【感想】 アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)』 7話 伏線まみれのアニオリダンジョン回 ダンジョンのし掛けが殺意高すぎ！

あっちゃん「もし生まれ変わることができるならあの子と友達になりたい」

カタリナ「うわあああああ！」

あっちゃん「きゃあああああ！？」

あっちゃん「う、うう…」

カタリナ「ごめんなさい死なないで！お尻で人を殺してしまうなんてえええ！」

あっちゃん「あの、私は大丈夫！」

カタリナ「ごめんなさいいいいい！」

あっちゃん「あの！！」

カタリナ「よかった！！どこか痛いところは？」

あっちゃん「いえ、大丈夫です」

カタリナ「本当に本当にごめんなさい！」

あっちゃん「気にしないでください！」

あっちゃん「それより何をしていたんですか？」

カタリナ「木の魅力に誘われて、どうしても登りたくなって」

カタリナ「調子に乗ったら足が滑ってしまったの」

あっちゃん「ええ….」

あっちゃん「あ、そうだ！！あなたにけがは？」

カタリナ「私は大丈夫！佐々木さんは優しいんだね～」

あっちゃん「どうして名前を…？」

カタリナ「佐々木あつこさんでしょ？私たち同じクラスじゃない！」

あっちゃん「私まだクラスの人の名前と顔を覚えてなくて…ごめんなさい」

カタリナ「そうなんだ！改めまして私の名前は…」

あっちゃん「あの子は私に新しい世界をくれた」

あっちゃん「賑やかで楽しい毎日」

あっちゃん「ずっと1人で本を読み、誰とも話してなかった日々が」

あっちゃん「嘘みたいだった」

カタリナ「あっちゃん…私はもうだめだ後のことは任せた…」

あっちゃん「何言ってるの？」

あっちゃん「まだ始めて10分も経ってないでしょ～そんなんじゃ高校浪人になっちゃうよ」

カタリナ「だって眠気が…」

カタリナ「きっとこの参考書には眠たくなる呪いがかけられているんだぁ～！」

あっちゃん「はぁ…」

あっちゃん「よし、合格したら私の秘蔵の乙女ゲームを思う存分やらせてあげる」

カタリナ「本当～！？ありがとうあっちゃん私絶対に高校に合格するよ！」

あっちゃん「どうする？うちに寄ってく？」

カタリナ「今日は帰るよ」

カタリナ「今日中に腹黒ドS王子を攻略したいんだよね」

あっちゃん「すっかりフォーチュンラバーにハマってるね」

あっちゃん「じゃあ頑張って」

カタリナ「うん！それじゃあまた明日！」

あっちゃん「当たり前に続くと思っていた日々…」

あっちゃん「終わりは突然やってきた」

あっちゃん「登校中、交通事故にあったそうだ」

あっちゃん「あの子はもう…戻ってこない」

あっちゃん「はっ….！」

あっちゃん「うぅ…最後のメッセージがこれって…」

あっちゃん「ううう…わあああああ！」

あっちゃん「これからあの子のいない日常を生きていく…」

あっちゃん「あの子がくれた新しい世界をちゃんと生きていく…だから…」

あっちゃん「もしこの命が尽きて新しい命に生まれ変わることができるなら、その時はもう1度あの子と友達になりたい」

ソフィア「どうして…私…」

カタリナ「よっこらせー！」

カタリナ「どっこいせー！」

ソフィア「カタリナ様！」

カタリナ「おはようソフィア！どうかしたの？」

ソフィア「とても悲しい夢を見て..カタリナ様に会いたくなったのです」

カタリナ「夢？」

ソフィア「はい、とてもとても悲しい内容だったのですが、どんな夢だったのかはよく覚えてないのですが…多分昔にあった出来事だと思います」

カタリナ「昔って…！」

ソフィア「小さい頃の夢ではなくて、それよりもずっと昔の…」

ソフィア「あ、私変なことをいってますよね！」

カタリナ「ううん、そんなことない！緊張していると夢見が悪い時があるのよね～」

ソフィア「緊張って？」

カタリナ「今日からテストが始まるでしょ？」

カタリナ「きっとソフィアは緊張しているから悲しい夢をみたのよ…でも大丈夫！緊張しているのは私も同じよ！

