【感想】 アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』 3話 承太郎登場！親父になっても相変わらず格好いい【ジョジョ6部】

裁判長「当法廷では被告人空条徐倫を…」

エルメェス「面白いやつだななんでパクられた？」

徐倫「無実よ」

裁判長「15年間州立グリーンドルフィンストリート重警備刑務所にて収容するものだと確定する」

グェス「なんなのよこれは！！！」

グェス「まさかお前もそんな能力を…」

徐倫「ストーンフリー…」

徐倫「私はこの石の海から自由になる」

徐倫「ストーンフリー…糸の形の時は遠いところまでいける」

徐倫「でもパワーは弱くダメージを受けやすい」

徐倫「固まれば強くなる」

徐倫「しかし、逆に届くのは2m程度…」

徐倫「このストーンフリーで鉄格子は破れるか…？いやそれは不可能だった」

徐倫「できるのはせいぜい…」

徐倫「ペンダントが引き出したエネルギー…この力での脱獄は…」

徐倫（今はまだ無理…）

徐倫（まずは把握しないと…刑務所全体を）

囚人「ねえ、ちょっとあんた」

囚人「ねえってば！ちょっとあんた小銭貸してくれない？部屋に戻ればあるんだけど切れちゃったのよ」

囚人「終わったらすぐ返すから…1ドルあれば助かるわ」

囚人「家族と久しぶりの話なのよ」

徐倫「いいわよ」

徐倫「はい」

囚人「ありがとう！助かったわ！終わったら返すから」

おばちゃん「おいどけ！！」

おばちゃん「てめえ何やってんだコラ！割り込むな！」

徐倫「ちょっと待ってよ！あの長電話の人を30分も待ってたのは私よ？今並んでなかった！」

おばさん「バーカ！新入りか？ここの電話は予約制だ」

徐倫「そんなのきいてないわ！」

おばさん「じゃあこれから覚えておけ、まあ因みに通常一ヶ月待ちだけどね」

徐倫「一ヶ月！？」

徐倫「一人何分とかの通話時間なのになんで一ヶ月も待つことになるのよ！？」

おばさん「そこが刑務所の七不思議」

囚人「ねえあんた、その順番売ってくんない？」

おばさん「そしてこれが七不思議の原因」

徐倫「電話したい…声を聞きたい…ママの声を…」

グェス「ジョッリ～～ン！」

グェス「ご機嫌いかが？」

徐倫「やかましいわ！お前とは口を聞かないと言っただろ！」

グェス「そういうこと言わないでよ…私今あなたに忠告しに来たのよ、すっごくまずいことやっちゃったからさ」

徐倫「あ？」

徐倫「いまブロンドの女に1ドル貸したろ？」

グェス「あれすぐに返してもらったほうがいい…いや、すぐに返してもらないと絶対にやばい」

徐倫「なによ返してもらうにきまってるじゃん…たかが1ドルよ」

グェス「あー！今たかが1ドルっていった！それだよそれ！そのたかがって気持ち！」

グェス「いい？よく聞いて徐倫、この水族館じゃ囚人同士で金品を貸したり借りたりすることは絶対にやっちゃいけないことだ」

グェス「たかが1ドルでも、もしあなたがあの金髪から1ドルを取り立てることができなかったらどうなると思う？」

グェス「あいつみたいになる」

グェス「徐倫っていう新入りは貸したたった1ドルも取り立てることができなかった」

グェス「噂はあっという間に広まる…そして集られるんだ」

グェス「あいつのように」

グェス「毎日だぜ？次から次…金がなくなれば身体も心までも集られ続ける」

グェス「地獄っていうのはああいうやつを言うんじゃあないのか？」

徐倫「おい待てよ…大袈裟だな」

グェス「そうかな？あいつも最初はたった1ドルだった…ほら見てよあの金髪」

グェス「部屋に戻ったのにあんたのところに来るつもりはないみたいだ」

グェス「本当…あんたのために忠告しているんだ」

徐倫「ハーイ、ちょっと邪魔していい？」

囚人「あらこんにちは！これ名作なんだってね？読んだことある？」

徐倫「ないな…それより電話代なんだけど」

徐倫「その…あれどうなったのかなって」

囚人「ああ、もちろんよ！」

囚人「1ドル…忘れるわけないわ」

囚人「しっかりココで覚えてる..ココ！もちろん後で返すわ」

徐倫「部屋に戻ればあるって言ったわよね…戻ったでしょ？今ある？」

囚人「うるさいぞグダグダと！後で返すってのは今持ってないってことだろうが！守銭奴かてめえわよ！」

囚人「それよりあんた…もう10ドル貸してくれないかな？」

囚人「そうすればシャバのダチに電話して金持ってきてもられるからさ…な？持ってんだろ？」

囚人「あれ…？」

囚人「あれえええ！？」

囚人「やばい…！」

囚人「おい！ちょっとお前！あのさ、急いでくんないかな？」

囚人「おい聞いてんのか！？」

