【感想】アニメ『その着せ替え人形は恋をする』7話 おうちデート回 喜多川さんの明るい性格は見てるこっちまで元気をもらえる

海夢「あたし、ネオンお姉たまのブラックロベリアコスするんでぇ」

海夢「列‼合わせしましょうよ！」

紗寿叶「しないわよ」

新菜(合わせって同じ作品のキャラクターで衣装を揃える事だっけ)

紗寿叶「私は自分の為だけにコスプレしていい写真を残したいだけ。他のレイヤーとつるむ気は無いわ」

新菜「乾さんの写真、凝ってますもんね」

紗寿叶「それに今回はブラックリリィをするからスタジオを借りるつもりだし」

海夢「すっご！見た～～～い！！」

海夢「一緒に行ってもいいですか！？」

紗寿叶「だから合わせはしないって」

海夢「スタジオ代、割り勘するんで！」

紗寿叶「！？」

海夢「スタジオ代、何気に結構高いんだよねぇ～」

新菜「そうなんですね。じゃあ俺も出します」

紗寿叶「どうしてあなたまで来るの！？」

新菜「喜多川さんは自分で睫毛が付けられないので俺が化粧もしてるんです」

紗寿叶「本当なの！？冗談でしょ？」

海夢「余裕でガチっすよ。無いわって感じですよね？えへへへへへへ」

紗寿叶「あなたの事なんだけど…」

紗寿叶(スタジオ代…)

紗寿叶(一時間で15000円するのよね…割り勘したら浮いたお金が衣装に回せる)

紗寿叶(衣装に…くぅ～！)

海夢「ジュジュ様、無理言ってすみませんでした。私が言ったこと全然シカトしてオッケーなんで。ブラックリリィの写真、マジ楽しみにしてます！」

紗寿叶「し…」

紗寿叶「し…仕方ないわね」

紗寿叶「特別に…今回だけ良いわよ」

海夢「やった～～！ジュジュ様と合わせ～～！」

紗寿叶「今回だけ！今回だけだから！」

新菜「良かったですね。では俺もそのアニメ見ないと」

紗寿叶「え！？」

紗寿叶「今から全部見るの？資料画像があれば良いでしょう？」

新菜「はい。俺も初めはそう思ってましたが」

新菜「ちゃんと内容を知っておいてキャラクターに合った生地を選びたいんです」

新菜「前回のヌル女も1と2、両方クリアしました」

海夢「ねっ」

紗寿叶「え゛っ！？」

新菜「感動しました…主人公が初めて部室に入った時、部長が全裸であな」

紗寿叶「ちょ！感想は良いわ！言わなくて大丈夫！」

新菜「えーっと…そのフラワープリンセス烈!!は放送終了しているんですよね？」

新菜「どうやって見られるか調べないと」

海夢「あたしコンプリートボックス持ってるから貸すよ」

新菜「本当ですか！？ありがとうございます」

海夢「もち！マジ面白いから一瞬で見れちゃうよ。126話しか無いから」

新菜「126！？」

薫「はぁっはっはっは～」

薫「そうかそうかぁ」

新菜「そのDVD結構重いみたいだから今度喜多川さんの家に取りに行ってくる」

薫「店の事は良いから行っといで」

新菜(最近練習する時間はあんまり取れなかったから)

新菜(下手になってるよな…絶対)

薫「ふぅ…」

薫「新菜…」

新菜「はい！」

薫「前より良くなったなぁ」

新菜「え…本当！？」

薫「おう」

薫「前は線が強張ってたもんだが」

薫「少し柔らかさが出てきた」

新菜「そうかな？自分だと分からないけど」

薫「海夢ちゃんの衣装作りがお前には良かったんじゃねぇか？」

薫「化粧もお前ぇがしたんだろう？」

新菜「うん」

薫「面相描きと同じで」

薫「慎重に丁寧に、神経を集中させるからなぁ」

薫「将来良い人形を作りてぇなら人形だけを見てちゃ駄目だぞ」

薫「色んなもん見とけよ」

薫「いつか必ず身になるからな」

新菜「はい」

薫「ふっふふふふふ…」

ピンポーン(インターホンの音)

新菜「早く来過ぎたかなぁ。時間間違えてないはずなんだけど」

ピンポーン(インターホンの音)

