漫画『乙嫁語り』のスミス視点が好きなんだけどわかる人いる？

>>1
他のキャラだとこういう日常なのかって解釈になるけど、スミスだち説明してくれるからね
我々が外国で文化を学んでる感を体感できる

>>13
タラスさん・義母さん・スミスさんのタイミングが悪くて二人の縁が別れちゃった時に、無理を通さず現地のルールに従って去ったけど、高価な懐中時計を捨てちゃうシーンで、「聞き分けが良すぎると思ったけど本心では納得いってなかったな」とタラスさんへの思いが軽くなくて安心した。二人が再会できて良かった。

>>13
タラスさんとの1回目の別れを良識あるカルルクや
世知に長けたアリさんが「父親に逆らうなんて可哀想」と
女性の立場として酷なことをさせる、という
ニュアンスがものすごい文化差を実感したわ

その分、男性は女性を守るものなのに
自分の息子の嫁として当てにするまで
タラスさんと義母は放置という扱いを
アリさんが「ひでー奴」というところまで含蓄がある

>>2
実は「現地男性と結ばれた、英国人男性」なんてのすらおったらしい。
インド社会は比較的そういうのに寛容だった。
ちょっと前までの英国社会はその辺厳格で、戦後ですら同性愛者のアラン・チューリング（２０世紀最大の天才学者の一人）が惨死したくらい過酷だった。
アーサー・C・クラークあたりも１９６０年代くらいから「インドで生きることを選んだ英国人同性愛者」だったりするしな。

>>2
小公女セーラもインドで一山当てた大富豪の娘だったし、エゲレスの上流階級がインドに住んでても不思議はないよね。

>>2
ハキム王子とか出て来そうw

>>4
最初に読んだ時、「娘が嫁に行った先を襲撃する頭領」ってのがスッと理解できなかった。よく考えたら日本にもいっぱいあるんだよな、そんな事・・　何回か読み返してやっと分かった。

>>55
家康も信長もやっとるもんなあ

>>8
「最強の女しか迎え入れません」男と「最強の男しか受け入れません」女がマッチングした奇跡　子供が成人する頃には最強の遊牧民一族になってるだろう

>>11
時代的にそういう最強な遊牧民めっちゃ戦死しそうで怖い

>>40
アゼルの嫁ちゃん、はぐれアハルテケを拾って前の飼い主を埋葬してるから、時期的にカウフマンかスコベレフがトルクメニスタンに侵攻した頃かね。

>>9
５chの既女板の漫画スレで乙嫁の中で一番結婚したいのは？という話題になった時に人気あったのがニコロフスキ旦那だった
現実的というかなんというかｗ

>>27
ニコロフスキとホーキンズの関係すき

>>27
ホーキンズさんの言によると用事の無いときは仕事してるっぽいしね。お土産ちゃんと見繕ってるのみるに仕送りもちゃんとしてそう。その上「亭主元気で留守がいい」を体現してる。
そりゃ人気でるわ。

>>27
そりゃアゼル兄ちゃんとか素敵だけれど、ハードル高すぎるモン

>>10
全然本編読んでなくない？
タラスの旦那はふつーにちゃんとクズとして描いてるでしょ
同時に女を大切にする価値観や文化形成があるのを丁寧に描いてるし、結婚文化・嫁入りと婿探しは人生の中で重要なもので相手の良さ悪さをとんでもなく重要視してるじゃん
ただその大切さはいずれどこかに嫁入し子を成すという文化前提の大切さであって職や結婚や子を持つ有無を自由に選んでいいという現代的価値観じゃないだけで

>>23
タラスの旦那が屑ってそれタラス姑の義理兄（後の旦那）と間違えてない？
タラスの元旦那（5兄弟）は人格よくわからんまま死んでるしスミス追いかけのために新婚旅行してくれた旦那はめちゃくちゃいい人だと思うが

