【ゴールデンカムイ】月島の「あなたたちは救われたじゃないですか」ってどう解釈してる？

救われたの部分って鯉登親子のどの辺にかかってるのか分かんないので教えてほしい
誘拐→救出が鶴見劇場であることに気が付かず鶴見中尉を信じていられたことかと思ってたんだけど、よく考えたら誘拐に加担した月島が言っていい台詞じゃねぇな……と思ったので、自分の解釈が間違ってる気がして来た
ファン界隈考察界隈だとどういう解釈されてる？

鯉登少尉は鯉登父に何より大切に思われていたことが判明してよかったじゃないですかこれ以上引っ掻き回してなにか不満に思うことがあるんですか？
にかかっていると思ってたよ
これなら命が惜しければ黙ってることですに繋がる。警告兼脅し文句だよね

でも1の言ってる部分もあると思う。鯉登父は鯉登が無事戻ってきたし自作自演で嘘だったけど実際そうなって2人とも助かったじゃん絆も深まる鶴見劇場になんか文句ある？みたいな

あまり道理で言ってるというよりは月島本人の傷が深すぎて言ってる事の自覚がないのかもしれない

あなたたちは騙されたかもしれないが親子関係は悪化しなかった、むしろいい方向に進んだじゃないですか
でも私の想い人はもはや不明で自分にとっては死んだも同然だ
弄ばれた自分に比べればあなたたちは救われたじゃないですか

なるほどね
救われたって台詞から誘拐事件のこと連想してたけど、親子関係が持ち直した方指してるって解釈も出来るのか
教えてくれてありがとう
他にも解釈とかこのシーンに関連することあればあげてってもらえると助かる

そうか、比較しないと「あなたたちは」と区切らないな……
鶴見中尉が月島軍曹をこんな悲しい人にしてしまった……

月島は一兵卒で、あれもある種の軍事行動だから加害者どうこうって意識はあまりないのかもな

鯉登は下手したら父とギクシャクしたまま陸軍に行きたいと言えず兄のトラウマからも抜け出せなくて船酔い抱えたまま海軍行って辛い日々を過ごしてたかもしれないからね

曲がりなりにも数年単位で拗れてた親子関係の修復に繋がったのは確か
ここで冷や水ぶっかけておかないと合流時に汚れ仕事が確定になるからどの道詰んでる

衝突があったとしても時間が解決したと思うからそれはお前謀った側の理屈だろ～！？
でもいご草ちゃんほどしんどいことにならなかったねはそれはそう

>>10
どうだろうね…
今の二人（鯉登親子）を見てるから楽観視しちゃうけど、当時の鯉登は父親と距離感じてたのと軍人の子という立場から本音を溜め込みそうなのと
鯉登父も軍人という側面がでかくて一度は音之進には死んでもらうしかないって決断するくらい職に忠実だったわけで
鯉登を助けに行けたのも周囲に信頼できる数人しかいなかったからで、もし部下の集団の前だったら心で血を流しながら切り捨てたと思う

なにかしら切っ掛けがないとあんなに、がっちりと仲が修復できたかは怪しい

>>19
結果だけに注目するとパーフェクトな結末だもんね

>>19
その後どうなるかわからないけど少なくとも計画して実行してその後の可能性を奪い取った側が言っていい事じゃないよ
鯉登少尉は真っ直ぐ自分にぶつかってくれて自分の名で喧嘩するよう言葉をくれた鶴見中尉に惹かれてたんだからさ……

>>62
そしてご丁寧に五稜郭の誘拐ハウスにわざわざ少尉と軍曹を同行させて劇場2回目をふっかけてくる中尉であった

ここまで昏い目で言ってるってことは脅しよりも個人的な闇に起因することだよなあ
月島がそんなに感情を動かされるのはやっぱいご草ちゃんだけじゃないかな
谷垣脱走を思い止まる決定打もいご草ちゃんだったしなあ……
鶴見は本当に罪深いことをしたわ

