【感想】 リゼロ2期 7話(32話) オットーが有能すぎる　まさかのヒロイン枠だったか…

スバル「ぐっ…！がぁっ…！」

スバル「開けろ！俺を外へ出せ！開けるんだ！！」

スバル「ぐぅぅ…！」

ベアトリス「もう遅いのよ」 

スバル「くっ…」

スバル「遅い事なんてあるか！レムの所に…！」 

ベアトリス「お前があの部屋に戻る理由は…」

ベアトリス「たった今無くなったかしら」

スバル「……」

スバル「…！」

スバル「ふざけ…るな！」

スバル「お前…、何で俺を助けようとすんだよ！？」

ベアトリス「あんまりお前が無様で見てられないからなのよ」

スバル「何で俺なんだ！？助けようって思ってくれるなら…」

スバル「何で皆を…！お前なら出来たはずだっ！！」 

ベアトリス「ど、どうしてベティがそんな事…」

ベアトリス「ベティに誰かを助ける理由なんて、１つたりとも無いかしら」

スバル「それなら…俺を助ける理由だって無いだろうがっ！！誰が助けてくれなんて頼んだんだよっ！！」

ベアトリス「…っ」

スバル「自分が何したのかわかってるのか！？お前のせいで何もかも台無しになるかもしれねーんだぞ？」

スバル「何もかも上書きされて、この糞みたいな今が確定して、お前は俺を殺すべきだったんだよ！！」

ベアトリス「わからない…。わからないのよ」

スバル「ならいい。お前が救ってくれないなら…」

ベアトリス「！？ 」

スバル「っ…」

ベアトリス「だめぇ！」

スバル「お前…何で…？」 

ベアトリス「やらせないかしら。ここでお前を死なせるなんてっ」 

スバル「とっとと放せ！」

スバル「はぁ…はぁ…」

スバル「…！」

スバル「どうして…ここに…」

スバル「なんで…なんでお前がその本を、そんなに大事そうにする…？」

スバル「それは魔女教の奴らが持ってた本…じゃないよな。似てるだけだよな？」

スバル「どうして否定してくれないんだよ」

ベアトリス「その質問に答える様にベティは指示されてないのよ」 

スバル「その本に何が書いてある？何をしろって…」

ベアトリス「その質問も本に無いかしら」 

スバル「本に無きゃ何も出来ないのか？なら、前に俺を匿ってくれたのは…」

ベアトリス「その質問も…ないのよ」 

スバル「今こうして話してるのは…？死にかけた俺を助けようとしたのは…」 

ベアトリス「知らないっ！」

スバル「何もかもその本に書かれた通りでなきゃ、出来ないってのかよ！？」

ベアトリス「そうかしら。そうなのよ。何もかも全ては福音の導きに従うかしら。そうする事がベティの生きる意味で、そうする為だけにベティはいるのよ」

スバル「俺を助けようとしたのも、本にそうしろって書いてたからか？呪いを受けた俺を助けたのも、ひとりじゃ立てなかった俺に手を貸してくれたのも、ふざけて怒鳴りあって馬鹿みたいにはしゃいだ時間も…」

ベアトリス「だからっ！」

ベアトリス「そうだって言ってるかしら！！これまでベティがしてきた事、見た事、言ってきた事、全部ここに記されている事なのよ！お前なんかが、ベティの心を動かせるはずなんて無いかしら！」