海夢「ごめん！今起きた！」

海夢「昨日烈‼見出したら止まんなくなっちゃって！」

海夢「マジでごめん！」

海夢「バストポイント間計っちゃわない」

海夢「20センチでよろ」

海夢「どーこだっ」

海夢「五条君？」

新菜「はっ！」

海夢「大丈夫？」

新菜「すっ、すみません」

海夢「ん？」

海夢「！」

海夢「◎△＄♪×￥●＆％＃～～！」

海夢「カラコン付けてない！」

新菜(気にするのそこなんだ…)

海夢「お待たせ…もう大丈夫」

新菜「は！……はい！」

新菜「お…おじゃまします…」

海夢「どうぞ～」

新菜「喜多川さん、これ」

新菜「良かったら…」

海夢「ウソぉ」

海夢「買ってきてくれたの？」

新菜「はい。俺も前頂いたので」

海夢「サンキュー。プリンじゃん。うまそう～」

海夢(は～～、焦った。すっぴんはもう見られてるから今更だけどカラコン無いのマジ無理)

海夢(え？てかこのプリンめっちゃ並ぶやつじゃん。うっれし～)

新菜「がはっ！はぁ…はぁ…はぁ…」

新菜(ど…どどどどうしよう…よく考えたら衣装の為とは言え俺、友達の家に上がるの初めてだった)

新菜(しかも…ききっ、喜多川さんの家！…まずい…)

新菜(緊張しすぎて吐きそう…早くDVD受け取っておいとましよう)

海夢「五条君」

新菜「な、なんでしょうか？」

海夢「せっかく家まで来たんだしさ～」

海夢「一緒にDVD見てかない？」

新菜「へぇえー！？んなっ、何故！？」

海夢「ちょっと見てった方が持ってくの軽くない？」

新菜「あぃやっ、でも…」

海夢「まぁ上がっちゃってよ」

新菜「お…」

新菜「お邪魔します…」

新菜(うぅ…どうしてこんな事に…)

海夢「ここ！」

海夢「私の部屋」

新菜(きっ、喜多川さんの部屋…)

海夢「微妙に散らかってるけど適当に座って」

新菜「しっ、失礼します」

新菜「喜多川さんの部屋ですね」

海夢「え？そうだよ？」

ナレーション『新菜は秒で緊張しなくなった』

ネオンのフラワーペット「わっ」

ネオン「父さん…母さん…そんなに私が邪魔だったの？」

ネオン「私なんかいなければ良かったの！？」

ネオンのフラワーペット「ネオン…」

ネオン「私は…私はただ…愛してほしかっただけなのに…」

ネオン「颯馬君…颯馬君も…私じゃなくて！」

ネオンのフラワーペット「ネ、ネオン…！駄目だ」

ネオンのフラワーペット「それ以上闇を解き放ったら…」

ネオンのフラワーペット「ネオン…」

ネオンのフラワーペット「ネオーーーン！！」

新菜「ネオンお姉たまはブラックロベリアになると」

新菜「外見が随分変わりますね」

海夢「そうなんだよね～」

シオン「ふっ！ぁああああああああ！」

シオン「まさか…ネオンお姉ちゃん？」

ネオン「ふっ…」

ネオン「そうシオン、私はネオン」

シオン「ネオンお姉ちゃん…どうして！？」

海夢「シオンたんもお姉たまだって分かんなかった～みたいな」

新菜「なるほど。あれがフラワージュエルですね？」

新菜「本当に真っ黒」

海夢「超病んでるよねぇ。エモぉ～」

シオン「やぁよ！帰って、ミライ。私は他のプリンセスなんかと一緒に居たくないの」

シオンのフラワーペット「とっとと失せろ！なのですっ」

海夢「てかシオンたん、お姉たま以外に当たり鬼強じゃな～い？可愛すぎる無理～」

ミライ「シオンちゃんは幸せはいつまでも続かないって言うけど」

ミライ「悲しい事や辛い事だっていつまでも続かないんだよ！？」

シオン「うるさいうるさいうるさい！」

シオン「あんたには一生分かんないわよ！」

シオン「お気楽能天気馬鹿に」

シオン「分かってたまるかぁああ！！」

新菜(魔法少女なのに魔法を使わずほぼ殴り合い…これは一体)

海夢「来るよ！五条君！」

海夢「キタァーー！」

新菜「この2人が以前言っていた…」

海夢「そう！」

海夢「こっちがシオンたんの片思いの朔夜君で」

海夢「こっちはミライたそのお兄ちゃんの颯馬君」

海夢「ほら、なんか二人近くない？」

新菜「本当ですね。そして二人とも顔が良い」

新菜「二人の制服、うちの制服に似てますね」

海夢(てかこれ、おうちデートってやつ？)

