【感想】アニメ『その着せ替え人形は恋をする』12話(最終回) 五条くんとまりんちゃんが青春してて眩しい… 完璧なアニメ化だった

新菜「ん？」

新菜(えっ…？)

海夢「五条君ありがとう。教えに来てくれて」

新菜「いえ、俺もリボンの位置を確認したかったので良かったです」

新菜「でも残念でしたね。お父さんとお祭りに行けなくて」

海夢「あっちは残念がってないけどね。向こうからキャンセルしてきたし」

海夢「宿題？普通にやってないけど？だってまだ夏休み半月あるじゃん。…え？全然行けるって。余裕だし…はぁ！？なんでお祭り行かないの？イミフなんだけど！」

海夢「みたいなことがあって」

海夢「全然大丈夫って言ってんのに信じてくんなくてさ～。それから毎日証拠に写真を送って報告しろって…そんな事ある？鬼じゃん！」

海夢「はぁ…ガン萎え…今年まだお祭り行けてないし～」

新菜「そういえば岩槻も昨日花火大会やってましたね」

海夢「は！？なんで誘ってくんないの？」

海夢「誘ってよ～」

新菜「宿題で行けませんでしたよね？」

海夢「ひっ！」

海夢「だって～、バイトたくさん入れちゃったしさ～。宿題なんて忘れてたよね～」

新菜「そう言えば喜多川さんって何のバイトをされてるんですか？」

海夢「あ～」

海夢「それは～、これ」

新菜「きっ、喜多川さん！？」

新菜「喜多川さんが載ってる！喜多川さん芸能人なんですか！？」

海夢「ただの読モだって。読者モデル」

新菜「読者モデル…」

海夢「いつも行ってる美容室にその雑誌の編集の人が来てて～、紹介されて何となく出たんだけど」

海夢「最近前よりちょっと大目に出てるって感じなだけ」

新菜「へぇ～…」

新菜「雑誌の喜多川さんいつもと雰囲気違いますね」

海夢「メイクさんに顔面やってもらってるからかなぁ」

新菜「最近多目に出てるっていうのはどうしてですか？」

海夢「あぁ、それは～」

海夢「一眼レフカメラ、欲しいから」

海夢「稼がないと」

新菜(はぁ…喜多川さんあの高いカメラを本当に買うんだ…)

海夢「はぁ～、ちょっと休憩。五条君映画でも見ない？」

新菜「喜多川さん怖い映画好きなんですか？」

海夢「好きってか、今度これの3がやるんだけどそんな人気なら気になるじゃん？あとやっぱ夏だし」

新菜「俺普段ホラーって見ないんですけどどれくらい怖いんでしょうか…」

海夢「あはははは！映画だし言うてもそんなにでしょ～。大丈夫大丈夫」

役者1「留守電…？一体誰から…」

役者2「もしもし？私今…」

役者2「あなたの後ろにいるの…」

役者1「きゃぁああああああああああ！！！」

役者1「はぁっ！なんで！私がこんな目に！」

役者1「やだ！やめて！やめぇてぇええええええ！！！」

役者1「あは、あはは！あはははは！」

役者1「はははは！あはは！はぁーーー！！」

新菜「最後圧巻でしたね～」

新菜「面白かったです」

海夢「ん～、まぁまぁ？大して怖くなかったなー…」

新菜「もう一度見たい箇所があるんですが、巻き戻して見てもいいですか？」

海夢「え？なんで！？」

新菜「衣装の作り込みと」

新菜「特殊メイクが参考になりそうで」

新菜「この布を古く見せるの、どうやったんでしょう？この目はコンタクトですかね？」

海夢「し、CGじゃない？」

新菜「これも…これも。どれもこれも勉強になりますね！」

海夢「ふ…ふぅ～～…」

海夢「よし、後はこれを撮って」

海夢「英語終わった～～！あぁしんど。数学あったら死んでた～」

新菜「ありますよ？」

新菜「俺問題集やりましたから」

海夢「うっそ。だって無いんだけど」

海夢「もしかしてあたし…」

海夢「学校に置いてきたっぽい！？」

新菜「制服で来いって怒られちゃいましたね」

海夢「付き合わせちゃってマジでごめん」

新菜「いえ、帰るついでなんで。問題集あって良かったですね」

海夢「うん」

海夢「てかさー、映画見たから校舎なんかめっちゃホラーじゃない？」

新菜「足音響きますしね」

海夢「もう少し時間遅かったらリアル肝試しじゃん。こっわぁ～」

新菜「ですね」

新菜「あ、俺夕飯の買い物して行かないと。そうだ。良かったら食べていきますか？」

海夢「いいの～？久々。嬉しい」

新菜(またあのチャーハンばかり食べてそうだから…)

