【感想】 アニメ『無職転生』18話 ロキシー回 前回と同じく家族話で泣ける…

パウロ「ごめんよ…」

パウロ「ルディー….！」

パウロ「うわああああああ！」

ルーデウス「父様…！」

ルーデウス「僕こそすいませんでした」

エリス「お腹すいてきたわね！」

ロドリゲス「我こそは北神カールマンが直弟子、孔雀剣のオーベール！」

ロドリゲス「の三番弟子ロドリゲス！！」

ロドリゲス「その物腰、さぞ名のある御仁とお見受けした！立ち合いを所望したい！」

ルイジェルド「こういう手合いは久しぶりだな」

ロドリゲス「こんなに強い者がいるとは…世界はまだまだ広いな」

ロドリゲス「さらば！スペルド族の戦士！次にあったらまた手合いを頼む！」

戦士「我こそは！」

戦士「我こそは！」

エリス「おええええええ….」

エリス「ルーデウス…早く助けてよ」

ルーデウス「オロロロロロ….」

ルーデウス「神なる力は芳醇なる…」

ルーデウス「うっ…！」

ルーデウス「ルイジェルドさんは大丈夫なんですか？」

ルイジェルド「お前たちが何故気持ち悪くなってるかわからん」

ルーデウス「しかし…今回はルイジェルドさんも船に乗ることができて良かったです」

ルーデウス「たまには父様も役に立つのですね」

ルイジェルド「あまり父親を悪く言ってやるな」

ルーデウス「いいんですよ僕たちはそういう関係なんで」

ルイジェルド「そうなのか？」

ルーデウス「それにしてもやっと中央大陸ですね…長かったです」

ルーデウス「とはいっても、まだちょうど折り返し地点ですが」

ルイジェルド「まだまだ先は長いな」

ルーデウス「そういえばさっき船長さんが言ってましたが」

ルーデウス「この海を渡ったところは米の一大産地らしいです」

ルイジェルド「好きなのか？米」

ルーデウス「自慢じゃないですが僕は握り飯をおかずに大盛りのお米を食べることができます」

エリス「よくこんな時にご飯の話なんかできるわね…そんな余裕があるなら早くヒーリングを..」

ルーデウス「中央大陸は道も整備されてるはずですし、これからは楽しい旅をコンセプトにやっていきましょう」

ルーデウス「もちろん家族の捜索やスペルド族の名誉回復は最優先でやっていきます」

ルイジェルド「ふっ…そうだな…わかった」

ルーデウス（ゼニスは未だ行方不明、それどころかリーリャやアイシャ、シルフィも情報がない）

ルーデウス（ギレーヌだって生きてるかわからない）

ルーデウス（いや、フィットア領に向かったら皆元気に帰還してるかもしれない）

ルーデウス（楽観的すぎる考えか？いや、いいじゃないか今不安になっても仕方ない）

ルーデウス（ポジティブに考えよう…やっと中央大陸に帰れるんだ…！

ルーデウス（大竜王国を超えればロキシーのいるシーローン王国まですぐ）

ルーデウス（久しぶりに会えるんだ）

ルーデウス「オロロロロロ….！！」

ロキシー「そうですか…ブレイズは死にましたか」

ノコパラ「ああ、レッドフードコブラに丸飲みだそうだ」

ロキシー「口が悪く私が何か失敗する度悪態をついていたブレイズ」

ロキシー「いつも喧嘩をしていた私達をやれやれと治めてくれたハーケンディール」

ロキシー「いいパーティーでしたよね」

ノコパラ「気がついたら生き残ってるのは中年サポーター2人だけとはな」

ノコパラ「しかし、ロキシーは変わったな」

ロキシー「そうでしょうか？自分ではわかりませんが」

ノコパラ「ああ、ずいぶんと大人っぽくなった」

ロキシー「なんですかそれ、馬鹿にしてるんですか？」

ノコパラ「馬鹿にはしてねえよ、なんていうか雰囲気がな」

ノコパラ「昔はもっと子供っぽかった」

ロキシー「外見がわかっただけでちゃんと生きてますからね」

ノコパラ「昔はお前大人に見られようと必死で今の俺の言葉聞いただけで舞い上がってたぜ？」

ロキシー「そうですか…？」