海夢(え？待って待って待ってヤバない！？絶対そうでしょ、そうだよ)

海夢(だってだってだってだって最近お爺ちゃん居るから違うけど、久しぶりに～)

海夢(ふ、二人きりだし…)

海夢(かっ………しゅき…)

海夢(ぇえ～、うっそ待って～)

海夢(めっちゃ楽し～！すーはー…すーはー…すーはー…)

海夢(◎△＄♪×￥●＆％＃◎△＄♪×￥●＆％＃～！！)

海夢(しゅきぴとおうちデートやばっ。最高なんだけど～！)

海夢(永遠に続いてほしすぎる～)

シオンのフラワーペット「そうはいかないなのです！」

ぎゅるるるるるるるる…(海夢の腹が鳴る音)

新菜「ん？…あぁ…」

新菜「寝起きなのにプリン以外きちんと食べてませんでしたね」

海夢「うん…死ぃ～…」

新菜「そうですね。何か買ってきましょうか？」

海夢「うぅん、私作ってくるから大丈夫。五条君も食べる？」

新菜「えっ？良いんですか？」

新菜(喜多川さんの手料理！)

新菜(あ…喜多川さんの…手料理…)

新菜「俺がやります！」

海夢「え？いいよ～」

海夢「五条君にはいつも作ってもらっているし～、今日は任せてよ」

海夢「ふっふーふっふー」

海夢「ふっふっふーん」

海夢「ふっふふー、ふー」

海夢「よっとー」

海夢「何作ろっかなぁ～。ん？」

海夢「ヤバ！ノーブラじゃん」

海夢「まぁいっか。バレてないでしょ～」

海夢「んーとぉ？卵と玉ねぎ、鶏肉」

海夢「んー、オムライスとか？ってゆーかぁ」

海夢「や、やっちゃう？」

海夢「あははははは！そんなんしたらヤバくな～い？」

海夢「くっそ女子じゃん！恥ず～～！」

海夢「顔熱っ！あはははは。もう、早く作れっつーの！えひひひひひひ」

海夢「ほっ、ほっ」

海夢「ほっ、よっ」

海夢「あ、最悪～！目染みてきた。もう！玉ねぎマジ意味分かんない。つーか何？」

海夢「おっ、見た目かなり良きじゃ～ん」

海夢「あ～～」

海夢「んっ」

海夢「うまぁ～～～！！」

海夢「何これヤバい！天才なんだけど～」

海夢「オムライス楽勝過ぎだし。あと卵でくるむだけじゃん！全っ然余裕～！」

新菜「いただきます」

海夢「どうぞ…」

海夢「あ…と、途中？ほんと途中まではいい感じだったんだけど」

海夢「卵使い切ってやり直せなくて…その…」

海夢「や、やっぱ食べなくていいよ。ごめん！」

新菜「塩胡椒の他、何か入れました？」

海夢「え？」

海夢「うん。鶏がらスープの素と醤油をちょっと入れたかな」

新菜「そうか」

新菜「それでこんなに美味しくなるんですね」

海夢「え？」

新菜「これ入れた事無かったので良いですね」

海夢「え？なんか気遣ってない？」

新菜「はい？遣ってませんよ」

新菜「美味しいです」

海夢「へへへ、良かったぁ。私も食べよ～」

新菜「はい」

海夢「いただきま～す」

新菜(うち和食多いからこういうの新鮮でいいな。今度うちでも作ろ。喜多川さん本当に好きなんだなぁ…)

新菜(チャーハン)

