【感想】 無能なナナ 12話 ミチルちゃんいい子過ぎて泣きそう…　ナナしゃん揺らぐのも分かる

ナナ「ミチルちゃんっ！！」

ナナ（まだ息はあるな…）

ナナ（このまま放って置けば、ミチルは勝手に死ぬのでは…？）

ナナ（いや…今はマズい…）

ナナ（マズいはずだ…！）

ミチル「はぁ…はぁ…」

ナナ（脈は弱いし、熱も尋常じゃない）

ミチル「ゴホッ…、ゴホッ…！」

ナナ「っ！」

ナナ（脱水症状まで出てるな。このままだと本当に命に関わるかもしれない…）

ナナ（一体何が…？）

ナナ「…っ」

ナナ（そうだ。助けるわけではない）

ナナ（回復させて、何が起こったのか説明させなければ…）

ナナ（昨日から、怪しげな顔をしていた疑惑も残っているし…）

ナナ「先生、すみません」

ナナ「ミチルちゃんが熱を出してしまっていまして…」 

先生「えっ、それは大変…！」

ナナ「お医者さんはどちらでしょう？入学の時の資料に書いてましたが、島に１名常駐していらっしゃると…」 

先生「あいにく…今ちょっと本土に帰ってらしゃるね…」

ナナ「そう言えば、他の先生方の姿も…」

先生「早めに職員寮に戻っているだけだよ。事件とは関係ないさ。ホントホント…。心配しないで、ははは…」

ナナ（私のせいか…）

先生「僕がこんな事言うのもなんだけど、小野寺くんを頼ってみるのはどうかな？」

ナナ「…」

キョウヤ「スマンが、しばらく手が離せん」

ナナ「もしかして、石井さんの遺体を…？」 

キョウヤ「死亡推定時刻の裏を取りたくてな」

ナナ「では、お薬なんか持っていませんか？ミチルちゃん、熱が高くて吐き気も酷いみたいで…」 

キョウヤ「あるが…。何がいい？」

ナナ「風邪なのかわかりませんが、とりあえずアセトアミノフェン系の経口薬を…」

キョウヤ「フッ…、詳しいんだな…」

ナナ「い、一般知識かと…」 

キョウヤ「まあ、わかった。ちょっと待ってろ」

ナナ「くっ…」

ナナ「臭い…」

ナナ（あとは、何より水だな。それに食塩と砂糖を少し…。栄養の為に野菜や卵も…）

ナナ「すみませーん！」

ナナ「すみませーん！開けてもらえませんかー！？」

ナナ（朝になって、また来てもいいんだが…）

ナナ「えいっ！」

ナナ「うっ…」

ナナ（能力者たちが図に乗るわけだ）

ナナ（こうした面倒をすっ飛ばして、時間を巻き戻したり、人を生き返らせたり…。できるんだろ…？）

（開錠する音）

ミチル「はぁ…はぁ…はぁ…」

キョウヤ「すまん、遅くなった」

キョウヤ「容体はどうだ？」

ナナ「わかりません…」

キョウヤ「…」

ナナ「どうでした？」

キョウヤ「わからん。体に悪い菌が入ったとかそういう感じじゃない。ちゃんとした施設で見てもらった方がいい」

キョウヤ「一先ず定期的に呼びかけろ。意識が混濁してるのがマズい」 

ナナ「はい」

ナナ「ミチルちゃん！ミチルちゃん！」

キョウヤ「…」

キョウヤ「ところで、部屋がちょっと荒れているが…」 

ナナ「ああ、それは…」

ナナ「ミチルちゃんの着替えを探して、私が…」 

キョウヤ「ほう…」

キョウヤ（机の引き出しに、着替えは入ってないだろう…）

ナナ「ミチルちゃん！ミチルちゃん！」

キョウヤ（犬飼が俺を訪ねて来た時、何か言いたげだった）

キョウヤ（柊と喧嘩したような気配もあった）

キョウヤ（柊の犯行に気付いたのかと期待したが…。違ったか…）