カタリナ「一緒にテストを頑張りましょう！」

ソフィア「はい！」

ハッピーカタリナ「テストなんて嫌～！ずっと遊んでたいわ」

真面目カタリナ「いつまで夏休み気分で遊んでいるんですか！テストで合格点を取らなければ2年生に進級できないのですよ！」

強気カタリナ「でも重要なのは進級できるかじゃないわ！この先破滅エンドを迎えてしまうかどうかよ！」

弱気カタリナ「今のところマリアが誰かに恋をしてる様子はなさそうです…」

ハッピーカタリナ「ひと夏の恋もなかったみたいね～」

真面目カタリナ「マリアの恋愛事情に関しては引き続き観察を続けましょう」

真面目カタリナ「ですが今はテストに集中すべきです、もし進級できないなんてことがあれば…」

カタリナ母「カタリナー！！」

真面目カタリナ「母の手にかけられ、破滅エンドを迎えることになりかねません…」

強気カタリナ「テストに集中しましょう…」

全員「異議なし！」

先生「今回実施する実技試験は古の遺跡の探索です」

先生「かつて大魔法使いが暮らしていたという遺跡の奥には魔力を宿す石が存在しています」

先生「その石を持ち帰ったチームが合格です」

メアリ「宝探しみたいなものですね！」

カタリナ「ええ！おもしろそう！」

先生「皆さん油断は禁物ですよ！」

先生「内部は迷路のように複雑に入り組んでいます、それだけでなく随所に様々なトラップが仕掛けられているのです」

マリア「トラップ！？」

ソフィア「大魔法使いが盗賊から魔法道具を守るためにトラップを仕掛けてたんだとか」

ソフィア「そのトラップが今も侵入者を阻んでいるそうです」

カタリナ「そんなところに生徒を放り込むんだ…」

先生「試験の補佐官として教師と2年生がいます、ですがくれぐれも気を抜かないように」

先生「皆さんの魔力とこれまで学んだ知識を活かして、遺跡の奥に進んでください」

先生「それではチームごとに決められた入り口に向かってください」

カタリナ「メアリたちはアラン様と同じチームよね？」

メアリ「ええ…カタリナさんと離れてしまうのはさみしいですが頑張りますわ！」

アラン「お前は色々と心配だからな…気をつけろよ」

カタリナ「はい！」

ソフィア「私たちのチームも頑張りましょうね！」

カタリナ「ええ！」

ジオルド「カタリナ遺跡の中では僕から離れないようにしてくださいね」

キース「姉さんの世話は僕にお任せを！」

ジオルド「君は本当にもれなくついてきますねキース」

キース「チーム分けは教師が決めたのですよジオルド様」

女子生徒「魔力なんてほとんどないくせに、周りに助けてもらえる人は楽でいいわね」

女子生徒「王子の力を借りてずるいですわ」

シリウス「みなさんお揃いですね？」

ニコル「聞いての通りこのテストは危険だ気を付けてくれ」

シリウス「頑張ってくださいね」

ソフィア「小説に出てくる舞台みたいですね」

カタリナ「暗くて不気味だわ～！」

キース「怖いなら手を繋ごうか？姉さん！」

ジオルド「エスコートするのは婚約者である僕の役目ですよキース？」

キース「姉を守るのは家族である僕の役目ですよジオルド様」

カタリナ「ん？」

カタリナ「これは何かな？」

ジオルド・キース「うわあああ！」

ジオルド・キース「ああ….」

カタリナ「どうしたの！？？」

全員「ん？」

全員「うわあああああ！」

キース「姉さん！？」

カタリナ「あー！ごめんごめん！」

ジオルド「危険ですからどこにも触れないようにしてください！」

カタリナ「ふぅ….」

カタリナ「ん？あれは？」

ソフィア「氷で先に進めませんわ！」

キース「でも他に道はないよ？ここを突破するしかないんじゃないかな」

ジオルド「なるほど…突破できるかどうか試されているということですね」

ジオルド「皆さん！危険ですから下がっていてください！」

ジオルド「はあああ！！」

全員「おおー！」

カタリナ「凄いですわ！ジオルド様！」

ソフィア「あ！見てください！」

ジオルド「急いで通り抜けましょう！」

