【感想】アニメ『その着せ替え人形は恋をする』11話 原作で一番過激な○○○回！オチまでそのままで笑う

海夢「にしても…」

海夢「あっついね～」

海夢「五条君ちょっと休憩したくな～い？」

新菜「そうですね…」

店員「いらっしゃいませ～」

新菜「俺…漫画喫茶初めてです」

海夢「そうなんだ。超オススメだよ。涼しいし～、漫画あるし」

海夢「ご飯食べれてドリンクバーもあるし」

海夢「めっちゃいいでしょ～？」

新菜「そうですね…」

新菜(近い…！)

海夢「脚伸ばせるし最高～」

新菜「は…あっ……」

海夢「いや～」

海夢「やっぱフラットシート楽だわ～」

海夢「お、メニューあるじゃ～ん」

海夢「ポッテトポッテト～」

新菜(やっぱり近過ぎる…なんでこんなに狭いのか)

新菜「あの…漫画喫茶ってこれが普通ですか？」

海夢「うん。なんか変？」

新菜「そっ、そうなんですね…」

海夢「五条君なんか食べる？」

新菜(あああ！凄いページ見てる！)

海夢「てかさっきついでに持ってきたんだけど…これガチでオススメだから、マジ読んで？」

海夢「超売れっ子高校生ラノベ作家の俺が毎晩サキュバスに迫られて困っています」

新菜「今の全部タイトルですか？」

海夢「そっ！サバこま」

海夢「日常系四コマ」

新菜「日常系？」

海夢「んーと、特に何も起こらないけど逆にそれが良いみたいな？平和なやつっていうの？」

新菜「キャラクターの穏やかな日常生活を楽しむような…」

海夢「それそれ！穏やか日常系って癒されるからよく寝る前に読むんだよね～」

海夢「さばコマは主人公の要君が夜にラノベ書いてるから基本全然寝なくてサキュバスのズキュンが寝ろよって色々頑張る的な漫画ね」

海夢「ってかあたしハーフツインにマジ弱くて自動的に好きになっちゃうんだよね～」

新菜「ハーフツイン…」

海夢「ジュジュ様もかわたんだったな～」

海夢「あたしリズきゅんコスもしたいんだよね～。マジ好き…リズきゅん…」

海夢「肌色多めだよね。そういうの次から考えてキャラ選ぶね」

新菜(確かにベロニカたゃに比べたら…)

海夢「とか言ってまぁしないけど」

新菜「え？何でですか？肌の面積が」

海夢「肌？違くて～」

新菜(違った…)

海夢「いや…リズきゅん好きだけどハーフツインって可愛すぎて…流石にあたしには…みたいな？」

海夢「かわいい子限定って感じだし…キャラじゃないかな～ってさ」

海夢「ちょ、めっちゃガン見するじゃん。何か付いてる？」

新菜「あの…」

新菜「喜多川さんなら似合うと思いますけど…」

新菜「駄目なんですか？」

海夢「へ…？」

新菜「シオンたんの時みたいに小学生で小柄だからしないのではなく髪型が理由なんですよね？」

海夢「うん…」

新菜「でしたらしませんか？好きなんですよね？リズきゅん。俺はいいと思いますよ」

海夢「ご、五条君がそう言うなら…し、しし…しちゃおっかな～…」

新菜「はい」

新菜(雫たんもブラックロベリアも似合ってたんだし気にする必要ないと思うけど)

新菜「ところでサキュバスって何なんでしょうか？俺知らなくて」

海夢「あぁ、ざっくり言うと女の子の悪魔で」

新菜「はい」

海夢「男の人にエ○い夢見せて精気吸い取って殺しちゃうんだよね」

新菜「それ穏やかな日常で合ってますか？」

海夢「何？五条君」

新菜「もしかして物凄く物騒な内容なんじゃ…」

海夢「ないない。超平和だから」

海夢「読めば分かるって」

新菜(殺しに来る悪魔と平和…どう考えても結び付かないけど)

