【ゴールデンカムイ】石川啄木という罪を犯してないだけで極悪犯よりヤバイやつ

>>1
失格じゃない文学屋の数を数えてみようか

>>15
森鷗外「呼んだ？」
ドイツ留学のとき仲良くなったドイツ人女性が遠路はるばる来日しても全然、会わなかった模様…妙だな
あとは日露戦争と脚気（ry

>>41
ドイツコンプで陸軍に脚気流行らせたろ。海軍との罹患率比べたらわかんだろ

>>41
脚気の件は白米を食わせなきゃ士気がマズイからという理由があるのでギリギリ擁護できる。
女の件は国際結婚の大変さを考慮してもクズ案件。

>>41
百歩譲ってクズじゃなかったとしてもバカじゃねーか

>>41
なんで皆こんなに文豪に詳しいんや

>>41
そもそも江戸時代から玄米とか食うのダセェわwでみんなして白米食っての脚気流行だからな
国のために死ぬかもしれん場所で働く戦争とかの中で飯すら脚気予防とか言って玄米ばっか食わせるのはやっぱり士気が下がってよくないんだ
まぁそれはそうとして細菌説を押し通した森鴎外は阿呆よ

>>15
室生犀星！ん猫ちゃん猫ちゃん‼︎

>>1
創作とかやるのは人間の知能が暴走した産物だってうちの親父が言ってたぜ
実際、フィクションってそれ自体じゃ生物としての人間に直接役立つわけじゃないしな、農学とか医学とかと違って

>>1
いや、石川だけダンチだから
才能も一般人に毛が生えた程度だし

>>24
島崎藤村「実の姪を孕ませてパリに逃亡し、生まれた子供は養子に出して行方知らずになったけど、啄木よりはマシですよね」
ヤングジャンプの「青年少女よ、春を貪れ」とかで島崎藤村「初恋」が初々しい恋を歌った詩として紹介されるとモヤモヤする

>>33
中学の国語の教科書に載ってたな「初恋」…

>>49
まあ作品に人間性は反映されないから・・・

>>86
むしろそういうクズが瑞々しい文学作品を生み出すから人間って面白い

>>33
しかも一部始終を出版したせいで姪御さんが台湾に逃げる羽目になった模様。
これを藤村は「精算」「終わった事」にしたという…

>>33
個人的には啄木越えてクズ度一位はこの人
娘を栄養失調で死なせたのこの人ですよね？
理性は文才を認めているけど感情が「何故誰もこいつを始末しようとしなかったのか」と叫んでる
若いおなごたちの血と涙を啜って出来た初恋ってなんだよ

>>115
島崎藤村は家系もなあ…
母だけが心神喪失していた芥川と違い、あっちもこっちも…
だけど作品はポカーンと牧歌的ﾀﾞｯﾀﾘするんだよな
よくあんな作品書けるもんだわ

>>1
太宰治は秘密保持法が猛威を振るっていた時代にあって反戦思想を小説に込めるだけの胆力もあった。問題のある人物だったのは間違いないが、石川啄木と並べるのは、太宰治の表面をなぞった理解に過ぎない

>>1
あの人も大概酷いけど方向性が違う感じ
自虐的というか破滅的というか

>>1
太宰治は玉川上水で愛人と入水するという
水を使う方々にめっちゃ迷惑をかける最期を迎えたしな…

>>2
そうだよ(肯定)

>>2
ガムシン「お前はドブで転んで頭を打って死ね」

>>73
新聞に書かれてない情報を持ってこい　クズ

>>3
金田一の息子が来たら家の物が必ず無くなる石川って石川五右衛門の子孫て事？て聞くレベルで生前からボロクソ言われてたぞ

>>4
キレまくっててギョウジャニンニク生える

>>4
これ本当面白いけど御愁傷様としかいいようがない

>>4
全国の石川さんへの溶岩のように熱い風評被害

>>4
なんで金田一先生は大切な蔵書を売り飛ばしてまで石川啄木に金貸したんだろう
しかも返ってこない

>>51
才能はあったが金が無くなれば責任転嫁しながら犯罪に手を染めて才能をドブに捨てる事になるって思ってたんじゃないかな
啄木の行状を見るにサイコパス間違い無しなので人を殺しても良心の呵責はおろか悪びれもせんと思うわ