ナナ「ミチルちゃん！」

ナナ（まったく…。手間を掛けさせる。丸一日無駄にしてしまったじゃないか）

ナナ（殺人事件が起きて、キョウヤの注意がそっちに向いている。今がチャンスだと言うのに…）

ナナ（早く目を覚ませ…）

子分Ａ「おっかねぇよな～。石井の奴、首切られてたじゃん？」

キョウヤ「石井から見て、左から右にザクッとな。背中にも一撃入れられているが」

子分Ａ「そういや最近、学校の近くで兎とか犬の死体を見たな…」 

キョウヤ「ほう…？」

子分Ａ「首切られてたよ～。惨いよな～。同じ敵がやったんじゃね？」

キョウヤ「まあしかし、お前さん方よく５時間もモグオの説教を聞いてられるな？」

子分Ａ「全くだよ…。正座続きで足は痺れるし、モグオさんの声はでかくて頭痛くなるし…」

キョウヤ「モグオの声は、隣の部屋に届くほど大きかったのか？」 

子分Ａ「そりゃ苦情来るほどだからな～」

キョウヤ「よく子分やってるな」

子分Ａ「あれでカッコいいとこあるんだよ」

子分Ａ「…って、お前さっきから何してんだ？」

キョウヤ「今時の男子が、どんなオサレアイテムで着飾ってるのか…。知りたくてな」

子分Ａ「勝手に人の部屋漁るんじゃねぇよ！」 

キョウヤ（まあ凶器がひょっこり出てきたりは…しないだろうな…）

ミチル「はぁ…はぁ…」

ナナ「はぁ…」

ナナ（良かった…。熱は引いてきているみたいだな。吐き気も収まっている）

ナナ「ぁ…」

ナナ（良かった…？）

（ノックの音）

ナナ「どうしました…？」 

フウコ「いえ…。その後、事件の方はどうなったかなと…」

ナナ「キョウヤさんにお任せしています。私の方は、ミチルちゃんに掛かりっきりでして」

フウコ「犬飼さんの傷の具合はどうでしょう？」

ナナ「傷の具合…？何故ミチルちゃんが怪我をしたと思ったのですか？」

フウコ「ああ、いえ…。その…てっきりリュウジさんの事件と関係しているのかと…」 

ナナ「なるほど」

ナナ「石井さんの事で、頭がいっぱいなんですね」

フウコ「柊さんも大丈夫ですか？顔色が優れませんが、何も召し上がってないのでは？」

フウコ「よろしければ少しの間、私が犬飼さんを見てましょうか？どうぞお休みになって下さい」

ナナ「大丈夫です」 

フウコ「でも、看病している側が体調を崩してしまっては…」

ナナ「空野さんも、恋人が亡くなられてショックを受けているでしょうに」 

フウコ「わかりました」

フウコ「犬飼さん、早く良くなるといいですね」

ナナ（仮にミチルが、石井リュウジの事件に関わっていたとする。空野は口封じの為にミチルを…？）

ナナ（だとすると、尚更ミチルから目が離せない）

ナナ（いや、わからない。わからないから…）

ナナ（早く起きろ…）

ナナ「ミチルちゃん。起きて…」 

ミチル「ぅ…」

ナナ「気が付きました？」

ミチル「ナナしゃん…？」

ナナ「お風呂場で倒れてたんですよ？」 

ミチル「ナナしゃんが私を助けて…」

ミチル「えとっ、私…。猫しゃんの傷口を治して…」 

ナナ「猫？」

ミチル「お部屋に戻ったら、猫しゃんが２匹いたんです。一匹は首に酷い怪我をしていまして…。もう一匹が傍でニャーニャーと…」

ミチル「まるで助けてやってくれと言わんばかりに、鳴いてまして…」

ナナ（猫…。橘か…？）

ミチル「治療は間に合って、猫しゃんたちは元気に部屋を出て行ったんですが…」

