【感想】 リゼロ2期 13話(38話) ものすごくいいところで終わった 次回3ヶ月後なのが辛いが1月からの放送が楽しみだ

エキドナ「幾重の境界を乗り越えて、夢の城にまで踏み込んで来たのか。礼儀知らずめ」 

スバル「…っ」

スバル「お前は本当に何なんだ…。俺をどうしたいんだ…！」

サテラ「貴方を…貴方をずっと…」

サテラ「貴方だけをずっと…愛しています」

スバル「やめろ…」

サテラ「愛しています」

スバル「やめてくれ…」

サテラ「貴方だけを…ずっと…ずっと…愛し続けています」

スバル「やめろって言ってるだろうがー！！」

スバル「お前もエキドナもどうかしてる！もううんざりだ！うんざりなんだよ！！」

スバル「お前らの手は借りない！全部俺が自分で何とかする！それで良いだろうが！」

ミネルヴァ「それで？また死んで、繰り返して、色んな人を泣かせるんだ？へぇ～…」

ミネルヴァ「アンタはいいわよね。周りがどんな思いでいても、一番辛いのは自分だって言い訳できるもの」

スバル「俺が…？俺が悲劇の主人公ぶってるってのか！？」

ミネルヴァ「そんなじゃない。ただ、自分が誰より傷つけばいいなんて結論は卑怯よ」

ミネルヴァ「アンタのその歪み方は、魔女よりよっぽど気持ち悪い」

ミネルヴァ「何より…この子があまりに報われない」

スバル「気持ち悪い…？報われない…？」

スバル「何だそりゃ…」

スバル「お前が、俺を、こんな風にしたんだろうが！傷つくのも、苦しむのも全部全て俺だけだ！俺が何もしなかったら、変わったのか？酷い未来しか無かったんじゃないのか？」

スバル「俺以外の誰がしてくれたんだよ！？俺がこれまでしてきたことを…！！」

サテラ「…ないで…」

スバル「？」

サテラ「傷つかないで…苦しまないで…悲しい顏しないで…」

スバル「お前が…それを…」

サテラ「だから…愛して」

スバル「結局それか。お前は、そうやって自分を愛してもらおうって…」

サテラ「違う。もっと貴方を…」

サテラ「愛して」

スバル「…！？ …な、何を言い出しやがる…」 

サテラ「傷つかないで…嘆かないで…」

サテラ「もっと…自分を大切にして」

スバル「お前が、俺に『死に戻り』の力を与えたんだろうが！」 

サテラ「貴方を愛しています。だから貴方も、貴方を愛して…。守ってあげて」

スバル「俺が自分可愛さでこの方法を無くしたら、俺に何が残るって言うんだよ！？」

スバル「俺が使えるのは自分の命だけだ！俺が誰よりも傷ついて、俺が皆を守れるように立ち回れば、俺以外は誰も辛い思いをしなくて済むんだよ…！」

スバル「俺みたいな奴がどうなった所で、誰も気に留めやしないだろ？俺がどれだけボロボロになったって、皆が無事に未来に辿り着けるなら、誰も欠けずに明日が迎えられるなら…それで…」

