【ワンピース】作中でムシムシの実って全然見かけないよね
1: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:30:14
2: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:31:06
多分悪魔の実も小さいものと妄想。
米粒一個とか。
米粒一個とか。
4: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:34:58
>>2
トンタッタ族しか該当者がいないのも辻褄合うね
逆に巨人族の能力者が少ないのも同じ理由かな?
トンタッタ族しか該当者がいないのも辻褄合うね
逆に巨人族の能力者が少ないのも同じ理由かな?
3: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:33:16
トンタッタ族くらい小さいなら見た目もかわいらしいけど人間サイズになると気持ち悪いというかなんというか
|
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5: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:35:08
クワガタだのカマキリだのそんなガタキリバみてーな…
6: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:37:10
クモクモはと思ったけどムシムシとは違うってSBSで明言あった気がした
13: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 21:04:31
>>6
ムシムシって命名されるのは昆虫モデルのやつオンリーとか?
クモは昆虫にカテゴライズされないし
ムシムシって命名されるのは昆虫モデルのやつオンリーとか?
クモは昆虫にカテゴライズされないし
7: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:49:20
モデル○○って他の動物系なら英語名なのに虫だけ日本語読みなのなんでだろ?
8: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:50:07
無視されてるんだろ
ムシだけに
ムシだけに
9: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:53:45
五老星の一人位ムシムシの能力者いないかな
虫の幻獣種って何がある?
虫の幻獣種って何がある?
11: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:58:09
>>9
蝿の王ベルゼブブとか?あとは土蜘蛛とか
蝿の王ベルゼブブとか?あとは土蜘蛛とか
29: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:37:45
>>11
ベルゼブブは悪魔だから別だと思う。
ベルゼブブは悪魔だから別だと思う。
34: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:41:59
>>29
ベルゼブブ自体がヘブライ語で蠅の王って意味なのでセーフ!
ベルゼブブ自体がヘブライ語で蠅の王って意味なのでセーフ!
35: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:44:06
>>34
絶対ゴムゴムの実と同じで後にヒトヒトの実幻獣種モデルベルゼブブって判明するやつじゃん
絶対ゴムゴムの実と同じで後にヒトヒトの実幻獣種モデルベルゼブブって判明するやつじゃん
182: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:30:35
>>35
ヒトヒトならバアル・ゼブルにしてあげて…。
ヒトヒトならバアル・ゼブルにしてあげて…。
10: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 20:54:58
モスラ!モスマン!モンゴリアンデスワーム!
14: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 21:06:17
クモは虫じゃないってはそれはそうなんだけどなんかワンピらしくないな
タコの魚人とかいる癖に
タコの魚人とかいる癖に
21: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:29:58
>>14
あれは種族であって悪魔の実では無いし悪魔の実だけ細かく分類してるのは何か意味があるのかね?
あれは種族であって悪魔の実では無いし悪魔の実だけ細かく分類してるのは何か意味があるのかね?
24: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:32:58
>>21
細かく分類したことに意味があるというより
悪魔の実の研究と分類をしたやつが昆虫や動物に詳しい人間だったので
ゾオン系はやたら細かく動物の種や系統で分類されたが
ロギア系とパラミシア系は割とざっくり分類されてしまった
という印象がある
細かく分類したことに意味があるというより
悪魔の実の研究と分類をしたやつが昆虫や動物に詳しい人間だったので
ゾオン系はやたら細かく動物の種や系統で分類されたが
ロギア系とパラミシア系は割とざっくり分類されてしまった
という印象がある
121: 名無しのあにまんch 2023/06/13(火) 22:52:53
>>27
虫になりたいってかなりの変人だぜ?
虫になりたいってかなりの変人だぜ?
123: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 10:27:02
>>121
虫になりたいはそうそう少数派だろうけど、
「虫の力を利用したい」「虫怪人になりたい」はめちゃくちゃ多いと思うぞ
海の戦士ソラにはジェルマ製のバッタ怪人が登場してたかもしれないし
虫になりたいはそうそう少数派だろうけど、
「虫の力を利用したい」「虫怪人になりたい」はめちゃくちゃ多いと思うぞ
海の戦士ソラにはジェルマ製のバッタ怪人が登場してたかもしれないし
128: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 12:57:59
>>121
なんかのアニメでミジンコになってはしゃいでたキャラがいたな
なんかのアニメでミジンコになってはしゃいでたキャラがいたな
15: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 21:17:34
画像の二人は獣人型しか見せてないけど獣型もあるのかな
絵面かなりヤバそうだけど…
絵面かなりヤバそうだけど…
17: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:04:49
ヘラクレスンだってムシムシかも知れないだろ
18: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:20:41
正直クモと虫を厳密に分ける必要あったかなと思う
大体の昆虫モチーフにしれっとクモ混じってるし
大体の昆虫モチーフにしれっとクモ混じってるし
20: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:27:54
>>18
貴重な自然系候補の雲雲を出せなくなったのは痛い
貴重な自然系候補の雲雲を出せなくなったのは痛い
36: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:44:51
>>23
スモやん………見せ場あるといいね
スモやん………見せ場あるといいね
19: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:22:07
何出ようと構わんが頼むから絶対にモデルGだけは出さないでくれ
125: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 11:30:43
>>19
ポ○モンのフェ○ーチェみたいな見た目ならまだ…
ポ○モンのフェ○ーチェみたいな見た目ならまだ…
26: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:34:17
蚊でモスモスの実のモデルモスキートか
蛾でモスモスの実のモデルモスか
迷うな
蛾でモスモスの実のモデルモスか
迷うな
31: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:40:11
>>26
どっちも昆虫だからムシムシの実だな
どっちも昆虫だからムシムシの実だな
28: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:36:33
等身大のGとか昆虫のヤバさはもうテラフォーマーズで予習済み何だよな
39: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 23:41:09
>>28
圧倒的な瞬発力と筋力、耐久力を兼ね備え誕生から一切姿を変えずどんな環境でも生きられる適応力に加え飛行能力持ちの超生物
こんな完璧な昆虫に対して見つけ次第、親の敵の様に殺意を向ける生物がいるらしい
圧倒的な瞬発力と筋力、耐久力を兼ね備え誕生から一切姿を変えずどんな環境でも生きられる適応力に加え飛行能力持ちの超生物
こんな完璧な昆虫に対して見つけ次第、親の敵の様に殺意を向ける生物がいるらしい
30: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:38:35
トンボまだ出てきて無い貴重な飛行能力かつ機動力高いのに
38: 名無しのあにまんch 2023/06/07(水) 22:48:44
>>30
古代種はメガネウラだな
古代種はメガネウラだな
41: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 00:09:05
牛鬼は半分蜘蛛だけどウシウシかムシムシどっちや
42: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:27:15
ムシの能力が少ない理由……あくまで推測にすぎないのれすが、
「あまりにも飛べる昆虫が多すぎる」という点にあると思われるのれす。
まず大前提として、尾田センセイランドが「蜘蛛は昆虫じゃないのでクモクモ、ムシムシは昆虫」としていることから、
「節足動物の中でも”昆虫”モチーフが、”ムシムシ”の名がつく悪魔の実」というのは確定事項と思われるのれす。
この時点で、ONEPIECE世界の「飛べたら何でもアリになってしまう」「飛行種は少ない」「浮ける能力でロジャーと互角以上に戦ったシキ」、このあたりの設定と衝突してしまうのれす。
何故なら、昆虫は「飛ぶ」ことで驚異的な多様性や生息域の拡大を成し遂げたからなのれす。
「あまりにも飛べる昆虫が多すぎる」という点にあると思われるのれす。
まず大前提として、尾田センセイランドが「蜘蛛は昆虫じゃないのでクモクモ、ムシムシは昆虫」としていることから、
「節足動物の中でも”昆虫”モチーフが、”ムシムシ”の名がつく悪魔の実」というのは確定事項と思われるのれす。
この時点で、ONEPIECE世界の「飛べたら何でもアリになってしまう」「飛行種は少ない」「浮ける能力でロジャーと互角以上に戦ったシキ」、このあたりの設定と衝突してしまうのれす。
何故なら、昆虫は「飛ぶ」ことで驚異的な多様性や生息域の拡大を成し遂げたからなのれす。
43: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:27:52
空を自由に飛び、遠く離れた地のオスメスと交配することによって、
小型の生物でありながら多種多様な遺伝的性質が発現することを可能にしたのれす。
場合によっては遥か上空の季節風にも乗って、大陸すらも違う地に降り立ち、よりよい環境で繁栄することが可能になったのれす。
少々ショッキングな知識なのれすが、
先に例にあげられているカマキリも、元を辿ればゴキブリを祖先としているのれす。
てゆーか大きな分類ではゴキブリもカマキリも仲間なのれす。
キノハダカマキリというカマキリがいるのれすが、この虫はカマキリにしては珍しく「走って捕らえる」狩りをするのれす。
ゴキブリの走力が強く残ったままの種で、ここから「待ち」の狩りへと進化し、
ゴキブリはその走力を「逃げ」で生き残る。
この似ても似つかぬ、人気度もまるで違うビジュアルも、昆虫界全体が「飛行」という形で遺伝的多様性を会得したからなのれす。
小型の生物でありながら多種多様な遺伝的性質が発現することを可能にしたのれす。
場合によっては遥か上空の季節風にも乗って、大陸すらも違う地に降り立ち、よりよい環境で繁栄することが可能になったのれす。
少々ショッキングな知識なのれすが、
先に例にあげられているカマキリも、元を辿ればゴキブリを祖先としているのれす。
てゆーか大きな分類ではゴキブリもカマキリも仲間なのれす。
キノハダカマキリというカマキリがいるのれすが、この虫はカマキリにしては珍しく「走って捕らえる」狩りをするのれす。
ゴキブリの走力が強く残ったままの種で、ここから「待ち」の狩りへと進化し、
ゴキブリはその走力を「逃げ」で生き残る。
この似ても似つかぬ、人気度もまるで違うビジュアルも、昆虫界全体が「飛行」という形で遺伝的多様性を会得したからなのれす。
44: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:28:42
先に出たメガネウラのことを思い出してほしいのれす。
メガネウラが誕生したのは約3億年前、鳥の期限たる始祖鳥が発生したのが1億5000年前。
トンボは、その頃からもうあの飛行形態を完成させていたのは、ちょっとでも図鑑をみたことがある人ならわかると思うのれす。
昆虫は空を自由自在に飛ぶ「鳥」よりも1億年以上早く、棲息域を空へと広げた飛行の第一人者といっても過言ではないのれす。
現存種のギンヤンマはもう頭おかしいスペックなのれす。
最高時速100km/hにも達しながら急旋回や急ブレーキも可能で、その速度でも安全飛行できる動体視力と視野角270度の補足力を持つ、ぶっ壊れ生物なのれす。
……正直、これが大人間サイズになって武装・見聞色とかを会得した姿とか想像を絶するのれす。
むろん、漫画的描写や、ONEPIECE世界の「強い実食っても、結局は本人次第」ということに左右されるのはいうまでもないのれすが。
ムシムシの実が出たら、どれだけぶっ壊れになるかは想像がついたかと思われるのれす。
メガネウラが誕生したのは約3億年前、鳥の期限たる始祖鳥が発生したのが1億5000年前。
トンボは、その頃からもうあの飛行形態を完成させていたのは、ちょっとでも図鑑をみたことがある人ならわかると思うのれす。
昆虫は空を自由自在に飛ぶ「鳥」よりも1億年以上早く、棲息域を空へと広げた飛行の第一人者といっても過言ではないのれす。
現存種のギンヤンマはもう頭おかしいスペックなのれす。
最高時速100km/hにも達しながら急旋回や急ブレーキも可能で、その速度でも安全飛行できる動体視力と視野角270度の補足力を持つ、ぶっ壊れ生物なのれす。
……正直、これが大人間サイズになって武装・見聞色とかを会得した姿とか想像を絶するのれす。
むろん、漫画的描写や、ONEPIECE世界の「強い実食っても、結局は本人次第」ということに左右されるのはいうまでもないのれすが。
ムシムシの実が出たら、どれだけぶっ壊れになるかは想像がついたかと思われるのれす。
45: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:32:15
遺伝的多様性に話を戻すのれす。
まさにいいことづくめと言っていい翅による飛行なのれすが、むろん弱点もあるのれす。
それは「軽さ」と「フォルム」。
いうまでもないことなのれすが、空を飛ぶには相応の飛行形状と体重の軽さが求められるのれす。
カブトムシやゾウムシをはじめ甲虫の「硬さ・重さ」も昆虫の繁栄に寄与したのれすが、トンボ並の空戦能力と両立はできないのれす。
頑丈さをとるか、身軽さをとるか。
頑丈さをとれば、ゾウムシ(※標本針が通らないほどバリ硬なのれし)のように鳥に食べられてもフンと一緒に排泄されて生き残ることができる。
身軽さをとれば、アサギマダラのように1000kmをも移動する飛行能力が得られる。
ステ振りのような悩ましさなのれすね。
ただ大抵は、完全変態(※フラランドじゃないれすよ)という形で抜け道を見つけ出してはいるのれす。
まさにいいことづくめと言っていい翅による飛行なのれすが、むろん弱点もあるのれす。
それは「軽さ」と「フォルム」。
いうまでもないことなのれすが、空を飛ぶには相応の飛行形状と体重の軽さが求められるのれす。
カブトムシやゾウムシをはじめ甲虫の「硬さ・重さ」も昆虫の繁栄に寄与したのれすが、トンボ並の空戦能力と両立はできないのれす。
頑丈さをとるか、身軽さをとるか。
頑丈さをとれば、ゾウムシ(※標本針が通らないほどバリ硬なのれし)のように鳥に食べられてもフンと一緒に排泄されて生き残ることができる。
身軽さをとれば、アサギマダラのように1000kmをも移動する飛行能力が得られる。
ステ振りのような悩ましさなのれすね。
ただ大抵は、完全変態(※フラランドじゃないれすよ)という形で抜け道を見つけ出してはいるのれす。
46: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:33:32
先にあげたカブトムシやトンボ、蝶であれば、幼虫の時期はひたすらに「食う」ことを目的としたフォルムをとり、
飛行能力を得るのは生殖が可能となる成虫の段階でいい……まさにいいとこ取りのような生態れすね。
でもやっぱり装甲と飛行能力を両立したい……そんな望みに適応するかの如く進化したのが「アリ」なのれす。
飛行能力を得るのは生殖が可能となる成虫の段階でいい……まさにいいとこ取りのような生態れすね。
でもやっぱり装甲と飛行能力を両立したい……そんな望みに適応するかの如く進化したのが「アリ」なのれす。
47: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:39:31
アリは地を這うハチなのれす。
アリもハチも同じ膜翅目というカテゴリの昆虫なのれす。
くびれた腰、強力な大顎と尻の針、女王を頂点とする真社会性の生態。
似てるというのがわかってもらえると思うのれす。
(より原初の存在で種類も多い寄生バチの話題は割愛するのれす)
空を飛んでより広範囲に獲物や棲息域を広げることを選び続けているのがハチなら、
地を這うことで、土中というより安全で目立たない巣と、より高度な連携と強固な装甲を得る方向に進化したのがアリなのれす。
高度な分業制で”農業”を行うハキリアリが、その極致といれるかもしれないのれす。
巣を整えたり外敵と戦う大型のアリ、葉っぱを刈り取る中型のアリ、より細かい作業を行ったり随伴歩兵の役割を果たす小型のアリなどなど様々な役割があり、最大の兵隊アリと最小の兵隊アリで100倍近い体重差があるのれす。
更には、生体鉱物質のボディアーマーまで装備しているのれす。
これも「飛ぶ」という制約から解放されたお陰れすね。
アリもハチも同じ膜翅目というカテゴリの昆虫なのれす。
くびれた腰、強力な大顎と尻の針、女王を頂点とする真社会性の生態。
似てるというのがわかってもらえると思うのれす。
(より原初の存在で種類も多い寄生バチの話題は割愛するのれす)
空を飛んでより広範囲に獲物や棲息域を広げることを選び続けているのがハチなら、
地を這うことで、土中というより安全で目立たない巣と、より高度な連携と強固な装甲を得る方向に進化したのがアリなのれす。
高度な分業制で”農業”を行うハキリアリが、その極致といれるかもしれないのれす。
巣を整えたり外敵と戦う大型のアリ、葉っぱを刈り取る中型のアリ、より細かい作業を行ったり随伴歩兵の役割を果たす小型のアリなどなど様々な役割があり、最大の兵隊アリと最小の兵隊アリで100倍近い体重差があるのれす。
更には、生体鉱物質のボディアーマーまで装備しているのれす。
これも「飛ぶ」という制約から解放されたお陰れすね。
48: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:40:00
地面で動くイメージがあるというか、飛ぶイメージがまるで浸透してないアリなのれすが、
