ジャンル問わず『思春期の少年少女が描かれてる作品』教えて

ビースターズ、サンタ。
板垣巴留作品はその傾向がある。

俺の男魂サクリファイス
女装男子が女子高に潜り込むってよくある設定だけど主人公が思春期相応の性欲持ってて割と生々しい描写がある

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

バカテス　あんな青春遅れたらさぞ楽しいだろうに

恩田陸の小説の夜のピクニック
同い年の異母兄妹二人をメインに据えた青春もの

夕闇通り探検隊

冷たい校舎の時は止まる
冬の校舎に閉じ込められた高校生たちが文化祭の日に自殺したクラスメイトが誰かを思い出すサスペンス

それこそ米澤穂信の古典部シリーズと最近アニメ化したシリーズ
さよなら妖精も良かった

Dクラッカーズかな
あの世界のどこにも居場所がない感覚はジュブナイルならではだと思う

松本大洋　青い春

初恋ゾンビ
の作者のヒメゴト

最近だと氷の城壁がピカイチだったな
正反対もおもしろいしあの人すごいわ

ちーちゃん挙がってるけどなかなかキツい部分もあるのでやや初心者向けの月曜日の友達で

ジャンル問わない良く出来た青春作品ならペルソナ4とか思い浮かぶけど
思春期っぽさ、若さ故の心の不完全さ、特に反抗期にメインの作品だとペルソナ5が色が強い、中高生にやらせたら良い反応すると思う
作中で改心という言葉よく使うけど「長年虐待されてた被害者の少年少女がやっと加害者に噛み付いて反抗出来るようになる」って話が多いから
正直まだ相手に改心を諭せる精神状態じゃないんだよな、あくまで子供の反発と奮起メインの話になってる
本編後スピンオフのP5Sだと余裕と優しさを持って改心に導けるようになったキャラたちの成長が感じられる

昔の少女漫画でよければ望月花梨は思春期ゆえの残酷さみたいなのをガッツリ描いてて好きだった
ちょっとSやMが入ってる小中学生好きな人は是非

新海誠のはほとんどがそうでないの

台湾映画、エドワード・ヤン監督の『牯嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件』
中国・香港映画、姜文監督の『太陽の少年』

どちらも、少年の世界に現れた輝くような少女。少女には少女の世界があり、一人称でしか考えられない少年はその距離を縮められず・・・という作品だった気がする

前者は実際に台湾で起きた事件、後者は文化大革命の時代と特殊な設定なんだけど、思春期特有のキラキラした感じが素晴らしい傑作なので機会があったらみてほしい

配信でやってないか調べてみたら『太陽の少年＜4Kレストア完全版＞』が10月18日（金）より全国順次公開らしい。ちょっと太めのヒロインが本当に可愛いんだ

みうらじゅんの小説で実写化もした「色即ぜねれいしょん」

主人公はヤンキー高校に通う、ボブ・ディランに憧れるギター好きの陰キャ高校生。「隠岐島にフリーセ○クス主義者が集まるユースホテルがある」と聞いて、(実際はジェンダーフリーの方の意味なのを知らず笑)夏休みに行ってみようぜ！と仲のいい友人2人と盛り上がり、夏に隠岐島で失敗も成功も含め青春らしい様々な体験をする

主人公は「また行きてーよな！」と熱く語るも、一人は寺の子供で家業のための勉強を始めねばならず、一人は家庭が裕福でないので家計を助けるためにバイトしなければならない。実はどちらも高校生活最後の思い出として親に頼み込んでの旅行だった

主人公は大金持ちではないものの、戸建て住みで家庭教師を雇えるくらいには余裕のある中流家庭。ロックに憧れるも友人たちのような苦しみや問題がない。それが贅沢なことは百も承知の上で、「不幸なことに不幸なことが何もない」ことがコンプレックス

特に分かりやすいハードルやトラブルはない中での漠然とした不安とか、周りが抱えてる問題を自分が抱えないで済んでしまうことでの罪悪感とか、ハングリーな環境にいない劣等感とか、ありふれた“普通に幸せ”な青年の抱える「自分のアイデンティティってなんだろう」っていうあんまり描かれない命題

この主人公の場合は「音楽表現がしたい」「ロックがやりたい」って願望がベースにあるから、「客観的には恵まれてる自分にどんな表現が出来るんだ、どんなロックが出来るんだ」っていう悩みもテーマになってる

くるり岸田繁とか銀杏BOYS峯田和伸とかメンツも豪華で作中曲もどれも好き

該当作品多すぎる
思春期特有の何かを作品の根幹にしてるものって意味なら逆に該当する作品はかなり少ない

いなくなれ、群青

主人公が中学校の用務員の女性の「スクールバック」

阿部共実の空が灰色だから
1話読み切りの漫画、知らない人も野球部と幼なじみのすれ違いの奴って言えばわかるかな？
最終話の歩みは傑作
漫画のキャッチコピーが心がざわつく、なんだけどまさにその通り

鈴木先生
学生時代に感じた何とも言えない気持ち悪さを、どれだけこの作品が言語化してくれたかわからない

とらドラ！

ブギーポップシリーズ
一部該当しない話もあるけど結構な頻度で少年少女の不安定さが描かれた上で、そういう心の隙間が「よく解んないものが居てほしい」っていう思いに便乗して死神が現れる……ようで自動的に浮かび上がるだけ
良くも悪くも世界の敵は青春に対して突き放した態度を取るし、それと関係なく少年少女達は頑張ったり頑張らなかったりする

思春期といえばブギーポップ、というのはもうおっさんの感想か。
それこそ1巻目の『ブギーポップは笑わない』は思春期がしっかり描かれていると思う。

実写映画ならリリィ・シュシュのすべてが好き