【感想】 アニメ『ひぐらしのなく頃に業』 15話 過去一番のショッキングで辛い展開に 梨花ちゃん可哀想過ぎる…

圭一「ええっ！？あの話ってマジだったのか？」

魅音「マジの大マジ。部活においても圭ちゃんの暴れっぷりはいつも見事だからねぇ」

沙都子「私も圭一さんが適任だと思いますわ」

圭一「俺は負けたくなくて真剣に戦ってるだけで、別に部活を盛り上げようとかそういうのじゃ…」

レナ「圭一くんは、自分で思ってるよりずっと人を楽しくさせる力があるんだよ～」

圭一「そうかなぁ…」

圭一「さすがに持ち上げすぎじゃないか？あははは」

沙都子「梨花も圭一さんを推薦しますわよね？」

梨花「え…？」

梨花「もちろんなのですよ～。圭一は、何でも楽しそうに遊ぶことに関して天才的なのです」

梨花「にぱー☆」

圭一「ま、待て。だいたいよ、綿流し実行委員会の仕事なんて知らないから、何の役にも立てないぜ？」

魅音「堅苦しいのは肩書だけだよ～。圭ちゃんにお願いしたいのはね…」

魅音「ズバリ…。叩き売りオークションの司会なんだよ！」

圭一「なんなんだよ、それーーーっ！？」

圭一「早い話が、町内会に集まった寄贈品を、オークション風に売ろうってわけか」

魅音「そ。見事盛り上げる事が出来たら、成功報酬はエンゼルモートのデザートフェスタ入場券３年分！」

沙都子「あら、それは豪華ではありませんの」

沙都子「圭一さんなら余裕ですわね」

圭一「チッ…。他人事だと思って気楽に言いやがって」

レナ「あはは、きっと大丈夫だよ」

梨花「…」

店長「うーん…。うちも商品を提供したいのは山々なんだけどねぇ…」

魅音「ばっちゃは、叩き売りオークションが大人も子供も楽しめるイベントになることを、大いに期待しております！」

店長「本家の鬼婆様に期待されちゃあなぁ…」

店長「わかった！協力するよ」

魅音「ありがとう！ヨシロウおじさん！」

魅音「圭ちゃん、話ついたよ。気前良く提供してくれるって！」

圭一「やるな、魅音」

圭一「さてと…。それなら出来るだけ目を引いて、高く売れそうなものがいいな」

沙都子「おーほっほっほ！まかせなさいませー！」

レナ「えへへ…。おじさんの顏色見ながら選ぼうね…」

沙都子「あっ、レナさん。これは素敵ではございませんの？」

レナ「おぉ～！かぁいいかぁいい！ぜ～んぶ、お持ち帰りぃ～～！」

店長「あの…少しは加減してね…。ははは…」

圭一「おっ…！これは…」

梨花「麻雀…」 

 レナ「わ～、久しぶりだねぇ～。もうルールはほとんど忘れちゃったかなぁ～」

圭一「ひょっとしてあれか？部活の種目になった事があるとか？」

沙都子「去年の暮れでしたかしら…？」

レナ「沙都子ちゃん、強かったよねぇ～！」

沙都子「おーほっほっほっ！私の河にはトラップが潜んでいましてよー？」

魅音「ヨシロウおじさん、勤務時間に麻雀なんてやってたの？」

店長「いやいや、違うよ」

店長「これはね、お昼に来たお客さんが、燕返しが出来るって言うんで見せてもらったんだよ」

圭一「つ、燕返しだってぇ！？」

店長「そう、燕返し」

レナ「燕返しって何かな？」

沙都子「手牌と山牌を瞬時に入れ替えるイカサマの大技ですわ」

レナ「はぅ～。見て見たいなぁ！沙都子ちゃんは出来るのかなぁ～！」

沙都子「練習はしていましたけど…。成功したのは、ほんの何度かですわ」

レナ「見たい！見たい！」

沙都子「仕方ありませんわね。失敗しても笑わないで下さいまし？ふふんっ！」

圭一「って言うか、何でそんなもの練習してたんだよ？」

魅音「まぁ、戦う前からのトラップが仕込まれてるなんて、沙都子が好みそうな戦術だからねぇ…」

沙都子「では、いきますわよ」

沙都子「えいっ…」

沙都子「あ…！」

圭一「ああ…」

