【感想】 アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)』 6話 本編に加えギャグ全開のアニオリ濃過ぎる上にほかのキャラも出番盛られてて最高過ぎる！

カタリナ「夏休みがやってきた！」

カタリナ「今のところ破滅フラグは順調に回避できている」

カタリナ「でも油断は禁物だ」

トム「ん？」

トム「新作だ」

カタリナ「お～！完璧な仕上がりね！ありがとうトムさん！」

カタリナ「ふっ！」

カタリナ「てや！」

カタリナ「今の感じどう？」

アン「あの…これは一体…」

カタリナ「蛇のおもちゃを自然に投げる練習よ！いざという時が来たら、これで相手に隙を作るの！」

アン「いざという時とは？」

カタリナ「いざという時はいざという時よ！」

カタリナ「自然だったか見ておいてね！」

アン「はぁ….」

カタリナ「夏休みはいいわね！時間があるから好きな事が色々できて」

キース「好きな事っておもちゃを投げて遊ぶこと？宿題もあるんだから好きな事もほどほどにね」

カタリナ「次は畑仕事をしないとね！」

キース「はぁ…」

メイド長「お嬢様！お菓子を焼いたので宜しければ召し上がりませんか？」

カタリナ「お～！！！ありがとう～！！」

カタリナ「メイド長の手作りお菓子久しぶりね～」

メイド長「ふふふ…」

カタリナ「うん！美味しい～！」

カタリナ母「学園にいる間カタリナの世話をありがとう、大変だったでしょ？」

アン「いえ、そんなことは！」

カタリナ母「転んで頭をぶつけてからあの子はすっかり変わってしまったわ…わがままだった昔より問題児になってしまって」

アン「ですが、お嬢様のおかげで色んなことが変わりました」

アン「メイド長のジョーナさんも、庭師のトムさんも誰とも打ち解けることはなかったのにお嬢様の前ではとても楽しそうにしています」

アン「それに私も」

カタリナ母「そうね…あの子がいたから私も旦那様と本音で話合えるようになったわ」

カタリナ母「クラエス家が明るくなったのもあの子のおか..」

カタリナ「よっこらせーの！！！」

カタリナ母「明るくなったのはあの子の..」

カタリナ「どっこいせ～！！」

カタリナ母「むむ…..」

カタリナ母「あの子の…」

カタリナ「よっこらせ～の！どっこいせー！」

カタリナ「よっこらせ～の！」

カタリナ母「カタリナ！！その妙な掛け声はお止めなさい！！」

カタリナ「今年のスイカも甘くて美味しかったわね」

キース「うん…そうだね」

カタリナ「ふぅ～！風が気持ちよくて眠たくなってきた～」

キース「もう、姉さんそんなところで寝たら、またお母様に叱られるよ」

カタリナ「平気よ！芝生の上は気持ちいいからキースも寝てみたら？」

キース「僕はいいよ」

カタリナ「キース！」

カタリナ「あの木まで競争よ！」

キース「待って！」

キース「うう….！」

カタリナ「キース？」

キース「うう…うう…」

キースの夢「化け物！化け物！お前なんか出ていけ！」

キースの夢「愛人の子が！お前なんか出ていけ！」

カタリナ「キース！」

カタリナ「どうしたのキース！」

カタリナ「大丈夫？」

キース「うん…少し怖い夢を見ていたんだ…」

カタリナ「そっかぁ…」

キース「心配かけてごめんね」

カタリナ「大丈夫よキース！また怖い夢を見たら私が起こしてあげるからね！」

キース「うん…！」

カタリナ「くぅ～！」

キース「あれから悪夢にうなされることはなくなった、姉さんがそばにいてくれるから」

キース「ひぃ！！！」

カタリナ「ところてん食べたい」

キース「は？」

カタリナ「夏と言えばところてんでしょ！ってこの世界にはなかったっけ…？」

キース「またわけのわからないことを…」

カタリナ「ふっふふ～ん！」

カタリナ「いや～！今日も暑いわね～」

ジオルド「やあカタリナ」

カタリナ「ジオルド様！」

ジオルド「湖まで涼みに行きませんか？」

ジオルド「ふふ…」

ジオルド「それにしても毎日暑いですね」

カタリナ「そうですね～」

カタリナ（暑いのになんか近いような…）

ジオルド「おお？？」