それでも女王アリや、グンタイアリのオス(※ぶっちゃけ精○袋扱いなのれす)は「飛ぶ」のれす。
交尾のためだけに使って、その後は翅を落とす一回こっきりの使い捨てなのれすが、
一回こっきりだけあって生殖の飛行(結婚飛行というのれす)だけであれば、装甲と飛行性能を両立できるのれす。
狩りや生存競争には「飛行」は必要なしと進化が選択しても、やはり遺伝的多様性を獲得するために遠隔地へ行く、
生殖のためには必要ありと判断した。
「飛行」は地を這う生活でも捨てがたいものなのれす。矛盾してるようなのれすが。
それでも女王アリや、グンタイアリのオス(※ぶっちゃけ精○袋扱いなのれす)は「飛ぶ」のれす。
交尾のためだけに使って、その後は翅を落とす一回こっきりの使い捨てなのれすが、
一回こっきりだけあって生殖の飛行(結婚飛行というのれす)だけであれば、装甲と飛行性能を両立できるのれす。
狩りや生存競争には「飛行」は必要なしと進化が選択しても、やはり遺伝的多様性を獲得するために遠隔地へ行く、
生殖のためには必要ありと判断した。
「飛行」は地を這う生活でも捨てがたいものなのれす。矛盾してるようなのれすが。
49: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 02:40:17
ここまで話したからには、「飛行」というものがどれほど昆虫と密接に関わってるか、
「飛行」と密接に関わる昆虫をONEPIECE世界で描くのが割と難しいことであると考察していること、わかってもらえたかと思うのれす。
自由自在に飛べるといっても”金獅子”シキのようにめちゃくちゃ天候に左右されるだとか、
飛ばない”蟲”、クモクモのモデルたる蜘蛛がどう生きてきたか、そこらへんの比較も話したかったのれすが、とりあえずこのあたりで纏めたいと思うのれす。
また会う日までなのれす。
「飛行」と密接に関わる昆虫をONEPIECE世界で描くのが割と難しいことであると考察していること、わかってもらえたかと思うのれす。
自由自在に飛べるといっても”金獅子”シキのようにめちゃくちゃ天候に左右されるだとか、
飛ばない”蟲”、クモクモのモデルたる蜘蛛がどう生きてきたか、そこらへんの比較も話したかったのれすが、とりあえずこのあたりで纏めたいと思うのれす。
また会う日までなのれす。
50: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 06:43:12
博識レオ、ありがとうございました
ギンヤンマのスペックこええ…
ギンヤンマのスペックこええ…
51: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 07:51:34
はー…すごい、参考になった
クモクモのモデルたる蜘蛛がどう生きてきたかの比較聞きたい
クモクモのモデルたる蜘蛛がどう生きてきたかの比較聞きたい
53: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 10:14:13
博識レオありがとうございました
気が向いたら蜘蛛との比較も話しておくれ
気が向いたら蜘蛛との比較も話しておくれ
55: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 16:12:46
悪魔のフェニックスは不死鳥のフェニックスと同じような姿で現れる別物ってことになってるぞ
一時期は一神教内での流行りで悪魔枠に吸収されてたけどその後綴り変えて悪魔と不死鳥で分離させた
まあそれ言ったらベルゼブブもバアルゼブルが後から一神教に悪魔枠にぶっ込まれただけだがそっちは明確に他宗教の神だからかいまだに名誉回復してないんだよな
一時期は一神教内での流行りで悪魔枠に吸収されてたけどその後綴り変えて悪魔と不死鳥で分離させた
まあそれ言ったらベルゼブブもバアルゼブルが後から一神教に悪魔枠にぶっ込まれただけだがそっちは明確に他宗教の神だからかいまだに名誉回復してないんだよな
56: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:02:40
蜘蛛はどう生きてきたのか?の声が案外多かったので、追記するのれす。
結論からいうと、蜘蛛は「昆虫の進化に、”糸”ひとつで追いつき続け・追い越し続けた化物」なのれす。
蜘蛛の分類たる鋏角亜門(蜘蛛とかサソリとか)の先祖が誕生したのは5億年前、糸を使うようになったと思われるのは約4億年ほど前から。
原初の昆虫たちが恐るべき多様性や完成度を見せ始める以前から、蜘蛛は”糸”を駆使することで、恐るべき捕食者としてありつづけた狩人なのれす。
蜘蛛の糸がどれほどスゴイものなのかは今更いうまでもないかと思うのれすが、
あらためて強調したいのは「糸に頼らない蜘蛛などいない」ということなのれす。
結論からいうと、蜘蛛は「昆虫の進化に、”糸”ひとつで追いつき続け・追い越し続けた化物」なのれす。
蜘蛛の分類たる鋏角亜門(蜘蛛とかサソリとか)の先祖が誕生したのは5億年前、糸を使うようになったと思われるのは約4億年ほど前から。
原初の昆虫たちが恐るべき多様性や完成度を見せ始める以前から、蜘蛛は”糸”を駆使することで、恐るべき捕食者としてありつづけた狩人なのれす。
蜘蛛の糸がどれほどスゴイものなのかは今更いうまでもないかと思うのれすが、
あらためて強調したいのは「糸に頼らない蜘蛛などいない」ということなのれす。
57: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:03:05
蜘蛛にとって、糸は万能道具であり感覚器でもあり、狩りの道具なのれす。
アシダカグモを例にとってみると、あの蜘蛛は一見糸を使ってないように見えるのれすが、
高所からの落下事故防止や自分の現在位置の把握のため、枝折糸(しおりいと)という糸を出して動き続けているのれす。
「逃げ」の一手で今まで繁栄し続けたゴキブリをも上回る驚異的な瞬発力を出せるのも、糸の命綱あってこそなのれす。
糸を出していないように見える蜘蛛、ハエトリグモもタランチュラも、みーんな例外無く枝折糸を出して移動し、
糸に頼って生活しているのれす。
頼るというよりは、「こんな便利なモン、使わなきゃ損だ」といったほうが正しいのかもしれないれすね。
これが、万能道具の側面。
アシダカグモを例にとってみると、あの蜘蛛は一見糸を使ってないように見えるのれすが、
高所からの落下事故防止や自分の現在位置の把握のため、枝折糸(しおりいと)という糸を出して動き続けているのれす。
「逃げ」の一手で今まで繁栄し続けたゴキブリをも上回る驚異的な瞬発力を出せるのも、糸の命綱あってこそなのれす。
糸を出していないように見える蜘蛛、ハエトリグモもタランチュラも、みーんな例外無く枝折糸を出して移動し、
糸に頼って生活しているのれす。
頼るというよりは、「こんな便利なモン、使わなきゃ損だ」といったほうが正しいのかもしれないれすね。
これが、万能道具の側面。
58: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:04:40
第二に、感覚器としての側面。
虫界の生きている化石といえばやはりゴキブリが代表例なところがあるのれすが、昆虫より長い歴史を生きているだけあって、4億年の歴史を誇る蜘蛛にも生きている化石はいるのれす。
ハラフシグモ。
マレーシアに棲息している、かなり原始的な蜘蛛なのれす(近縁のトタテグモという蜘蛛が沖縄にもいるのれす)
この蜘蛛もいわゆる”網”は作らない蜘蛛なのれすが、”糸”を利用した巣は作るのれす。
まず蜘蛛自身が穴を掘って土中に潜み、その土中から地面へ、放射上に糸を敷くのれす。
その糸に獲物が触れたときに土中からハラフシグモが飛び出し、獲物を捕らえる……というわけなのれす。
いわゆる「待ち」の蜘蛛れすね。
驚くべきことに、この蜘蛛は土中にいながら”糸”から伝わる振動だけで外の様子を把握し、
手頃な獲物が通りかかったときだけ、驚異的な瞬発力で巣から飛び出すのれす。
もうお察しかと思うのれすが、この蜘蛛こそがいずれ誕生する「空中に網の巣を作って、中心で待ち構える」蜘蛛の先駆けであり、
感覚器としての”糸”の使い方に特化した蜘蛛なのれす。
虫界の生きている化石といえばやはりゴキブリが代表例なところがあるのれすが、昆虫より長い歴史を生きているだけあって、4億年の歴史を誇る蜘蛛にも生きている化石はいるのれす。
ハラフシグモ。
マレーシアに棲息している、かなり原始的な蜘蛛なのれす(近縁のトタテグモという蜘蛛が沖縄にもいるのれす)
この蜘蛛もいわゆる”網”は作らない蜘蛛なのれすが、”糸”を利用した巣は作るのれす。
まず蜘蛛自身が穴を掘って土中に潜み、その土中から地面へ、放射上に糸を敷くのれす。
その糸に獲物が触れたときに土中からハラフシグモが飛び出し、獲物を捕らえる……というわけなのれす。
いわゆる「待ち」の蜘蛛れすね。
驚くべきことに、この蜘蛛は土中にいながら”糸”から伝わる振動だけで外の様子を把握し、
手頃な獲物が通りかかったときだけ、驚異的な瞬発力で巣から飛び出すのれす。
もうお察しかと思うのれすが、この蜘蛛こそがいずれ誕生する「空中に網の巣を作って、中心で待ち構える」蜘蛛の先駆けであり、
感覚器としての”糸”の使い方に特化した蜘蛛なのれす。
59: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:07:04
第三に、狩りの道具としての側面。
糸を投げ縄のように使う、ナゲナワグモ。
ぶっちゃけていえばスパイダーマンのように糸を投げて狩りをする‥‥といえば、もう説明不要なのかもしれないれすね(逆にいえば、昆虫たちは4億年前からスパイダーマンに狩られる犯罪者の恐怖を味わっていたのれす)
意外に思うかもしれないのれすが、この変わり種蜘蛛は、
網や巣を作る蜘蛛よりも先に発生した種類であることが、DNAを調べた近年の研究結果でわかったことなのれす。
「命綱使えば便利じゃね?→むしろ相手をぐるぐる巻きにすればいいんじゃね→いっそ糸を使いまくってガン待ちもいい手なのでは?」といった発想の進化なのれしょうか。
後々になればなるほど、糸を使う量が増えていってるのれす。
むろん、出せば出すだけカロリーを消費するので、便利だからといって出しまくる種類ばかりが残るわけではない、というのが自然の厳しい面なのれす。
糸を投げ縄のように使う、ナゲナワグモ。
ぶっちゃけていえばスパイダーマンのように糸を投げて狩りをする‥‥といえば、もう説明不要なのかもしれないれすね(逆にいえば、昆虫たちは4億年前からスパイダーマンに狩られる犯罪者の恐怖を味わっていたのれす)
意外に思うかもしれないのれすが、この変わり種蜘蛛は、
網や巣を作る蜘蛛よりも先に発生した種類であることが、DNAを調べた近年の研究結果でわかったことなのれす。
「命綱使えば便利じゃね?→むしろ相手をぐるぐる巻きにすればいいんじゃね→いっそ糸を使いまくってガン待ちもいい手なのでは?」といった発想の進化なのれしょうか。
後々になればなるほど、糸を使う量が増えていってるのれす。
むろん、出せば出すだけカロリーを消費するので、便利だからといって出しまくる種類ばかりが残るわけではない、というのが自然の厳しい面なのれす。
60: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:07:55
糸を使って使って使いまくって、使い倒す進化の研鑽はとどまることを知らず、
硬い装甲で栄華を極める甲虫(全昆虫で一番種類が多いのれす、二番目は蜂&蟻)ですら、
頑強な糸で大型の網を作るコガネグモ(文字通りコガネムシを食う蜘蛛れす)の前には無力なのれす。
最大種ともなれば、カブトムシですら捕らえて食うことが可能なくらいなのれす。
ただ、カブトムシの部位でも背部装甲は硬すぎて牙も立たないくらいれすし、
蜘蛛もカブトムシほど重すぎて頑丈すぎる相手をわざわざ狙おうとはしない、てゆーか網壊れる可能性高いから来ないで欲しいと思ってる可能性大、
「体重はたいていの場合、強さである」という自然界のルールは虫界でも健在……ということも、覚えておいて欲しいのれす。
硬い装甲で栄華を極める甲虫(全昆虫で一番種類が多いのれす、二番目は蜂&蟻)ですら、
頑強な糸で大型の網を作るコガネグモ(文字通りコガネムシを食う蜘蛛れす)の前には無力なのれす。
最大種ともなれば、カブトムシですら捕らえて食うことが可能なくらいなのれす。
ただ、カブトムシの部位でも背部装甲は硬すぎて牙も立たないくらいれすし、
蜘蛛もカブトムシほど重すぎて頑丈すぎる相手をわざわざ狙おうとはしない、てゆーか網壊れる可能性高いから来ないで欲しいと思ってる可能性大、
「体重はたいていの場合、強さである」という自然界のルールは虫界でも健在……ということも、覚えておいて欲しいのれす。
61: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:09:06
「糸を使って生活し、糸を使って狩りをする」という生態を続けて約4億年。
「空を飛ぶことにより、多様で多彩な進化を遂げたのが昆虫たち」であるのなら、
蜘蛛は「誕生当初の4億年前から、”糸”を使う狩りが完成していた。以後、大きく形を変えることなく”糸”特化の狩りと生活の知恵を磨き続けてきた」といえるのれす。
翅を得られなかったのではなく、”糸”で空中に浮くから必要がない。
装甲を得られなかったのではなく、鋭敏な”糸”感覚とセットになる速度を維持するためには必要がない。
“糸”の一点特化型の進化を続けてきたのが蜘蛛なのれす。
むろん、自然界の進化はメチャクチャに多様なので、視力特化型の異形に進化したメダマグモとか、
逆に糸の振動感覚を偽装して仲間の求愛行動と誤認させるベッコウバチなどもいるのれすが、ここでは割愛するのれす。
「空を飛ぶことにより、多様で多彩な進化を遂げたのが昆虫たち」であるのなら、
蜘蛛は「誕生当初の4億年前から、”糸”を使う狩りが完成していた。以後、大きく形を変えることなく”糸”特化の狩りと生活の知恵を磨き続けてきた」といえるのれす。
翅を得られなかったのではなく、”糸”で空中に浮くから必要がない。
装甲を得られなかったのではなく、鋭敏な”糸”感覚とセットになる速度を維持するためには必要がない。
“糸”の一点特化型の進化を続けてきたのが蜘蛛なのれす。
むろん、自然界の進化はメチャクチャに多様なので、視力特化型の異形に進化したメダマグモとか、
逆に糸の振動感覚を偽装して仲間の求愛行動と誤認させるベッコウバチなどもいるのれすが、ここでは割愛するのれす。
62: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:09:56
ここまで読んでもらえた人たちなら、わかると思うのれす。
”糸”を使って化物じみた強さをみせるのは、もうやっちゃってるんれすよね。
クモクモじゃないれすが。
ちなみにれすが「雲に糸ひっかけて海を渡る」というのも、蜘蛛が元ネタと思われることなのれす。
サラグモ、という蜘蛛が最も長く遠く「飛ぶ」蜘蛛の代表格れす。
さすがにリアルでは雲にひっかけるなんてことはできないのれすが、
バルーニングといって、長い糸を「帆」のようにして風を受けて「飛ぶ」ことができるのれす。
古くはかのダーウィンがガラパゴス諸島への航行中、バルーニングで「飛ぶ」蜘蛛を観察しているのれす。
うまくいけば数百kmも「飛べる」のれすよ。
(風まかせとはいえ「飛べる」わけれすから、翅がいらないということなのれす)
”糸”を使って化物じみた強さをみせるのは、もうやっちゃってるんれすよね。
クモクモじゃないれすが。
ちなみにれすが「雲に糸ひっかけて海を渡る」というのも、蜘蛛が元ネタと思われることなのれす。
サラグモ、という蜘蛛が最も長く遠く「飛ぶ」蜘蛛の代表格れす。
さすがにリアルでは雲にひっかけるなんてことはできないのれすが、
バルーニングといって、長い糸を「帆」のようにして風を受けて「飛ぶ」ことができるのれす。
古くはかのダーウィンがガラパゴス諸島への航行中、バルーニングで「飛ぶ」蜘蛛を観察しているのれす。
うまくいけば数百kmも「飛べる」のれすよ。
(風まかせとはいえ「飛べる」わけれすから、翅がいらないということなのれす)
64: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:11:13
これまで話してきたとおり、蜘蛛の糸は万能れす。
万能なので、いくらでも描写が可能なのれす。
あくまで個人的な推察なので真に受けないで欲しいのれすが、
ここから「蜘蛛の強さを見せつける能力者が出てくる」というのは、
消去法で「”糸”を感覚器メインとして使う蜘蛛」が最有力候補かと思われるのれす。
ナゲナワグモじみた糸を投げる攻撃、漫画的な糸ノコ攻撃、典型的な円形の巣を作るのはドレスローザで、
ワノ国ではオス食い・同種狩りの妖怪的側面を強調した蜘蛛の能力者が登場したので、
あとはエネルのような「見聞色と能力の合わせ技」のような形になると思われるのれす。
万能なので、いくらでも描写が可能なのれす。
あくまで個人的な推察なので真に受けないで欲しいのれすが、
ここから「蜘蛛の強さを見せつける能力者が出てくる」というのは、
消去法で「”糸”を感覚器メインとして使う蜘蛛」が最有力候補かと思われるのれす。
ナゲナワグモじみた糸を投げる攻撃、漫画的な糸ノコ攻撃、典型的な円形の巣を作るのはドレスローザで、
ワノ国ではオス食い・同種狩りの妖怪的側面を強調した蜘蛛の能力者が登場したので、
あとはエネルのような「見聞色と能力の合わせ技」のような形になると思われるのれす。
65: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:11:44
「蜘蛛の糸は万能道具」、今日はこれだけ覚えて、
今後のクモクモ能力者登場に期待するとしたいのれす。
ではまた、世経の一面で会いましょうなのれす。
今後のクモクモ能力者登場に期待するとしたいのれす。
ではまた、世経の一面で会いましょうなのれす。
66: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:21:26
レオ兄さんありがとうございました
ドレスローザで昆虫の悪魔の実のトンタッタとイトイトが激突したのは必然だったのか
ドレスローザで昆虫の悪魔の実のトンタッタとイトイトが激突したのは必然だったのか
67: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 17:26:21
博識レオ、ありがとうございました
お前の知識俺の脳によく馴染むぜ
オニグモ中将が棒につけた海楼石手錠を使うのは投げ縄のイメージなのかもな
虫のオニグモは巣を張るタイプらしいが
お前の知識俺の脳によく馴染むぜ
オニグモ中将が棒につけた海楼石手錠を使うのは投げ縄のイメージなのかもな
虫のオニグモは巣を張るタイプらしいが
68: 名無しのあにまんch 2023/06/08(木) 23:56:02
ハエトリグモとかアシダカグモとか、飛び掛かる系のクモクモなら出番ある可能性高いかな?
政府側の能力者なら、六式使ってきて能力との相性もいいだろうし
政府側の能力者なら、六式使ってきて能力との相性もいいだろうし
70: 名無しのあにまんch 2023/06/09(金) 09:42:42
推しの虫がカマキリなので是非レオ先生に解説してほしい
実はけっこうハイスペック昆虫なのよカマキリて
実はけっこうハイスペック昆虫なのよカマキリて
71: 名無しのあにまんch 2023/06/09(金) 11:56:04
飛ばない昆虫でバッタ一瞬思い浮かべたけど、普段跳んでるかつ飛ばない種もあるだけで飛べるわあいつら
ただ「跳ぶ」方に能力のウエイト置いたらいけそうでない?
群生相になったバッタはここでは考えないものとする
ただ「跳ぶ」方に能力のウエイト置いたらいけそうでない?
群生相になったバッタはここでは考えないものとする
72: 名無しのあにまんch 2023/06/09(金) 12:10:25
博識レオありがとうございました
糸を使って飛ぶ蜘蛛なんていたんだ…
能力者でいたら絵になるだろうな
糸を使って飛ぶ蜘蛛なんていたんだ…
能力者でいたら絵になるだろうな
73: 名無しのあにまんch 2023/06/09(金) 23:07:28
クモ、オオクワガタ、バッタ(ライダー的な)、カマキリ、
メジャーどころの実は間違いなくこの辺になるだろうなとは思うのよね
「強いけどスナスナ以上に水に弱い(鱗粉濡れるとダメ)」っていうことで、オオムラサキの実とかも出る可能性あるかな?
飛行はできるし翅ビンタが恐ろしく強いが、水への弱さでバランス取れてるかもしれない
メジャーどころの実は間違いなくこの辺になるだろうなとは思うのよね
「強いけどスナスナ以上に水に弱い(鱗粉濡れるとダメ)」っていうことで、オオムラサキの実とかも出る可能性あるかな?