ベアトリス「思い上がるんじゃないのよ、人間！」

ベアトリス「ベティの全てはお母さまの為に！お前なんか、お前なんか…」

ベアトリス「人間！人間！人間！」

ベアトリス「ベティに触れるな、人間！お前なんか知らないかしら、人間！嫌い！嫌い！」

ベアトリス「大嫌いっ！」

スバル「ぅっ…」

ベアトリス「はぁ…はぁ…」

スバル「あの時…俺は嬉しかったんだ…」

スバル「！」

エルザ「残念ね」

スバル「ぐ…ぅぅ…」

エルザ「ん…？あら…」 

スバル「ベア…トリス…」

エルザ「素敵。大事にされてるのね。ウフフフ…」

スバル「はっ…」

スバル「ゴホッ…ゴホッ…ゲホッ…」

スバル「エミリア…」

スバル「リスタート地点、変更なし…。3度目か…」

エミリア「ぅ…嫌っ…！」 

スバル「エミリア！」

エミリア「違うの！私じゃ…助けてっ、パック…パック！」

スバル「エミリア！しっかりしろ！」

スバル「エミリア！」 

エミリア「…！」

エミリア「スバル…」

エミリア「ごめんね…スバル。私、取り乱しちゃって」

スバル「なぁに、大丈夫だよ！」

エミリア「でも、私…」

 スバル「今日はゆっくり休んで、明日また話そう？」

エミリア「…うん」

スバル「ラム、エミリアを頼む」

スバル「はぁ…、あとはロズワールと話し合いだ。前回聞けなかったベアトリスの事も絶対聞き出さねぇと…」 

オットー「ナツキさん…？聞いてますか？」

スバル「ぉ…」 

オットー「ナツキさん、大丈夫ですか？」

スバル「モチのロン！元気元気！絶好調だっつーの！どっか変に見えますかよ？」 

オットー「いいえ。どこも変には見えません。とても落ち着いて見えます」

スバル「だろー？それなら…」

オットー「エミリア様があの状態で…です。それが返って、危うくありませんか？」

スバル「…お前は俺が落ち着きすぎてるって思うわけか」

オットー「そうです。悪い事じゃないと思います。ですが…」

スバル「いや、お前のおかげで自信が持てた。ありがとうよ、オットー」

オットー「え？」 

スバル「あれだけ色々あっても、冷静にものが考えられてるって証拠だからな」

オットー「いや、その…。落ち着いて見える事と、冷静に行動できる事との間には、非常に大きくて深い溝があるのではないかと、僕は思ったりするのですが」

スバル「相手はあのロズワールだ。今度ははぐらかされてる場合じゃねぇ」

ガーフィール「よぉ、ちょっといいか？」 

スバル「ガーフィールか。お前もよくよくパターン化されない奴だなぁ」

ガーフィール「あぁ？」

スバル「前はこっちが呼び止めなきゃ、さっさと帰ってたろって話。俺は大事な用事があるんだがな～」

ガーフィール「はぁ？あのヤローとの悪だくみだろうが？」 

スバル「悪だくみ扱いするなよ。…で、用事だろ？聖域に関係ある話か？」

ガーフィール「俺様がてめぇと他に、何の話すると思ってんだよ！」

スバル「ラムのリサーチがしたいかもしれねぇじゃん？好みのタイプは背が高くて、ピエロっぽい化粧…」

ガーフィール「やめろや！聞かんでもう気が見える…」

スバル「って訳で、俺たちはこれから恋バナしてくる！」 

オットー「ナツキさん！でも…」

スバル「頼む、オットー。また明日だ」

オットー「わかりましたよ…。じゃあ明日、辺境伯の事よろしくお願いしますよー？」

ガーフィール「場所変えるから付いて来いや！」

スバル「また違う展開じゃねぇかよ…」

スバル「お前さ、フレデリカとはどのくらい会ってないんだ？」

ガーフィール「何でそんな事、てめぇに話さなきゃならないんだよ…」

スバル「ダメ元で聞いてみただけだ」 

ガーフィール「はっ、アイツはここから出てったんだ。もう関係ねぇんだよ」

スバル「そこだよ。お前とフレデリカが姉弟なのはわかってる。だったらフレデリカも混血で条件は同じ。なのに、何で外にいる？」

ガーフィール「聞いてどうなる？結界は試練を超えなきゃ開けねぇ。それは変わんねぇぞ」 

スバル「知っておけば選択肢が増える。俺は情報を全部入手してから、クリア方法の為に頭を悩ませたいタイプなんだよ」