ミチル「その後、急に寒くなってお風呂に入ったんです」

ミチル「そしたら、段々意識が薄れて…」

ナナ「襲われたのかと思っていました。つまり気を失っていたのは、能力の代償なんでしょうか？」

ミチル「かもしれません…」

ナナ「ちょっと気になっていたんですが、前から考え込む様な顔をしていたのは、単に体調が悪かったのだと…？」

ミチル「え？」

ミチル「あ、多分そうです。近頃ちょっとふらつく事がありまして…」

ナナ「キョウヤさんのお部屋に伺ったとか？」

ミチル「それは…。何かお薬でも貰えないかなーと…」

ナナ（なんだ…全く…。事件とも無関係の様だし、人騒がせな奴だ）

ナナ「一先ず無理せず休んで下さい」

ミチル「…！」

ミチル「ナナしゃん、怪我を…」

ナナ「…っ！！」

ナナ「こんな怪我は放っておいても治りますっ！！能力を使うと寿命が縮むんでしょうにっ！！だから倒れてたんじゃないんですかっ！！？」

ナナ「丸一日寝込んでたんですよっ！？」

ミチル「ご、ごめんなさい…。つい…」

ミチル「えと…ずっと傍にいてくれたんですか…？ナナしゃん…」

ナナ「…」

ナナ「人の心配をする余裕があるなら、もう大丈夫でしょう。熱もないみたいですし」

ナナ「顔でも洗ってきたらどうですか？髪もぼさぼさですよ？」

ミチル「ナナしゃんもぼさぼさです…」

ナナ「え…？」

ナナ「あ…」

ナナ「あ、あれ…？絡まりが酷くて…。あれれ…？いつの間にこんな事に…」

ミチル「ふふふっ…」

ナナ「な、何がおかしいんですか？」

ミチル「ご、ごめんなさい」

ミチル「ナナしゃん、いつもシャキッとしてるからギャップがおかしくて。不器用な所あるんだなぁと…。フフッ…」

ナナ「ぁぁ…」

ナナ「ミチルちゃんだって酷いもんです！」

ナナ「どれ…私がセットしてあげましょう！」

ミチル「ちょっと…」

ミチル「やめてください。ナナしゃんってば～…！」

ナナ「ほらっ！」

ナナ・ミチル「あはは…！」

ナナ・ミチル「あは、あははは…！」

ジン「逃げ出す前に聞きたまえ。私は、君が石井リュウジを始め、誰を殺そうともそれを非難するつもりはない」

ジン「人の事は言えない身だからね。ただ、私は動物が好きだ」

ジン「君が傷つけた猫を、ミチルちゃんに治療してもらおうと連れて行くくらいに」

ジン「その結果、彼女の寿命が縮むとはわかっていても、助けたいと思うくらいに…」

ジン「だから、動物をいたぶるのはやめたまえ」

ジン「私たちは皆同じ、人ならざる下等生物だろうに…」

ジン（ナナの端末にはロクな情報が無かった。電話は全て繋がらない仕様になっている。相手側が応答を断っていると言うわけではなく、元から無意味な連絡先なのだろう）

ジン（推定殺害人数というのも、客観的に見れば意味のない数字の羅列だ）

ジン（しかし、時に人は石ころをダイヤモンドだと思い込むことが出来る）

ジン（さて…、ナナに石ころを売りつけた悪徳商人は、どこで何をしているのかな？）

委員会「もう十分ではないかね？報告によれば、柊ナナは既に５、６人程度は殺しているとみていい」

委員会「少女にしてはよくやったものですなぁ。一人も殺せずに泣き寝入りして、かえって計画を遅滞させるものかと思っていました」

委員会「鶴岡先生のご指導の賜物ですな」

委員会「先日、島の教職員から救援要請がありましたが、本当に先生自ら視察に赴かれるのですかな？」

