【感想】アニメ『シャドーハウス』 4話 ラムとエミリコとショーンのトリオが可愛い

バービー「静かにしろ！」

生き人形「何かしら….？」

エミリコ「何が始まるんです？」

ミア「今日は星付きからありがたい指導があるみたいよ」

バービー「先日の亡霊騒ぎの一件についてだ、原因はどこかの班が掃除をサボったからに違いない」

バービー「今からお前たちに聞き取りをする！」

バービー「よし次！」

バービー「終わったら速やかに掃除に移れ！」

バービー「次はぼんくらローズだな」

バービー「お前らの班はこびりつきを逃した…どういうつもりだ！？」

ローズマリー「あれは逃がしたわけじゃないわ…あの日はちょうど授業をしていて…」

バービー「相変わらず要領を得ないな！つまり貴様らが掃除をサボったということか？」

ミア「新人のエミリコはあれだけの騒ぎが初めてだったので対処が遅れただけです！その後の処理もしっかりやりました」

ミア「掃除もサボってはいません私たちの持ち場をチェックしてもらっても構いません」

バービー「なるほど…よくわかった」

（バービーがミアの腹を蹴る）

バービー「この班が全員ぼんくらだってことがな！」

バービー「いいかでしゃばり！私は班長に聞いたんだ」

エミリコ「いきなり蹴るなんてひどいです！！」

バービー「お前は確か、以前窓から手を振ったヤツか？」

バービー「お前は頭がお花畑か？酷いといったな？」

バービー「それは私の指導についてのことか？」

バービー「あぁ…！」

リッキー「あ、ああ！危ないバービー！お怪我はありませんか？」

バービー「おい貴様！どういうつもりで私にぶつかった！」

ショーン「すいません…俺目が悪いんですよ故意にぶつかったわけじゃ…」

バービー「人を認識できないくらいならメガネをかけろ！」

ショーン「主人がメガネをかけてないから俺がかけるわけにはいかないでしょ」

バービー「私に口答えするというのか？」

（リッキーがショーンの腹を殴る）

リッキー「これが星付きのバービーに対する言葉か？お前はうちの班の面汚しだな」

ガシャン！（何かが割れる音）

バービー「今度はなんだ！？」

ラム「ごめんなさい…」

ラム「ご、ごめんなさい…」

バービー「お前か…」

バービー「確か一番の無能だったな…」

バービー「何度もものを落として壊したり」

バービー「集めた煤を散らかしていると報告が入っている」

バービー「わかったぞ」

バービー「亡霊騒ぎの原因は貴様だな？」

エミリコ「そんな…！」

エミリコ「あの…同じ班の方ですよね？助けてあげてください！」

生き人形「どうして？何もできないのは本当よ」

生き人形「迷惑かけられてばかりだし」

エミリコ「あの子のせいにされちゃいますよ！？」

生き人形「誰かが責任を取らなきゃいけないならあの子がいいわ」

生き人形「あそこまでダメな子はどうせお披露目で落ちるから」

生き人形「失敗作よ」

エミリコ「待ってくださいバービー！」

バービー「2度目だぞ貴様」

エミリコ「何か原因があるかもしれません！」

バービー「原因か….」

バービー「わかった、それなら」

バービー「お花畑！」

バービー「無能！」

バービー「面汚し！」

ショーン「ん？」

リッキー「お前のことだ」

バービー「以上3名に深夜の見回りを命じる」

バービー「部屋の鍵はあけておくように許可をとる」

バービー「できなければ無能のせいだと別塔の大人たちに報告する」

バービー「お前は何というのか？」

リッキー「リッキーです…バービー」

バービー「今回の新人で見込みがあるのは貴様だけだな」

リッキー「ありがとうございます」

バービー「さあ！全員掃除にかかれ！」

