【感想】アニメ『かぐや様は告らせたい2期』1話 人生ゲームで一喜一憂するかぐや様おかわわわわわ！ 付き合う前のかぐや様は新鮮に感じる

かぐや「必ず貴方に言わせて見せる。好きだって」

ナレ「早坂愛。彼女は四宮かぐやのバレットとして様々な無理難題に答える付き人のプロである」

早坂「すいません、会長。これも全てかぐやさまのため・・・」

かぐや「コーヒーのお味はいかかですか？会長」

白銀「ああ、いつも通り旨いぞ」

かぐや「そうですか。それは良かったです」

白銀「ぐおっ！？」

白銀「ごほぉ、ごふぁ・・・あぐっ！」

白銀「すぴー、すぴー」

ナレ「カフェインレスコーヒー。白銀は常に睡眠不足状態にある。３時間おきにカフェインを摂取しないと電池が切れてしまう重度のカフェイン中毒その生命線であるコーヒーにカフェインが入っていなければ爆睡は必定」

かぐや「おやすみなさい、会長。さて、それじゃあ次の作戦に」

ナレ「本日も毎度の如く策略を用意してきたかぐやであるが・・・」

かぐや「はぁっ！？」

早坂「いかがしましたか！？」

かぐや「早坂。アクシデントが発生したわ」

かぐや「会長が・・・、肩にっ！」

かぐや「さ、作戦変更よ。いい？次の作戦を思いつくまでこの生徒会室に何人たりとも入れさせてはダメよ！」

早坂「・・・かしこまりました～」

ナレ「第２期第１話。最初の主題。それは早坂愛の苦労である」

石上「忘れ物、忘れ物」

ギャル声の早坂「なんだか四宮さん、すっごく機嫌悪かったなー。人殺しちゃいそうな目してたしー」

ナレ「他人の行動を変える。それを成すには行動を予測し、思考パターンを読み、的確な介入をするスキルが求められる」

藤原「あえあえあえあえ」

早坂「キラッ」

早坂「そい！」

石上「う～・・・、！」早坂「ん・・・」

早坂「はぁ・・・、かぐや様そろそろ事を済ませた頃合いでしょうか」

早坂「キスとまではいかずとも、膝枕くらいは」

白銀「すぴーすぴー」

早坂「何ひとつ変わってないしっ！」

ナレ「本日の勝敗。かぐやの勝利」

かぐや「これはこれでありっ！」

白銀「恋愛相談？」

柏木彼氏「うす。なんていうか俺にとって恋愛の師匠は会長っていうかなんていうか」

白銀「それはいいんだが、うん。なんだ・・・ その、いやな。どうしたお前！？チャラいっ！！」

ナレ「夏休み明け。『男子会わざれば刮目して見よ』というが、それが夏休みの１ヶ月ともなれば尚更である。 中には色々と経験を積み、雰囲気が変わる者も出てくる」

白銀「夏休み前まで黒髪ストレートだったろ！？どうしたぁっ、お前！！」

柏木彼氏「いやまあ、その辺もコミコミで相談に乗って欲しいなぁっていうか」

白銀「そりゃ構わんけど 」

石上「あ、相談ごとなら僕、席外しますけど」

柏木彼氏「あ～、気にしないで。むしろ君も聞いてよ」

白銀「で、どうしたというんだ？ 」

柏木彼氏「まあ今回も渚・・・彼女のことなんですけど」

白銀「しれっと下の名前で呼んでる・・・」

柏木彼氏「う～ん・・・上手く？上手くってなんですか～？あははっ」

柏木彼氏「まあまあっすねぇ！」

石上「会長ぉ？全然まあまあな顔してませんよ？こんなに順調でいいのって顔ですよ、これ」

白銀「ああ・・・」

石上「まさかとは思いますが、この人相談風自慢しにきてるんじゃないですか？」

白銀「ははは・・・まさかまさか。この後まじめな話が来るに決まってるだろ」

柏木彼氏「何ていうか・・・夏ちょっとアゲすぎちゃったなーって自覚があって・・・」

柏木彼氏「こんなにラブラブでどうすりゃ、ってもんで～。どうしたらいいっすかねー？」

石上「やっぱり相談風自慢じゃないかっ！！ォォォォォォ・・・！」

白銀「落ち着け！そのトイレットペーパーでどうするつもりだっ！？」

白銀「つまり、次のステップへと進む為に何かしらのきっかけが欲しいと？」

柏木彼氏「えーと、まあだいたいそんな感じっていうか」

石上「会長ぉ、もうこいつ行くとこまでいってるんじゃないですか？」

白銀「いやいや、まさかまさか。あいつら付き合ってまだ４ヶ月でそんな神聖な行いを・・・」

石上「いやもう神ってる。神っちゃってますよ、あの感じ」

ナレ「恋のABC。恋人たちがCに至るまで高校生であれば、付き合い始めて3カ月から半年の間が一般的と言われている。 渚たちの交際期間は3カ月以上。更に夏休みというイベントもあった。神ってる可能性は十二分にありうる」

