【感想】 アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』 1話 レナの頑張り物語スタート レナの境遇は見てて辛いな…

圭一「ふぁぁ…..」

レナ「ふふ～ふ～ん」

沙都子「ん？どうかしまして？」

梨花「なんでもないのですよ？」

梨花「にぱ～！！」

沙都子「梨花…何度カレンダーを見ても」

沙都子「貴方が心を入れ替えて雛見沢を受け入れない限り」

沙都子「永遠に昭和58年の6月ですわよ」

レナ「ふっふふ～ふ～ん」

レナ「お父さん？」

レナ「いってくるね？」

レナの父親「おう、うん….」

レナ「大丈夫？お水もってこようか？お薬の方がいい？」

レナの父親「いや、平気だよ…昨日興宮で少し飲み過ぎてしまって」

レナ「またリナさんって女の人？」

レナの父親「凄く素敵な人なんだよ…今度レイナにも紹介しようかと」

レナ「あー！もうこんな時間！友達と待ち合わせあるから行くね！」

レナの父親「ああ」

レナ「あっ！」

レナ「圭一くん！おはよ！」

圭一「相変わらず早いな、たまには寝坊したっていいんだぜ？」

魅音「お、きたきた…遅いよ2人とも！」

圭一「いつも遅いのはお前のほうだろ？」

レナ「みーちゃんおはよ～！」

魅音「おはようレナ」

梨花「今日の仕掛けはとても念入りなのですよ」

沙都子「あらあら？何を言いますの！」

沙都子「何重にも策を巡らせ相手を絡めとる」

沙都子「それがトラップの極意ですのよ？」

梨花「パチパチパチパチ！それでこそ沙都子なのです」

沙都子「シッ！来ましたわ！」

圭一「お手並み拝見ってことだな」

レナ「どうしたの2人とも？」

圭一「下がってろレナ！やつだ！」

圭一「見ろ！見え見えの罠だな、北条沙都子！！」

圭一「ふんっ！」

沙都子「ひひっ！」

圭一「なっ！？」

梨花「圭一は朝からかわいそかわいそなのです」

圭一「沙都子ー！！」

レナ「圭一くん！付き合ってくれてありがとう！楽しかった？」

圭一「ああ、楽しかった！うちに帰るのが惜しいくらいだぜ」

レナ「じゃあ、少し寄り道してもいいかな？かな？」

圭一「寄り道？」

レナ「わー！何があるかな？かな？」

圭一「レナの用ってゴミの山かよ」

レナ「ゴミじゃないよ、レナにとっては宝の山だもん」

レナ「はぅ～、かぁいいものあるかな？わくわく、わくわく！」

圭一「おい、待てよ」

レナ「いいよ、圭一くんはそこにいて！」

圭一「ったく…」

レナ「ん～？かぁいいもの～」

レナ「かぁいいもの～！！」

レナ「あっ！」

レナ「はぅ～！！」

レナ「ケンタ君だ～！！」

レナ「でも…どうしよう」

レナ「圭一くん～！」

レナ「待たせてごめんね～もう終わりにするから！」

レナ「ん？富竹さん？」

レナ「ケンタ君かぁいかったな」

レナ「圭一くん、どうかした？」

圭一「あ、いや…残念だよなお持ち帰りできなくて」

レナ「うん…」

圭一「俺だったらこうしてケンタ君の腕を引っ張り出してやるのにな！」

レナ「だめだよ！そんなことしたらケンタ君の腕が千切れちゃう！」

圭一「あ、ああ、そうだな腕がなくなったら…」

圭一「あ、ほらさっき約束しただろ？俺がちゃんと手伝ってやるから」

レナ「はぅ～！！ありがと！圭一くんと一緒にお持ち帰り～！」

圭一「じゃあ、またな」

レナ「うん！またあしたね！」

レナ「ただいま～」

レナの父親「ああ、おかえりレイナ」

レナ「お父さんこんな時間からでかけるの？」

