【感想】 アニメ『無職転生』 6話 エリスに魔術を教えてくださいニャン♪ ルーデウスの変態行動は相変わらずキモい

フィリップ「昨日はお手柄だったねルーデウス」

ルーデウス「いえ、すいません…僕のせいであんな事件に…しかしわからないのですがエリス様はまだしも、なぜ僕まで攫われたのでしょう？」

フィリップ「グレイラット家の血筋ともなると色んな使い方があるのだよ」

フィリップ「政治的にも、肉体的にも…ね？」

ルーデウス「はぁ…..」

フィリップ「ところでわかってるね？くれぐれも….」

ルーデウス「ええ、わかってます！ギレーヌがやったですよね？」

フィリップ「ははは！よろしい」

ルーデウス（事件はギレーヌが全て解決したということになった）

ルーデウス（グレイラット家に剣王がいることを知らしめ誇示するためだ）

ルーデウス（それに俺の存在を他のグレイラット家に知られるのがまずいらしい）

ルーデウス（よくわからないがまあ政治的な駆け引きだろう）

フィリップ「ヒルダ！」

ヒルダ「おはようあなた」

フィリップ「パウロの息子だエリスの新しい家庭教師に就くことになった」

ルーデウス「お初にお目にかかりますルーデウス・グレイラットです」

ルーデウス（フィリップの奥さんか….！）

ルーデウス（うふふふふ….！）

ヒルダ「チッ….！」

ルーデウス（どうやら嫌われてしまったらしい….なんで？）

？？「パウロの息子はここか！？」

ルーデウス「初めまして、ルーデウス・グレイラットです」

？？「ん！？」

？？「パウロの息子にしては礼儀正しい！この館への滞在を許す！」

使用人「ルーデウス様、そちらは現フィットア領主の」

使用人「サウロス・ボレアス・グレイラット様でございます」

フィリップ「私の父上だ」

サウロス「エリスを助けてくれたらしいな？」

ルーデウス「いえ、僕ではなくギレーヌが…」

サウロス「貴様…このワシに嘘をつくつもりか？」

ルーデウス「え…フィリップ様がそういえと…」

サウロス「ああん！？フィリップ！！」

フィリップ「はい、父上…！」

ドン！！（サウロスがフィリップを殴る）

サウロス「貴様！娘を救ってくれた恩人になんという扱いだ？」

フィリップ「父上…ルーデウスはグレイラット家の血を引くもの」

フィリップ「上辺だけの礼などよりも、家族として暖かみのあるものを与えたいと考えています」

サウロス「ふん！考えがあるというのならばよい！」

フィリップ「ありがとうございます」

ルーデウス（ええ….？）

ルーデウス（殴ったことを謝らないらしい…そういえばエリスも俺に殴ったことを謝ってないな）

ルーデウス（いや、まあいいんだけどさ….）

サウロス「ルーデウス頼みがある！」

ルーデウス「はい！！」

サウロス「エリスに魔術を教えてやってくれ！何だとお前の使った魔術が目に焼き付いて離れんらしい！」

ルーデウス「それはもちろん….」

ルーデウス（まあ、エリスにそっくり…！）

ルーデウス（エリスがあんなのになったのはこの人の真似じゃないか？）

ルーデウス「それはエリス様本人が僕に言うべきかと…」

サウロス「なんだと！？」

ルーデウス「頼みごとはしたいけど頭を下げるのは嫌、そんな大人にするつもりですか？」

サウロス「ほう…言うではないか…その通りだ！」

サウロス「すぅ….」

サウロス「エリィィィィス！！！」

エリス「はい！！！」

エリス「おじい様！お話して頂けましたか？」

サウロス「エリス！頼み事をしたいなら自分の頭を下げろ！」

エリス「そんな！頼んでくださると言ってくれたのに！」

サウロス「エリィィィィス！！」

エリス「お、お願いしま…」

サウロス「それが人にものを頼む態度か！？」

ルーデウス（あんたが言うなよ….）

エリス「エ、エリスに魔術を教えてくださいニャン！！」

ルーデウス「は….？」

サウロス「おお、それじゃそれじゃ！勿論OKじゃよ？ルーデウスよ？」

フィリップ「もっと腰を突き出さないとダメじゃないか？」

使用人「旦那様方は大の獣族好きでして、あれは垂れた耳を模しているでございます」

エリス「読み書き算術はいらないニャン！」

エリス「魔術だけでいいにゃん…！」

ルーデウス「それが人にものを頼む態度か！！！」

サウロス「いいぞ….」