飛行はできるし翅ビンタが恐ろしく強いが、水への弱さでバランス取れてるかもしれない
74: 名無しのあにまんch 2023/06/09(金) 23:13:23
そう言えばムシムシに蝶や蛾ってまだ出てないから
これから温存されてるゾオン大放出になるなら見たいね
これから温存されてるゾオン大放出になるなら見たいね
75: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 01:21:56
>>74
smile入れていいならアゲハ蝶っぽいのはいた
smile入れていいならアゲハ蝶っぽいのはいた
76: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:18:39
皆さん色々好きな虫がいるようれすね、レオもこれから出てくるムシムシの能力者は味方であれば頼もしいし、敵であれば恐ろしいと思うのれす。
またも虫のお話をしたいところなのれすが、これからより深い虫のお話を理解してもらうためには、少々前提知識を知ってもらわなければならないのれす。
題して「古代か、現代か」「闘争か、逃走か」「維持か、進化か」「カイドウか、ルフィか」なのれす。
あまりにもリアル知識に偏りすぎてもアレなので、合間合間にONEPIECE知識を混ぜていくのれすよ。
またも虫のお話をしたいところなのれすが、これからより深い虫のお話を理解してもらうためには、少々前提知識を知ってもらわなければならないのれす。
題して「古代か、現代か」「闘争か、逃走か」「維持か、進化か」「カイドウか、ルフィか」なのれす。
あまりにもリアル知識に偏りすぎてもアレなので、合間合間にONEPIECE知識を混ぜていくのれすよ。
77: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:19:41
まず悪魔の実について今一度おさらいなのれす。
万物は望まれて誕生するというDr.ベガパンクの仮説に則るなら、悪魔の実は「あんなこといいな、できたらいいな」という願望から産まれたものと推測されるのれす。
後々本編でひっくり返る可能性はあるのれすが、今はこれを正とすると、いわゆる”古代種”がめちゃくちゃに強いのも当然なのれす。
「デカい=強い」のシンプル理論を地でいく時代の覇者、男の子であれば誰もが一度が夢見る遥か遠き昔のロマン。
化石という確固たる証で絶対強者であったと確信を抱くのと一緒に、レイリーの疑わぬ力・意志の力まで上乗せされるのれす。
弱いわけがないのれす。
……しかし。
これを肯定しきれない、純然たる事実もまた存在しているのれす。
絶滅。
彼ら彼女らは、種ごと滅びてしまいました。
万物は望まれて誕生するというDr.ベガパンクの仮説に則るなら、悪魔の実は「あんなこといいな、できたらいいな」という願望から産まれたものと推測されるのれす。
後々本編でひっくり返る可能性はあるのれすが、今はこれを正とすると、いわゆる”古代種”がめちゃくちゃに強いのも当然なのれす。
「デカい=強い」のシンプル理論を地でいく時代の覇者、男の子であれば誰もが一度が夢見る遥か遠き昔のロマン。
化石という確固たる証で絶対強者であったと確信を抱くのと一緒に、レイリーの疑わぬ力・意志の力まで上乗せされるのれす。
弱いわけがないのれす。
……しかし。
これを肯定しきれない、純然たる事実もまた存在しているのれす。
絶滅。
彼ら彼女らは、種ごと滅びてしまいました。
78: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:23:13
「海賊とは常に生き残りを懸けた戦い」「勝った者が正義だ」という海賊理論に則れば、恐竜たちは弱者と断じても問題ないことになるのれす、哀しいことれすが。
娯楽作品では気候変動などが恐竜絶滅の主因にあがることがよくあり、実際その可能性は高いのれすが、
“小型哺○類による卵の盗み食い”、なども数を減らした原因なのではと推察されているのれす。
強者として弱肉強食の理論を振りかざしていた側が、卵という弱者を狙われる皮肉。
追い払うついでにエサにしようにも、あまりにも小さすぎて狙えず・食えても満たされない二重苦。
その間にも、同じ土俵にいる大型種が減り続けていく……。
時代のうねりに呑まれてしまった大海賊のようれすね。
最後の最後、原初の大人間(人類)が誕生した時代に残っていた大型哺○類……同じく”古代種”に分類されるであろうマンモスなども、
大人間やトンタッタが得意とする「数と連携」の力で、乱獲され尽くしてしまったのです。
こんな時代に、自然保護とか個体数調整の概念とかがあるとは思えませんからね(あっても共有する文化土壌と通信手段が乏しいのれす)
この後、数億年にはほどとおいたかだか数百万年程度の年月であっても、
人類は地上の覇者となりました。
娯楽作品では気候変動などが恐竜絶滅の主因にあがることがよくあり、実際その可能性は高いのれすが、
“小型哺○類による卵の盗み食い”、なども数を減らした原因なのではと推察されているのれす。
強者として弱肉強食の理論を振りかざしていた側が、卵という弱者を狙われる皮肉。
追い払うついでにエサにしようにも、あまりにも小さすぎて狙えず・食えても満たされない二重苦。
その間にも、同じ土俵にいる大型種が減り続けていく……。
時代のうねりに呑まれてしまった大海賊のようれすね。
最後の最後、原初の大人間(人類)が誕生した時代に残っていた大型哺○類……同じく”古代種”に分類されるであろうマンモスなども、
大人間やトンタッタが得意とする「数と連携」の力で、乱獲され尽くしてしまったのです。
こんな時代に、自然保護とか個体数調整の概念とかがあるとは思えませんからね(あっても共有する文化土壌と通信手段が乏しいのれす)
この後、数億年にはほどとおいたかだか数百万年程度の年月であっても、
人類は地上の覇者となりました。
79: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:23:55
“百獣”のカイドウと、我らが”麦わら”の大船長が、まさしく恐竜と哺○類の関係といれるのです。
確かに”百獣”のカイドウは恐ろしすぎる海賊です。あんなのどう倒していいか判らない、絶望の象徴ともいえる”弱肉強食”の体現者なのは、皆さんが認めるところだと思うのです。
しかし、それでも”麦わら”の大船長に敗れたのです。
彼のもつ「その場にいる者を味方につける、最も恐るべき力」、”適者生存”の論理によって。
カイドウはあまりにも敵を作りすぎたのです。
あまりにも強大でなければ、大船長がキッドやトラファルガー・ローと手を組むこともなかったれしょうし、
国ごと滅ぼしかねない悪政をどこかで是正していれば、兎丼の囚人や、狂死郎親分のみならずその配下までも敵に回すことはなかったでしょう。
まさに、大人間に狩られてしまったマンモスそのものです。
確かに”百獣”のカイドウは恐ろしすぎる海賊です。あんなのどう倒していいか判らない、絶望の象徴ともいえる”弱肉強食”の体現者なのは、皆さんが認めるところだと思うのです。
しかし、それでも”麦わら”の大船長に敗れたのです。
彼のもつ「その場にいる者を味方につける、最も恐るべき力」、”適者生存”の論理によって。
カイドウはあまりにも敵を作りすぎたのです。
あまりにも強大でなければ、大船長がキッドやトラファルガー・ローと手を組むこともなかったれしょうし、
国ごと滅ぼしかねない悪政をどこかで是正していれば、兎丼の囚人や、狂死郎親分のみならずその配下までも敵に回すことはなかったでしょう。
まさに、大人間に狩られてしまったマンモスそのものです。
80: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:24:01
虫だと軍勢というか集合体として強いとか怖いがあるから単独だとなんとなく制限がある気がする
仮にハエがモデルとしてでっかいハエ1匹よりも小さいハエの集合体だったら後者のほうが怖いと思う
仮にハエがモデルとしてでっかいハエ1匹よりも小さいハエの集合体だったら後者のほうが怖いと思う
81: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:25:33
なんだか異議の声が聞こえてくるのれす。
「いやでもカイドウだぞ?最強だぞ??」
「あんなん、二度やれって言われてもできるわけねーだろ」
はい、まったくもってそのとおり。レオもそうだと思うのです。
なんなんれすがアレ、意味わからん耐久なのれすよ……。
むろん、大船長のためとあらば戦うことに躊躇なんてないですが、その大船長やゾロランドがウンザリするほどの海賊を侮るつもりなど微塵もないのです。
現代の大人間も一緒です。
「ヒグマ(※not山賊)が街に現れた、銃も金もやるから殺処分に協力してくれ」と言われて、首を縦に振る大人間は圧倒的少数派なのは間違いないのです。
いくら狩ることができるといっても、マンモスやヒグマ(※not山賊)の体重差はリアル大人間の素スペックでは絶対埋まらないのです。
“弱肉強食”もまた、厳しすぎる自然の理なのです。
「いやでもカイドウだぞ?最強だぞ??」
「あんなん、二度やれって言われてもできるわけねーだろ」
はい、まったくもってそのとおり。レオもそうだと思うのです。
なんなんれすがアレ、意味わからん耐久なのれすよ……。
むろん、大船長のためとあらば戦うことに躊躇なんてないですが、その大船長やゾロランドがウンザリするほどの海賊を侮るつもりなど微塵もないのです。
現代の大人間も一緒です。
「ヒグマ(※not山賊)が街に現れた、銃も金もやるから殺処分に協力してくれ」と言われて、首を縦に振る大人間は圧倒的少数派なのは間違いないのです。
いくら狩ることができるといっても、マンモスやヒグマ(※not山賊)の体重差はリアル大人間の素スペックでは絶対埋まらないのです。
“弱肉強食”もまた、厳しすぎる自然の理なのです。
82: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:26:46
またも異議が聞こえてくるようですね。
「結局どっちが正解なんだよ?!」と。
答えは、”どちらも”。
弱肉強食と適者生存。
そのせめぎ合いこそが、生存競争だといえるのれす。
「結局どっちが正解なんだよ?!」と。
答えは、”どちらも”。
弱肉強食と適者生存。
そのせめぎ合いこそが、生存競争だといえるのれす。
83: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:27:56
先にも話したとおり、昆虫の天敵たる蜘蛛は、昆虫より1億年以上の古代から存在し、古代から姿を維持してきた圧倒的強者れす。
「○○ムシの天敵は何?」というワードで調べてみれば、もう飽きるほどに「クモが天敵」という言葉が出てくるのれす。
蝶・蛾→クモが天敵
ゴキブリ→クモが天敵
ハチ→クモが天敵
糸の巣にかかるサイズと体重なら?→クモが天敵だと思え
見た目で恐れられることはありつつも、大人間の益虫として崇められる確固たる地位を築いているのは、
数億年以上ものあいだ、圧倒的殺戮性能で捕食してきた実績があるからに他ならないのです。
まさに、古代の力なのれす。
「○○ムシの天敵は何?」というワードで調べてみれば、もう飽きるほどに「クモが天敵」という言葉が出てくるのれす。
蝶・蛾→クモが天敵
ゴキブリ→クモが天敵
ハチ→クモが天敵
糸の巣にかかるサイズと体重なら?→クモが天敵だと思え
見た目で恐れられることはありつつも、大人間の益虫として崇められる確固たる地位を築いているのは、
数億年以上ものあいだ、圧倒的殺戮性能で捕食してきた実績があるからに他ならないのです。
まさに、古代の力なのれす。
84: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:31:57
一方で、昆虫たちもただ殺られるがままだったわけではないのです。
返り討ちに遭うこともあり天敵であることにも変わりないのですが、
オオカマキリほどの戦闘種であれば、蜘蛛を狩り返すことは普通に確認されているのです。
カマキリはゴキブリから進化の枝別れをしないまま、ひたすらに「逃げ」に徹する道もありました。
ゴキブリには尻のあたりに”尾葉”という器官があり、そこにある細かな器官で風を探知して攻撃を回避しているのです。
「ゆるやかに群れ、攻撃風を探知しては逃げまくり、ひたすらに産みまくって数を増やす」。
このゴキブリの生き方も決して間違いではないのれす。
むしろ古代から生き残ってきた、恐竜並に恐ろしい古強者なのれす。
風を探知してからゴキブリ回避行動をとるまで、およそ0.04秒しかかかりません(※つまりアシダカグモはこの反射行動を先読みして狩ってるのれす)
生き残れば正義、デカかろうと当たらなければ意味がない。
ゴキブリの強さに関しては、大人間の皆さんが日頃ジャックのように毒ガス兵器を持ち出していることから、嫌ってほど理解できてると思うのれす。
……あ、はい、ごめんなさいなのれす大船長……後でモコモ公国にゴキブリに例えた詫びをしにいくのれす。
返り討ちに遭うこともあり天敵であることにも変わりないのですが、
オオカマキリほどの戦闘種であれば、蜘蛛を狩り返すことは普通に確認されているのです。
カマキリはゴキブリから進化の枝別れをしないまま、ひたすらに「逃げ」に徹する道もありました。
ゴキブリには尻のあたりに”尾葉”という器官があり、そこにある細かな器官で風を探知して攻撃を回避しているのです。
「ゆるやかに群れ、攻撃風を探知しては逃げまくり、ひたすらに産みまくって数を増やす」。
このゴキブリの生き方も決して間違いではないのれす。
むしろ古代から生き残ってきた、恐竜並に恐ろしい古強者なのれす。
風を探知してからゴキブリ回避行動をとるまで、およそ0.04秒しかかかりません(※つまりアシダカグモはこの反射行動を先読みして狩ってるのれす)
生き残れば正義、デカかろうと当たらなければ意味がない。
ゴキブリの強さに関しては、大人間の皆さんが日頃ジャックのように毒ガス兵器を持ち出していることから、嫌ってほど理解できてると思うのれす。
……あ、はい、ごめんなさいなのれす大船長……後でモコモ公国にゴキブリに例えた詫びをしにいくのれす。
85: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:35:03
この圧倒的反射能力を「狩り」に使うことを1億5000年前に選んだのが、カマキリなのれす。
「時にはオス殺しをするほど獰猛、風と同化し、200匹産んで2・3匹の成虫が残れば上等」。
大人間サイズなら3tにも達する恐ろしく強靭な鎌の力が、進化の研鑽の果てに身に着けた「ゆっくり動いて動体視力を発動させない」「風を探知して風に同化し、揺れる葉に偽装する」という技術が。
とうとう虫全体の天敵たる小鳥までも逆に狩り返すにまで至ったのが、カマキリなのです。
もっとも、蜘蛛狩り・オス殺しをするまでに獰猛な戦闘本能を得た代償として、
動かぬ獲物には反応しづらい生態になってしまったのれすが。
獲物が少なくなる秋口にはそのデメリットがより辛いものとなってしまうのれす。
「絶対的天敵の小鳥すら相手に出来る」のか「動くものが小鳥くらいしかいないから、狙わざるをえない」のか。
悩ましいところなのれす。
「時にはオス殺しをするほど獰猛、風と同化し、200匹産んで2・3匹の成虫が残れば上等」。
大人間サイズなら3tにも達する恐ろしく強靭な鎌の力が、進化の研鑽の果てに身に着けた「ゆっくり動いて動体視力を発動させない」「風を探知して風に同化し、揺れる葉に偽装する」という技術が。
とうとう虫全体の天敵たる小鳥までも逆に狩り返すにまで至ったのが、カマキリなのです。
もっとも、蜘蛛狩り・オス殺しをするまでに獰猛な戦闘本能を得た代償として、
動かぬ獲物には反応しづらい生態になってしまったのれすが。
獲物が少なくなる秋口にはそのデメリットがより辛いものとなってしまうのれす。
「絶対的天敵の小鳥すら相手に出来る」のか「動くものが小鳥くらいしかいないから、狙わざるをえない」のか。
悩ましいところなのれす。
86: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 13:38:02
古代か、現代か。生存か、逃走か。
恐竜という圧倒的強者には絶対敵わないどころか、同じ土俵にすら上がらない虫たちであっても、
数億年ものあいだ恐竜たちよりも生き続け、人間たちよりも永く葛藤を続けてきた「維持か、進化か」の重み。
これこそが、虫たちの強さだといえるのです。
今後、クモクモやムシムシの能力者が出てきたときは「コイツは数億年もの重みを背負ってる」「たとえ古代種でなくても、コイツは進化の最先端とノウハウがある」というロマンに想いを馳せてみるといいのです。
次回需要があるなら、今回語りきれなかった「進化の最先端、そのメリット・デメリット」「数の力、そのメリット・デメリット」。
このあたりを話してみようと思うのれす。
恐竜という圧倒的強者には絶対敵わないどころか、同じ土俵にすら上がらない虫たちであっても、
数億年ものあいだ恐竜たちよりも生き続け、人間たちよりも永く葛藤を続けてきた「維持か、進化か」の重み。
これこそが、虫たちの強さだといえるのです。
今後、クモクモやムシムシの能力者が出てきたときは「コイツは数億年もの重みを背負ってる」「たとえ古代種でなくても、コイツは進化の最先端とノウハウがある」というロマンに想いを馳せてみるといいのです。
次回需要があるなら、今回語りきれなかった「進化の最先端、そのメリット・デメリット」「数の力、そのメリット・デメリット」。
このあたりを話してみようと思うのれす。
87: 名無しのあにまんch 2023/06/10(土) 22:53:21
博学レオ、ありがとうございました
88: 名無しのあにまんch 2023/06/11(日) 10:41:05
博識レオありがとうございました
聞いてるだけでワクワクしてくる
聞いてるだけでワクワクしてくる
89: 名無しのあにまんch 2023/06/11(日) 11:05:15
カマキリの筋力で思い出したが、
「食えば無条件で素のスペックが向上する」っていう動物系のメリットを、ムシムシもゲットできるんだよな
毒虫モデルなら幻獣種みたいな副産物特殊能力がついてくるんだし、そりゃどれ食っても高確率で大当たりになるはずだわ
「食えば無条件で素のスペックが向上する」っていう動物系のメリットを、ムシムシもゲットできるんだよな
毒虫モデルなら幻獣種みたいな副産物特殊能力がついてくるんだし、そりゃどれ食っても高確率で大当たりになるはずだわ
92: 名無しのあにまんch 2023/06/11(日) 15:13:31
>>89
ムシムシのメリットはスペック向上に加えて『ほぼ全身に燃えにくい性質の固い外骨格を纏える』があるぞ
ムシムシのメリットはスペック向上に加えて『ほぼ全身に燃えにくい性質の固い外骨格を纏える』があるぞ
90: 名無しのあにまんch 2023/06/11(日) 14:40:00
トンタッタにムシムシの能力者が多いのは昆虫がそれぞれ選択した生存戦略の為の能力が
人間括りの種族の中では際立って小さくて軽くて素早いトンタッタと相性良いのもあるし
ムシムシの実の方でもそういう理由でトンタッタを宿主に選びがちなのかもしれん
逆にクモクモ古代種で披露された能力は待ちの狩りの為の糸と猛毒と幻覚攻撃で
小ささ軽さで大きなアドバンテージが生まれるものではない為に
トンタッタを選んだムシムシの実とは逆にあえて大型の宿主選んだとかありそう
人間括りの種族の中では際立って小さくて軽くて素早いトンタッタと相性良いのもあるし
ムシムシの実の方でもそういう理由でトンタッタを宿主に選びがちなのかもしれん
逆にクモクモ古代種で披露された能力は待ちの狩りの為の糸と猛毒と幻覚攻撃で
小ささ軽さで大きなアドバンテージが生まれるものではない為に
トンタッタを選んだムシムシの実とは逆にあえて大型の宿主選んだとかありそう
91: 名無しのあにまんch 2023/06/11(日) 14:48:38
上でもムシムシの実が米粒一個くらいの小さい実説でたけど
トンタッタくらいの大きさの存在に選んでほしくてわざわざ小さい実に好んで宿ってそう
トンタッタくらいの大きさの存在に選んでほしくてわざわざ小さい実に好んで宿ってそう
94: 名無しのあにまんch 2023/06/11(日) 20:42:41
ドレスローザでムシムシ解禁だったのは「あまりにも昆虫や蜘蛛のスペックが高すぎる」のもあったんじゃないかと思うわ
伊達に何十年間もバッタやクモがヒーローやってねえな
最近は戦隊にも抜擢だし
伊達に何十年間もバッタやクモがヒーローやってねえな
最近は戦隊にも抜擢だし
96: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 10:02:34
色々情報が多いけど今回一気にでた強い天竜人達にムシムシが渡ってたら良いなあと思う
97: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:47:56
今週の本誌も大変なことになってるようですね、再登場のときにレオが曇ってないか心配なのれす…。
復活した尾田先生がムシムシの実を出してくれることを願い、今日もムシの話をするのれす。
