なぜ『進撃の巨人』はこんなに流行ったんだろうか？

夢、希望とかが少ないし、けっこうグロいし、ビターエンドなのに、なぜ？

1話のインパクトと面白さ＋序盤のテンポの良さだと思う

>>2
アニメ1話の構成うますぎよな
テンポよすぎて、もっとキャラ深堀りしてぇ〜ってなったわん

超大型巨人のビジュアル人気とアニメ化

>>3
アンチとかではないけど、超大型ってビジュアル大衆受けするかな、
アニメ化まじで当たりよな、立体機動装置とアニメが組み合わせ良すぎ

アニメから入った勢なのでよく知らないんだけど、アニメの前ってどんな空気だったの？

>>4
自分もアニメ化から入った勢だから、アニメ化前の雰囲気知りたいでやんす

>>4
評価は高かったよ
でもエレンが巨人に！って流れはつまんねぇ！！って叩かれてた
アニメ化で安定して読まれるようになって
原作でのライナーサイゼリアで不動の人気を確立したイメージ

マーレ編入ってからはお祭り状態や

>>9
たしかに、漫画最大クラスの謎をあんなバラし方する作者は見たことがない
ここでこのバラシ方する作者はギャンブラーで天才だと思ったよ

アニメだと1話の後、訓練生時代を描いてから5年ぶりだなやるの良いよね

>>7
そうか漫画とアニメで構成が違うのか、たしかに分かりやすいかも

母親が無惨に食い殺されたりするから
グロダメな人にだいぶ避けられてた
ゴールデンカムイやチェンソーマンみたいな「一般ウケしないけどコアな人気が強い」って感じ

>>11
コアな漫画が陽の目をあびてきて正直うれしい
子どもの教育にはあれだけど

元から他と完成度が違うのとコラボしまくって知名度上げたから

>>12
たしかにコラボは多かったイメージ
よく企業もグロいのにコラボするな〜と思ってた

アニメ前はいわゆる漫画通が「絵がアレだし新人だから知らない人が多いだろうけどマジで面白い！　でも絵がアレだし結構グロいから人を選ぶ作品だとは言っておく。大衆ウケはしないかもしれない。でも俺はマジで好き」って大勢があちこちで言ってるイメージで、でも部数考えても普通に一般ウケしてた

>>14
そう！そこが謎
コアな漫画で終わらず、大衆受けしたのがまじで謎
漫画がうまいのか、時代背景なのか、アニメガチャ○なのか、それらすべてなのか

>>21
それら全てかなと思う
まずアニメがめっちゃ面白い
原作の絵がなーと言う欠点すら次第に覆った
何より「あれを倒して終わり」という漫画のあるあるが全否定されて誰も結末を予想できなかった

>>22
絵は上達したよな〜
もともと構成はうまかったけど

>>21
もともと漫画って「絵が上手いけど内容スカスカの作品」と「絵はアレだけど内容が濃い作品」なら後者の方が売れるのよ
でも絵って最初のハードルだから、アレだとなかなか手に取れない
そこでいわゆる漫画通が「面白いよ」と後押しする
絵がアレなのに面白いとあちこちから言われるということは相当のものだという確信が得られる
なので二の足を踏んでいた人たちが手に取り、実際面白いので口コミで広がっていく

絵がアレだからこそ、人に面白いと伝えたくなるし
絵がアレだからこそ、なるほどここまで押されるということは相当面白いんだなって確信される

そうやって人気の裾野を広げていって、アニメガチャ大当たりして爆発したイメージだな

>>30
なるほど、中身大事だな、たしかに信用ある口コミみて、見始めようかな〜とかあるもんね
時間かけてみた映画が面白くなかったらやだもんな

序盤はやっぱ巨大な敵に小さな人間が立ち向かう！みたいな単純明快なのがウケてたと思う
ただ巨人を殲滅すればいいわけじゃないって話になったあたりで脱落者は出たよね

>>15
ただその内容があまりにも作り込まれてたから新規ファンもきて古いファンも帰ってきてた
「はいはい巨人は人間でしょ?」
↓
「え、なんか今すごいとんでもないこと言わなかった？」

って感じで
進撃の巨人が普通の漫画じゃないって空気が少しづつわかってきた

>>15
そうなんよな、あきらかテーマが変わるから迷走するかなと思ってたら、人気落とさないから本当にすごい
テーマが変わるからこそファン層も厚かったのかな

欠点ではないけども
アニメ一期終わってから原作が王政編に
めっちゃ重要エピソードで後年評価されたけど
当時は「いいから巨人と戦えよ」と言われてた

>>17
そこで人気落とさなかったから、すごいんよな
後年評価だと連載中きびしそうだし
なにしろ月刊だから、なおのこと
連載中に打ち切りにならないのはすごいと思った

