉の懸念事項は部下の負傷よりも任務を優先させない側近の方なのかなと

>>92
そこのシーンで月島以上の階級の上官はみんな任務優先を指示してるんだよね、負傷してる鯉登自身も含めて

まあ自軍の負傷者をいちいち構ってたら戦いは止まってしまうので軍人としては月島の方が間違ってる
でも月島の人間性がでてて面白いシーンだなって思う
月島は情動の人なんだろうなーって改めて感じたよ

>>92
ここの月島は任務を優先しないというよりは明確に軍法違反してる
しかも菊田・鯉登が再命令したにもかかわらず命令無視
当時の軍隊は任務中に負傷者の手当てをするのは厳禁でそれを美化して歌った歌が禁止されたぐらい
仮にやるとしても一兵卒にまかせる事で命令を守らせる立場のベテラン下士官がやることじゃない
月島や月島の立場で見ている読者には鶴見の態度は冷たく異常なように感じるかもだけど
当時の軍人の立場や恐らく鯉登の立場から見ても鶴見は責任ある士官として
負傷者よりまず任務を優先しさらに月島の行動が普段と異なることを確認しているので割と真っ当な態度だったりする

>>94
>ベテラン下士官がやることじゃない

だから長年軍にいても月島は軍曹以上には昇格しないし鶴見中尉もさせないんだよね月島の事
本心では信頼出来ないので

>>112
信頼してるからともかく、月島は自分がなれるほぼ最高位まで上り詰めてるよ
軍曹より上の特務曹長になれるのはレア中のレアだし、そこより上は士官学校行かないとなれないから

>>112
優秀な右腕の月島がいつまでも特務曹長になれないのは、奉天会戦の激戦の真っ只中で師団兵士の眼の前で上官ボコってその後爆撃に巻き込んでしまった事にあると思った
というか私情であんな暴力沙汰起こしてよく除隊させられないものだ

>>123
その前に尊属殺人者で元死刑囚なんですが

鶴見中尉って長年一緒にいた月島目線で語られることが多いから月島に感情移入して読んでる人からは人でなしのように見えるのかもしれないけど、その月島目線が正しいかどうかはまた別の話なのよねー
割りとミスリードされていることもあるのでは？ってこともある

>>95
妻子の骨を失った時のあの表情のシーンまで読者には他者を通しての鶴見像しかみせず
鶴見が何を考えているのか分からない得体のしれないモンスターに見えるように誘導されてたと思う

>>95
鶴見中尉自身が「もしかしてこの人嘘つきの人でなしなのでは？いやでも愛は本物の筈…」ってグラグラして欲しい願望があってワザと月島をそう思うように誘導してるからな

またそれが月島の気質と相性が良かったのが悲劇
捻くれてて「ハイハイ分かってますよ」なスタンスの宇佐美尾形や「私は真っ直ぐ中尉を信じる！」な鯉登の方が健全寄りだけどそれは中尉の求めてるものとは違うっていう
本当に「悲しい人」ってのがピッタリなんだよな

愛を試すには信頼とある種の甘えが必要なので月島以外にはしてないのよな
フィーナのように嘘を嘘と分かりながら着いてきてほしいとまで鶴見が望めたのも月島だけだと思う
誘拐現場に鯉登を連れていったのは試し行為の可能性はあるけど

>>98
誘拐現場に連れてったのは鯉登の反応見るためだと思う
鯉登と月島の態度が変わってしかも鯉登が鶴見の様子をドア越しに伺ってたのには気がついてるから
これから一番大事な時に彼がどうするか最後までついてきてくれるかどうかのテストじゃないかな
それと月島の反応のチェックも兼ねて

>>98
試し愛にどこまでも答えてくれたのが月島だけだったって感じもする
宇佐美は「ハイハイ駒にする為の演技ですね分かります」だし、尾形は順当にキレて反抗してくるし、鯉登は「日本を守る為なのは分かってます。なので自分達の被害はもういいです。それはそれとして嘘は良くないですよ」って至極真っ当な事言ってくるし中尉のメンタルはズタボロ
いや本人が悪いんだけどさあ…部下も強いよねっていうか

