【感想】 リゼロ2期 15話(40話) エミリアたんとスバルめんどくさいカップル過ぎる

ガーフィール「代役だぁ？」 

オットー「ええ」

ガーフィール「ババアはどうした？」

オットー「状況が読めなかったので、ここを離れてもらいました」

ガーフィール「テメェは何でここに残ってんだ？話し合いにしちゃ肝心の奴が足りねぇぞ！」

オットー「ですねぇ。なので今は、男と女を二人きりにさせてあげるための時間稼ぎ、ですかね？」

ガーフィール「はぁ、そうかよ！」

オットー「ぐっ…」

オットー「ゴホ…。ゴホッ、ゴホッ！」

ガーフィール「三下ぁ、テメェじゃ役者不足だ」

ガーフィール「あ…」

ガーフィール「石…。うぉあああああ！？」

ガーフィール「クソァ…！」

オットー「探し物はこれですか？」

オットー「商人は勝機を読んで、何事も先回りしておくものです。僕もそうですよ？」

ガーフィール「テメェ…。なっ…！？」

オットー「昔から僕は人間の友達は少なくて、代わりに人以外の友達は多いんですよ」

ガーフィール「…っ」

オットー「森中が今、貴方の敵だ…。まずはゾッタ虫の歓迎をどうぞ」

ガーフィール「うっ、く…！」

ガーフィール「くそっ、くそっ…。クソァーーーーッ！！」

オットー『幼い頃の僕にとって、世界は地獄のゆりかごでした』

オットー『絶えることなく、どこに行っても何言ってるかわからない声が聞こえ続けていて…』

オットー『それが生まれ持った恩寵…≪言霊の加護≫の効果だったことは、幼い僕には知る由もありませんでした』

オットー『僕の異常を、両親は理解しようと努力してくれました』

オットー『でも、加護を持たざる者には決して理解できません』

兄「書いてごらん」

オットー『声は届かなくても、文字だったら意思疎通が出来るかもしれないと気づいてくれたのは、7歳上の兄でした』

母「オットー…」

オットー「うわぁぁあああ～！』

オットー『声を上げて泣いたのは、生まれた時以来だったかもしれません』

オットー『そして、10歳になった頃…』

虫「〇✖△☆～！」

オットー「？」

虫「オオキイ光イッタ。アッチ」

オットー『無意味だった声が、変化し始めたのです」

兄「動物の言葉がわかる？」

オットー「うん」

虫「ソロソロ雨降ル。雨、降ル降ル」

オットー「もうすぐ雨降るって」 

兄「え？」

兄「……」

兄「オットー、その力は凄い。凄いと思うから、人目の付くところでゾッタ虫と話すのはやめるんだ」 

オットー「どうして？」

兄「加護は世界からの祝福だけど、それを利用しようって奴もいる」

兄「加護の力は隠すんだ」

オットー「だからフルフ、これからは人前じゃ話せないんだ」

地龍「わかりました。坊ちゃん…」

子供「嘘つき～！」

子供「うそつきー！」

弟「嘘じゃないもん！」 

オットー「あ…」

弟「オットー兄ちゃんは、動物と話せるんだもん！」

弟「ね？オットー兄ちゃん！」

オットー「…」

オットー「〇☆◇×～っ！」

弟「あ…」

子供「本当だ！」 

子供「ゾッタ虫！」

村人「え？」

人「うわぁあああ！ゾッタ虫だぁ～！！！」

子供「うわぁ～～～！」

子供「このゾッタ虫野郎っ！」

オットー『以来、僕は加護を封印し、二度と使わないと決意したんです』

オットー『そして、15の時…』

オットー「うわぁ！」

男「このぉ！お前が彼女と一緒に居たのはわかってんだよ！」 

オットー「ちょっと待って下さい…！」

男「うるせぇ！このゾッタ虫野郎！」

オットー「ゾッタ虫…野郎…？」

オットー「僕が突き止めてやりますよ…！」

犬「見たよ」

オットー「くっ…」

オットー「わかりましたよ？」

オットー「君はどうやら８番目の恋人です！」

