【感想】 アニメ『無職転生』 7話 ギレーヌとの剣の稽古とエリスのダンスシーンの作画が凄すぎる 次回ターニングポイントで更に盛り上がりそうだ

エリス「うおおお！！」

ギレーヌ「今のフェイントに反応できるとはな」

ギレーヌ「もう少しで上級剣士にはなれるだろう！」

エリス「本当！？やったー！！」

エリス「これでどう！！？」

ルーデウス「これ全部間違ってますね…」

ギレーヌ「汝の求めるところに大いなる炎の加護あらん勇猛なる灯の熱さを今ここに」

ギレーヌ「ファイアーボール！」

エリス「お母様！」

エリス「お母様！私の魔術を使うのを見ていて！凄いのよ！」

ヒルダ「ちょっと怖いわね….」

ヒルダ「あまり危ない真似はしないでね」

ルーデウス「僕何かしましたかね…？」

ルーデウス「できた！！」

ルーデウス「うふふふふ！！」

ルーデウス「我ながらいい出来だ！！」

ルーデウス「おお…神よ…」

コンコン（ドアをノックされる音）

ルーデウス「はーい！！」

ルーデウス「はい？」

エドナ「ルーデウス様、お初にお目にかかりますエドナ・レイルーンと申します」

エドナ「折り入って相談に参りました」

ルーデウス「授業時間が足りない？」

エドナ「半年後お嬢様は10歳になられます、その際領内外から貴族の方を招いて大々的にパーティーを催すのですが」

エドナ「そのメインイベントが主役であるエリス様のダンスイベントなのです」

ルーデウス「おお、エリスのダンス！それは見ものですね！アハハ！」

ルーデウス「おっと失礼…」

エドナ「ダンスは貴族の嗜みです、エリス様にも身につけて頂くのですが」

エドナ「今のままではダンスどころか礼儀作法もままなりません」

ルーデウス「ハハハ！でしょうね！」

エドナ「でしょうね…？」

ルーデウス「あ、いえ…続けてください」

エドナ「ですので、是非ルーデウス様の授業時間を分けて頂けないかと参った次第でございます」

ルーデウス「なるほどなるほど…そういったことでしたらどうぞどうぞ！」

エドナ「よろしいのですか？」

ルーデウス「エリスのは誕生日をいいものにして頂きたいですからね」

ルーデウス「思いがけず時間ができた！」

ルーデウス「おお…！」

フィリップ「他の大陸の文献ならこのへんだね」

ルーデウス「おお…！読めない！」

フィリップ「獣人語だね…興味があるのかい？」

ルーデウス「少し時間ができたのでほかの言語でも学んでみようかと」

フィリップ「獣人語は素晴らしいよ…なんだって獣族を使用人にすることができるんだから！」

ルーデウス「なるほどいいですね…！」

フィリップ「おお！君もあれの良さがわかるのかい？」

ルーデウス「ええ、はじめて実物をお目にしましたが」

ルーデウス「もふもふのあの耳たまらないですよね」

フィリップ「わかる！わかるよルーデウス！」

フィリップ「僕は特に尻尾が好みでね！感情に合わせてぴょこぴょこ動く時なんてもう…！」

フィリップ「やはり君はグレイラットの血を引いてるものだね」

ルーデウス「フィリップ様！僕は獣人語を勉強することにします！」

フィリップ「よろしい！特別に本の持ち出しを許可しよう！」

ルーデウス「ついでに他の言語の本もお借りできますか？」

フィリップ「うむ！」

ルーデウス「ありがとうございます！」

ルーデウス「ロキシー先生、お元気ですか？」

ルーデウス「僕は今他の大陸の言語を学び始めました」

ルーデウス（獣人語に闘神語に魔人語、この世界にはまだまだたくさんの言語がありそうだ）

ルーデウス（まだ子供だからこの身体は本当に物覚えがいい、今のうちにたくさん外国語に触れておこう）

ルーデウス「アカン！全くわからん！！」

ルーデウス（獣人語はギレーヌに聞ける、闘神語も人間語に似てるからなんとかなりそうだ）

ルーデウス（しかし魔人語は参った…まったくわからない！）

エリス「もういい！！」

ルーデウス「うわぁ！」

エドナ「お嬢様！」

ルーデウス「エリス？」

エドナ「お見苦しいところをお見せしました」

ルーデウス「どうしました？」

エドナ「お嬢様、どうもダンスが上手くできないようで…」

ルーデウス「心中お察しします」

エドナ「このままではお嬢様は大恥をかいてしまいます」

ルーデウス「それは困りましたね…」

エドナ「ええ、せっかくの10歳の誕生日だというのに笑い者にされるなんて…」

エドナ「いくらなんでもあんまりだと思いませんか？」

ルーデウス「つまり僕に何かして欲しいと…？」

エドナ「エリス様を説得しては頂けないでしょうか？ダンスの練習に戻るように！」

ルーデウス「はぁ….」

ルーデウス「やっぱりここでしたか」

ルーデウス「ダンス上手く踊れないのですか？」