テーマは以前話したとおり「進化と数の力のメリット、デメリット」。
虫界における”数”の力といえばそう、蜂と蟻。
彼女らがどういった進化を遂げ、何を取捨選択してきたのか。
もっとも”強い”のは数と大きさを誇る、おなじみスズメバチやグンタイアリ。
しかし、彼女らの”繁栄”の根源は「大顎」と「産卵管(針)」であること。
念のためのもう一度の確認として、「蜂と蟻は同じ”膜翅目”という仲間である」ということ。
これらを念頭に置いてお話を聞いてほしいのれす。
復活した尾田先生がムシムシの実を出してくれることを願い、今日もムシの話をするのれす。
テーマは以前話したとおり「進化と数の力のメリット、デメリット」。
虫界における”数”の力といえばそう、蜂と蟻。
彼女らがどういった進化を遂げ、何を取捨選択してきたのか。
もっとも”強い”のは数と大きさを誇る、おなじみスズメバチやグンタイアリ。
しかし、彼女らの”繁栄”の根源は「大顎」と「産卵管(針)」であること。
念のためのもう一度の確認として、「蜂と蟻は同じ”膜翅目”という仲間である」ということ。
これらを念頭に置いてお話を聞いてほしいのれす。
98: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:49:10
蜂もまたかなり古いタイプの昆虫なのれす。
完全変態昆虫の中では最も古く、約3億5000年前の植物が森林を形成し始めた頃には、
もう原初の蜂は存在していたのれす。
その頃の蜂は今皆さんが良く知るスズメバチ(出てくるのは2億年前)などではなく、
植物に卵を産み付ける寄生バチ‥‥いわゆるキバチが棲息していたのれす。
原初の存在だけあって、今のフォルムとは程遠いシンプルな姿れす。
腰がくびれておらず一直線じみた胴長、身体の色も黒一色。
ぶっちゃけ一目では、絶対に蜂とはわからないフォルムをしているのれす。
硬く穿孔に適した「産卵管(針)」で樹木に卵を産み付け、「大顎」でバリボリと樹木のセルロースを貪り食う。
今でも材木商が害虫として頭を悩ませるキバチは、人類が誕生する遥か以前の頃から樹木に穴を開けて生活していたのれす。
古代のあるとき、キバチの幼虫が偶然にも、同じく樹木の中で孵化した虫の幼虫に食い付いたのれす。
セルロースより栄養たっぷり、タンパク質も豊富。ここで幼虫は思ったのれす。
「次自分が卵産むときは、コイツ(幼虫)の近くを狙えばいいんじゃない?」「大顎も殺傷に便利ね」と。
これが「幼虫に卵を産み付ける寄生バチ」の始まりだったのではと言われているのれす。
小学生のアゲハチョウ観察授業におけるトラウマの始まり、ともいえるかもしれませんね。
完全変態昆虫の中では最も古く、約3億5000年前の植物が森林を形成し始めた頃には、
もう原初の蜂は存在していたのれす。
その頃の蜂は今皆さんが良く知るスズメバチ(出てくるのは2億年前)などではなく、
植物に卵を産み付ける寄生バチ‥‥いわゆるキバチが棲息していたのれす。
原初の存在だけあって、今のフォルムとは程遠いシンプルな姿れす。
腰がくびれておらず一直線じみた胴長、身体の色も黒一色。
ぶっちゃけ一目では、絶対に蜂とはわからないフォルムをしているのれす。
硬く穿孔に適した「産卵管(針)」で樹木に卵を産み付け、「大顎」でバリボリと樹木のセルロースを貪り食う。
今でも材木商が害虫として頭を悩ませるキバチは、人類が誕生する遥か以前の頃から樹木に穴を開けて生活していたのれす。
古代のあるとき、キバチの幼虫が偶然にも、同じく樹木の中で孵化した虫の幼虫に食い付いたのれす。
セルロースより栄養たっぷり、タンパク質も豊富。ここで幼虫は思ったのれす。
「次自分が卵産むときは、コイツ(幼虫)の近くを狙えばいいんじゃない?」「大顎も殺傷に便利ね」と。
これが「幼虫に卵を産み付ける寄生バチ」の始まりだったのではと言われているのれす。
小学生のアゲハチョウ観察授業におけるトラウマの始まり、ともいえるかもしれませんね。
99: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:49:59
他種に寄生することを選んだ蜂たちは、他の昆虫たちの多くが捨てていった「獲物を食い破る大顎」「頑丈な産卵管」を維持し続けることを選択したのれす。
カマキリがゴキブリから進化して「小さかった鎌の大型化」「鎌で狩るためのフォルムチェンジ」を続けていったように、
「産卵管」を使い続ける進化を選択した蜂は、「産卵管」が「虫を機能不全に陥らせる麻酔針」を兼ねるようになり、
更にその「針」を効率的に使うため、胴長の体型から変化していったのれす。
そう、あのくびれた腰れす。
より柔軟多彩に尻の「産卵管」を使うため、針のある腹部と翅のある胸部を分けるような体構造へと進化したのれす。
尻の部分をかなり曲げてブスリと刺すあの体勢は、誰もが目にしたことがあると思うのれすが、これがまた思わぬ結果を生むようになりました。
腹部と胸部がくびれで分割されたことにより、翅のある胸部もまたフレキシブルな動きが可能になったのれす。
皆さん、もうお気づきかと思うのれす。
「飛行性能の向上」。
遺伝的多様性を獲得するための、絶対的アドバンテージ。
他種を射殺した挙句に成虫羽化までの食料・宿にまで変じる便利武器と、トンボほどでなくとも(正直トンボとの比較は分が悪すぎるのれすが)圧倒的飛行性能を両立させた蜂は、
現在では約15万種(全昆虫のうち16%ほどが蜂&蟻)もの、多様な生物が生まれる大繁栄を成し遂げたのれす。
ちなみに、哺○類は約6000種類。
文字通りケタが違うのれす。
カマキリがゴキブリから進化して「小さかった鎌の大型化」「鎌で狩るためのフォルムチェンジ」を続けていったように、
「産卵管」を使い続ける進化を選択した蜂は、「産卵管」が「虫を機能不全に陥らせる麻酔針」を兼ねるようになり、
更にその「針」を効率的に使うため、胴長の体型から変化していったのれす。
そう、あのくびれた腰れす。
より柔軟多彩に尻の「産卵管」を使うため、針のある腹部と翅のある胸部を分けるような体構造へと進化したのれす。
尻の部分をかなり曲げてブスリと刺すあの体勢は、誰もが目にしたことがあると思うのれすが、これがまた思わぬ結果を生むようになりました。
腹部と胸部がくびれで分割されたことにより、翅のある胸部もまたフレキシブルな動きが可能になったのれす。
皆さん、もうお気づきかと思うのれす。
「飛行性能の向上」。
遺伝的多様性を獲得するための、絶対的アドバンテージ。
他種を射殺した挙句に成虫羽化までの食料・宿にまで変じる便利武器と、トンボほどでなくとも(正直トンボとの比較は分が悪すぎるのれすが)圧倒的飛行性能を両立させた蜂は、
現在では約15万種(全昆虫のうち16%ほどが蜂&蟻)もの、多様な生物が生まれる大繁栄を成し遂げたのれす。
ちなみに、哺○類は約6000種類。
文字通りケタが違うのれす。
100: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:51:49
針の進化で数億年前に「麻酔」を獲得し(ちなみに人類最初の麻酔外科手術は、江戸時代の華岡青州がやり遂げたのれす)、
翅の進化で行動範囲が拡大した蜂たちは、次なる進化のステップへと進んだのれす。
「木の中探すのもいいが、自分で狩って自分で棲み処を作ってもいいのでは?」、と。
ドロバチ、狩りバチの誕生なのれす。
麻酔針を獲得したということは、樹木の中のみならず野山にいる幼虫もまた「安全に運ぶ」ことができるようになったのれす。
むろん、その場合は樹木の幹をシェルターにすることはできないため、揺り籠を作る必要に迫られたのれす。
泥や大顎で削った木の皮を口に含み、唾液で溶けている間にせっせと”巣”を成形する。
小さな”巣”の中でイモムシ(麻酔飼い殺し中)などを食って育った蜂は、いずれ外の世界へと旅立っていくのれす。
当然、空になった巣がそのまま残るわけなのれすが、
その中でもいい立地条件だと、複数の蜂が同じ場所で巣作りをしたり、
空室を「このまま利用できる、巣作りの手間が省けた」という風に「空き家を利用する」という行動にも繋がる場合があるのれす。
ご想像のとおり
蜂はここから「数の力を駆使して協力し、生き残る」という最先端への進化を遂げたのれす。
皆さんがよくイメージする、スズメバチやアリへと至る進化なのれす。
(ホントはその以前から社会性を獲得する遺伝子や生態はあるのれすが、わかりやすさの都合上割愛してるのれす)
翅の進化で行動範囲が拡大した蜂たちは、次なる進化のステップへと進んだのれす。
「木の中探すのもいいが、自分で狩って自分で棲み処を作ってもいいのでは?」、と。
ドロバチ、狩りバチの誕生なのれす。
麻酔針を獲得したということは、樹木の中のみならず野山にいる幼虫もまた「安全に運ぶ」ことができるようになったのれす。
むろん、その場合は樹木の幹をシェルターにすることはできないため、揺り籠を作る必要に迫られたのれす。
泥や大顎で削った木の皮を口に含み、唾液で溶けている間にせっせと”巣”を成形する。
小さな”巣”の中でイモムシ(麻酔飼い殺し中)などを食って育った蜂は、いずれ外の世界へと旅立っていくのれす。
当然、空になった巣がそのまま残るわけなのれすが、
その中でもいい立地条件だと、複数の蜂が同じ場所で巣作りをしたり、
空室を「このまま利用できる、巣作りの手間が省けた」という風に「空き家を利用する」という行動にも繋がる場合があるのれす。
ご想像のとおり
蜂はここから「数の力を駆使して協力し、生き残る」という最先端への進化を遂げたのれす。
皆さんがよくイメージする、スズメバチやアリへと至る進化なのれす。
(ホントはその以前から社会性を獲得する遺伝子や生態はあるのれすが、わかりやすさの都合上割愛してるのれす)
101: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:52:42
「数の力」が、これまた思わぬ副産物を産んだのれす。
「毒針」との相性、れす。
スズメバチに至る少々前(約2億年ほど)から、蜂の仲間は毒針を得る進化をしたのれす。
外を闊歩する昆虫などを狩るということは、その昆虫のみならず、自分が利用しようとする別種とも食料争いをするということれすから。
ニッチな需要で生きていた頃、麻酔が最適だった頃と違い、
外敵とも戦う場合において「麻酔」が「毒」へと変化するのは必然だったのれしょう。
じゃあ幼虫が育つ間、誰がエサの面倒をみてくれるの?今までは「麻酔で動かなくした餌」があったのに。
大丈夫れす、問題ありません。
「数の力」で「姉妹に任せる」ができるのれす。
「幼虫の世話をする働きバチ」れすね。
「毒針」との相性、れす。
スズメバチに至る少々前(約2億年ほど)から、蜂の仲間は毒針を得る進化をしたのれす。
外を闊歩する昆虫などを狩るということは、その昆虫のみならず、自分が利用しようとする別種とも食料争いをするということれすから。
ニッチな需要で生きていた頃、麻酔が最適だった頃と違い、
外敵とも戦う場合において「麻酔」が「毒」へと変化するのは必然だったのれしょう。
じゃあ幼虫が育つ間、誰がエサの面倒をみてくれるの?今までは「麻酔で動かなくした餌」があったのに。
大丈夫れす、問題ありません。
「数の力」で「姉妹に任せる」ができるのれす。
「幼虫の世話をする働きバチ」れすね。
102: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:53:49
給餌に必要というリソースを数多の働き蜂による物理行動に任せ、
麻酔の化学成分を攻撃力に振り分けて、外敵の撃退力と狩りの成功率を劇的に底上げする。
巣作り当初はゼロから作る必要があるものの、余計な仕事をしなくてよくなった女王はひたすらに産んで産んで産みまくって兵力を増強する役割に専念できる。
人材に余裕ができてくると、「内勤(幼虫の世話)→外回り(危険を伴う狩り)」という成長とシフト分けができる。
外回りで危険な狩り場を伝えようとした仲間を、他の働き蜂が制止する。
分蜂で新しい巣を作る場所の決定は、「働き蜂たちによる多数決」で個の判断によって生じる危険性と不確定事象を可能なかぎり減らす。
個体の一匹でも恐ろしいのに、”群れ”を極めれば大型哺○類すら狩り尽くす。
“群れ”の規模とは草食のミツバチで数万、頂点たるグンタイアリは数百万‥‥このほぼ全てが、毒をもつ。
女王を抹殺しなければ群れがまた再生する上に、女王の寿命は種によって10年を超える。
……もう意味わからん「強さ」なのれす。
途中途中で気付いたかと思うのれすが、蜂は人類が得た制度までも使ってきた知恵があるのれす。
麻酔の化学成分を攻撃力に振り分けて、外敵の撃退力と狩りの成功率を劇的に底上げする。
巣作り当初はゼロから作る必要があるものの、余計な仕事をしなくてよくなった女王はひたすらに産んで産んで産みまくって兵力を増強する役割に専念できる。
人材に余裕ができてくると、「内勤(幼虫の世話)→外回り(危険を伴う狩り)」という成長とシフト分けができる。
外回りで危険な狩り場を伝えようとした仲間を、他の働き蜂が制止する。
分蜂で新しい巣を作る場所の決定は、「働き蜂たちによる多数決」で個の判断によって生じる危険性と不確定事象を可能なかぎり減らす。
個体の一匹でも恐ろしいのに、”群れ”を極めれば大型哺○類すら狩り尽くす。
“群れ”の規模とは草食のミツバチで数万、頂点たるグンタイアリは数百万‥‥このほぼ全てが、毒をもつ。
女王を抹殺しなければ群れがまた再生する上に、女王の寿命は種によって10年を超える。
……もう意味わからん「強さ」なのれす。
途中途中で気付いたかと思うのれすが、蜂は人類が得た制度までも使ってきた知恵があるのれす。
103: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:55:36
人間の英知をも活用している蜂や蟻たち。
ハキリアリは、約5000万年前に「抗生物質を利用した、菌床栽培」という超高度な農業を実現しているのれす。
キバチに至っては、「キノコ菌と共生し、樹へ卵を産むときに菌床も注入して、樹を柔らかくして栄養分にもする」ということもやってのけているのれす。
これも、「産卵管を進化させる」という進化の賜物なのれす。
人類が農業を始めたのは約1万年前、森本彦三郎氏がキノコの菌床栽培を実現したのが1928年で、森喜作氏が安定したシイタケの原木栽培を確立させたのが1943年。
それまでシイタケ栽培は、困窮した農民が一発逆転を狙ってお祈りをする高級食品だったのれす。
「数千万年前に蜂(蟻)たちは人類の先を行っていた」とみるか、「たったの1万年程度で、人類は数億年の叡智に追いついた」とみるか。
ここは意見が分かれるかもしれませんね。
ハキリアリは、約5000万年前に「抗生物質を利用した、菌床栽培」という超高度な農業を実現しているのれす。
キバチに至っては、「キノコ菌と共生し、樹へ卵を産むときに菌床も注入して、樹を柔らかくして栄養分にもする」ということもやってのけているのれす。
これも、「産卵管を進化させる」という進化の賜物なのれす。
人類が農業を始めたのは約1万年前、森本彦三郎氏がキノコの菌床栽培を実現したのが1928年で、森喜作氏が安定したシイタケの原木栽培を確立させたのが1943年。
それまでシイタケ栽培は、困窮した農民が一発逆転を狙ってお祈りをする高級食品だったのれす。
「数千万年前に蜂(蟻)たちは人類の先を行っていた」とみるか、「たったの1万年程度で、人類は数億年の叡智に追いついた」とみるか。
ここは意見が分かれるかもしれませんね。
104: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:56:13
とにかくスゴイとしか言いようがない蜂たちの進化なのれすが。
やはりデメリットはついてまわるのれす。
そのデメリットが何かというと、
「毒も大顎も効かないような生物であれば、ただの豊富な栄養源でしかない」ということなのれす。
やはりデメリットはついてまわるのれす。
そのデメリットが何かというと、
「毒も大顎も効かないような生物であれば、ただの豊富な栄養源でしかない」ということなのれす。
105: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:57:32
ハチクマ(蜂熊)という鳥がいるのれす。
こんな名前をしているのれすが、タカの仲間である猛禽類なのれす。
硬く生えそろった羽毛のお陰で毒針が皮膚下に届かず、もちろん針が届かない以上は大顎も通じず、
体重差を覆そうにも、身体から蜂が嫌がるフェロモンを発して(蜂は嗅覚で個体識別しているのれす)数の力を発揮させず……。
もうどうしようもないのれす。
詰みれす。
小鳥を狩るカマキリや蜘蛛のような逆転の眼はゼロなのれす……さすがに猛禽類は無理ゲーれすよ……。
同じ昆虫にとって蜂の巣は鉄壁無敵の要塞なのれすが、
ツキノワグマやヒグマ(※not山賊)など、それ以上にブ厚すぎる皮膚という鎧を纏う動物にとっては、「ここに餌が山ほどがあるよ」と堂々と示しているのと変わらないのれす。
皮肉なことれすが、キバチから寄生バチに至る「木の実食うより虫狙ったほうがいいじゃん」という合理性が、巡り巡って蜂のほうにも襲い掛かってきたのれす。
人間の場合は、あの真っ白い防護服で疑似的に熊の防御力を再現しているといれるれしょう。
「なんか最近出てきた天敵の哺○類が、とうとう熊並の防御力出してきやがった」という、恐ろしい恐怖も発生しているのれす。
まあ人間からすれば「そんな危なっかしいモノ(弐撃決殺の毒針)もってるからだろ」という、当然の論理なのれすが。
こんな名前をしているのれすが、タカの仲間である猛禽類なのれす。
硬く生えそろった羽毛のお陰で毒針が皮膚下に届かず、もちろん針が届かない以上は大顎も通じず、
体重差を覆そうにも、身体から蜂が嫌がるフェロモンを発して(蜂は嗅覚で個体識別しているのれす)数の力を発揮させず……。
もうどうしようもないのれす。
詰みれす。
小鳥を狩るカマキリや蜘蛛のような逆転の眼はゼロなのれす……さすがに猛禽類は無理ゲーれすよ……。
同じ昆虫にとって蜂の巣は鉄壁無敵の要塞なのれすが、
ツキノワグマやヒグマ(※not山賊)など、それ以上にブ厚すぎる皮膚という鎧を纏う動物にとっては、「ここに餌が山ほどがあるよ」と堂々と示しているのと変わらないのれす。
皮肉なことれすが、キバチから寄生バチに至る「木の実食うより虫狙ったほうがいいじゃん」という合理性が、巡り巡って蜂のほうにも襲い掛かってきたのれす。
人間の場合は、あの真っ白い防護服で疑似的に熊の防御力を再現しているといれるれしょう。
「なんか最近出てきた天敵の哺○類が、とうとう熊並の防御力出してきやがった」という、恐ろしい恐怖も発生しているのれす。
まあ人間からすれば「そんな危なっかしいモノ(弐撃決殺の毒針)もってるからだろ」という、当然の論理なのれすが。
106: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 16:59:44
もしカイドウの新鬼ヶ島計画が実現していたら‥‥というのを想像してみるのれす。
センゴク元帥の言っていた「ここは平和の砦」。マリンフォードのみならず、数々の海軍支部が海賊たちにとっての恐怖の象徴となっているのれすが、
「武器も資金も押収品も食料も、全部が揃ったお宝の山。それらが丸ごと海賊の手に渡る」恐怖を。
これが、数の力を強みとすることのデメリットなのれす。
センゴク元帥の言っていた「ここは平和の砦」。マリンフォードのみならず、数々の海軍支部が海賊たちにとっての恐怖の象徴となっているのれすが、
「武器も資金も押収品も食料も、全部が揃ったお宝の山。それらが丸ごと海賊の手に渡る」恐怖を。
これが、数の力を強みとすることのデメリットなのれす。
107: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:01:05
異議の声が聞こえるようれすね。
「でもさすがにクマとか鷹とかと比べるのは酷いんじゃ?」
「デカい生物とは土俵が違うんでしょ?」
「カイドウとのエンカウントはしゃーないだろ」
確かにそうれすね。
でも同じ昆虫の土俵でも、「数の力」が無意味どころか利用されてしまう例があるのれす。
「でもさすがにクマとか鷹とかと比べるのは酷いんじゃ?」
「デカい生物とは土俵が違うんでしょ?」
「カイドウとのエンカウントはしゃーないだろ」
確かにそうれすね。
でも同じ昆虫の土俵でも、「数の力」が無意味どころか利用されてしまう例があるのれす。
108: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:02:46
サムライアリというアリがいるのれすが、このアリがまさしく「リソースをそのまま乗っ取る寄生バチ(蟻)」なのれす。
まずサムライアリの女王アリがクロアリの兵隊アリを抹殺してフェロモンを身に纏い、クロアリに化学擬態。
フェロモンでクロアリに化けたまま、巣に単騎でカチコミして女王アリをも抹殺して女王アリに成り代わり、
クロアリの兵隊アリを自分の兵として使役する……という生態をしているのれす。
「一つの強い”個”が、乗っ取りを画策して数多の”兵”を利用する」という戦い方の、強さと恐ろしさ。
「滅ぶルートまで自分たちに舗装させる」という、高効率を極めた寄生操作の戦略的価値の高さ。
みなさんがよく、よおおおおおおく御存知れすね?