>>98
鯉登も試してるだろうね
鯉登が誘拐事件をマッチポンプだと気づいてても着いてくるか試して、試さなくてもまっすぐ助けてくれって言ってくれたらちゃんと着いて行ったのにとカウンターくらってるしね。
鯉登も嘘があってもちゃんと愛してくれてたからフィーナの嘘と気づいてても愛してくれてるの答えはもらってるんだよねー

>>108
でも「本当の気持ちを言ってくれればどこまでもついて言った（嘘はダメ）」と言ってるから、フィーナさんに対して知りたかった「嘘を疑いながらも愛は信じてくれてるか？」って疑問に対しての答えは「NO」だと思ってたんだけどな
NOを叩きつけられてもなお日本の為に駆け抜けた中尉が好きだからもしかしてYESだったのか？ってちょっと新しい解釈だった…

鶴見中尉と同じように死者への疑問を無関係の他人で確認しようとした迷惑な人として尾形がいるけど、尾形の「清らかな人でも手を汚せるのか？」はYESだとハッキリ分かるんだが…

>>138
「わたしの力になって助けになってくれ」とまっすぐアタイをみて助けてくれと言ってくれたならそいでもついていったのに

だから（嘘で試さないでも）ただ助けて欲しいと私を求めてくれるなら（誘拐事件で騙されてても、負け戦になっても）それでもついて行ったのに

だと思ってるので、嘘で騙されてても愛してるだと思ってたよ。「負けるつもりはない〜」は欲しい言葉じゃなかったんだよね…鶴見としては本音だったとしても相手の欲しい言葉をミスってるのが印象的だし、誘拐事件の件がバレてるからまだ愛されてるとは思ってない。

あそこの鯉登は階級章が外れてし薩摩弁だからたぶん私情だよね
あそこからまだ公私で迷ってて（永倉の太刀筋が未熟）最終的に土方戦で公という部下達を守るに気持ちが固まり土方戦に勝利して、月島の解放宣言になるんだと思ってた

どっかで月島の誕生日が4/1のエイプリールフール
月島自身にそのつもりなくても嘘があるのではって言ってる人がいて面白い考察だなーって思った
まあいご草ちゃんも生きてるし誤解してることも多い

個人的には鶴見は月島にはほとんど真実を話してて別に嘘はついてないって認識なんじゃないかと思うんだよな…
奉天でややこしいことはしてるけどいご草ちゃんのことは再度本当のことを伝えてる
月島が怒った工作のことは月島を牢屋から出すために”中央についた嘘”になる
伝えられた真実が嘘か本当か分からなくなったのは月島の問題の話で、鶴見からしたら本当のことは伝えたから大丈夫だろうって思ってた可能性がありそう

>>103
なんかひぐらし思い出した
受け取り手次第で相手の言動が怪しく怖く見えるのあるある

鶴見中尉は誤解されてる部分も多い一方で
智春が宇佐美に殺された時かなり焦ってたし宇佐美の異常性目の当たりにしてそれどころじゃなかったとはいえ
それまで良くしてた智春の死を悼むような素振りが描かれて無いのと
中止したとはいえ特に何もしていない勇作を殺そうとしていたのでどうしても目的の為に冷酷なイメージがある
鶴見視点だとまた違った見方が出来るかもしれないけど

>>105
智春君の事についてはあの場に居合わせた大人として鶴見の監督不行届は否めないし、何の落ち度もない馬に罪をなすりつけ処分させるのはさすがに辛かったし智春君もあまりにも報われない
正直あれで宇佐美の行く末は決まったなと思った

>>119
ただ本心から動揺している鶴見を見るのはあれが恐らく唯一のシーンなので
子供の激情にたじろぐ様子を見て少しホッともした

>>120
鶴見って焦ったような汗を滅多にかかないけど
智春くんが殺された時と誘拐した鯉登が暴れた時は汗かいてるね
前者はコミックで修正されてしまったから鶴見の冷徹感が増してるけど

