【感想】 シャドーハウス 9話 エドワードの仕掛けを想定外の方法で解決していくエミリコとジョン様 お爺さまが完全にバーン様で笑う

ジョセフ「顔は自分の考えで動いてはいけない、忠誠心だけでシャドーに従う」

ジョセフ「そうして、シャドーと顔は一体化して完全な存在になる」

ジョセフ「んん…そういった意味ではエドワードのお披露目のやり方には疑問が残りますな」

ライアン「顔と仲良くさせるようなやり方は間違いだ」

ライアン「顔は奪うためにあるからな」

ライアン「それぞれ離れ離れにして助けさせるなんて顔に情が移るし、顔自体も個別な考え方を持ってしまうだろうな」

ドロシー「忠誠心を高めるためには重要なことなんじゃない？だけど、全員失格になる仕組みはハイリスクね」

ソフィ「実験的だわ、能力開花の兆しがあるものもいる…この点に関してはソフィはエドワードを評価します」

ライアン「ふん！星付きを量産させるつもりか？ろくなことにならないぞ」

偉大なるおじい様「シャドーハウスにはまだまだ可能性があるということ、なかなか面白いお披露目だ」

偉大なるおじい様「エドワードのやり方は革新的」

偉大なるおじい様「ジョセフにはすぐ判断することは難しいな」

ライアン「まったくエドワードのやつムカつくぜ…」

ライアン「演出が超かっけーじゃねえか…あいつライアンに憧れてるのか？」

ドロシー「ないない」

ドロシー「ただまぁ…」

ドロシー「あれはナシよね？」

ソフィ「一体化は館の重大な秘密、新入りに見られるかもしれない状況で」

ソフィ「まさに愚行….」

アイリーン（エド…自分の世界に浸りすぎよ）

ドロシー「アイリーン！」

アイリーン「はい….」

偉大なるおじい様「この5組、お披露目が終わってどうなっているか」

偉大なるおじい様「楽しみだよ…」

ジョン「いや～しかし、服が綺麗なのは気分がいいな！」

ジョン「煤取りの間最高！部屋にあるなら1日3度も着替えなくていいじゃん！」

ジョン「この地図といい、お披露目面白いな！！」

ジョン「ところでショーン、そこの鉄格子開きそうか？」

ショーン「仕掛けはわかりました」

ショーン「この地面に刺さっている棒でロックされているだけです、あげれば回転するのでしょう」

ショーン「しかし、向こう側にも棒が刺さっているので両方引っ張らないと開きません」

ジョン「向こうから誰かこないと動かせないってことか」

ショーン「しかたありません遠回りしていきましょう…途中でケイト様とも会えますよ」

ジョン「いやジョンはケイトとは会わない、試験を乗り越えてからの再開を誓ったし…」

ショーン「じゃあ寄らず…」

ジョン「でも助けを求めてたら行くけどな！！」

ショーン「はぁ…」

ショーン「一番来てほしくないやつが来たな」

リッキー「はぁ？」

リッキー「ああ、そういうことか」

リッキー「ショーン、お前はこっちに来たいわけだ」

リッキー「這いつくばって懇願しろ！そしたら手伝ってやる」

ショーン「そっちも向こうからきたってことはリッキーもここを通りたいんだろ？」

リッキー「いいや？既にパトリック様を助けて時間が余ったから散歩してるだけだ」

ジョン「パトリックの顔か？」

リッキー「ジョン様！？」

ショーン「そういうことだ、俺はリッキーよりも多くの謎を解いている」

ショーン「パトリック様の場所だって知ってる、虚勢を張ったって無駄だ」

ショーン「位置関係を考えればリッキーがパトリック様をまだ助けてないこともわかる」

リッキー「ぐう….」

ジョン「なあショーン、ひとついいか？」

ショーン「はい？」

ジョン「ジョンがいるからショーンの立場が有利なのはズルいだろ？」

ジョン「生き人形同士の関係を観たいんだ、よってジョンはいない形で進行してくれ」

ショーン「ジョン様が言えばリッキーも従いますよ？」

ジョン「….フンッ！」

ショーン「はぁ…」

リッキー「御影様も色々だな…」

ショーン「どちらにしてもこっちが有利だぞ？」

ショーン「俺たちは遠回りしても十分間に合う、道もほぼ把握している」

ショーン「反面、リッキーはここを通らずパトリック様を迎えに行く場合」

ショーン「庭園を2周歩くほどの距離を行かなくてはならない」

ショーン「そうだな…俺を殴ったことを謝ったら手伝ってやってもいいぞ」