ここのフォントってどういう意味合いなんだろう
よくホラーで見かけるフォントだけどアニメで声ついたら分かるかな

>>15
個人的には心の底に封印してたものがつい溢れ出てしまったイメージ
喋ろうとして喉の調子を整える前に声に出してしまったのだと思う

被害者加害者を飛び越えてつい感情が漏れ出てしまったに１票入れたい
インカラマッ…あの子は…

警告だから怖いイメージかなあと思ってたけど月嶋の傷でもあるから情緒不安定な感じ？
自覚して言ってない分湿り気がすごい

ここの月島と鯉登のやりとりは後々の「素直に聞いてくれたのに」や谷垣追跡のあたりでやっと答え合わせができるから割とミステリちっく
「あなたたちは救われたじゃないですか」という言葉自体はぽろっと本音が漏れ出た感じだけどね
誘拐劇で鯉登親子の心が救われたのは確かだし

樺太で常識人寄りの人と好感度上げてからのこの表情はびっくりした

これ結果オーライで後味が良いの鯉登親子自身の行動のお陰だしな…
鯉登の頭突きもモスパパの突入も計画外だし、本当なら鯉登は父親に「国のためにしね」っておとなしく言われる計画だったんじゃないの。そして鶴見中尉だけが助けに来る
計画通りにいってたなら鯉登はトラウマ上乗せで本編より後味悪い結果になってたかもしれない
鶴見中尉は14歳の鯉登が兄の戦死やら船に乗れない劣等感で傷ついてるのを知った上でこの計画を立ててるからえぐい
救われたでしょはただの結果論でしかない

>>25
中尉としてはここは父親の方に恩を売って取り入るのが本目的だからわざわざ関係を破壊する意味はないかと

>>27
どっちかっていうと父親から見捨てられて傷ついた鯉登にフォローを入れて甘い嘘で誑かす方向じゃない？
モスパパには恩を売れる
息子がこっちに心酔してくれるんならそっちも手駒に出来ていい
父親から気持ちが離れてくれた方が、鶴見中尉だけを一番に考えてそれ以外に頼れる先がないから操りやすいと思う
本編中の鯉登はモスパパへの愛情があって鶴見中尉だけが一番の存在ではないからたらし込みにくかったっていうのはあると思う

>>34
鶴見中尉の愛メソッドって単に惚れこませるだけじゃなくて自分に着いて行く以外の道をしっかり潰すところまでやって完成だから、モスパパの音之進〜！→親子仲回復は予定外だったろうね
谷垣とかがそうだけど他に拠り所がある人間は誑しきれてなかったりする

>>34
月島が「傷をほじくり返して枯れ果てたところに自分の愛情を注ぎ込む」って言ってたけど、もしかしたら似たようなことを鯉登にもやろうとしてたのかもしれないんだな…
16歳の子に…
親子愛の強さで失敗したわけだが

鯉登への情が樺太の旅で育ったからこそ作ってた心の壁が少し崩れたんだろうなと思う
まあ本心の見せ方が大分屈折してるが
加害者としては絶対やっちゃいけない結果論良かったでしょ理論だけど今まで積み重ねてきた信頼関係と鯉登の成長でどうにかなった感ある

鶴見は鯉登が兄の戦死以降船酔いすることやその他全部知ってたはずだけど実行犯の3人はどこまで知ってたのか分からないんだよな

そもそも鯉登が月島を加害者と認識してないもん
この時の月島の話を受けてからの鯉登は月島と自分が今後どういう姿勢で鶴見についていけばいいのか
そして月島にとっての救いは何なのかを模索し続けている

鯉登誘拐まわりは首謀者が鶴見で月島は実行犯、そして月島はその鶴見に愛を試される被害者でもあるってのがここらの関係性をぐちゃぐちゃにしてる感ある
個人的には罪を足し引きするのもなんか違うしこういうのって結局本人たちで許す・許される・許さないとかを決めるしかないんだよな

この場面あな救の台詞で見せた深い闇に気を取られがちだけど 読み返してみるといかに月島が鯉登少尉を死なせたくなかったかがよくわかる
少尉を消さなくてはいけない可能性が浮上したこの辺りから 元々ギリギリだった月島の情緒が明確に崩れていってる