>>119
あの件で鶴見と宇佐美の間に決定的な亀裂が走ったなと思った

>>119
ただひたすら人間の為に尽くした挙げ句、人間から罪を着せられ処される馬の命が蔑ろにされすぎていてキツかった
宇佐美も鶴見も理解出来ないよ・・・

>>119
自分の子供を亡くす苦しみを知った上で智春君のご両親を欺くような行為をする鶴見がショックだった
宇佐美に真実を打ち明けさせて一生かかって罪を償わせるべきだったと思う
共犯という言葉に促され罪を隠蔽したために宇佐美のような性格が成長せず子供のままの人間を作ってしまった

>>105
智春少年の死を悼む様子も無くただ保身の為に健康で従順な馬を犠牲にしたとしか思えなかった
智春に対しても友愛などは無く、親に近づくための道具に過ぎなかったんだなと

鶴見中尉は利用できるものはするし自分の行く道に障害があれば排除する人だから決して善性の人ではない
でもゴールデンカムイって少年漫画的な善悪でどうこうする話じゃないんだよね
そこが面白いところだと思ってる

>>106
善性では無いけど行動原理は正義と秩序の側ってのがいいよね

「鶴見中尉のやり方ってどうなん」と言ってるのは全員内部の人間だけで、杉元達も土方達もただ目的を別にする敵以外の認識はゼロだもんな
アシリパさんだけがアチャがした事に対する個人的感情と若干の思想対立的なものがあったけど、それも戦いで決着をってなる前に杉元がやっちゃったって感じ
正義が悪を倒す話じゃなくてそれぞれの思想の是非や勝敗を決めないってのがいい所なんだろうね

キャラを悪く言いたい訳ではないけど鶴見は月島以外の愛ですメンバーをどれくらい信頼してるのかな
死刑から助けた戦友の月島を鶴見は信じているから試したと思う
偽装誘拐と一番の人という嘘で側にいた（いる）二人と尾形を含めた三人の愛を鶴見は信用してたかどうなのか
少なくとも鶴見の中では嘘で成り立っている愛だしバレた後も信頼を寄せる暇がなかったからなあ

月島は誰よりも優秀で信頼できる戦友って言われてるから大丈夫
月島自身もあのシーンを牛山戦で思い出してるし嘘はないって感じてるんだと思うよ

月島は鶴見中尉の右腕だし士官にはなるつもりはないだろうね
士官になると立ち位置変わっちゃうし

鶴見中尉って案外元の感性そのものは割と普通のおじさんじゃないかなって思うことある
軍人として国防を憂い自分についてきてくれる部下を大事にし妻子を失えば人生に影響与える程悲しむ
でもそこに目的に進むための強固な意志と元スパイという立場が合わさって
そんな感性や感情を無理矢理にも押し込めた結果が歪んだ形として現れて鶴見劇場に
さらに鶴見の非凡な能力と見た目もあって周りを魅了する一方
本音が出ても何かあるんだろって周りに思われてしまう

>>133
本来の性格は明るいしポジティブでバイタリティに溢れた人だよね

智春に関しては共犯を受け入れないと宇佐美が何を言うか分からないのがあったと思う
子供が子供を殺すことが信じがたい上に周囲から見て智春の親友で地元の子供の宇佐美と長岡藩出身の鶴見だと宇佐美の言い分が通るかもしれないしね

事故で死んだと偽装して説明しても智春の父親は怒って馬を殺し鶴見は左遷されてるんだから、鶴見の言い分が通って本当のことを言ってももっとひどいことになってたと思う
鶴見が二人の試合を認めてその中で智春が死んだ以上、鶴見は責任から逃れられないんだよ

それに鶴見と宇佐美の間に信頼が生まれなかったことを考えても鶴見なりに智春のことはかわいがってたと思う
ただ鶴見は国のために動いていて聖人君子ではない人だから

念の為言っておくけど智春と馬は一方的な被害者だからそのことで非難することを否定してるわけではないよ

宇佐美の性格は杉元のどう生まれたかよりどう生きるかというのが全てだと思う
大人になった本人の選択の結果だから親でも親戚でもない鶴見よりは宇佐美の責任が大きいよ

もし鶴見中尉が冷酷で容赦がなく甘い嘘しかない人だったら額からドバドバ液垂れ流さないし
アシㇼパ初対面の時も警戒されないように優しい言葉や安心させるような言葉をいとも簡単にさらりと吐いたり
五稜郭で鯉登に悪いところを指摘された後もまっすぐ目をみて「私の力になって助けてくれ」を臆面もなく口にしそう
既にそんなのに当人達は騙されるような状況ではないけど多少の動揺は誘えるかもしれないし
宇佐美が奉天で指摘したように当人達ではない周りの士気が上がるかもしれないので