バービー「仕事が終わらんぞ！」

ミア「バービーのせいじゃないの？あんなの新人いびりよ！」

ミア「エミリコったら変に他の子をかばうと馬鹿を見るわよ」

エミリコ「はぁ…」

ミア「バービーには本当に気を付けたほうがいいわ…あいつの御陰様は実力者だから」

ローズマリー「でも心配することはないわ、バービーもそのうち飽きるわよ」

ケイト「はぁ…」

ケイト「あら、おかえりエミリコ」

エミリコ「ただいま戻りましたケイト様！」

ケイト「ねえ今日の夜時間あるかしら？一緒に勉強したいのだけど」

エミリコ「ごめんなさい、実は外の仕事を深夜にもすることになって…」

エミリコ「また別の機会にお願いします！」

ケイト「そう…気を付けていってらっしゃい」

エミリコ「はい！それまでにケイト様のお部屋ピカピカに磨き上げますね！」

ケイト「はぁ…」

パトリック「ほお、早速星付きに褒められるなんて流石だなリッキー」

リッキー「同じ班に面汚しな生き人形がいましてね…ちょっと躾を」

パトリック「そりゃ傑作だな」

リッキー「パトリック様の顔として当然のことをしたまでですよ」

エミリコ「こんばんは！私はエミリコです！張り切って頑張りましょう！」

エミリコ「えっと、2人のお名前は？」

ショーン「俺はショーン」

エミリコ「じゃあ見回りはじめましょうか？あちこち探せば何かあるはずです！」

ショーン「何かか…新人の俺たちだけで解決できるのかな」

エミリコ「1週間後の大掃除までにたっぷり時間はあります！どうにかなりますよ！」

エミリコ「この部屋は異常なしですね！」

エミリコ「あれ？ショーンは？」

エミリコ「あ！あっちにいる！こっちですよ！」

ショーン「ん…？」

エミリコ「そっか目が悪いんでしたね」

エミリコ「それ私じゃないですよ」

ショーン「え！？」

エミリコ「今度はショーンじゃない方の生き人形をおいてきちゃった！」

エミリコ「ここも異常なしですね」

エミリコ「あれ？ここさっき見回りしましたっけ？」

ショーン「ふああ…」

ショーン「この見回りは主人のためになるのかな？」

エミリコ「明日また頑張りましょう…」

エミリコ「今日で5日目…今日こそ亡霊騒ぎの原因を突き止めたいのですが..」

エミリコ「あ！ショーン！」

エミリコ「何か役に立つものを持ってきたのですか？」

ショーン「毛布だ」

エミリコ「毛布？一体どんなことを？」

ショーン「寝る」

エミリコ「なぜ！？」

ショーン「部屋は出た後鍵を閉められるだろ？だから時間までここで寝る」

エミリコ「ですが、期限は明後日までですよ？」

ショーン「バービーは意地悪で俺たちと主人を仲違いさせたいだけだ」

ショーン「このところ俺は睡眠不足で部屋の掃除にも支障が出ている…エミリコはどうだ？」

エミリコ「今朝寝坊してケイト様に迷惑をかけました…でも、理由なく誰かのせいにされるのはおかしいと思うのです！」

ショーン「俺たちは顔だ、こんなやつれた顔で役目を果たせるわけがない」

ショーン「俺は主人の指示だけを真剣に考える」

エミリコ「まだあきらめないでください！私いいものを持ってきたんです！」

エミリコ「地図です！同じ班のミアに描いてもらいました！」

エミリコ「2人で探しましょうか…？」

ショーン「待て」

ショーン「2人の分の毛布も持ってきている寝たかったら寝ろ、それだけだ」

エミリコ「え…ありがとうございます」

エミリコ「寝ましょうか！確かに無理は良くないですからね」

エミリコ「なんだかいつもと違って落ち着かないですね」

エミリコ「天井が高いです！今まで眠る時に誰かが隣にいることがなかったからですから」

エミリコ「ショーンの言う通り確かに寝るのも大切ですね」