柏木彼氏「いや～、夏休みって最高ですよね～！会長も夏休みエンジョイしたんですよね？」

白銀「俺はひたすら勉強とバイトの毎日だったよ。まあ、最後だけ生徒会の皆と花火見に行ったぐらいで・・・」

柏木彼氏「え？それだけ？」

白銀「それだけ」

柏木彼氏「女の子とデートしたり」

白銀「してない」

柏木彼氏「えっへー、なんかすんません」

白銀「ぅぐぐぐぐぐぉっ・・・！」

石上「会長！そのトイレットペーパーでどうするつもりですかっ！？」

柏木「あ、ここにいた」

柏木彼氏「ああ、渚。渚も生徒会に用事？」

柏木「うん、そうだよ」

柏木「かぐやさんにちょっと話があって」

石上「なんかエロイ」

白銀「バ、バカ！そういう目で見るからそう見えるんだ」

あの二人はそこまでいってない。ただの勘繰りだからっ

石上「だったら調べてみましょう」

白銀「調べる？どうやって？」

石上「ちょっと僕ら生徒会室開けるんで、掛けて待ってて下さい」

柏木「あ、はい」

石上「いいですか。神ってるカップルってのはですね。二人きりで密室に放り込めばそれなりにアホな行動を取るんです」

石上「見ててくださいよー」

白銀「お、おう・・・」

かぐや「あの、そこを通して貰えますか？」

白銀「し、四宮！」

藤原「なにやってるんですかー？」

石上「あの二人が神ってるかどうか、観察して調べてるんです」

藤原「え、あの二人そこまでっ！？ 」

白銀「なんで伝わった！？」

藤原「3人に1人～・・・」

かぐや「神ってるって何ですか？」

藤原「恐らくこの場では神聖なる行いのことを差しててー、ゴニョゴニョ」

かぐや「えっ！！」

石上「ハッ！恋人繋ぎ！？これはどうでしょう？」

いや、恋人繋ぎくらいなら初デートでもするだろ！ 会長、初デートで恋人繋ぎするんだ

あれ、あ～！チューした！チューしましたよ～！ これは神じゃないですか！？

白銀「いや、まだだ！チューくらい3回目のデートでするだろ！」

かぐや「3回目でするんだっ」

かぐや「はあああああ！首筋にキッスしてますよ！？ 」

石上「もはやこれは現在進行形で神ってると言ってもいいんじゃないですか！？」

白銀「いいや、これくらい4回目のデートでするっ！」

かぐや「 4回目でっ！？」

石上「じゃあ何回目のデートでやるんですか！！？ 」

白銀「5回目だよっ！！」

藤原「キャー！」

かぐや「はぁ・・・」

白銀「 四宮！？」藤原「かぐやさん！？」

柏木「なーんちゃって・・・」

白銀「柏木！？これは、だな・・・」

柏木「ごめんなさい。ちょっとイタズラさせて頂きました。 私たち、皆さんの考えてる様なことはまだ致していませんよ。ご安心下さい」

白銀「そ、そうだよな。そんなのまだ・・・」

柏木「ええ、もちろん・・・」

白銀「いや、わっかんねー！」

ナレ「本日の勝敗。生徒会の完敗」

柏木「私がポロっと強気でワイルドな人が好みって言ったら合わせてくれたんです。素直な人なんですよ」