>>56
啄木が犯罪を犯したら本気で「俺を犯罪に走らせた連中が悪い。捕まえるならあっちだ」って言い放ちかねない。

>>56
保護者すぎる…

>>51
才能を惜しんだんだろう

>>4
人格者で有名な春彦先生がボロクソに貶すくらいだから推して知るべし

>>149
勝手に金田一京助の名前使ったから怒ってるんじゃないかと戦々恐々としてたら、「横溝さんのおかげできんだいちと正しく読んでもらえるようになったので感謝してる」と言ったくらいの人格者だからな…

>>6
そこら辺はなんというか、当時の文芸で名を馳せた連中って人間のクズ係数と引き換えに文学戦闘力を高める特殊能力持ちが多いから…

>>10
大正時代に「ふしだらな文学は追放すべきだ！」って論争が出たときに、「そんなこと言ったら、残るのは夏目漱石と小川未明くらいじゃねーか！！」って突っ込みが入るくらいには……遊蕩とか情痴とか書く作家ばかりなので……

>>62
谷崎潤一郎は痴人の愛や春琴抄のあらすじを見ただけで
ロリ主義なの？ 紫のうえ計画なの？ うぁぁ…
てなる話を書いてるもんな

>>123
谷崎潤一郎も、妻の妹に惚れて妻を冷遇したのに、妻が友人と再婚しようとすると邪魔したと言えるから文学者って凄い。

>>141
第三者の証言が残ってなかったら言ったもん勝ちになってたと思うと胸糞が過ぎる…
女性の進学率とか考えるとこの手の残り方した言いがかりエピソードも多いんだろうな

>>62
檀一雄とかもなー無頼派で太宰と並ぶクズ度よな
まあおかげで走れメロスとか生まれたけど

>>10
まともなエピソードある文豪もちょっとはいるだろ！
中島敦とか夢野久作とか！

>>128
でも中島だって女子高勤務でモテモテだったらしいじゃないか
絶対現代だったら僻みで叩かれまくるぞ
堀北真希と結婚した山本耕史くらい叩かれるぞ

>>10
文学史に名を残す綺羅星のごときドクズ達
こういう奴ら、過去はアリだったけどこれからの時代は活躍できんだろうな 芽が出る前に潰される
でも才能が人格と引き換えだとすると、これからの文学はつまらなくなってっちゃうのかなあ…それもつまんないなあ
個人的な知りあいにはなりたくないけどさ

>>6
今のミュージシャンだってドクズかジャンキーの方が良い詩を書くだろう？

>>70
クズとは全然意味が違うけど、椎名林檎の丸の内サディスティック
を最初に聞いたとき、カッコいいと思う反面、大丈夫なのかこの歌詞は？と思った。

>>9

そこが啄木の凄まじさなんだよな
だから今日にも名を残してる

>>11
死んで生まれ変わったのがカブトか

>>11
「あれはクズだけど天才なんだ」
「あれは天才だけどクズなんだ」

>>17
FGOの黒髭が、男としてはクズだけど船長としては最高ってアンメアに言われてたの思い出すな
やっぱり突出した才能の持ち主はどこか人間としてぶっ飛んでるってことなのかな

>>11
先生ェはやはり文豪だったか…

>>25
石川啄木で類推するの先生ェに対する侮辱すぎる…

>>12
ドクズだからこそ恥じること無く格好付けて装飾出来るとも言える

>>21

だからこそ『文豪』として今日においても高く評価されてるというね
そこが啄木の凄さなんだな

並みのクズではこうもならない

>>13
歌自体は普通に傑作なのが酷いｗ
「じっと手を見る」とかもどんな心境で見てるのか

>>13
「夜中に饅頭食べたいと言って母を起こして作らせておいてあまり待たせるからもう食べたくなくなったと母の顔に饅頭投げつけるような兄が母をおんぶするわけありません」って妹にバラされてるんだよな
当時としては高齢出産で母親に溺愛されてたっていうからくっそ甘やかされてたんだろうな

>>59
いろんなエピソード聞く度に啄木のクズ度悪化させた原因の一つは親の教育なんだろうなと
教育っつーかひたすら甘やかしだもの
さすがに饅頭投げつけられた時には失敗したと思い知ってて欲しい