囚人「うう…頼む！返すよ！1ドルあるから…」

徐倫「返す？それは後でなんでしょ？ゆっくりでいいよ遠慮しないで」

囚人「買う…売ってくれ！5…いや、10ドル出す！」

徐倫「売った！」

徐倫「悪い！でも10ドルね？」

囚人「うわあああああああ….！」

徐倫「ねえあんた…次にトイレ入りなよもう1人トイレ欲しがる奴が出る」

徐倫「集られてた金を取り戻せるかはあんた次第だけどね」

徐倫「あんたを今いる場所から出すのはあんただよ」

囚人「あれ…なんかその…」

徐倫「そう…私もここから出る…なんとかして」

徐倫「囚人ナンバーFE-40536、自分の房へ帰るので解錠お願いします」

エンポリオ「明日の昼…貴方に面会がくる」

エンポリオ「でもあってはいけない…絶対に面会室にいってはいけないんだ」

エンポリオ「もし行けばそれはお姉ちゃんだけじゃあない」

エンポリオ「死ぬこと以上に不幸なことが起きるんだよ」

徐倫（今のは…まさか….なんでここに子供が？）

看守「おい貴様！！離れて待ってろと言ったのが聞こえなかったか？鉄格子を触るんじゃない！」

徐倫「はやく開けて！今すぐ！」

看守「鉄格子をつかむなと言ってるんだ！」

看守「明日の昼面会にくるらしい」

看守「もちろんあんたにじゃない…わかるな？隣だよ…情報だよ…」

看守「なあちょっと…後ろ前逆だぜ？」

看守「そのズボン」

徐倫「いっ…！」

看守「大袈裟だな…昨日は悪かったなFE-40536、だがお前が鉄格子にしがみついてたからだからな」

看守「規則だからな」

徐倫「既に離していた…しかも二発殴った」

看守「あ？聞こえなかったがいま何か言ったか？」

徐倫「いえ…私に何か用ですか？」

看守「お前に面会人だ」

看守「起立しろ…手錠をかける」

徐倫「面会人？私のママ？」

看守「そんなこと俺が知るかよ！両手を出せ」

看守「そこにあるマークの位置にたて」

看守「規則を説明する…面会時間は30分以内、手を握ることは許されるがキスをしたり裸になることは禁止」

看守「差し入れ品は検査の後渡される…外国語も禁止」

看守「内容によっては看守の判断で面会は中止される」

看守「許可があるまでその位置で待て」

エンポリオ「ここが限界だ…面会をやめて部屋に帰って！」

エンポリオ「面会をやめて部屋に帰って…まだ間に合うよ」

徐倫「な、なんなのあんた！？」

徐倫「どうしてここにあんたみたいな…！？」

エンポリオ「詳しいことは僕にもわからない…」「

エンポリオ「だけど世の中には死ぬより恐ろしいことがあってそれがこの刑務所で行われてるのは確実なんだ」

エンポリオ「だから行かないで…部屋に帰って！」

徐倫「駄目よ…面会はきっとママだわ」

徐倫「私はママに会いたい！ママだってそうよ…私は元気だって会って安心させてあげたい」

エンポリオ「これを持って行って…御守りになってくれると思う」

看守「よし、FE40536！入れ！」

徐倫（これは骨….！！）

看守「FE40536何をしている！」

承太郎「徐倫…母さんに預けておいたペンダントは受け取ったか？」

徐倫「親父…」

徐倫「親父…」

刑事「財布と車の窃盗…暴行」

母親「何かの間違いでは？うちの徐倫は…」

刑事「年齢が14歳なので今回は書類だけで」

母親「これから東京？あなた自分の娘がこんなことになってるのに？」

母親「明日にのばして…それでも父親！？待って、もしもし？もしもし？」

承太郎「徐倫」

承太郎「聞いているのか？ペンダントは…」

看守「ぐあああああ！！」

徐倫「これで私は当分懲罰房行きだ」

徐倫「お前と知ってたらここまで来なかった」

徐倫「おい！扉をあけろ！おい！」

徐倫「くそ…強く殴りすぎたか…起きろって！」

承太郎「やれやれだ徐倫…よく聞け」

承太郎「お前に殺人の罪を被せこの刑務所に入れたのはロメオとかいう男ではない」

承太郎「ジョンガリ・A…現在ここの男子監に収監されている」

承太郎「元軍人で風速20mの中でも仕事をこなしたというスナイパーだ…調査によると白内障のせいでかなり視力が低下してるらしいが」

承太郎「すべてはこの男が仕組んだものだ…あの交通事故も」

承太郎「ジョンガリ・Aの手下が無関係のヒッチハイカーを拉致し」

承太郎「車の前に投げ込んだ」

承太郎「金に汚い弁護士を雇ったのも金持ちの息子を用意したのも」

承太郎「すべてジョンガリ・Aがこの刑務所から指示したことだ」

徐倫「てめえ！たしか昨日二発殴ったよな？」

徐倫「くそおおおおおお！！」

徐倫「なんのためにだ…」

徐倫「こいつはなんのために私を刑務所に入れたと聞いているんだ」

承太郎「座れ」

徐倫「答えろ！！」