新菜「はぁ………」

新菜「あ～…癒されますね…一人称ボクなんですね…」

海夢「ボクっ娘良いよね。めっかわ」

海夢「あたし他にも何か持ってくるね」

新菜「はい」

新菜「そうか、日常系いいな…」

新菜(あれ…？)

新菜(これもしかして)

新菜(簡略化された絵だから)

新菜(服がどうなってるのか分からない)

新菜(今までも分からない部分はあったけど)

新菜(その比じゃない！)

新菜(背中なんて全部隠れて全く分からない)

新菜(そうか…作品によっては必ず細部まで分かるとは限らないんだ)

新菜(自分で考える)

新菜(自分で…)

海夢「やっば～」

海夢「もう夕方なんだけど～。超だらだらしちゃったね」

新菜「はい。楽しかったです」

海夢「じゃあいっか～」

新菜「喜多川さん、あの…」

海夢「ん？」

新菜「本屋寄ってもいいですか？俺もサバこま欲しくて…」

海夢「ドハマリしてんじゃん。最高過ぎない？本屋どこにあったっけ～」

新菜(こんなところにも服屋が…)

新菜「あ…」

薫「お、それか」

薫「涼しげでいいなぁ」

薫「甚平」

新菜「へへ。うん」

新菜「二つ買ってきた」

薫「似合ってる似合ってる」

新菜(爺ちゃん…)

新菜(俺は…)

新菜(今…)

新菜(ラブホテルにいます！)

ナレーション『前日』

新菜「ここに撮影スタジオが？」

海夢「あーね…」

海夢「先払いだから払ってくるね。303号室だから」

新菜「え…」

新菜「303号室？」

海夢「ここだ」

海夢「うわぁ～！やっばぁ～！あはははは！」

海夢「ベッドでっか！最高じゃん。ダブルよりデカくない？やっぱ超売れっ子ラノベ作家はこんくらいのベッド使うよね～。広くてシンプルで要君の部屋って感じでいいじゃ～ん」

海夢「お！」

海夢「枕元に電マて」

海夢「こういうとこは思いっきりラブホだな。しょうがないか～」

海夢「どうしたの？五条君」

新菜「い、い、今…ラ、ララ、ラブホ…ラブホテルって言いました？」

海夢「そ、ラブホ！」

新菜「かっ…！」

新菜「きっ、きき、聞いてませんよ！ななな、なな、なんで？なんでラブホテルに！？スタジオじゃなかったんですか！？」

海夢「ほら昨日…」

海夢「要くんっぽいでかいペット見つけて」

海夢「撮影オッケーで安くてここしか無くない？で速攻予約したら～」

海夢「ラブホだったよね。さっき外観見てやっと気付いた～みたいな？素で間違えた！ぴえん」

海夢「マジでちゃんと文字読まなきゃ駄目だね。えっへへへ」

新菜(喜多川さんそういうところある！)

海夢「でもやらかした割に良い部屋じゃない？すっきりしてて要君の部屋って感じ」

新菜(別に)

新菜(スタジオだと思えば…)

新菜(思えない！)

新菜(俺にそんな器用なことはできない)

新菜(廃墟スタジオには無かった)

新菜(部屋全体から大人の…)

新菜(そういう雰囲気が漂っているような)

新菜(はぁあ！なんか駄目だ。クラクラしてきた)

新菜(ラ、ラブホテルに喜多川さんといると思ったら…！)