スバル「レムが居ないんだ…」

スバル「俺にもっと力があって、俺がもっと自分を惜しまずに、一番先頭で体を張ってれば…。避けられたはずなんだ…」

スバル「もうレムみたいに…、誰も失いたくないんだよっ！！」

スバル「あぁぁぁぁーー！あぁぁ……」

スバル「ぁぁぁぁ……」

セクメト「子供じゃないさね。泣いて喚いて、全部一人で抱え込んで…」

セクメト「これじゃまるで…ひとりぼっちの子供じゃないさね」

テュフォン「バルー？泣いてるのかー？こんな泣かされて可哀想だなー」

テュフォン「泣かせたの…誰だぁ～！？」

サテラ「私は貴方を愛しています」

スバル「やめ…ろ…」

サテラ「貴方が私に全てを与えてくれたからです」

サテラ「私は貴方を…」

スバル「やめろぉぉぉぉぉぉー！！！」

テュフォン「…！」

テュフォン「バル？」

エキドナ「ああ…。それも一つの選択だ、ナツキ・スバル」

スバル「ゴホッ…」

ミネルヴァ「舌を…っ！この…大馬鹿ぁー！」

ミネルヴァ「…っ！」

ミネルヴァ「へのかっぱぁぁぁー！！」

ミネルヴァ「邪魔するな！テュフォン！」

テュフォン「バルは自分で選んだ！ルヴァが邪魔するのは駄目だ！」

ミネルヴァ「自傷も自殺も他殺も、私の前では何一つ許さない！」

セクメト「はぁ…」

ミネルヴァ「セクメト…」

セクメト「私も陳情的にその坊やの味方さね、ふぅ…。付け加えればテュフォンの味方でもある、はぁ…」

ミネルヴァ「くっ…」

サテラ「ぁぁ…どうして気づかないの…？貴方が救いたいと願う全ての中には、貴方も居るべきだって…。当たり前の事に…」

サテラ「二つの試練で、貴方はいったい何を見てきたの…？」

父『期待してるぜ？息子』 

母『いってらっしゃい』

スバル（俺…）

ユリウス『私は君を…友と呼びたかった…』 

ヴィルヘルム『何故だ…何故なのだ…いともたやすく…スバル殿…貴方は…』 

スバル（信じても…願っても…俺は…）

レム『カッコいい所を見せてください…スバル君！』

エミリア『ありがとう…スバル！私を助けてくれて…』

スバル（死にたくないな…）

ミネルヴァ「それが…本音でしょーがっ！！」

スバル「ぅぅ…。ゴホ…ゴホ…」

スバル「はぁ…俺に生きる価値があるのか…？死んで繰り返す以外に…俺に…」

スバル「俺は…俺の好きな人たちに…好きだと思ってもらえるって…思って…いいのか…？」

サテラ「許します」

サテラ「私は貴方に救われました。だから私は、貴方が救われることを許します。貴方に救われて欲しいと…」

サテラ「そう…願っています」

スバル「…っ」

エキドナ「ミネルヴァはともかく…。僕としては、君達二人の行いの方が意外だね」

テュフォン「ぅぅ…フネ、邪魔すんなー！」

ダフネ「スバルンってば～、ダフネに大口叩いたんですよー？なら、せめて挑むぐらいまでは行ってもらいたいなーって」

エキドナ「興味深い意見だな。それに死の淵にあった彼を呼び戻したのは…君だろ？カーミラ」

エキドナ「無謀の花嫁まで使ったのはどんな理由があったのかな？」

カーミラ「別に…。ただ…あ…愛は大事なんだよ？あの子が見たくないって思ってても…愛はそこにあるから…。それに私は…」

カーミラ「借りっぱなしは絶対に嫌」

エキドナ「セクメトとテュフォンは彼の意志を尊重し、ミネルヴァは彼を癒した。ダフネは延命に協力し、カーミラは愛をわからせるために権能を用いた…」

エキドナ「全員が全員、各々の主張あれど、ナツキ・スバルを助けようとするわけだ」

エキドナ「フッ…、やはり面白い。そうは思わないかい？」

スバル「お前らは…本当に何なんだよ…」

スバル「俺に肩入れする理由が、ほとんど理解も納得も出来ねぇ。魔女だって呼ばれるわけだ」

エキドナ「悪態を付ける程度には、気力も戻ったという所かな」

スバル「なあ…どうすればいいんだ…？わからない…」