「鯉登は月島の制止を聞かない」っていう描写を何回もやってるから、この場面の月島は普通に宥めすかしたって鯉登が止まるわけないっていう焦りと苛立ちであんな本音と脅しの入り交じった止め方になってそうだなと個人的に思う

鶴見もあそこまで月島が鯉登に絆されるのは計算外だったろうな

>>40
そもそも月島に誘拐事件で関与させた子供の補佐を任せてたあたりそこまで計算外だったろうか
月島が情に厚い男なのは知ってるはず
月島以外に適任はいないだろうと言われればそれはそう

ただ二人の絆が深まってるカナ？って読み取れるくらいの後もずっと一緒に行動させてたあたり割と鶴見も彼らの思うがままにさせてた気がする

>>49
鯉登少将の大事な預かり物だから自分の懐刀をつけた方が安心だし監視させるという合理的な面もある
他に補佐するキャラが居ないというメタもあるけど

月島が鯉登にとっても腹心になったのは予想外だと思う
鯉登は予想外ばかりだった

>>81
監視役としての役目もあっただろうけど互いに情が湧くことを全く想定してなかったとも思えないんだよなー
両者の性格は知ってるわけだし

>>85
鯉登月島が心を通わせた後に絆を断ち切るつもりだったのかも

上げて落とすというか与えて奪って
より喪失感を深めておいたところで
鶴見劇場の幕が上がる

>>175
和田大尉を撃たせたのもそんな経緯だったのかも
大尉もまた部下を思って彼なりに部下たちを庇おうとしてくれてる良い上官なのだ…と感心した矢先に「もう庇いきれん！鶴見中尉を問い正す！」してしまったとか

>>177
悪い笑顔で「出世払いって知っているかい？トーマスさん」なんて今の月島なら言わなそうな事を言ってるよりさらに前のモブ時代の記憶か

師団側は鶴見以外はかなりライブ感のある後付け設定でそこを含めて面白すぎるw

鯉登親子の場合はあの狂言誘拐が鶴見劇場だと分かっても、親子の絆が修復されたことは変わらない事実だけど、月島の場合は鶴見劇場によっていご草ちゃんが生死不明になってしまったからな…
まあ加害者側が言っていい台詞じゃないのはそう
狂言誘拐に対する罪悪感に関しては無いことはないかもだけど、上官を始末したり一般人巻き込んで死なせたりよりは薄いのかもしれない
そもそも大義のために人殺ししてる時代と職業だし、大義のため(少なくとも月島に私情はない)の狂言誘拐で人質の命が保証されてて、おまけに親子関係まで修復されるのを見たら｢救われたじゃないですか｣するのもまあ分からなくはない(再度言うけど加害者側が言っていい台詞じゃないのはそう)
師団の中でもまとも寄りの感性してそうな菊田さんでさえ｢仲直りできて良かったね｣みたいな笑顔で鯉登親子見てるし
鯉登も恩があるとはいえ鶴見の思想に着いていくって決めたのは自分たちだし、大義のためにそれなりに人を殺してきた立場でそこらへんの理解があるから狂言誘拐について以降は不問にしてるのかなって

あのシーンの月島はよく読むと色々と発言がおかしいからな
鶴見に自分が騙されたくだりなんかも神の視点の読者ならわかるけど鯉登は理解できるはずないのにな
鯉登を止めなきゃいけない焦りや騙されたことに対する情緒で出力がバグってる感じがある

>>48
いきなり佐渡の男とかの話されて何…？って感じだったもんね
あの辺の月島は建前を保つ余裕すらなくて本音がまろびでちゃったんだろうな…と考えると｢救われた｣が単に誘拐から救出されたという建前の事実ではなく、｢鶴見中尉の計画に巻き込まれながらも無事で親子関係まで改善した｣という誘拐劇に関与してなければ知りえない視点での結果にかかってることが推察できる気がする