エミリコ「なんだかんだショーンはいつも私たちを気遣ってくれています！私がバービーに怒られている時も助けてくれました」

ショーン「俺がバービーにムカついただけだ」

ラム「う…うう…」

ラム「ごめんなさい…ごめんなさい…」

ラム「もう見回りはやめましょう…私のせいで2人に迷惑かけて..」

ラム「私は失敗作ですから…私はいらない子ですから…」

ラム「ごめんなさい….」

エミリコ「嬉しいです！やっと喋ってくれました！」

エミリコ「迷惑なんかじゃありません！ショーンとショーンじゃないほうと」

エミリコ「仲良くなるきっかけになって嬉しいです！」

エミリコ「私も失敗作と言われたことがあります、でもケイト様はそんな私を見守ってくれています」

エミリコ「誰かが必要としてくれます要らない子なんてことはありえません」

エミリコ「私はショーンじゃないほうさんと仲良くしたいです！」

エミリコ「ああ！もちろんショーンとも仲良くしたいですよ！えっとつまり…」

ラム「ラム….」

ラム「私…ラムです….」

エミリコ「わ！ラム！！」

エミリコ「素敵なお名前ですね！！」

ショーン「おい….！」

ショーン「何か来るぞ…」

ショーン「もしかして亡霊…？」

ラム「うわああ！！」

エミリコ「ラム！！」

エミリコ「ショーン！逃げましょう！亡霊です！」

ショーン「いや待て…」

ショーン「これは顔の見えない人形だ」

エミリコ「顔の見えない人形って？」

ショーン「お前会ったことないのか？俺たちの食事や着替えを用意している人形だ」

エミリコ「そうなのですね！いつもありがとうございます！実は今亡霊騒ぎの原因を探していまして…」

ショーン「無駄だ顔の見えない人形は俺たちと違ってしゃべることはない」

ショーン「おそらく俺たちの声に反応して見回りに来たんだろう」

エミリコ「はっ！！ラムを追いかけなきゃ！」

ラム「ここはどこ…？お話してラミ！暗いのはだめなの」

ラム「ラム…助けに来ると思う？」

ラム「誰が？」

ラム「あの子だよ」

ラム「来ないよ…亡霊にやられてしまったとしたら私だったら来ない私、置いて逃げてきちゃったの」

ラム「でも、あの子なら来てくれそうな気がする」

ラム「生き人形は使い捨てなの、優秀な生き人形だけ残るの…他の生き人形を庇うなんて変なの」

ラム「でも、来たら嬉しいね」

ラム「嬉しい…嬉しいなんて気持ち私知らない」

エミリコ「ラム～？どこですか～ラム～！」

ショーン「お前は変なやつだな」

エミリコ「変！？ケイト様にも言われます！」

ショーン「余計なことは考えるな…産まれた時から記憶している生き人形のルールの1つだ」

ショーン「俺たちは主人のために生きる、他の生き人形に構うのは無駄だ」

エミリコ「私は優秀ではないみたいです…ショーンの言う通りケイト様のことだけを考えればいいのに」

エミリコ「でもショーンもバービーに逆らったのは良くない行動でしたね」

ショーン「あれは…確かに主人のためなら良くない行動だった」

ショーン「俺も優秀じゃないな」

グゥ～～（ショーンのお腹が鳴る音）

エミリコ「パン食べますか？」

ショーン「なんでポケットからパンが出てくるんだ？」

エミリコ「あ…ショーンが笑いました！」

エミリコ「顔が陶器でできていると思っていたのに」

ショーン「表情は主人のためにあるものだ」

エミリコ「でも動かさないとほっぺた固まっちゃいますよ！」

ショーン「それもそうか…」

エミリコ「それにしてもラムいないですね」

ショーン「そういえばさっきの地図使わないのか？」

エミリコ「あ！忘れてました！」

ショーン「大広間の周りは一通り歩いたよな」

エミリコ「行ってない場所は…」

エミリコ「ここ！玄関に続く廊下！」