むしろ夢と希望があったから流行ったのでは？

>>20
希望とかみえそうでみえない、みたいなのがけっこう見受けられたからストレス感じた読者も多いのかな

懐かしいわ　エレンが巨人になってつまらん言うてたやつ何人も見たけど
（別につまらなくはないだろ…）ってずっと思ってたわ
あれはやつらの脊髄反射みたいなもんだったんだろうか

>>24
そうなんだよね
主人公怪物化、人vs人とか他の漫画で失敗してるのみてるから、なおのこと成功してよかった

>>24
非難意見は色々あるだろうけど
「怪物の正体は人間」
「絶望的な世界で逆転できそうな力」
という要素はありきたりな内容なのですわ
残酷な世界観ほどそう言う要素は厳しく言われる

インパクトのある展開が続いたからアニメとかで中途半端に知識ある層が戻ってきやすかったのもでかいよな
壁の外に行ったぞって序盤知ってれば気になるしかないし、エレンがラスボスになったぞって言われたらマジかってなるもん

実は敵が人間だったを失速せずに書いたのが凄い

それにしてもモンスターパニックものから第一次世界大戦風世界にポーンっと投げ出される気分はすごかったわ

たぶん勘違いして入った人がいる(本来のターゲット以外が入りこめた)のも強いかも
自分も当初タイトルだけを見て「主人公側の巨人が無双(進撃)する」or「主人公側が巨人相手に無双する」と勘違いして入ったクチなので…

最強キャラを苦戦させつつちゃんと最強として書く偉業
あと雑に嫌味なキャラがいない

>>32
そうなんよ！キャラ付けがうまい
一人一人が生きてる感じ
このキャラならこうゆうこと言うってなるからな
この漫画

仮に俺が作者なら壁の外の奴らが黒幕なのだで考えるのやめてると思うわ
あっちはあっちで地獄であいつらも巨人は怖いとかよく考えるわマジで

>>33
まさか自分たちが巨人族で少数民族で差別されてるとは思わんわ

ラストまで無垢の巨人は脅威の図式だけは変えないのも上手いよな

>>36
ある程度対処法は確立したけどそれでも脅威だしな

逆に後付け部分ってどこがあるんだろう？

>>39
超大型が骨格ごと消滅できるか否かとか登場しただけで大爆発するとかあの辺は結構変わった気がする
最初はエレンとか飛ばされるだけだったのに途中から爆弾みたいになってたし

>>40
確かにな
どう考えても初期の爆発よりやばくなってる

サシャの終盤まで生存は後付らしいけど信じられん…

>>41
後付じゃないところも、うまくつなげるよね作者さん

初期の絵の雑さがライナーとベルトルトの正体隠しに繋がったの面白い

>>43
あーたしかに漫画だと、鎧の巨人とか最初空気だった気がする

すごく単純化した話で言うけど

立体機動装置という設定が秀逸だった
空飛びながら刀振り回して巨大な敵と生身で戦うってシチュに血が沸るじゃん誰だって（デカ主語

>>44
その後大砲のが汎用性と破壊力あるよするのも好き

>>44
おれも、たぎったよ燃えるわ、あんなん

滅びの美学的(特攻的)なのもあると思う
巨悪（巨人）に立ち向かう兵士たち
スター・ウォーズの反乱軍しかり、鬼滅しかり、
命を繋いでいく、的な

アニメ一期の頃の勢いが特に凄かった記憶
普段そういうの見ないような人たちも進撃の話してたな

>>49
そうよね、どうせ最初の勢いだけで、
アニメ一期だけで完結まではいかないだろ
と思ってたのに、すごい

あと差別やその他世界情勢を扱って逃げなかったよね
ちゃんとエレンに八割踏みつぶすという選択をさせた

>>50
そうなんよな、普通主人公にそんな選択させるか？
とおもった
おれは好きだけど、大衆受けは、、、と思ったよ
だけど人気でさ
作者のそういう挑戦的なところもすきだわ

>>64
あの終わり方はアメコミのウォッチメン思い出した
そっちは後に続編でアンサーというかカウンターパンチ出してたけど

ゲームもクソ楽しかったな
立体機動ってものの完成度の高さを感じたわ

>>52
ゲーム、アニメと立体機動装置の組み合わせ相性良すぎぃ！いろんなゲームで立体機動装置とかスパイダーマン的な要素出してほしい

マーレ編辺りから面白いって噂しか聞かなくなったから読んだけど　
そこそこ長期連載な割にお話の完成度が高過ぎるわ

割と妥当な着地点だったと思うけど結構叩かれてたな
でも他に終わり方なんてあったか？

>>54
完全に踏みつぶすと島で争うから身内の平和ならあそこがベストなんだよね
あとの人間同士の戦争まではエレンには関係無い

>>57
さんざんやりあった同士が手を繋げるからこそ
島と大陸の和平の使者としてアルミンたちが最適なの
ほんとに構成が神がかってる
なんでこんな構成思いつくの？羨ましすぎる