今頃牢獄で新聞読みながらいい空気吸ってそうなグラサンの海賊と、止まらないロマンに向けて突っ走るしかなくなった砂砂知能犯の強さを。
まずサムライアリの女王アリがクロアリの兵隊アリを抹殺してフェロモンを身に纏い、クロアリに化学擬態。
フェロモンでクロアリに化けたまま、巣に単騎でカチコミして女王アリをも抹殺して女王アリに成り代わり、
クロアリの兵隊アリを自分の兵として使役する……という生態をしているのれす。
「一つの強い”個”が、乗っ取りを画策して数多の”兵”を利用する」という戦い方の、強さと恐ろしさ。
「滅ぶルートまで自分たちに舗装させる」という、高効率を極めた寄生操作の戦略的価値の高さ。
みなさんがよく、よおおおおおおく御存知れすね?
今頃牢獄で新聞読みながらいい空気吸ってそうなグラサンの海賊と、止まらないロマンに向けて突っ走るしかなくなった砂砂知能犯の強さを。
109: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:04:04
デメリットの甘受は、最強無敵を誇るグンタイアリとて例外ではないのれす。
またまた過去の復習をしてみるのれす、「弱肉強食か、適者生存か」。
あまりにも数が多すぎるグンタイアリは、その圧倒的多数ゆえに一箇所へとどまることができないのれす。
自分たちを巣とし、橋とし、兵隊とし、道ゆくものを数百万もの数で食い尽くしながら移動する生き方。
そんな生き方ができるのは、生物多様性の楽園といえる南米や、東南アジアのジャングルくらいでしか不可能なのれす。
グンタイアリが過ぎ去って、一種の「空白安全地帯」となった場所にまた小さな虫やスカベンジャー生態の生き物が逃げ込み、
その小さな虫を狙って中型の虫がやってきて……という自然の食物連鎖サイクル。
これが超短期かつ豊富すぎる自然資源がある「適した場所」でなければ、
グンタイアリの「最強」は成り立たないのれす。
またまた過去の復習をしてみるのれす、「弱肉強食か、適者生存か」。
あまりにも数が多すぎるグンタイアリは、その圧倒的多数ゆえに一箇所へとどまることができないのれす。
自分たちを巣とし、橋とし、兵隊とし、道ゆくものを数百万もの数で食い尽くしながら移動する生き方。
そんな生き方ができるのは、生物多様性の楽園といえる南米や、東南アジアのジャングルくらいでしか不可能なのれす。
グンタイアリが過ぎ去って、一種の「空白安全地帯」となった場所にまた小さな虫やスカベンジャー生態の生き物が逃げ込み、
その小さな虫を狙って中型の虫がやってきて……という自然の食物連鎖サイクル。
これが超短期かつ豊富すぎる自然資源がある「適した場所」でなければ、
グンタイアリの「最強」は成り立たないのれす。
110: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:04:48
ぶっちゃけた話、規模こそ違えどスズメバチがミツバチの巣を狙うのもこの「リソース問題」がつきまとうからというのもあるのれす。
餓死が近付けば共食い、巣の自主的間引きなども行わなければならないのれす。
ちなみに、このとき切り離される優先順位第一位は「オス、オスのいる部位」れす。
極論でなくとも、ぶっちゃけ精○袋扱いがいいとこなのがオス蜂の世知辛いところなのれす。
モデル”スズメバチ”が、女性であるウチのビアンに食べられたのも、実の側からすれば当然の選択れしょう。
餓死が近付けば共食い、巣の自主的間引きなども行わなければならないのれす。
ちなみに、このとき切り離される優先順位第一位は「オス、オスのいる部位」れす。
極論でなくとも、ぶっちゃけ精○袋扱いがいいとこなのがオス蜂の世知辛いところなのれす。
モデル”スズメバチ”が、女性であるウチのビアンに食べられたのも、実の側からすれば当然の選択れしょう。
111: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:05:46
更に更に。
数の力が最も無意味になるのは「統率を失ったとき」。
先にも話したとおり、蜂&蟻はフェロモンで互いの識別・指揮をとっているのれす。
この指揮が乱れるような、例えば「群れからはぐれる」「女王が死亡する」「先導の指揮兵隊アリが死亡する」などなどが起きてしまうと、
お互いがお互いのフェロモンを追跡して、無数の兵隊アリが円を描くように、延々と同じ場所をグルグル回り続けてしまうのれす。
なんと、餓死するまで続けてしまうのれすよ。
「死の渦」「ant mill(蟻の臼)」という言葉がついているくらい、蜂やアリの誇る完璧な統率の欠点として有名なのれす。
数の力が最も無意味になるのは「統率を失ったとき」。
先にも話したとおり、蜂&蟻はフェロモンで互いの識別・指揮をとっているのれす。
この指揮が乱れるような、例えば「群れからはぐれる」「女王が死亡する」「先導の指揮兵隊アリが死亡する」などなどが起きてしまうと、
お互いがお互いのフェロモンを追跡して、無数の兵隊アリが円を描くように、延々と同じ場所をグルグル回り続けてしまうのれす。
なんと、餓死するまで続けてしまうのれすよ。
「死の渦」「ant mill(蟻の臼)」という言葉がついているくらい、蜂やアリの誇る完璧な統率の欠点として有名なのれす。
112: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:06:27
数の力は大抵のことができる、素晴らしいこともできる。たったの数万年で劇的な進化をした、人間並の社会制度利用を可能とする。
けれども、維持するための多くのリソースを要し、そのリソースゆえに狙われる。
実際、群れを作る蜂は少数派で、
寄生バチの生態をしている蜂が大多数を占めるのれす。
あまりよろしくないイメージがある「寄生」という生態なのれすが、善悪抜きに繁栄という点においては恐ろしく有効な策ではあると、数字が示しているのれす。
『Dr.STONE』で、Dr.ゼノがホワイマンたちの寄生生態を「エレガントだ‥‥!!」と褒めたたえたれしょう?
重ねていうのれすが、感情を抜きにすれば寄生利用は恐ろしく効率がいいのれす。
けれども、維持するための多くのリソースを要し、そのリソースゆえに狙われる。
実際、群れを作る蜂は少数派で、
寄生バチの生態をしている蜂が大多数を占めるのれす。
あまりよろしくないイメージがある「寄生」という生態なのれすが、善悪抜きに繁栄という点においては恐ろしく有効な策ではあると、数字が示しているのれす。
『Dr.STONE』で、Dr.ゼノがホワイマンたちの寄生生態を「エレガントだ‥‥!!」と褒めたたえたれしょう?
重ねていうのれすが、感情を抜きにすれば寄生利用は恐ろしく効率がいいのれす。
113: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:07:37
誰よりも蜂たちが、数の力というもののメリット・デメリットを、「数字」で示し、
時には同じ蜂や蟻が「数なんて寄生したり利用してナンボ」と生態で示す。
「強い」のは「数の力」のお陰なのれす。
しかし、蜂が「繁栄」できたのは「大顎」と「産卵管」のお陰なのれす。
数で強くなろうとも、頂点捕食者に近くなれば自然と数を減らさざるえない皮肉……自然の理は厳しいものなのれす。
時には同じ蜂や蟻が「数なんて寄生したり利用してナンボ」と生態で示す。
「強い」のは「数の力」のお陰なのれす。
しかし、蜂が「繁栄」できたのは「大顎」と「産卵管」のお陰なのれす。
数で強くなろうとも、頂点捕食者に近くなれば自然と数を減らさざるえない皮肉……自然の理は厳しいものなのれす。
114: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:07:51
かなり長くなってしまったのれす、ちょっと申し訳ないのれす。
次語ることがあれば、蜂たちの「人類の敵にして友でもある側面」を語ろうと思うのれす。
次語ることがあれば、蜂たちの「人類の敵にして友でもある側面」を語ろうと思うのれす。
116: 名無しのあにまんch 2023/06/12(月) 17:40:26
数は暴力、まあそりゃそうなんだよな
ワンピースだと数の暴力を覆す個がちょくちょくポップするから忘れがちだけど
フェロモンに重点を置いた能力なら数の暴力になりそうだ。ちょっと違うがお玉ちゃんのきびだんご思い出したな
ワンピースだと数の暴力を覆す個がちょくちょくポップするから忘れがちだけど
フェロモンに重点を置いた能力なら数の暴力になりそうだ。ちょっと違うがお玉ちゃんのきびだんご思い出したな
117: 名無しのあにまんch 2023/06/13(火) 00:05:09
圧倒的な兵隊を産む能力があっても、何かしらのメタ能力で対策されるのは現実も一緒なのね
118: 名無しのあにまんch 2023/06/13(火) 11:29:20
戦いとはそういうものなんだよな
メタを読んでニッチを探しその方法で勝ちを得てもいずれそれもメタられる
それの繰り返し
メタを読んでニッチを探しその方法で勝ちを得てもいずれそれもメタられる
それの繰り返し
119: 名無しのあにまんch 2023/06/13(火) 22:46:55
ちょいと小ネタなのれす。
ニッチな戦法といえば、「寄生バチを狙う寄生バチ」なんて存在もいるのれすよ。
寄生は確かに超有効な生存戦略なのれすが、逆をいえば自らがそれを使われない道理などないのれす。
樹木の穿孔跡や、泥で作った巣など、スズメバチたちを狙う天敵以上に同じ蜂であれば「どこにいるか判る」状態を、自然の生存戦略が見逃すはずはないのれす。
ちなみに、蜂のお話冒頭で書いたように、寄生バチの大抵はあの特徴的な警戒色はしていないのれす。
毒持ち・食われても女王さえ無事ならOK・蟻のように土中へ潜めない、という生態だからこそなのれす。
むしろ数匹くらいは食ってもらう・毒針に刺されて痛い目をみてもらったほうが、種全体の安全に貢献するのれす。
ニッチな戦法といえば、「寄生バチを狙う寄生バチ」なんて存在もいるのれすよ。
寄生は確かに超有効な生存戦略なのれすが、逆をいえば自らがそれを使われない道理などないのれす。
樹木の穿孔跡や、泥で作った巣など、スズメバチたちを狙う天敵以上に同じ蜂であれば「どこにいるか判る」状態を、自然の生存戦略が見逃すはずはないのれす。
ちなみに、蜂のお話冒頭で書いたように、寄生バチの大抵はあの特徴的な警戒色はしていないのれす。
毒持ち・食われても女王さえ無事ならOK・蟻のように土中へ潜めない、という生態だからこそなのれす。
むしろ数匹くらいは食ってもらう・毒針に刺されて痛い目をみてもらったほうが、種全体の安全に貢献するのれす。
120: 名無しのあにまんch 2023/06/13(火) 22:51:33
極論いえばスズメバチたちは「巣全体で一つの虫」れすからね。命のストックが女王以外は無数にある、
メタルクウラ(劇場版ドラゴンボール)みたいな強さをしているのれす。
命一つのごくごく普通の寄生バチは「潜み生き延びる」という仕様上、
ナナフシやコノハチョウのような「隠れる」擬態をするのが進化の選択として当然というわけなのれす。
中にはセイボウ(青蜂)という、メタリックブルーのとても美しい身体をしている蜂もいるのれすよ。
構造色が天敵の視界を惑わせるモルフォチョウと同じ進化をした、というわけれすね。
今日の小ネタ終了なのれす。
メタルクウラ(劇場版ドラゴンボール)みたいな強さをしているのれす。
命一つのごくごく普通の寄生バチは「潜み生き延びる」という仕様上、
ナナフシやコノハチョウのような「隠れる」擬態をするのが進化の選択として当然というわけなのれす。
中にはセイボウ(青蜂)という、メタリックブルーのとても美しい身体をしている蜂もいるのれすよ。
構造色が天敵の視界を惑わせるモルフォチョウと同じ進化をした、というわけれすね。
今日の小ネタ終了なのれす。
122: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 09:40:25
虫ってカッコいいな
124: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 10:30:08
ギフターズ(真打ちだけど)のクワガタの奴はモブの癖にかなり良デザインだったな
というよりムシ系のギフターズってパッと見だと人獣型に固定された様な見た目の奴が多くて当たりっぽくみえる
というよりムシ系のギフターズってパッと見だと人獣型に固定された様な見た目の奴が多くて当たりっぽくみえる
126: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 12:02:50
たまに現れる博識民すごい
生き物って面白いわ
でもムシムシの実モデルGだけは絶対出ないでくれ…頼む…
生き物って面白いわ
でもムシムシの実モデルGだけは絶対出ないでくれ…頼む…
129: 名無しのあにまんch 2023/06/14(水) 21:38:42
博識レオの解説すごく分かりやすいし読んでて楽しい!生き物って面白いな〜
〇〇したらいいんじゃね?から実際に性質が変わっていくまでは気の遠くなるようなトライアンドエラーが必要になりそうだけど虫は1世代のスパンが短いからその辺哺○類より有利なのかも?
〇〇したらいいんじゃね?から実際に性質が変わっていくまでは気の遠くなるようなトライアンドエラーが必要になりそうだけど虫は1世代のスパンが短いからその辺哺○類より有利なのかも?
130: 名無しのあにまんch 2023/06/15(木) 01:44:16
ライダーだけじゃなくて昆虫博士も通りすがる時代なんだな…
131: 名無しのあにまんch 2023/06/15(木) 07:49:41
小ネタまで濃い〜…なんてためになるスレなんだ
というか説明が上手いしワンピースに絡めるから理解しやすい
というか説明が上手いしワンピースに絡めるから理解しやすい
132: 名無しのあにまんch 2023/06/15(木) 18:05:36
メロメロがハンコックという絶世の美女に食われて良かったパターンになるが、
モデル”スズメバチ”も女性に食われて良かったパターンになるんだな
男に食われても一応空戦能力と外骨格と筋力向上があるのはいいが、イワさんに性転換してもらわんかぎりは毒攻撃使えんのはキツイよね
反対に、女がカブトムシの実を食って「ツノないじゃん!」ってなるパターンもあるだろうし、
実の側が選んでくれるってのは、食う側にとってもメリット大きいのかも
モデル”スズメバチ”も女性に食われて良かったパターンになるんだな
男に食われても一応空戦能力と外骨格と筋力向上があるのはいいが、イワさんに性転換してもらわんかぎりは毒攻撃使えんのはキツイよね
反対に、女がカブトムシの実を食って「ツノないじゃん!」ってなるパターンもあるだろうし、
実の側が選んでくれるってのは、食う側にとってもメリット大きいのかも
133: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 00:10:38
キャベツ並のナルシストが、チョウの実を食うとかもあるかもしれん
たいていキレイなのはオスの蝶だし
たいていキレイなのはオスの蝶だし
134: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 00:19:05
別のジャンプ漫画のテラフォーマーズと被るから意図的に避けたとか?
135: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 07:17:16
メタリックブルーのハチとかいるんだ
絶対かっこいいじゃん…調べたらかっこよかった…お高いバイク見てる気分
構造色は分からんけど青いと潜みやすいのかな?
人類の敵にして友でもある側面も楽しみ
絶対かっこいいじゃん…調べたらかっこよかった…お高いバイク見てる気分
構造色は分からんけど青いと潜みやすいのかな?
人類の敵にして友でもある側面も楽しみ
136: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:42:42
正直かなり自由に振舞ってたという負い目はあったので、スレ主様に認めていただき嬉しいかぎりれす。
ワンピカテ民の皆さん、ありがとうございます。
前回でかなりの書き込み使わせていただいて、蜂のことをお話ししたのは理由があるのです。
何故かというと、蜂の天敵の一つは人間であり、人間もまた蜂と天敵と認識しているから。
人類と自然との関わり方について「生きるか死ぬか、食うか食われるか、利用し利用され」という方向性にもっていけるのは、
人類の友にして敵でもある蜂が一番なのれす。
ワンピカテ民の皆さん、ありがとうございます。
前回でかなりの書き込み使わせていただいて、蜂のことをお話ししたのは理由があるのです。
何故かというと、蜂の天敵の一つは人間であり、人間もまた蜂と天敵と認識しているから。
人類と自然との関わり方について「生きるか死ぬか、食うか食われるか、利用し利用され」という方向性にもっていけるのは、
人類の友にして敵でもある蜂が一番なのれす。
137: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:44:40
今一度、生物としての人類の強さを振り返ってみるのれす。
人類の強さもまた数の力を駆使して手を取り合えること、道具を作ってより高効率に獲物を狩ることができる……というのは、過去にお話しましたね。
群れで協力しあうことで天敵の撃退をも可能にし、”水を入れる容器”を造る知恵は「定住の場所がより自由になる」「川に縛られない、大移住ルートの多彩化」という結果をもたらしたのれす。
最後のダメ押しとなったのが、異常といっていいほどの「毒耐性の高さ」れしょう。
ニンニク、タマネギ、アボガド、カカオ(カフェイン)、トウガラシ、アルコール。
およそ他の生物が食えば間違いなく「毒」とされる成分を、類人猿の雑食性から進化させた類稀なる分解力と消化力で以て「食うものを選ばない」。
これが、世界中へと生息域を広げる人類史20万年の大きな手助けになったといっても過言ではないのれす。
人類の強さもまた数の力を駆使して手を取り合えること、道具を作ってより高効率に獲物を狩ることができる……というのは、過去にお話しましたね。
群れで協力しあうことで天敵の撃退をも可能にし、”水を入れる容器”を造る知恵は「定住の場所がより自由になる」「川に縛られない、大移住ルートの多彩化」という結果をもたらしたのれす。
最後のダメ押しとなったのが、異常といっていいほどの「毒耐性の高さ」れしょう。
ニンニク、タマネギ、アボガド、カカオ(カフェイン)、トウガラシ、アルコール。
およそ他の生物が食えば間違いなく「毒」とされる成分を、類人猿の雑食性から進化させた類稀なる分解力と消化力で以て「食うものを選ばない」。
これが、世界中へと生息域を広げる人類史20万年の大きな手助けになったといっても過言ではないのれす。
138: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:45:45
ですが、未だ地上の覇者と称するにはまだ足りないのれす。
文明を築くに至るにはおよそ19万年の歳月、今から約1万年前に「農業」をするに至って、ようやく繁栄の第一歩を歩みはじめたのれす。
それまでの人類は、言ってしまえば適応力・持久力・知力特化型の毛無し猿に過ぎないれしょう。
狩猟生活をするということはつまり獲物の入手が不定期になるということであり、気候変動どころか季節の移り変わりにすら左右されるのれす。
少しでも安定した食物が欲しい、だが冬には果実も実らない。
冬でもタンパク質や糖分をたっぷり摂取できる食料はないものか?