全員「はい！」

メアリ「こんなに暗い場所で大丈夫かしらカタリナ様…」

アラン「ジオルドもいるから大丈夫だろう」

メアリ「それが心配なのですわ」

マリア「メアリ様！アラン様！あれは？」

メアリ「ん？」

メアリ「魔力を宿す石ですわ！」

マリア「これで合格ですね！」

アラン「あ…待て！！」

メアリ・マリア「えっ？」

マリア「まさか…これは？」

アラン「2人とも走れ！！」

メアリ「きゃああ！」

マリア「はっ…！」

アラン「怪我はないか？」

メアリ「ええ！私としたことがトラップにひっかかるなんてうかつでしたわ」

マリア「それにしても思った以上に危険なテストなんですね…」

カタリナ「う～ん」

カタリナ「どっちに行けばいいのかしら」

ソフィア「あ！何か書いてあります！」

ソフィア「これは古代文字ですね」

カタリナ「全然読めないわ！！」

キース「古代文字なら授業で習ったでしょ姉さん？でも所々文字が消えてるね」

キース「迷宮を彷徨いしもの、東に行けば..ああ続きが読めないなぁ」

ソフィア「私知ってます！東に行けば足踏みし西に行けば険しき道に苦戦する、冒険者だけが光の先に誘われる…」

ソフィア「これは詩の一節ですわ！」

カタリナ「さすがソフィア！」

ソフィア「以前読んだことがあるんです！でもどういう意味でしょうか？」

キース「険しい道だけど西に行けってことじゃないかな？」

ジオルド「そうですね、東は行き止まりなのかもしれません」

カタリナ「じゃあそっちから行かないと！」

キース・ジオルド「え？」

カタリナ「行き止まりから行くのが遺跡ダンジョンのお約束よ！宝箱があったりするんだから！」

キース「何を言ってるの姉さん？ほらいくよ」

カタリナ「ええ？ちょっと！」

ソフィア「行き止まりではありませんが、通れませんね…」

カタリナ「泳いで渡ればいいのよ！」

全員「何かいる！？」

カタリナ「どうすればいいの～！！」

キース「ここは僕に任せて姉さん！」

キース「はっ！」

ジオルド「なかなかやりますね！」

ソフィア「ええ！凄いですわ！」

カタリナ「ありがとうキース！」

キース「さあ、いきましょう！」

カタリナ「私もみんなの役に立ちたいな…」

ジオルド「えっ？」

カタリナ「はっ！！みんな危ない！」

カタリナ「いでよ！土ボコ！」

カタリナ「ふぅ…」

カタリナ「これで安心して通れるわよ！」

ソフィア「さすがですわカタリナ様！」

ジオルド「ええ…助かりました」

キース「凄いわ姉さん！」

カタリナ「土ボコが役に立ってよかったわ」

カタリナ「え？」

カタリナ「えっ？」

キース「姉さん！さがって！」

カタリナ「え、え、え、わあああ！？」

ジオルド「皆さん！けがはありませんか？」

ジオルド「って、え…カタリナ？」

キース「姉さんどこ！？」

ソフィア「え？」

カタリナ「痛たたた…ここどこ？」

カタリナ「どうしよう…みんなとはぐれちゃった！！」

カタリナ「ジオルド様ー！キース！ソフィアー！」

カタリナ「みんなどこ…？」

真面目カタリナ「迷子になるなんて想定外です！ゲームに関係ないところでうっかり破滅フラグを踏んでしまうとは！」

強気カタリナ「とにかく行動あるのみよ！出口を探して進みましょう！」

弱気カタリナ「むやみに動いて体力を使わない方がいいですよ」

弱気カタリナ「救助がくるのを待ちましょう」

強気カタリナ「何やってるの？」

ハッピーカタリナ「食べ物をさがしてるの～！食べ物があれば暫く持つでしょ～？」

ハッピーカタリナ「あ！はっけん～！」

全員「うげぇ！」

弱気カタリナ「さすがにそれを食べるのはちょっと…」

強気カタリナ「他にはないの？」

ハッピーカタリナ「あ！またまたはっけん！」

全員「おお！！」

カタリナ「おおおお！」

カタリナ「これで少しは持つわ！」

カタリナ「ここで破滅してなるものですか！」

カタリナ「ん？」

カタリナ「誰かいるの？待って！」