>>48
あなたたちは…辺りからの台詞は鯉登に向けて言ってるけど聞かせてるんじゃなくて自分に聞かせてる状態だな

第三者からみたら中尉の脳汁ドバドバばりに精神がヤバい状態なのを思わず露呈しちゃった部下を見て鯉登も怒りどころじゃなくなるし、その後の「鶴見中尉は怖いよ　騙されてるふりしておきなさい」の忠告が効くんだけど

>>58
鶴見中尉すごーいの場面は月島の精神思ったよりずっとやばーいが二割くらいあると思う

>>59
思ったよりずっとヤバーいなら分かってたんかい鯉登w

まあ鶴見中尉や月島達は鯉登を殺す気なんてさらさらないから気持ち的に軽いのかもしれないが、鯉登からしたら自分は死ぬだろうと思って覚悟してただろうし、その状態で四日間拉致監禁されてんのはかなりしんどかっただろうなと思う
頭突きかませる精神の強さが鯉登にあってマジで良かったなって感じ

あなたたちは救われたってことは救われない人もいたってことで
その中には江戸貝くんのことも入ってるよな

鯉登は月島が元死刑囚って知ってんのかな。軍内で山猫の子は山猫って尾形のこと呼ぶ奴らがいるぽいし月島が元死刑囚ってのも知られてそうな気もする

>>53
月島はもともと新潟の団に所属しててその後除隊からの死刑のち第七師団所属だから、父親が第七師団にいる尾形とはちょっと違う気がする
師団同士で関わりあったりしたら知られててもおかしくないけど

>>53
知ってるか知らないのかは分からないけど樺太編前からあの懐きようだしな
どちらにしても「過去に何があったか分からんが」での心に進んで踏み込まないタイプなんだじゃないか
逆に鶴見中尉だったら「話を聴こう」と言って心の深いところまで入り込んでくるパターンだし

いつも口うるさいけど優しいお母さんが何かのストレスで感情の閾値を超えちゃった時に
子供にあんまりよろしくない事を言っちゃったみたいな場面だなと思った
本来的には「そんなのその子に言ってもしょうがないじゃん、大人気ない」って話だけど
いつも甲斐甲斐しく面倒見てくれる母ちゃんは母ちゃんという生き物ではなく一人の人間なんだと子供側が悟る局面でもある

誘拐なんて月島の汚れ仕事の中では軽い方なんだよな
作中でも和田大尉をあっさり殺してるし

>>56
それもこれも鶴見中尉の恩もあるし大義を信じてるからやってこれたのに
感情を捨てたロボットのつもりでも限界があった

このシーンは月島の精神状態がもう少しマシだったら鯉登に対する脅しも効かずに、月島と鯉登が対立する結果になったのかもしれない
でもここであなたたちは〜と弱音を吐いてしまったから鯉登が月島を自分と同じ側だと判断したんだと思う

父親とうまくいかないだけでなく通行人を自転車で轢いて自現流かましてくるまでグレてたからまあ多少はね
恩を感じている部分も確かにあるから鯉登も最後まで中尉を悪く言わなかったのでは

もしかしてなんか知ってるの？！って問い詰めたら、さっきまで全否定していたのに突然肯定し始めるとか地味に怖い。
あなたはそんなこと気付かないで黙って流されていればいいんだに対して、いーや！断る！って言えるのもすごいけど。

>>72
｢そんなこと気づかずに黙って流されろ｣ではなくて、一応それなりの情報を開示したうえで｢中尉は必要があれば貴方でも始末しますよ。死にたくなければ黙ってなさい｣っていう忠告なので…
その場ではそれを汲んでいろいろ飲み込んで流されたフリをしつつ、後々ちゃんと考えて自分の意志を示した少尉はマジですごい

月島の精神状態が目に見えてやばいから鯉登が自分のこと後回しにしちゃってるんだよな
本当は鶴見に直談判しにいくって言うくらいには誘拐事件のことキレてたのに

>>74
ここでうまく立ち回らないと中尉に消されるまであるから自分の立場をよく考えた結果では

鯉登は軍人家系なのもあってよく言われる「軍人の質が高い」から、上官の命令を遂行する部下を責めるのはおかしいと考えてるんじゃないか
会社とかでもそうだけど、責任を取るのは上司だという覚悟があるタイプ

