【感想】 アニメ『無職転生』 21話 オルステッドが強すぎて絶望感半端ない そしてエリスが更に可愛くなってきた

ルーデウス（物事ってのは唐突に起こるものだ）

ルーデウス（唐突に親が死ぬこともある…唐突に親がぶん殴ってくることもある）

ルーデウス（唐突にトラックが突っ込んでくることもある）

ルーデウス（唐突に異世界に転生することもある…唐突に父親に殴られてお嬢様に家庭教師をさせられることもあれば）

ルーデウス（別の大陸に飛ばされることもある）

ルーデウス（唐突に人が死ぬということも….）

ルーデウス（ある）

エリス「ねえ！」

エリス「ルーデウス！！」

エリス「はやくー！！」

ルーデウス「はいはい」

エリス「ねえねえ…でね！」

エリス「みて！」

エリス「あれって赤竜じゃない？」

エリス「一匹くらい狩りたいわね！」

ルーデウス「おお…！」

ルーデウス「エリス！」

エリス「ありがとう」

ルーデウス「はい、ルイジェルドさん」

ルイジェルド「ああ」

ルイジェルド「エリス！」

エリス「何？」

ルイジェルド「お前は今日から戦士と名乗っていい」

エリス「それって….！」

ルイジェルド「一人前だ」

エリス「でも！！」

エリス「まだルイジェルドに勝ったことないじゃない！」

ルイジェルド「問題ない…お前はもう戦士として十分な力を持っている」

ルーデウス「エリス、おめでとうございます」

エリス「ルーデウス！」

エリス「夢じゃないかしら？ちょっとつねってみて！」

ルーデウス「つねっても殴りませんか？」

エリス「殴らないわよ！」

エリス「どこつまんでるのよ！」

ルーデウス「失礼…でも夢じゃないですよ、夢ならこんな痛くないはず」

エリス「そう…戦士….！」

ルイジェルド「でも自惚れるな」

ルイジェルド「もう子供扱いはしないという意味だ…わかってるな？」

エリス「はい…！」

エリス「ねえねえ！」

エリス「あれ！」

エリス「こんな宇海道じゃなくて上を通っていきましょうよ！私早くあれと戦いたいわ！」

ルイジェルド「無茶を言うな」

エリス「ルーデウスならいけるわよね？」

ルーデウス「無理だと思いますよ？」

ルーデウス「赤竜はとてつもなく強いですし、群れを成す種族ですから…」

ルーデウス「ねえルイジェルドさん？」

ルイジェルド「ああ」

ルイジェルド「おそらく下位の七大列強でも道半ばで引き返すことになるだろう」

ルーデウス「え？七大列強って聖剣街道でみた石碑の人たちのことですか？」

ルーデウス「そんなに強い人たちでも赤竜相手は簡単なものじゃないんですね」

ルイジェルド「一匹はともかく、あんなのを相手できるのは七大列強の上位陣だけだろう」

ルーデウス「へえ…そうなんですね」

ルーデウス「えっと今の序列だと一位が技神、二位が龍神でしたっけ？」

ルーデウス「世の中には強い人がたくさんいるんですね」

ルーデウス「2人とも…どうしたんですか？」

？？「ん？」

ルイジェルド「ルーデウス…絶対に動くな」

ルイジェルド「エリスもだ」

牛「グオオオオオオオオ！！」

？？「その声…ルイジェルド・スペルディアか」

？？「そっちはエリス・ボレアス・グレイラットか」

？？「お前は…知らない顔だな」

ルイジェルド「貴様は何者だ！何故俺の名前を知っている？」

エリス「なんで私の名前も知ってるのよ！」

？？「奇妙なところであったが…まあいい」

？？「いいの？」

？？「今の時点では仕方がない…邪魔したな」

ルーデウス「待ってください！」

？？「なんだお前は？」

ルーデウス「あ、どうも…ルーデウス・グレイラットです」

？？「グレイラット家のものか」

ルーデウス「ええ、えっと…まず貴方のお名前は？」

オルステッド「オルステッドだ」

ルーデウス「オルステッド？あの、この2人とはお知り合いなのですか？」

オルステッド「いいや、まだ知り合っていない」

ルーデウス「まだ？どういう意味なのでしょう？」

オルステッド「お前は知らなくていい」

オルステッド「ところで、どこのグレイラット家のものだ？親の名前は？」

ルーデウス「パウロ・グレイラットです」