ロキシー「そうですね…昔は身の丈というものがわかっていなかったですからね」

ロキシー「子供だと思われて舐められないようにとばかり考えていました」

ロキシー「逆に今では水王級魔術師になり」

ロキシー「名前だけが独り歩きし、無詠唱で魔術を使えとかできないことばかりを期待されています」

ロキシー「そういうノコパラは変わってませんね…見た目以外は」

ノコパラ「なんだ？老けたって言いたいのか？」

ロキシー「そうとも言えますね」

ノコパラ「いうようになったじゃねえか」

ロキシー「相変わらず金に意地汚く弱者を狙って稼いでいるんですか？」

ノコパラ「お前な…俺は冒険者の厳しさってのを教えてやってるだけだ」

ロキシー「ふーん…」

ノコパラ「でも2年ほど前に痛い目に遭ってから自重してんだ」

ロキシー「痛い目？ノコパラがですか？」

ノコパラ「ああ…デッドエンドっていう3人組のパーティーにちょっとな」

ノコパラ「まあいいじゃねえかそんな話は」

ノコパラ「せっかくこんなところまで戻ってきたんだ」

ノコパラ「実家には顔を出したのか？」

ノコパラ「あ？」

ロキシー「実家ですか」

ノコパラ「もしかしてあの頃以来ずっと帰ってないのか？」

ロキシー「どうせ私が帰ったところで誰も喜ばないだろうし」

ノコパラ「お前な….！」

ノコパラ「前言撤回！やっぱ全然変わってねえわあの頃から！お前ってずっと逃げてばっかりで」

ロキシー「なんであなたにそんなこと言われなきゃいけないんですか？」

ノコパラ「俺にもな、お前たちと別れてから嫁が出来て子供も産まれたんだ」

ノコパラ「3人だ！これがもう可愛いんだ！」

ロキシー「なんですか？惚気ですか？」

ノコパラ「たまには叱ったりすることもあるが俺はあいつらの為なら何にだってなるしなんでもする」

ノコパラ「親っていうのはそういうもんなんだ」

ノコパラ「念話が使えない？そんなことがなんだってんだ」

ノコパラ「大切なことがあんだろう？」

ロキシー「あなたのようにガサツでお金のことにしか目がない人に言われたくありません」

ノコパラ「まあお前のことだから言っても聞かないんだろうが後悔する前に仲直りしておくことを勧めるね」

ノコパラ「たった1つの家族だぜ？」

ロキシー（少し変わりましたね…人が少し増えたでしょうか？緑も少し増えた気がします）

ロキシー（でも不気味なほど静かなのは昔のままですね）

ロキシー（やめてください…私にはあなた達の言葉はわからない）

ロキシー（その目…部外者を見る目…）

ロキシー（生まれてから大人になるまでずっと疎外感を感じながら生きてきた）

ロキシー（私はこの村が嫌いだ）

ロキシー（もう戻ってくることはないと思ってたのですが）

ロキシー「再び立ち上がる力を与えよ」

ロキシー「ヒーリング」

ロキシー「ただいま」

ロキシー父「ロキシー！！」

ロキシー「お久しぶりです」

ロキシー母「おかえりなさいロキシー」

ロキシー父「今までどうしてた？1人できたのか？」

ロキシー「いえ…その…」

ロキシー父「お前の噂は旅人から聞いていたんだ！話を聞かせてくれないか？」

ロキシー「まあ色々と…」

ロキシー母「そう…でもしばらくここにいれるのよね？」

ロキシー父「好きなだけここにいなさい」

ロキシー「あの…」

ロキシー「もう立つことにします」

ロキシー母「え？」

ロキシー父「もう行ってしまうのか！？」

ロキシー「はい」

ロキシー母「せめて一晩くらい！」

ロキシー「いえ、急ぐ旅の中少し寄っただけなので」

ロキシー父「次は？いつ帰ってくる？」

ロキシー「さあ…？わかりません、もう帰ってこないかもしれません」

ロキシー母「ロキシー…20年に一度くらいは帰ってきて」

ロキシー「そうですね…50年以内には戻ってくるかもしれません」

ロキシー母「本当？約束よ？」