海夢「今日は何作んの～？」

新菜「素麺と」

新菜「海老と玉ねぎと三つ葉のかき揚げにしようかと」

海夢「マジ～？超美味しそう」

海夢「かき揚げ作れるとか五条君天才かよ」

海夢「揚げ物とか難易度高くてあたし」

海夢「やんないからな～」

海夢「ん…」

海夢「ひゅ～～！」

海夢「プールの授業ないから入るの初なんだけど～。近くで見ると広～」

新菜「水泳部じゃないのに勝手に入ったらまずいのでは？」

海夢「部員以外もオッケーでしょ～。涼しそ～」

海夢「足つけちゃお～」

新菜「それは流石に！」

海夢「一瞬一瞬」

新菜「喜多川さん！」

新菜「はぁああ！」

新菜「喜多川さん！」

新菜・海夢「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

海夢「あー、ガチめに死ぬかと思った」

新菜「本当ですよ！喜多川さん泳げないんですか！？」

海夢「うん…マジで浮かないんだよね～」

新菜「今月頭くらいにお友達と海に行ったって言ってましたよね？楽しめたんですか？」

海夢「泳げないのにって？」

新菜「あ、はい」

海夢「うーん。案外大丈夫ってか～、海の家で食べたり喋ったり写真撮ったり？全然余裕で楽しいよ？」

新菜「あぁ、なるほど」

海夢「あたしさ～」

海夢「砂浜に座って波の音聞きながら海に光が反射してキラキラしてんの眺めてるのがめっちゃ好きなんだよね～」

海夢「だから泳げなくても行きたくなっちゃって」

海夢「ふっ、ふふふ…」

海夢「あはははっ！」

海夢「泳げないくせに海好きとか言ってんの、ヤバいかな？」

新菜「はっ」

新菜「あは…ははは」

海夢「何何？ツボだった？」

新菜「いえ、すみません」

新菜「ヤバくないです」

新菜「そうですよね」

新菜「俺もそうです」

新菜「俺も面相描き」

新菜「全然上手くできないのに」

新菜「雛人形好きです」

海夢「そうそう、まさにそんな感じ。てか大体みんなそんなもんでしょ～」

新菜「ですね」

新菜「でも溺れたら死んでしまうので…それだけは…」

海夢「それはマジで気を付けるから」

海夢「五条君」

新菜「はい」

海夢「あたし、まだ終わってないお祭り探すから、あったら一緒に行かない？」

新菜「え？でも宿題は？結構範囲ありますよ？」

海夢「うわ…そうだった…」

海夢「え～、めっちゃ急いでやるから。あと分かんないとこ教えて！」

新菜「あは…はい。良いですよ」

新菜「ん…」

薫「良かったなぁ。海夢ちゃんの宿題が終わって」

新菜「うん」

新菜「じゃあ行ってくるね」

薫「おう、車に気ぃ付けろな」

薫「楽しんで来いよ～」

新菜(はぁー…)

新菜(凄い人だなぁ。こんなに混むんだ)

新菜(これ合流するだけでも大変なんじゃ…)

新菜「喜多川さん大丈夫かな…」

海夢「あっ」

海夢「良かった～。見付けた～」

海夢「待たせちゃってごめ～ん」

海夢「人混みやばくて進まなくてさ～」

新菜「い、いえ…」

海夢「甚平着てんじゃん。やっぱ超似合ってるね。いい感じ！」

新菜「きっ、喜多川さんも…浴衣…」

海夢「ん？そ。んふふ」

海夢「気合い入れてセットと着付けしてもらったんだよね～」

海夢「どうしたの？」

新菜「はっ！へっ？」

海夢「もしかして～」

海夢「うなじにベタにドキっとしちゃった系？」

新菜「ぇあ…」

海夢「え、マジ？」

新菜「え、えーと…」

新菜「そんな事は…」

新菜「わ…はぁ…」

海夢(マジか…！マジか！マジか！マジか！マジか！マジか！マジか～！)

海夢(はぁ～！ガチで天アゲなんだけど～！浴衣着て来て良かった～！)

海夢(露骨にうなじアピろ！)

新菜「は」

新菜「花火何時からでしたっけ？」

海夢「7時！」

新菜「そんなに楽しみだったんですか！？」

海夢「あっ！」

海夢「りんご飴売ってるよ、五条君」

海夢「えへへっ」

海夢「いただきま～」

新菜「良かったですね」

海夢「ん！お好み焼き！」

店員1「まいどあり～」

新菜「美味しそうですね。喜多川さ…はっ！」

新菜「えっ！？」

海夢「焼き鳥もあるよ～」

店員2「らっしゃっせー！」

新菜「はい…」

新菜(こ、これは…)

新菜「随分買いましたね…」

海夢「二人分だし普通じゃん？」

海夢「会場で座って食べようよ～」

放送「お待たせしました。まもなく花火の打ち上げを開始いたします」

海夢「やば、五条君急ご？」

新菜「はい」

新菜「俺会場まで来て花火見るの初めてです」

海夢「へぇ～、意外」

海夢「岩槻の花火大会は見に行ってないの？」

海夢「せっかく近くでやってるのにもったいなくない？」

海夢「あっ」

海夢「はぁ～～！」

新菜(火薬と煙の匂い)