ミライ「例えそれが本当でも私は戦う！」

ミライ「フラワープリンセスだから！」

新菜「うぅ…がんばれ…がんばれっ…！」

海夢「ティッシュ使う～？五条君」

新菜「もしもし五条です」

新菜「添付した三面図確認して頂けましたか？修正箇所などあれば」

紗寿叶「無いわ。大丈夫よ」

新菜「ありがとうございます」

紗寿叶「ただ…」

紗寿叶「いつもこんなに書き込んでるの…？」

新菜「はい。そうです」

紗寿叶「そう…凄いわね。材料費だけでも先に渡すわ」

紗寿叶「いくらぐらいかかりそうかしら？」

新菜「すみません。はっきりとはまだ分からないので完成後でお願いできますか？」

新菜「できるだけ抑えますので」

紗寿叶「そう、分かったわ。ありがとう」

新菜「髪と化粧はどうしますか？」

紗寿叶「それは良いわ。自分でできるから」

新菜「分かりました。乾さんの今までのコスプレ写真を全て拝見したんですが」

紗寿叶「全て…見たのね」

新菜「はい。二重の幅は分かりますが」

新菜「目の形そのものが乾さんのと違う写真が時々ありますよね？あれってどうされてるんですか？」

紗寿叶「あぁ、あれはテーピングよ」

新菜「テーピング？」

紗寿叶「スマホの画面見れるかしら？」

紗寿叶「見えてるかしら？」

新菜「はい、大丈夫です」

紗寿叶「これよ。コスプレ用のテープを使って目の形を変えてるの」

紗寿叶「例えば大きく見せたいなら目の上やおでこの真ん中辺りを上に向かってテーピングするのよ」

紗寿叶「こんな風にテープで止めればある程度は変えれるのよ」

新菜「へぇ～…」

紗寿叶「リフトアップや顎周りをすっきりさせることもできるし」

紗寿叶「細くしたりつり目にしたり、逆につり目を垂れ目にもできるわね」

新菜「それを使えば雫たんももっと垂れ目にできたんですね。勉強になります」

紗寿叶「今まで知らなかったの？」

新菜「はい。前回が初めてだったので」

紗寿叶「嘘でしょ？」

紗寿叶「まさか衣装も初めて作ったの？」

新菜「そうです。なので至らない点が多くて…」

紗寿叶(だから喜多川海夢の写真はカメラじゃなくてスマホで撮ったものだったのね…)

紗寿叶「あなた…本当に…」

紗寿叶「いいわ。今回の合わせは私達のカメラで撮ってあげる」

新菜「達…？」

紗寿叶「言ってまかったかしら？私の写真は妹が撮ってるのよ」

新菜「そうだったんですね」

新菜「妹さん写真お上手ですよね。背景がきらきらしてて」

紗寿叶「編集ソフトで加工してるのよ。肌をきれいにしたり、目の色を変えたりもできるわ」

新菜「凄いですね」

紗寿叶「あなた達もカメラあった方がいいわよ」

新菜「あの、乾さん」

紗寿叶「何よ」

新菜「もしよろしければ妹さんにカメラを教えていただけませんか？知らない事ばかりで…」

紗寿叶「いいけど…あの子まだ中学生で、あなたの家まで行くと帰りが遅くなるから」

新菜「それは俺が伺いますので」

紗寿叶「分かったわ。じゃあうちの近くのファミレスで良いかしら？」

新菜「はい。大丈夫です」

紗寿叶「また連絡するわ」

新菜「はい、よろしくお願いします」

新菜(カメラか。そういえばイベントの時もみんな立派なカメラ持ってたな)

プルルルルルルル(着信音)

新菜「はぁああ！あっ」

新菜「はい」

海夢「あたしも行く～～～！」

海夢「あたしもカメラを教えてもらいたいんだけど」

新菜「分かりました。乾さんに聞いておきます」

海夢「サンキュ～」

乃羽「まり～～ん。ウチ腹減って死にそうなんだけど～」

海夢「ごめん乃羽、先に店入ってて～」

乃羽「ん～」

海夢「てかジュジュ様妹いるんだ～」

海夢「きっと全体的にジュジュ様ちっさくした感じで～」

海夢「クッソ可愛いんだろうなぁ～」

新菜「分かります。想像できますよね」

海夢「楽しみすぎる～～」

心寿「は…はじ…」

心寿「はじめまして…」

紗寿叶「ほらまた猫背になってるわよ」

紗寿叶「ごめんなさい」

紗寿叶「この子緊張してて」

心寿「へへ…ひなっ…い、乾心寿です！」

心寿「よ…よろっ…ぃよろしくお願いしますっ！」

新菜(そ…)

新菜(想像してたのと違った…というか…)

新菜(中学生！？)

海夢「ちゅ、中学生でそんなあんの！？半端ないんだけど！何センチあんの！？」

新菜「ちょ、喜多川さ…」

海夢「あたし、164センチ！」

新菜「は！？」

心寿「178センチです…」

海夢「すっご！良いなぁ」

海夢(そっちだった…！！)