>>23
そもそもで昔のタラスの旦那クズじゃないでしょ
それおじさんと勘違いしてない？

>>23
明らかに勘違いしてると思うよ

>>23
読んでるんだろうけど忘れてるかもしれないという観点もなしに
決めつけて長文（笑）書いてるけどもｗ
今のお気持ちはどうっすか？

>>23
ブーメラン過ぎる

>>10
日本だって男性が権力を持つ封建社会の中でかかあ天下の逸話もありゃ、人情の逸話もいくらでもある
逆にアミルの嫁ぎ先候補だったとこが女を使い潰すみたいな話もある

時代的な男女の有意差がどうであろうと出てくる逸話は変わらんものよ

>>10
女性が非力だから男性が動いてやらないとどうしようもない社会だからこそ、
「かわいそうだから」で当たり前に尽力するダンナや、娘の幸せを願って婿探しに奔走する双子父ちゃんや、妻を貰ったのだから一人前にならなくてはと奮闘する十二歳とか見せられて、自分らの基準だけであーだこーだ言うモンじゃないとつくづく思い知らされる。

>>58
アミルが実家に戻れと言われてカルルクの背中に隠れるシーン好き
戦闘力としては明らかにアミル＞カルルクなのにそれでもカルルクが前に出たことで妻として夫に頼ってますよ感だすアミル好き
それでも夫がピンチになったらとんでもない戦闘力発揮するの本当に好き

>>74
夫を串刺しにしようとする実父。割って入って実父を弓でブン殴るアミルさん。
流麗な絵に魅せられているが、文字におこしたらトンでもなく修羅場。
でも、うん、好き。

>>12
まあタラスさんが離れることはないし、スミスは別にイギリスにこだわってないからそこはなんとでもなるだろう
インドに家あるっていってたし

問題は家族の説得と金と戦争

>>14
少なくないし深刻だな＞問題

>>12

小泉八雲の母がこれ。
父が軍医でギリシャに赴任したときに母と結婚した。
ただ、父の実家のダブリン（当時はイギリス）で暮らしたあと、生活関係が全く合わなくて、精神を悪くして離婚した。
一番合わなかったのは、宗教で、ダブリンがキリスト教（父はプロテスタント）だったんだけど、母は、ギリシャ正教で生活習慣が合わなかったことだったとか。あと、天気が地味に辛かったのもあるそうな（太陽あふれるギリシャからアイルランド）。

>>90
八雲先生本人もマルティニークで現地妻的なメイドさんがいたような。ちと出典は思い出せん。ゴメン

>>17
妻たちの関係や来訪者への対応等に色々思うところは無いわけじゃなさそうだけど
地元の名士という立場をよく努めている人っていう印象

>>18
ゴルゴでアラル海で軍に囲まれる話やっててアラル海の現状やってた後に双子のお話やってたからこの娘達の孫やひ孫の代は…ってなった。あの時代だと地中海<アラル海の漁獲量だったとか知ってソビエトの政策は失敗だらけと痛感した。

>>18
「エマ」でもそうだけど森センセが惚れて描き始める世界はもう今はなくなってしまった世界ばかりよ

>>18
シベリア河川転琉計画ってのがあってな。イルテシュ川だったか、エニセイ川に合流して無駄に北極海の塩分を薄めるぐらいなら、中央アジアに導水してアラル海の回復と綿花増産に有効活用すべき的な。でもそーんなに長い運河ってさあ、高低差のクリアに水路橋とかサイフォンとか貯水地とか、あと解渠じゃ蒸発で効率悪いでしょ？、、、で、実現はしなかった。したらしたで、また別の環境破壊が発生したんだろうとは思う。

>>19
エマの時と違って嫡男じゃないだけマシ感
子供含めて相続権持ちの血族としては認められないかもだが結婚自体は大丈夫じゃないかな

>>22
ハッキリとは描かれてないけどスミスってウイリアムより上流っぽくない？
爵位持ちかもしれないレベルに見えた
まあ家族もあいつはそういう奴だからしゃーないくらい思ってくれそうだけど