たまにあな救がなければ鯉登はずっと早口の薩摩弁で囚人の皮を着てどこまで鶴見に着いていったのかなぁと考えてしまう

>>77
尾形のネタバラシという玉突き事故がなければそうだろうね
そして気づいた頃には自分も被害者であり加害者になっていた可能性も否定出来ない

>>78
バルチョーナクで洗脳解除、あな救で鶴見凸による死亡ルート回避&自分の立場や鶴見の愛について見つめ直すって感じかな
囚人狩りとか網走監獄での皆殺しに参加してる鯉登が加害者側でないかは微妙なとこだと思うけど
大義のためとはいえ結構人殺してる鯉登が常に被害者側としてしか語られず、狂言誘拐犯の一人である月島が加害者のくせにって叩かれがちなのって、被害者側が囚人とかの犯罪者や欲をかいてる看守みたいな汚れた人間か罪無き子どもであるかの違いなんかね

>>80
単純に月島と鯉登二人の関係だけを見て加害者(狂言誘拐の実行犯)と被害者って言ってると思う
鶴見中尉がそこに入るなら、月島にとっても鯉登にとっても鶴見中尉が加害者の位置になって、二人は鶴見劇場の被害者になると思う
読者として客観的に見たらってことで

人殺しは杉元とかほとんどの男性キャラが作中でやってるんだし、まあ大体みんな加害者になる

確かに責められる所ではあるんだが、とは言ってもやたら加害者被害者の関係性だけをクローズアップして批判してる人はちょっと何を読んでいたんだと思う時がある

いちいち心情に説明は挟まない漫画だから読み取りやすいのはそこの箇所なのかもしれないけど

>>83
同意

「あなたは救われたじゃないですか」の一文だけ論うのは政治家の言葉の一部を取り出して全体像を見ていないのと同じでは
あの話の終着点は鶴見の危険さを月島自身の危険を冒してまで警告している所。鯉登を死なせたくない気持ちがあることじゃないのかな
だからこそ嘘を付いて欲しくない鯉登は月島の本音と真実を受け入れたと思う

あな救は顔がホラーなのと表面のセリフをなぞるだけだと加害者がそれ言っちゃうんかい…になるのはまあわかる
ただ大事なところって本音(弱音ともいえる)がドバドバ出つつの忠告に加えて中尉と合流した時バレたことを報告しなかった部分よな
鯉登が一旦思い留まって落ち着く時間作れたのもデカい
あな救の時はいろいろ限界でおどろおどろしい感じになったけど時間経ってメンコしたあとの場面で中尉に今まで通り対応できるか心配してる月島が不安定さが出てない平常運転の月島って感じ

>>86
自分よりパニックになってたり精神が穏やかでない人が目の前にいると逆に冷静になれるってよくいうもんね…それにしてもあそこからの鯉登の察し力はすさまじい

月島へのいご草ちゃんの試し行為は同情一択が多い気がするけど、鯉登への誘拐は「でも鯉登はあのままじゃ海軍行けなかったし鶴見劇場のお陰で結果的に色々良かったじゃん」みたいな意見がたまにあるのにはモヤっとする
鶴見劇場がない場合の鯉登の人生が果たしてどうなるのかは誰にも分からないことだし、狂言誘拐自体は肯定しちゃダメなことだろ
なにかの犯罪に巻き込まれて、でも犯人捕まったんだしさっさと忘れなよって言われてできる？
巻き込まれた時のトラウマも恐怖も本人には傷になって残ったままだろ？と思う
これはこの場面の月島にモヤってるんじゃなくて(ここの月島の意図は分かってるので)、こういう意見の人にモヤっとする