エキドナ「なら今一度、僕は君に問おう。ナツキ・スバル」

エキドナ「僕が君に協力すれば、君は必ず救いたい人々を救う未来に辿り着く事が出来る」

エキドナ「どうすればいいかわからない君の手を、僕に引かせてはくれないだろうか？君を必ず君の望む未来に連れて行くと…」

エキドナ「約束しよう」

スバル「エキドナ…。俺は傷つくのが怖いよ」

スバル「辛いのも苦しいのも悲しいのも嫌だ。痛い思いもしたくないし、俺以外の誰かが酷い目に遭うところだって見たくない」

スバル「死にたくない」

スバル「だから…犠牲前提のお前の手は、もう俺には取れない」

スバル「皆が俺に死ぬこと以外の価値を見出してくれるのなら、俺はそれを探そうと思う。それがあれば、俺は死ぬこと以外で皆に報いれる気がするんだ」

エキドナ「それは茨の道だよ。死を道具と割り切れば、差し出すものは、君の心だけで良かった。それを拒み、自分の心も誰かの未来も、どちらも両取りしようというのは、余りにも困難だ。何より…」

エキドナ「強欲だ」

スバル「俺がお前に何度も…何度も救われかけた事だけは本当だ」

スバル「お前が何を考えていたとしても、それだけは本当だ」

エキドナ「愚かで哀れなガーフィールは、外の世界を恐れている。状況の打破には、その呪縛を解く必要があるだろうね」

スバル「エキドナ？」 

エキドナ「なぁに…、お節介と負け惜しみだよ。君に魔女たちは皆、根はいい奴らだったけど、エキドナは最後まで悪い奴だったなんて思われるのはごめんだ」

エキドナ「僕はこれでも女の子で、君に好意を持っているのは事実なんだからね」

スバル「お前らは、俺の理解できない怪物だ。わかりあえないし、好きにもなれないと思う。でも…」

スバル「俺を死なせてくれようとして、ありがとう」

スバル「俺を死なせないでくれて、ありがとう」

ミネルヴァ「フンッ…」

スバル「俺に大事な声を聞かせてくれて、ありがとう」

スバル「それは…ありがとう」

スバル「俺はお前がわからない。でもお前が俺に与えてくれた『死に戻り』に助けられてきたのは事実だ」

スバル「俺にとって、死に戻りは選択肢の一つなのか？それに頼りっきりにならない事が、自分を愛する事だって」

スバル「簡単に割り切れやしねぇよ…。でも、お前の言う通り、もう少しだけ自分を好きになってみる」

サテラ「大丈夫？」

スバル「ああ。死ぬのに比べたら、どうってことねぇよ」

サテラ「一人で悩まないで。貴方を大切に思う人たちと一緒に抗って。貴方が死んでしまう事を、悲しむ人がいる事を忘れないで」

スバル「俺は…」

サテラ「そしていつか…」

サテラ「必ず…」

サテラ「私を殺しにきてね」

スバル「俺が必ず…」

スバル「お前を救ってみせる」

スバル「…ぁ」

スバル「お前か…」

オットー「気が付きましたか？」

スバル「オットー…？ここは…」

スバル「いつもなら中に…」

スバル「お前が連れ出したのか？」

オットー「パトラッシュちゃんですよ？いきなり竜舎で暴れ出して、縄を解いた瞬間に…」

スバル「！」

スバル「そういや、資格の無い奴が墓所に入ると拒絶されるって…」

スバル「どうしてこんな馬鹿な真似…。俺は目が覚めれば普通に外に…。どうして助けた？」

オットー「どうして…って、わからないんですか？」

パトラッシュ「クァァ」 

オットー「クァァ」

パトラッシュ「クァァ…」 

オットー「ですよねー。そうですよねー」 

スバル「何だよ？パトラッシュは何て言って…」

オットー「そんな事言わせないでよー。…だそうです。本当にわからないんですか？」

スバル「？」

オットー「あのですね…。それが危ないと気づくや否や飛び出して、自分が傷つくのも構わず助け出して、目覚めて笑いかける。そうする相手への気持ちなんて、人でも地竜でも同じだと僕は思いますけどね」