>>114
なお啄木は
「茶まで断ちて　わが平復を　祈りたまふ母の今日また何か怒れる」
という歌を残している・・・「母が何か怒っているが何に怒っているのだろう」という、まさに他人の心情をまったく理解しないサイコパス

>>114
この人教育でどうにかなるレベルじゃないから

>>13
なんなら寺山修司は「あれは母親を背負って山に捨てに行く歌だろ」とまで解釈してる。ボロクソすぎる。

>>14
国語のテスト問題の蛍の墓の「このとき作者はどのように考えていたでしょうか」って設問に野坂あきおが締め切りのこと考えてたって逸話くらい理解度深まるね

>>135
「火垂るの墓」「野坂昭如（あきゆき）」な

>>138
お世話になったおばさんの娘に手を出した人。

>>14
なんならその蟹を晩飯にしようとしてたのかもしれん

>>18
エジソン、モーツァルト、アインシュタイン「そうだぞ」

>>27
どんぐりの背比べ定期

>>27
どんな心中自殺がカッコいいか友達と話した結果二人でガス自殺を試みたの頭おかしいが過ぎる

>>42
友人の方は途中で正気に戻って太宰治を置き去りにして逃げたのが笑いどころ
因みにその友人は檀一雄という名前の小説家だ！
愛人との生活と破局までのエピソードを小説にしてそれが代表作になってるクズだぜ！！

>>96
「ちょっくら金借りて来る」と言って太宰治に熱海に置き去りにされたあの檀一雄かw
この2人まんまメロスとセリヌンティウスで笑える
太宰メロスは帰って来なかったが

>>121
待つ身がつらいかね
待たせる身が辛いかね

>>96
しかも前妻へのエッセイは口述筆記だった
文章に起こしたのは後妻という地獄

檀一雄の娘の一人は、女優の檀ふみだよ

>>96
映画火宅の人を見た池波正太郎が引き気味のエッセイ書いてたな

>>151
そういや池波正太郎の悪い話は聞かないな

>>171
池波正太郎は食い道楽の逸話が多くてそっちに流れがちだね
自宅でも美味しいものを食べたいなら、妻にも美味しいもの食べさせて勉強してもらわないと
て考えはすごいよな
その期待に応えた奥さんも素晴らしいと思う

>>27
文豪三大クズの一人だけどこれが二大になると外れるからな太宰
太宰で３位かよと思って啄木と中原中也のエピソード見たらあーこれは太宰より上だわって納得したが

>>27
お前は読者の女学生の手紙を丸パクリして小説を出版しているであろうが

>>28
許されてるか？
才能があることを認められるのと、人格が屑だと批判されるのはまた別だろ

>>28
歴史に名を遺すに値する文豪であることは認めてるよ
認めてるし許さないよ
両者は並立するんだ

>>29
青木は人を突き落として殺人未遂したのをヨチヨチされて見逃してもらってなかったか

>>30
酒クズのヘミングウェイとかなー

>>30
ロシア政府に危険視されつつも救貧活動を行ったトルストイのような文豪もいる

日本の近代文学は「露伴、漱石、鷗外」の時代もあったが、露伴は問題ないだろう。漱石はかなりの国粋主義者で中国人・朝鮮人に生まれなくてよかった、と今なら炎上しそうなことは言うが、植民地全盛にあって、その非道を非難した同じく文学者の上田敏もいる

日本にも宮沢賢治がいる。聖人のような文豪とクズの文豪がいるが、クズでない方が珍しいは言い過ぎだろう

クズエピソードは大そう知ってそうだが、君は文豪の作品をきちんと読んでいるのか？　文豪の作品を毎年何作品ほど読むんだ？　自分で読んだ作品の著者をきちんと調べて、クズが多いと実感したのか？

>>95
露伴先生息子さん対する扱いとかは…

>>95
別に作品を貶してるわけではない
単にドクズエピを笑ってるだけだ

あとここをどこだと思っている
そんな真面目に話す場か？

>>127
だったら啄木だけ貶めて笑ってろ。知りもしない他の作家を出してきて笑いものにするな

>>95
かなりの文学ファンとお見受けするが
文学ファンであるからにはそこらの人間より作家たちのエピにも詳しいはずで
それでもそこまで弁護の論が出るというのは素直に尊敬する