>>45
ウィリアムは裕福な商家
スミスはおそらく貴族
まあスミスの兄弟が結婚して子供いるので跡取りは心配無いかも
問題は有色人種と結婚する事とお金の方だな

>>45
スミスはただの金持ちレベルじゃなくて、最近父親が議員であることが示唆されてたからな。
爵位持ちの可能性は高い。
ウィリアムや、別作品だがジョナサン・ジョースターみたいな郷紳（ジェントリ）より上の家だと思う。

>>50
キャンベル子爵家くらいかね。

>>21
作品テーマ的にアリの嫁取り話はあるかもしれんね

>>21
男性側からの婚活見たいよね

>>21
エマの時は数巻に渡っていろんな人々(読者が誰だっけ…ってなるレベルの一回キャラまで)のスピンオフ短編集描きまくってくれたし
乙嫁も一旦本編が完結したらのんびりやってくれたら嬉しいよね

>>25
それシーリーンじゃなくてアニスじゃない？シーリーンはアニスの次に嫁に来た第二夫人だよ

>>30
シーリーンとアニスの名前が脳内で入れ替わってました。
お恥ずかしい。

>>32
横浜に原画展を見に行ってきた。下書きだとアニスさんもボリュームあるロングヘアだった。シーリーンさんとイメージの違いを際立たせるように変えたのかな。

>>42
読者的には乳だけでも十分区別化されてたように思いますけど、そこまで気を配ってるんですね。

>>26
夏しか休み取れなくて熱中症で吐いた。行く人は気をつけて。モスクの構造やタイル装飾なんかはアニスさん邸宅を連想させて、イランからウズベキスタンまでチムール帝国は広かったんだよなと思った。

>>29
近世の物語を見ると、その先の歴史が分かってるから、暗い気持ちになっちゃう事あるよね。だから、書く方も読む方もファンタジー世界に走っちゃうのかな、と思った。
それはそれとして、勉強になるので、リアル近世を描いてくださる作者には尊敬と感謝。

>>33
あとがきのもう描くところがない！！！？はおもしろかったｗ

>>33
しかもほぼ1人で描いて仕上げてるっていうね…

>>43
あの人自分の息子たちが全滅しても義理の娘がまだ若くていい子だから何とか今後の人生暮していけるように好きでもない男と再婚したのに報われそうにないんだよな
タラスさんも現状を伝える手段がないだろうし
あの時代はああいう諦めて自分の役割を果たす人か多かったということなのか

>>43
どこの世界の母親だって、自分の子供達が若くして全滅したら悲しいよね。あの人の事が一番気になる。どうかちょっとでも幸せになってください。

>>62
あれロシア人に見つかって「この地域にイギリス人が侵入してる！探せ！」な展開になるんじゃないかとハラハラした
結果に笑った

>>63
連載再開したよ

>>81
ありがとう！楽しみ

>>66
名士の次男坊とか、そういう英国のエスタブリッシュメント層の中の二線級の人材が日本にも来てたからな。
軍医将校の倅で、記者だったラフカディオ・ハーンとか。
あのチャールズ・ダーウィンの弟子の女性博物学者で当時はそこそこ有名な女性旅行家だったイザベラ・バードとか。
というか、ロシアの南進政策への対抗のため、英国のエスタブリッシュメント層が大きな流れの中で意図的にロシアが南下を目指していた地域に知識層を送り込んでいた節があるらしい。
そういう意味からするとロシアの南下阻止のための現地武装勢力との協力体制の構築という点では、ウズベキスタンは「ハズレ」で、日本は「当たり」だったらしい。

ただ当時はあまり意図していないところで、カスピ海周辺とイランというのは、油田という「大当たり」を引き当てる。
バクー油田とか、アングロ・イラニアン石油会社とか、そういう歴史に繋がっていく。

>>69
バクー油田はノーベル兄弟で北欧じゃないの？
個人的には、ファニー・リアーに引っ掛かって散財して中央アジアに流刑されたニコライ・コンスタンチノヴィチ大公と、画家ワシーリー・ヴェレシチャーギンがあの時代にあの辺りにいたので興味深いです。