レナの父親「そうなんだよ来て欲しいって連絡があって、あまり遅くならないようにするから」

レナ「またあの人」

レナの父親「ん？何か言ったかい？」

レナ「ううん！もう暗いから気を付けてね！」

レナの父親「そうだな気をつけることにするよ、じゃあ行ってくるレイナ」

レナ「いってらっしゃいお父さん…」

レナ「顔、あげないと」

レナ「嫌なこと全部忘れるためにレイナから”イ”を取ってレナになったんだから」

レナ「ん？」

沙都子「あっはっは！」

沙都子「かけっこでは私に敵いませんわよ梨花！」

梨花「勝負はかけっこではなく宝探しなのです！」

梨花「僕にも勝ち目はあるのですよ」

沙都子「それでは…！」

沙都子「恨みっこなしの真剣勝負ですわね」

梨花「のぞむところなのですよ！」

レナ「みーちゃんのことだからきっと圭一くんが見つけずらい場所に隠してる…」

レナ「あ！」

圭一「レナ！」

レナ「圭一くん！！」

沙都子「梨花….！」

梨花「さすが沙都子なのですよ、考えることは一緒なのですよ！にぱ～！」

沙都子「あらあら、ここから先はかけっこ勝負ですの」

沙都子「笑う余裕はないのですよ？」

沙都子「ごめんあそばせ～」

梨花「お先になのです～！！」

沙都子「そうはさせませんわ！」

梨花「きゃああああ！」（大きな物音）

魅音「フフフフ…！」

魅音「勝負あったみたいだね」

沙都子「私のトラップと比べれば」

沙都子「梨花はまだまだお子様ですわ！オホホ！」

魅音「沙都子、もうそれくらいで…」

梨花「僕の完敗なのです！ちっとも悔しくなんかありませんよ！」

梨花「勝った沙都子に僕からのプレゼントなのです」

梨花「おめでとうなのですよ～にぱ～！」

沙都子「ぎゃー！」

沙都子「何が起こったんですの…？」

圭一「沙都子、顔…」

沙都子「なんですのコレ！」

梨花「沙都子のトラップに対抗するために用意してたのですよ～にぱ～！」

魅音「やっぱり梨花ちゃんには敵わないね」

魅音「ん？レナ？」

レナ「楽しくて疲れちゃったのかな？少し体調が…」

圭一「大丈夫か？」

レナ「うん、でも保健室で休んでから帰るね」

レナ「ケンタ君は…」

圭一「心配すんなって！元気になったら手伝ってやるから！」

沙都子「私も顔を洗ってまいりますわ」

沙都子「こんな顔じゃ恥ずかしくて外も歩けませんもの」

魅音「今日はお開きみたいね」

沙都子「フッ…」

沙都子「レナさん、許してくださいませ」

沙都子「全部分からず屋の梨花が悪いですの」

沙都子「私が必ず幸せな雛見沢を築きますわ」

沙都子「その世界ではレナさんも笑顔で過ごせますわよ」

沙都子「だからレナさん」

沙都子「そして、これから巻き込まれる全ての皆さん」

沙都子「フッ…」

沙都子「ごめんあそばせ」

レナ「んっ….！」

レナ「沙都子ちゃん？」

レナ「誰かいる？」

レナ「もう帰らないと」

レナ「ただいま」

レナ「えっ….」

レナ「貯金が….」

レナ「このお金はお母さんの慰謝料だから余程のことがない限り手を付けないって」

レナ「どうして….？」

レナの母親「レイナちゃん、この前お食事に行った時一緒に居た人のことを覚えてる？」

レナ「んっと、あきひとおじさん！」

レナ「あ！お兄さんって呼ばないとぶたれる！」

レナの母親「ふふ！レイナちゃんはあきひとおじさんのこと好き？」

レナ「きらい～！いっつもレイナのことからかうもん」

