【感想】 アニメ『無職転生』14話 戦闘シーンすっご そして面白いが話が重い回だった

ルーデウス「こんにちは元ヒキニートのルーデウスです」

ルーデウス「私は本日、敷金礼金ゼロ今話題の無料アパートへきています」

ルーデウス「現在は温かみのある木材、ブナっぽい何か」

ルーデウス「ベッドは完備されていますが少し虫が沸いているのが難点です」

ルーデウス「トイレも完備、この穴で用を足すという仕組みでしょう」

ルーデウス「現代っ子の僕には少し衛生面が気になりますが」

ルーデウス「それでもこのお値段安い！なにせ家賃ゼロですからね」

ルーデウス「特出すべきはなんと朝夕の食事付き！なかなかのもの」

ルーデウス「これがなんの肉かわかりませんが魔大陸の生活に慣れたものなら誰もが舌鼓を打つものでしょう」

ルーデウス「さて、このアパートの目玉！安心のセキュリティ構造」

ルーデウス「見てくださいこの堅牢な格子！びくともしません」

ルーデウス「これを見て中に入りたいと思う泥棒はいないでしょう」

ルーデウス「でも不思議なことに犯罪者はここに入ってくるのです」

ルーデウス「ああ、だって…」

ルーデウス「牢屋ですもの」

ルーデウス「さて、これからどうしたものか」

ルーデウス「魔術で開錠すれば逃げるのは簡単だが」

ルーデウス「こんな森の中じゃな…逃げ出して迷子とか笑えない冗談だ」

ルーデウス「全裸に抜かれ冷水をぶっかけられ、あまつさえ言葉攻めまでついてくるとは…」

ルーデウス「変な性癖に目覚めたらどうしてくれる….」

ルーデウス「神よ…俺を守り給え…」

ルーデウス（ここは下手に動かず）

ルーデウス（ルイジェルドとエリスが来てくれるのを待とう）

ルーデウス（どうもここの人たちは）

ルーデウス（聞く耳を持ってくれないので困る）

ルーデウス「あんなでかい耳があるくせに…」

ルーデウス「遅いなルイジェルド…まさか何かあったのか？」

ルーデウス「あの後追いかけていったおじさんと戦いになってしまったとか」

ルーデウス「もしかしてエリスの身に何かあったとか？」

ルーデウス「いや、あの2人のことだやられることはないはずだ」

ルーデウス「まだ3日…果報は寝て待てって」

ルーデウス「暇…」

ギース「くそ！！いてえな！！」

ギース「畜生！もっと丁寧に扱いやがれ！」

ルーデウス「ようこそ人生の終着点へ」

ルーデウス「どうした？新入り」

ギース「いや…裸なのに随分と偉そうだな」

ルーデウス「おい！新入り！口の利き方に気をつけろ！」

ルーデウス「俺はここの先輩だ！」

ギース「お、おう…」

ルーデウス「まあ適当にくつろげよ、それで新入りはなぜぶち込まれたんだ？」

ギース「いやぁ、いかさまがばれてよ」

ルーデウス「おお！ギャンブルか！じゃんけんかね？鉄骨渡りかね？」

ギース「なんだそりゃ…」

ギース「さいころだよ…先輩は？」

ルーデウス「銀色の犬を抱きしめたらぶち込まれたんだよ」

ギース「あれ先輩か！噂になってたぜドルディアの聖獣が性の獣に襲われたって」

ルーデウス（誰がうまいこと言えと…）

ルーデウス「新入り、名前は？」

ギース「ギースだ」

ルーデウス「そうか俺はルーデウスだ」

ギース「ん？ルーデウス？」

ギース「どっかで聞いた名前だな…」

ルーデウス「どこにでもある名前だろうが」

ギース「ちげえねえ」

ルーデウス「つたぬことをお伺いしますがこの辺で赤髪の少女と坊主頭のでっかい人が僕を探したりしていませんでしたか？」

ギース「なんだよ急に敬語はやめろよ」

ルーデウス「僕ここに冤罪で閉じ込められているんです！でも仲間がなかなか助けにきてくれなくて」

ギーズ「ああ、それ？なんつうか残念だったな」

ルーデウス（おいやめろ…その言い方だとなんか見捨てられたみたいじゃないか！子供の親を探すのに手間取ってるだけ…だよね）

ルーデウス「ああ、そこそこ…なかなかやるじゃないか新入り…」

ギース「なんでもできるからな俺は」

ルーデウス「例えばドラゴンを素手でぶちのめすとか？」