ジョン「ショーン、1ポイント」

リッキー「待てよ？」

リッキー「ということはパトリック様の場所はここか？確かに俺は知らなかったよ」

リッキー「ベラベラ喋って情報を漏らしてくれてありがとよ」

ジョン「リッキー、1ポイント」

ショーン「もういい！話しても時間の無駄だ行きましょうジョン様」

ジョン「あぁ、待て！！」

リッキー「わかった謝るよ」

リッキー「殴って悪かった～」

ショーン（ムカつくな…これ以上協力するのも時間の無駄、エミリコなら無条件で協力するんだろうな）

ショーン「わかった…扉を開けよう」

ジョン「ええ？まだ2ポイント対2ポイントで引き分けだぞ？」

ショーン「もういいですって！いつの間に1ポイントずつ増えたんですか！」

ショーン「じゃあ、同時に棒を引っ張るぞ？」

ショーン「ルウの選んだハサミ…」

ショーン「お前….ルウに何かしたのか？」

リッキー「このハサミはルウに貰ったんだ、パトリック様の顔に誓って嘘はついていない」

ショーン「ルウがお前にハサミを渡す理由はなんだ？お前は最初から誰かを陥れようとしてたじゃないか、俺はお前を信用できない！」

リッキー「チッ…！」

ショーン「待て！質問に答えろ！」

リッキー「どうせ何を言っても信じないだろ？パトリック様を侮辱されたも同然だ」

カラーン…カラーン（鐘の音）

カラーン…カラーン（鐘の音）

生き人形たち「ルイーズ様到着！」

ルイーズ「出口でこんなお出迎えがあるなんて！一番乗りは気分がいいわ！」

ルウ「バービーだ」

ショーン「ルイーズ様が着いた」

ショーン「ということは、リッキーの言ってたことは本当だった….！」

ルイーズ「ああ、あいたかったわルウ…顔を見せて？」

リッキー（生き人形が御影様の顔に手を出すなんてありえないだろう？）

リッキー（一時の感情でパトリック様の顔に泥を塗るほど俺は馬鹿じゃないんだ）

ルウ「リッキー…」

ルウ「あげる」

リッキー「ルイーズ様の指示か？」

ルウ「違うよ、ルイーズ様の指示は関係ない…だから内緒」

ルウ「私がリッキーにあげたかったの」

ルウ「こんなことするのは初めて」

ルウ「でもリッキーといて楽しかったから」

ルウ「パトリック様とリッキーには」

ルウ「受かってほしいから…」

ショーン「リッキー！！」

ショーン「ごめん、謝る！疑ってすまなかった！」

ショーン「戻ってきてくれ！！」

エドワード「プライドのため自分を捨てるかリッキー？だがそちらはゴールに向かう道ではない」

エドワード「なら、ここでもう終わりだ」

リッキー「あのバカの言う通り、遠回りしたら合格は絶望的か？」

リッキー「…..ん？」

ジョン「お、リッキーが戻ってきたぞ」

ショーン「岩ー！？」

リッキー「そっちの棒をあげてくれ！」

ショーン「そうしたいがそうするとそっちと入れ替わって俺がヤバい」

ショーン「何か考えはないか？」

リッキー「パトリック様を頼む….！」

ショーン「！？」

リッキー「パトリック様は繊細な方で俺がいなくなった後が心配なんだ」

リッキー「お披露目に落ちたらどうなるか知らない…でも、もし先があるんだとしたら」

リッキー「ジョン様！ショーン！助けになってあげてください！！」

ショーン「ジョン様！！？」

ジョン「おお～勝手に動いた！！」

ショーン「ジョン様！！なんてことを！！」

ショーン「ジョン様ああああああ！！」

ジョン「いい顔だリッキー…」

ジョン「3ポイント！！」

ショーン・リッキー「噓でしょ….！？」

ソフィ「まぁ…..！」

ソフィ「すごいわ….！」

ソフィ「なんてすごい煤量なのかしら…もっと近くでみたいわ」

ソフィ「たまらないわ…どんな味がするのかしらね…！」

ライアン「おいソフィ、興奮して顔が出てるぞ」

アイリーン「顔が出てる….？」

ジェラルド「みたい」

ソフィ「場の雰囲気が盛り上がってきましたね」

ライアン「なんかそれらしいこと言ってるぞ」

ドロシー「ソフィ、煤のことになると雰囲気変わるわね…こわっ」

ドロシー「いよいよ近づいてきたお披露目終盤」

ライアン「おい、こいつらなんでクルクル回ってるんだ？」

ドロシー「ジョンが先にいっちゃったから一度元の場所に戻らないとジョンとショーンが一緒にいけないからよ」

ライアン「ふふっ、だっさ」

