【感想】 新サクラ大戦 6話 師匠のごまかし下手くそなのに何故ばれないんだ…　次回ギャグ回で本編スタートした感

初穂「飯だ～飯だ～朝飯だ！」

初穂「あれ？」

さくら「ちょっと初穂、急に立ち止まらないでよ」

初穂「ああ…わりい、でもさ」

さくら「ん？」

初穂「あれ」

村雨「やあ、おはようさくら」

さくら「師匠！？？」

さくら「それにしたってこんな朝早くからこなくても…」

村雨「いやぁ、ここのオムライスは格別だからね定期的に食べたくなるのさ」

クラーラ「あのぉ…」

さくら「あ、そっかクラーラは初めて会うんだよね」

さくら「師匠…紹介しますねこちら」

村雨「クラーラだねモスクワから来た」

クラーラ「え…」

さくら「どうして知ってるんですか？」

村雨「え？ああ、それは…」

さくら「それは？」

村雨「噂だよ噂、帝国華撃団に期待の新人現るってね」

村雨「しかもモスクワ華撃団からの移籍となれば、帝都中その話で持ち切りだよ？」

アナスタシア「そうなの？」

初穂「さあ？聞いたことないけど」

さくら「なるほど！そうでしたか！」

村雨「村雨白秋だ、改めてよろしくクラーラ」

クラーラ「は、はい！こちらこそ！」

村雨「どうかな？ここでの生活は」

クラーラ「はい！快適です皆さんとても良くしてくれるので」

村雨「そう…それは良かった」

クラーラ「あの…以前お会いしたことはありませんか？」

村雨「いや、ないな」

クラーラ「で、でも！」

村雨「さて」

村雨「食事も済んだことだしそろそろ行こうかさくら」

さくら「はい…？」

さくら「物置の片付け！？」

村雨「私が昔から馴染みにしている孤児園があるだろ」

さくら「それなら知ってますけど」

村雨「最近子供の数が増えてね」

村雨「これまで物置として使っていた部屋を居室として使おうって話になったんだ、さくらにはその手伝いをしてもらいたいんだ」

さくら「は、はぁ～…」

村雨「なんだよあからさまに気乗りしないようだが」

さくら「だって！それって完全に師匠の私用じゃないですか！いくら師匠と弟子とはいえ、公私混同はどうかと思います！」

さくら「しかもクラーラは弟子ですらないし！」

村雨「そう固いことを言うな、それにクラーラは喜んでるみたいだぞ」

さくら「え？」

クラーラ「わたしは、さくらと出かけられるのが嬉しいから…」

村雨「ね？」

さくら「そ、そうですね！たまにはいいかもしれませんねこういうのも！」

レイラ「カミンスキー様」

レイラ「クラーラが大帝国劇場を出ました」

カミンスキー「行先は？」

レイラ「現在追跡中ですが、帝都郊外に向かっているようです」

レイラ「それと…」

カミンスキー「なんです？」

レイラ「今回は見慣れない同行者がいるようです」

カミンスキー「ほぉ…」

クラーラ「ここは？」

さくら「お寺だよ」

クラーラ「お寺？初穂さんの家と同じ？」

さくら「向こうは神道でこっちは仏教、と言ってもわからないか…」

クラーラ「はい…」

村雨「はは…欧州の人には難しいかな？」

村雨「お祀りしている神様は違うけどどちらも教会みたいなものだよ」

クラーラ「そうなんですか」

さくら「孤児園はここの敷地内にあるのよ」

孤児たち「きゃはははは！！」

孤児「あ！白秋だ！」

孤児「本当だ！」

孤児「久しぶりじゃないか白秋！なんでもっときてくれないの！」

村雨「ごめんごめん、ちょっと忙しくてね」

孤児「そんなことより僕の相手をしてよ！」

孤児「ずるいぞ僕が先だ！」

孤児「みどりが先！！」

村雨「わかったよみどりちゃん、片づけが終わったら遊ぼうな」

孤児「遊びじゃないよ剣の稽古だよ！」

村雨「おう、そうだったな」

孤児「あ！さくらもいるぞ！」

孤児「ほんとだ！！」

孤児「ん？この人だれ？」

孤児「わ～！髪の毛綺麗！」

孤児「目も青いぞ！」