ルーデウス「うわああああ！」

ルーデウス「いてててて…」

ルーデウス「練習戻りませんか？」

エリス「ダンスなんて必要ないわ」

エリス「パーティーも出ない」

ルーデウス「主役が出ないわけにはいかないでしょう」

エリス「上手くできないことをなんでやらないといけないのよ」

ルーデウス（気持ちはわかる）

ルーデウス（前世じゃ俺も逃げてた…でも俺は知っているいつか後悔するんだあの時頑張ってればって）

エリス「なんでもできるルーデウスにはわからないわ」

ルーデウス「なんでもなんてできるわけないじゃないですか」

エリス「そうなの？」

ルーデウス「そうですよ、例えば先日から色んな地域の言葉を勉強し始めましたが全くできなくて困ってるところです」

ルーデウス「それでも勉強は辞めません」

エリス「なんで？」

ルーデウス「なんでって言われると難しいですけど」

ルーデウス「上手くいかないことほど一生懸命頑張ってできるようになった達成感が凄いから」

ルーデウス「ですかね…？」

ルーデウス「僕も手伝いますからダンスの練習もう一度してみませんか…？」

バシ！！（エリスがルーデウスを殴る音）

ルーデウス「ううう….」

ルーデウス「はぁ…」

エリス「何してるの？」

エリス「早くついてきなさい！」

ルーデウス「はいはい、お供しますお嬢様！」

ルーデウス「エリスちょっと落ち着いて！」

エリス「落ち着いてるわよ！」

ルーデウス「早すぎます！もう少しリズム取って！」

エリス「ルーデウスが遅すぎるのよ！」

ルーデウス「あ、あああああ！！」

ルーデウス（なんてこった…まさかここまでとは…）

ルーデウス「ん～わからん！！」

使用人「失礼しますルーデウス様おとどけものです」

ルーデウス「重いな…なんだろう？」

ルーデウス「ロキシーからだ！やっと返ってきた！」

ルーデウス「はぁ…ロキシーの香り….」

ロキシー（ルーデウス様へお手紙拝見しました）

ロキシー（もう8歳になりましたか、成長なされたことと思います）

ロキシー（まさかフィットア領主家庭の従属とは驚きで空いた口がふさがりません）

ロキシー（それに剣王ギレーヌとも知り合いになるなんて）

ロキシー（はあ、私の水浴びを覗いていたころのルーデウスはどこにいったのでしょうか）

ロキシー（遠い人になってしまいましたね…こちらは相変わらず王子に手を焼いています）

ロキシー（さて、本題ですが魔人語を習いたいということでしたね）

ロキシー（魔人語は文献も少なく、文法も独特で難しいと思います）

ロキシー（なので、不承ながら教科書のようなものを書きました私の直筆です）

ロキシー（かなり時間がかかったので大切にしてもらえると嬉しいです）

ロキシー（本屋とかに並んでいたら泣くかもしれません）

ロキシー（そういえば先日王子が私にそっくりな彫像を買ってきました）

ロキシー（防具が着脱式で体形からほくろの位置まで同じでした）

ロキシー（もしかすると近日中に呪い殺されるかもしれません）

ロキシー（不安です….）

ロキシー（大丈夫そうならまた手紙を書きますロキシーより）

ルーデウス「まさかあのフィギュアが届いてしまうとは…王子はお目が高い」

ルーデウス「直筆か…すげえ！」

ルーデウス（ロキシーには本当に頭が上がらない…次会う時には足でも舐めさせてもらおう）

ルーデウス「僕も頑張らなきゃな」

エドナ「これならギリギリ明日は乗り切れそうね」

エリス「本当！？」

エドナ「ええ、ルーデウス様との練習通りにやれば大丈夫です」

ルーデウス「明日のパートナーは僕じゃないけど大丈夫ですか？」

エドナ「あ…、とにかく今日練習したことを思い出して頑張りましょう！」

エリス「わかったわ！！」

ルーデウス（心配だ….）

ルーデウス「う～ん….！」

ルーデウス「あの～お米ないですか～？」

ルーデウス「ないですよねすいません」

サウロス「諸君！よく集まってくれた！」

サウロス「本日は我が孫娘エリス10歳の誕生日！アスラ王国から取り寄せた数々の美食を用意した」

サウロス「大いに楽しんでくれたまえ！」

パチパチパチパチ（拍手）

貴族「エリスお嬢様、おめでとうございます」

エリス「ありがとう…」

ルーデウス（耐えられるか？いきなり殴りかかったりしないよな？）

エドナ「ルーデウス様！」

ルーデウス「これはエドナ先生！ごきげんよう！」

エドナ「大丈夫でしょうかエリス様…」

ルーデウス「何事もなく終わってくれればいいですね」

サウロス「さあ、本日のメインイベントをはじめるぞ！」

サウロス「わしに取り入りたい奴は孫娘の手を取るがいい！」

貴族「私と踊っていただけますか？」

エリス「え、ええ…」

