『天空の城ラピュタ』って完壁なアニメ映画だよな

王道なのに未だに楽しく見れるのはマジですごいと思う

その完璧なアニメ企画を断ったNHK
後にその企画の流れを受けてナディアを作った

キッズ向けに作られてるんだけどなぁ
読解力が落ちてきてる証拠かな

よく考えたらラピュタ旧王家、あんなはた迷惑なものを放置して地上に下ったのか

改めて観るとパズーのフィジカルがイカれてて笑う

ムスカを不意打ちして昏倒させ飛行石を奪い返したり、飛行船の窓から逃走を図ったり、落下したパズーを助けに屋根から飛び降りたりと、改めて観返すと序盤からかなりシータが行動的だった

シータが降ってくる〜ラッパ吹いて鳩に餌やり〜ドーラ一家がやってきて〜親方に匿ってもらって〜洞窟に逃げ込んでラピュタパンを食う
ここまでで30分くらい

シータがか弱そうに見えてしっかり「強い女」なのがいいんだよなぁ

日本の創作界に数えきれないほどフォロワーを出してる
「空を舞台にしたファンタジー」だとか「ゲームの空中ステージ作ろうか」みたいな話になったら、たぶん大体の創作者がこの映画をイメージするところからスタートする（その上でいかに差別化するかとかも含めて）

見直して改めて思ったけど、破壊する呪文あるなら地に降りる前に使っておけよと。後の同族の争いに繋がっとるやんけ。兵器も機能も残してるし無能やろ。

背景のキャラも細かく書かれてるんだよな。
ゴリアテがまだ乗ろうとしている兵を見捨ててラピュタから離陸するシーンとかも、落ちかけてる兵を助ける兵がちゃんと書かれてたり。

今見ても本当にストーリーテンポと構成が素晴らしいし、
これを参考にしたと思われる作品が絶えないのも納得。

オリンピックのボルダリングの、超高速で壁を登っていく選手たちを見て
「まるでパズーだな」
とか思ったアニメ脳のぼく
パズーってオリンピックアスリート並みの超絶フィジカルだよな。

バルスをしたくてX始めた俳優が楽しそうでほっこりした

もう何回も観たと思いながらも
テレビでやってたら見ちゃうし引き込まれるんだわ
名作なんだよな…

開幕数分でラスボス殴り倒すヒロイン
開幕数分でヒロインに殴り倒されるラスボス

実は描かれてない背景（ラピュタが滅びた原因は疫病とか）もあるようなので知りたいとも思うんだけど
下手に続編とかを作らず手つかずのままにしておく方が作品の完全性を維持できると思うジレンマ

第161話 何回見てもラピュタはいい

ラピュタ全盛期の映画作ってくれよ！！！

ゴリアテとロボット兵のデザインは本当に完成されてると思う

何度も見てるとだんだん鉱山の人たちとドーラ一家が好きになってくる
線路上の逃走劇のとこで軍の追っ手に蒸気を浴びせる運転士さんいいよね…

今でこそジブリの代表作みたいな扱いだけど
映画の興行収入は長い間ジブリワーストだったというね

一昨日久しぶりに視たけどラピュタに着いてからの展開が思いの外短かったわ

君の一族と私の一族は、もともと一つの王家だったのだ
地上に降りた時、二つに分かれたがね

あっさり聞き流してたけど、「降りた時」と「降りた後」ではだいぶ意味が違うよね。
「降りた時」に別れたなら、天空にいた頃すでに指導者が率いるひとつのグループとして存在していたということになる。
皇室と宮家というか。
王家と副王家というか。
カリオストロ大公家と分家のカリオストロ伯爵家というか。
どういう関係性だったのかは不明だけど。

少年時代にこんな脳を灼かれまくる体験したら俺だったらマトモな社会人になれなさそう

良い意味で教科書みたいなアニメ
起承転結が分かり易いから創作活動する人なら一度は目を通しておくべき

基地で起きたロボット兵ほんまに好き
あんなに強くて恐ろしい力を見せつけて、どんな攻撃にも無機物な動きでものともしない不気味さを出しつつ、やっていることは全て助けを求めた王女を守るためだけだったという……

ロボットの行動理由を知ったあとだと兵士たちがシータの髪掴んだ瞬間ブチギレ緊急保護モード入ったのカッコよすぎるし、最後のシータを塔の高い所に置いてあげるシーンは泣いてしまう

