【感想】アニメ『シャドーハウス』 3話 えっちぃほのぼの回でもあったけど不穏さが隠しきれなくなってきた

エミリコ「今日は初めての授業だよ！本で知らないことを教え合うみたい！」

エミリコ「シャドーハウスは知らないことだらけだから楽しみ！」

エミリコ（だけど…..）

エミリコ「ミア….！」

エミリコ「あの…..」

ミア「エミリコ、おはよう！！」

ミア「どうしたの？」

ミア「寝ぼけてる？フフ！」

エミリコ「私、ミアに嫌われたのかと思ってました」

ミア「この前のことね！あれはサラ様の感情よ！エミリコはまだまだね」

ローズマリー「あら～？何かあったのかしら～？」

ミア「2人だけの秘密だもんねー！」

ローズマリー「皆集まったわね」

ローズマリー「では授業をはじめましょう！といっても堅苦しく考えなくていいわ」

ローズマリー「今日はエミリコに館の案内をしましょうね」

エミリコ「はい！」

エミリコ「わぁ～！！」

ローズマリー「ますここは掃除道具の間、生き人形の集合場所といったらここよ」

エミリコ「大広間の掃除の後道具をしまいました！」

エミリコ「私のはここです！」

ミア「そうそう！」

ミア「次からは自分で準備できるわね」

エミリコ「これも掃除道具ですか？」

ローズマリー「緊急用ね、めったに使われることはないわ」

エミリコ「ん？」

エミリコ「あっちの階段はどこに繋がっているんですか？」

ローズマリー「キッチンやランドリーよ」

ミア「ルウ、誰の仕事かわかる？」

ルウ「顔の見えない人形の仕事は行く必要なし」

ローズマリー「そうよ、偉いわ！」

ローズマリー「エミリコも必要のない場所のことは今後考えなくていいのよ」

ミア「ここは学びの間！」

エミリコ「文字を覚えたりできますか？」

ローズマリー「次の機会にやりましょうね～」

エミリコ「これはシャドーハウスの」

ローズマリー「ええ、この屋敷は二重構造になっていてシャドー家の生活空間の下に生き人形の空間があるのよ」

エミリコ「この服は？」

ローズマリー「ポートレイトといって顔の役目を担う時に着るのよ」

ローズマリー「手足はレースで覆って顔のみを目立たせるの、生き人形の正装ねお披露目の後着ることになるわ」

エミリコ「お披露目？」

ローズマリー「エミリコとルウはまだね」

エミリコ「え？ルウもまだだったのですか？」

ローズマリー「以前掃除した大広間よ」

エミリコ「ん？」

エミリコ「う～ん….」

エミリコ「もう煤が溜まってきてます！掃除しましょうか？」

ローズマリー「まぁ…！」

ローズマリー「意識が高くて関心ね！私、エミリコが気にいったわ！」

ローズマリー「でも、そのくらいなら大丈夫よ！今は授業優先！」

エミリコ「はい！！」

エミリコ「ん？」

ローズマリー「ルウ、あの廊下の先は何があるかわかる？」

ルウ「お披露目の間…」

ローズマリー「はい、正解よ偉いわ」

エミリコ「あの…お披露目って何をするのでしょうか？」

ローズマリー「大事な儀式よ、御陰様との相性を見るの」

ミア「シャドー家に有用な素材かどうかもね」

ローズマリー「お披露目が終わるとシャドー家にとっては顔つき、つまり成人になるのよ」

エミリコ「え？じゃあケイト様はまだ成人ではないのですか？」

ミア「そう、試用期間といったところね」

エミリコ「お披露目で上手くいかないこともあるんですか？」

ローズマリー「ごめんなさい、お披露目のことは詳しく言えないのよ」

ミア「頑張ってとしか言えないわ」

エミリコ「ローズマリーより年上はいるんですか？」

ローズマリー「もちろんよ」

ローズマリー「あちらの別塔にいらっしゃるわ」

ミア「偉い方々の場所よ」

ローズマリー「余計なことは考えちゃいけないわ」

ミア「生き人形はシャドー家に対して忠誠以外の心を持ってはいけない」

ミア「大事な教えよ」

ミア「シャドー家に対してということはどの御陰様にもってことこれを守っていれば私たちは幸せよ」

ミア「シャドー家に対していい生き人形じゃないと処分されちゃうからね」

