【感想】アニメ『かぐや様は告らせたい2期』2話 アホかぐや様の演出が完壁で最高過ぎた！ 藤原書記は煽っても煽られても輝くな！

『OP』

萌葉「ウインドウ、ショッピングー！」

萌葉「今日は秋物しこたま揃えちゃいますよー」 

藤原「萌葉、しこたま揃えたら普通のショッピングじゃ…」 

萌葉「細かいことは気にしないー」

かぐや「ようやくこの日が来たわ。妹さんと仲良くなるには絶好のチャンス。そして、明後日は会長の誕生日」

ナレ「ウインドウショッピング。夏休みに開催のはずだったこのイベント。予定がずれ込みようやく開催と相成った。くしくもそれは、白銀御行の誕生日の二日前。御行に何を贈るべきか圭に尋ねるには絶好のタイミング」

かぐや「藤原さん、ちゃっかり妹さんの隣をキープして」

かぐや「はぁーそうですか。そういう手を使うんですね」

萌葉「私はかぐやちゃんのとーなりー！」 かぐや「萌葉さん」

萌葉「今日は来てくれて嬉しいな～」 

かぐや「正直この子苦手なのよね。別に悪い子じゃないのだけれど」

萌葉「圭ちゃん可愛いよね。男子はもちろんだけど、女の子からもすっごくモテるんだよー」

萌葉「努力家だし、曲がったことが嫌いで汚れてないっていうかー」

萌葉「本当、徹底的に汚したくなるタイプっていうか」

萌葉「一生、地下牢に閉じ込めて可愛がってあげたい感じ」

萌葉「あ、もちろんかぐやちゃんも大好きですよ。萌葉の大好きランキング、食べちゃいたい部門１位ですからー」

かぐや（ひぃ、こわいー！）

萌葉「えへへへ」 

かぐや（早いとこ妹さんの隣を奪還しないと取り返しのつかないことになりそう）

ナレ「だが、気になる相手には直接的アプローチは取れないかぐやである。白銀圭の横は藤原姉妹にがっちり抑えられ、会話の糸口がつかめずにいた」

圭「新聞配達４５０件分か…」 

藤原「新聞がどうかしたの？」 

圭「あ、いえ。別に…」

かぐや「いつも服は早坂が用意するから自分で買ったことないんですよね」

かぐや「ここで皆さんの買い物が終わるのを待っていましょう」

圭「はぁ」

かぐや（横顔、会長に似てるなぁー）

圭「あの」 

かぐや「はい！どうかしましたか、妹さん」

圭「妹さん？」 

かぐや「あ、何と呼べばよろしいでしょう？白銀さん？」

圭「圭、でいいですよ。年上なんですから」 

かぐや「じゃあ、圭さん」

圭「圭」 

かぐや「圭ちゃん」

圭「圭です」 

かぐや「あ…、圭…」 

圭「はい」

かぐや「下の名前を敬称もつけずに呼ぶなんて生まれて初めて。でもこれは大きな進展！」

かぐや「この流れで会長の誕生日に何を贈ればいいか聞き出しましょう」

かぐや「もう秋ですか、この調子だとクリスマスまであっという間ですよ。白銀家ではクリスマスにどんなプレゼントを贈り合ってるんですか？」

かぐや「よし、自然な流れ！」

圭「クリスマスですか。うち、その…クリスマスとか特別祝ったりとかはしないので、父さんが図書カードを２０００円分くれるくらいで、それ以外は特に…」

かぐや（そうでしたーー！！）

かぐや「ごめんなさい！でしたら誕生日。誕生日は何か贈り合ったりしてるんじゃないですか」 

圭「兄とはそんなに仲良くないですよ」 

かぐや「え？どうしてですか？」

圭「だってバカだし、キモイし、すぐしょうもない嘘つくし、脱いだ服裏返したままだし」 

かぐや（会長、家じゃそんなひどい人だったの？）

圭「誕生日にしたってそうです。うちはなにか贈り合うのがお金の無駄だってことで、無しって取り決めをしてるんです」

圭「だけどあの人、財布に勝手に１０００円入れるんです」

圭「問いただしても知らぬ存ぜぬで白を切り通すし・・・。ね！そんなしょうもない嘘ばかりつく人なんですよ！」

かぐや（いい話じゃないですかーーー！）

かぐや（なんだ、家ではひどいっていうから何かと思えば、いつもの会長じゃないですか。ちょっと不安になりましたよ、もう！）

子供「うあっ…！」

圭「大丈夫？」

圭「ちょっと擦りむいてるね」 

圭「水で洗って・・・、うん」

圭「これで大丈夫」

女の子「ありがとう！バイバーイ！」

かぐや「圭、あれ買ったばかりのハンカチじゃ？」 

圭「はい。でもあれが一番いい使い方でしょう」

かぐや「似てる」

かぐや「似てる」

かぐや「似てる」

圭「クーポンあります」

かぐや「に・て・る！」

かぐや（まるで会長みたい）

かぐや（どうしよう、だんだん圭が会長に見えて…）