ソフィ「ラムの方は….？」

ソフィ「戸惑っていたみたいだけど進むようね」

ジョセフ「リッキーが最初に進めなかったトンネルだな」

ライアン「お花畑に何か吹き込まれたのか勇ましくなったな」

ドロシー「ジョン組は出口に向かい」

ドロシー「リッキーとラムは主人のもとにつくと」

ソフィ「生き人形が幾多の困難を乗り越え成長していく」

ライアン「へへ、喜んで喋ってるな…その前に箱を開けられるのか？」

ドロシー「可愛くていいじゃない？」

ソフィ「何かに気づいたようね」

ソフィ「エドワードが考えたシャドーの檻は必ず煤がキーになっている」

ソフィ「リッキーが見つけたのは簡単、煤を固めて鍵をつくるようね」

ジョセフ「ジョンの檻も同じものだったな…力で破壊してしまったが」

ソフィ「ルイーズ仕掛けやジョンの素晴らしい能力をみてリッキーは学んだようね」

ドロシー「素晴らしいね….」

ライアン「まあここは手堅くクリアか」

ジョセフ「シャドーは顔を信頼し、待ち、労い、絆を深め合う」

ジョセフ「シャーリーは今のところ煤を出していない」

ジョセフ「ここは厳しいのではないか？」

ソフィ「あら？お花畑ちゃんの真似かしら？」

ライアン「おいおい、気を付けろよ樹液が飛ぶぞ」

ドロシー「怖いわ～触れれば恐ろしい火傷になるのに」

ジョセフ「ケイトの仕掛けと同じく煤を出せば上部が外れ」

ジョセフ「かぶれる花が落ちる仕組みだったが強行突破だったな」

ドロシー「無気力な子だと思っていたけど案外思い切りいいじゃない」

ソフィ「シャドーへの忠誠心から成せる技ね」

ドロシー「あら？シャーリーったら喋ってない？」

ソフィ「感動の再開ね、会話を聞けないのが残念だわ」

ライアン「ダメな2人も盛り返したか」

ジョセフ「遠回りはしたがパトリック組もこのままいけば間に合うだろう」

ライアン「美しいお披露目の大歓迎」

ライアン「まさかこのままおてて繋いで全員合格なんてクソくだらないオチじゃないだろうな？」

ライアン「なあ？ジェラルド！」

ライアン「アイリーン！！」

ソフィ「無能なものをおいておくほどシャドーハウスは甘くないわよ」

ジョセフ「お披露目の度、毎回使えないものがいることも事実」

ライアン「それを見つけられなきゃエドワードの失態だな」

ドロシー「まあまあ、ライアン…まだ終わってないんだからねえ…」

ドロシー「まだいるじゃない？一番かわいそうなのが」

エミリコ「ケイト様！！」

エミリコ（ケイト様….ケイト様だ….）

エミリコ「ダメですねまだ泣いちゃ…無事でよかったです不安でした、早く会いたかったです」

エミリコ「ごめんなさい、私なんかよりケイト様の方が不安でしたでしょうに」

ケイト「いいえ…本を持ってくればよかったわとっても暇だったもの」

ケイト「エミリコこそ、ここまで大変だったでしょう？」

エミリコ「はい！！いっぱいいっぱい色んなことがありました！」

ケイト「ふふ….聞かせてちょうだい」

エミリコ「庭園を1人で進めって言われたんです」

ケイト「心細かったわね」

エミリコ「変な仕掛けが沢山あって、ケイト様といれば心強かったと思います」

ケイト「ケイトもそうしたかったわ」

エミリコ「途中で他の生き人形や御影様と会って一緒に謎解きをしました！」

ケイト「そう…ケイトのところにもジョンが来たわよ、変な奴よ」

エミリコ「私もお会いしました！とっても楽しい方でした！あ！オレンジいかがですか？」

ケイト「後で頂くわ」

ケイト「あら？素敵なエプロンね」

エミリコ「やったー！ケイト様に喜んでもらおうと作りました！」

ケイト「その姿、いつも通りで安心したわ」

エミリコ「この試験では私と同じようにみんなご主人様を大切にしているのがわかりました」

ケイト「そうなのね」

エミリコ「こびりつきを沢山倒しました！」

ケイト「そんなことまで…けがはない？」

エミリコ「大丈夫です！ケイト様はどんなことを考えてましたか？」

ケイト「エミリコにまたパンをあげようかなってことかしら」

エミリコ「アハハハ…..！！」

ケイト「さあ、続きは部屋に戻ってお茶をしながらにしましょう」

エミリコ「はい！」

ケイト「ケイトも話したいことがあるから」

エミリコ「さっきも鳴ったベルの音…」

ケイト「おそらく合格のベルね」