レナの母親「それは大好きだからちょっかいをかけてるのよ、レイナちゃんも仲良くしてたじゃない」

レナ「たまには仲良しかな？かな？」

レナの母親「ねえ、レイナちゃんはお母さんとお父さんどっちが好き？」

レナ「お母さん！！だってこのパフェとっても美味しいんだもん！」

レナの母親「もしもレナのお母さんとお父さんが別々のおうちで住むことになったら…」

レナの母親「レイナはどっちのおうちに住みたい？」

レナ「えっと….え？」

レナの母親「お母さんねお父さんと別れてあきひとおじさんと結婚しようと思うの」

レナ「どうして！？お父さんのことが嫌いになったの？」

レナ「どうして？お父さんが可哀想！そんなのお父さんが可哀想だ！」

レナ「お父さんずっとお母さんのために色んなこと我慢してくれてたのに！」

レナ「そんなこと言うお母さん」

レナ「大嫌い！！」

レナの母親「もうね、遅いの」

レナ「どうして？お父さんにまだ言ってないんでしょ？遅いなんてことない！」

レナの母親「お母さんね」

レナの母親「妊娠してるの」

レナ「えっ….？」

弁護士「ではこれで」

弁護士「いいですか？依頼者に直接会うことも連絡を取ることも禁止です」

弁護士「それを貴方の意志で同意されたことを忘れないでください」

レナの父親「レイナ….」

レナの父親「相手の男を知ってるのか？」

レナ「知ってるよ」

レナ「お菓子をくれる面白いおじさん」

バシィ！！（レナの父親がレナを殴る音）

レナ「うわあああああああん！！」

レナの父親「はっ….！」

レナの父親「すまない！すまない….レイナ！」

レナ（私はその時まで誰にでも優しくするべきだと思っていた…だけど違った）

レナ（世の中には優しくしてはいけない敵がいることを知った）

レナ（あきひとおじさんは敵だった、全身全霊で拒絶するべき）

レナ「敵だ！！」

レナ「そうしていれば壊れなかった！」

レナ「私の頑張りが足りなかったから….！」

レナ「また家が壊されちゃう」

レナ「私が頑張らないと家が壊されちゃう」

レナ「なんとかしなきゃ…私がなんとかしなきゃ」

キャッチ「よお！そこのお兄さん寄ってかない？かわいい子いるよ」

キャッチ「じゃあまた待ってるから！」

キャッチ「ああ、何やってるのお嬢ちゃん！」

レナ「中に…」

キャッチ「だめだめ！大人になったらまたおいで！」

レナ「えっと…紅茶！」

レナ「何やってるんだろう私」

嬢「いいのリナ？上お得意さん放っておいて」

リナ「ん？店の前で酔い潰れてるんだから起こすのも可哀想でしょ？」

リナ「適当に高い酒注文しといたんだから」

リナ「目が覚めたら勝手に雛見沢に帰るんじゃない？」

嬢「アハハ！飲んでもない酒代払ってくれるとかよくできたカモじゃん」

リナ「なんか別れた奥さんからの慰謝料がかなりあるらしくて私が言えば何でも買ってくれるし」

嬢「あんたに相当入り上げてるね～」

嬢「昔の男に手切り金がとか言ったら全財産むしり取れるんじゃない？」

リナ「でしょうね～」

嬢「そいつ間抜けすぎじゃん！ねえねえ誰か協力してくれる男いないの？」

嬢「なんかさ、金づる掴んだ割には浮かない顔だけど？」

リナ「そのオヤジ年頃の娘がいるらしいんだよね」

リナ「私も1人親だったからちょっとね…そろそろ潮時かなって」

嬢「ええ？らしくないんじゃない？」

リナ「ほら！これ以上本気になられても後々面倒だから！」

レナ「レナが頑張らないと」

レナ「もっと頑張らないと」

レナ「もっと頑張らないと」

レナ「頑張らないと….」