【感想】 シャドーハウス 8話 エミリコとラムの共同作業がひたすら可愛い そしてまさかのエドワード推し回だった

エミリコ「御影様たちはどこですか？」

エドワード「簡単なルールだ、決められた時間までに庭園の出口にたどり着くこと…主人を無事助けてからな」

ショーン「無事助けるって何をしたんだ？」

エドワード「心配だろ？大切だぞその気持ちは、生き人形は主人のためにあるからな」

ショーン「大体なんでこんなことされなくちゃいけないんだ！」

エドワード「その疑問は余計なことだ！よく考えろ」

エドワード「考えるべきことと考えるべきでないこと、貴族として当然のルールは守っていただこう」

エドワード「出口に着くまでに生き人形は顔を傷つけてはならない、シャドーは服を汚してはならない」

エドワード「この煤時計の煤が上から下に上がり切るまでに約2時間、それまでに主人を連れて出口にくること」

エドワード「1人ずつこれを持って私の指示した入り口の前に」

リッキー「服に縫い付けられたたくさんの糸….」

リッキー「触るとかぶれる花…御影様たちはみんな違う閉じ込められ方をしているのか」

リッキー「これはこれは！」

リッキー（名前を知らないな….）

リッキー「これから私たちは主人を助けに行かなくてはなりません」

リッキー「貴方様もラムをお待ちください」

ルウ「行くよ」

リッキー「不気味だな、お前やラムもしゃべらないがそれとは違う怖さがある」

ルウ「御影様批判？」

リッキー「違う！！恐れって言うのは敬っているってことだ！変な意味にとるなよ？」

リッキー「あと….その袋はいい加減取れよ…」

ルウ「顔が傷つかないようリッキーのマスクを参考にした」

リッキー「ああ…そう….」

リッキー「しかし、結局ルウも自分のことしか考えないやつだな」

リッキー「さっき遠目で見つけたケイト様も見捨てた！エミリコとの仲良しごっこはもう終わりか？」

ルウ「エミリコはエミリコの御影様を助ける、ラムはラムの御影様を助ける」

ルウ「私はルイーズ様を助ける…それだけ」

リッキー（ルウのやつ…ぶれない…！！）

エミリコ「ケイト様はいつも通りでいてと言ってました…私はそれを信じるだけです！」

リッキー（どいつもこいつも俺が一番優秀な生き人形なはずだ！）

リッキー（他の奴らに負けてたまるか！）

リッキー「あそこだ！煤が上がっているぞ！」

ルウ「ルイーズ様！」

リッキー「なっ！？」

リッキー「煤がもう消えた？どこへ行ったんだ？」

リッキー「なんでルイーズ様だとわかったんだよ？煤しか見えなかったのに」

ルウ「格付けの広間で他の御影様を観たから」

ルウ「ケイト様は真っ直ぐ上がる」

ルウ「ジョン様は火花のよう」

ルウ「パトリック様は薄く広がるように」

ルウ「ラムの御影様はわからなかった」

ルウ「そしてルイーズ様はカーブを描く」

リッキー（煤の出方…知らなかった….！）

リッキー（こいつは知っていたんだ、俺より早くパトリック様のことまで！）

ルウ「でも、消えてしまったのは何故？」

ルウ「いるなら必ず返事をする…ルイーズ様は私を愛しているから」

リッキー「声を出せない状況なんじゃないか？」

リッキー「そうだ、この試験御影様も試されているはずだ、何を試されていると思う？」

リッキー「さっきの煤は偶然かもしれないがあれは狼煙になる」

リッキー「どこに御影様が隠されているかの目印になるんだ今まで見てきたことを考えるとここの難易度は低い」

リッキー「不安でいるだけで煤はでるからだ」

ルウ「もうここにはいないみたいだから別の場所を探す」

リッキー「だからいるって！！」

ルウ「シッ..！」

ルウ「わざとだよ」

ルウ「ルイーズ様は私の顔も声も好きすぎる」

リッキー「さっきから自慢ばかりするんじゃねえよ！俺だってパトリック様に…！」

ルウ「違う…私の声を聞いただけで安心してしまうの」

ルウ「縄ハシゴを作って助ける」

ルイーズ「あぁ、苦しかった！まあ、ルウ！なんて綺麗な顔なの！もっと見せて？」

ルイーズ「あら？誰？」

ルウ「リッキー、ここまで来るのを手伝ってくれた」

リッキー「お美しいルイーズ様のお役に立てて嬉しく思います」

ルイーズ「気持ち悪ッ！」

リッキー「なっ！？」

ルイーズ「ルイーズの顔が美しくてついてきちゃったの？」

ルイーズ「生き人形のくせにシャドーの顔に惚れるなんて身のほど知らずね」

リッキー「いえ…そういうわけでは….」

ルイーズ「それともパトリックがルイーズのこと好きってことなの？」

ルイーズ「でもパトリックって絶対小物よね！嫌よ！嫌嫌嫌！」

リッキー「ルウ….？」

ルイーズ「じゃあご苦労様、もう帰っていいわよ」

ルイーズ「あぁ～顔不足だったわ、ルウもっと見せて？さっきはここに居ないって言ってたからびっくりしちゃった」