新菜(人の歓声)

新菜(近くで見ると音がこんなにも身体に響いて)

新菜(去年も一昨年もその前も)

新菜(俺は毎年部屋に一人でいて)

新菜(花火なんて部屋で遠くから響く音を聞くだけで)

新菜(なのに今年は)

海夢「んべっ」

新菜「うわぁあああ！！舌凄い色！！」

新菜「とんでもない事になってますよ？」

海夢「ブルーハワイ食べると一発でヤバくなるよね～」

新菜「分かってて選んだんですか？」

海夢「うん！」

海夢「痛～…」

新菜「あぁ…」

新菜「ひどい鼻緒擦れ。これは歩くの辛いですね」

新菜「近くにコンビニがあるので絆創膏買ってきます」

海夢「いいよ。また戻ってくるの二度手間だし」

新菜「でも…」

海夢「あたしも連れてってくれればいいから」

新菜「連れてく？」

海夢「たっかぁ～～～～～～！！」

海夢「いつもこんな目線とかまじ羨ましいんだけど～」

新菜(すっ、凄く良い匂いがする…)

海夢「五条君、身長いくつあんの？」

新菜「ひゃ…」

新菜「ひゃくはちじゅぅうっ、うっ！」

新菜「喜多川さん！動くと危ないので」

海夢「ごめんごめん。やっぱそんなにあんだ～」

海夢「花火ラスト半端なかった～」

新菜「奇麗でしたね」

海夢「煙で見えなくなるの笑う」

新菜「あんな風になっちゃうんですね」

新菜「俺、来て良かったです」

海夢「あたしも～って言いたいけど」

海夢「最後にこんななって、ぶっちゃけなんかな～って感じ」

新菜「履き慣れないものは仕方ないですよ」

海夢「でもさ、こういう事になっちゃうとどんだけ楽しくても結果微妙な感じになるじゃん？」

海夢「ごめんね、五条君」

海夢「来年は絶対気を付けてくるから」

新菜(来年も…)

海夢「来年は岩槻の花火大会も行こうね」

新菜「はい、行きましょう」

海夢「てかさー、関東の花火大会制覇とかしちゃう？」

新菜「ぇえ？できますかね？」

海夢「やろうと思えばできるんじゃん？分かんないけど」

新菜「はぁ…」

新菜「今日はこのくらいにしとこう」

プルルルルルルッル(着信音)

新菜「喜多川さんどうしたんですか？」

海夢「五条君？今何してた？」

新菜「寝ようとしてました。こんな夜遅くに何かあったんですか？」

海夢「別にどうもしないんだけど…」

海夢「こ…」

海夢「声が聞きたくなったっていうか…」

海夢「怖くて寝れないんだけど～！」

海夢「怨電の2見ちゃって…！」

新菜「あぁ、あの続き。でもこの前は怖くなかったって言ってましたよね？」

海夢「あの時は五条君もいたしギリ平気だったけど、一人だとキツい。ちょっとした物音にもバチくそビビっちゃって」

海夢「いやぁあああああああああ！！」

海夢「後ろに誰かいたらヤバいから目瞑れなくて目開けたまま頭洗った！」

新菜「え～？誰かなんていませんよ。あれは作り話ですから」

海夢「そんなの分かんないじゃん！もしかして元になった実話があるかもしんないじゃん！あったらどうすんの！？留守電入ってたらマジどうすんの！？普通に無理なんだけど！」

海夢「スマホ使ったホラーだったから余計怖いんだって！メンタルやられる～！五条君？ちょっとの間で良いから通話してて？スピーカーにして、寝落ちしてもぜんぜん良いから」

新菜「わ、分かりました」

海夢「で、とか言って。あははははは」

海夢「マジ乃羽強すぎない？シンプルにヤバいんだけど」

新菜「菅谷さんそんな方なんですね」

海夢「はぁ～、なんか怖くなくなってきたかも。ありがとね、五条君」

新菜「それは…良かったです」

海夢「つーか明日から学校か～。夏休み短すぎるんだけど」

海夢「もっとしたい事あるんだけどな～。生ホスもまた見たいし～、バイトももっとしたかったし～、コスも。もう一回くらいコスイベ行きたかった。まじ時間足りない」

新菜「はい…俺…俺…」

海夢(五条君寝そう？)

新菜「今年は…楽しかったです」

海夢「うん」

海夢「二人で色んな事して…楽しかったね」

海夢「五条君」

海夢「好きだよ」

海夢「ガン寝だし。言った意味ね～」

海夢「あたしも寝よ～」

海夢「じゃあね、五条君」

海夢「おやすみ。またね」