オルステッド「ん？パウロに息子はいないはずだ、娘が2人のはず…」

ルーデウス（まあなんと失礼な！いるんですよ父親によく似た息子が1人！）

ルーデウス（しかし…娘が2人ってなんでそんなことを知ってる？）

ルイジェルド「それ以上近づくな！」

オルステッド「お前…目を逸らさないな」

ルーデウス「貴方の目つきは怖いので今にもそらしたいところです」

オルステッド「まあいい…それで何の用だ」

ルーデウス「ああ、えっと…あの魔力災害のこととかも何かご存じかなと思いまして」

オルステッド「知らん」

ルーデウス「そうですか…呼び止めて申し訳ございませんでした」

オルステッド「お前…」

オルステッド「ヒトガミという単語に聞き覚えはあるか？」

ルーデウス「あります！」

ルーデウス「たまに夢に出てきて…」

オルステッド「そうか…」

ルイジェルド「ルーデウス…！」

オルステッド「ヒトガミの使徒だったか」

ルイジェルド「逃げろ！ルーデウス！」

ルイジェルド「うおおおおおお！！」

ルイジェルド「うおおおおおお！！」

エリス「うおおおおおお！！」

エリス「うおおおおおお！！」

オルステッド「随分と腕が上達しているな…素質があると思っていたがまだ粗い」

オルステッド「死ぬ前にヒトガミに伝えるがいい」

オルステッド「龍神オルステッドは必ずお前を殺すとな」

エリス「汝を求める…大いなる」

エリス「…あらん…灯の暑さを…」

オルステッド「ん？」

エリス「ファイアーボール…！」

オルステッド「無詠唱魔術か…それはヒトガミから得た力か？」

ルーデウス「ぐあっ…！あぁ…！」

オルステッド「それはもういい」

オルステッド「ディスタブ・マジック」

オルステッド「ふん、器用なやつだな」

オルステッド「開け」

オルステッド「前龍門」

オルステッド「凄まじい魔力量」

オルステッド「まるでラプラス並だな」

オルステッド「なぜ無詠唱魔術で肺を治療しない？」

オルステッド「まあいい」

オルステッド「死ね」

エリス「あ…ああ…」

エリス「ルーデウス！！」

ルーデウス（ああ、まずいな…死にたくない…まだエリスとの約束を果たしてないんだ）

ルーデウス（せめて後2年…あと2年待って欲しい…そうしたら俺は心置きなく逝けるのに）

ルーデウス（大丈夫…俺ならできるゆっくり魔力を高めるんだ…まだ死ねない）

ルーデウス（ゆっくり…大丈夫…ゆっくり…）

エリス「ルーデウス…！」

オルステッド「いくぞナナホシ」

ナナホシ「え、ああ…」

エリス「ルイジェルド！」

エリス「ギレーヌ！おじい様！お父様！」

エリス「誰でもいいから助けて！！」

エリス「ルーデウスが死んじゃう！誰かルーデウスを！」

ルーデウス（エリス…ごめん…）

ナナホシ「ねえオルステッド、1つ気になったんだけどこいつ…」

ヒトガミ「やあ！」

ヒトガミ「まあなんだ…」

ヒトガミ「残念だったね！」

ルーデウス「ああ、本当残念だ」

ヒトガミ「今日はいつもと調子が違うね、大丈夫かい？気分は悪くないかい？」

ルーデウス「見ての通り○に穴が開いてるよ」

ルーデウス「なあ、1つ聞きたいんだけどいいか」

ヒトガミ「なんだい？」

ルーデウス「あのオルステッドってやつはなんでお前の名前を聞いた瞬間襲い掛かってきたんだ？」

ヒトガミ「奴は悪い友人だからね…善良な僕を目の敵にしてるのさ」

ルーデウス「善良ねえ…まあお前は目の敵にされやすそうだしな」

ルーデウス「でも、それなら事前に教えてくれてもよかったんじゃないか？あいつに会うってことをさ」

ヒトガミ「いやゴメン！今は龍神に関しては見えないんだ！未来も現在も見えない！」

ヒトガミ「だから君が奴と出会うこともわからなかったんだ」

ルーデウス「そうなのか？」

ヒトガミ「奴にはそういう呪いがかかっているからさ」

ルーデウス「呪い…そういうのもあるのか」

ヒトガミ「うん！呪子っていってね変なのがいるんだよ…オルステッドもその一人さ」

ヒトガミ「まあ、彼には他にも3つくらい呪いがあるけどね」

ルーデウス「ふーん」

ヒトガミ「ほらルイジェルドやエリスがおびえていただろ？あれも呪いの1つだよ」

ヒトガミ「この世のあらゆる生物に嫌悪されるか恐怖される」