ギース「いやそういうのは無理だ」

ギース「俺は喧嘩は弱いんだ」

ルーデウス「１００人の女を同時に相手するとか？」

ギース「いや１人で十分だ…多くても２人だ」

ルーデウス「例えばここから逃げ出してザントポートまでたどり着けるとか？」

ギース「お前逃げるつもりか？」

ルーデウス「いい加減仲間が心配なもので」

ギース「やなこった！逃げたきゃ１人で逃げろよ！」

ルーデウス「なんで！せめて途中までの道案内でも！」

ギース「俺にもやんなきゃいけないことがあんだよ！冤罪なら大丈夫だろ？わかってくれるさ」

ルーデウス「何度言っても奴ら俺の言うこと聞いてくれないんだ！」

ルーデウス「わかった見張りを人質にとって町に案内させる！」

ギース「おいちょっと落ち着けって！」

ルーデウス「離せ新入り！俺は頭にきたぞ！」

ルーデウス「勝手にこの森を燃やし尽くしてやるんだ」

ルーデウス「あれ？見張りの姉ちゃんがいねえな」

ルーデウス「なあ新入り、なんかちょっと暑くねえか？」

ギース「そういわれるとなんかちょっと暑いな」

ルーデウス「それになんかちょっと煙たい」

ギース「あれ？先輩が…？」

ギース「つまり…？」

ルーデウス「火事だー！！」

ギース「ルーデウス先輩！このままじゃ丸焼きだ！どうする？」

ルーデウス「出るにきまってるだろ？」

ギース「でも鍵がないぜ！？」

ルーデウス「問題ない！」

ルーデウス「よし行くぞ！」

ギース「おお！すげえ！さすが先輩！」

獣人「ぐああ！！」

ギース「ひっでえなこれは…最近噂になってる獣族の子供をうっぱらってるって連中だな」

ルーデウス「いくらなんでも…」

ルーデウス「やりすぎじゃないのか…」

ルーデウス（正直、この村の連中には頭にきていた…俺の言い分を聞かずに牢屋に閉じ込めやがって）

ルーデウス（ちょっとくらいなら痛い目を見てもいいと思う）

ルーデウス（しかし、この光景はあまりにもむなくそ悪い）

ギース「どうしたよ先輩…逃げるなら今が絶好のチャンスだぜ？」

ルーデウス「恩を売る…」

ギース「え？なんだって？」

ルーデウス「獣族を助けて恩を売る！」

ギース「いいぜ！気に入った！！」

ギース「あらよっと！！」

ギース「痛ぇ….！！」

ギース「よっしゃー！！」

ルーデウス「思いっきり…冷たい空気を…！」

ギース「おお！すげえ！！」

ルーデウス「はあ！！」

ギース「先輩！やるじゃねえか！」

剣士「魔術師がいるぞ！殺せ！」

ギース「先輩には指一本触れさせねえぞ！！」

ルーデウス（まずいな…いったん下がるか？）

獣人「お前…！話はあとだ！」

獣人「腹が切れればお前らごときに遅れはとらん！」

ルーデウス（おお…かっこいい…！）

獣人「子供たちを取り戻す…手伝ってくれるか？」

ルーデウス「了解！」

ルーデウス「無事でよかったです！」

獣人「こいつらが村の子供を…」

ガルス「おいおい」

ガルス「やめてやってくれよ」

ルーデウス「やっぱりあなたでしたか」

ガルス「飼い主…なんでお前がそいつらと一緒にいる？」

ガルス「赤毛のガキと偽スペルド族はお行儀よく獣族のガキと千師団を釘付けにしてるのによ」

ルーデウス「迎えが遅いとは思っていましたが」

ルーデウス「やっぱり何かあったんですね」

ギース「先輩！知り合いか！」

ルーデウス「ええ、ちょっとした」

ガルス「空気を読んでくれよ飼い主」

ガルス「お前らは俺のおかげで海を渡れたんだ」

ルーデウス「僕たちを利用したってことですか？」

ガルス「そりゃそうだろ」

ガルス「なんの理由もなしにわざわざ攫ったガキどもを開放しろって頼むか普通？」

ガルス「お前らは囮よ…ドルディアの連中の注意を惹くためのな」

ルーデウス「ですよね」

ルーデウス「まあ何か裏がありそうだとは思ってましたが」

ガルス「なあ飼い主、こっちに付けよ…知ってるか獣族のガキはいい金になるんだぜ？」

ガルス「物好きな貴族が高く買ってくれるんだとよ！とんだ変態がいたもんだ！」