そんな都合のいいものが……あったのれす。
数多の昆虫たちには無敵の要塞、大型哺○類には「ここにいるぞ」と言わんばかりの栄養分の集合体。
ローヤルゼリーたっぷりの天然栄養食品。
ミツバチの巣なのれす。
文明を築くに至るにはおよそ19万年の歳月、今から約1万年前に「農業」をするに至って、ようやく繁栄の第一歩を歩みはじめたのれす。
それまでの人類は、言ってしまえば適応力・持久力・知力特化型の毛無し猿に過ぎないれしょう。
狩猟生活をするということはつまり獲物の入手が不定期になるということであり、気候変動どころか季節の移り変わりにすら左右されるのれす。
少しでも安定した食物が欲しい、だが冬には果実も実らない。
冬でもタンパク質や糖分をたっぷり摂取できる食料はないものか?
そんな都合のいいものが……あったのれす。
数多の昆虫たちには無敵の要塞、大型哺○類には「ここにいるぞ」と言わんばかりの栄養分の集合体。
ローヤルゼリーたっぷりの天然栄養食品。
ミツバチの巣なのれす。
139: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:46:54
スズメバチは女王が単独で越冬をするのれすが、
ミツバチは働きバチと一緒に集団で越冬するのれす。
ニホンミツバチが「蜂球」という集団戦法でオオスズメバチの偵察兵を抹殺するのは、特段の昆虫好きでなくともご存知れしょう
しかし、セイヨウミツバチも「蜂球」は作るのれす。
オオスズメバチを熱殺するには体温が足りないだけで、お互い身を寄せ合い細かい羽ばたきを使って、体温を高めあって冬を越すのれす。
体温を高めるというだけあって、多大なカロリーが必要なのれすが、むろんミツバチたちは自前でそれらのカロリーを用意できるのれす……巣のハチミツ、れすね。
人類は、生きるためそれらを奪おうとしました。
ですが……ここで進化の代償が立ち塞がったのれす。
ミツバチは働きバチと一緒に集団で越冬するのれす。
ニホンミツバチが「蜂球」という集団戦法でオオスズメバチの偵察兵を抹殺するのは、特段の昆虫好きでなくともご存知れしょう
しかし、セイヨウミツバチも「蜂球」は作るのれす。
オオスズメバチを熱殺するには体温が足りないだけで、お互い身を寄せ合い細かい羽ばたきを使って、体温を高めあって冬を越すのれす。
体温を高めるというだけあって、多大なカロリーが必要なのれすが、むろんミツバチたちは自前でそれらのカロリーを用意できるのれす……巣のハチミツ、れすね。
人類は、生きるためそれらを奪おうとしました。
ですが……ここで進化の代償が立ち塞がったのれす。
140: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:47:58
類人猿から毛皮を捨てて「汗腺」で体温調節をする人類の進化は、思わぬ副産物をもたらしました。
汗によって体温を調節する高度な冷却機能は、脳の大型化・高機能化にも役立ったのれす。
器用な手と二足歩行で”容器を作る”ことによって水の持ち運びを可能とし、冷却性能が向上してよりよい頭脳労働を可能とし、
向上した知能がよりよい道具を作るという、正の無限ループ。
まさにいいことづくめのように思えるのれすが、毛皮を捨てたということは、他の動物たちがもつ防御力を捨てたということなのれす。
人類が蜂を獲るときは、猛禽類や熊のようにはいかない。
高い毒耐性があっても、免疫反応システムそのもので死に至らしめるアナフィラキシーショックには敵わない。
蜂は認識するのれす、「巨大な天敵どもの中でも、あいつらだけは倒せる」「産卵管の進化は間違っていない」と。
人間もまた学び継承するのれす、「あの黄黒縞々模様の虫はキケンだ」「だがあの巣があるところにはとんでもない食料がある」と。
数千万年前から蜂たちが生存のために身に着けた黄色と黒の縞模様が、
20万年をかけて進化した現生人類の本能にも「あれは天敵だ」と刻み込まれた瞬間なのれす。
汗によって体温を調節する高度な冷却機能は、脳の大型化・高機能化にも役立ったのれす。
器用な手と二足歩行で”容器を作る”ことによって水の持ち運びを可能とし、冷却性能が向上してよりよい頭脳労働を可能とし、
向上した知能がよりよい道具を作るという、正の無限ループ。
まさにいいことづくめのように思えるのれすが、毛皮を捨てたということは、他の動物たちがもつ防御力を捨てたということなのれす。
人類が蜂を獲るときは、猛禽類や熊のようにはいかない。
高い毒耐性があっても、免疫反応システムそのもので死に至らしめるアナフィラキシーショックには敵わない。
蜂は認識するのれす、「巨大な天敵どもの中でも、あいつらだけは倒せる」「産卵管の進化は間違っていない」と。
人間もまた学び継承するのれす、「あの黄黒縞々模様の虫はキケンだ」「だがあの巣があるところにはとんでもない食料がある」と。
数千万年前から蜂たちが生存のために身に着けた黄色と黒の縞模様が、
20万年をかけて進化した現生人類の本能にも「あれは天敵だ」と刻み込まれた瞬間なのれす。
141: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:50:27
そんなに危険なら、採集に行かず避ける選択肢もあったんじゃないの?という意見もあるれしょう。
実際、サトウキビ精糖によってより大規模に砂糖を確保できるようになってからは、蜂蜜の高級ブランドパワーはかつてよりかは低下しました。
……ちなみに。
サトウキビによる砂糖生産が大隆盛を迎えたのが「大航海時代」なのれす。
サトウキビが最も多く糖を含み、そのタイミングで一斉に収穫し、糖が自然発酵するまでに加工しきる。
これを可能とする絶大なマンパワーを欲したため、列強の奴隷貿易が加速したというわけなのれす。
これ以上の詳細は「大西洋奴隷貿易(三角貿易)」を解説してくれる有識者にお任せしますが、
リアル海賊にとって、人身売買は切っても切り離せぬものなのれす。
さて、話を戻すのれす。
今となっては無理をして採密をする必要などないものの、古代は違います。
品種改良や気候、ノウハウの蓄積が結実するまで、
収穫量の「余裕」はなかったのれす(それでも、農業ができるだけで生物として超アドなのれすが)
だからこそ、狩りや採集は「足りない部分を補うもの」として農業スキル修得後もまだまだ現役であり、
冬のハチミツ狩りは貴重な栄養源であり、献上品としての価値を得続けたというわけなのれす。
たとえ危険があっても、「行けば確実に食い物がある」という事実は生物にとってかなりのストレス緩和になるのれす。
実際、サトウキビ精糖によってより大規模に砂糖を確保できるようになってからは、蜂蜜の高級ブランドパワーはかつてよりかは低下しました。
……ちなみに。
サトウキビによる砂糖生産が大隆盛を迎えたのが「大航海時代」なのれす。
サトウキビが最も多く糖を含み、そのタイミングで一斉に収穫し、糖が自然発酵するまでに加工しきる。
これを可能とする絶大なマンパワーを欲したため、列強の奴隷貿易が加速したというわけなのれす。
これ以上の詳細は「大西洋奴隷貿易(三角貿易)」を解説してくれる有識者にお任せしますが、
リアル海賊にとって、人身売買は切っても切り離せぬものなのれす。
さて、話を戻すのれす。
今となっては無理をして採密をする必要などないものの、古代は違います。
品種改良や気候、ノウハウの蓄積が結実するまで、
収穫量の「余裕」はなかったのれす(それでも、農業ができるだけで生物として超アドなのれすが)
だからこそ、狩りや採集は「足りない部分を補うもの」として農業スキル修得後もまだまだ現役であり、
冬のハチミツ狩りは貴重な栄養源であり、献上品としての価値を得続けたというわけなのれす。
たとえ危険があっても、「行けば確実に食い物がある」という事実は生物にとってかなりのストレス緩和になるのれす。
142: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:52:43
またも少々話は逸れますが、インドにおけるインド象保護区のゾウが如何なるストレスを抱えているか、現地の博士が調査したのれす。
排泄したフンが含むホルモンからストレス値を計算したところ、
保護区の中で餌を得ているゾウよりも、
危険を侵して人間の畑へ侵入して作物を食い荒らしたゾウのほうが、ストレスホルモンの値が低かったのれす。
電気柵の妨害や銃撃の脅しがあったとしても、れす。
ゾウにとっては、小さな人間の畑がハチミツにあたるというわけなのれす。
排泄したフンが含むホルモンからストレス値を計算したところ、
保護区の中で餌を得ているゾウよりも、
危険を侵して人間の畑へ侵入して作物を食い荒らしたゾウのほうが、ストレスホルモンの値が低かったのれす。
電気柵の妨害や銃撃の脅しがあったとしても、れす。
ゾウにとっては、小さな人間の畑がハチミツにあたるというわけなのれす。
143: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:53:30
およそ1万5000年前、スペインの人類が洞窟に「燻煙で蜂を追い出して蜜を採取する」という壁画を描きました。
既に絵で描かれているくらいれすから、実質的に始まったのはもっと前の時代になるれしょう。
時代が進んで、紀元前一万年未満の古代文明でも、採蜜や養蜂の記録が残っているのれす。
狼から家畜化した犬の歴史は、1万2000年ほど前の遺跡で発掘されているのれす。
人類の友である犬、それと同じくらいの付き合いが「人類の敵にして友」である蜂にもあるのれす。
既に絵で描かれているくらいれすから、実質的に始まったのはもっと前の時代になるれしょう。
時代が進んで、紀元前一万年未満の古代文明でも、採蜜や養蜂の記録が残っているのれす。
狼から家畜化した犬の歴史は、1万2000年ほど前の遺跡で発掘されているのれす。
人類の友である犬、それと同じくらいの付き合いが「人類の敵にして友」である蜂にもあるのれす。
144: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:55:52
今の社会において、黄黒のデザインを利用した警告標識を見ない日はないれしょう。
キケンを知らせる黄色地に黒ビックリマークの道路標識や、「KEEP OUT(立ち入り禁止)」という文字が記された仕切りテープ。
電車の踏切はド直球に黄黒の縞模様なのれす。
エスカレーターで転ばない・足の踏み場所を間違わないようにするため、黒時に黄色の縁取りをしているれしょう?
あれも「動く足場」という、見方を変えれば現場猫案件じみた不安定なものれすからね。
警告や注意力の想起が必要なのれす。
蜂が危険なものとわかっているからこそ、日々安全に過ごせるための仕組みを底上げできるのれす。
キケンを知らせる黄色地に黒ビックリマークの道路標識や、「KEEP OUT(立ち入り禁止)」という文字が記された仕切りテープ。
電車の踏切はド直球に黄黒の縞模様なのれす。
エスカレーターで転ばない・足の踏み場所を間違わないようにするため、黒時に黄色の縁取りをしているれしょう?
あれも「動く足場」という、見方を変えれば現場猫案件じみた不安定なものれすからね。
警告や注意力の想起が必要なのれす。
蜂が危険なものとわかっているからこそ、日々安全に過ごせるための仕組みを底上げできるのれす。
145: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:56:42
受粉作業や生物農薬として共に手を取り合っている点に関しては、もう今更いうまでもないれすね。
産業としての農業の規模が増せば増すほど、ハナバチによる受粉作業に頼らざるをえなくなるのれす。
フルーツの木が数百本から数千本、その木がつける花が数十・数百以上。
これをヒトの手でやるなんて、人件費がどれほどかかるかわかったものではないのれす。
スズメバチであれば、人と近づくエリアにいたらすぐにでも専門業者に駆除してもらうのがベストなのれすが、
アシナガバチくらいの「手を出さなければ温厚」な蜂であれば、活動圏内にいるイモムシを狩り尽くしてもらうことが可能なのれす。
念のため言っておくのれすが、絶対に「家庭菜園で蜂の生物農薬を真似しよう」なんて思っちゃダメれすよ?
相手は「日本国内において熊よりも人を殺している生物」、ということを忘れてはいけないのれす。
産業としての農業の規模が増せば増すほど、ハナバチによる受粉作業に頼らざるをえなくなるのれす。
フルーツの木が数百本から数千本、その木がつける花が数十・数百以上。
これをヒトの手でやるなんて、人件費がどれほどかかるかわかったものではないのれす。
スズメバチであれば、人と近づくエリアにいたらすぐにでも専門業者に駆除してもらうのがベストなのれすが、
アシナガバチくらいの「手を出さなければ温厚」な蜂であれば、活動圏内にいるイモムシを狩り尽くしてもらうことが可能なのれす。
念のため言っておくのれすが、絶対に「家庭菜園で蜂の生物農薬を真似しよう」なんて思っちゃダメれすよ?
相手は「日本国内において熊よりも人を殺している生物」、ということを忘れてはいけないのれす。
146: 名無しのあにまんch 2023/06/16(金) 17:57:09
新宿で養蜂している農業系アイドルが有名れすが、
「10年以上農業やってて色んな土木資格もってる人たちでも、蜂を扱うときには専門家の指導を受けた」ということを忘れてはいけないのれす。
変に真似したら「あにまんで言ってたから蜂を使った」なんてお医者様に言う羽目になるのれすよ。
敵として接してきた経験が自らの安全に繋がる、味方として活用するときも脅威を忘れるべからず。
まさに「人類の敵にして友」、それが蜂なのれす。
「10年以上農業やってて色んな土木資格もってる人たちでも、蜂を扱うときには専門家の指導を受けた」ということを忘れてはいけないのれす。
変に真似したら「あにまんで言ってたから蜂を使った」なんてお医者様に言う羽目になるのれすよ。
敵として接してきた経験が自らの安全に繋がる、味方として活用するときも脅威を忘れるべからず。
まさに「人類の敵にして友」、それが蜂なのれす。
149: 名無しのあにまんch 2023/06/17(土) 10:50:44
人類とハチの共存と敵対の歴史のスケールすごいな…
まいった、でっけェ…!
大航海時代でサトウキビにマンパワーが必要だから奴隷貿易が加速したはそうだったんだ!?
ワンピースでも非加盟国からの人攫いは日常みたいだし海賊怖い
まいった、でっけェ…!
大航海時代でサトウキビにマンパワーが必要だから奴隷貿易が加速したはそうだったんだ!?
ワンピースでも非加盟国からの人攫いは日常みたいだし海賊怖い
150: 名無しのあにまんch 2023/06/17(土) 12:07:07
暑くなってきてかなり虫を見掛けるようになってきたが、
アシナガバチに擬態してたっぽい虫に遭遇したときはぎょっとしたわ
ほんとあの黄黒色は心臓に悪い
アシナガバチに擬態してたっぽい虫に遭遇したときはぎょっとしたわ
ほんとあの黄黒色は心臓に悪い
152: 名無しのあにまんch 2023/06/18(日) 00:09:42
“ワモンゴキブリ”
肉食性が強く獰猛だと聞く…
肉食性が強く獰猛だと聞く…
153: 名無しのあにまんch 2023/06/18(日) 11:52:51
ワンピース本誌に今後頭文字Gのムシムシ能力者出てきたらそのページというかコマを袋とじにしてやる
154: 名無しのあにまんch 2023/06/18(日) 13:58:07
そういや収入が少なく「金が足りない」って考えること自体が人間にとって大きなストレスでかなりの判断力低下を引き起こすって聞いたことあるけどそういうことなんだなぁ…衣食足りて礼節を知る…
155: 名無しのあにまんch 2023/06/18(日) 14:14:22
REDで言われた「奪うことだけが目的」の、その他大勢海賊たちが原初の闘争・狩猟本能をフル活用させてると考えると、海賊たちが強いのも当然なのかもしれんね
むろん、「敵を作ってる」わけだから、出没した傍から狩られるわけだけども
むろん、「敵を作ってる」わけだから、出没した傍から狩られるわけだけども
156: 名無しのあにまんch 2023/06/18(日) 15:52:49
ハチって社会性を持って群れを作る種の方が少ないんだ…
蜘蛛やハチが何故繁栄したかなど目から鱗が落ちる話ばっかりだ
蜘蛛やハチが何故繁栄したかなど目から鱗が落ちる話ばっかりだ
158: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 07:38:56
蜂のお話で「強く・獰猛になることは敵を作り、かえって危険な面もある」ということをお話ししたのれすが、
毒を有しながらも「敵対するような真似をしなければ、そもそも危険視されることはない」という生き方をしている昆虫がいるのれす。
オオゴマダラ。
沖縄に棲息する、日本で最大を誇るタテハチョウなのれす。
サナギが金色をしている白黒の蝶、といえば御存知の方も多いれしょう。
悠々自適に南国の空を飛び、めちゃくちゃ簡単に人の手で捕まえられることから、
「南国の貴婦人」「バカチョウ」などと、えらくのんびりしたあだ名をつけられているのれすが。
実はこの蝶、有毒なのれす。
毒を有しながらも「敵対するような真似をしなければ、そもそも危険視されることはない」という生き方をしている昆虫がいるのれす。
オオゴマダラ。
沖縄に棲息する、日本で最大を誇るタテハチョウなのれす。
サナギが金色をしている白黒の蝶、といえば御存知の方も多いれしょう。
悠々自適に南国の空を飛び、めちゃくちゃ簡単に人の手で捕まえられることから、
「南国の貴婦人」「バカチョウ」などと、えらくのんびりしたあだ名をつけられているのれすが。
実はこの蝶、有毒なのれす。
159: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 07:40:32
幼虫のときに、アルカロイド系成分(カフェインとかニコチンとかコカインとかの成分)を含む植物のみを食し、
サナギや成虫になってもため込んだ毒で身を守っている、というわけなのれす。
同じ毒でも、オオゴマダラは「食ったらヤバい毒」れすね。
まだ毒を貯めきれず「食う」「這って移動する」ことのみに特化している幼虫時代は、赤斑点模様の警告色もっていたり、
無防備極まる蛹時代は金色のボディで外敵の目をくらます必要があるのれすが、
飛行性能、13cm以上の巨大な全長、毒の身体、これら全てを両立させた成虫に至ると、
天敵である鳥に食われる心配が格段に減るのれす。
食ったとしても、嘴に含んだ瞬間すぐにオエっと吐き戻してしまい、意外にも頑丈なボディでもってまた悠々と飛ぶのれす。
オオゴマダラよりも小型のオオムラサキですら、タテハチョウ特有の巨躯と羽ばたきで小鳥すら追い払うことがあるのれす。
(オオムラサキは元より気性が荒い・翅に対し身体が太く頑丈、というのもあるのれすが)
より大きく有毒のオオゴマダラが余裕の振舞いを見せるのも、納得なのれす。
サナギや成虫になってもため込んだ毒で身を守っている、というわけなのれす。
同じ毒でも、オオゴマダラは「食ったらヤバい毒」れすね。
まだ毒を貯めきれず「食う」「這って移動する」ことのみに特化している幼虫時代は、赤斑点模様の警告色もっていたり、
無防備極まる蛹時代は金色のボディで外敵の目をくらます必要があるのれすが、
飛行性能、13cm以上の巨大な全長、毒の身体、これら全てを両立させた成虫に至ると、
天敵である鳥に食われる心配が格段に減るのれす。
食ったとしても、嘴に含んだ瞬間すぐにオエっと吐き戻してしまい、意外にも頑丈なボディでもってまた悠々と飛ぶのれす。
オオゴマダラよりも小型のオオムラサキですら、タテハチョウ特有の巨躯と羽ばたきで小鳥すら追い払うことがあるのれす。
(オオムラサキは元より気性が荒い・翅に対し身体が太く頑丈、というのもあるのれすが)
より大きく有毒のオオゴマダラが余裕の振舞いを見せるのも、納得なのれす。
160: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 07:42:02
刺したり噛んだりするわけでもないので攻撃性能はない、かといって食って捕らえたところで旨味はゼロ。
オオゴマダラはカンタンに捕まってしまうのではなく、「食えるものなら食ってみろ」「別に人類など眼中にない」という余裕の現れなのれす。
「毒を食える」ということの強さは、皆さん人類の強さパートで学習済みれすし、
「身体が処理できない毒が蓄積・濃縮してしまう」ことの怖さは、フレバンスの珀鉛病でご存知かと思うのれす。
一番の競合となりうるであろう、他の蝶との水場争いなども、これまたサイズの暴力とタテハチョウ特有の巨躯で悠々自適なのれす。
もし近くの植物園や動物園などで蝶の飼育エリアがあったら、「タテハチョウ」と分類されている蝶を観察してみるといいれしょう。
およそ優雅で穏やかなイメージがある蝶でありながら、まるで翅でビンタでもするように他の蝶を追い払う姿が見れるはずれす。
オオゴマダラはカンタンに捕まってしまうのではなく、「食えるものなら食ってみろ」「別に人類など眼中にない」という余裕の現れなのれす。
「毒を食える」ということの強さは、皆さん人類の強さパートで学習済みれすし、
「身体が処理できない毒が蓄積・濃縮してしまう」ことの怖さは、フレバンスの珀鉛病でご存知かと思うのれす。
一番の競合となりうるであろう、他の蝶との水場争いなども、これまたサイズの暴力とタテハチョウ特有の巨躯で悠々自適なのれす。
もし近くの植物園や動物園などで蝶の飼育エリアがあったら、「タテハチョウ」と分類されている蝶を観察してみるといいれしょう。
およそ優雅で穏やかなイメージがある蝶でありながら、まるで翅でビンタでもするように他の蝶を追い払う姿が見れるはずれす。
161: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 07:43:20
じゃあまさに無敵じゃん!