男「えっ！？」 

女「ひどいっ！」

男「くっ！」

女「だれかアイツを殺して！」

オットー『町の権力者の娘を敵に回し、故郷を追放されまして…』

オットー『その後、思いがけず行商人として一人立ちして、我武者羅に頑張りました』

オットー『いつか自分の店を持つんだと、心に決めて…』

オットー『頑張れ、オットー！いけいけ、オットー！』

オットー「うっ…！」

オットー「あ…」

ペテルギウス「おやおや…。そんなに急いでどちらに行くの…」

ペテルギウス「デスっ！」

オットー「っ！」

オットー「あ…？」

リカード「兄ちゃん、運がええなぁ？ワイらが来んかったら、殺されとったぞ」

リカード「大将の坊主に感謝せなあかんなぁ」 

オットー「大将の坊主…？」

リカード「ワイらの大将や。兄ちゃんにしたら命の恩人やな」 

オットー「わ、わかりました…。ありがとうございます。なら、その人にも…」

リカード「泣くんだったら、隠れて泣きや」

リカード「男が人前でめそめそしたらあかんぞ？」 

オットー「え…、泣く…？」

オットー「あ…」

オットー「くそ…、何だよ…。こんな…こんな…。くっ…」

オットー「し、死なないで、良かったぁ…」

オットー『僕の人生は、涙を流す度に生まれ変わることを実感する。この世に生を受けた、一度目の産声…』

オットー『家族の愛を知り、自分の心の在処を知った二度目の産声…』

オットー『そして、死の絶望とすれ違い、生きる目的と意味を理解した三度目のこの日…』

オットー「本当はこんな時間稼ぎ、頼まれちゃいないんですけどっ！」

オットー「友達の為ですからね！」

ガーフィール「ああああああああああー…っ！！」 

オットー「！」

鳥「キー！」

鳥「キテルキテル。スゴイノキテル！」 

オットー「わかってますよ！」

虫「ウシロキテル。スグキテル」

オットー「だから、わかってますってば！それも計算…、予定通りなんですからっ！」

小動物「死ンジャウ死ンジャウ。カワイソウ」

オットー「お願いですから、悲観的になるのやめてくれませんかねぇ～！！」

オットー「うっ！」

オットー「が…、ああ…」

オットー「使い続けてると、こんなんなるんですか…。僕の加護、怖いもんですね…」

オットー「ナツキさんは、エミリア様と話が出来てますかね…」

オットー「うぅ…」

オットー「…っ」

ガーフィール「見…つけたぁぁ！！」

オットー「っ！」

ガーフィール「…っ」

ガーフィール「テメェ…！」

オットー「せっかく痛快な役を貰ったんです。そう簡単には捕まりませんよ！」

オットー「ふっ！」

ガーフィール「…りゃぁあああ！」

オットー「くっ…」

オットー「ゴホッ、ゴホッ…」

ガーフィール「ぁぁ～…」

オットー「勘弁してくださいよ…」

オットー「…っ」

ガーフィール「させねぇ！！」

オットー「がっ！」

ガーフィール「もう二度と何もやらせやしねぇ！」

オットー「そうですかね…。まだ勝負は…」

オットー「あぁあああっ！」 

ガーフィール「言ったぜぇ、何もさせねぇ！」

ガーフィール「正直驚いてっぜ。ここまでやれるたぁ、本気で思っちゃいなかった」

ガーフィール「許せ。俺様は男につまらねぇ真似をした」

オットー「やれるだけの事はやれましたかね…？」

ガーフィール「とっとと石を返せ！もう十分だろうがっ！」

オットー「…」

ガーフィール「じゃあな。起きた頃には全部片付いて…」

オットー「僕の個人戦は、ここまでって事にしましょう」

ガーフィール「はっ…！」

ガーフィール「ラム…っ！」

ラム「エル・フーラ！！」

ガーフィール「邪魔くせぇ！！」

ラム「わかっていたけど、無様で見るに堪えない姿だわ」