鶴岡「無論だ。ナナは俺の家族も同然なのだから…」

キョウヤ「よっ。モグオの使いっぱしりか？」

子分Ｃ「ああ、ちっす…。そうです。ジュース買って来いって」

キョウヤ「お前さんは、死んだ石井と仲が良かったそうだな」

子分Ｃ「ああ、はい」

子分Ｃ「よく合コン繋いでもらってました」

キョウヤ「石井には、空野の他に女の影があったのかなー？」

子分Ｃ「あ、いや…。とんでもない！石井くんは超硬派っすよ！前にコンパ、セッティングしてくれた時も…」

リュウジ『俺はええわ。お前らだけで楽しんどき』

子分Ｃ『そんな…。石井くんも来てくださいよ！』

リュウジ『フウコ弄っとる方が、おもろいからなぁ』

子分Ｃ『はぁ～…』

子分Ｃ「カッコ良くないすか？あんな眩しい人いないっすよ！頭いいし、ギャグセンあるし…」

子分Ｃ「なんつーか…」

子分Ｃ「ありえないくらい…いい人でしたね…」

キョウヤ「…」

ミチル「はむ…」

ミチル「ナナしゃんが作ってくれたスープ、美味しいです」

ナナ「本当ですか？」

ミチル「あ…。実は、ちょっとだけしょっぱいかもです…」

ナナ「熱があったせいで、味覚がまだ戻ってないんでしょうね～」

ミチル「えーー…」

ナナ「ふふっ…」

ナナ「嘘ですよ！すみません、料理は得意じゃないので」

ミチル「フフッ…」

ナナ（余計な時間を取られてしまった…）

ナナ（次は空野がいいだろうな…。自殺に見せかけて殺せないものだろうか）

ミチル「どちらへ？」

ナナ「リーダーとして、クラスの皆さんの様子を見に行こうかと」

ミチル「良ければもうちょっと居てもらえませんか？何故急に倒れたのか、自分でもわからなくて…」

ミチル「傍に居て欲しいなぁと…」

ミチル「そうだ。退屈でしょうからゲームでもしませんか？将棋だったらあります」

ナナ「わかりました。シャワーだけ浴びてきますね」

ナナ（一度…ミチルへの感情を殺すべきだ）

ナナ（昨日今日の私を、鶴岡さんがご覧になられたらと思うと、恐ろしい…）

キョウヤ「…」

キョウヤ「…」

キョウヤ「…」

ミチル「～～～」

ナナ「ミチルちゃんは…」

ナナ「どうしてそんなにいい人なんですか？」

ミチル「はい？」

ナナ「ずっと気になってまして…」

ナナ「貴方をイジメていた高梨さんだろうと、駆け足で助けようとしたじゃないですか？」

ミチル「それは…。どんな人でも助けなきゃって思うからです」

ナナ「ヒトミしゃんと言うのは？」

ミチル「えっ…どうして…」

ナナ「心の声が聞こえまして…」

ミチル「ああ、なるほど…。ヒトミしゃんと言うのは、私の恩人です」

ナナ「詳しく聞きたいです」

ミチル「えっと、長くなりますけど…」

ナナ「構いません」

ミチル「島に来る前…。３年くらい前でしょうか…」

ミチル「学校で、同じクラスの擦り傷を能力で直した事がありまして」

ミチル「そしたら、何でしょ…。それがいけなかったみたいなんですけど、女の子たちに…」

女子生徒『ミチルがタカシくんの足舐めてたんだって…』

女子生徒『キモ…』

女子生徒『能力者だからって、いい気になってるよね？』

女子生徒『早く戦争に行けばいいのに』

ミチル「能力なんて…無ければ良かったのに…」

犬「くーん…」

ミチル「ワンちゃんだ」

ミチル「あ…」

犬「はっ、はっ、はっ…！」

犬「わんわんわん！」

ミチル「あはは！」

ヒトミ「何してんだ？」