ルイーズ「ルイーズの煤を頼りにここまで来たのね？あ、早く広間に戻りましょ！一番じゃなくなっちゃう！」

リッキー（こいつら…油断してるな？）

リッキー（ここで2人とも穴に突き落としたら….）

エミリコ「ジョン様の言っていた下の凄い迷路に着きました」

エミリコ「行きましょう！」

ラム「こ、こ、こ、こ、こびりつきがたくさん！鳥肌が立ちました」

エミリコ「今こそアレを作る時がきましたよ！」

ラム「アレ？」

エミリコ「一目見て作れると思ってました」

エミリコ「荷車なら必要なものをなんでも集められるし」

エミリコ「持ち手がちょうどホウキにできそうだったから！」

ラム（荷車はケイト様を運ぶためじゃなかったの？））

エミリコ「それにエドワードから袋を貰ってもっといいことを思いつきました」

エミリコ「ケイト様が普段通りの生活に戻れるように」

エミリコ「まず、私がいつも通りの姿に！」

エミリコ「ちょっと不格好ですけど！」

ラム（エミリコはいつだってケイト様のことを考えてる）

ラム（それなのに私は…）

エミリコ「ラム！準備はいいですか？行きますよ！」

エミリコ「ていや！！」

エミリコ「上からたたくと逃げちゃう！」

エミリコ「うわー！」

エミリコ「だったら横から！」

エミリコ「やりますね！ラム！」

ラム「えっと…」

ラム「まず左の道を行って…」

ラム「次の分かれ道を右！」

エミリコ「ラムの記憶力は凄いですね！」

ラム「少しおかしい遠すぎる」

エミリコ「あれ？」

エミリコ「右に行く分かれ道なかったですね、見逃したかも！」

エミリコ「ん？どこで間違えたんだろう？」

ラム「地形が地図と全然違う…きっと地図は嘘…」

エミリコ「そうなんでしょうか…」

エミリコ「うわー！！」

ラム「きゃあああああ！」

エミリコ「こびりつきは私が倒します！」

エミリコ「ラムは地図の謎解きをお願いします！」

ラム（エミリコが私を頼ってくれてる…！）

ラム（でもわからない…ラミー、どう思う？）

ラム（エドワードは今までただの嘘はついてない、必ず何かヒントがある….）

ラム（ヒント….）

エミリコ「ジョン様の言う通り、下の凄い迷路本当に凄いです！！」

ジョン「上のルートを行って」

ジョン「橋が落ちた」

ラム「エミリコ！あれ見える？」

エミリコ「あ！地図通りの小屋の印！」

ラム「あの位置に小屋の印があるなら私たちのいる場所は….？」

エミリコ「わかりました！！」

エミリコ「道に囲まれた下の空間にいるってことですね！」

ラム「でもこの迷路入り口がない….」

エミリコ「いえ、あの印のところに上へと書いてあります！」

エミリコ「どこかに登る道があるんですよ！探しましょう！」

ラム「坂になっているあの場所は？」

エミリコ「行ってみましょう！」

エミリコ「あった！」

エミリコ「出口の扉です！」

ラム「まだいる….」

エミリコ「しつこいですね….！」

エミリコ「でも手が塞がっていてホウキが」

ラム「行こう….！」

エミリコ「はい！」

エミリコ「では、いきますよ…せーの！」

エミリコ「それー！！」

エミリコ「それー！！」

エミリコ「成功です！」

エミリコ「あれ？そこを見てください」

エミリコ「生垣に穴が空いてます、ここを通ればシャーリー様への近道ですけど」

ラム「罠かな？」

エミリコ「きっとルウが作ったラッキートンネルです！」

エミリコ「見えなくても私たち助け合っているんですよ！ラムはシャーリー様の所へ行けます！」

エミリコ「この迷路まではずっと一緒でしたから寂しいですよね」

エミリコ「でも、シャーリー様に会えるんですから！！」

エミリコ「ラム！気分が悪いんですか？それとも怪我したんですか？私がケイト様を助けたらラムのお手伝いに行けるかも」

ラム「違うの….」

ラム「シャーリー様の顔….ラムじゃない….」

エミリコ「と、いうことは」

エミリコ「ラムの御影様はどちらにいらっしゃる….？」

ラム「違うの！！私は….ラムじゃないの！！」

エミリコ「え！？ラムの偽物なんですか？」

ラム「私…シャーリー様に名前を付けられてないの…」

ラム「シャーリー様と会話をしたことがない」

ラム「私はラミーと会話するようになって、ラミーが私をラムと呼んだ」

ラム「私はシャーリー様に愛されてない、私には助ける資格がないの…！」

エミリコ「そうだったんですか….」

ラム「それに私は自分のことしか考えてない…エミリコはいつもケイト様のことを考えているのに」

ラム「私は…私はお披露目に受かりたいと思ってしまっている…」

ラム「シャーリー様のこと考えてなかった….」

ラム「シャーリー様は煤もほとんど出ないし」

ラム「部屋の掃除も必要ない」

ラム「何もできることがない….！」

ラム「私がお披露目に受かりたくてもシャーリー様はそう思ってないかもしれない…」