レナ「あ～…」

梨花「みー…」

店長「ははは…」

沙都子「やっぱり無理でございますわね」

圭一「でも、惜しかったんじゃないか？ちょっと俺もやってみようかな？」

レナ「レナも～」

オットー「ありゃぁ～。何ですかな、これは…」

店長「いらっしゃい！」

梨花「大石…」

魅音「いいんですかぁ～？刑事さんが勤務中に寄り道なんかして」

圭一「えっ、刑事さん？」

大石「んっふっふ～。今日は非番ですから、ご安心を」

大石「いえねぇ、古くなった麻雀のマットを買い替えようと思いまして…。皆さんも麻雀がお好きなんですかぁ？若い方は麻雀なんて出来ないと思ってましたよ」

魅音「フッフッフッ…。我が部の精鋭を侮ってもらっちゃ困りますねぇ～。今も燕返しの練習をしていたところですから」

大石「つ、燕返しですか…！？いやはや…」

店長「この人なんだよ。さっき燕返しを見せてくれたお客さんは…」

圭一「な、なんだってー！？」

大石「んっふっふ～、実践じゃ使えませんがねぇ。まあ、芸の一つですよ」

圭一「えと、大石さん…でしたっけ？やって見せて下さい！」

大石「なっはっはっは…！」

大石「いいですともぉ～」

大石「では、参りますよ？」

圭一「…」

レナ「…」

沙都子「…」

圭一「おおおおおおおおーーっ！！？」

沙都子「あっさりですわね！」

レナ「大石さん、すごーい！」

圭一「マジで感動しました！俺、前原圭一って言います。あの…俺に教えて下さい！」

大石「んっふっふ～。いいですよ？」

梨花（大石と圭一が、仲良く麻雀で遊んでるなんて…）

圭一「えと、ここでこう？」

大石「いえいえ、違います。持ち上げなくてもいいんですよ」

？？？「あ、いたいた」

大石「お店すぐにわかりましたか？赤坂さん！」

梨花「あっ…」

赤坂「申し訳ありません。すっかり迷ってしまいました。ははは…」

梨花「あ…」

梨花「赤坂…なのですか…？」

赤坂「という事は、やっぱり梨花ちゃんだね」

梨花「…」

魅音「あれ？知り合い？」

大石「赤坂さん、古手さんと面識があったんですかぁ？」

梨花「赤坂こそ、たくましくなった様なのです。雛見沢にはどうして？」

赤坂「家内と二人で旅行に来たんだよ。子供を両親の家に預けてね」

大石「赤坂さんは、本当に素晴らしい愛妻家さんでしてねぇ～」

大石「５年前でしたっけ？出張で興宮まで来られたのに、奥さんの事が心配になって仕事を放り出してトンボ帰りした剛の者なんですよ？」

赤坂「あの時、東京に帰らないと良くない事が起こるって言ってくれたよね？どうしても不安になって、雪絵の病院に戻ったんだ」

赤坂「そしたらその日、いつもなら雪絵が１人で行く屋上の階段で事故があってね」

赤坂「梨花ちゃんの言葉がなかったら、巻き込まれていたのも雪絵だったかもしれない」

沙都子「確かに…。梨花ってたまに予言めいた事を言いますのよね」

魅音「さすがオヤシロ様の生まれ変わりだねぇ～」

赤坂「君は雪絵の命の恩人だ。借りはきっと返すよ。君の力になる」

梨花「昭和５８年６月の今日…。あるいはその数日後、私が殺されます…」

赤坂「え？」

梨花「私は幸せに生きたい。望みはそれだけ。大好きな友人たちに囲まれて、楽しく日々を過ごしたい。それだけなの…。それ以上の何も望んでいない」

赤坂「梨花ちゃん…」

梨花「死にたくない…」

赤坂「あれから５年…。体も鍛えた。経験も積んだ。きっと君の力になれる」

梨花「…」

梨花「話したい事があるのです…」

梨花「赤坂はいつまでこっちにいるのですか？」

赤坂「綿流しのお祭りまでいるつもりだよ？ははっ、長すぎる夏休みだろ？庶務から有給の消化が悪いって怒られてね…」

梨花「それは、綿流しまでずっと雛見沢に滞在すると言うことなのですか？」