ソフィア「お兄様！」

ニコル「ソフィア？何かあったのか？」

ソフィア「カタリナ様とはぐれてしまったのです！」

ジオルド「僕たちがトラップに気を取られている隙にいなくなってしまったのです！」

キース「ニコル様、姉さんを見かけませんでしたか？」

ニコル「いや…こっちには来ていない」

アラン「どうした！？何かあったのか？」

ソフィア「皆さん！」

メアリ「カタリナ様が迷子に！？」

マリア「いったいどこに行ってしまったのでしょう」

アラン「トラップに引っかかってないといいのだが…」

ソフィア「今朝見た悲しい夢…もしかして…」

ニコル「大丈夫か？ソフィア」

ソフィア「嫌な予感がするのです！カタリナ様を見つけなければ！」

キース「嫌な予感って…」

メアリ「どこにいるの…」

メアリ「カタリナ様あああああ！」

ニコル「そうか…声！」

ニコル「今からカタリナの声を拾う」

キース「声を拾う！？一体どうやって？」

アラン「風の魔力か？」

ニコル「そうだ」

ニコル「風の魔力を使えば声がわかる、どこにいるか方角がわかるはずだ」

ジオルド「やってみてください」

ニコル「あぁ」

ソフィア「私も手伝います！」

ソフィア「ふぅ～」

カタリナ「おかしいな..確かに人の足音がしたんだけど」

カタリナ「ん？」

カタリナ「また見つけたわ…キノコ！！！」

ソフィア「はっ！」

ニコル「きのこ…？」

ソフィア「きのこ！今のは間違いなくカタリナ様の声です！」

アラン「きのこってどういうことだ？」

キース「まさか姉さん…きのこ…？」

メアリ「とにかく無事で良かったですわ！」

ジオルド「とにかく行きましょう！」

カタリナ「取りづらいなぁ…」

カタリナ「ん？」

カタリナ「あっ…！」

カタリナ「これだけあれば当分生きていけそうね！」

カタリナ「醬油があればいいんだけど…」

カタリナ「ん？」

カタリナ「誰かいるの？」

カタリナ「ええええ！？」

カタリナ「こんなところで…破滅してたまるものですか…」

カタリナ「うわああああ！！」

カタリナ「ソフィア！？」

カタリナ「手を放してソフィア！！」

ソフィア「嫌です放しません！絶対に絶対に！もうカタリナ様を失いたくないのです！」

カタリナ「きゃああ！？」

カタリナ「あてて…」

カタリナ「痛た…大丈夫？ソフィア」

ソフィア「はい…カタリナ様こそお怪我は？」

カタリナ「私は平気よ！」

ソフィア「う…」

ソフィア「よかったご無事で！！もうどこにも行かないでくださいカタリナ様！！」

カタリナ「ごめんね…どこにもいかないわ…」

カタリナ「助けてくれてありがとう…ソフィア」

カタリナ「今の竜巻はソフィアの魔力で？」

ソフィア「いいえ….私ではありません」

カタリナ「じゃあ何だったのかしら…？」

ジオルド「カタリナ！！」

キース「姉さん！」

ニコル「無事だったのか」

カタリナ「ええ！」

カタリナ「みんな来てくれたのね！」

メアリ「良かったですわカタリナ様！」

カタリナ「心配かけてごめんね…」

アラン「お前！その石は！！」

マリア「魔力が宿る石ですわ！！」

カタリナ「こ、これが…？」

ソフィア「やりましたね！カタリナ様！」

ソフィア「これがあればテスト合格です！」

マリア「それをどこで見つけたのですか？」

カタリナ「えっと…実は…」

カタリナ「お腹がすいてキノコ採りに夢中になっていたから」

カタリナ「これが魔力を宿す石だったとは気付かなかったのよね～」

アラン「ははははは！！！」

キース「はぁ…流石姉さん…」

ジオルド「どんな状況にあってもカタリナはたくましいですね」

マリア「はっ！」

マリア「今のは…？」

カタリナ「さあ！今日はキノコパーティーよ！」

アラン「それを食べるのか…？」

ジオルド「なんか毒々しい色をしてますけど…」

メアリ「はい！カタリナ様のお誘いなら命を落としてでも食べますわ！」

キース「そこまでしなくても…」

カタリナ「きのこ汁作るわよ！！」