共犯っていうか所詮は同じ穴のムジナという感じ
根本が同じ部類の人間なんだろうな鶴見と宇佐美って
擬似親子というよりは血を分けた兄弟のような
鶴見は智春に対する宇佐美の異常なまでの激情を見て、自分に潜む似た感情を感じ取ったのかも
それで宇佐美をいずれ駒として仕えると直感した

智春くんや馬は凄く可哀想なんだけど
正直宇佐美過去回はそっちよりも犬と羊の兵士の話が大きいんじゃないかと思う
「兵士に殺人の抵抗を越えさせるにはどうすればいいのか」
「攻撃性が強く忠実で後悔や自責を感じずに人を殺せる兵士が切実に必要だ」
↑この条件に当てはまったのが宇佐美＝生まれながらの兵士＝犬ということで、そういう人間を見つけたぞという話なんだと思う(宇佐美が忠実だったか？とかは置いとくとして)

発砲するふりして敵を殺せない兵士が多い中で躊躇なく身近な人を殺せる人間は貴重ではある
敵を殺せる兵士に育てるのも指揮官の仕事
自責せず精神が潰れない兵士がいるのなら更に良いよねという考えなのでは

鶴見はたぶんそういう攻撃性が強く自責もしない犬の兵士をもっと集めたかったか、それか多数派の羊の兵士をどうにかして犬に変えられないかをあれこれ試してたんじゃないか？って気がする…
月島尾形鯉登は鶴見的に宇佐美みたいな攻撃性の強い犬になれそうだと思われた3人だったんじゃないだろうか

鶴見と宇佐美の共通点はコンプレックスとか
ひょっとしたら鶴見は智春の家の愛と幸福に満ちた家庭に対する劣等意識をいだいていたかも

鶴見中尉は敵役なので苦手って人も多いと思うから色んな意見があるのは分かるし野田先生もあえてそう表現してるからね

現代の価値観と明治時代の価値観では異なるから何だこいつ悪いヤツじゃねって感じさせてる
今じゃ違法なケシ栽培も昔は明治以降国策になってた
ケシは毒にも薬にもなるから使い方次第というとこで鶴見中尉らしい花だよね

一般に敵役でもものすごく魅力的な登場人物はいる
しかし好き嫌い関係なく、鶴見には巷で持ち上げられてるほどの本質的な魅力やカリスマを感じない
単体の人物にやや属性や能力盛りすぎかな?と思う事はある

>>153
キャラクターの内部から出てくる魅力というよりは演出その他により誂えられたカリスマというか
話の中盤以降その不自然さが顕著に感じられだんだんと押し付けがましく感じるようになった

言ってることはわからんでもないがその不自然さこそが鶴見の本質なんじゃないかとは思う
良くも悪くも狙ってそう描かれてるというか

わりかし努力の人だなと思う
ただその努力の方向性が国を守りたい気持ちはわかるけど強引というか
恐らく鶴見が自然にしていたら努力しなくても手に入ったものまで
愛を試したり変に演出しようとして台無しにしてしまう感じがする

モスのサスペンダーペチンしたりタオルでスパアンしたり
意味分からんけどなんか好き
でも多分有坂閣下にはやらない気がする

鶴見の来世はフィーナと添い遂げてオリガの成長を見届けてほしい！
宇佐美はその…

>>161
現代に生きてたら公安らしいから今度は少しは運にステータス割り振って欲しいね

鶴見は最初はただ恐ろしい敵役だったけど、どんどん深みが増して魅力的なキャラクターになったよね
列車のシーンも、どうしようもなく人間くさくて好きだ

白い恋人缶の大きいの再販して欲しいな
小さいのあるけど大きいのも欲しい！

ちゅんコレも欲しい！

大きいどうぶつフォーゼも欲しい！

あと何で教会で座ってる鶴見中尉殿のフィギュアがでないのかな？

鶴見が愛理論の答えを見つけたのは日清戦争だから智春を殺した時点では宇佐美を兵士としては見てない
宇佐美に対しての兵士云々は後付けで智春のことはあくまで崖っぷちに追いやられて事故に偽装しただけだと思う
そして宇佐美はここで智春を殺せば鶴見が逃げられないことを自覚して事を起こしてるし共犯を受け入れなければ何をするか分かりませんよと脅してるんだ

