【進撃の巨人】始祖ユミルという物語の根幹となるキャラ

作者を女体化して作品に放り込めばこうもなろう、って感じの子だった

エレミカに満足したから成仏したかと思いきや100年後にサウナ亡霊としてまだ居るっていう
なんなんだよこいつはよぉ…

愛した男を殺して決別すること　殺した男をなお愛すること
自分のできなかった選択をミカサに仮託するって解釈は気づかなかった

なんか究極の男女愛が見たかった みたいに漠然と理解してたわ

豚は冤罪かと思ったら真実ってのが面白いわ
ユミルの民がみんな巨人になれるのって全員ユミルの血の系譜なのかな、それともエルデイア人なら全員なれるのか

舌切り取られてるから喘げないよね？
行為中は終始黙っててマグロ状態だったのかな

薄幸の少女だと思われてたのがセルフ豚逃がしで全てがひっくり返った女だ、面構えが違う（生首キスに満面の笑顔

とりあえず後から見ると一斉指差しは変な笑いが出る

結局、🐛の正体って何なの？

豚「この人は良い人ですよ」

人類8割虐殺されるわかっていてエレミカみたい為に巨人作り続けたのは狂気だよ
利用されていた側が実は全ての黒幕だったかのような衝撃を受けた

ユミルの呪いというワードを見た時は利用しておいて、都合の悪いことは蔑称を使う人間の醜さを感じたが、最終回の描写を見るにマジでユミルの無念が元凶だったのでは

迷惑この上ない愛の権化

好きな人には悪いけど、このキャラクターだけは正直残念だったな……
進撃って基本的にキャラの心情描写にめちゃくちゃリアリティがあって、いちいち感情移入してしまってそれでどんどん物語にのめりこんでいけたんだ
でも始祖ユミルはあそこまで奴隷的だった「理由」はまあ分かるにしても「共感」は難しいんだよね……
一番感情移入しづらいキャラを物語の根幹に置いてしまったせいで、なんかよくわからんけど結局愛だよ愛みたいな感じになっちゃったのが惜しい

近代自我を持った近代人にはいまいち理解しきれない古代的中世的な「王族へのこだわり」というものがあったのかもなと思った。
ユミルは「自分の娘の血筋としての一般エルディア人」と「公認された王族としてのレイス家」を、かなり厳密に分けていたよね。
まずこれが不思議ではあるよね。
エルディア人全員が民族こぞって三人娘の末裔だしそんなに血の距離に差なんか無いだろうと思うし、タイバー家をはじめとする壁外大貴族あたりには王族降嫁や大貴族間の婚姻で王家と変わらないほど色濃く王族の血が流れてそうだし、近年でも王家の知られざる庶子とかも絶対いたと思うんだけど、そういうのはいくら血が濃くても親等距離が近くても厳密に無視していたっぽい。
これはもう、ユミルさんが「その時代の社会的に王族として認められていたか否か」というのをきっちり見て判断していたとしか思えない。
壁内王族の血の特権を持つのは、レイス家だけ。
壁外王族の血の特権を持つのは、ダイナ・フリッツの家系だけ。
ユミルという古代人は、近代自我を持った近代人には想像もできないレベルで、王族というものに憧憬があったのかも知れない。
まさに王子さまと結ばれてハッピーエンドになる童話のヒロインのようなレベルで。
ゆえに「異国の王族」であるミカサも、ユミルにとっては意外なほど特別な対象でかなり注視していたのかも知れん。
そしてその、ユミル本人とフリッツ王とは真逆の、ミカサとエレンの男女真逆設定の恋愛も、「王族への憧憬」感情を満足させるものだったのかも知れん。
ミカサが特別扱いなのは、「男女真逆の、異国の王族だから」というただそれだけの理由。

という「説明」くらいかなあ。思いつくのは。

全員から指差された時の顔好き。なに冤罪みたいなリアクションしとんねん

そもそもいつからどういう経緯で王を愛したんだろうな
豚を逃したのも王への愛情が関係しているのかまた別なのかも謎だし

身も蓋もない事を言うとマブラヴオルタの純夏のオマージュでしかない

被虐待児が承認欲求を満たしてくれるDV男と結婚したけどなんやかんやで旦那に見切りをつけ子供を連れて自立しましたみたいな話に見えた

断片的な描写を見る限り、豚逃して追放＆狩りたてられるまでただの一般奴隷として村で道具運びとかを担当してて王との接点なんて捕まった時くらいしかないっぽいんだよな
どこで愛したのかは本当に謎

一体何があったら100年後にはサウナの伝道師になってるんだよ
スクカーエレンがサウナの事詳細に語れてる時点でマジでサウナの事教えたんだよな？

ユミルは娘には愛されてたけど、娘の愛し方は分からなかったんじゃないかと思う。王だけを見て嫉妬してた。一方で王は娘達の事を割と愛してたように思う。年老いてからの子だし。

これ言うとエレヒスちゅうとかミカサア/ンチとか言われるんだろうけど、始祖ユミルと関連付けるならヒストリアの方が妥当だったんじゃないの
王家の血を引いていてユミルという名前のキャラと関わりが深いし
自分を押し殺して他人に愛されようとする隷属的な生き方からの脱却をまさに体現してみせたキャラだし
嫌われたくなかった父親に反発して人類の敵を名乗ってでもエレンを救って地ならしをするエレンの覚悟に向き合って共犯関係になったのに
最後まで主体性がなく自分から離れていったエレンを信じようとせずエレンが一人で苦しんでても寄り添わずに現実逃避してばかりで
土壇場になってからやっとエレンの本質を受け入れたミカサじゃ正直説得力に欠ける気がする

なんかモヤっとした最終回だったのは、終わらない戦争とか大虐殺にありがとうとか何でか分からんけどやりたかったとか、そういうのもあるだろうけど、ユミルが胸糞だったからというのが個人的理由
2000年の強制労働で行い以上（かどうかは巨人能力で具体的に何やったかによるけど）の罰は受けてそうだからスッキリ成仏すんのは良いんだけど、結局豚逃がしの反省はしないだろうし、自分も痛い思いしても他人の痛みが分かるようになるわけじゃない、話が通じない奴が力を持ったら結局そいつの気が済むまで好きにさせるとか、なんか虚無感が凄かった

最終話で明らかになった事実で一番重要なのってぶっちゃけ「今までのユミルの民の魂はずっとあの空間に保管されてた」ってことだと思うんだけど、この辺あんまり触れてる人いなくて悲しい

2000年間のユミルの民の人数って想像を絶すると思うんだけど、これが成仏もできずにいたのをエレンが解き放ったんだよね

娘たちがユミルの背骨（脊髄液）を口にして巨人の力を受け継いだということは、彼女たちの寿命は残り13年しかなかった
当時の人間は知らなかっただろうけど
その短い間に、まだ年若い彼女たちは子供を産まされたことになる
産む機械扱いは、2000年後の進撃の巨人世界でもエレンの価値観に反すること
ユミル本人にとっては、どうだったんだろうか

正直なところ自分は豚を逃がしたことは「意味深なカットがあっただけの疑惑」だと読んでる
なのでこういう話題でアレ結局逃がしてたけどさあみたいに言われてるの凄く怖い
仮に数年後作者が「あ、豚は逃がしてますｗ」と言ったとしても今現状と言う意味で