ケイト「ここから出口が少し見えるの、誰かはわからないけどお出迎えがあるのでしょう」

ケイト「ケイトがここに入れられた経緯を説明するわ」

ケイト「棘だらけの木の向こうに鳥かご型の檻を操作するが場所あるの」

ケイト「お披露目にとって必要なことだとエドワードに強要されたの」

ケイト「彼が下から操作すると」

ケイト「クレーンが動いて反対側につるされたわ」

ケイト「問題なのはこの籠よ、天井から煤を吸い込むと繋いでいく鎖が外れていくの今は残り5本で繋がっているわ」

エミリコ「大変！早くしないと！その場所にはどうやって入るんですか？」

ケイト「この檻の裏に平坦な道があるわ」

ケイト「でもその入り口には鍵がかけられてしまった」

ケイト「エドワードは鍵は煤時計の広間で与えると言っていたけど….」

エミリコ「鍵の束….あれだ！！」

ケイト「持っていないのね？」

エドワード「たった一つなんだよ、私がお前らに慈悲で与えた合格の可能性はたった一つ」

エドワード「最初に鍵を選ぶかどうか…煤時計の広間で鍵を選ぶかどうかでお前たちの合否はきまった」

ケイト「エミリコ？何をするの？」

エミリコ「この棘の木を超えれば装置があるんですよね？」

ケイト「そうね….たしかにそうだけど…」

エミリコ「ならここを突破すればケイト様を助けられます！」

ケイト「諦めないのねエミリコは…そういうところが好きよ」

ガシャン！！（鎖が外れる音）

エミリコ「ケイト様！！」

エミリコ「はやくしないと….！」

エミリコ「でも….」

ケイト「間に合わない…」

エドワード「エミリコは諦めないだろうな！それがいいんだ！」

エドワード「最後まで足掻いて散る姿を3階の方々にみせてくれ！」

ガシャン！！（鎖が外れる音）

ケイト「きゃあ！！」

エミリコ「ケイト様！！」

エミリコ（鎖は後2つ….！）

ケイト（エミリコが頑張っているのに私は….）

ケイト「エミリコ….誰かくるわ」

エミリコ「リッキー….」

ケイト「パトリック….こんな時に！」

エミリコ「それルウが持っていたハサミですよね？」

リッキー「色々あってな」

ケイト「ルイーズ達から奪った？あり得るわ、蹴落とせば有利になるとか思ってそうね」

ケイト「やはり….他のペアは信用できない」

エミリコ「よかったー！」

エミリコ「さっきの合格のベルの1つはルウです！リッキーはルウに協力したからお礼にハサミを貰ったんですね！」

ケイト「きゃあ！」

エミリコ「ケイト様大丈夫ですか！？」

ケイト「え、ええ….！」

エミリコ「話はここまでにしましょう、私にはやるべきことがあります」

パトリック「エミリコにハサミを渡してやってくれ」

リッキー「ええ！？」

パトリック「借りがあるんだ」

エミリコ「ありがとうございます！必ずケイト様を救います！」

エミリコ「ショーンもラムも、リッキーもルウもみんなが後押ししてくれます！」

ケイト（最初からそうだった訳じゃないわ）

ケイト（あなたがみんなを変えてるの）

ケイト（私は馬鹿だわ…はじめから敵を作ってきたのは私）

ケイト「エミリコ！すべてを根元から切っていたら時間がかかるわ枝を切って間を進むのよ！怪我には気を付けて」

エミリコ「はい！！」

エミリコ「あ！」

エミリコ「ケイト様！クレーンを操作するところまで来ました！」

ケイト「偉いわ！動かし方わかる？」

エミリコ「駄目です…ここにも鍵が！」

ケイト「いけない…また煤が…！」

ケイト「だめ…煤は出続けている…」

ケイト「もう間もなく私は….」

ケイト「怖い….」

ケイト「怖い….」

ケイト「怖いわ」

エミリコ「私は諦めません！！」

エミリコ「絶対、ケイト様をたすけます！」

ケイト「エミリコ！！」

ケイト「きゃあ！！」

エミリコ「ケイト様あああああああ！！」

エミリコ「ケイト様…こちらへ！」

エミリコ「前にミアは自分のことを生まれつき優秀と言っていましたが」

エミリコ「私は生まれつき身体が丈夫みたいです！！」

ソフィ「ワクワクした」

ジョセフ「なかなか面白くなってきたな」

ライアン「どこがだ？また奴らに余計なことを考えさせた！華々しい最後が見れると思ったのに！」

ドロシー「でも…所詮この程度じゃないかしら」

ドロシー「あの2人…」

偉大なるおじい様「ふふふ….」