スバル「…ぉぉ」

オットー「鈍感通り越して、幸せもんですねー」

スバル「……」

オットー「…ぉ」

オットー「ナ、ナツキさん！？」 

スバル「ち、違う！これは違くて…ただタイミングが…」

スバル「そっか…。俺の事、好きでいてくれるのか」

スバル「お前が最初に教えてくれるとはな…。ありがとよ、パトラッシュ…」

オットー「大丈夫ですか？何があったんですか？」

スバル「心配かぁ？ひょっとして、お前も俺の事好きなのか～？」 

オットー「気持ち悪いこと言わないでくれませんかね？あくまで今後の為です！」

スバル「わかってる。友達だからな」 

オットー「…」

オットー「ナツキさん…？」

スバル「二つ目の試練を、俺はクリアしたことになるのか？」

スバル「…っ！」

スバル「ぉぇ…！」

オットー「ちょっと…」 

スバル「クソ、今のは…」

スバル「拒絶されてる…？」

スバル「資格が無くなったのか？何で…」

スバル「あの性悪…！」

オットー「どうしたんです？僕にも何か…」

スバル「やらなきゃいけない事がある。お前はパトラッシュを竜舎に戻してくれ」 

オットー「でもっ…」

スバル「頼む」

オットー「……」

ロズワール「奉唱を無視して聖域を抜ける方法？随分突飛な発想だ」

ロズワール「まるで初めてとは思えないねぇー」

スバル「このやり取りは初めてだ。お前との腹の探り合いは、もう数えるのも馬鹿らしいけど」

ロズワール「どうやら、私と色々あったようだぁ～ね」 

スバル「他にも諸々回収済みだよ。リューズさんの施設の事も、ガーフィールが強欲の使徒って事も」

ロズワール「それは重畳だね～ぇ。だが墓所を無視するなんて、や～けに及び腰じゃないの？何か決着を急ぐ理由でも？」

スバル「そんなもんねぇよ。けど…」

スバル「挑んで傷つくエミリアを、これ以上見てられない」

ロズワール「だからこその君だ」

ロズワール「まさか代わりに試練を受けるのが辛いと？」 

スバル「そんなんじゃ…」 

ロズワール「ないと…？本当に？」

ロズワール「君がエミリア様を真に愛していれば、出来て当然の事だ。エミリア様の為ならば自分の心など後回し。そうだろ？」

スバル「俺は…」

『貴方が死んでしまうことを、悲しむ人がいることを忘れないで』

スバル「くっ…」

ロズワール「はぁ…。どうやらまだ君は覚悟の研ぎ方が足りてないらしいねー」

ロズワール「少しだけ…。そう、少しだけ期待してしまったよ…。ひょっとしたら私は、私の望んだ先を見られるかもしれないと…」

ロズワール「だが、君はまだ覚悟のスタートラインにも立てていない」

スバル「覚悟のスタートライン…？わかんねぇよ。お前はどこまで俺に…」

ロズワール「私は君に、エミリア様の意志を踏みにじってでも、目的を遂行する意思を期待する」

スバル「な…」

ロズワール「いいかい？真に君がエミリア様の為だと思うなら、エミリア様の考えなど無視すべきだ」

ロズワール「幼稚な楽園を夢見る子供に、君が選ぶべき苛烈な地獄を歩む覚悟など持てない」

スバル「そ、そんなの本末転倒だろ！エミリアの為なのに」

ロズワール「命がある」

ロズワール「命があれば未来がある。未来があれば希望がある。希望があれば可能性がある。可能性があれば人は救われる」

ロズワール「違うかい？」

スバル「……っ」

ロズワール「言い返す事も出来ず、か…」

ロズワール「私は君に、あと何度落胆させられるんだろうね」

ロズワール「ならば、足りない覚悟を研ぐついでだ。君をもうひとつ追い詰めよう」 

スバル「？」

ロズワール「君は既に、この聖域で起こる多くの問題に直面したはずだ。だが、問題はこの聖域だけに限らない」

スバル「屋敷の事か！？お前もそれ知って…」

ロズワール「無論だよ」

ロズワール「屋敷を刺客に襲わせる依頼は…」