かぐや（変よ、私。隣にいるのは圭なのに。まるで会長とデートしているような）

圭「四宮さん、今日は楽しかったです。また、一緒に遊んでくれますか？」

かぐや「ふぁ！？」

かぐや「ええ！」

圭「できれば今度は…、ふたり」

藤原「私も今日は楽しかったー！」

かぐや「ぅぅ…っ！」

藤原「また一緒に遊んでね」

かぐや「下衆。この女はやはり何の躊躇もなく男に体を預ける性欲の化身。男を食い物としか見ていない下衆の女なんだわ」 

ナレ「※そもそも圭は男ではない」

かぐや「ついに超えてはいけない一線を越えたわね」

萌葉「ほーら、かぐやちゃんも」

かぐや「え？」

かぐや「仕方ないですね」 

圭「はぁっ！？」 

ナレ「本日の勝敗。かぐやの勝利」

早坂「それで、肝心のリサーチは上手くいかなかった…」

かぐや「でもちょっと見えてきたわ。会長はお金の管理に厳格な家で育った。だからあからさまに高価な物は受け取って貰えないと思うの」

早坂「となると、気持ちの問題でしたら寧ろ簡単ですよ」 

かぐや「え、本当？」

早坂「これを、こうして…」

早坂「はい、読み上げて」

かぐや「えと、プレゼントはわ・た・し…」

かぐや「はっ！？はやさかぁぁぁー！」

かぐや「どうでしょう？特別には発注して作ってもらったケーキです。会長、ケーキ食べたがってる感じでしたからとっても喜ぶに違いないわ」

かぐや「いちごは糖度が１７のものを買い付けてですね。あ！このスポンジにも秘密があって…」

早坂「重い。超引く。超恥ずかし」

かぐや「どうかしたの？早坂」 

早坂「いえ、かぐや様がいいなら私は特に口出しはしません」

かぐや「なによー、歯切れが悪いわね」

早坂「はぁ、昔はこんなにアホじゃなかったのに」 

かぐや「アホ！？」

藤原「それじゃまた明日～」 

石上「お先に失礼します」 

白銀「おう、おつかれ」

かぐや「会長と二人きり。プレゼントを渡すには今しかない。会長ったら泣いて喜ぶに違いないわ」

かぐや「でも…」 

早坂「アホ…」 

かぐや「あの言葉は引っかかる」 

かぐや「アホ？この私が？」

かぐや「藤原さんの誕生日会には、これぐらいのケーキ用意されてたじゃない？」

かぐや「これくらいの・・・」

かぐや「全然違うっ！」

かぐや「明らかに大きい。というかナニコレ。もうこんなのウエディングケーキじゃない！私、アホ―！」

かぐや「そもそも私一人で誕生日を祝うなんてそんなっ！？今になって恥ずかしくなってきたっ！どうするべきなのっ！？」

アホかぐや「でも会長にはケーキを食べてもらいたいよね。今までずっと食べられなかったんだもの」

氷かぐや「今なら引き返せます。冷静になるべきよ」

アホかぐや「誰だって誕生日を祝われたら嬉しいものよー」

氷かぐや「恥をかいてもですか？そこまでして祝う必要はありますか？」

アホかぐや「でもでも～・・・、ぎゃいぎゃい」 

氷「ぎゃいぎゃい」 

ナレ「相反する感情が入り交じり、迷走するかぐやの思考回路。その混迷ぶりをイメージ化するとこうなる」

かぐや「私、四宮かぐやは会長の誕生日を祝おうと思ったのですが、土壇場になって恥ずかしくなってきました」

アホかぐや「会長の誕生日は盛大に祝わないと。そのためなら、多少恥ずかしくても、我慢しなきゃ！」

氷かぐや「そもそもそれが間違ってるのよ。どうしてあの人の誕生日を私が祝わなければいけないの？」

ナレ「頭脳内戦開廷―！」

氷かぐや「全く馬鹿げてるわ、どういう思考回路をしていたらこんなケーキを用意するの？」 

かぐや「そうですよね…」

アホかぐや「でもでもせっかくの誕生日なんだから、おいしいケーキ。食べて欲しいじゃないない！？」 

かぐや「それもそうよね」

氷かぐや「はぁ、だからそこから話はおかしいのよ。私たちの目的を忘れたの？」 

かぐや&アホかぐや「目的？」

氷「白銀御行から告白させて、あの男を精神の根底から屈服させる」

かぐや「そう、そうよ。そのために色々としてきたのよ。なんで私が会長を喜ばせようとしてるの？」

アホかぐや「そんなのわかりきってるじゃない？好きだからでしょ？会長の事」

かぐや「違うから～！」

かぐや「全然そういうのじゃないから！このケーキも会長に告白させる計画の一環であって」

アホかぐや「それだけじゃないでしょ？会長の喜んでる顔が見たいでしょ？会長の笑顔が見られたら、胸の奥がなんだか温かくなるじゃない？わかってるのよ。私は貴方なんだから」