土方氏と鶴見氏どちらかに付いて行く選択肢があるなら迷わず土方を選ぶ
若い衆(尾形含め)との接し方を見ても若者を成長させるのは土方歳三と信じる
鶴見は宇佐美以外の愛です部下に対しては裏工作の匂いを常に醸し、掛ける言葉も嘘臭く感じるので

鶴見は嘘吐きだが宇佐美の最期を見ればわかるようにその嘘の面倒を最後まで見てくれるぞ
そもそも初めから嘘を付くようなやつは信頼できないというのはごもっとも

玉木宏の芸の域を広げてると思う

>>190
のだめの千秋先輩のイメージが鶴見中尉に上書きされました

鶴見中尉を演じたいと思っててくれて素晴らしい演技をしてもらえて感謝しかないです

各種インタビューの鶴見中尉の解釈も嬉しい
頑張って長谷川さんも欠け前もそして最後まで演じて欲しいな

狂人ではなくて必死に狂おうとしてる人というイメージ
ほんまもんはウイルク

個人的には小千谷談判（＋河井継之助）が鶴見の根本にかなり影響を与えてるエピソードだと思ってる
超ざっくり言うと新政府軍の対応が原因で長岡藩と決裂した
上手く立ち回っていれば長岡藩とは戦わずに済んだかも？って話
詳細は検索すれば出てくるから書かないけど鶴見は絶対詳細を知ってると思うんだよね
そして鶴見的に故郷である長岡が焼かれたことはまぁまぁまぁこっちは敵だからね…と歯を食いしばって無理やり飲み込めても
その敵の対価が無傷ですんだかもしれない味方（新政府軍）に大損害で原因の岩村高俊は爵位までもらってる
これは納得できないと思う
そんな短慮を交渉役に据えるような連中が上に立っているという不信感
その結果いつか日本が滅びるのではという懸念
そんな気持ちを抱えながら士官として入隊→軍の実情の中できることをしようと足掻く→日露で未曾有の大損害→しかし対価は…でブチ切れ
幼少期の鶴見は藩の為に死力尽くした河井継之助の墓がその藩の人間によってボロボロにされるのをリアルタイムで見ていた世代だろうし
死の悼み方が犠牲に見合う報いだったり功績を称えるだったりなのもその辺の経験から来てるんじゃないかなと思ってる

確かに最初期の和田大尉から終盤の月島諦めるまで鶴見中尉は一貫して周囲に死をばらまく死神だったからなあ
悪のカリスマという面も好きな人からすれば信念を抱いた自己犠牲の精神だから悪役じゃないは納得しかねるかも
敵以外は殺さない杉元に対して敵じゃなくても構わず殺す鶴見中尉は漫画のストーリー的な部分で善悪の対比になってたと思う

鶴見中尉が冷酷だけの人物なら話は早いんだけど良くも悪くも愛と大義の人だなって思う
ただその愛と大義のせいで余計にたちが悪くなってる
愛と大義で人を雁字搦めにするから一度絡まれたら逃げられない

>>196
造反組と尾形と造反疑惑を見てたらわかるけど逃げられないっていうか逃げたら死刑だから
愛と大義はあるけど愛は試し行為するばかりで大義は公にできない離反行為
有古の件で兵隊は家族の情報も握られてる可能性も示唆されてる
逃げたら殺されるし家族も害されるかもの恐怖で縛り付けてる点も無視してはいけない
自分はそんな篤四郎さんが大好き❤

月島の何か大きいことを成し遂げることができるのはああいう人でしょうって評が頭に残ってるわ
当時の国際情勢の中で日本を守り切るというのそれこそ狂気の目標でそのために理性的に狂っていった人間だと思う