ガーフィール「着くぜ」

スバル「ぉ…？」

スバル「俺に用があったのはリューズさん？」

リューズ「そう取ってもらっても構わんよ。ガー坊はワシの付き添いじゃな」

スバル「ここはリューズさんの憩いの場所？そんな場所に招待されるなんて、これは秘密を打ち明けられる機会も近いか～？」

リューズ「調子の良い事を言いよるわい」

スバル「それで？さっきの質問、リューズさんは答えてくれるか？」 

リューズ「フレデリカが聖域を出られた理由じゃな。それを知ってスー坊はどうするつもりなんじゃ？」

スバル「それを使って、聖域の人たちを結界の外に連れ出す。それなら試練を受けなくてもＯＫなんだろ？」

リューズ「理屈の上ではそうなるのぉ。しかし、頑なに試練を避けるのは…」

スバル「エミリアに試練を受けさせたくない。それは完全に俺の我儘だ」

リューズ「試練はそれでいいかもしれん。だが苦難と相対する度、逃げ続けるわけに…」

スバル「逃げ続けるって話はしてねぇよ。今じゃなくても、エミリアはいずれ必ず過去と向き合う」 

リューズ「逃がそうとするのに、一番苦しい所からだけは逃がしてやらんのじゃな」

スバル「逃げずに打ち勝ってくれるって、あの子にゾッコンな俺は信じ込んでっからね～」

ガーフィール「ちっ…」

ガーフィール「ババア言ってやれや！ガッドギーグアッドゼアッドの山籠もりと同じだってなー！」

スバル「ありがたいけど、何言われたのかさっぱりわからねぇ…」

リューズ「ガー坊が言いたいのは、都合のいい抜け道など無いという話よ。フレデリカが出られたのは、例外的な事じゃ。あの子は結界に囚われる条件を満たしておらん」

スバル「結界に囚われる条件？ハーフって事以外に何かあるのか？」 

リューズ「いいや、例外はない」 

スバル「じゃあ…」

リューズ「結界が混血を判別する基準が『血の濃さ』なんじゃ。人と亜の血が同等に濃ければ、結界に囚われる。しかし…」 

スバル「ハーフ以下…。クウォーターとかなら結界に掛からない」

スバル「つまり…」 

ガーフィール「父親が違げぇんだ」

ガーフィール「俺様はガーフィール＝ティンゼル。あいつとは名乗ってる性も違うはずだぜ」

フレデリカ『フレデリカ＝バウマンですわ』

リューズ「人の母と混血の父の間の子じゃ。故に森を自由に出入り出来る」

ガーフィール「はっ、自由に出入り？笑わせんな！10年間、一度も戻って来やしねぇじゃねぇか。フレデリカはここを捨てたんだよっ！」

リューズ「ガー坊…」

ガーフィール「けっ…」

リューズ「という訳じゃ。長引かせた割に実りのない話ですまんかったの」 

スバル「いや…？使えない選択肢がいつまでも残り続けるよりは、ずっと良かった。でも、これで結局試練かぁ…」

スバル「ガーフィール。リューズさん。実は俺から提案がある」

リューズ「提案とな…？」

スバル「ロズワールとエミリアにはこれから了解を取るんだが、すげぇ大事な話だから口外しないでくれると助かる」

ガーフィール「ぁ？」

リューズ「わかった…。ワシらは口外せん。何なりと話すがいい」

スバル「試練はエミリアの代わりに俺が受ける」

ガーフィール「はぁ？」

リューズ「な…」

スバル「エミリアを助けに墓所に入った時、俺は無事だっただろ」

スバル「それは俺に試練を受ける資格があったからで、さらに言えば試練を突破したからだ」

ガーフィール「試練を超えた！？」

スバル「ややこしい事になった…。そう思ってるか？リューズさん」

リューズ「一言一句、心中をなぞられては否定できんな。しかし、スー坊の言い分はわかった」

リューズ「スー坊や、ワシからも大事な話がある…」 

スバル「なんだ？」

リューズ「ここで、スー坊には大人しくしてもらわねばならんという事じゃ」

スバル「あ？」

スバル「…っ！」

リューズ「どうして…と思っておるじゃろうな。しかし、許しはこわんよ。約束は守る。口外はせん」

リューズ「リューズ＝シーマの名に懸けて誓おう」

スバル「…！」

スバル「…？…っ！…っ！」

ガーフィール「目覚めたか。外してやる。先に言っとくが、助け呼んでも無駄だぜ」

スバル「誰かっーー！！」