ミチル「それが、同じクラスの細川ヒトミしゃんだったんです」

ミチル「怖い人と評判で、男の人にも掴みかかってるの見た事あります！」」

ミチル「だから、私も真っ先に逃げようとしたんですが…」

ヒトミ「待て待て待て」

ミチル「うわー！」

ヒトミ「待てって。お前がこいつを助けてくれたのか？」

ミチル「ふんっふんっふんっ…」

ヒトミ「おぉ！」

ヒトミ「凄い能力じゃんか！色んな人を助けられるっ！」

ミチル「どうもそのワンちゃんは、普段からヒトミしゃんが可愛がっていたらしく…。その日を境に色々と助けてもらえるようになりました」

ヒトミ「おいっ！テメェ、ミチルの悪口言ってんじゃねぇぞ！コラァ！」

ヒトミ「ミチル！一緒に飯食おうぜ！」

ミチル「ぁ…」

ミチル「それまで、全然学校に来ない人だったのですが、私の為に来てくれるようになって…」

ヒトミ「実はさ、うちの母ちゃんが昨日から風邪ひいててさ。どうにかならないかな…？」

ナナ「ごめんなさい…。病気は治せないんです。はっきりとした外傷が見つかればいいんですが…」

ヒトミ「そうなのか。不思議なもんだな」

ヒトミ「でも、カッコいい能力だよ。ミチルの助けを待ってる人がいっぱいいると思うから」

ヒトミ「だからっ、もっと自信持てよ！」

ヒトミ「なっ！」

ミチル「ヒトミしゃんに背中を押してもらう形で、私は色んな人の怪我を治すようになりました。両親の病院で働いたり、遠い町の研究施設に出向いた事もあります」

ミチル「ヒトミしゃんとは疎遠になっていきました…。もともと不登校な人だったんですけど、私も忙しくしていましたので…」

ミチル「再会はちょっと意外でした」

ミチル「大怪我した人を助けた時、私倒れてしまったんです」

ミチル「その時になって、能力を使うと具合が悪くなる事を知ったんですが…。今度は私が病院に担ぎ込まれることになりました」

ヒトミ「よっ！」

ミチル「ヒトミしゃん？どうしてここに…」

ヒトミ「実はあたしもずっと入院しててさ」

ヒトミ「ちなみにこれ、カツラだったんだよ」

ミチル「ヒトミしゃんは、癌に冒されていたんです」

ミチル「それも、私と出会う前から…」

ミチル「不登校だったのが病気のせいだったんです。なのに…」

ミチル「うぅ…。私のために、私がイジメられないように学校に来てくれてたんですか？治療に専念しなきゃいけないのに…」

ヒトミ「ばっか…。お前、スナック菓子ばっか食べてたら早死にするって言うだろー。それと同じでさ」

ヒトミ「わかってはいるけど、ちょっとぐらい無理させたって大丈夫だろ」

ミチル「どうして…。どうしてそんなに良くしてくれたんですか？」

ヒトミ「ミチルだって、見ず知らずのあたしの犬、助けてくれただろ？そういうのカッコいいぜ」

ミチル「カッコいいのは、ヒトミしゃんですーっ！」

ヒトミ「だからさ、上手く言えないけど…。誰かの為に何かしよって思うから、カッコつけられるんだよ」

ヒトミ「ここでまた、お前に逢えて良かったよ」

ヒトミ「これでも一人の夜なんか、怖くて怖くて震えてるんだぜ」

ミチル「それから、ヒトミしゃんは亡くなりました」

ミチル「私の能力は、何の役にも立ちませんでした。だから…」

ミチル「だから…」

ミチル「頑張るんです」

ナナ「…っ」

ナナ「帰ります…」

ミチル「え？」

ナナ「…！」

ナナ「…っ」

ナナ「…」

ミチル「……ナナしゃん？」

ナナ「くっ…」