エミリコ「処分….」

エミリコ「そういえば偉大なるお爺様って…」

ローズマリー「その呼び名はシャドー家の方のみ呼ぶのよ」

ローズマリー「私たちはシャドー家を統率するシャドー家の王、私たちの産みの親偉大なる創造主様と呼ぶわ」

ローズマリー「だけど滅多に呼んではならないの、私たち程度が呼ぶと存在を汚すことになりゆるからよ」

カンカンカンカン….！（ベルの音）

エミリコ（私が余計なことを言ったから…？）

ミア「緊急用の呼び鈴が鳴ってる…これって…」

ローズマリー「亡霊だわ…」

エミリコ「亡霊…？」

ローズマリー「掃除用品の間に戻りましょう！」

エミリコ「ミア、これってどう被るんですか？」

ミア「今は煤コートだけでいいわ！はやく！」

ローズマリー「これはね、もっと煤だらけの場所に行くときに使うのよ視界が悪くなるから適材適所ね」

ミア「はぁ…」

ミア「亡霊ってアレのこと？本当にあることだったの？」

ローズマリー「私もはじめてだったわ」

エミリコ「アレって？」

ミア「こびりつきの集合体よ！」

ローズマリー「こびりつきっていうのはね、集まった煤が悪意を持って動き出すことなの」

エミリコ「煤が動く？」

エミリコ「あ！」

ラム「うう！！」

ミア「どうする？」

ローズマリー「おひつきの指示を待ちましょうか」

バービー「グズグズするなのろま共！」

エミリコ「前に見た生き人形だ」

生き人形「バービー、班は揃いましたどうしましょうか？」

バービー「ブッ叩くのみだろクズども」

エミリコ「きゃあ！」

ローズマリー「大丈夫？」

バービー「ぼんくらローズ貴様らは班全体ぼんくらか？他の役立たず共はとにかくこびりつきを潰せ！」

ミア「エミリコ！追うわよ！」

エミリコ「はい！！」

ラム「きゃ…！」

ミア「あの星付き本当性格悪いわ」

エミリコ「星付きは偉い生き人形で、こびりつきは煤が集まって動くこと」

エミリコ「えーっと、それがもっと沢山集まると…」

ミア「覚えるのは後にして！今は授業じゃないのよ！」

ミア「どこに隠れたか見た？」

エミリコ「この額縁の裏だと思います！」

ミア「じゃあエミリコが突っついて！出てきたら私が叩く」

エミリコ「はい！」

ローズマリー「2人とも早いわ～」

ローズマリー「あっ…危ない！！」

ローズマリー「きゃあ！！」

エミリコ「ローズマリー！！」

ミア「叩いて叩いて！！」

ミア「ルウ！！ローズじゃなくて頭の煤をだよ！」

エミリコ「ぐったりしちゃいました！」

ミア「早く剝がさないと！」

ミア「はっ…！やっぱりこっちまでいた！」

エミリコ「きゃあ！！」

ミア「まずい！」

ミア「首吊りになっちゃう！！」

ミア「ちょっとなんで蹴るのよローズ！顔はやめてよ！」

ルウ「水….」

エミリコ「え？」

ルウ「こびりつきは水をかけると弱くなり動きが鈍くなる…説明書で読んだ」

ルウ「掃除用のスプレー」

エミリコ「やりましたね！もっとかけましょう！」

エミリコ「ルウ！届いてません！」

ルウ「掃除箱にはこれしか入ってない…」

エミリコ「バケツに水を汲んできます！」

ルウ「水場は遠いから間に合わないと思う」

ミア「もうやだ！私手を放すよ？顔に傷ついちゃうもん！」

ルウ「私は選ぶのは苦手、ミアとローズマリーどっちを助ける？」

ミア「エミリコ？」

エミリコ「はああああ！えい！」

ミア「いてててて….」

エミリコ「よかった！こびりつきが取れました！」

ルウ「私たちは掃除をしなきゃいけないのに花瓶の水を投げるなんて」

エミリコ「すいません！！」

ルウ「私は思いつかなかった」

ルウ「エミリコは凄いね」

エミリコ「私よく花瓶の水をこぼしてケイト様に怒られるのです！えへへへ…」

ミア「応用力がないのよルウは」

エミリコ「ん？」

エミリコ「ローズマリー？」

ローズマリー「あああああ….ああ….」

ミア「すす病だわ！救護班が来るからほっといて！」