オットー「死力を尽くして戦った人に、いくら何でもあんまりではないですかねぇ…」

ラム「死力を尽くした？その体たらくで？」

オットー「こんな癒しの要素と無縁のメイドさん、始めて見た！」

ガーフィール「ラムっ！そっちに付くってのは、ロズワールの野郎の意志に背くってことじゃぁねぇのか？」

ラム「ラムは主の悲願の為、全霊を尽くすわ」

ラム「ただし、ラムのやり方でね」

ガーフィール「大概にしろがっ！ここで俺様を止めてる間に、何がどうなるってんだ！そんなに野郎に信じる価値があるのかぁ！？」

オットー「ナツキさんに価値…？価値の有無って話になると、無いんじゃないですかね」

ガーフィール「あぁっ！？」

オットー「ただ…どんな花がつくのか楽しみに、虫を払って剪定して」

オットー「今はそんな気分ですかね」

ラム「ハッ、正直バルスの何にそこまで期待するのか、ラムにはわからないわ。バルスは弱くて使えなくて、お茶一つ真面目に入れられない無能だもの」

オットー「それは言い過ぎ…でもないかもしれないですけど …」）

ラム「ただ、バルスはここ一番の時、妙にタイミングの良い男だわ」

ラム「間が良いだけの男…それがバルス。機を見たと、バルスはそう思って行動に移したなら、それが勝ちを拾える唯一の芽よ」

オットー「何だかんだでラムさんも、ナツキさんを信頼しているんですね」

ラム「ラム様よ」

オットー「凄い攻撃的な照れ隠しだ！」

ガーフィール「もういい…」

ガーフィール「はぁあああああああっ！」

ガーフィール「はあああああ！！」

ガーフィール「アァアアアアアーーーッ！！！」」

ラム「下がってなさい！」

オットー「ちょ…ラムさん！」

ガーフィール「アァァァァ！」

ガーフィール「ガァァ… 」

ラム「殴り合いでラムに勝てた事が一度でもあったかしら？」

ガーフィール「ガァァアア！！」

オットー「う…そ…」

ガーフィール「ガッ…！」

ラム「ぐっ…！」

オットー「はっ…！」

ラム「強くなったのね…ガーフ…」

ガーフィール「ガァァアアアア！」

オットー「うぉおおおおおおおっ！！」

オットー「うぉあああああ！？」

オットー「わぁああああ！！」

ラム「アル・フーラ！」

ガーフィール「ガァアアアアア！！」

スバル「頼むぜ、オットー…。無茶だけはしてくれんなよ…」

スバル「今は…。俺の役割を果たす…！」

スバル「ああ、良かった。やっと見つけた」

エミリア「ぁ…」

スバル「それにしても考えたねぇ、エミリアたん。ここなら誰にも見つからずに一人で籠れる」

エミリア「どうして…スバルはここにいるの…？スバルは…」

スバル「ロズワールみたいに体が弾けないのって？実は弾けてないにしても、結構やせ我慢してんだよ…」

エミリア「そう…なんだ…」

スバル「エミリアたんがここに居るかは、半分信じてて半分願ってた」

エミリア「半分半分…」

スバル「見つかってほっとしたぜ」

エミリア「安心しただけ…？」

スバル「おっ？」

エミリア「怒ってたりしてない？」

スバル「なんだよ～、エミリアたん。まさか俺に怒られるの怖がってんのー？怒っちゃいないよ。焦りもしたし、正直生きた心地がしなかったけど…」

エミリア「そっか…。怒ってないんだ…」

スバル「エミリア？」

エミリア「スバル、私のこと怒ってないんだ…？」

エミリア「怒ってもくれないんだ…」

エミリア「どうして怒ってくれないの？」

スバル「ぁ…」

エミリア「私、勝手な事したでしょ？困らせることしたでしょ？黙っていなくなって心配かけて…。怒らないのは、き…期待してないからじゃないの？失敗する私に、それでも優しくしてくれるのはがっかりしてないからじゃないの？上手くいかないって、そう思ってるからじゃないの？」