>>30
世界や日本の別の時代のクズな文豪は人間なんだからクズもいるってだけよ
ここまで同時期にクズの文豪が集中してるのは日本の明治大正しかないぞ
明らかにあの時代はおかしかった

>>99
黎明期ならではの現象かねぇ

>>32
当時いくらでもそういうことあったでしょ
人体模型も本物の人骨使われてたのが近年まで混じってたし

>>36
人物の史実は国語の授業とはあんま関係ないからなあ。三島由紀夫や太宰治も作品内容には触れても作者の最期には言及しないし

>>39
人格を理由に作品を評価しだしたら、今のアメリカみたいなキャンセルカルチャーがまかり通るようになるからね

作品は良いけど人格はクズ
人格はクズだけど作品は良い

それで良いのよ

>>39
別に最後がお騒がせいかれぽんちくんな死に様くらいはいいかな（太宰は失敗したときのツレは不憫だなあとは思うが）
啄木はなんかほんと子供がかわいそうと言う点

>>36
高校時代の国語教師は漱石や太宰といった文豪の私生活の話とか良くしてたな
流石に啄木のクズエピソードはしなかったけど

>>36
高校は担当教諭が言葉を濁しつつも、一部文豪のアレそれを余談だが〜って紹介してたな。

>>38
調べたら藤村やったな。

>>38
3人もか…奥さんと子供かわいそうすぎる…

>>40
野口英世は貧乏百姓の倅が神童だ末は博士か大臣かって持ち上げられて大金手に入れたら誰でもああなるというか、情状酌量の余地はあると思う
他の三人はまあ、うん

>>173
宮沢賢治も実家金持ちなんで、一般とは経済感覚が剥離してておかしくない環境

>>44
明治の文豪の場合、そうやって非難する奴に悔しかったら俺くらい稼いでみろバーカ！したり、出版社経由で個人特定して実名晒しかますくらいバイタリティ強いと思う。

>>52
明治大正昭和の文壇って、よく考えると今のインフルエンサーやYouTuberとやってる事は変わらんよな
文章が段違いに高尚なだけで

>>71
文章がけた違いに高尚だから、偉大なんだ

>>71
今と違って、それなりの芸がなければ世間様に何かを発信する事が不可能な時代だったからな

>>46
凄い上手い例えだな

>>47
出生地は岩手だから合ってるよ

>>50
記事にもあるけどマジでリアル無惨って感じだわ
自分が悪いとは一切思わないし、自分の行動は正しいし
もし困難にぶつかったら世界が悪いと責任転嫁

>>58
関俊彦氏がもう辺見やってるから、CV無惨さまにならないのが救いだな

>>58
アイツはむしろ自分が悪いヤツだって分かった上で好き勝手やってるタイプじゃね？

>>144
私に被害を受けたとしても天災だと思えとか言ってなかったっけ

>>60
中原中也は写真写りが詐欺レベル

>>74
日本にも三島いるじゃん

>>77
三島はホモだがクズちゃうやろｗｗ

>>85
己の美的感覚のために軍事クーデター煽動する時点でロクデナシだと思うの…

>>117
三島はノーベル文学賞逃しまくった辺りでおかしくなってたらしいから…
村上春樹もあんな風になるのかしら

>>133
ノーベル賞よりヤクルトの戦績心配してるうちは大丈夫やろ

>>139
あれ見る限りでは本人より単に周りが騒いでるだけに見える

>>79
啄木鳥（きつつき）への悲しい風評被害

>>79
啄木（きつつき）「俺が一体何をした」

>>79
普通の人は啄木の人格なんてそんな知らんからやめて差し上げてw温泉地の良い宿だよw

>>81
言うてほとんどの人らは作品のみ楽しむだけで作者の人格とかには興味ないやろうし…
知らんのならそれはそれで幸福なことよ

>>88
あと5年で死ぬって事は作中で21才⁉︎
鯉登少尉と同い年かい

>>116
なんか盛大に誤解してるようだけど
「サイコパス」は、殺人鬼ってことじゃなくて、「他者への共感性を持たない犯罪傾向の人間」っていうさまざまな分類のひとつだよ？

「サイコパスとは殺人者」なんじゃなくて、「殺人者にはサイコパスの傾向を示す者が多い」ということだよ
違い、わかるよね？
「サイコパスに分類されるけど人を殺したことはない」という人間は沢山いるんだよ