発表されたのが1986年
同時代に作られた邦画はたくさんあるだろうに、同等に繰り返し放送されて語られる作品はほとんどないことが、この作品の意義を物語っている

設定画やOP見ると、作中のラピュタはほとんど崩落して上部のコアとその周りにこびりついてる外郭の一部しか残ってないんだなとわかる
あんなに大きいのにな

この名作が今やバルスでxの負荷を上げる寒いノリに使われてるなんて誰が思ったんだろうか

ムスカ「上の城はただの飾りにすぎん」

滅んでもそのただの飾りは残ってるんだよね
人間たちが過ごした証と園庭ロボットが守ってきた動植物という今を生きている存在は守られたね

シンプルにエンタメに徹してるのが好き
土から離れて云々もスパイスでしかないと思う

クッソビビりながらムスカが飛行石ちょんちょんして今度は躊躇いなく掴むところとか細かくて好き
説明がなくてもキャラが何考えて何でこの行動したのかが理解出来るのホント凄い

それにしてもパズー 父親が詐欺師扱いされていたって割には街の人たちと仲良くやっているし経済的にも鳩を飼える位恵まれてるな

「ぼくは海賊にはらならないよ」
「海賊王に俺はなる！」
同じ声ｗ

作中でパズーとムスカが直接絡むシーンは意外と少ない（どちらかと言うとムスカはシータとの絡みが多い）けど、ムスカって「ラピュタへの到達と存在の証明」を人生の悲願としていた点に関してはパズーと一緒なんだよね。

実際、ラピュタに到達した時は二人とも心からの歓喜を見せていたし（ムスカの場合は「狂喜」という面が強調されているが）。

もうムスカとラピュタと心中する覚悟はしたけど、怖くて怖くて仕方ない状態のシータのところに駆けつけて、僕も一緒に居る(死ぬ)から怖くないよって寄り添い、唯一の心配事だったドーラ一家を巻き込んでしまう点も、「おばさんたちは逃がしたよ」って先読みして伝えてくれる。
パズーカッコ良すぎか？

ラピュタに脳を焼かれたクリエーターは数知れず

ムスカが飛行石を初めて指でつつくシーン好き
チョン……チョンチョン！
ってな感じですっごい警戒してるのが伝わってくる

「憂鬱クンとサッキュバスさん」という、鬱病の青年とサッキュバスの少女のラブコメがあるんだわ。
その作中劇に、明らかに天空の城ラピュタがモデルの大作アニメ映画が出てくるんだよね。
鬱病の青年が一番大好きな映画で、金曜ロードショー的な地上波で放映するのを知って一度は観たいと思い立つんだけど、
「世界で一番大好きな映画のはずなのに、これを観てさえも何も感じなかったら怖いから」
という鬱病の人特有の理由でやめようとするんだよね。
でも紆余曲折あってサッキュバスの少女といっしょに観ることにする。
そして鬱病の青年が怖れていた通り、大好きな「ラピュタ」を観てもほとんど心が動かない自分に気づいて愕然とし絶望する。
でも横を見たら、生まれて初めて「ラピュタ」を観て夢中になって目を輝かせ、アクションシーンでは手に汗を握り、悲しいシーンでは涙を流しているサッキュバスの少女に気付く。
結局2時間半、「ラピュタ」ではなく少女の横顔を見続けて、無意識にうっすら微笑む。
ひとつの救済なんだよな。もう自分には楽しめなくても、自分が大好きだった作品を他人が楽しんでくれるって。
「ラピュタ」周りの文化としては、割と好きな話。

宮崎駿が冒険活劇を突き詰めた、最高のエンタメ作品。初めて見た時はあまりの面白さにショックを受けて、しばらく反芻してた。

上がれええええええええええええええ！！

のテンションぶち上げ感ほんま狂うぜ

モンスターも剣も魔法も出さなくても完璧な冒険ファンタジー
パズーは終盤ではバズーカを手にするけど、一度も誰かを傷つけることなくエンディングを迎える
未来少年コナンでさえ「敵をやっつける」シーンはけっこうあるわけだから、なかなか真似できないことをやってるよな

久々に見てやっぱ永井一郎さんはいいなぁと思った

大人になり切れない人が多いんだね

叫んでいる少年を味方と認識して王女を託して最後まで王女を守ったロボット兵
超フィジカルでシータを逆さま状態で受け止めるパズー
パズーを信じて自ら飛び降りるシータ
2人が落ちないようにパズーのズボンをしっかり掴んでおいてやるドーラ
ドーラたちが狙われないように煙幕で援護するドーラの息子達