ワンピースは黒い世界観やるんだけど解決や結末は露骨にぼかすのよね

全部わかって話全部見るとエレンが可哀想で仕方ない
まだ少年ですよ！

>>59
ほんとだよ！なんでミカサと結ばれないのぉって思ったよ

>>67
Xとかでもこういう意見多いのがちょっと意外なんだが
進撃って男女で仲良くても安易に恋愛させないところが評価さてれたと思ってたから
エレンとミカサも主人公とヒロインだからって恋愛させるんじゃなくてあくまで家族愛としてお互い大切に思ってる感じなのが受けてた印象だったし

アニメ化前からこの漫画面白いって評判だったし書店で平積みポップで押されてたのはなんかうっすら覚えてる

>>61
書店も推してたよな～超大型巨人のポップが印象的だったわ

まぁ他の漫画でもあるけども
登場キャラをちゃんとぶっ殺せる作者って尊敬するわ
俺なら可愛くなって殺せないもんモブでも

>>62
そうよね、普通漫画家なら
好きなキャラとか、後々の展開に使えるかもで　
フェードアウトさせないのよ
一度フェードアウトさせたら戻しづらい
しっかり最後まで構成練られてたからフェードアウトできたのかな
役目をおえたら、フェードアウトおーけー的な

諸悪の根源の虫もただ生きたい増えたいだけだったというオチ

>>63
そこはほんまに意思なくてよかったとおもう
ただの生き物でありそれ以上でも以下でもない

>>63
結局それを悪用するか良いことに使うかの人間の問題であって、つくづく人間ドラマな漫画だとおもったわ

まぁなんか良く分からんけど父親が黒幕なんだろ…って適当な考察してた頃が懐かしいわ

>>65
軽く流し読みしてたらライナー、鎧になるし
ほんとそこで、あっ、ちゃんと読まなきゃってなった

潜入任務で精神ボロボロとかいう斬新な敵

>>69
ボロボロで草、こどもだししゃーないね

凡人ならタイバー黒幕にして和解させちゃうわ

>>71
タイバー公も歴史の被害者だよな、、、ほんま

黒幕や悪作って日和るのだけはしなかったのが美しい
皆生きる為に当時のベストを尽くしてただけ

>>74
そうよな安易な悪役とかいなくて
人が生きてるからこそ生まれる、偏見、差別、争い
それらがあっただけ

怪物の正体は人間でした！
主人公も怪物になれます！
途中から身内間で争いが始まります！
政治パート始まります！
裏切者は実は精神異常で味方の様に振舞ってるだけでした！
最終的に主人公がラスボスになります！

何というか箇条書きすると凡作の臭いしかしない要素全部ぶっこんでここまで面白い漫画は今までになかったわ

>>76
うん、普通に打作になりそうよなぁ

>>76
精神分裂スパイライナーはさすがに叩かれそう

>>76
2番せんじというか進撃の人気にあやかろうとした後追い作品が軒並みだめになってるからな…

>>114
そうなんだよね進撃の巨人にならった作品なら
売れそうなもんだけど、進撃の巨人と売れなかった他のパニックものと違うのは、やっぱり上記のこれら諸々がなかったから、なんやろうか

最後のガスぶしゅ―も当然の抵抗だしな

ジークのハイテンションも二回見ると精神やられて無理矢理テンション上げてるそれ

>>81
安楽氏おじさんすこ

アニメ化前に「この漫画がすごい！」で上位に入ってた記憶がある

>>88
アニメ化前とはさすが

ビターエンドかは流行る前は分かんなかったでしょ

>>92
たしかに笑

ぶっちゃけマーレ編始まるまでは全く知らなかったし興味もあんまり無かった
ただ言っちゃ悪いけど100話の無断転載がyoutubeで流れてきてから凄いハマったし今も人生で一番の作品だったと思ってる

マーレ編で進撃の世界観が一変して興味なかった層を再度取り込んだおかげで再点火したのもデカい気がする

鎧の巨人の正体がライナーって今思うとデザインからバレバレな気がするけど当時はそうでもなかったんかな

>>95
当時は絵が下手なんで書き分け出来ないんだなってナチュラルにスルーされてたよ

なぜ流行ったのか

初期
・構想を聞かされていたマガジン編集がメチャクチャ宣伝に力を入れた
・正直絵が素人レベルなのに海千山千の編集部がこれだけ推すと言うことは、相当面白いんだろうと漫画通の興味を引いた
・漫画通が読んで、あちこちで絶賛した

・絵はアレだがストーリー展開と構図が上手く、読む時にストレスがない
・残酷な世界設定でグロい描写も多いが、絵が下手なせいで割とサクサク読めてしまう
・下手なお色気や無駄なロマンスがなく、老若男女が読める
・残酷でシリアスで救いのない話だが、合間合間にギャグが入るおかげで気分が沈みきらない