アホかぐや「もういいじゃない。そーゆうの」 

かぐや「でも…、でも」

氷かぐや「そこまでになさい。私たちは由緒正しい四宮家の人間なのよ。篭絡され献身するなんてあってはなりません」

氷かぐや「確かに白銀御行という男は優秀で本能的に彼の肉体を求めてしまうのは認めましょう」

かぐや「認めないでっ！」

氷かぐや「それは一時の迷い。社会に出て多くの人間とかかわれば、より四宮家に貢献できる男性に出会うでしょう。違いますか？」

かぐや「そうよ、これは遊び。本気の恋なんかじゃない。会長に告白されたって、私は付き合ったりなんて…」

アホかぐや「いないわっ！」

アホかぐや「会長よりカッコいい人なんてこの世にいないからっ！！」

アホかぐや「付き合ってデートもしたいし、キッスだってしたい。その先だって…」

アホかぐや「でも、それってどんなにいけないこと？」

氷かぐや「自分が何を言っているかわかってるの？お父様がそれを許すとでも？」

アホかぐや「考えはあります。無策で逆らうわけじゃないわ」

氷かぐや「そんなリスクを背負う必要がないと言ってるの」

アホかぐや「幸せの為よ。背負う価値はあるわ」

氷かぐや「火遊び程度に済ませておくのが一番なのよ」

アホ&氷「あっ」

幼かぐや「皆、深く考えすぎ」 

アホ&氷「裁判長！」

幼かぐや「この裁判は会長の誕生日を祝うか祝わないかでしょ」 

かぐや「裁判長、私はどうしたら…」

幼かぐや「折衷案で『プレゼントはわたし』ってのをやればいいんじゃない？」 

かぐや達「結論がおかしいっ！」

幼かぐや「だって私子供だから難しいことわからないし、私が決めることじゃないし」 

かぐや「そんな…、裁判長が決めないなら誰が決めるんですか！？」

幼かぐや「貴方よ」

かぐや達「だって私たちは貴方。決めるのは貴方。ねえ？私たちはどうしたい？」

白銀「ん？四宮。どうして電気を…」

かぐや「会長、目をつむって貰えますか」

白銀「え？」

かぐや「恥ずかしいので絶対に目を開けないで下さい」 

白銀「お、おう…」

白銀（衣擦れの音…？なに？四宮、今なにしてんのっ！？）

かぐや「もういいですよ」

かぐや「会長、誕生日おめでとうございます」

かぐや「それと誕生日プレゼントです」

白銀「センス？」 

かぐや「ちょっと季節外れかなと思うのですが、会長は夏も学ランで暑そうだったので。字入れは私が」

白銀「…ありがとう」 

かぐや「では、私は失礼しますね」

かぐや「あと…」

かぐや「その戸棚は絶対に開けないで下さい」

白銀「え？…おう」

かぐや「では…」

白銀「ぅ…、うわ、嬉しい！なんだこれ！？なんだこの気持ち！？」

かぐや「はぁ、はぁ」

早坂「頑張りましたね」 

ナレ「本日の勝敗。かぐや達の勝利」

白銀「かっけー！いいねー！」 ナレ「ハッピーバースデー！白銀」

ナレ「お祝いの、ダブルアイキャッチ！」

白銀「磨穿鉄硯（ませんてっけん）…」