承太郎「とにかく座れ」

承太郎「いいかジョンガリ・Aの狙いはお前だ…この刑務所に入れて好きな時に始末できるようにな」

徐倫「だからなんで！」

承太郎「お前と俺の血がつながっているからだ」

承太郎「ジョースターの血が」

徐倫「ジョースター？」

承太郎「百数十年前から伝わる一族の名だ…そしてジョンガリ・Aはその血を恨んでいる」

承太郎「人の心に何かを伝えることは素晴らしいことだ…だが時としてカスが残る恨みというカスがな」

承太郎「かつて俺は」

承太郎「ジョースター一族と因縁ある敵を倒した」

承太郎「このジョンガリ・Aはその男の部下だ…面識はなかったが間違いない」

承太郎「20年以上経ったが間違いない…こいつは仕えていた狂信を恨みの動機に変えている」

徐倫「意味わかんねえ…あんた学者じゃなかったのかよ？敵とか恨みとか意味わかんねえ」

承太郎「今はお前が狙われていることだけ考えろ」

承太郎「すぐにここを出る…法律は無視する」

承太郎「スタンド能力は身についたか？」

徐倫「すたんど？」

承太郎「娘であるお前には遺伝はなかったが素質はあるはずだ…お前に渡したペンダントで何か異変は？」

徐倫「はっ！？」

承太郎「手に入れたらしいな」

承太郎「それがスタンドだ」

徐倫「スタンド…じゃああんたも？」

承太郎「それを使って出る」

承太郎「いいな？」

徐倫「うるせえぞ」

徐倫「今更父親ツラすんな」

徐倫「やっと助けにきたってか？愛情ってやつか？」

徐倫「あんたのことはもう心にはないけどさ」

徐倫「ただまあいいや…ショックな話とそのスタンドってやつは前向きに受け取ってやるぜ」

徐倫「もう帰っていいぜ」

徐倫「そしてもう会いに来るな」

徐倫「え！？」

徐倫「手錠が…！？」

徐倫「いつの間に…？」

承太郎「いつの間に」

承太郎「銘柄が違う」

承太郎「そもそも看守は机に近づきもしなかった」

承太郎「徐倫！！そのドアから離れろ！！」

承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールド！！」

承太郎「時よ止まれ！！」

徐倫「なんで！？」

承太郎「動くな！攻撃が始まっている」

承太郎「廊下の右奥はどうなってる？窓はあったか？」

徐倫「ええ、2、3個…でもどれも檻がはまっている　」

承太郎「これは本物だ…スナイパープレミアム弾といってライフル仕様のものだ」

承太郎「ジョンガリ・Aの狙撃と見て間違いない」

徐倫「ちょっと待って、そいつ囚人っていったよね？囚人はボールペンさえ持ってないの」

承太郎「そうかな？銃は分解できる」

承太郎「細かなものにすればどんなモノにも仕込める」

承太郎「面会に来た部下が看守にワイロを渡せば調べもせずに持ち込めるだろう」

承太郎「ちょっとづつ…ちょっとづつな」

徐倫「そうだけどここは女子監！男子監から狙うなんてありえない！こんな建物の中で障害物だってあるのに」

承太郎「ライフルと何らかの能力…つまりジョンガリ・Aもスタンド使いであることは間違いない」

承太郎「見ろ」

徐倫「何よあれ？」

承太郎「顔を出し過ぎるなあれがゴミではないことは確かなようだ」

徐倫「でも遠ざかっていく」

徐倫「凄く軽いみたい…空気で舞ってるだけみたいだわ」

承太郎「何にもするなよ…まずはあれの能力を見極めるんだ」

徐倫「かわした！？」

承太郎「余計なことを」

徐倫「あいつには糸が見えているの？」

承太郎「大声を出すな…何かに反応している」

承太郎「だが糸の動きではない…糸とは無関係の方向に動いている」

徐倫「ひょっとしてアレに反応してるんじゃないの？あれよ…糸の動きが巻き起こした空気の動き？」

承太郎「気流か…気流で俺たちの場所を読んでいたというのか」

徐倫「ただ、場所がわかってもどうして実弾を男子監からここへ？」

承太郎「問題はそこだ…徐倫、お前がさっき助かったのは幸運であり偶然だ」

承太郎「狙撃の仕組みがわかるまで動くな…いいな？」

徐倫「偉そうに命令するな！そんなことは分かってる！」

看守「てめえ…FE40536…！」

看守「俺に何をやったかわかってんだろうな？ジョリン空条！！」

徐倫「こっちに来る！反応してる！」

看守「てめえは完全に懲罰房送りだ…！」

承太郎「おい！動くな！」

看守「いや、その前に俺がぶちのめしてやる！」

徐倫「落ち着け！！」

承太郎「徐倫、壁から離れるな」

徐倫「分かってる命令するな！でも…！」

徐倫「こいつをもう一回ぶちのめさないとやばいだろうが！」

看守「てめえ！今の誰に向かって言ってんだ？」

看守「この野郎！！」

承太郎「徐倫！！」