ガーフィール「無駄だってよー！ここは聖域の誰も知らねぇ場所だ！」

スバル「ぐっ！」

ガーフィール「死にたがり野郎には助けは必要ねぇだろが。あぁ？」

スバル「何言ってるのかわからねぇよ」 

ガーフィール「てめぇらは揃いも揃って、頭がおかしいって有名だからな！」

スバル「待て！本気で話が…」

ガーフィール「とぼけるな！そんだけ体中から瘴気ばらまきやがって、魔女教徒が！」

ガーフィール「墓所を出た時から、匂いが濃くなってやがった」

ガーフィール「瘴気の濃い奴は、稀に居やがる。だから何もしねぇってなら、見逃すつもりだったが、お姫様の代わりに試練を受けるだぁ？冗談じゃねぇ！」

スバル「俺から…魔女の残り香…」

ガーフィール「へっ！面白れぇ呼び方じゃねぇか。しっくりくるぜ」

ガーフィール「魔女の残り香っ！」

スバル「がっ！」

ガーフィール「墓所に入って何がしてぇ？何企んでる？魔女の墓場だ。ロクな事にならねぇ」 

スバル「それならどうして俺を閉じ込めておく？何で始末しない？」

ガーフィール「へっ、てめぇが上手く周りの奴らに取り入ってるやがっからだろうが！」

ガーフィール「迂闊に手出しして、テスラ砦の陥落みてぇに暴発されるのはごめんだぁ！」 

スバル「じゃあどうするつもりだ！？」

ガーフィール「ひとまずエミリア様次第…って言っといてやる！」

スバル「ぐっ…！」

スバル「っ！」

ガーフィール「させねぇよ！！自決も許さねぇ！てめぇが何考えてやがるか知れたもんじゃねぇがな」

ガーフィール「俺様がてめぇの一番気にくわねぇのが、その態度だよ。その目が、ロズワールの野郎にそっくりでやがる。おかしな真似すんじゃねぇぞ！」

村人「スバル様ー！スバル様―！」

エミリア「スバル―！！」

ラム「ふぅ…」

エミリア「ラム、どう？」 

ラム「残念ですが…」

ガーフィール「夜の迷い森に１人で入ったら、そう簡単に出てこれねぇからな」 

オットー「１人で？」

ガーフィール「あ！？」

 オットー「あ…いえ…」

エミリア「パック…どうして出てきてくれないの…」

オットー「兄ちゃん、ちょっと面貸せや…」 

オットー「え…？」

オットー「…くっ！」

ガーフィール「余計な事を言うんじゃね。そうすりゃ…」

オットー「ぁぁ…」

スバル（馬鹿みたいに強く締めやがって…）

スバル（こんなところで足止め食らってる場合じゃねぇんだよ。考えろ…。今わかってるのは、襲撃は屋敷に誰かが帰り着くのも待って行われる事。現時点では最長で５日…）

スバル（お前はホントに福音書に従ってきただけなのかよ…）

ベアトリス『だから！そうだって言ってるかしらっ！！』

スバル（例えそうだとしても、今は無性にお前の声が聞きたい…）

スバル「…っ！…っ！」

スバル「ぐぅっ…！ぐっ…！」

オットー「酷い状態とは思ってましたが、これは思った以上に厳しそうですね」

オットー「おっと、声は上げないで下さい。かなり危ない橋を渡って来てるので、ここで見張りに捕まるのは御免です。お互い、諦めは悪いたちでしょ？」

スバル「…ぁ」

オットー「何はともあれ、生きててくれてほっとしましたよ～。ナツキさん」

スバル「いま何日経ってる？」 

オットー「あれから３日です。外は夜。試練の時間です」

スバル「３日！？それに試練もまだ続けてんのか？」 

オットー「エミリア様も考えあっての事ですよ」 

スバル「俺がいない間、何があったんだ？」

オットー「ナツキさんの失踪はすぐに広まり、集落は慌ただしくなりました。特にエミリア様の取り乱し様が大きくて、翌日は試練への挑戦を見送られた程です」

スバル「エミリアが…」 

オットー「皆、手分けして捜索しましたが、ナツキさんは見つからず…」

オットー「そこで辺境伯がエミリア様に持ち掛けたんですよ。大規模な捜索隊を出す為に、聖域の開放を優先すべきだと…」

スバル「捜索隊…。それをエミリアが飲んだのか？」

オットー「辺境伯から正式な制約を貰ったとかで、それで昨日、今日とエミリア様は鬼気迫る様子で試練に挑まれました。それでも超えられない事に、いたく心を痛められているそうで…」