ロズワール「私が、出したものなのだからね」

スバル「ぁ…」

スバル「……待て…待て…待ってくれ…」

スバル「お前が……？」 

ロズワール「屋敷に刺客を送り込んだ。君の覚悟を研ぐ為にね」 

スバル「覚悟…？」

ロズワール「君の権能を持ってしても、両方を救う事は出来ない。君は最も大事なものを選ぶ事になる。一つ取りこぼせば、あとは止まらない」

ロズワール「やがて君は完成する。唯一以外を救わない存在として」

スバル「……お前ホントにどうかしてるぞ……」

ロズワール「そうとも。私はとっくにどうかしている。４００年前にあの瞳に魅入られて以来、私はずっとどうかし続けてきた」

スバル「４００年前？」

ロズワール「ナツキ・スバル君。なぜ君はまだどうかしていない？どうかしていなくては挑めない境地に、孤独の道を行くのに人の心は邪魔なだけだ」

ロズワール「だから私が、君にそれを強いよう」

ロズワール「それは…何のつもりだい？」

スバル「…てください」

スバル「お願いします。許してください…。俺が、俺が悪かったんです。だから…」

ロズワール「顔を上げてくれたまえよ、スバル君。君は何一つ悪くないんだ…」

スバル「違うんだ！お前の言う通りにしたくても出来ない。試練に挑む資格が無くなったんだ」

ロズワール「何？」

スバル「お願いします。屋敷を襲わせても無駄なんだ。誰も死んでも意味が…」

スバル「だから、どうか…っ」 

ロズワール「いいや、駄目だ」

ロズワール「むしろより必要性を強めたよ。エキドナは、君が本気で臨めば資格でも何でも再発行するはずだ。それが彼女の強欲たる性質だ。資格は取り戻せる。状況は立て直せる」

ロズワール「故に、私の行動は変わらない。変わらず君を追い詰め、覚悟を研ぎ…」

ロズワール「君を完成させよう」

スバル「ぁ…ぁ…」

ロズワール「うぬぼれるなよ、ナツキ・スバル。エキドナを理解しているのは、お前だけじゃない！」

スバル「俺が…俺が憎いなら俺だけを…」

ロズワール「君が憎い？君が憎いなんてことは、ありえないよ。君は私の希望だ。私が期待と呼ぶべき感情を抱けるのは、君とラムの二人しかいない」

ロズワール「君を、心から信じている」

スバル「やめろ…。俺は…お前みたいにはならねぇ…」

スバル「俺は人間だ…。人間だ…。居続ける…」

スバル「はぁ…はぁ…はぁ…」

スバル「クソ…、クソォ…」

スバル「ぅ…ぐぅぅぅ…」

スバル「がぁぁぁっ…！」

スバル「どうすれば……どうすれば……」

スバル「どうすれば…どうすれば…どうすれば…どうすれば…」

オットー「どうしたらいいか。教えてあげましょうか？」

スバル「はっ…」

スバル「オットー…」 

オットー「ええ、どうも」

オットー「おはようございます。そうです、僕ですよ」

スバル「おは…、ん…？」

スバル「お前どうしてここに…」

オットー「それは一先ず置いといておきましょう」

オットー「それよりナツキさんですよ。何か死にそうな顏で、うわ言ブツブツ繰り返してましたよ？」 

スバル「うわ言？」 

オットー「ええ」 

スバル「そうか…」

スバル「何か…お前には妙なとこ見つかってばっかだな」 

オットー「商人は目端が利かないとやってられないんですよ」 

スバル「悪いが軽口に付き合ってる余裕はねぇんだ。考える事があるから今は…」

オットー「行き詰ったんでしょ？どうすればいいのか知りたいんですよね？任せてください」

スバル「任せるって何を…」

オットー「いいですか？これには準備があるんです」

スバル「準備？」 

オットー「はい。まずはゆっくりと大きく息を吸って」 

スバル「は？」 

オットー「ほら、早く」

スバル「は～…」

スバル「ぐぉ…！！」

スバル「ぁ…？」

オットー「友達の前で…」

オットー「カッコつけるのなんかやめちまえよ！ナツキ・スバル！」