スバル「違う、エミリア。俺はそんな風に思っちゃいない！」

エミリア「それならっ！」

エミリア「それならどうして…約束守ってくれなかったの！」

スバル「ぁ…」

エミリア「スバルもパックも約束破ってどこか行っちゃう…」

エミリア「私を置いて、どこかに行っちゃうの…。スバルの嘘つき…。パックの嘘つき…」

エミリア「嘘つき…嘘つき…」

スバル「エミリア…」

エミリア「約束…破るのは駄目…」

エミリア「嘘は駄目…。ダメなのぉ～…」

スバル「エミリア…。俺は君が好きだ」

エミリア「え…」

スバル「毎夜毎夜同じ試練に、何度も何度も突っかかりやがって」

スバル「試練がなんだ！たかが過去だろうが！過ぎた事にいつまでもウジウジしてるんじゃねぇ！」

エミリア「ぁ…ぇ…」

スバル「代わりにやってやろうとすりゃ、私がやらなきゃって意地張やがって。結果失敗じゃ口先ばっかじゃねぇか」

エミリア「ぇ…スバル…」

スバル「挙句ペット兼保護者がいなくなったら、役目も放り出して大泣きしてふて寝かよ」

スバル「いい加減付き合いきれねぇぜ！」

エミリア「ぅ…。そうだよね…。スバルだって私の事そう思って当然で…」

スバル「けど、俺は君が好きだよ。エミリア」

エミリア「あ…」

スバル「俺は君が好きだよ。好きで好きで好きで…」

スバル「どうしようも無いくらい好きだ」

エミリア「何で急に…」

スバル「超キレイなその銀髪も好きだし、潤んでて宝石みたいな紫紺の眼も好きだし、聞くだけで夢心地になれる声も好きだし」

スバル「すらっと長い手足とか、色白の肌とか身長差とか理想的すぎて堪らないし」

スバル「一緒にいるだけドキドキが止まらなくてもうやばい…」

スバル「ちょっと抜けてるとこも好きだし、何でも一生懸命なとこ可愛いし、誰かの為になれるとこ尊敬してるし。自分の事後回しにするとこは、ほっとけないって思うし」

スバル「君の全部の表情を隣で全部見てたいって思ってる」

エミリア「こ、こんな時に…」

エミリア「ふざけないでよっ！！！何で急にそんな事言うの！？そんな話してなかったじゃない！！スバルは私がてんで駄目だって、私なんか見てられないって…！」

スバル「あー…そうだったな」

エミリア「だったら、どうして駄目な私を許すのよ」

スバル「その答えだけなら、もう何度も言っている！」

スバル「俺が、君を、好きだからだよ！」

スバル「俺は君にぞっこんだ。君の全部が俺には輝いて見える。もちろん駄目なとこだってあるんだよ？君は天使でも女神でもない普通の子で辛くて泣きたくなることもあるし、嫌な事から逃げたくなる気持ちもわかってる」