スバル「さっきからちょいちょい気になってるんだが…」 

オットー「はい？」

スバル「あ、いや…。何でお前も聞いてきたみたいな説明なんだ？」 

オットー「あ～…それ聞きますか？少し言いづらい事なんですが…」

オットー「実はですね、僕もガーフィールに目を付けられて、あちこち逃げ回ってる真っ最中なんですよ」

スバル「はぁ？」 

オットー「僕は御二人が最後に会ったのを見てたじゃないですか。当然、疑います。そしたら彼は言ってきました」

オットー「ナツキさんと彼が会っていた事を秘密にしていれば、危害は加えない…とね。見返りだと、魔石の類いも見せてきて」

スバル「なのに、それ断ったのか！？それでガーフィールに追っかけられてるのか？」

オットー「はい。だから、情報は全部逃げながら集めたもので…。聞いた話なんですよ」

オットー「まあ…威勢のいい選択の割に、グダグダなのはご愛敬ですが」

スバル「茶化すな！お前、バカだろ！何でそんな真似したんだ！？」

オットー「お…？」

スバル「ったく、助けに来てくれたのは本気でありがたいよ。正直、お前の顔見るまで死んだ方がマシぐらいに追い込まれてたからな」

スバル「でも、お前が俺に手を貸す理由が見つからない」

オットー「……」

オットー「あのですね、ナツキさん」

オットー「友人を助けようとするってのは、そんなにおかしな事ですかね？」

スバル「……ぁ？」

オットー「何でそんな驚き顔で固まってるんですか？この人…」 

スバル「いや、突然俺の知らない人が出てきて…。ユージンさんってのは…えっと･･･」

オットー「頭から尻まで結論が間違ってますよ！ユージンじゃなくて、友人っ！と・も・だ・ち！」

スバル「ともだち…。誰と誰が？」

オットー「僕とナツキさんがっ！」

オットー「確かに、僕がここに来たのは利害の一致がありますよ？油の事とか魔女教から助けてもらった事とか、辺境伯と会わせて頂くためとか…」

オットー「でも、そんな面倒取っ払ったら、僕はナツキさんをただの友人だと思ってますよ。普段の扱いには思う所もありますが…。それも、友人の距離感だってね…」

スバル「ぷっ…、くくく…」 

オットー「はい？」

スバル「ははははっ！」

スバル「と、友達！？友達か！あは、そっかそっか！オットーお前、俺と友達になりたかったのか！」

オットー「なっ…」

スバル「あははははは！友達！？ちきしょう…！」

スバル「オットー！！あはははは！」 

オットー「痛い！痛い！」

オットー「何するんですか！あー！言った僕が大馬鹿でしたよ！わかってましたって！ナツキさんが笑う事ぐらい！！」

スバル「いやいやいや、笑わずにいられるかよ！お前がおかしいんじゃない。自分の馬鹿さ加減が酷すぎて、呆れちまって笑うしかねぇんだ！」

スバル「ははは…」

オットー「ナツキさん…？」

スバル「悪かった。お前は俺の友達だよ、オットー」

スバル「助けに来てくれて、ありがとう」

『ＥＤ』

オットー「今ならガーフィールは墓所にいますし、ナツキさんを結界の外に逃がします」

スバル「問題はそれがやれるのか、だろ？」

オットー「その件に関しては、心配ご無用です。心強い協力者がいますから」 

スバル「協力者？」

ラム「待ちくたびれて老婆になるかと思ったわ」

ラム「もっとも…老いてもラムは可愛いけどね。はっ！」

ガーフィール「っ！」