ルーデウス（まさか…ね）

ルーデウス「すみませんが」

ガルス「デッドエンドが正義感気取りか」

ルーデウス「そう見られたいもんで」

ガルス「そうか…お前、選択を誤ったぜ！！」

ガルス「オラァ！！」

ギース「おいおい先輩！やべーぜあれは！」

ギース「北聖級だ！！」

ガルス「よく知ってるなサル野郎…俺が北聖クリーナー・ガルスだ」

ガルス「さあ来いよ飼い主！それとも腰抜けなお前は」

ガルス「今ので腰が引けて見逃してくれる気になったか？」

ルーデウス（人質なんて取りやがって卑怯者が…！なんて言ってやりたいけど）

ルーデウス（こいつ…強い！）

ルーデウス（いっそ見逃してしまおうか？俺はルイジェルドと違って命をかけてまで見知らぬ子どもを助ける正義感じゃない）

ガルス「本当に来ねえのか？つまんねえな」

ガルス「じゃあな飼い主！仲間になりたかったら連絡くれよ」

ギース「このままでいいのかよ！？」

ガルス「なんだ！？」

ガルス「てめえ…！」

ガルス「やりやがったな！」

ギース「さ、さすが先輩だ！」

ガルス「骨は拾ってくれよ！」

ルーデウス（こうなったらやるしかない…とことんやってやろうじゃないか！）

ルーデウス「ガルスさんすみませんが」

ルーデウス「デッドエンドは悪者じゃだめなんです」

ガルス「くそおもしろくもねえ」

ガルス「はあああああ！！」

ガルス「甘いわ！！」

ガルス「へっ！」

ルーデウス（見える…いける！）

ガルス「おらあああああ！」

ルーデウス「ぐあああああ！！」

ガルス「終わりだ飼い主！！」

ガルス「うわ！！」

ガルス「邪魔なんだよ！！」

ギース「いっけええええ！！」

ルーデウス「うおおおおおおおお！！」

ガルス「うおおおおお….！」

ルーデウス「はああああ！！」

ギース「やったか！？」

ギース「やったぜ！先輩！！」

ギース「先輩！？先輩！！」

エリス「ルーデウス！！」

ルーデウス「エリス….」

ルーデウス「ここは？」

ルイジェルド「デドルディア族長の家だ」

エリス「聞いたわよ！北聖をぶっ飛ばしたんでしょ？サル顔のやつが興奮していってたわよ！」

ルーデウス「勝ったのか…？北聖に…」

獣人「すまなかった！まさか子供たちを救い出してくれた恩人とはつゆ知らず！」

獣人「このギヌス如何なる罰も受ける覚悟だ！！」

族長「ルーデウス殿、私もデドルディア族長として改めてお礼申し上げる」

族長「ありがとう」

ルーデウス「それより随分と遅かったですが何かあったのですか？心配しましたよ」

エリス「そうなの！聞いて！」

エリス「大変だったんだから！！」

ルーデウス（エリスは俺が牢屋にいた一週間のことをそれはもう興奮しながら語ってくれた）

ルーデウス（まずルイジェルドはあの後、この族長ギュスターヴと会うも俺と同じく勘違いされドルディアの千師団と戦闘になりかけたらしい）

ルーデウス（まあ口下手なルイジェルドのことだ…そうなるのは見えてるな）

ルーデウス（誤解が解けた後は密輸組織の残党を成敗…抹殺しにいったり）

ルーデウス（ザントポートの役人にその密輸の罪を被られそうになったりまあ大変だったとか）

ルーデウス（とうのエリスはその作戦には参加せず子供たちの護衛を引き受けた）

ルーデウス（それはもう満面の笑みで）

ルーデウス（これもグレイラット家の血かね）

ルーデウス「それにしても獣族の村に来たなんてボレアス家の皆様にいい土産話ができますね」

エリス「そうね！帰ったらおじい様に自慢するわ！早く会いたいわね！」

？？「フィットア領、領主サウロス・ボレアス・グレイラット」

？？「貴様は今回の魔力災害で正当なる対処をせず」

？？「人々を混乱に陥れた！よってその任を解き即刻死刑に処す」

ダリウス「フィットア領のことは」

ダリウス「このダリウスに任せたまえ…」

ダリウス「ふふ…」

サウロス「下衆が…」

サウロス（最愛の孫娘エリスよ）

サウロス（もし生きているならどうか幸せに…）