カタリナ「なんで止まったのかしら？」

キース「失礼」

カタリナ「キース！？」

キース「はぁ…はぁ….姉さん無事！？」

カタリナ「無事ってどういうこと？ジオルド様と湖に遊びに行こうとしてるだけよ？」

キース「だけってそれが危ないんだよ」

カタリナ「今日は社交会の集まりに行ったんじゃないの？」

キース「行ったんだけどアラン様を見かけて」

アラン「ジオルドは1人で出かけたぞ」

キース「なっ！？」

カタリナ「それで追いかけてきたの？」

キース「うん…」

カタリナ「はっ！そうかキースは、どうしても私たちと一緒に出かけたかったわけね！」

カタリナ「あらあらあら！1人だけ置いていかれて寂しがっちゃって！」

カタリナ「だいぶ大人っぽくなったけど、まだまだ子供なのね～！」

カタリナ「わかったわキース！じゃああなたも一緒に行きましょうか！」

ジオルド「ええ！？」

キース「ふふふふふ….」

ジオルド「本当に君の執念深さにはびっくりですよキース…」

キース「いえいえ、それほどでも！」

カタリナ「ふふ…2人とも仲良しね」

カタリナ「あ！そうだわ！」

カタリナ「せっかくなら…！」

ジオルド・キース「え？」

カタリナ「素敵な場所ですねー！」

ジオルド「ええ、デートをするにはピッタリの場所ですが…」

ジオルド「こんなに大人数になるとは思っていませんでした」

カタリナ「せっかくなら皆一緒の方が楽しいと思いまして！」

メアリ「誘って頂いて嬉しいですわー！！」

メアリ「危うく抜け駆けされてしまうところでした」

ソフィア「私もカタリナ様と遠出ができてうれしいです！」

マリア「ええ本当に！連れてきてくださってありがとうございます！」

キース「ふふふ…」

カタリナ「あ！ボートがありますね！」

ジオルド「では、2人で乗りましょうか」

カタリナ「ええ！」

キース「姉さんに何かあったら大変ですから、僕も一緒に乗りますよ？」

ジオルド「ダメです定員オーバーです」

メアリ「カタリナ様！是非私と一緒に！」

メアリ「女子同士が一番ですわ..」

ソフィア「それなら私も乗りたいです！」

マリア「私も！！」

ジオルド「皆さんお忘れのようですが、カタリナは僕の婚約者ですよ…？」

キース「今は！！そうですね」

ジオルド「どういう意味でしょうか…？」

キース「いえいえ…」

カタリナ「何をもめているのかしら？」

アラン「俺にもわからん、そもそもボートとはそんなに楽しいものなのか？」

カタリナ「はぁ？ボートの楽しさをしらないなんて、まだまだお子様ですねアラン様」

アラン「何ぃ！？」

カタリナ「誰が一番ボートを早く漕げるか競争するのです！」

カタリナ「腕の力が勝敗を決めますから私自信がありますわ」

アラン「それなら俺の方が勝ち目があると思うぞ！」

カタリナ「なら久しぶりに勝負をしましょうか？」

アラン「挑戦するなら受けて立つ！」

マリア「ボートに乗るのは初めてです！」

ソフィア「魚ですよ～！」

マリア「わぁ～！！」

ジオルド「あぁ……」

ジオルド「なぜこうなるのか….」

キース「くじ引きで決めたから仕方がないですね！！」

ニコル「初めてにしては上手だな」

アラン「そうか？あいつにだけは負けられないからな…」

アラン「はっ！？」

カタリナ「ふふふふ～！」

カタリナ「お先にアラン様！」

メアリ「凄いですわカタリナ様！」

メアリ「素敵です～！！」

カタリナ「わぁあああ！」

カタリナ「美味しい～！！」

メアリ「本当にマリアさんはお菓子作りが上手ですわね～」

マリア「ありがとうございます！」

カタリナ「こうして皆で集まれて本当によかったわ！夏休み最高の思い出になりそうね！」

ソフィア「ええ！お兄様もとても楽しそうです！」

カタリナ「ええ！？」

カタリナ「そうは見えないけど…」

ソフィア「よく見て下さい！ほんの少し笑ってるでしょ？」

カタリナ「ええ！？」

カタリナ・メアリ・マリア「全然わからない…」

カタリナ「ちょ！！」

カタリナ「返しなさい！！逃がさないわよ！！」

キース「姉さんスカート！！」

アラン「少しは人の目を気にしろよ…」

ジオルド「ふふっ、まったくカタリナは…」