孤児「ねえねえ、どこからきたの？」

クラーラ「ええっと、モスクワから…」

孤児「もすくわ？それって遠いの？」

さくら「ほら、みんなそんなにいっぺんに質問しないの！びっくりしてるでしょ！」

孤児「あれが？」

村雨「そう話していた子だよ、なおや」

レイラ「何者なのでしょうか？」

カミンスキー「まさか！？」

カミンスキー「なぜ今になって…」

さくら「師匠！これはどこに？」

村雨「ああ、はなれに運んでくれ」

クラーラ「ゴホッ…」

村雨「この寺の住職は私の古くからの知り合いでね」

村雨「まあ偏屈なじい様で友と呼べるような人をほとんど持っていないような人なんだ…でもね」

村雨「身寄りを無くなっていく宛が無くなった子供たちを放ってはおけない…そんな人でもある」

クラーラ「いい人なんですね…」

村雨「それは私、村雨白秋も同じだよ」

クラーラ「ん？」

村雨「私も困っている人を放ってはおけないタチなのさ」

村雨「例えば…君だ」

クラーラ「え？」

村雨「クラーラ、君は今幸せかい？」

クラーラ「私は…」

孤児「きゃああああ！！」

村雨「来たか…思ってたより早かったな」

孤児「わあああ…」

孤児「わ…わわ….」

さくら「みんなこっちよ！早く建物の中へ！」

さくら「また現れたわね…怪人黒マント！」

さくら「先手必勝！」

さくら「きゃああ！」

クラーラ「さくら！！」

さくら「出てきちゃだめ！！」

クラーラ「は….！」

村雨「君は奥に隠れて」

クラーラ「はい！」

クラーラ「やっぱり…どこかで…」

クラーラ「え？」

なおや「こっちだよ！」

村雨「大丈夫かい？さくら」

さくら「はい…でも」

さくら「これじゃ黒マントを止めるのは」

村雨「それなら大丈夫だ」

さくら「え？」

初穂「さくらー！！！待たせたな～！」

初穂「帝国華撃団・花組参上！」

さくら「どうしてみんな！」

初穂「通報があったんだよ」

さくら「通報！？いつ？」

あざみ「ついさっき」

さくら「だれが？」

クラリス「匿名としか聞いてませんけど…」

初穂「そんなことよりさくら！お前もはやくしろ！」

さくら「え？」

さくら「私の…」

アナスタシア「司馬君にお願いして無人で射出してもらったのよ」

初穂「さあ、さくら！」

さくら「う、うん！」

初穂「ここで会ったが100年目だ黒マント！今日は逃がさねえぞ決着をつけてやる！」

クラーラ「ここは…？」

なおや「何かあった時ここに逃げてくるように白秋さんに言われているんだ」

クラーラ「白秋さんに…？うわぁ…！」

なおや「みんなどこにも行く場所が無かった子達なんだ、もちろん僕もね」

なおや「ここに来る前は食べ物を手に入れるために盗みもしたし、人にけがをさせたこともある…でもそんな僕にも白秋先生は手を差し伸べてくれた」

なおや「なおやって名前も先生がつけてくれたんだ！お姉ちゃんはどう？」

クラーラ「わたし？」

なおや「もし行く場所がなかったなら、僕たちはお姉ちゃんを歓迎するよ」

初穂「御神楽ハンマー！」

初穂「ちっ…ちょこまかと…！」

あざみ「くっ…！」

初穂「やったか！？」

クラリス「まだです！」

あざみ「さくらが言ってた通り」

アナスタシア「やはり人間ではなかったのね」

さくら「けどあれ…なに？」

村雨「そんなこと考えてる暇はないぞさくら！」

クラリス「きゃあ！！」

クラリス「きゃ！！」

初穂「こいつ！」

村雨「ふっ！！」

村雨「やるな」

さくら「師匠！！」

さくら「まだ動くの…」

初穂「なんだと！？」

孤児「なおや、みどりがいないよ」

なおや「え？」

孤児「はなれの片づけをしてたからまだそこかも！」

なおや「よし、僕が探してこよう」

クラーラ「まって！私も一緒に！」

なおや「駄目だよ！お姉ちゃんは…」

クラーラ「わかってる…でも、私も帝国華撃団の一員なの！」