>>88
どっちのキャラも好きなだけにそこは正当化しちゃダメだよなって思う
この2人が単なる加害者被害者の関係ではないことはこの時月島がやった事がなかったことにはならない
そこをわかった上で自分の生きてることにそんなに価値が無く汚れ仕事を徹底すると思ってる月島とここから月島と鶴見中尉周辺を冷静な目で見直して成長しまくる時間を稼ぐ鯉登少尉がかっこいいんじゃんね

>>88
こういう意見は月島鯉登両者が鶴見劇場の駒にされている、ある種支配下にある、という前提を無視して月島が加害者なんだから〜、と責める意見に対して反論しようとした結果変なことになっただけな気もする
あな救は月島がそれを言ってはいけないと言うなら金カムのキャラなんてやってはいかないこと祭りだしそこ詰める必要なくね？てなる
他でも言われてる通り加害者被害者の関係性で月島鯉登を断罪しようとするのがそもそもそんな話じゃねえと思うんだ

ここって鶴見劇場がいかに恐ろしいかってことで被害者加害者の話で読んでなかったな
月島も少なくとも誘拐の時点では劇場のことを知らずに加担していた
鯉登も網走で意気揚々と大量虐殺に参加していた
知らない内は鶴見が愛の人で大義で正義だったから
洗脳ってこわいねって話
鯉登は虐殺加担しちゃった！でもまだ遅くない！ってなったけど月島はもう遅いから戻れない！ってなってたんだよね

もちろんあとに続くセリフで殺したくないって意図は伝わるけど「あなたたちは救われたじゃないですか」は自分の不幸と比べたらあんたらは救われてんじゃんって怨みがましさも含んでるだろうから褒められた言葉ではないね
それはそれとして内面の吐露があったからこそ鯉登との絆が深まって助け助けられの関係に発展していったんだけども

まぁしおらしく謝られて被害者ツラされても怒りのぶつけようがなくてムカつくから
嫌われる覚悟で脅しまでして殺されたくなきゃ黙ってろする月島嫌いじゃないぜ
そんな細かいとこ気にして読んでないけど

いや〜汚れ役マジでお疲れだよ月島軍曹

月島って部下とか鶴見中尉にとっては安定して頼れる鬼軍曹なんだよね
鶴見には死刑囚としていご草ちゃんへの気持ちを語ったり奉天で憤ったりしたけど
そういう自分の気持ちをはぐらかされて利用されて、誠実に向き合ってもらえなかった
あな救は月島がメンタル限界で事故みたいな感じで出たものだろうけど
そこで見た月島の苦しみや人間性を鯉登がすくい取れたからあの結末に辿り着けたと思う

そもそもの話、加害者被害者で非難されてること自体後から知った。
普通に読んでて、月島の言いたいことはこれなんだなと理解して、鯉登の反応頑張ってる～てそのまま読み進めてたから、こんな話題が出てることに驚いた

被害者加害者は置いといたほうが良いよな
月島に限らず闇鍋変態ウエスタン漫画で登場人物に少年漫画の主人公並の道理を求めるのはよせとは思う
多分描いてる作者もそんなつもりで描いてないだろうし

一方のキャラに感情移入しちゃうとそのキャラから見える相手のことを良い悪い被害者加害者とか記号で置き換えがちになるとは思う
あの場面で重要なのはあなたたちは救われたじゃないですかのまんまの言葉じゃなくて、劇場に気づいた鯉登に複雑な月島の心理状況を見せることで、鯉登が冷静に前を向くきっかけだと思ってる
そこに加害者も被害者もないしせっかく神視点で読者は見えるのだから、強い言葉だけに焦点を当てて考えてしまうのはうーんとなる

誘拐を結果オーライと思う読者にその気がどれだけあるかはわからんが
被害を加えたのは確かだけど結果的に救われたからいいじゃんというのは鶴見中尉の本質だと思うわ
鶴見中尉の劇場のお陰で実際に月島は死刑から救われたわけだし
でもだからこそあの子のことで騙して欲しくなかったという月島の呻きが一層沈痛に感じるわけだがな
やっぱ本当に大切なところで嘘をついちゃだめなんだろうな