赤坂「え？いや…。家内を待たせているからね。ワクラ温泉とは少し距離があるけれど、祭りの時は必ず…」

梨花「赤坂」

赤坂「…！」

梨花「綿流しが終わるまで、ずっと雛見沢にいる事はできませんですか？」

赤坂「それは…」

梨花「無理なお願いなのはわかっているのです。でも…」

梨花「助けて欲しいのです…」

赤坂「わかった。雪絵には一人で温泉に行ってもらうように伝えておくよ」

梨花「いいのですか？」

赤坂「ははは、少しでも梨花ちゃんの力になりたくて来たんだから。肝心の時にいなかったら、悔やんでも悔やみきれないよ」

梨花「赤坂…。ありがとうなのです」

赤坂「お礼を言うのはこっちの方だよ。雪絵もきっと賛成してくれる」

赤坂「少し不機嫌になるかもしれないけどね」

梨花「それは一大事なのです」

赤坂「ははははは！！うははははは！！」

赤坂「やっと見つけた！この糞虫ども！うはははは！」

赤坂「体の中に入り込んだ寄生虫が！」

赤坂「出ていけ！出ていけ！」

赤坂「出てけ！出てけ！出てけ！ぅぅ～～～！」

大石「赤坂さん、聞こえますかっ！要求があるなら私が聞きます！ですから、人質の古手梨花さんを開放してください！」

大石「赤坂さん！！何が望みなんですか！？」

赤坂「邪魔するなっ！もうすぐなんだよっ！！もうすぐで人間の脳内に入り込んだ寄生虫を根絶やしに出来るんだぁー！！」

赤坂「さあ…あと少しだからね…」

赤坂「梨花ちゃん。君を助けにきた」

赤坂「うははははは！！」

赤坂「梨花ちゃん、もう安心だよ？」

赤坂「これで梨花ちゃんの中から寄生虫が居なくなったぁー！梨花ちゃんを助けることができたぁー！うははははー！」

赤坂「痒い痒い痒い！お前らの虫の弱点はわかってんだー！」

赤坂「あぁあああああ！！！」

赤坂「痒い痒い痒い痒い！ちきしょうめ！！一匹残らず燃やし尽くしてやる！」

大石「赤坂さん！要求を仰って下さい！一緒に麻雀卓を囲んだ仲じゃないですか！私を信じて下さい！」

レナ「梨花ちゃん！」

魅音「何でこんな事に…」

圭一「待ってろ…！」

大石「いけません！前原さん！」

圭一「離してくれ！中に梨花ちゃんが…！」

圭一「俺たちの大切な仲間が！」

大石「お気持ちはわかります！ですが、ここは我々に任せて下さい」

沙都子「梨花！梨花！無事なら返事をしてくださいませ！」

圭一「梨花ちゃん！！！」

圭一「くっ！」

レナ「そんな…」

魅音「消防車は呼んだ！？早くっ！！」

赤坂「痒い痒い痒い！！ちきしょうがぁぁ！！」

赤坂「先に死ぬのは私たちかお前たちか勝負だぁぁぁ！！」

梨花「飽きさせないのね。私の惨劇のサイコロは…」

梨花「まさか赤坂が…なんてね…」

梨花「ははははは…！」

茜「恨むなら私じゃなく、この雛見沢を恨むんだよ」

茜「それにしても痒いねぇ」

魅音「母さん…」

茜「まだ生きてたのかい？危うく見落とすところだったよ」

魅音「なんで…こんな…」

茜「この血は残しちゃいけないんだよ」

魅音「え…」

茜「途絶えなきゃいけないのさ」

茜「この鬼の血はね！」

茜「あぁ…もういやだ…。本当に首が痒いねぇ」」

茜「痒い痒い痒い…。アンタも痒くてたまらないんじゃないかい？」

梨花「そうね…。アンタのせいで腕も動かないから、掻くことできないけど…」

茜「古手家に生まれたというだけで、本当にお気の毒だよ！」

茜「オバサンだってね、選べるなら雛見沢なんかに生まれたくなかったよ！」

梨花「同感よ。雛見沢に生まれた時点で、私たちは呪いに取り込まれているのよ」

茜「痛いだろ？苦しいだろ？痒いだろ？」

茜「オバサンが今、楽にしてあげるからね！！」

梨花「ええ。頼むわ。さっさと終わらせて、次に進ませて」