救護「たくさん水を飲ませる必要があるわね…清浄の間に連れていきましょう！眠らせて！」

ローズマリー「あああああああ」

ルウ「散らかった煤掃除しなきゃね」

ミア「そうね」

エミリコ「ええ！？」

エミリコ「ローズマリー…」

エミリコ（授業は最後まで聞けませんでしたが大事なことを学びました、私たちは掃除をしなきゃいけません）

エミリコ（煤が動きださないように）

エミリコ「はぁ…」

エミリコ「パンちゃん、おはよう！」

エミリコ「動いた！？パンちゃんこっちだよおいで！」

エミリコ「あれ？変だな？」

エミリコ「さっき動いたのに….」

ミア「なにエミリコ、寝不足？」

エミリコ「はい…昨日はよく眠れませんでした」

ミア「授業初日からあんなことになればそれもそうよね私もびっくりしたけど」

エミリコ「ローズマリーは大丈夫でしょうか？」

ミア「平気じゃない？だって動いていたし」

ミア「ローズのことだから、恥ずかしいとこをみられちゃったわ～とかいって帰ってくるよ」

ミア「はいはい！この話はおわり！今日は楽しい日だよ」

ミア「洗浄の間で綺麗にしてもらうんだから！」

ミア「1区間に2人ずつ入っていくの！エミリコは私と入ろう！ルウは他の子と入ってね」

ミア「でも、その前に…」

エミリコ「？」

ミア「これはあんまり好きじゃない～」

エミリコ「クラクラしますよね」

ミア「ああ～気持ちいい！」

エミリコ「これは掃除用と同じですか？」

ミア「人形用の石けんよ！」

エミリコ「私怖かったんです！水が身体の中に入って壊れちゃうかもって」

ミア「ははは！大丈夫よ！生き人形は精巧に作られているから」

エミリコ「精巧っていうのはしっかり作られているってことですか？」

ミア「う～ん、そんな感じ」

ミア「そっか、エミリコって言葉があんまりわからないの？」

エミリコ「はい、勉強中で文字はあんまり読めません」

ミア「私、産まれた時から色々読めたよ」

エミリコ「そうなんですか？」

ミア「生き人形のスタートラインは同じじゃないみたい私は産まれつき優秀なんだ」

ミア「サラ様は私が顔としてやってきてとても喜んだわエミリコは？」

エミリコ「私はよくケイト様に怒られます」

ミア「でもエミリコは運がいいわ、私がいろいろと教えてあげるから」

エミリコ「やったー！お願いいたします！」

エミリコ「ここでは何をするんですか？」

エミリコ「うわああああ！！」

エミリコ「教えてくれませんでした…」

ミア「今のはいたずらよごめんごめん！」

ミア「ああ！ちょっと仕返しね？もう～！」

エミリコ「おっ…？」

ミア「洗浄よかったでしょ？お付きの御陰様の身分が上がればもっといいことがあるはずよ」

エミリコ「あ！ルウが来ました！」

エミリコ「あ！！」

エミリコ「ローズマリー！」

エミリコ「大丈夫だったんですね！」

ローズマリー「ええ、でも驚いちゃったわすす病のことは知ってたけど自分がなっちゃうとはね」

エミリコ「すす病とは何なのですか？」

ローズマリー「すすが身体の中に入っちゃうのよ」

ローズマリー「ほっとくと身体の中が壊れちゃう怖い現象なの」

ローズマリー「でも、すぐに処置すれば大丈夫よ救護班は優秀だから」

ミア「水を飲むのよね」

ローズマリー「そう、水を飲んで身体の中の煤を流すのもう水は飲みたくないってくらいね」

エミリコ「じゃあ治ったんですね！よかった！」

ローズマリー「駄目ね私、エミリコに班長らしいところ見せたかったのに」

ローズマリー「恥ずかしいところみられちゃったわ」

エミリコ「アハハハハハハ！！」

ローズマリー「何かおかしなこと言ったかしら？」

エミリコ「それでローズマリーはすっかり元気になってました」

エミリコ「救護班は凄いですねまた4人揃ってお掃除できそうで嬉しいです！」

ケイト「そう、それは良かったわね」

エミリコ「どうかしましたか？」

ケイト「亡霊というのは初耳だわ」

エミリコ「すいません私ばかりしゃべってしまって」

ケイト「いえ、それは構わないわ」