藤原「テーブルゲーム部ですごろくを作りました～！」

へー、自作ですか？ ふふん。カードを列に並べ、それをマスに見立ててすごろくするんですぅ～ なかなか面白い発想だと思います

藤原「名付けて『ハッピーライフゲーム』、みんなでやりましょう！」

白銀 「しない」・かぐや「しません」

藤原「 げぇぇぇぇ！」

ナレ「本日の勝敗。なし」

かぐや「なんだか嫌な予感しかしませんから」

白銀「藤原書記が作ったゲームとか絶対まともじゃない」

藤原「大丈夫ですから！部の皆で知恵を出し合って作ったゲームですから！」

石上「まあまあ。せっかく作ったのに誰も遊んでくれないってのは、結構悲しいものですよ」

藤原「い、石上君！キミって本当はいい人だったんだね。ごめんね、今まで正論で殴るＤＶ男とか思ってて」

石上「そんなこと思ってたんですか。でも殴りやすいボディしてるのが悪いんですよ」

かぐや「仕方ないですね、じゃあ一回だけですよ？ 」

藤原「やったぁ～！」

ナレ「すごろく。起源をたどれば古代エジプトまで遡る歴史ある遊戯。藤原たちが作ったゲームはマスこそカードであるが、要はお金を一番稼いだ者が勝ちとなる極めて近代的なすごろくである」

石上「じゃあ僕からやります」

石上「不幸マス？」

藤原「止まったマスのカードをめくって下さい」

藤原「交通事故イベントですね。もう一度サイコロを振って１が出ると・・・」

石上「1が出ました」

藤原「はい、石上君死にました」

石上「死ぬとどうなるんですか？」

藤原「何もかもおしまいです。最下位でリタイヤです」

石上「なるほど。皆さん気を付けて下さい。これ相当のクソゲーですよ」

白銀「気づくの遅いぞ」

藤原「石上君の運が悪いだけですからっ！」

白銀「さて、俺の番か」

石上「ルールブック見せて下さい」

藤原「はい」

白銀「放課後イベントってのが出たが」

藤原「それは放課後に外で遊ぶか、家で勉強をするかが選べるイベントです」

白銀「じゃあ家で勉強」

藤原「うふふ、性格が出ますね～。そんな会長にはガリ勉カードをあげます！」

白銀「バカにしてんのか？」

かぐや「私はラッキーマスに止まりました」

藤原「あ、ラッキーマスはラッキーなことが起こるマスですよー」

藤原「かぐやさんは悪い男に騙されましたが、慰謝料2000万円ふんだくることに成功しました」

かぐや「全然、ラッキーではないんですけど」

藤原「かぐやさんには男性不信カードをあげます」

かぐや「いらない・・・」

藤原「めくったマスは取り除かれて後続の人が追いつきやすいようになってるんです」

石上「へー、それはいい仕組みですね。ちなみに藤原先輩は何を担当したんですか？」

藤原「私はイベントの中身を考えました！」

石上「やっぱし。皆に申し訳ない気持ち持った方がいいですよ」

藤原「 え？」

ナレ「そしてゲームは進行する。白銀はガリ勉カード効果で一流大学に進学。かぐやはラッキーマスを多く引き当て現在所持金トップ。そして子供ゾーンを抜け、大人ゾーンに突入」