茜「雛見沢の血を根絶やしにしたら…」

茜「私もすぐに行くよ！」

公由「ぐ…」

公由「このままじゃ、この村はオヤシロ様の崇りに飲み込まれちまうんだ…。もう他に方法はねぇんだよ…」

梨花「お願い…。もう許して…」

公由「聞いてくれるかい、梨花ちゃま。本当は私もこんな事はしたくないんだよ」

梨花「ぐ…」

公由「もうね、穢れの無い梨花ちゃまを鬼隠しにして、沼に沈めるしか」

梨花「公由、殺すんだったら一思いに殺しなさいよ」

公由「他にオヤシロ様の怒りを鎮める方法はねぇんだよ」

梨花「もうわかったから、私が死んだら生贄でも何でもするといいわ…」

公由「梨花ちゃま」

梨花「だから、お願い…。今すぐ殺して」

公由「生贄はね、生きたまま捧げるから意味があるんだよぉ」

梨花「公由…。あああああっ！」

公由「ケッ…、あいつらは何にもわかってねぇ。何にもわかっちゃいねぇ！！」

公由「このままじゃ、村は沼から沸く地獄の瘴気に飲み込まれて大変な事になっちまう」

公由「だから、やんなきゃなんねぇ！村を救う為に、誰かが手を汚さなきゃなんねぇぇぇ！」

梨花「はぁはぁ…。わかったって言ってるの…」

公由「園崎家がやらねぇんだ。公由家でやるっきゃねぇだろ。ったく、腰抜け共がなんじゃらったほんますらっしゃったぁぁぁぁ！！」

公由「はぁはぁ、さあ…梨花ちゃま。古手家の女は皆、オヤシロ様のお怒りがある時、生贄にされる為に育てられ取るんね！」

梨花「…さい…」

公由「うんうん。梨花ちゃまも先祖代々の御役目が果たせて本望じゃろうねぇ」

梨花「…さいって言ってんの」

公由「それなのにあいつ等は何もわかっとらん。お魎さんは全く駄目だ。魅音ちゃんも魅音ちゃんだよ。村の責任を何も理解しちゃいねぇ。若造の分際で…」

梨花「公由…。独り言は私を沼に放り込んでからにしてくれる？」

公由「おぉおぉ…梨花ちゃまはさすがに御三家役割をわかって…」

梨花「さっきからアンタの口が臭いのよ」

公由「何ちゅう口の利き方じゃ！このダラズがぁああああ！」

圭一「ははははは！！楽しくなってきたなぁぁ！！レナぁぁぁ！！」

圭一「はははは！！俺は最初からずっと楽しいぜ！？」

圭一「でもなぁ、レナの頭を叩き割ったら、もっと楽しいかもなぁっ！！」

梨花「もう…私には…」

圭一「はははははっ！こう熱くなると、部活を思い出すなぁ！！」

レナ「そうだね。でもっ…」

レナ「この世界は誰も望んでない！」

圭一「がぁああ！」

レナ「これは悪い夢なんだよ！！」

レナ「目を覚まして！圭一くん！」

梨花「私には…安息の時も場所も…」

梨花「どこにもないのね…」

圭一「ああぁぁ…」

梨花「どうして…どうして…私だけがこんな目に遭わなくちゃならないの…？」

梨花「永遠にこんな目に遭い続ける…。私がそれほどのどんな罪を犯したって言うのよ…」

圭一「さあ…梨花ちゃん…。今度こそ話してもらうぜ？」

圭一「ウジ虫病の特効薬は、どこにあるんだ！？この喉の奥からボロボロ沸いてくるウジ虫は、どやったら治るんだよぉぉ！！」

梨花「フ…、フフフ…アハハハ！」

梨花「ならば、教えてあげるわ。特効薬はここよ」

圭一「どこだよっ！！どこにあんだよっ！！早くだせよぉぉ！！！の、喉の奥からウジ虫が溢れて、痒いっ！痒いんだよぉぉぉぉっ！」

梨花「ここよ…」

梨花「私の頭の中…。私の頭を割って、脳みそをすすれば治るわよ…」

圭一「あああああっ！！そこかぁあああああ！！」

圭一「そこにあったのきぃぁあああああ！」

梨花「本当に悪い夢ね…。どれだけ幸せだっただろう…」

梨花「朝、目を覚ましたら…。そこは普段と同じセントルチーア学園の寮で…」

梨花「当たり前の様に、私の知らない新しい１日が始まる…」

梨花「私が望んでいるのは…。そんな些細な…」