貴族「お嬢様、ちょっと早すぎ…！」

エリス「きゃっ！！」

サウロス「どうしたエリス！？」

サウロス「立ちなさい！もしかして踊れないのか？」

周りの貴族「やっぱりバカ娘のままか…最近はマシになってきたと聞いていたが」

エドナ「エリス様….！」

周りの貴族「ボレアス家ももう先はないな…」

ルーデウス「僕と踊っていただけませんか？」

ルーデウス「はぁ….」

周りの貴族「誰だあの男？」

フィリップ「やってくれたなルーデウス…」

ルーデウス「とりあえず練習通りやりましょう」

エリス「わかってるわよ！」

ルーデウス「いきますよ」

エリス「きゃ！！」

ルーデウス「エリスまさか緊張してるのですか？」

エリス「おじい様やお父様が見てるもの…」

ルーデウス「エリス….」

ルーデウス（俺もダンスはド素人だがそこまで難しいことは求められていない）

ルーデウス（問題なのは….）

ルーデウス「エリス、目を瞑ってください」

エリス「え？」

ルーデウス「上手く踊れるようになる魔法を使います」

エリス「そんな魔術があるの？」

ルーデウス「魔術ではなく魔法です」

ルーデウス「僕が合図したら攻撃をよけるように動いてください」

エリス「ちょっとルーデウス！？」

ルーデウス「いきますよ～」

ルーデウス「はい！」

ルーデウス「はい！」

ルーデウス「はい！」

エドナ「これは…！」

ルーデウス「出来ていますよエリス」

エリス「え？」

ルーデウス「この調子で繰り返してください」

エリス「う、うん！」

周りの貴族「おお～！！」

サウロス「さすがグレイラット家の血を引くもの！見事だがははは！」

エドナ「ルーデウス様、さっきのは一体？」

ルーデウス「剣術の授業でエリスはフェイントを習ったんですよ」

ルーデウス「エリスはリズムが取れてなかったのではなくてステップが鋭すぎたんです」

ルーデウス「なのでフェイントに騙されないようにリズムをずらすとぴったりでした」

エドナ「まあ！このエドナ目から鱗が出る思いです！」

エリス「わかった！？ルーデウスは凄いのよ！」

ルーデウス「エリスがちゃんと練習に取り組んだからこそできたんですよ」

エリス「ふん！！」

貴族「ルーデウス様～！」

貴族「おいくつですか？」

貴族「ご趣味は？」

フィリップ「ルーデウス！君にあまり目立たれると困るのだが…まあ今日は特別な日だから許すとしよう」

フィリップ「ベッドに連れ込むなら避妊はしてくれよ」

ルーデウス「えへへへ…」

バシ！！（エリスがルーデウスを殴る音）

ルーデウス「あ、あああ～！！」

ルーデウス「はい、どうぞ」

エリス「何それ？」

ルーデウス「僕の師匠によると魔術の師匠は弟子に杖を贈るそうです」

ルーデウス「遅くなりましたがよければ貰ってください！」

エリス「そんなのよりあっちのがいい！」

ギレーヌ「ルーデウス師匠、ありがたく頂戴します」

ルーデウス「うむ！くるしゅうない！」

ルーデウス「えっと、エリスはそっちがいいんでしたっけ？」

エリス「ううん！私もそっちがいい！」

エリス「あ、ありがとうございます」

ルーデウス「うむ！よきにはからえ」

ギレーヌ「なんだ？」

ルーデウス「多分、プレゼントを期待してるのかと…」

ギレーヌ「ふむ…」

ギレーヌ「一族に伝わる魔除けの指輪だ、つけていると夜に悪い狼に襲われないという」

エリス「い、いいの！？」

ギレーヌ「ああ、ただの迷信だったからな」

エリス「大切にするね！」

ルーデウス（お、俺のプレゼントより嬉しそうじゃないか…まあ女の子だしね？）

ルーデウス「ところでギレーヌ、迷信だったと？」

ギレーヌ「あれは寝苦しい夜だった…パウロが水浴びでもしようと誘って」

ルーデウス「ああ、やっぱ結構です」

ギレーヌ「そうか」

ルーデウス「ワーオ！」

ルーデウス（生前食わぬとはなんのやら）

ルーデウス（いたずらしちゃうぞ…！）

ルーデウス「魔除けの指輪効果あるじゃん」

ルーデウス「ふぁ～…」

ルーデウス「ん？」

（誰かの喘ぎ声）

ルーデウス（こんな時間からお盛んだこと）

サウロス「ふう～…」

ルーデウス「あっ！」

サウロス「ルーデウス君」

メイド「はっ！？」

ルーデウス「サウロス様、申し訳ございませんお邪魔してしまったようで」

サウロス「良い」

サウロス「見て見ろルーデウス」

ルーデウス（いつもと様子が違う賢者モードだろうか？）

ルーデウス「あれは？」

サウロス「わからん、しかし悪いものではない」

ルーデウス「なぜそう思われるのでしょう？」

サウロス「そう考えたほうがいいからだ」

ルーデウス「なるほど…」

ルーデウス（俺も祈っておこう、どうか空から女の子が降ってきますように）