ニコル「昔はそんな風に笑うこともなかったな」

ジオルド「え？そうですか？」

ニコル「ああ」

ニコル「顔で笑っていてもいつもどこか退屈そうだった」

ジオルド「そうかもしれません…でもそれはニコルあなたも同じかもしれません」

ジオルド「あなたが笑うのは彼女の前だけですよ？」

ニコル「そんなことは…」

カタリナ「待てえええええ！！」

カタリナ「くぁ～…」

ジオルド「本当にどこまでも無防備すぎますよ…」

ジオルド「キース！クラエス家では一体どういう教育をされているのですか？」

キース「普通にちゃんとマナーの教育を受けてるはずなんですけど…」

キース「はぁ….」

キース「姉さん！出かけるの？」

キース「ええ！ソフィアと買い物に行くの！魔性の伯爵シリーズの最新刊が発売になったんですって」

真面目カタリナ「全く！夏休みに入ってから遊んでばかりじゃないですか！」

真面目カタリナ「休みの間からこそ！破滅エンド回避に向けて作戦を練るべきです！皆さんそう思いませんか？」

全員「へ、へへ～ん…」

真面目カタリナ「な、何をやってるのですか？」

ハッピーカタリナ「夏休みなんだから脳内会議もお休みだよ」

弱気カタリナ「どうせ破滅するのであればつかの間の休息を楽しむのもいいかもしれませんわ…」

強気カタリナ「たまには息抜きしないとね～」

議長カタリナ「異議なし」

真面目カタリナ「議長まで！！！」

真面目カタリナ「はっ！！」

真面目カタリナ「あ、あなたは…！？」

真面目カタリナ「おぉ…！」

ニコル「私と一緒にバカンスを楽しみましょう？」

真面目カタリナ「は、はい…！」

ソフィア「少し行ったところにおすすめの本屋さんがあるんですよ」

カタリナ「楽しみだわ～！」

カタリナ「皆注目している…」

カタリナ「どこに行っても美形兄弟は目立つわね～！」

カタリナ「あ、ここは何のお店かな？」

カタリナ「ちょっと寄ってみない？」

ソフィア「はい！！」

カタリナ「これソフィアに似合うと思うわ！」

ソフィア「カタリナ様はこちらがお似合いになると思います！」

カタリナ「そう！？」

カタリナ「ほおー！ロマンス小説がこんなに！」

ソフィア「知らない本が沢山あります！王子と敵国の王子の恋物語」

ソフィア「面白そうですわ！！」

カタリナ「中々ディープそうね…」

ソフィア「あ！ありました！魔性の伯爵シリーズの新刊です！」

カタリナ「ほんとだ！」

カタリナ「あ～早く読みたい！」

ソフィア「素敵ですね～！！」

カタリナ「はぁ、今日は本当に楽しかったわね」

ソフィア「なんだか、うんと昔にカタリナ様とこうして過ごしたようなことがある気がします..」

カタリナ「え？一緒に買い物に来たことはない気がするけど…」

ソフィア「そうですよね…きっと夢でも見ていたんだと思います」

ソフィア「あ、そうだ」

ソフィア「あの、1つ買い忘れたものがあるので私はちょっと買いに戻りますね！」

カタリナ「それなら私も…」

ソフィア「いいえ、使用人について来てもらうので大丈夫です！カタリナ様はここでお兄様と2人で！」

ソフィア「お待ちになってください！！」

ソフィア「お兄様、頑張ってください」

ソフィア「では！！」

カタリナ「ソフィア！？」

カタリナ「行っちゃいましたね…」

ニコル「そうだな」

ニコル「今日は本当にありがとう、街に来てあんな楽しそうにしているソフィアは初めてみた」

カタリナ「いえいえ！こっちのほうこそ楽しかったです！」

ニコル「カタリナ・クラエス」

カタリナ「え？」

ニコル「妹も俺も君に会うことができて本当に幸せだ」

カタリナ「あの…ニコル様？」

ニコル「ずっとは望めないがわかってる、だから今だけでいい…」

ニコル「君のそばにいさせてくれ」

カタリナ「ええええええ！？」

ソフィア「お待たせしましたー！ってどうなさいました！？」

カタリナ「魔性の伯爵….」

ソフィア「ふえ！？」

カタリナ「はぁ～あああ…」

カタリナ「そういえば、前にニコルは好きな人がいるって言ってたわ」

カタリナ「これほどの魅力があれば落とせない人はいないはずね…」