スバル「でも、そんな弱いところとか醜いって言えるところまで含めて、俺はエミリアって存在が丸ごと好きなんだ」

エミリア「そんなの…勝手すぎるじゃない！駄目だってたくさん言ったくせに…。それでも好きなんて…。信じられるわけない！！」

スバル「違う！頭っから間違ってんだよ！何がどうだから信じられる…だから好きだってそうじゃねぇんだ！俺は君が好きだ。だから信じられる！こうだ！」

エミリア「好きってだけで信じる理由になんてならない！！」

スバル「好きってだけで信じられねぇなら…」

スバル「誰が好き好んでお前みたいな面倒な女の為に、こんな苦しい思いまでして助けにこなきゃならねぇんだっ！！」

スバル「お前が好きだ！頭がおかしくなるくらい！死んでもいいくらいお前が好きだ！」

スバル「だから痛いのも苦しいのも我慢して、今も吐きそうなのにお前の前に立ってんだ！」

エミリア「はっ…そんな事は…。私、お願いしてない！！」

エミリア「勝手なことばかり言って！スバルこそ、私の気持ちなんて何にも考えてくれてない！スバルが私のせいでいつも傷ついてるの」

エミリア「どんな気持ちで見てるか全然わかってない！」

スバル「わかるもんかよ！考えもしてねぇ！俺が考えてるのは、お前の前でカッコつける方法ばっかだ！人があれこれ苦労してんだ！少しは思い通りに可愛い顏しろよ！」

エミリア「お人形さんみたいに言わないで！何で約束破ったりするの！？お願いしてくれたこと守ってくれたらそれでいいのに。何でそれはしてくれないの！？私のこと本当は嫌いなんでしょ！！」

スバル「好きだ！ 」

エミリア「嘘つき！」

スバル「嘘じゃねぇ！お前が好きだ！」

エミリア「だったら…！」

エミリア「どうして…どうして約束を破ったの…？」

スバル「ぅ…。い、言えねぇ…」

エミリア「約束を守って朝まで一緒に居てくれたら、きっと私スバルを信じられた…。スバルを信じて、きっと全部を預けられた…」

エミリア「なのに、スバルは…」

エミリア「ぅぅ…」

エミリア「パックが居なくなって、記憶がちょっとずつ戻ってきたの…。私の中に知らない景色が…覚えてない会話が…どんどん溢れてくるの…」

エミリア「今までもちゃんと覚えてるはずだったのに、私勝手に忘れて…なかったことにして…」

エミリア「記憶が全部戻った時、私…。どうなるの…？今の私は、私なの…？」

エミリア「大事な事いっぱい忘れて…。母様のことも忘れて…。なのに、私は間違ってないの？」

スバル「ぁ…」

母『大事なのは最初でも途中でもなくって…最後なんだから…』

スバル（ああ…。そうだよな…お母さん…）

スバル（エミリアがどんな思い出を思い出しても、何も変わらないよ）

スバル「俺はお前が好きだ。ずっと好きなまんまだ」

エミリア「信じ…られない…。スバルは好きだって…そう言ってくれる私、いなくなってもまだそんな風に…」

スバル「言える。たとえ何がどうだろうと、君はいなくならない。俺は君が好きだ」

エミリア「嘘つきのくせに…！信じさせてくれなかったくせに…！」

スバル「なら、信じさせてやる」

エミリア「スバル…？」

スバル「いやなら避けろ」

スバル「お前が好きだ…」

スバル「どんなに駄目なところ見ても、こんな風に言い合っても、それでも俺は変わらずエミリアを好きなままだ。それは何があっても変わらない。前より好きになるぐらいだ」

スバル「だから俺は、君の事をずっと信じてる。どうしてかって言うなら…」

エミリア「好き…だから…」

スバル「知らない記憶が溢れてきて、不安に思って怖いのは当然だ」

スバル「でも、歩いた道は消えない。エミリアは大丈夫だよ」

エミリア「どうして…。そんな風に言えるの？」

スバル「大事なのは最初じゃない。最後だからだ。俺の世界一尊敬する女の人が言ってた」

スバル「大丈夫だよ、エミリア。俺はお前の味方だ。何でも思い出したらいい。それでもまだ怖いなら、見つけよう」

エミリア「見つけるって…？何を…」

スバル「俺がエミリアを好きな気持ちで突っ走れるみたいに、エミリアも色んな不安を蹴っ飛ばして突っ走れるようになる。大事な気持ちをだよ」

スバル「その大事な気持ちが、俺に向けられるのを期待したいとこだけどね」

エミリア「私の大事な気持ち…」

エミリア「この記憶を全部取り戻した中に、あるのかな…。私の大事な気持ち…」

スバル「ああ、きっとあるぜ。歩き続ける理由が」

エミリア「！」

エミリア「うん…」

スバル「よお、待たせたな」

ガーフィール「別に…。待っちゃいねぇよ…」