>>119
あ、すまん、色々引用して調整してたんでラスト二行が変なところに入った

>>155
レジェンド　島崎藤村

>>163
武者小路実篤先生の作品は「友情」って
作品が好き

主人公への仕打ちがえぐいなと思いました。

ライバルから同人誌（ライバルと片思いしてた女の手紙交換日記）

>>164
１６４米本人です。
続きです。同人誌を渡されて『これで僕たちを裁いてくれ』
で、読んだ内容がアレ。

結構キツイですけど、主人公は主人公で
ヒロインの事見た目しか見ていなくて、嫌われていたのが
印象的でした。

>>163
その武者小路実篤の晩年を
容赦なくえぐりだした山田風太郎「人間臨終図鑑」武者小路実篤の項・・・

武者小路実篤（一八八五－一九七六）

　昭和４９年、８９歳の武者小路実篤はＰＲ誌「うえの」七月号に、ゴッホの自画像について次のような文章を書いた。

「彼はその画をかいた時、もう半分気がへんになっていたろうと思う程神経質な顔になっていたように神経質な顔をして、この顔を見ればもう生きていられないような、神経質な顔をしていた。僕はこれでは生きていられないと思った。実に神経質な顔をしていて、もう生きていられない程神経質な顔をしていた」

　翌５０年、９０歳の彼は、同じく「うえの」五月号に次のような文章を書いた。

「児島が、電車で死をとげた事を知った時も、僕は気にしながら、つい失礼してしまった。児島にあえば笑ってすませると思ったが、失礼して、今日まですごして来たわけだ。もちろん逢えば笑ってすませることだろうと思う。児島とあえば笑ってすませるのかもしれないが、児島のことを思うとつい笑ってすまない顔をしてしまうかも知れない。児島は逢えば笑ってすませる所と思うが」

>>163
　また。

「僕は人間に生れ、いろいろの生き方をしたが、皆いろいろの生き方をし、皆てんでんにこの世を生きたものだ。自分がこの世に生きたことは、人によって実にいろいろだが、人間には実にいい人、面白い人、面白くない人がいる。人間にはいろいろの人がいる。その内には実にいい人がいる。立派に生きた人、立派に生きられない人もいた。しかし人間は立派に生きた人もいるが、中々生きられない人もいた。人間は皆、立派に生きられるだけ生きたいものと思う。この世には立派に生きた人、立派に生きられなかった人がいる。皆立派に生きてもらいたい。皆立派に生きて、この世に立派に生きられる人は、立派に生きられるだけ生きてもらいたく思う。皆、人間らしく立派に生きてもらいたい」

　脳髄解体。――――

>>163
　正宗白鳥と武者小路実篤は、前者は厭世主義の、後者は楽天主義の、同じレコードを一生まわしつづけた人であった。それでいて双方とも、読む者を飽かしめなかったのは、それがホンモノであったからだ。
　が、さしもの楽天主義の歌も、これでは一回転ごとに針がもとにもどるレコードと化した観がある。
　昭和五十年春、夫人がガンで入院した。彼は妻のいない朝食のテーブルで箸を持ったまま、母親を失った子供のように涙ぐんでいた。
　翌五十一年一月二十五日、妻の見舞いに病院へ行ったが、そのあと倒れた。脳出血であった。妻は二月にはいって死んだ。
　だれもそのことを知らせなかったのに、実篤は以来食事をとらなくなり、ものをいわなくなった。そして四月八日夜、娘二人、孫七人に囲まれてこの世を去った。お釈迦様に甘茶をかける灌仏会（かんぶつえ）の日。

>>163
なお山田風太郎は他のところで、武者小路実篤のこの晩年の文章について「これを書いた方も書いた方だが、掲載した方もすごい」と評価している

>>168
最後のほうすこしボケちゃってたのかな
でも40過ぎてから絵を始めたり、エネルギッシュで好きだな武者先生
岸田劉生も難しい人だったようだけど武者先生は見捨てず接していたし、麗子ちゃんが絵のモデルして５時間もじっとしていたのを「麗子ちゃんは偉いねえ」と労ったりもしていた
麗子ちゃんもかわいそうとか言われるより偉いねって言われたかったと思うんだ