エリス「やった！！」

ギレーヌ「もっと足を使え！手だけを動かすな！」

エリス「汝なる元に大いなる加護あらん！」

エリス「勇猛たる灯の熱さを今ここに！ファイアボール！！」

エリス「はっ…！やったやったあ！！」

ルーデウス「これをこうやって…8+5は13！わかりやすいでしょ？」

ギレーヌ「ふむふむなるほど！なんとなくわかってきたぞ！」

エリス「見て見て！ルーデウス！」

エリス「いつかルーデウスみたいなおっきな花火をあげて見せるわ！！」

ルーデウス「ちょっと何してるんですか！？」

ルーデウス「そのやる気が読み書きや算術にもあると助かるのですが….」

ルーデウス「はぁ…またですか….」

ルーデウス（家庭教師を始めて1ヶ月…エリスが授業を聞いてくれない）

ルーデウス（諭そうとしても逃げ出す）

ルーデウス（捕まえようとしても殴ってから逃げ出す）

ルーデウス（追いかければ戻ってきて殴ってからもう1度逃げ出す）

ルーデウス（読み書きと算術となるといつもこうだ）

ルーデウス（寝顔はまるで天使なのだがな…）

ルーデウス「エリス…風邪をひきますよ」

エリス「ん…..ん？」

ルーデウス「起きないと襲っちゃいますよ？」

ルーデウス（まだまだAAじゃな…だが精進すればEランク以上になるじゃろうって…ほっほっほっ！）

エリス「んん….？？」

ルーデウス「お嬢様起きて下さい楽しい楽しい勉強のお時間ですよ？」

ルーデウス（起きないな…しょうがないな、悪い子はパンツを脱がされてもしょうがないぞ？）

ルーデウス「へへへへへ….」

ルーデウス「来る！！」

ルーデウス「ぐあ！！！」

ルーデウス「カクハンからのセットプレイ…コア締めからの余裕でしたってか…」

エリス「ふん！！」

ルーデウス「うえええええん！！」

ルーデウス（しょうがないギレーヌに助太刀願おう）

ルーデウス（彼女ならエリスの扱いにも心得があるだろう）

エリス「ああ、もうつまらない！！」

（ルーデウスがギレーヌに合図を送る）

ギレーヌ「昔は剣さえあればいいと思っていた」

ギレーヌ「パーティー名は黒狼の牙、メンバーは6人」

ギレーヌ「剣士2人、戦士とシーフ、それに僧侶と魔術師がそれぞれ1人ずつ」

ギレーヌ「物資の調達や配分はメンバーに任せきりだった」

エリス「冒険者！！」

ルーデウス（食いついた！！）

ルーデウス「もしかしてそのパーティーに父様や母様も？」

ギレーヌ「ああ…もう7年も前になるな」

ルーデウス（やっぱりそうだったのか…）

ルーデウス「ところでギレーヌ、今まで算術が出来ず困ったことはありませんか？」

ギレーヌ「ああ、沢山ある…パウロとゼニスが結婚した後私は1人で旅をしていたのだが金勘定が出来ず困った」

ギレーヌ「10日飲まず食わずだったこともある…死ぬかと思った」

ギレーヌ「耐えきれずに落ちていた魔物のクソを食ったが腹を下した」

ギレーヌ「吐き気と腹痛、下痢に耐えていると周囲に魔物の群れが」

ルーデウス（なんとも胃が痛くなる話だ）

ギレーヌ「だから算術は覚えたい…授業を頼む」

エリス「うう…ルーデウス！早く授業を進めなさい！」

ルーデウス「僕の授業もそれくらい前のめりだと助かるのですが！？」

ギレーヌ「踏み込み姿勢を覚えろ！相手より早く踏み入れろ！」

ギレーヌ「相手の動きを読み、そこに剣を打ち込め！」

ギレーヌ「目を瞑るな！相手より遅く踏み込んだら剣の軌道から半身ずらせ！」

ルーデウス「うう！！」

ギレーヌ「相手の目線と足先で行動を予測しろ！」

ギレーヌ「ルーデウス頭で考えるな！先に踏み込んで相手より早く行動することを考えろ！」

ルーデウス（考えるのか考えないのかどっちなんだよ！）

ギレーヌ「エリス！手を止めるな！相手はまだあきらめていないぞ！」

エリス「はい！」

ルーデウス（あ、いやぁ…..）

エリス「ルーデウスもまだまだね！」

ギレーヌ「エリスの方が剣を持ってからの年月が長い、そのうえ年上だ」

エリス「分かってるわ！それにルーデウスには魔術もあるしね！」

ギレーヌ「そうだ」

ギレーヌ「しかし、ルーデウスは相手に攻められると妙に身体の動きが鈍るな」

ルーデウス「怖いんですよ目の前の相手が本気で襲い掛かってくるのが」

ルーデウス「がっ！！」