かぐや「ふーん。最初に思ったよりキチンとゲームになってるわねー」

かぐや「これ作った人、藤原さん以外はちゃんとした思考回路してるみたいねー。ちょっと安心しました」

ナレ「だが、このゲームの本番はここからであった」

白銀「お、これは・・・」

石上「それは結婚マスですね。一番近くのマスにいるプレイヤー同士が結婚します」

かぐや「結婚っ！？」

石上「結婚した二人は踏んだマスの効果を共有することになります」

かぐや「会長が結婚っ・・・。あ、相手は！？」

藤原「あ、一番近くにいるの私ですね。えへへ。私、会長と結婚しちゃいました」

かぐや「会長が・・・、結婚しちゃった・・・」

かぐや「お、落ち着きなさいっ、私！こ、これはゲーム内でのこと。現実とごっちゃにしてはダメっ！」

石上「ちなみに他のプレイヤーはお祝い金として、二人に5万円渡します」

石上「あ、現実のお金じゃないですから」

かぐや「起こした会社が成功、1000万円を得る・・・。わぁ、ラッキー・・・」

藤原「あ、出産マスですね。子供が一人できました！」

かぐや「こども～～っ！？」

藤原「私、この歳でママになっちゃいました～！ 」

石上「お祝い金10万円です」

石上「だからリアルマネーはしまって下さい」

かぐや「会社が１部上場、1億円を得る。ああ、ラッキー・・・」

ナレ「そして、プレイヤーは老人ゾーンへ」

藤原「子だくさんになっちゃいました～！ 」

石上「会長ハッスルしすぎじゃないですか～？」

白銀「俺のせいじゃねーだろ！」

藤原「かぐやさんはすごいですねー。グローバル企業の社長さんですもん。大成功じゃないですか！？」

かぐや「そうよね。私は間違ってはないわ。なのに何なのこの空しさは・・・。老後になっても独身で、お金はあるけど幸せはない。私の人生って何なのかしら」

藤原「はっ、熟年離婚マス。夫の浮気が発覚。二人は離婚する」

石上「うわぁ、会長サイテー」

白銀「ゲーム内でのことだろうがっ！」

石上「ちなみに夫は子供数×２０００万円を養育費として支払います」

白銀「最悪じゃねーか！」

かぐや「あらあら。お可哀そうですわねっ！」

白銀「人の不幸でそこまで喜ぶか、お前」

かぐや「さて、私は・・・。あ、あれ？結婚マス？ はっ！一番近いところにいるプレイヤーは会長」

かぐや「ということは・・・、ええ！？ あ・・・！？　私と会長が・・・」

白銀「俺と四宮が・・・」

かぐや・白銀「結婚！？」

石上「あ、ちょっと待ってください。四宮先輩は男性不信カードを所有しているので男性と結婚できません」

かぐや「ええ！？その場合どうなるの？」

石上「えっと・・・次に近いプレイヤー、藤原先輩と結婚します！」

かぐや「ちょわぁぁぁ！？」

かぐや「うふふふ」・藤原「あははは」

藤原「えへへ、かぐやさん幸せになりましょうね」

藤原「あ、出産マスに止まりました。私たちに子供が出来ましたよー」

かぐや「どういうこと！？」

藤原「あ、また出産マスですよ！？」

石上「ゴールです」

ナレ「ゲーム終了」

藤原「というわけでハッピーライフゲームの勝者はかぐやさんです！」

かぐや「全然ハッピーな記憶がない」

白銀「熟年離婚、養育費、慰謝料・・・ブツブツ」

藤原「とても楽しかったですね！またやりましょう！」

白銀「2度とごめんだ」・かぐや「もうやりません」

藤原「ええ、なんでですか！？」

石上「僕は意外と楽しかったです」

ナレ「教訓。藤原と結婚したら心が削れる」

石上「人にやらせる前にデバックプレイはキチンとしましょう」

藤原「はい」

石上「現状、〇〇ゲー甚だしいのでサイコロの眼をひとつプールできるなど回避策を用意すると戦略性が上がると思います。あと即死系はなしにして・・・」

かぐや「白銀さん、この間誕生日だったんですね」

白銀「ああ、あの日誕生日だったか」

かぐや「忘れてたんですか？」

白銀「誕生日なんてここ数年祝ってなかったからな。平日と変わらん。それとも来年はお前が祝ってくれるのか？」

かぐや「まさか。天地がひっくり返ってもありえません」

かぐや「くぅ・・・。会長の誕生日まであと4日。去年あんなことを言った手前、すごく言い出しづらい・・・」

藤原「あ、エッフェル塔っ！」

かぐや「だぁぁぁ、もう！これじゃ私が会長のこと祝いたくて仕方ないみたいじゃない！？ 別に私は祝わなくたっていいんですからっ！」

藤原「ダイヤモンドっ！」

ナレ「誕生日。年に一度訪れる特別な日。だが白銀は経済的事情から誕生日に特別感はなく、自分から誕生日をアピールすることもない。誰かが言い出さなければ白銀の誕生日が過ぎていくのは明白」

藤原「ん？かぐやさん、悩み事ですか？」

かぐや「まあ、悩みといえばそうなりますかね 」

藤原「ふむふむ。では～」

かぐや「はぁ・・・」

藤原「このフォーチュンテラーＣＨＩＫＡがかぐやさんを占ってしんぜます」

かぐや「占い？」

藤原「はい」

藤原「このサイトに性別と誕生日を打ち込むだけで、かぐやさんの抱えてる悩みをばっちりくっきり解決しちゃいます」

かぐや「機械頼りじゃないですか」

かぐや「第一、性別と誕生日だけで何が・・・」 

かぐや「誕生日？ 面白そうですね・・・。ぜひ皆でやりましょう」

かぐや「私の誕生日は1月1日。元旦生まれですよ」

藤原「ふむふむ。えーと、1月1日生まれは・・・」

《あなたはアレキサンドライトのような人間です。王の名を冠するこの宝石のように高貴でプライドの高い人物の様です。またこの宝石は赤くも青くもなる珍しい特性があり、貴方は天使にも時には悪魔にもなるでしょう》