さすがに誘拐事件のおかげで絆が深まったでしょのつもりで作者も描いてないんじゃないかな……？
一方的な加害者被害者の関係では書いてないけど娯楽作品として最低限の道理は通すように描いてあるからこそ第二の主人公かってくらい良いコンビになったんだしね
本当に…大事なところで嘘ついたり人を試し続けると何を言っても信じて貰えなくなるんですよ鶴見中尉……

鶴見中尉も２回目の劇場で変な芝居などせずに「いご草ちゃんのことで騙して悪かった。でもあの時お前を救うにはあれしかなかった」と
正面から詫びればあんなにこじれなかったんじゃないかな
でも鶴見中尉は妻子のトラウマから自分に騙された上で信じてくれるものにしか絶対の信頼を寄せられない価値観になってしまった
そんでこうなった原因はウイルクの凶弾。やっぱウイルク、すべておまえのせいだぞ

>>102
素直に謝ったところで佐渡の人間差し向けてたのバレたからアウトだろう
一番信頼してるって言った口で他の人間つかってそうなるよう仕込んでたんだぞ
そら疑うしこいつなんなんだよってなるよ・・・
鶴見中尉大好きだけどね

ここの月島、鶴見中尉の右腕と言われてる立場の割に結構な裏切りをやってるんだよな…
鯉登が結果的に造反を選ばなかったのでお互いに色々な意味でセーフ！みたいにもなってるんだけど
ビール工場とかでも「(鶴見中尉に)これまで通りに接することはできますか？」って鯉登に聞いてて、月島は絶対鯉登殺したくないんだなっていうのが行動だけじゃなく言葉にもちょいちょい出てて分かりやすい

>>148
「正に戦争中毒」とか2回目の劇場で冷めた目線が入り、恩もあるし大義が本当であればそれでいいという状態なのは初期から出てる
そこから鯉登と一緒に造反するのかと思ったら教会での劇場でおめめキラキラになり「え！ここから入れる保険があるんですか？」になった

あな救発言自体は鯉登自身が気に病んでいないのに読者がどうこういうのは野暮だなって気持ちと
でも誘拐そのものについては現場に足を踏み入れる時に一瞬子供に戻ってしまった表現をされてた事から
心の奥ではやっぱり傷になってるんだし何かしらのフォローは欲しかったな…という気持ちで心がふたつある〜

>>149
いご草ちゃんが生きてる事実にしても結構どのキャラもそうなんだけど、どこまでも綺麗にスッキリ解決みたいに望むのはまあナンセンスにも感じるんだけど
鶴見劇場も最後は誰一人残らなかったけど実は嘘の中に肝心な所は本当だった事を月島も鯉登も知らずじまいのままで歩み出していくのが良いんだろう

このなんともいえない3人がいいんだ

>>190
ここの月島の表情好き

>>190
腕を吊るしている谷垣は仕方ないとしても
上官である上に胸部を刺された怪我の治療で入院していた鯉登が月島に託されていた赤ん坊を代わりに抱いて
月島は途方に暮れた感じで座り込んでいるから相当精神的なダメージは負ったのかな
いつもの有能な鬼軍曹とは思えない珍しい状態

>>193
それと、その前に家永に「2時間は動けない」薬を首に注射されているのに起き上がって追跡してきたブチ切れモードだったし
良くある緊迫した状態の内はアドレナリン出まくっていたけど落ち着いたらプツッと緊張の糸が切れてその場に倒れるみたいなお約束もありそうなのに笑

>>190
いつもの虚無顔とはまた違う顔でいいね

出産という場面とあんたらそんな事より今はこっちでしょ！みたいな女の人達の強さの前では男どもは無力よな
それで良い意味で萎えて冷静になったのも良い

あな救のときの目線が左下なのがいいよね
いくつか諸説あるけど心理学では
・自己の内面との対話
・自問自答
・急激なストレスと環境の変化のあらわれ
・自分の行いのせいでトラブルが発生したと思い込んでいる

らしい

>>187
合ってる！！！！休め月島！！

スレ１は自分なりの納得できる解釈ができただろうか