と、言いたいところなのれすが。どんな進化にも欠点があるのは、これまで話したとおりれす。
つまりは、蝶全体がもつ弱点を甘受しなければいけないことに変わりはない。
別に有毒でもないアゲハチョウの幼虫と同様(ツノで刺激臭を出したりはしますが)、
オオゴマダラの幼虫も葉っぱを食ってることには変わりないのれす。
何を当たり前なことを、と思われるかもしれないのれすが、
これはつまり「アゲハ幼虫に葉っぱを食われた柑橘類の木が、寄生バチへ信号物質を散布、イモムシに食われてる最中であることを伝える」という、植物側の防衛システムを作動させてしまってることに他ならないのれす。
植物の葉を食う以上は。
さきほど言った「蝶である以上は甘受しなければいけない弱点」れすね。
絶対に何も食ってない「卵」へ、寄生バチが産み付けること、
そもそも同じ毒耐性がある寄生種が、幼虫や蛹に卵を産み付けること。
これらへの対策は不可能といっていいれしょう。
と、言いたいところなのれすが。どんな進化にも欠点があるのは、これまで話したとおりれす。
つまりは、蝶全体がもつ弱点を甘受しなければいけないことに変わりはない。
別に有毒でもないアゲハチョウの幼虫と同様(ツノで刺激臭を出したりはしますが)、
オオゴマダラの幼虫も葉っぱを食ってることには変わりないのれす。
何を当たり前なことを、と思われるかもしれないのれすが、
これはつまり「アゲハ幼虫に葉っぱを食われた柑橘類の木が、寄生バチへ信号物質を散布、イモムシに食われてる最中であることを伝える」という、植物側の防衛システムを作動させてしまってることに他ならないのれす。
植物の葉を食う以上は。
さきほど言った「蝶である以上は甘受しなければいけない弱点」れすね。
絶対に何も食ってない「卵」へ、寄生バチが産み付けること、
そもそも同じ毒耐性がある寄生種が、幼虫や蛹に卵を産み付けること。
これらへの対策は不可能といっていいれしょう。
162: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 07:44:47
加えて、
「食う」「這ってしっかり移動する」ことに特化した幼虫時代に、毒ごと食らってため込む戦略は一石二鳥には違いないのれすが、
言い換えれば貯めきるまでは、他のイモムシと同じくほぼ無力に等しいのれす。
むしろ、毒を貯めきれていないうちの警告色など悪目立ちする要素にしかならないし、
視覚で判断しない蜘蛛などが、毒を貯めきれてない幼虫を狩ることだってある、ということなのれす。
何より、たとえ毒をもっていたとしても、完全変態昆虫の宿命たる「蛹のときは絶対安静」は変わらない。
蛹から成虫へと羽化する際には、余計な手出しをされず翅と身体を硬化しきることが必須なのも他の蝶や昆虫と一緒。
食われなくても、死ぬときは死ぬのれす。
戦いで勝てても、病や海難事故でアッサリ死ぬ海賊と一緒れすね。
「食う」「這ってしっかり移動する」ことに特化した幼虫時代に、毒ごと食らってため込む戦略は一石二鳥には違いないのれすが、
言い換えれば貯めきるまでは、他のイモムシと同じくほぼ無力に等しいのれす。
むしろ、毒を貯めきれていないうちの警告色など悪目立ちする要素にしかならないし、
視覚で判断しない蜘蛛などが、毒を貯めきれてない幼虫を狩ることだってある、ということなのれす。
何より、たとえ毒をもっていたとしても、完全変態昆虫の宿命たる「蛹のときは絶対安静」は変わらない。
蛹から成虫へと羽化する際には、余計な手出しをされず翅と身体を硬化しきることが必須なのも他の蝶や昆虫と一緒。
食われなくても、死ぬときは死ぬのれす。
戦いで勝てても、病や海難事故でアッサリ死ぬ海賊と一緒れすね。
163: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 07:45:11
オオゴマダラもまた他の蝶や昆虫と同じく、
「100匹の幼虫がいたら、せいぜい1,2匹が羽化すればいいほう」という厳しい環境で生きているのれす。
しかし成虫へと羽化すれば、他の昆虫たちが持てぬ余裕の振舞いを見せる、まさに「南国の貴婦人」なのれす。
沖縄や蝶飼育ハウスで見かけたら、その余裕さに甘えて撮影をしてみるのもいいれしょう。
ほんとにめっちゃ楽れすよ。
「100匹の幼虫がいたら、せいぜい1,2匹が羽化すればいいほう」という厳しい環境で生きているのれす。
しかし成虫へと羽化すれば、他の昆虫たちが持てぬ余裕の振舞いを見せる、まさに「南国の貴婦人」なのれす。
沖縄や蝶飼育ハウスで見かけたら、その余裕さに甘えて撮影をしてみるのもいいれしょう。
ほんとにめっちゃ楽れすよ。
164: 名無しのあにまんch 2023/06/19(月) 19:19:20
博識レオ、ありがとうございました!
ムシムシの実が今後出てきたらタマゴ男爵のイモムシ・サナギ版みたいな能力者出てもいいなと思った
幼虫及びサナギの時期の『溜め』に意味が出てくるタイプ
ムシムシの実が今後出てきたらタマゴ男爵のイモムシ・サナギ版みたいな能力者出てもいいなと思った
幼虫及びサナギの時期の『溜め』に意味が出てくるタイプ
166: 名無しのあにまんch 2023/06/20(火) 13:56:23
>>164
タマタマと同系統ならサナサナの実のサナギ人間とかになりそう
幼虫→サナギ→羽化→次世代を繰り返せるなら幼虫の頃に貯めた物質やサナギ時の環境で性質が変わるとか想像すると面白いな
タマタマと同系統ならサナサナの実のサナギ人間とかになりそう
幼虫→サナギ→羽化→次世代を繰り返せるなら幼虫の頃に貯めた物質やサナギ時の環境で性質が変わるとか想像すると面白いな
165: 名無しのあにまんch 2023/06/20(火) 05:35:57
ハナカマキリやコノハチョウみたいな擬態する虫のムシムシ気になる
167: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 00:08:26
植物限定になるが、イモムシのムシムシなら毒味役として重宝されそうだな
特に天竜人護送の役目とかで
特に天竜人護送の役目とかで
168: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 00:41:55
>>167
特に攻撃性能はないけどゾオン由来の生命力と耐毒性は異常に高いタイプか
悪魔の実の能力だから食べ物(と認識するもの)である限り毒物は無効でもいいかも
とにかく食って生きることに特化したゾオンで
タマゴ男爵パターンだとダメージ受けても次の段階で一度ドロドロになって
再構築してまた無傷の体+蓄えた毒を攻撃転化出来るとかかな
特に攻撃性能はないけどゾオン由来の生命力と耐毒性は異常に高いタイプか
悪魔の実の能力だから食べ物(と認識するもの)である限り毒物は無効でもいいかも
とにかく食って生きることに特化したゾオンで
タマゴ男爵パターンだとダメージ受けても次の段階で一度ドロドロになって
再構築してまた無傷の体+蓄えた毒を攻撃転化出来るとかかな
169: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 05:03:57
そういや昔熱帯植物園で放流されてるオオゴマダラが化粧品の香りにつられたのか顔面にアホほど集ってきた時があったが 確かに「羽ばたき力つっよこれはその辺の虫が筋力で負けるわ」としみじみ思うくらい強かったなぁ バシバシしばかれたわ
大人間サイズになったら多分その辺の一般人じゃ勝てないだろうし悪魔の実で出てきたら綺麗で強くて割りとガタイも良くてかっこいいんだろうな
大人間サイズになったら多分その辺の一般人じゃ勝てないだろうし悪魔の実で出てきたら綺麗で強くて割りとガタイも良くてかっこいいんだろうな
170: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 12:54:34
オオゴマダラは最近終映したシン・仮面ライダーでラスボスとして出て来たからね
やはり強いよね
博識レオありがとうございました
やはり強いよね
博識レオありがとうございました
172: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:14:04
擬態。
虫のことを知っていれば、そうでなくとも興味を惹かれる能力れしょう。
潜み、化け、惑わし、威嚇する。
擬態はまさしく虫たちの迷彩服といえるのれす。
実をいうと、これが案外ONEPIECEと搦めてお話できる題材なのれすよ。
題して「デマロ・ブラックは何故失敗してしまったか」、なのれす。
前提として、まずは擬態の種類を知って欲しいのれす。
虫が使う擬態は大別して、隠蔽擬態、ペッカム型擬態、ベイツ型擬態、ミューラー型擬態、サティロス型擬態、化学擬態。
これらに分けられるのれす(虫に適さない擬態なども含めれば他にもあるのれすが、ここでは割愛れす)
順を追ってお話していきましょう。
虫のことを知っていれば、そうでなくとも興味を惹かれる能力れしょう。
潜み、化け、惑わし、威嚇する。
擬態はまさしく虫たちの迷彩服といえるのれす。
実をいうと、これが案外ONEPIECEと搦めてお話できる題材なのれすよ。
題して「デマロ・ブラックは何故失敗してしまったか」、なのれす。
前提として、まずは擬態の種類を知って欲しいのれす。
虫が使う擬態は大別して、隠蔽擬態、ペッカム型擬態、ベイツ型擬態、ミューラー型擬態、サティロス型擬態、化学擬態。
これらに分けられるのれす(虫に適さない擬態なども含めれば他にもあるのれすが、ここでは割愛れす)
順を追ってお話していきましょう。
173: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:14:59
まず隠蔽擬態。
これは読んで字の如くれすね、文字通り隠れて天敵をやり過ごすための擬態れす。
木の枝に化けるナナフシ、翅が落ち葉のように見えるコノハチョウが代表例れすね。
メリットはもちろん、高度な視覚を持つ相手を最低限のコストで騙しきれることれす。
ナナフシに至ってはあまりにも隠れるのが上手すぎて、個体数調査すらままならないほどなのれすよ。
特に、ムラサキシャチホコの擬態は素晴らしいれす。
正真正銘の「芸術」れすよ。
次にペッカム型擬態、通称して攻撃擬態。
これまたいうまでもないれすね、獲物を狩るための擬態れす。
代表例としては、やはりカマキリになるのれしょう。草地に隠れることができるオオカマキリや、
文字通り樹木の皮めいた体表をもつキノハダカマキリ、
アリを狩るタイプのアリグモ、虫ではないのれすが頭の触覚ルアーで”釣り”をするチョウチンアンコウが代表例れすね。
メリットとしては、獲物を騙すのみならず、自分よりも強い敵から隠蔽する効果も持てる一石二鳥の擬態なのれす。
どちらかといれば、捕食者の側面が強い生物が持つ擬態なのれす。
スパイダーテイルドクサリヘビ、という蛇がいるのれすが、コイツの演技もまた一見の価値アリれすよ。
これは読んで字の如くれすね、文字通り隠れて天敵をやり過ごすための擬態れす。
木の枝に化けるナナフシ、翅が落ち葉のように見えるコノハチョウが代表例れすね。
メリットはもちろん、高度な視覚を持つ相手を最低限のコストで騙しきれることれす。
ナナフシに至ってはあまりにも隠れるのが上手すぎて、個体数調査すらままならないほどなのれすよ。
特に、ムラサキシャチホコの擬態は素晴らしいれす。
正真正銘の「芸術」れすよ。
次にペッカム型擬態、通称して攻撃擬態。
これまたいうまでもないれすね、獲物を狩るための擬態れす。
代表例としては、やはりカマキリになるのれしょう。草地に隠れることができるオオカマキリや、
文字通り樹木の皮めいた体表をもつキノハダカマキリ、
アリを狩るタイプのアリグモ、虫ではないのれすが頭の触覚ルアーで”釣り”をするチョウチンアンコウが代表例れすね。
メリットとしては、獲物を騙すのみならず、自分よりも強い敵から隠蔽する効果も持てる一石二鳥の擬態なのれす。
どちらかといれば、捕食者の側面が強い生物が持つ擬態なのれす。
スパイダーテイルドクサリヘビ、という蛇がいるのれすが、コイツの演技もまた一見の価値アリれすよ。
174: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:15:36
次に化学擬態。
またまた読んで字の如く、化学物質で主に嗅覚で敵味方識別をする昆虫たちの、仲間に化けたり共生関係を結ぶ擬態なのれす。
代表例としては蜂の進化であげたサムライアリ、種全体の70%以上が幼虫時代を蟻に世話してもらうシジミチョウ、
蜘蛛のお話で例にあげたナゲナワグモも、化学擬態を行っているのれす。
伸ばした糸の先端にある糸玉にメスの蝶が発するフェロモンを含ませ、その糸玉をゆらゆらと揺らして蝶のような動きと誤認させ‥‥うっかり近づいてきたオスを、分銅鎖めいた動きで糸を投げ、捕らえるというわけなのれす。
整髪料や化粧品で蝶を引き寄せてしまった人達は、奇しくもナゲナワグモと同じ擬態をとっていたわけれすね。
ミューラー型擬態。
ここからは隠れるというよりかは、心理と認識の隙をつくような詐術の側面が強くなってくるのれす。
ミューラー型擬態の代表例は「いろんな蜂が、共通の警告色として黄黒の縞模様をしている」擬態。
いわば、進化が互助関係を構築するに至った擬態なのれす。
その効果のほどは、蜂のお話で語ったとおりれす。
ベイツ型擬態。
端的にいえば「なりすまし」れす。
毒のある危険生物や、強者とされる捕食種に化ける擬態れす。
代表例としてはジャコウアゲハ(有毒)とクロアゲハ(無毒)、ハチに化けるハナアブ(両種とも翅2枚なので都合がいいのれす)、
これらが有名れしょう。
毒虫がリソースとして割かざるをえない分泌器官・毒摂取行動などを自由に振り分けた上で、警戒されるメリットは毒虫同様に享受できる、まさにいいとこ取りのように思えるのれすが。
ミューラー型擬態と違って自らは毒を有しない都合上、「化ける先よりも、数多く繁栄することはできない」というデメリットは避けられないのれす。
自分たちが食われ過ぎて、「あの模様は無毒」と思われては無意味れすから。
またまた読んで字の如く、化学物質で主に嗅覚で敵味方識別をする昆虫たちの、仲間に化けたり共生関係を結ぶ擬態なのれす。
代表例としては蜂の進化であげたサムライアリ、種全体の70%以上が幼虫時代を蟻に世話してもらうシジミチョウ、
蜘蛛のお話で例にあげたナゲナワグモも、化学擬態を行っているのれす。
伸ばした糸の先端にある糸玉にメスの蝶が発するフェロモンを含ませ、その糸玉をゆらゆらと揺らして蝶のような動きと誤認させ‥‥うっかり近づいてきたオスを、分銅鎖めいた動きで糸を投げ、捕らえるというわけなのれす。
整髪料や化粧品で蝶を引き寄せてしまった人達は、奇しくもナゲナワグモと同じ擬態をとっていたわけれすね。
ミューラー型擬態。
ここからは隠れるというよりかは、心理と認識の隙をつくような詐術の側面が強くなってくるのれす。
ミューラー型擬態の代表例は「いろんな蜂が、共通の警告色として黄黒の縞模様をしている」擬態。
いわば、進化が互助関係を構築するに至った擬態なのれす。
その効果のほどは、蜂のお話で語ったとおりれす。
ベイツ型擬態。
端的にいえば「なりすまし」れす。
毒のある危険生物や、強者とされる捕食種に化ける擬態れす。
代表例としてはジャコウアゲハ(有毒)とクロアゲハ(無毒)、ハチに化けるハナアブ(両種とも翅2枚なので都合がいいのれす)、
これらが有名れしょう。
毒虫がリソースとして割かざるをえない分泌器官・毒摂取行動などを自由に振り分けた上で、警戒されるメリットは毒虫同様に享受できる、まさにいいとこ取りのように思えるのれすが。
ミューラー型擬態と違って自らは毒を有しない都合上、「化ける先よりも、数多く繁栄することはできない」というデメリットは避けられないのれす。
自分たちが食われ過ぎて、「あの模様は無毒」と思われては無意味れすから。
175: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:16:10
サティロス型擬態。
この擬態はいうならば「猫だまし」「メマーイダンス」れしょう。いやマジれすよ。
目玉模様をもつ蛾が、この擬態をもつ代表的な種になるのれす。
翅を広げた左右対称の位置にある特徴的な目玉模様を見せることで、「あれはフクロウか?!」と小型鳥や他の捕食者に誤認・混乱・退避させるのが目的の擬態なのれす。
フクロウチョウ、というそのまんまの名前と模様をもつ蝶がわかりやすいれしょう。
モスラのモデルになった蛾、ヨナグニサンは蛇の頭(翅の上部先端)とウロコ模様に擬態しているのれすよ。
人間の目でも混乱を引き起こす分かりやすい例がイボタガ、でしょうか。
翅に描かれた羽毛模様や左右対称のデザイン、普段見慣れている鳥の記憶とのギャップが、
一瞬の混乱を引き起こしてしまうことは間違いないれしょう。自然の生存競争では、この一瞬の隙こそが何よりも大事なのれす。
この擬態はいうならば「猫だまし」「メマーイダンス」れしょう。いやマジれすよ。
目玉模様をもつ蛾が、この擬態をもつ代表的な種になるのれす。
翅を広げた左右対称の位置にある特徴的な目玉模様を見せることで、「あれはフクロウか?!」と小型鳥や他の捕食者に誤認・混乱・退避させるのが目的の擬態なのれす。
フクロウチョウ、というそのまんまの名前と模様をもつ蝶がわかりやすいれしょう。
モスラのモデルになった蛾、ヨナグニサンは蛇の頭(翅の上部先端)とウロコ模様に擬態しているのれすよ。
人間の目でも混乱を引き起こす分かりやすい例がイボタガ、でしょうか。
翅に描かれた羽毛模様や左右対称のデザイン、普段見慣れている鳥の記憶とのギャップが、