ケイト「それより、これは前にも言ったのだけど掃除して動かしたものはちゃんと前の場所に戻しておいてね」

エミリコ「すいません！気づきませんでした！何を動かしましたか？」

ケイト「飾ってあった場所から動いていたわ、ぬいぐるみ」

エミリコ「ケイト様のぬいぐるみも？さっき私のパンちゃんも動いたのです！」

ケイト「失敗は改善すればいいわ、だけどケイト言い訳するのは嫌い」

エミリコ「で、でも見たんです…！」

エミリコ「私たち生き人形も動くんですからぬいぐるみも…！」

ケイト「それは別問題よ！」

ケイト「飛んだ…？」

エミリコ「やっぱりぬいぐるみも動くんですね！」

ケイト「生き人形は偉大なるお爺様の力で命が吹き込まれているのよぬいぐるみが勝手に動くわけないわ」

エミリコ「では、ケイト様に偉大な力があるんじゃないんですか？」

エミリコ「今度は意識してパンちゃんを動かしてみてはどうでしょう？」

ケイト「まさか…そんな….」

ケイト「確かにケイトだわ」

エミリコ「やっぱり！！」

ケイト「ケイトにこんな事できるなんて」

ケイト「でもぬいぐるみ以外は何も動いてないわ」

ケイト「どうしてぬいぐるみだけ？」

エミリコ「ケイト様とパンちゃんのぬいぐるみ…」

エミリコ「私が繕った…」

エミリコ「あ！そうだ煤です！ケイト様は煤を動かせるんですよ！」

ケイト「でも今動いているのはぬいぐるみでしょ？」

エミリコ「私、パンちゃんにケイト様の作ったすすダルマを入れたんです」

ケイト「え！？なんでそんなこと」

エミリコ「替えの綿がなかったので」

エミリコ「それに大切なものには大切なものを入れたかったんです…これならいつでもケイト様を近くに感じられます！」

ケイト「ケイトの作ったすすダルマをそんな風に使うなんて…」

ケイト「変な子ね」

エミリコ「良くないことでしたか！？」

ケイト「いいから片付けてくれる？」

エミリコ「はい！」

エミリコ「煤は良くない感情から出る、だからこびりつきは悪意を持って動き出す」

エミリコ「でも、ケイト様のように意識して動かすこともできる」

エミリコ「ケイト様はどうして煤を動かすことができるの？この前の亡霊も誰かが動かしてたの？」

エミリコ「別塔に住む偉い方々って…」

エミリコ「生き人形はシャドー家に対して忠誠以外の心を持ってはいけない！！余計なことは考えちゃダメだ！」

ジリリ…（ベルの音）

エミリコ「あっ！」

エミリコ「お呼びですか？ケイト様？」

エミリコ「あっ！！」

エミリコ「凄いです！もうそんなに動かせるなんて！」

ケイト「でもまだ短時間しかできないのよ」

エミリコ「凄いですよ！私、他の生き人形のみんなにケイト様の力を自慢したいです！」

ケイト「呼んだのはその話よ、まだこのことは誰にも言わないで頂戴」

エミリコ「え？」

ケイト「シャドーがこんなことできるなんて学んでないわ慎重にいきましょう」

エミリコ「わかりました」

ケイト「お披露目が近いし情報が必要だわ、お披露目前のシャドーは勝手に出歩けないから部屋にある本で学ばないといけないの」

エミリコ「生き人形たちは交流があるのにシャドーの方は違うんですね」

ケイト「ええ、お互い知らないことは教え合った方がいいかもしれないわね」

エミリコ「はい！」

エミリコ「きゃあ！」

エミリコ「ケイト様！」

ケイト「今日は疲れてるのね勉強は明日からやりましょう」

エミリコ「うう、すいません…」

？？「今回の新人は何人残るかしら？」

？？「出来損ないは早めに淘汰しなきゃ！」

？？「フフ、今回も面白ければいいが…」

？？「エドワード、お披露目はどうなっている？」

エドワード「準備は万事順調です」

エドワード「どうぞお任せください」

エドワード（お披露目、試験官に選ばれたのは大いなるチャンスだ）

エドワード（目的は3階の方々に娯楽を提供すること、これで偉大なるお爺様の目に留まれば3階に上がることも可能だろう）

エドワード（新人などどうでもいい）

エドワード（私の思うように動いてくれれば…）