白銀「鉄の硯をすり減らして穴を穿つ。ソウイカンが科挙に合格した逸話から来る熟語。いい言葉だ。四宮が字を入れた。つまり四宮はこの言葉が俺にふさわしいと思っている」

白銀「フフフ……」

白銀「フッ！？」

藤原「こんにちはー」 

かぐや「こんちには」 

白銀「お、おう・・・」

白銀「しかし、今の俺にはひとつ大きな疑問がある。なぜあの日、四宮はひとりで俺の誕生日を祝ったのか。ということだ」

白銀「だってそうだろう？女が男の誕生日を一人で祝うという行動には、何らかの意味が出るではないか」

白銀「そのリスクも承知で恥ずかしさを耐えてまで祝ってくれたというのか」 

ナレ「正解」 

白銀「だがその都合のいい話はないだろうし」 

ナレ「あった」

白銀「それにこのセンス。これは四宮に告白させる事すら可能な武器になる。例えば…」

藤原「どうしたんですか？それ」 

白銀「まあ、昨日の誕生日。四宮がプレゼントしてくれたんだ」

藤原「ええ？昨日、会長誕生日だったの？」

藤原「かぐやさん！どうして言ってくれなかったんですか！？ひとりだけ抜け駆けして、会長の特別な時間を独り占めして！」

藤原「まさか、かぐやさん。会長のこと好きなんじゃ…」 

かぐや「ああああ…」

石上「ラブなんすか」 

柏木彼氏「フォーリンラブだったんすね！」

ナレ「既成事実！恋愛関係において外堀から攻めるのは基本中の基本。周囲がそう認識すれば認めざるを得ない状況に陥る」

白銀「だが、これはそもそも四宮が贈ってくれたプレゼント。その善意に漬け込んで四宮を追い詰めていいのか…。いや、そんなのは俺のやり方ではない」

白銀「それに、誕生日プレゼントにここまでのモノを贈るくらいだ。四宮が告白してくるのも時間の問題」

白銀「四宮から貰ったことは伏せる。今回はそれでいい」

藤原「あ、会長。それ…」

白銀「ああ、これは友人からの贈り物で…」 

藤原「友人…」

藤原「友人？そうですか。ふーん…」

白銀「なんだ？何かがおかしい…。もしや…」

藤原「ねえ、会長…？」

かぐや「ウフ…」

藤原「会長はかぐやさんの事、好きなんですか？」

白銀「！！？」

白銀「なななななな、何をバカなことを…？」

藤原「だってそうでしょう！私に誕生日を教えてくれなかったってことは、会長はかぐやさんだけに誕生日を祝ってほしかったってことじゃないですかー！」

白銀（四宮！何か仕掛けやがったな！？）

ナレ「無論である。そうかぐやと藤原が生徒会室に入る前に仕込みは終わっていた！」

藤原「え、昨日会長誕生日だったんですか！？」 

かぐや「あら、ご存じなかったんですか？」

藤原「聞いてないです！」 

かぐや「おかしいですね。私には誕生日を教えてくれたのに、他の人には教えなかっただなんて」

藤原「ふぁ！？」 

かぐや「理由なんて思いつきませんよね。会長は何を考えているのでしょう」

藤原「そ、それって…」

藤原「かぐやさんだけに祝って欲しかったから、だから誕生日を教えてくれなかったんじゃないですか！？どうしてそのセンスがかぐやさんのプレゼントなの隠してたんですか！？」