海夢「てか～」

海夢「さりげにラブホ気になってたんだよね。レイヤーさんがラブホ女子会してんの超楽しそうでさ～」

新菜「ラブホ女子会？」

海夢「うん。こんな感じで～」

海夢「みんなでコスして泊まれるプランがあんの」

新菜「本当だ。皆さん楽しそうですね」

海夢「でしょ～？」

新菜「これ下全部パンですか？」

海夢「うん。ここにもあるんじゃない？」

海夢「五条君甘いの好きだっけ？」

新菜「最近作業中にたまに飴食べますね」

海夢「頭使う時ってチョコのがいいんだよ？要君も食べてるし」

新菜「そういう理由で食べてたんですね」

海夢「注文しちゃうか～」

新菜「あ、すみません」

新菜「じゃなくてですね！」

海夢「ゴリゴリのリツッコミするじゃん」

新菜「間違えてしまったとはいえ、未成年がこんな所にいてはまずいですよ」

海夢「一般の人ならまずいでしょ～」

新菜「俺たちも一般人です！」

海夢「ごめんごめん。流石にまずいよね？」

新菜「あぁ…」

海夢「じゃあ…」

海夢「着替えてくるね」

新菜「なんでですか！」

海夢「だってコスしに来たんだし、逆に何もしないとかお金もったいなくない？」

新菜「それは…」

海夢「わっ！お風呂ヤバいんだけど。めっちゃリッチ。ジャグジーと泡風呂できるよ」

海夢「一緒に入る？」

新菜「がっ」

海夢「あははは！とか言って～。うっそ～。くつろいでてね～」

新菜(全く…)

新菜(くつろげないんですが！)

新菜(確かに六千円を無駄にするのは良くない)

新菜(とは言え…喜多川さん…！)

新菜(こ…ここ、この状況では！)

新菜(テレビでも見よう)

新菜(少しは気が紛れるかも)

TV音声「うぅんっ！」

新菜(これがラブホテル…)

新菜(ん！は！)

新菜(これ以上はいけない！)

海夢「五条君！」

新菜「はい！すみません！」

海夢「何なのこれ！？可愛すぎて湧いた！三面図見てたけど実物ぱない！」

新菜「本当ですか？」

海夢「映え映えじゃん！控え目に言って天才過ぎるんだけど！」

海夢「ボタンがパールでめっかわだし」

海夢「襟の後ろハートで可愛さエグい。襟マジ良き～」

海夢「良さしか無くてしんどい！」

新菜「エリはリズきゅんの尻尾の形に合わせてケミカルレースと綿レースを使いました」

海夢「この生地そういう名前なんだ～」

新菜「それと」

新菜「俺、淫魔について調べたんです」

新菜「作るにあたってきちんと淫魔と向き合うべきだと思ったので」

海夢「真面目か」

新菜「男を誘惑する悪魔なので色っぽい服のキャラが多かったのですが、サバこまは色っぽさに重点を置いていないので」

新菜「可愛らしい感じにしました」

海夢「解釈合う～」

新菜「ですが等身が変わるので」

新菜「現実にリズきゅんがいたら簡略された部分はこうなのかなと色々足して作ったんですが」

新菜「所詮俺の想像でかにみそ先生の原作と合っているのかと言われると、その衣装は間違いと言いますか…」

海夢「全然ありでしょ」

新菜「ぇえっ！？」

海夢「例えば原作とアニメで服違うとかあるけど」

新菜「そうなんですか！？」

海夢「うん。でもアニメの方でコスしても駄目じゃないじゃん？」

海夢「自作する人はさ、分かんないとこは超いっぱい考えて自分の解釈で作るからみんなバラバラで…むしろそれが良さってか」

海夢「そんな自由なところが」

海夢「コスの楽しいところじゃん？」

海夢「だからこの衣装は五条君の解釈って事でいいんだよ」

海夢「てか五条君の衣装良過ぎて正解しかないから」

海夢「五条君の衣装、一番いいよ！」

新菜「あ…ありがとうございま」

海夢「話変わるけど！お財布にコンドーム入れるとお金貯まるって都市伝説マジかなぁ？やっとく～？」

新菜「な、なんですかその噂！」

海夢「昔テレビで見たんだけど、コスってお金かかるし金運系大事じゃん？」

海夢「あはっ！」

海夢「あった！」

海夢「はい、五条君のぶん」

新菜「俺も入れるんですか？」

海夢「当たり前なんだけど」

新菜「え…えぇ～～……」

海夢「マジで変じゃない？ハーフツイン…」

新菜「変じゃないです。リズきゅんが漫画から出てきたみたいですよ」

海夢「ほんと？」

海夢(めっちゃ照れるんだけど…)