エリス「何よ情けないわね！そんなのだから舐められるのよ！」

ギレーヌ「いや、ルーデウスは魔術師だそれでいい」

エリス「そうなの？じゃあ仕方ないわね！」

ルーデウス（なんで俺殴られたの？）

ギレーヌ「すまんが足の竦む癖の治し方は知らん、自分でなんとかしろ」

ルーデウス「はい…」

エリス「ルーデウス！はやく起きなさいよ！もう1本いくわよ！」

ルーデウス「少しは手加減してくれてもいいんですよ？」

エリス「ルーデウスが弱すぎるのよ！」

ルーデウス（ですよねー…）

ギレーヌ「よし、はじめ！！」

ルーデウス「いてててて….はぁ」

ルーデウス「はぁ…毎日疲れる…でも明日の授業の教材作らないと…」

ルーデウス「はぁ…めんどくせえええ！！」

ルーデウス「金を稼ぐって大変だったんだな…」

ルーデウス「でも頑張らなきゃな…シルフィと魔法大学に行くために」

ルーデウス「よし、エリスも授業を聞いてくれる気になったしこの調子で5年間頑張れオレ！！」

ルーデウス（なんて思ってた矢先、最近エリスの調子がおかしい）

エリス「ぐああああああ！！」

ルーデウス（失念していた！！そうだ、休みがない！！）

エリス「はやく！！」

エリス「はやく行きましょ！！」

ルーデウス「エリス、さっきも言いましたが町では絶対に1人にならないでくださいね」

ルーデウス「またさらわれると大変なので…精神的に」

エリス「分かったからはやく行くわよ！」

ルーデウス「それにその格好….」

ルーデウス（まさに馬子にも衣裳ってやつだな）

ルーデウス「お似合いですよ？お嬢様？」

エリス「行くわよ？」

ルーデウス（何なのよ！？）

ルーデウス（ここロアはアセラ王国領の中で1番大きな町だそうだ）

ルーデウス（美しい街並みに素晴らしい城壁）

ルーデウス（いざ目の前にしちゃうとワクワクしちゃうよね…男の子だもん！）

エリス「わあー！！！」

ルーデウス「リンゴ1個がアセラ銅貨1枚か…」

商人「ぼっちゃん！ぼっちゃん！」

ルーデウス「僕ですか？」

商人「坊ちゃんいい服着てるね領主さんの子かい？」

ルーデウス「そうですが…」

商人「ならとっておきの商品が手に入ったんだがどうだい？」

ルーデウス「なんですかこれ？」

商人「これは今朝手に入ったアセラ王家秘蔵の薬でさ」

商人「こいつを飲めば抜かずに10発いけるとか、女に飲ませりゃ涎たらして股を開くって噂でさ…」

ルーデウス「媚薬か！？メモメモ….！」

エリス「何よその文字？読めないじゃないの！？」

ルーデウス「メモだから僕が読めればいいんですよ！」

エリス「何かいてるか教えなさいよ！」

ルーデウス（横暴なお嬢様だ…）

ルーデウス「商品の数と値段です」

エリス「そんなもの調べてどうするのよ？」

ルーデウス「相場を調べるのはネトゲの基本ですよ」

エリス「ネト…？何よそれ！」

ルーデウス「ほら、みて下さい！」

ルーデウス「向こうのお店では大銅貨5枚で売っていたものが」

ルーデウス「こっちだと4枚で売っていますよね？」

ルーデウス「さて問題です、ここで頑張って大銅貨3枚に値切ってからさっきの店で売ればいくらの儲けがでますか？」

エリス「え！？5引く3足す4ね….」

エリス「6枚！」

ルーデウス（なんだその計算は…）

ルーデウス「ブー！不正解！」

ギレーヌ「4引く3で大銅貨1枚！」

ルーデウス「ギレーヌ正解！」

ギレーヌ「できた…！」

エリス「わ、わかってたわよ！！」

ルーデウス「ほんとうですか？」

エリス「最初に大銅貨10枚持っていたら11枚になるんでしょ！」

ルーデウス（本当にわかっていたのか？まあいい褒めておこう、お嬢様はプライドが高いから誉めて伸ばすのだ）

ルーデウス「今度は正解です！いやーエリスは賢い！あはははは！」

エリス「当然よ！」

ルーデウス「というわけで、値段を調べておくと得をすることもあるんですよ」

商人「あの…坊ちゃんこれ….」

ルーデウス「算術がいかに大切かわかっていただけましたか？」

エリス「そうね！わかったわ！」

ギレーヌ「うむ！」

ルーデウス「植物辞典…」

ルーデウス「金貨7枚…」

ルーデウス（金貨1枚が１０万円くらいっぽいから大体７０万円くらいか）

ルーデウス（たけー！うちの母さんはどんだけ無茶したんだ？）