一瞬の混乱を引き起こしてしまうことは間違いないれしょう。自然の生存競争では、この一瞬の隙こそが何よりも大事なのれす。
176: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:16:47
ここまで大別して語ってきましたが、ハナカマキリのように複数の擬態を並行使用する種もいるのれす。
ハナカマキリは花へと擬態する攻撃擬態の持ち主だというのは一目瞭然れすが、より効率よく獲物を狩るためにハナバチの仲間が発するフェロモンを、ハナカマキリも発しているのれす。
同種があの花から採蜜している、ということはあの花には質のいい蜜がある……と、誤認した蜂を狩るというわけなのれす。
更に興味深いのは、ハナカマキリでも花に擬態するメスと違って、
オスのほうは地面に擬態する茶色の「隠蔽擬態」をもっているのれす。
メスのほうが花でガン待ちの狩りをしていることはわかりきっているのだから、オスは草丈や枝葉を遮蔽物にしてまるで匍匐前進する兵のように地面を這い、花にいるメスめがけて交尾をするほうが効率がいい……というわけなのれす。
あの可憐なハナカマキリ(♀)の擬態は、その姿と裏腹に生粋の「攻撃」のみで構成されているといえるれしょう。
まさしく強きメス狩人であるカマキリ、進化の極致ともいえるれしょう。
ハナカマキリは花へと擬態する攻撃擬態の持ち主だというのは一目瞭然れすが、より効率よく獲物を狩るためにハナバチの仲間が発するフェロモンを、ハナカマキリも発しているのれす。
同種があの花から採蜜している、ということはあの花には質のいい蜜がある……と、誤認した蜂を狩るというわけなのれす。
更に興味深いのは、ハナカマキリでも花に擬態するメスと違って、
オスのほうは地面に擬態する茶色の「隠蔽擬態」をもっているのれす。
メスのほうが花でガン待ちの狩りをしていることはわかりきっているのだから、オスは草丈や枝葉を遮蔽物にしてまるで匍匐前進する兵のように地面を這い、花にいるメスめがけて交尾をするほうが効率がいい……というわけなのれす。
あの可憐なハナカマキリ(♀)の擬態は、その姿と裏腹に生粋の「攻撃」のみで構成されているといえるれしょう。
まさしく強きメス狩人であるカマキリ、進化の極致ともいえるれしょう。
177: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:17:46
潜み、騙し、化け、不意討つ。
ルール無用・何でもアリの自然界の生存競争において、擬態はこの上ない武器れす。
海賊の世界においても「化ける」「見えない」「居る気配がない」ことがどれほど恐ろしい脅威なのか……マネマネ、スケスケ、ナギナギで皆さんご存知れしょう。
ここで最初のお題に戻りましょう。
「デマロ・ブラックは何故失敗してしまったか」。
数億年も、密林の迷彩ゲリラ戦を潜り抜けてきたノウハウがある虫たちの戦術を参考にしたとき、
デマロの何がいけなかったのか。
ルール無用・何でもアリの自然界の生存競争において、擬態はこの上ない武器れす。
海賊の世界においても「化ける」「見えない」「居る気配がない」ことがどれほど恐ろしい脅威なのか……マネマネ、スケスケ、ナギナギで皆さんご存知れしょう。
ここで最初のお題に戻りましょう。
「デマロ・ブラックは何故失敗してしまったか」。
数億年も、密林の迷彩ゲリラ戦を潜り抜けてきたノウハウがある虫たちの戦術を参考にしたとき、
デマロの何がいけなかったのか。
178: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:19:11
まず一つ目。
ベイツ型擬態(なりすまし)の致命的弱点たる「元ネタより増えることはできない」を実行してしまったのれす。
あくまでも「他の脅威を借りる」という都合上、己が矢面に立つわけにはいかないのれす。
数多くの猛者が集うシャボンディ諸島という場所に眼をつけたのは悪くないれすが、マリージョアも目と鼻の先にある立地において求人活動を行うのは、戦闘力なき擬態種がやるべきことではないのれす。
本物の大船長が再起した後に、前半の海のどこかで散発的なシノギをやるのが一番だったれしょう。
二つ目。
人を集めるために目立つ必要があった、という点ではシャボンディ諸島も悪くないと言いました。
れすが、これまた蜂のお話で出したとおり「数は力だが、それだけ悪目立ちする」というデメリットがあるのれす。
群れを作る蜂はその避けられないデメリットを利点へと転換するため、ミューラー型擬態(警戒色共有・リスク分散)を選んだのれすが、
デマロ一味と大船長たちが(お互いしらぬうちに結んでいた)擬態の互恵関係を結んでいたと仮定しても、
リスク分散の恩恵を受けたのは、同じ日にシャボンディに受けたロビランドなのれした。
そりゃそうなのれす。
悪目立ちして潜む気がまるでない小悪党と、20年以上も脅威から逃れ続けてきたベテランにして身軽な少数一味、どちらが生存に優れているか。
語るまでもないれしょう。
より最悪なのは、デマロたちが「ニコ・ロビンが狙われる」ことの重みを理解してなかったことれしょう。
「毒を持とうがそうでなかろうが、狙われるときは狙われる」。
擬態種でもゴリ押し捕食されることの恐ろしさ、これを理解していないのは致命的れす。
ベイツ型擬態(なりすまし)の致命的弱点たる「元ネタより増えることはできない」を実行してしまったのれす。
あくまでも「他の脅威を借りる」という都合上、己が矢面に立つわけにはいかないのれす。
数多くの猛者が集うシャボンディ諸島という場所に眼をつけたのは悪くないれすが、マリージョアも目と鼻の先にある立地において求人活動を行うのは、戦闘力なき擬態種がやるべきことではないのれす。
本物の大船長が再起した後に、前半の海のどこかで散発的なシノギをやるのが一番だったれしょう。
二つ目。
人を集めるために目立つ必要があった、という点ではシャボンディ諸島も悪くないと言いました。
れすが、これまた蜂のお話で出したとおり「数は力だが、それだけ悪目立ちする」というデメリットがあるのれす。
群れを作る蜂はその避けられないデメリットを利点へと転換するため、ミューラー型擬態(警戒色共有・リスク分散)を選んだのれすが、
デマロ一味と大船長たちが(お互いしらぬうちに結んでいた)擬態の互恵関係を結んでいたと仮定しても、
リスク分散の恩恵を受けたのは、同じ日にシャボンディに受けたロビランドなのれした。
そりゃそうなのれす。
悪目立ちして潜む気がまるでない小悪党と、20年以上も脅威から逃れ続けてきたベテランにして身軽な少数一味、どちらが生存に優れているか。
語るまでもないれしょう。
より最悪なのは、デマロたちが「ニコ・ロビンが狙われる」ことの重みを理解してなかったことれしょう。
「毒を持とうがそうでなかろうが、狙われるときは狙われる」。
擬態種でもゴリ押し捕食されることの恐ろしさ、これを理解していないのは致命的れす。
179: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:19:39
最後。
単純に地力が足りてないのれす、戦闘力はともかく詐術のチカラも。
擬態とて化ければそれで全てが解決する万能迷彩ではありません。
カマキリであれば最初話したように「風を読んで、揺れる草のように振舞う」、アリグモであれば一番前の脚二つを蟻の触覚のように見立てて蜘蛛に似つかわしくない六足歩行をするなど、
擬態先を真似る確かな演技力を身に着けている種が数多くいるのれす。
ONEPIECE世界における「演技」「変装」の先駆者、ボンちゃんを例に考えてみましょう。
ボンちゃんは反乱軍が抱く国王への不信感を決定的なものにするため、マネマネの能力を使いました。
ここで最も重要だったのは「決して動じない」ことれす。
たとえ、怒れる反乱軍の銃口を目の前にしても、いつ群衆がプッツンして雪崩をうつように襲い掛かってくるかわからない瀬戸際でも、絶対にオカマ拳法を使おうという素振りすら見せず。
冷や汗ひとつ流さず、心揺れずに「威風堂々ありのままを話すコブラ王」で居続けなければいけなかったのれす。
どこかで内心ビビったような素振りを見せていたら、コーザの根底にある「国王への信頼」を説得させることは不可能だったれしょう。
単純に地力が足りてないのれす、戦闘力はともかく詐術のチカラも。
擬態とて化ければそれで全てが解決する万能迷彩ではありません。
カマキリであれば最初話したように「風を読んで、揺れる草のように振舞う」、アリグモであれば一番前の脚二つを蟻の触覚のように見立てて蜘蛛に似つかわしくない六足歩行をするなど、
擬態先を真似る確かな演技力を身に着けている種が数多くいるのれす。
ONEPIECE世界における「演技」「変装」の先駆者、ボンちゃんを例に考えてみましょう。
ボンちゃんは反乱軍が抱く国王への不信感を決定的なものにするため、マネマネの能力を使いました。
ここで最も重要だったのは「決して動じない」ことれす。
たとえ、怒れる反乱軍の銃口を目の前にしても、いつ群衆がプッツンして雪崩をうつように襲い掛かってくるかわからない瀬戸際でも、絶対にオカマ拳法を使おうという素振りすら見せず。
冷や汗ひとつ流さず、心揺れずに「威風堂々ありのままを話すコブラ王」で居続けなければいけなかったのれす。
どこかで内心ビビったような素振りを見せていたら、コーザの根底にある「国王への信頼」を説得させることは不可能だったれしょう。
180: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:20:15
デマロは、このハッタリを成し遂げる胆力が足りなかったのれす。
戦桃丸が「お前は本当に”麦わら”か?」と思っている疑心を維持させ続けることができず、恐怖に負けて大船長が絶対やらない行動と言動をしたことで、麦おカを発動させてしまったのれす。
どうせ敵わないのれすから、デマロは「誰だお前」「おれは海賊王になる男だ」とハッタリを効かせるべきでした。
そうすれば熱狂の波に乗せられた傘下(偽)たちが、デマロの思惑どおり戦桃丸と戦ってくれたかもしれないのれす。
一瞬の隙を産むサティロス型擬態(猫だまし)の発動チャンスすらも、逃してしまったのれす。
数億年もの歴史をもつ虫たちの「擬態」という戦術からみたとき、デマロ・ブラックには何が足りなかったか。
擬態という戦術を成し遂げるための、地力が足りなかった。
「鍛え上げた地力と覚悟がなければ、いずれは敗北する」という、ONEPIECE的結論に辿りつくのれす。
戦桃丸が「お前は本当に”麦わら”か?」と思っている疑心を維持させ続けることができず、恐怖に負けて大船長が絶対やらない行動と言動をしたことで、麦おカを発動させてしまったのれす。
どうせ敵わないのれすから、デマロは「誰だお前」「おれは海賊王になる男だ」とハッタリを効かせるべきでした。
そうすれば熱狂の波に乗せられた傘下(偽)たちが、デマロの思惑どおり戦桃丸と戦ってくれたかもしれないのれす。
一瞬の隙を産むサティロス型擬態(猫だまし)の発動チャンスすらも、逃してしまったのれす。
数億年もの歴史をもつ虫たちの「擬態」という戦術からみたとき、デマロ・ブラックには何が足りなかったか。
擬態という戦術を成し遂げるための、地力が足りなかった。
「鍛え上げた地力と覚悟がなければ、いずれは敗北する」という、ONEPIECE的結論に辿りつくのれす。
181: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 20:26:03
最後に、途中で例に出したスパイダーテイルドクサリヘビの動画を紹介するのれす。
恐らくは多くのあにまん民たちが未見の存在れしょう。
知識がなく、野外環境のなか、野生でいきる者たちの磨き上げた「擬態」がどれほど恐ろしいものか。
虫たちにとって、鳥とはどういう脅威なのか。
一目瞭然のスゴイ動画なのれす。
なりすましとは、立派な戦術なのれす。
恐らくは多くのあにまん民たちが未見の存在れしょう。
知識がなく、野外環境のなか、野生でいきる者たちの磨き上げた「擬態」がどれほど恐ろしいものか。
虫たちにとって、鳥とはどういう脅威なのか。
一目瞭然のスゴイ動画なのれす。
なりすましとは、立派な戦術なのれす。
183: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 21:14:08
>>181
“スパイダーテイルド”クサリヘビっていわれてるのにクモが擬態だと鳥が捕食されるまで気がつかなかった…んだけど鳥も1回食われかけたところで逃げとけよ!
レオ兄さん良いものをありがとうございました
“スパイダーテイルド”クサリヘビっていわれてるのにクモが擬態だと鳥が捕食されるまで気がつかなかった…んだけど鳥も1回食われかけたところで逃げとけよ!
レオ兄さん良いものをありがとうございました
184: 名無しのあにまんch 2023/06/21(水) 21:14:55
博識レオがすげぇ〜んだわこのスレまじで…
すごいれすねぇ
すごいれすねぇ
186: 名無しのあにまんch 2023/06/22(木) 20:53:58
昆虫図鑑とかだとあらかじめ「ここにいる」っていうのがわかってるし、掲載する写真もあえてわかりやすい角度や明るさで撮ってたりするけれど、
フィールドワークの野山でコノハムシやナナフシを見つけられんだろうなあ
フィールドワークの野山でコノハムシやナナフシを見つけられんだろうなあ
187: 名無しのあにまんch 2023/06/23(金) 05:32:32
博識レオありがとうございます
まさか擬態の話とデマロの話繋げてくるとは思わなかった
まさか擬態の話とデマロの話繋げてくるとは思わなかった
188: 名無しのあにまんch 2023/06/23(金) 09:11:01
広大な範囲で虫関連が博識な上に普通にワンピースの読み込みも深いの凄い…
ボンちゃんとデマロ・ブラックを比較しての土壇場になっての擬態と覚悟の質による説得力なんて考えたこともなかったわ
そういやボンちゃんの異名が荒野のベンサムなのに、デマロ・ブラックには三枚舌なんて異名がついてる時点で詐術者としても格が違ってたんだな
ボンちゃんとデマロ・ブラックを比較しての土壇場になっての擬態と覚悟の質による説得力なんて考えたこともなかったわ
そういやボンちゃんの異名が荒野のベンサムなのに、デマロ・ブラックには三枚舌なんて異名がついてる時点で詐術者としても格が違ってたんだな
189: 名無しのあにまんch 2023/06/23(金) 12:25:09
化けるのも演技力が必要、言われてみればそうだな感
いくらマネマネでも、元が大根役者では見破られないにしても疑われることは避けられないだろうし、
やはり能力は例外なく本人の地力が必要なんだな
いくらマネマネでも、元が大根役者では見破られないにしても疑われることは避けられないだろうし、
やはり能力は例外なく本人の地力が必要なんだな
190: 名無しのあにまんch 2023/06/23(金) 22:49:09
当たり前といえば当たり前なんだろうけどちゃんと理屈のある負けだったんだ
人間特有っぽい騙し合いもむしろ自然界の方が当たり前に行われてるんだな
人間特有っぽい騙し合いもむしろ自然界の方が当たり前に行われてるんだな
191: 名無しのあにまんch 2023/06/23(金) 23:26:47
あらためて文字で読むと「偽旗作戦や便衣兵(擬態)は国際条約で禁止ね」ってなるのがわかるな…
有効すぎる上に殺意高すぎるんだもの
そしてそんなド卑怯を真っ向から採用してた砂ワニの悪辣さよ
有効すぎる上に殺意高すぎるんだもの
そしてそんなド卑怯を真っ向から採用してた砂ワニの悪辣さよ
193: 名無しのあにまんch 2023/06/24(土) 09:20:13
ウォーターセブンでもそうだけど改めて擬態して潜入の有効さがわかるな
ほんとに「え!お前違うの!?」ってなるもん
ほんとに「え!お前違うの!?」ってなるもん
196: 名無しのあにまんch 2023/06/24(土) 21:04:06
読み応えのある虫&ワンピスレだった
博識レオありがとうございます
そういえば幼虫の間ひたすら食って貯め込んでというので思い出したけど
一部幼虫がひたすら食った物を糧に生み出したものが結果的に人に有用な資源だった点で言えば
バクバクのワポルのモチーフはカバ以外にイモムシもあるのかなって思った
まあ故郷に何も利する点はなく環境の強制変化で有用なことが発見された訳ではあるが…
博識レオありがとうございます
そういえば幼虫の間ひたすら食って貯め込んでというので思い出したけど
一部幼虫がひたすら食った物を糧に生み出したものが結果的に人に有用な資源だった点で言えば
バクバクのワポルのモチーフはカバ以外にイモムシもあるのかなって思った
まあ故郷に何も利する点はなく環境の強制変化で有用なことが発見された訳ではあるが…
197: 名無しのあにまんch 2023/06/24(土) 21:09:28
博識レオありがとうございます
解説のおかげでマネマネの実がボンちゃんの手に渡ったのに納得がいった
ボンちゃんニューカマーだから雌雄問わず擬態が出来るもんな 実にも意志があるとはいうけどマネマネの目の付け所なかなか面白いなぁ
解説のおかげでマネマネの実がボンちゃんの手に渡ったのに納得がいった
ボンちゃんニューカマーだから雌雄問わず擬態が出来るもんな 実にも意志があるとはいうけどマネマネの目の付け所なかなか面白いなぁ
198: 名無しのあにまんch 2023/06/25(日) 00:16:01
なかなか濃いスレであった
スズメバチの実が能力者を選ぶ基準のみならず、まさかマネマネの適正にまで話が広がるとは
スズメバチの実が能力者を選ぶ基準のみならず、まさかマネマネの適正にまで話が広がるとは