新菜「いやぁ～…」

新菜「奇麗ですね」

海夢「ぇえっ！？」

新菜「ウィッグ、落ち着いた色なのに鮮やかで」

海夢「そっち？まぁ分かるけど…」

新菜「えっ？あ、すみません」

海夢「てか～」

海夢「羽とか付けると急に二次元ってか、コス感出て良いよね～。アガるな～」

新菜「あの…実は俺再現したい場面があるんです」

海夢「マ？どこ？」

新菜「印を付けてきたんですけど」

海夢「それほぼ全ページない？」

新菜「小道具も用意しました」

海夢「すっごい！こういうのあった方が絶対いいの撮れるよ」

新菜「えへ…」

海夢「あなたはだんだん眠くな～る」

新菜「あぁっ！今の！撮りたかった…！」

海夢「あはははは。めっちゃ必死。てか全然何回でもやるし」

海夢「あはっ」

新菜「そうです！」

新菜「凄く良いです！アイマスクなのにちゃんとリズきゅんです」

新菜「次はチョコを食べているところを」

海夢「おけまる」

海夢「うんまぁ～。もう一個食べて良い？」

新菜「喜多川さん？」

海夢「もう一個～」

新菜「あ、あの、喜多川さん」

海夢「もう一個」

新菜「チョコの場面はもう大丈夫です」

海夢「う～んもう一個」

海夢「くあーーー！！」

海夢「結構撮ったね」

新菜「はい」

新菜「最後なんですが、要君に子守歌を歌う場面を」

海夢「出た～！そこ絶対だよね？」

海夢「すぐ撮っちゃうおうよ」

新菜「はい。お願いします」

新菜「うーん…」

海夢「微妙だった？」

新菜「そうではないんですが物足りなさというか」

新菜「できれば目線が欲しいかもしれません」

海夢「要君からの視点ぽくってこと？」

新菜「…そうか！」

新菜「喜多川さん、俺の上に乗ってください」

新菜「要君の視点から撮りましょう」

海夢「お腹の上苦しくない？」

新菜「すぐ撮れば平気ですよ」

海夢「わ、分かった」

海夢「重かったらすぐ言ってよ？」

新菜「分かりました」

海夢「腰下ろすよ？いい？」

新菜「どうぞ」

海夢「せ、せーのっ」

新菜「全然大丈夫です。では撮りますね」

海夢「よろ」

海夢「えっ？」

海夢「超いいんだけど！」

新菜「はい！」

海夢「最＆高…！」

新菜「角度でこんなに変わるんですね」

海夢「た…」

海夢「楽しい…！」

海夢「準備してる時も衣装を着て写真撮ってこうやって見る時も…全部全部…」

海夢「全部楽しい！マジでコスの全部が楽しすぎる！最っ高に楽しい！」

新菜「はい！俺も凄く楽しいです！」

隣の部屋から聞こえる声「あっ！」

新菜(隣の部屋から何か…声が…)

新菜(そうだ！俺達は今、ラブホテルに居るんだ！)

新菜「あ゛！」

新菜(俺…)

新菜(撮影に夢中になりすぎて上に乗れって…！)

海夢「ん？」

新菜「喜多川さん！今すぐ俺から下りてください！！」

海夢「ぁあっっっ！！！」

海夢「んぐっ」

プルルルルルル(電話が鳴る音)

プルルルルルル、プルルルルルル(電話が鳴る音)

新菜「はい、五条人形…じゃないです！あ…はい。すみません、延長とは？…あ、結構です。はい、失礼します……たっ！退室の時間だそうです！」

海夢「あ…うん…えっと…そ、そっかぁ…着替えて…くるねぇ…」

海夢「マジでヤバかった…」

女性客「ん？」

海夢「すみません…」

女性客(あら、今の子たち高校生？かわいい～。夏休みだから背伸びしちゃったのかしら)

女性客(そういうのに一番興味ある年頃だしね)

新菜(喜多川さん喜多川さん喜多川さん喜多川さん喜多川さん喜多川さん喜多川さんんぐぅ～ふっ…！)