富野由悠季さんが描くガンダム等の悪役って人間臭くていいよね

>>1
あれマスク付ける事で自己暗示みたいなの掛けてるんだっけ、ルインだと防衛戦は上手くても攻め込むのが上手くないから攻め込む自分に変えてるんだとか

>>3
匿名だと気が大きくなるような人みたいな感じなんじゃないかなって思ってた

>>1
いつもなら素性を隠すためのマスクを被ることで日ごろ抑えてきた内面のドロッとしたものが出てくるというキャラは面白かった

なのでマニィと大気圏突入するところでマスク外すとこが本当に好き
データベース内蔵のマスクより一緒に落ちるマニィの方を信頼してる感もある

>>1
仮面は自分を偽るものだけど、仮面をしてるからこそ内に秘めていた本当の自分が現れてしまうっていうの面白いよね
ルインはマスクを被ることによって、自分のなかの嫉妬や劣等感に飲まれてしまったんだと思う
マスク好きなキャラだから、差別に憤るようになった背景とかベルリに嫉妬するようになったきっかけとかもっと描いてほしかったな

>>2

クンタラの地位向上の話とベルリへの劣等感は本音と建前というより入り混じってると考えるべきと思う。

単純に成績だけ見ればルインは主席なんで劣等感感じる必要なんてないのに、自身がクンタラ出身であることとベルリが運行長官の息子で飛び級であることでベルリに劣等感感じてしまっているのであって、クンタラの地位向上ができれば劣等感を感じずにすむ（はず）という理屈なので。

>>20
クンタラであることの劣等感とかその辺全部諸々ベルリへの劣等感に昇華した感ある
実際には主席だし可愛い恋人いるしアーミー入ったらクンパ大佐に取り合ったのも込みでアーミーの中核になるしで劣等感感じる必要とか全く無さそうなんだけどね
特にマニィの存在がでかい、ベルリとか初恋の人が姉だったのを始め女性関係では間違いなくマスクに負けてる

>>2
ベルリの出自をマニィから聞いてなお「ますます権力者になる血筋じゃないか！」とキレてたからなぁ
まぁセリフを見るとクンタラという存在を生み出した権力者に対する恨みも込みではあるが

>>5
「面倒見の良い真面目な主席」も「野心的で行動力のある軍士官」もどちらもルインという人間の持ってる性質だし、ある意味ではどちらもクンタラの地位向上の為に「そういうキャラ」を演じているって部分もあるだろうね

>>5
マスクとマニィの関係が良すぎるんだよ
立場的にも心情的にもベルリに歩み寄れないマスクと、それを聞いてマスクを優先するあまり友人達と敵対する方向に突き進むマニィ、マニィをそうさせてしまったから尚の事ベルリを撃たなければいけなくなって…と互いに想い合うばかりに極端な方向に突き進む二人が大気圏突入という命の危険に曝されて仮面を外し、ただ互いの事だけを心配し合って協力して危機を乗り越えようとする
本当名シーンで何度も見てしまう

>>6
そうだよ
確か、長谷川先生のネーム見て「一言いわせてください」って編集者に断ってあの台詞を加えたって話
だから、あのシチュエーションに対しての富野の言葉でもある

>>47
確か元々もっと富野構文寄りでネーム切ろうとしてたのを長谷川先生の好きにやってくれって出来たのが本編だったかな
その上でクライマックスのこのセリフはエモすぎるね

>>7
強化されてるってのもあるんだけど本質的にはウッソへの劣等感や嫌悪感じゃないかな
信念を貫く子供など薄気味の悪い！は名言だと思う

>>7
説明によると年齢差なんだって
ウッソはまだ子供だから戦争でも狂わずにすんだ
カテジナはカミーユと同じ17歳で戦争に巻き込まれてカミーユと同じく狂った
それに最初から自分の住んでいたウーイッグが爆撃されて全滅して大勢の死傷者が出ても「これで良かったんです」と言ってて、はじめからおかしなところがある

>>25
思春期特有の潔癖さや斜に構えた心が戦争で歪んじゃったように見える

>>7
カテジナは状況に流されてるだけの女だよ
自分の身の回りが綺麗だったらそれで良い、特に思想を持たない一般人がいきなり強めの宗教にハマったらあんな感じになるというだけ
父親や堕落した街、子供を戦争に利用する大人に嫌悪感を隠さないのは善人だからではなく「一般的に汚いとされるもの」を見たくないからでしかないし、だから「軍人なのにちょっと優しい」クロノクル程度の男に惹かれてしまうし、マリア主義や地球クリーン化作戦にも乗っかってしまう

MSで戦果は上げてたけど、それも軍人ではない一般人が強力な武器を持ったら加減できなくなってどんどん増長していっただけ（実際弾薬の消耗が激しいと言われてた）
戦争に狂わされたのは間違いないけど、具体的に何が原因というものは無い。強いて言えば何も考えてなかったのが悪い