カタリナ「今日はご婦人方が多いわね…」

ソフィア「アラン様の演奏会がありますから」

カタリナ「ああ、それで！」

シリウス「こんばんは」

シリウス「皆さんも来ていたんですね」

キース「こんばんわ会長！」

カタリナ「夏休みに会長に会えるなんて嬉しいですわ」

シリウス「そう言って頂けて僕も嬉しいです」

（ピアノの音色）

全員「お？」

カタリナ「わぁ～！！」

（会場からの拍手）パチパチパチパチ

メアリ「どうぞアラン様！素晴らしい演奏でしたわ！」

アラン「あぁ、ありがとう」

カタリナ「最後の曲は初めて聞く曲でしたわね」

アラン「あぁ、あれは初めて選曲したからな..曲名は愛しい君に捧ぐだ」

カタリナ「では、好きな人を想って演奏されたのですね！」

アラン「な！？」

アラン「それはそうかもしれないが俺は別にそいつが好きなわけでは…」

カタリナ（この反応…はやり誰かを想って演奏したのね！相手はメアリかな？それともマリア？）

メアリ「アラン様！あちらでご令嬢たちがお待ちですわよ！早く行って差し上げた方が宜しいのでは」

アラン「あ、ああ、そうだな」

カタリナ「やっぱり婚約者がモテモテなのを見るのは嫌なのかな..？」

カタリナ「う！？」

カタリナ「なんて真剣な表情！！」

メアリ「危ないですわ、長年かけて意識させないように仕向けてきたのに、またあとでうやむやにさせておかなくては…」

メアリ「これ以上敵を増やすわけにはいけません！」

カタリナ「ゲームと違ってメアリはアランのことをそれほど好きじゃないと思ってたけど、いつものぞんざいな扱いは愛情の裏返しなのかも！」

カタリナ「アランの愛しい人がマリアじゃなくてメアリでありますように！」

他の令嬢「シリウス様にお会いできなくて寂しいですわ…」

他の令嬢「私もですわ…早く休みが終わってほしいですわ」

シリウス「あはは…ちょっと失礼」

シリウス「カタリナさん」

カタリナ「大人気ですね！会長」

シリウス「あはは、ありがとう」

カタリナ「そういえば会長はまだご婚約はされていないのですよね」

シリウス「ええまあ、婚約の話はあっても中々決められなくて」

カタリナ「もしかして誰か気になる人がいるとか？」

シリウス「気になる人…」

カタリナ「まずい！失礼な質問だったかな？」

カタリナ「あ、いえ….！」

シリウス「いませんよ」

カタリナ「え？」

シリウス「いませんよ気になる人なんて」

シリウス「あ、もうすぐダンスがはじまるねパートナーがあっちで待ってるよカタリナさん」

カタリナ「は、はい！それでは失礼します」

ジオルド「踊っていただけますか？カタリナ」

カタリナ「はい！」

メアリ「さあ、私たちも！アラン様」

アラン「ああ…」

カタリナ「助けてキース！！」

キース「あぁ…」

カタリナ「宿題これもこれも終わってないの！」

キース「全くの手つかずじゃないか！！」

キース「僕が何度聞いてもちゃんとやってるって言っておいて！」

カタリナ「少しはやっていたのよ！」

キース「それがこのほんの数行書かれている文字のこと？」

カタリナ「くっ…！」

カタリナ「すみません…」

キース「まあ姉さんの言葉なんかを信じて鵜吞みにした僕にも責任がある」

カタリナ「なんて…弟よ」

キース「とにかく！明日は学園に戻らないといけないから今日中になんとかしないと」

キース「僕も手伝うから！」

カタリナ「はい…」

キース「姉さん、こっちは終わったよ」

カタリナ「ありがとうキース！こっちもあと少しよ」

キース「手伝おうか？」

カタリナ「大丈夫！キースは寝て！」

キース「でも…」

カタリナ「いいからいいから！」

キース「わかった…じゃあ頑張ってね」

カタリナ「ええ！」

カタリナ「はぁ…」

カタリナ「前世でも夏休みの終わりはこうして宿題をしてたな…」

あっちゃん「フォーチュンラバーはどう！？進んだ？」

前世カタリナ「あぁ…」

前世カタリナ「俺様王子とチャラ男は攻略できたんだけど、腹黒ドS王子は中々難しくって」

前世カタリナ「カタリナの邪魔がすごいんだよね～」

あっちゃん「私はもう全部クリアしちゃった～」

前世カタリナ「え？もう！？」