なおや「それが…お姉ちゃんの答えなんだね？」

なおや「わかったよ一緒に行こう！」

村雨「こんな力まで」

さくら「くぅ…！はっ…！？」

村雨「白マント参上」

村雨「とりゃ！！」

初穂「すげえ…あんなデカブツ相手に互角、いや互角以上にやりやってやがる！」

カミンスキー「はやり、彼女なのか？」

あざみ「効いていない…」

アナスタシア「やはり相手があれでは効果が薄いようね」

村雨「休憩が長すぎないかい？さくら」

さくら「休んでなんていません！というかなんで私の名前を知っているんですか？」

村雨「それについて語るのはいまではない…見ろ！」

村雨「身体の中心に光っているのがあるだろ？」

さくら「ええ！」

村雨「あれが奴のコアだ」

さくら「コア？」

村雨「あそこさえ破壊すれば動きを止められる」

さくら「わかりましたやってみます！みんな！」

初穂「ああ！まかしとけ！」

初穂「今だ！さくら！」

さくら「はい！」

さくら「天剣・桜吹雪！！」

さくら「はっ！？」

初穂「おいおいなんか様子がおかしいぞ」

村雨「離れろ！！」

クラーラ「いやあああああ！！」

なおや「お姉ちゃん！？」

さくら「クラーラ！？」

カミンスキー「気にしてるのかい？」

レイラ「え…いや…」

カミンスキー「本当に？」

レイラ「ええ、もちろんです」

レイラ「身も心もカミンスキー様のものですから」

カミンスキー「それを聞いて安心しましたよ」

クラーラ「うぅ…う…うう…」

さくら「大丈夫？」

さくら「大丈夫だよクラーラ、もう終わったから」

さくら「じゃあ今日のことは全部師匠の作戦だったんですか！？」

村雨「ああ、これまでの経緯からして黒マントの狙いはクラーラに間違いないと思ってね」

村雨「しかし、彼女がここにいては向こうも手を出してこない」

さくら「それでクラーラを外出させたのですか！？おとりとして！」

クラーラ「おとり…」

村雨「もちろん、クラーラの身の安全は第一に考えていたよ」

村雨「何より私とさくらが一緒なんだ、これ以上の護衛役はいないだろ？」

さくら「それはそうですが…あれ？どうして師匠はクラーラが狙われていることを知ってたんですか？」

村雨「ふっ答えは簡単さ」

村雨「師匠たるもの、弟子の置かれている状況は全て把握しているものなんだよ」

さくら「なんか納得いかないですが…」

さくら「でも、これでクラーラは安全になったのでしょうか？」

村雨「それは断言できない」

初穂「だよなぁ～」

クラリス「黒マントの正体がからくりだってことはわかりましたけど」

アナスタシア「誰が操っていたのかは手がかりすら掴めていない」

あざみ「降魔の出現との関連も不明」

クラーラ「あ…あ….さくら！」

さくら「それじゃ状況はほとんど変わってないじゃない！！」

村雨「嫌になったかい？」

さくら「まさか！状況がどうあれやるべきことは一緒です」

さくら「だから安心してねクラーラ」

クラーラ「え…！」

さくら「あなたのことは私たちが守るから！」

クラーラ「さくら…皆さん…！」

村雨「なおやから聞いたよ君の居場所はここだとね」

クラーラ「はい…白秋さん！私は幸せです」

クラーラ「帝劇の皆さんと一緒にいられて」

クラーラ「今はとても幸せなんです」

村雨「ではその道を進むがいい、全てはその先にある」

カミンスキー「神よ…」

カミンスキー「エム…偽りの神よ」

カミンスキー「もはやあなたはこの世界に不要..」

カミンスキー「今更現れても遅いのですよ..」

カミンスキー「フハハハハハ！！ハハハハハ！」

カミンスキー「美しさとは調和のとれた世界」

カミンスキー「正しきものに導かれた世界」

カミンスキー「そう、まるで完璧なバレエの一幕のよう、そしてこの世で一番美しいものとは…」

カミンスキー「次回、新サクラ大戦第7話隠密作戦！デートを追え！大正桜に浪漫の嵐！」