>>7
思春期特有の潔癖主義と、過ちを認められない自己欺瞞の合わせ技

潔癖主義だから自分が悪と見なした存在はどれだけ凄惨な死に方をしても気にしないので
父親含むウーイッグに住む人たちを虐殺したザンスカールにそこまで嫌悪感がなかった
その中でも捕虜である自分に対して丁重な態度をとったクロノクルを
恋愛感情抜きにしても理想的な人間だと感じた

なのでクロノクルとともに子供を平気で戦わせるリガ・ミリティアとも敵対する道を選んだけれど、
後戻りできなくなったあたりでクロノクルもザンスカールの不正義な命令にも逆らえない小物だと気づいた

しかし今更戻ることができないので、自分の価値観のほうを捻じ曲げて
現実のクロノクルを理想的な人間だと感じるよう自己欺瞞しようとした
でもそれは自分の本来の考え方とは違うのでストレスなので常に苛々している
加えてウッソを筆頭にリガ・ミリティアだとかと向かい合うと
自己欺瞞が剝がれそうになってさらにストレスになるために
攻撃性がさらに増している

>>39
まあ順序立ててきちんと考えたら順当なんだけど、当時の富野としては「終わらせるための最終兵器」なんだからこうなってしまったみたいな発言をしてた
どうやって、初期構想からかけ離れた展開をしてる物語を終わらせるのか？を手持ちの札でやりくりしたらああなるしかなかったみたいな感覚らしい

>>9
キシリアはニュータイプ周りに関する先進性が美点なんだけど
安彦がニュータイプ嫌いだからなぁ

>>10
本質的には研究者に過ぎない自分を貴族主義実現の尖兵とする為の仮面とも受け取れるし、退路を閉ざして覚悟を決める為の肉体改造という意識もありそう
冨野にとっては「仮面」は違う自分になるための手段って感じなんだろうね

>>12
あの末路があるからウィルミット母ちゃん本当に無事で良かったなとつくづく思う
下手すりゃ姉に養母殺されてたんだよなベルリも

>>38
世界トップクラスのVIPの撃墜未遂をテヘペロで済ます姫様は大物過ぎる

>>51
あれは打ったことについてじゃなくて
アクセル踏みすぎて暴走状態で↑に上がったみたいな状況を
目的合って上がっただけだって嘘ついたことに対してのだから

>>14
シャアがふらふらしてるのはメタ的に行ってしまえば脚本上の都合なんだけど、そのつじつま合わせがシャアの人間性を豊かにしてるんだよな
生身の人間ってなかなかそんな首尾一貫してるわけじゃないし

>>16
悪役もそうだけど、歴代主人公を並べてみるとそれぞれ違った個性があってバラエティに富んでいてほんとに凄い

>>22
日本の年金問題で考えてみると味わい深い

>>23
アジバ3は父親の負の本音というか負のエゴが出まくっててすきだわ（笑）

>>24
なんもわからない文盲さんチッスw
富野の爪の垢飲めば

>>29
フルメタルパニックアナザーだな

>>34
富野の話をするのに虚淵を出すのは適切でないという気持ちはわかるが
虚淵のその発言自体はGレコがクンタラという食料人間がいたという世界観を踏まえての発想だろう

>>44
クンタラという制度が終わって差別要因になってるけど名前だと
と思わせて別の形で続いてましたって形に自分ならやっただろうって感じかね

>>34
まず描きたいものがあって設定や物語はそのための道具なんてのはどの作家だって同じ
描きたいものが「そういう物語」なのか「そういう設定」なのか「そういうキャラクター」なのかの違いでしかない
その違いを比べてはいけないってのは意味が分からないな
単に好みに合わないから見たくないだけだろ

>>34
人間バッテリーはマトリックスという先行作品があるから悪手よね

>>34
まぁ効率悪いって言ったら食人も相当なんだけどね
歩留まり悪いし安全に食べるには病原菌やウイルスなんかのチェックに相当神経割かないといけないみたいだしで
Gレコの設定上も広く提供されたわけじゃなく特権階級向けの代用食だったくらいにはしょうがなく食ってた食材らしい

>>43
体制側の幹部学生だったのよね、ばっちり反体制の闘志だった安彦さんとは逆の立場なのが面白い

>>45
普通にポセイドン

原作なら海を汚す地上人に報復というまだ大義名分があるが、
アニメのポセイドンは海野次は地上征服する気満々で、
配下も地上の人間から作り出し、度々無関係な人間巻き込んで不幸に陥れているし、海の動物達にも圧政敷いている。

トリトンも虐殺者だ！っていう風にしたかったんだろうけど
ポセイドン族も被害者とするには無理がある

>>53
父親の悲哀💧