>>69

ハーンは、当時、アメリカ人やで
ほんで、アメリカの出版社と契約して旅行記を書きに来た

>>91
ハーンはアイルランド系英国海軍軍人と、ギリシアの富豪令嬢の間の息子やで。
血筋はそこそこの大英帝国エリート。
父親や英国社会に反発して、そういうのを全部投げ出して渡米した。
ハーンを単なるアメリカ人だと見ると作品解釈を誤る。

>>91
お仕事を斡旋してくれたチェンバレンさんと喧嘩して辞職して、英語教師になるんだよね。

>>77
スミスさんってある意味ダンガンロンパの苗木君みたいな悪運持っているから（結局何とかなる）、タラスさんの不幸も相殺していい感じになる気がする。そもそもあの時代って普通に病気や怪我で寿命短いし、たまたまが重なってああなった気がすんだけどね。５回はさすがに気の毒になる。

>>79
ロシアのスパイと誤認されて逮捕された時もカルルクの一族が早馬ですっ飛んで助けに来たり、他のトラブルではアリ他が色々助けてくれたり、「この人はぼんやりしすぎで生き物としての生存力が弱すぎて、おれが助けてやらなきゃ生きていけないんゃないか」と思わせる力というか奇妙な人徳がありそう。
実際、英国の貴族階級にはこういうタイプは時々いて、政治家や高官や学者として割と大成したりするらしい。
別作品だけど、ヘルシングのペンウッド卿みたいなタイプ。
スミスは父親が貴族院議員だと判明したから、まさにペンウッド卿に近いのかもな。
顔が良いペンウッド卿。
アカデミックレベルの語学と異文化の知識があるペンウッド卿。

この異能生存力と、呪いと、どちらが強いんだろうか。

>>80
ハルガルの先代族長はさぁ…
身内が嬲り殺されたから次はどの子を差し出そうかな？アミル、君に決めた！

じゃねぇんだよ！！
どの口が草原に生きる民の誇りとか宣うのか
身内の尊厳を守るために闘って死ねよ

死んだわ
曽祖母さんが同族殺しの罪被ることになったし
生きてても死んでも迷惑かける奴だったわ

>>86
バルキルシュ（山羊ライダーのおばあちゃん）はアミルと同じハルガルの一族の出で同世代っぽいので、ベルクワト（ハルガルの族長）とはかなりの因縁がありそうなんだよな。
ベルクワトの反応見ると明らかに知人だし。
ベルクワトの逃走ルートまで完璧に予測して待ち伏せしてるし。相当頭の中というか行動パターンを読み切ってた感がある。
ある程度親しかったのか（出来の悪い弟分や兄貴分を見るような感じで）、若い頃から仲が悪くて遠方に嫁いで数十年疎遠になってむしろ喜んでいたのかはわからないけど。

しかしまあベルクワトは、自分の身内の血族の女の扱いにはほとんど無関心なのに（虐待死させられても落とし前つけさせたかどうか不明なレベルで、逆に嫁として最高に厚遇されても無関心）、手前のチンケなプライドと自分の身命だけは何よりも大切にするという、凄まじいまでの老害ぶりで読んでて頭痛がしてきた。
でもバルキルシュみたいな最高にかっこいいおばあちゃんこそがファンタジーなんだろうな。

>>89
多分冬前ってのが余計に焦らせたんだろうね。
これが春や夏ならもう少し別の対応も有ったんだろうけど。

>>80
皆死んだ、で片付けられた女の子たちって幼馴染？妹か従姉妹とかじゃない？

>>80
のどかな田舎の村だと思ってたら、「襲撃だ」で当たり前に大砲常備してて、ギクッとさせられた。なだらかな本編の背景で、しっかりリアルにゴツゴツしてるんだよねえ。

あと、あの襲撃でぜったい村の誰も無傷って訳じゃないだろし、アミルさん恨まれないかと心配だったんだが、その辺は嫁に来たらもうこちらの者って区切りなのかな。