《天使にも時には悪魔にもなるでしょう。 プライドを捨て素直になれば幸せ・・・》

石上「プライドを捨て、素直になれば幸せ・・・」

かぐや「ナニカ？」

かぐや「はぁ、全然当たってないですね ・・・」

石上「・・・・・」

かぐや「藤原さんは確か・・・ 」

藤原「3月3日のひな祭りです」

《貴方はろうそくの火の様な人間です。周囲を照らす熱は少しずつ氷を溶かします。その姿は献身、慈愛の象徴でもあり、これからも惜しまぬ愛を注ぎ続ければ願いは叶います》

藤原「ですって！」

かぐや「献身？慈愛？知らない人ですね。強欲と自己愛の間違いじゃ？」

石上「僕も3月3日ですよ」

藤原「何てことするんですか！ボケナス」

石上「なんで怒るんですか」

藤原「だって祝ってもらう時、絶対同時開催になるじゃないですか。石上君と一緒だったら私だけ特別じゃなくなるでしょ、バカァ！」

かぐや「所詮占いなんて思わせぶりなことを言って、受け手が都合よく解釈するバーナム効果でしかありません。ですが、利用させてもらいます」

かぐや「次は会長の番ですね。誕生日を教えて・・・」

白銀「俺はやらん」

かぐや「ええ？」

白銀「占いなんて思わせぶりなことをいって、受け手が都合よく解釈するバーナム効果でしかないだろ」

かぐや「はぁっ！」

かぐや「いえ、そんなことはないですよ。例えば風水は建築学や統計の要素が盛り込まれていて」

白銀「でもこれは誕生日占いだろ。誕生日ってのは純粋に生まれた日付だ。それに意味なんかあるかよ」

かぐや「いえ、年に1度の大切な日ですよ！」

白銀「ふっ、四宮だけには一度俺の誕生日を伝えたことがあるんだがなぁ。記憶力のある四宮が忘れる程度のものだろ」

かぐや「覚えてますよ！誕生日は9月9日のおとめ座。血液型はＯで出生体重は２１１８ｇでしょ！」

藤原「そう言わずに、これ人格診断だけじゃなくて相性占いもできるんですよ～？ 一緒にやりましょうよ」

白銀「絶対に、やらない！」

かぐや「もぉ～～～～、なんなんですか！人がノムネスオブリーズの精神で会長の誕生日を祝ってあげようっていうのに！！」

かぐや「どうせ会長は私の誕生日も祝ってくれるつもりもないんでしょ、プイっ！」

ナレ「それは違う。白銀とて朝の星座占いは食い入るように見てるし、かぐやの誕生日もばっちりスケジュール帳にマークしてある。さらに言えば白銀はそのサイトを既にチェック済み」

ナレ「自分の人格も診断したし、相性占いも・・・」

白銀「み、見なきゃよかった」

ナレ「この結果を四宮に見せたくないが為に白銀は自分の誕生日を頑なに言わない」

ナレ「だが、そんな事情が伝わるはずもなく」

白銀「伝わらないもんだな」

かぐや「どういうこと？会長は私になにか伝えようとしてる？ 」

かぐや「え？もしかして・・・。会長は私だけに誕生日を祝って欲しいんじゃ？」

ナレ「不正解」

かぐや「さっきからやけにつっけんどんなのも、私が誕生日を忘れてると思っているから？」

ナレ「違う」

かぐや「んもう！そういうことなら仕方ないですね」

ナレ「そういうことではない」

かぐや「二人きりで誕生日を祝うなんてっ、そんな恋人みたいなことっ！ まあ、年に1度のワガママですしね、仕方ないですねー」

石上「先輩？どうかしましたか？」

かぐや「ん～ん、なんでもないですよ？」

石上「エンゼルスマイル？？」

かぐや「心配してくれてありがとう。石上君も困ったことがあったら何でも相談してくださいね」

石上「きもちわるっ！」

ナレ「白銀生誕祭。かぐや単独で開催決定」

石上「僕を占ってはくれないのか・・・」