・立体機動装置という稀代の発明。文句なしにかっこいい。
・絵は下手だが構図が上手いので戦闘シーンが臨場感があって本当にかっこいい

・人間の描写が上手い。綺麗事だけじゃない深みがある
・キャラクターに魅力がある。各々自分の美学や意志があり、感情移入しやすい
・とにかく台詞回しが上手い

・引きがうまくて続きが気になる

・アニメ化ガチャ大成功。絵で忌避していた層が一気に食いつく

・最初から練りに練っていたので設定に破綻がなく、一つの謎が判明すると次の謎、と考察が終わらない

・おまけに作者の絵もどんどん洗練されていく

個人的にはこんな感じかな

>>97
まとめるとこんな感じよな
やっぱり一つの要素っていうより
色んな要素が絡み合って神作になった
震災や不景気とかの背景事情もありそう

下手に夢みがちな漫画じゃなかったから
現実をみさせてくれる、自分を奮い立たせてくれたバイブル的な漫画です
個人的にご都合主義とか不快感がなくてよかった

人は残酷なものが見たいんだよ

>>98
こころの中にグロス曹長がおったわw

単行本一巻の表紙めちゃくちゃキャッチーだと思う

ムカつく無能がいないのも良いよね
みんな必死に生きて死ぬだけで…

>>100
個人的にはこれがでかい
誰かを持ち上げるためのキャラみたいのがいなくて、それぞれが置かれた環境の中で自分に出来る最善を尽くしてるのがいい

話の筋が通ってたのが良かった
変に誰かを無能にして踏み台にするんじゃなくてみんなそれぞれ罪はあるが作者が上から目線で断罪するようなことは無かった

>>101
無能作って踏み台にするストーリー作りは
漫画家にとって
これほど楽な事はないっすわ笑

一話試し読みしたときは正直パニックホラー的なよくある最初がピークの出落ち漫画だと思った
ただ出落ちって注目を集めるにはうってつけの手法でもあるよな
そんで出落ちで集めた注目を裏切らない話の作り込みで多くの読者にこいつは出落ち漫画じゃねぇ本物だってわからせたのが広く流行った要因じゃないかと思う

パラディ島まではライナーやジークを「なんて悪い奴らなんだ」と思ってたけど
マーレ編以降彼らのことが憎めなくなってしまうとは想定出来ん

当時、大震災があったばかりで、突然日常が壊される恐怖に対して読者の共感を得やすかったというのは流行ったキッカケとしてあると思う

>>105
たしかに震災とかはほんとに関連あると思う

当然だけどどんな作品でも社会現象起こした時から右肩下がりになっていくのにまたマーレ編で跳ね上げたのやばすぎる

キャラの死亡が及ぼす周りへの影響の描き方が段違いに上手い
マルコ、サシャ、ユミルらへんは話の作り方に感動さえした

そうだね
震災で、「人間には太刀打ちできない理不尽なまでの蹂躙を眺めているしかない感情」を
日本国民全員味わったから、主人公サイドが負け続けるのを心情的に受け入れられたし共感できた部分が大きい
これが平和ボケバブル時代とかだったら、「えー辛気くさーい」「ロボットとか作れないのー？」「もっとスカッとするやつもってきて〜」とか言われてたかもしれない
時代に選ばれた、っていう側面はあるかも

>>111
たしかに時代背景的にご都合主義だろ！って言うのがなく、シリアスで残酷な、それでも美しい世界と希望が少しだけある作品がよかったんだね

鬼滅の時も思ったけど、案外大衆は軽いグロなら普通に受け入れるし、重い展開も面白いと感じる

なるほどな
箇条書きにすると使い古された王道設定で陳腐だなと思っても
料理の仕方で神作になる
大事なのは練り上げた世界設定とキャラクターの掘り下げ、上手い演出と作者の哲学か

だから表層だけつまんで後追いしても陳腐になるだけ、と

テーマが斬新だとか既存概念の逆張りだとかじゃないんだな、「新しさ」っていうのは

>>117
腑に落ちたわ、納得した

進撃の後追いっていたっけ？
モンスターパニックは何時も量産されてるイメージ

>>118
なんかあったかな、テラフォーマーズとか？後追いじゃないか

>>120
あれも人気あったけど迷走してそのまま休載だったな

当初ワートリは進撃後追いとか言われてた

パニックものは面白そうな風呂敷を広げるのは簡単なんだけど、どう畳むかに技量が問われるからね
上手く畳めた作品は本当に少ない
批判はあったし作者も単行本やアニメで直したりして多少の迷走はあったにせよ、最後の最後まで失速させなかったという点で歴史に残るよ実際