ロキシー「はい…」

ロキシー「え？」

ロキシー母「ごめんなさい…いつかまた会えたらその時は泣かないって決めてたのに」

ロキシー母「ごめんなさいね…」

ロキシー「お母さん…」

ロキシー母「えっと…」

ロキシー母「あった…これはお馬さん」

ロキシー「お馬さん！」

ロキシー母「これは毛皮」

ロキシー「毛皮！！」

ロキシー母「よくできたわね！偉い偉い！」

ロキシー「何してるの？」

ロキシー母「ロキシー！！」

ロキシー「私悪い子なの？だから誰もお話してくれないの？」

ロキシー母「ごめんねお母さんのせいで…ロキシーは悪い子じゃないわ…ごめんね…」

ロキシー（私の知る両親はいつも辛そうだった）

ロキシー（幼いながらもそれが私のせいだとは気づいていた）

ロキシー（みんなと話せない私は異端者なのだ）

ロキシー（私は家を飛び出した）

ロキシー（私がいなくなればこの人たちは喜ぶに違いない…そう思った）

ロキシー「うわあああああん！！！」

ロキシー母「ロキシー？」

ロキシー「お母さん…突然出て行ってごめんなさい…」

ロキシー「お父さんもごめんなさい…」

ロキシー（私は今はじめてわかった…大切なのは言葉ではなかったということを）

ロキシー母「あら、おはようロキシー」

ロキシー「おはよう…お父さん…お母さん」

ロキシー父「もう立ってしまうのか」

ロキシー「ごめんなさい…私を慕ってくれる行方不明の弟子を探さないと」

ロキシー父「そうか…」

ロキシー父「ああ、そういえば確か2年ほど前ロキシーの弟子だというやつがこの村にきたぞ」

ロキシー「え？」

ロキシー父「確か名前は…」

ロキシー母「ルーデウスくんよ」

ロキシー父「そうそうルーデウスくんだ」

ロキシー「はいー！？」

ロキシー母「あの子たちもう家までたどりつけたのかな？」

ロキシー「あの子たちって他にも誰かいたんですか？」

ロキシー母「エリスちゃんって女の子とルイジェルドさんの3人で旅してたわ」

ロキシー父「ルイジェルドってのはスペルド族な」

ロキシー「ス、ス、ススペルド族！？」

ロキシー父「ロキシーが村を出て行った後に交流が始まったが最初は怖いやつだと思ってたがこれが意外に」

ロキシー父「え、ロキシー！？」

ロキシー「また近いうちに帰ってきます」

ロキシー母「次はルーデウスくんと来てくれてもいいのよ？」

ロキシー父「許さん！俺は許さんからな！」

ロキシー「フフフ….！」

ロキシー「フフフ….！」

ロキシー「それにしても…ルーデウスがスペルド族と一緒とは…」

ロキシー「ということは噂に聞くデッドエンドと騙る3人組の正体はルーデウス達と考えるのが自然でしょうね」

ロキシー「はぁ…これでようやく腑に落ちましたデッドエンドの名を騙るなんて」

ロキシー「そんな恐れ知らずな人がいると思いましたがルーデウスなら」

ロキシー「スペルド族を仲間にしてしまうなんてどれだけ凄い人になってしまうのでしょうか」

ロキシー「ただいま」

エリナリーゼ「ああ、ロキシーかえってきたのですの？」

エリナリーゼ「ああ…あん…ああ…！」

エリナリーゼ「ちょ…ロキシー！？」

ロキシー「アイシクルブレイク！！」

エリナリーゼ「ロキシーもいい加減慣れてくださいませ」

ロキシー「エリナリーゼさんもいい加減見られないところでやってください」

エリナリーゼ「あら？見られるから余計に興奮するんですわよ」

タルハンド「これからどうするんじゃ？」

ロキシー「魔大陸の北西部を目指しましょうゼニスさんリーリャさんアイシャさんはまだ見つかってないですから」

タルハンド「主に会わなくていいのか？」

ロキシー「構いません」

ロキシー「ルーデウスは無事だとわかりましたからまたいつか会えるはずです」

ロキシー「魔大陸の街はまだたくさんあるんです！1つずつ回っていきましょう」