ラム「感情が….見えない！！」

エミリコ「そうなんです…見えないんです」

エミリコ「見えないから私は想像したいんです！」

エミリコ「シャドー家の方は不便が多いです」

エミリコ「煤でわかるのは良くない感情だけ」

エミリコ「自分の姿が見えなくて不安かもしれません」

エミリコ「私もケイト様と上手くいかないことがあります…でも」

エミリコ「私たちが悲しい気持ちを膨らませるのは嫌ですよね」

エミリコ「できる限り楽しい気持ちで盛り上げたいと思います」

エミリコ「なんだかシャーリー様のこと気になってきました」

エミリコ「想像しましょう！ラムと似ていてお喋りが苦手なのかも！」

エミリコ「煤が出ていないならラムに満足しているのではないでしょうか？」

エミリコ「もしくはきれい好きでお掃除をコッソリ終わらせているとか！」

エミリコ「実は変な顔してラムを笑わせようとしてたりして」

エミリコ「こんなこと言ったら怒られちゃいますかね？」

ラム「私は…お披露目に…受かりたい！」

ラム「シャーリー様と！！」

エミリコ「お披露目が終われば今度はシャーリー様の顔として会えますよね！」

エミリコ「その時は、ケイト様と仲良くして欲しいです！」

エミリコ「それではまた！」

ガシャン！！（籠の鎖が外れる音）

ケイト「天井の鎖が外れた？」

ケイト「どういうこと…？」

ケイト「また…？」

ケイト「すべてが外れたら…」

ケイト「あれは…？煤が天井の真ん中に吸い込まれている」

ケイト「煤が溜まることで外れていく仕組みなの？」

ケイト「煤を止めないと….」

ケイト「ダメ！！止められない….！」

ケイト「煤を操れても不安な感情は消せない」

ケイト「エミリコ…..」

エミリコ「ケイト様ー！！！」

ケイト「エミリコ….！！」

アイリーン「もうすぐ完成ね」
ジェラルド「少しやりすぎな気もしますが素晴らしい眺めです」

アイリーン「顔の見えない人形たち総動員ね」

ジェラルド「エドワード」

ジェラルド「この規模のお披露目はなかなかないでしょう」

ジェラルド「広間の判断だけで終わることもありますし」
アイリーン「エドの性格を表しているようだわ」

アイリーン「今回の新人にはとっても楽しいお披露目になるわね…楽しめる子がいればだけど」

エドワード「私の思うように動けば後はどうでもいい」

エドワード「3階の方々に娯楽を提供し、偉大なるお爺様の目に留まれば」

アイリーン「3階にあがることも可能…でしょう？2階のままでも十分な権力はあるけどね」

エドワード「お爺様と同じ塔に来たと思ったら、1階2階3階と更なる階級が現れる」

エドワード「ならば、突き進むべきなのだ」

エドワード「顔すら出さない3階の重鎮方にはそろそろ席をあけてもらわねば」

ジェラルド「そういうことを軽々しく言ってはいけません」
エドワード「おびえるなジェン」

ジェラルド「余計なことを考えたくないだけです、慎重に行くべきでしょう」

ジェラルド「お披露目からの同期はもう僕たち3人しか残ってないのですから」
アイリーン「下のものに目を向けるのも大事じゃない？」

アイリーン「今回の5組の資料よ」

エドワード「既に目を通したさ」

アイリーン「どう？判断基準は？」
エドワード「部屋から出るごみや煤の状況、星付きからの報告もある…全ての役割は決めた」

エドワード「こいつは能力が開花するかもしれないな」

エドワード「中には優秀なやつもいる…それによってゲームバランスを考えている」

エドワード「そして落ちるのはこいつだ…食事も少なく煤もあまりとっていない」

エドワード（こいつは….なんだ？）

エドワード（改めてみると普通過ぎる情報にそつがない…まるで見られていることを警戒しているように）

ジェラルド「どうしました？エドワード？」
エドワード「いや、なんでもないくだらんことだ」

アイリーン「波乱が起こるのは楽しみじゃないの？」

エドワード「わかっていっているだろエリー、答えはノーだ」

エドワード「私の完璧な世界に狂いは許さん」

アイリーン「でしょうね」

ジェラルド「今回もいつも通りのことをするだけです」

ジェラルド「エドワードが前を走り、僕とエリーがサポートします」

アイリーン「とはいえ、大舞台で下の子達と関われるエドワードが羨ましいわ」
エドワード「3階の方々への接待はアイリーン様とジェラルド様にお願いしたい」

アイリーン「やめてよね、そういう皮肉」

エドワード「本当にくだらん指示だ」

エドワード（この広場の道を塞ぐだと？景観が酷くなるだけだぞ）

エドワード（グズだと思った人形たちに）

エドワード（私の考えたあらゆる謎を）

エドワード（順調にクリアしている…）

エドワード「しかし！すべてはエドワードの手のひらの上！」

エドワード「美しい旋律だ」