藤原「内緒でしっぽりやってたからなんでしょ！？」

藤原「私だって会長の誕生日祝いたかったのにっ！」 

白銀「これはマズイ！」 

ナレ「既成事実！」

ナレ「なまじ真実であるのが更にたちが悪い！」

白銀（俺のやり方はぬるかった。戦に甘えは禁物。獅子は兎を狩るのも全力を尽くす。お前がそう来るなら、徹底的にやってやるっ！）

白銀「四宮だけに誕生日を伝えた？馬鹿なことを言うな」 

藤原「え？」

白銀「四宮は１年前、生徒会名簿を見て俺の誕生日を知ったにすぎず、俺が自発的に教えたわけじゃない」

白銀「むしろこの１年、俺の誕生日を周りに教えなかったのは四宮の方だろ」 

藤原「た、確かに…」

白銀「どうしてなんだろぉなぁ？四宮も不自然なことをするもんだよなぁ？」

藤原「え？つまり、会長の誕生日をひとりで祝いたかったのはかぐやさんの方？」

白銀（どうだ、四宮）

かぐや（うふ、会長はお忘れのようですね。占いの時、自分が取った行動を）

かぐや（自分の誕生日をああまで言いたがらなかったというのは、この生徒会にいた皆さんがその目で見てきたこと…） 

かぐや（『あ、会長。センス使ってくれてる』）

かぐや（だいたい会長の持ち出してきてくれたのは、１年前のエピソード。そんな昔のことを覚えて… ）

かぐや（『ちゃんと使ってくれて、嬉しい！』）

ナレ「かぐや、自分の贈ったセンスに気を取られる！」

かぐや（えっと、何を言うんでしたっけ！？『会長、センス使ってくれてありがとう？』違うっ、絶対それじゃないっ！）

白銀（なんだ？四宮の奴…。急にモゴついて…。だがこれはチャンスだ。一気に仕留める）

白銀「日も落ち暗く静かな生徒会室で、四宮が用意したケーキのろうそくだけが美しく煌めいてな。ずいぶんと気合の入ったサプライズに、俺も驚いたもんだ」 

藤原「かぐやさん、そうなんですか！？」

かぐや「ほほにぺしってした…」 

藤原「かぐやさん！！」

かぐや「どうしよう！このままじゃ…」 

石上「こんちわーす」

藤原「は、石上君。聞いてくださいよー。会長の誕生日昨日だったんですよー」 

石上「はい、そうでしたね」 

藤原「え？え？」

石上「あ、会長。昨日僕が贈った万年筆、使ってくれてるんですね」 

藤原・かぐや「あ！？」 

白銀「ああ、これな」

藤原「え、石上くん。会長の誕生日知ってたんですか？」 

石上「そりゃそうですよ。普段からお世話になってる人の誕生日ぐらいい知ってて当然じゃないですか」

藤原「ぁ…」

かぐや「そうなんですよ。それなのに抜け駆けとか言い始めて変な勘違いまでするし、全く困ったものですわね」

 石上「ふ、藤原先輩！会長の誕生日知らなかったんですか！？」

石上「藤原先輩だけ知らなかった？」

石上「藤原先輩だけが！？」

石上「藤原先輩だけがぁ！？」

藤原「うわぁぁぁん、変なこと言ってごめんなさぁい！」 

白銀（チッ、逃したか）

石上「逃げても先輩は誕生日を忘れた事実は消えませんよー」

かぐや「石上くん、よくやってくれたわ。ありがとう」 

石上「ええ！？」

かぐや「本当によくもやってくれたわ。この借りは必ず返しますね」 

石上「え、なに？僕何か恨み買う事した？」

ナレ「本日の勝敗。藤原の敗北」

『ED』