ルーデウス「皆に嫌われるのか…それはなんていうか…」

ルーデウス「嫌だな」

ルーデウス「そういえば俺はあいつのことを嫌悪も恐怖もしなかったが？」

ヒトガミ「それは君が違う世界からきたからじゃないかな？」

ルーデウス「異世界人は呪いの影響を受けないのか？」

ヒトガミ「ルイジェルドと出会ったときもそうだっただろ？」

ルーデウス「あれ？ちょっと待て」

ルーデウス「ルイジェルドもその呪子ってやつなのか？」

ヒトガミ「いやあれは槍の呪いさ！ラプラスは恐怖の呪いを槍に残してそれをスペルド族に擦り付けたのさ」

ルーデウス「呪い…擦り付けた？どういうことだよ、お前最初から知ってたのか？」

ルーデウス「無駄だって知ってて俺にルイジェルドを助けろとか言ったのか？」

ヒトガミ「いやいや勘違いしないでくれよ！スペルド族の呪いは消えかかっているんだ」

ヒトガミ「ルイジェルド自身にまだ呪いは残っているけど髪を切ったおかげで急速に薄れつつあるしさ！」

ルーデウス「なんで？」

ヒトガミ「ラプラスの髪も緑だったからさ！」

ルーデウス「ふーん呪いってそんなものなのか？俺にはよくわかんねえな」

ヒトガミ「まあ何にせよ君に関わったお陰で呪いは消えつつある」

ヒトガミ「まだ根強く残っているけどそれも努力次第でどうにかなるさ！」

ルーデウス「無駄じゃなかったってことか…」

ルーデウス「それならよかった…」

ルーデウス「それにしてもあのルイジェルドが簡単にやられると思わなかった」

ヒトガミ「あいつはルイジェルドじゃ無理かもね」

ルーデウス「なにせ七大列強だもんな…どうやったら勝てたんだ？」

ヒトガミ「勝てないよ！彼はね…最強なんだ、いくつもの呪いで制約を受ける身なのにね」

ルーデウス「最強？でも龍神って七大列強の二位だよな？一位は？」

ヒトガミ「一位は技神だけどそれでも本気で戦えば勝つのはオルステッドさ」

ヒトガミ「彼が本気になればこの世界だって滅ぼせる」

ヒトガミ「まあ呪いのせいで本気は出せないんだけどね」

ルーデウス「お前さ、あいつのこと見えないのによく知ってんだな」

ヒトガミ「あ…」

ヒトガミ「えっと…」

ルーデウス「まあいいさ、お前が何を隠していようと俺は気にしないよ」

ルーデウス「ルイジェルドのことは好意っぽいしこの間もお前のおかげでリーリャとアイシャを助け出せた」

ルーデウス「それを鑑みれば多少嘘をつかれたところで気にはしないよ」

ルーデウス「これで会うのも最後だろうしな」

ヒトガミ「最後？」

ルーデウス「ああ最後さ！だってそうだろ？俺は死んだんだから」

ヒトガミ「なるほど！それで自暴自棄になってるのか！最初の時と真逆だね！」

ルーデウス「あの時は何が何だかわからないまま死んだからな」

ルーデウス「今回はまあしょうがない…運が悪かった」

ルーデウス「2回目の人生を送れただけでも幸運だよな」

ルーデウス「色々とやり残したことはあるが」

ルーデウス「まあ….そうだな…」

ルーデウス「そろそろお別れらしいな」

ルーデウス「こういう時ってどういう感じでいけばいいんだろうな」

ヒトガミ「そうかい！じゃあ君に」

ヒトガミ「朗報だ」

ルーデウス「え？」

ヒトガミ「君…死んでないよ」

ルーデウス「え？」

エリス「ルーデウス！」

エリス「ルーデウス！」

エリス「大丈夫…？」

ルーデウス「なんで…生きてる…？」

エリス「さっきのあの女が何かいってて…あのオルステッドってのが治癒魔術で…」

ルーデウス「女？」

エリス「ナナホシって言われてた」

ルーデウス（ナナホシ…）

ルーデウス（あの仮面の女のことか）

ルーデウス「なんで殺した相手をわざわざ…？」

エリス「大丈夫よ」

エリス「気絶してるだけだって」

ルーデウス「そうですか」

エリス「ルーデウス…ずいぶんと元気ね」

ルーデウス「ん…なんかね色んなものが有り余ってる感じがするんですよ」

エリス「じゃあ…叩いても大丈夫なの？」

ルーデウス「いいですとも」

ルーデウス「心配をおかけしました」

エリス「本当よ…馬鹿！」

エリス「良かった….！」

エリス「本当に….！」

エリス「良かった….！」