このシーン皆カッコよすぎるんよ

ミリタリー関係の描写もやけに説得力あるとこが多い
こういうのサラッとやってるのすげーな

英語版のムスカ役はマーク・ハミル氏（『STAR WARS』のルーク・スカイウォーカー役など）。

何度も観てるのに観るたびに楽しめるのって本当に凄いよね
観る度に色んな発見もあるしやっぱり引き込まれるしエンタメ作品として最高傑作の1つだと思う

それはそれとして当直の見張り台までの道のり危なくない？っていつも思っちゃう
手を滑らせたら船から飛ばされるよね？
まああのメンバーでそんなポカはやらかさないだろうけど

何故かぜのぶれがトレンド入りしてて、何故？と思ってたら
ラピュタの話題に引っ張られてボーイミーツガールなゼノ2界隈が盛り上がってて驚いた
確かに断片的要素で被る点は多いな

「君を乗せて」がまたEDとして完璧なんだ

公開当時は全然売れなかったらしいけどなんでだろ？

スレに上がってる寺田農さんの話
覚えてない状態でムスカの声をやったら似てないみたいなことを言われたので後でラピュタを見直してからはまたできるようになったんだっけな

最後ラピュタは宇宙まで行ってちゃって酸素がないから動物たちは死んじゃったのかな？
それともなにか飛行石バリヤー的なので守られてるのか

この世界にはスウィフトのガリバー旅行記があるんだけど、こちらの世界と同じく純粋なフィクションの風刺小説なのか、この世界ではある程度実在の地域を反映した旅行記的性質があるのか、よくわからん。
ちなみにこちらの世界のガリバー旅行記には「架空の土地としての日本」が、小人国や巨人国、天空国と並べられて登場する。
ちなみにラピュタ世界にも「日本人」がいる。

ファンタジーゲームに求めてるものがここにありすぎる。
特に空の表現とか

バルスの元ネタが好き

今月号のダムAのシャア専用雑記でで寺田さん声優に乗り気じゃなくてムスカも嫌いだから撮り終えたら速攻記憶から消して再婚した奥さんから勧められるまで全く見てなかったってエピソード載ってたね

こういう娯楽作品もっと作ってよ

アニメ映画で一番好きかもしれん
ほんとに面白いわ

金貨を持たされていじけてたパズーが、次にシータを助けに行く時は、今度はむしろ自分の持ち物を（最終的には命も）どんどん捨てて行く事に気づいた

パズーは金貨とシータを引き換えにした事をムチャクチャ恥じたんだろうな

何となく観てもガチ視点で観てもネタで観ても面白い神アニメ

・「誰がそのシャツを縫うんだい」→シャツにも困る困窮ぶり
・「だいぶ年寄りじゃからのう」→施設の老朽化が激しい
・親のいない少年少女たち、そしてパズーやシータの同年代キャラがいない

「不景気」という序盤の台詞のとおり、世界観の寂れっぷりが随所に感じられる
バブル時代あたりに公開された映画なのに
（鉱山の人物たちがやたら生命力に溢れているのは「がけっぷち」を必死に生きているからか）

そりゃ海賊も、僻地の軍隊も「ラピュタのお宝」に目の色変えるくらい躍起になるし
「ラピュタの力こそ人類の夢」なんて荒唐無稽なものにすがりたくもなるのも無理はない

要塞からシータ救うシーンから次は平穏なシーンになるんだけどそこを飛行船の生活っていう新しい生活を入れることで中弛みさせてないのがすごい

三部作でもおかしくないほど、世界設定もシナリオも壮大な物語なのに、一本に破綻なく詰め込んで完結させてる所が、一番凄まじい所だと思う
テンポいいってレベルじゃないよ。もはや

２時間で穴の底からラピュタまで行って帰ってくるテンポの良さは職人芸が極まってる
1人でなんでもやれる監督じゃないとこんな構成はできない

コンテ段階での物語の圧縮がもはや異能なんだよな
一本の映画もしくは１クールあれば中身たっぷりの冒険譚を描き切れると創作者に勘違いさせるには十分すぎる魔力がある

久しぶりに観たら子供の頃退屈に思ってた見張り番での会話シーンすらめっちゃ面白かったことに自分でもびっくりした
単純にそれから会話してるだけの平凡な説明シーンをアニメで山ほど観てきたってのもあるかもしれんが
説明セリフはわかりやすく場所もロマンチックでちゃんとロマンスもしてる
少年少女の青い会話をみんな聞いてるシチュエーションも面白すぎるしドーラはもう何も言わずとも表情だけで二人に完全に籠絡されてるのわかるし本当によくできてる