エリス「何見てんのよ！！！」

ルーデウス「いや、何か面白そうな本がないか思っただけで」

エリス「何だったら1冊買ってあげてもいいわよ！！」

ルーデウス「軽く言いますがエリスはお金を持っているのですか？」

エリス「おじいさまが出してくれるわ！」

ルーデウス（ですよね…甘えさせちゃいけません！本は欲しいけど…）

ルーデウス（本は欲しいけど…！！）

ルーデウス「いらないです！」

エリス「なんでよ！？」

ルーデウス「エリスが自由にしていいお金じゃないからです」

エリス「どういうことよ！！」

ルーデウス「エリスは月に僕がいくらもらっているか知っていますか？」

エリス「金貨5枚くらい？」

ルーデウス「銀貨2枚です」

エリス「安すぎるわよ！！」

エリス「ギレーヌは！？」

ギレーヌ「私は金貨2枚だ」

エリス「ほら！！」

ルーデウス（何がほら！なんだ？）

ルーデウス「ギレーヌは剣王という肩書を持っていますし護衛という仕事を兼任しています、給料が高いのは当然です」

エリス「じゃあ私だったら？」

ルーデウス「どんなに頑張っても銀貨1枚が関の山でしょうね」

ルーデウス「気持ちはありがたいですがそういうのは自分のお金を持てるようになってからにした方がいいですよ」

エリス「わかったわよ…」

ルーデウス（珍しく静かだいつもこれくらいならいいんだがな、エリスなりの日頃のお礼だったのだろうか？）

ルーデウス「まあお小遣いを貰えるように帰ったらフィリップ様に頼んでみましょう」

エリス「本当！！？」

ルーデウス「ん…..？あ！？」

ギレーヌ「観るのは初めてか？」

ルーデウス「知っているのかライデ..ギレーヌ！！」

ギレーヌ「知らないのか…あれは高竜王ペルギウスの空中要塞だ」

ルーデウス「ペルギウス…？」

エリス「ペルギウスっていうのはね、魔人ラプラスを倒した三英雄の1人よ！」

ルーデウス「ラプラス…？」

ギレーヌ「なんだそれも知らないのか」

エリス「ラプラスってのは人を滅ぼそうとしてたすっごい悪いやつ！」

ルーデウス（あれ、この話どっかで聞いたような…どこだっけ？）

エリス「ペルギウスはすっごく強くてね！12人のしもべと共にラプラスのところに乗り込んでボコボコに叩きのめしたのよ！」

ルーデウス（ああ、そうだ！！）

ルーデウス（家にあった本だ！）

ルーデウス（てっきりおとぎ話だと思っていた）

ルーデウス「お嬢様は博識ですね！」

ギレーヌ「今は降竜歴414年だが、その降竜歴というのもラプラスを倒した功績をたたえて作られたものなのだ」

エリス「ルーデウスもまだまだね！」

ルーデウス「ラプラスとやらとの戦争が終わってから約400年ずっと浮いてるのか、てかそのペルギウスというのは本当に生きているのか？」

ルーデウス「でも、いつか行けるといいな」

エリス「できた！！」

ルーデウス「どれどれ～？」

ルーデウス（週一の休日を設けて以来エリスの機嫌が良くなった…どうやら息抜きをさせるのは正解だったらしい）

エリス「ところでルーデウス！」

ルーデウス「あああ…お嬢様、何故にこれを…！？」

エリス「この前欲しそうに見てたじゃない！」

ギレーヌ「お前のおかげでお嬢様も小遣いを貰えるようになったんだ」

エリス「ちゃんとおつりの計算もできたわ！」

ルーデウス「あはは…ちゃんと勉強の成果が出てなによりです…ささ！勉強に戻りましょう！」

エリス「ところでそれは何の薬なのよ？」

ルーデウス「さあ、今日の問題は難しいですよ…2人ともできるかなぁ～？」

エリス「何泳がしてんのよ！教えなさいよ！」

ルーデウス「さよなら！！」

エリス「ギレーヌ！ルーデウスを捕まえなさい！」

ギレーヌ「うむ」

ルーデウス「離して！僕は何もやましいことなんか！！」

ルーデウス「あ…」

ルーデウス「ああ…100万円の媚薬が…」

ギレーヌ「媚薬…だと？」

エリス「媚薬って何よ！？」

ルーデウス「えっと…えへへへへ…！」

ルーデウス「うわああああ！！」

エリス「待ちなさい！」

ルーデウス（この後、上手くごまかすのは大変だった）

ルーデウス（巷で噂の暴力娘と王級剣士）

ルーデウス（しかし2人の勉強の成果は着実に出ているようだ）

ルーデウス（今はとりあえずそれを喜んでおこう）