エミリコ「ミアのメモにはいってはいけないと書いてあります！」

ショーン「だろうな…外に出るのもおそか扉を開けることも禁止事項に触れてるはずだ」

エミリコ「だとしても行きます！朝までにラムを探さなきゃ！」

ショーン「待て！」

ショーン「シャドーハウスを抜け出す者は即処分ってことか？」

エミリコ「そこまでするものなんですか！？」

ショーン「生き人形だってものを考えているし、御陰様のお役に立ちたいと思っているのに！」

ショーン「余計なことは考えちゃだめだ」

ショーン「それが俺たち生き人形のルール…」

ショーン「戻るぞ！ラムがこの廊下を抜けれるわけがない」

ラム「キャー！！」

エミリコ「ラム！！」

ショーン「この壁の向こうから聞こえた！地図を見せろ！」

ショーン「ん？向こうに続く扉なんてないぞ？」

エミリコ「扉？」

エミリコ「あ！道がわかりました！」

エミリコ「私たちの部屋と同じです！」

ショーン「そうか、回転扉か！！」

ショーン「エミリコ、中はどうなっている？」

エミリコ「暗くてわかりません！」

エミリコ「勢いよく突っ込んで身体中痛いです！」

ショーン「扉に気づいたならゆっくり入ればよかっただろ」

エミリコ「本当にその通りですね！痛！壁にぶつかりました！」

ショーン「俺がつくまで待てって！」

エミリコ「あ！」

エミリコ「ラム！！」

エミリコ「心配しました怪我はないですか？さっきラムの悲鳴が聞こえてきました、何かありましたか？」

エミリコ「あ！こびりつき！」

エミリコ「大丈夫です！私やっつけたことがあります！」

ショーン「ラム！部屋の明かりをつけてくれ」

エミリコ「えい！」

エミリコ「亡霊です！この部屋が原因だったんですね」

エミリコ「でも水を忘れました、亡霊には水が効くんですよ失敗しました」

ショーン「叩けば倒せる！一旦あいつを抑えてくれ」

エミリコ「任せてください！！」

エミリコ「でも、どうしましょう….」

ショーン「くるぞ！」

エミリコ「えっと…えっと…あ！ショーンこれ借りますね！」

エミリコ「わあ！！」

エミリコ「わあああああ！！」

ショーン「そのまま叫んでろ！場所がわかる！」

エミリコ「亡霊は私の上！いやショーンから見ると右から左！」

ショーン「そのくらいの視覚は自分でわかる！」

エミリコ「わあ…粉々です」

エミリコ「力が凄いですねショーン」

ショーン「一応しまっておけよ」

エミリコ「って！落ち着いている場合じゃありません！」

エミリコ「あれを見てください！」

ショーン「見えない….」

エミリコ「天井に扉があってそこから煤が漏れています！」

ショーン「なんで天井に煤が？」

ショーン「って、おい！！」

エミリコ「わかりました！！天井は各部屋の煤の通り道ですね！」

エミリコ「だから煤が漏れているんですよ！」

ショーン「チョーツがいま錆びて」

ショーン「壊れて扉が落ちた？」

ショーン「そこから集まった煤が亡霊になったってことか」

エミリコ「誰のせいでもありませんでした！解決です！」

エミリコ「さあ、お祝いにパンをどうぞ！」

ショーン「俺はいらないって….！」

グゥ～（ショーンのお腹が鳴る音）

ショーン「うま！！」

ショーン「これシャドー家の方のパンだろ！？」

エミリコ「ケイト様がわけてくれます！皆さんにも食べてほしくて」

ショーン（主人とそんなに距離が近いのか？本当に不思議なやつだな）

エミリコ「美味しいですか？ラム！」

ケイト「エミリコはいつまで外の仕事とやらをやってるのかしら」

ケイト「知らないことは教え合おうと約束したのにこのままじゃお披露目に合格できないわ」

ケイト「ケイトにはやらなきゃいけないことがあるのよ」