【ハイパーインフレーション】イェルゴー「約束？私が？ガブール人と？なんで？」

商談だ！でちゃんと席につくグレシャムとの違いよ(思惑はともかく

争いするのに向いて無さすぎる
相手見下して能力過小評価して足元救われる
スポーツでも戦争でも使い物にならんカスや

グレシャムはまじで金でしか見てないから人間としての価値かどうかは…

対話が肝の作品でそれすらしようとしないマヌケなんてそら惨敗するよ

言うこと聞かせるには対話でなく殴るしかないタイプてのはいるもんだ
人類と呼んでいいのかはしらんが

物覚えがいいだけで普通に無能だろ
自分の考えに凝り固まってまともに疑いも持てないから簡単に足元すくわれる
ハルとの尋問で自分が誘導されてる？って疑問に思えるあたり偏見なきゃ思慮深く考えられるんだろうになぁ

うわべだけ取り繕うのは嫌だけど、取り繕いすらしないのはもっと最悪だとこの作品で思ったわ

現実のロサンゼルスで山火事が起きて、それをHiroshimaって言ってるのもこのイェルゴーとまぁ同じだなぁって思った。

交渉と思ってないから発言に一切の違和感を持てないというね
人数の要求に妥当性を評価するというステージが彼の中に存在しない
見下してるから人数を減らしにはかかるけどそれだけという

反差別を感情からではなく損得で訴えかけるという発想が凄いわ

そもそも差別だと捉えてもいないでしょ
RDJのアレと同じ

差別と利己主義を都合よく使い分けてるんだよな
カーブル人を無能と見下しているだけなら何匹集まっても偽札作りは出来るわけ無いと一蹴すれば良いのに逆に4000人でも出来るだろと減らしているあたり、自分達と同等の能力があると無意識に認めてる
何もかもが中途半端な奴だった

こいつより、「本国の不細工貴族」の描写の方が感心した。
「顔の良い被差別民族（レジャット）」に「顔の悪い支配民族」が暴言を吐いてると、どうしても前者が正しく見える。

という対人操作。

コイツが完璧な贋札渡されて騙されたのが意味わからん
数ヶ月間ベルク札について勉強して完全に理解したとか言っておいて、新聞で何度も発表された贋札の見破り方を知らないとか何の勉強してたんだよってなる

本スレであるようにアニマルライツとかも今は一部の意見だけど、100年後とかに動物と会話できるようなアプリが登場したらペットの去勢とかとんでもねえ差別主義者だって言われるだろうな
植物と会話できるようになっちゃったら薪とか木造建築とかもやばそう
今の時点でそう思えってのも無茶だけど、少なくとも新しい価値観が出てきた時に正しくアップデートできるようにはなりたい

登場時から最後までずっとルークとハル姉にやられっぱなしだったからなぁ

本国と自治区では、

１９世紀末のアメリカ北部州白人と、南部州白人のような
１９８０年代の西側先進国白人と、南アフリカ共和国白人のような

致命的な意識のズレがあるんだと思わせる
結構、二重構造の帝国なんだよな
「ガブール人差別イクナイ」的な言説すら支配的になるほど、進歩的なのが本国。帝国全土にはもちろんそんな良識は行き渡ってないけど
登場時のグレシャムなんかは、最初は後者サイドの利益の代弁者として振る舞っていたんだろうね
グレシャムがボロ儲けを画策して暗躍してる段階で、本国ではすでにグレーゾーンの真っ当な起業家としてはふさわしからざる経済領域だったんだろうし
物語がはじまった段階ではガブール人から見たら敵は一枚岩の悪の帝国でありそれは一面としては正しいけど、世界の解像度が上がって大局的に見るようになると、そうでもないなと思うようになるというか
個人的には深くてリアルな世界設定で良かったと思うけど、読む人によってはこれを「設定のブレ」「ご都合主義」として解釈するかも知れんね。私はそうは思わんけど

差別反対を掲げる作品は数あれど
「差別はアド損に繋がる」という方向でそれやってるのは珍しくてそこも面白い

グレシャムの元ネタ＝グレシャム（悪貨）
レジャットの元ネタ＝ジャレド・ダイアモンド（銃・病原菌・鉄）

イェルゴーって、元ネタなんだろ
個人的には、イヤーゴー（シェイクスピアのオセロの白人副官）あたりしか思いつかないけど、なんか別のアナグラムだったりするんかね

ゼニルストン自治領とヴィクトニア帝国って見方を変えれば「自治を奪おうとする帝国と、それに抵抗しようとする自治領」という自治領が正義という読み方もできるんだけど、
その場合でも「贋札造りという、帝国に知れたら致命的なことに手を出しながら、その死命をガブール人に握られたということすら気づいていない」イェルゴーと
ガブール人に贋札で脅されながらも「むしろこれを機に、懸案だったゼニルストンの自治をはく奪しようぜ」と即座にルークと手を組む帝国内閣で
狡猾さでもイェルゴーって帝国に完全に負けてるのよね

ラスボスか、と思わせて気持ちよく殴れる敵だったからねぇ。

英知ィ！！

最近、世間を賑わせてる話題とも通じるところがあるな

プライドなんて所詮はカードの一つでしかないのにイェルゴーはそれを重きに置きすぎた

ただ差別意識ある一般人なら働かせられる
こいつは地位もプライドもそこそこあるのに差別はガチガチで商売しようとしたら確実にどっかで邪魔になるし損が出るのは目に見えてる
だから０ベルク
金にならないどころかマイナス

簡単にいうと
「とんでもない価値をもっているルークを理解できないばかりか
むしろ無駄にしかねない存在」
だからグレシャムの0ベルク評価にも説得力がある

敵でしかなかった筈の帝国がマトモだからこそ敵味方が反転したのも含めて見事な作劇だった
帝国を倒すのではなく手を組むという選択肢の幅があったルークと選択肢が１つしかないイェルゴーの対比もあっていいラスボスだったと思う

みんなに期待されていたハル姉に対する竿役（精神注入棒）としても無能だったし、ほんとに良いところがひとつも無いよなこいつ

ただ、医師としての知見がありながらガブール人を劣等生物とみなしているということは、本当に医学的、解剖学的に、ガブール人は一般人類？とはちょっと別種の生物だったりするんかね
それとも、彼の知見自体がナチスじみた疑似科学の類なのか

グレシャムの方が信頼できるてのが散見されるが
100万で契約成立していても別の相手が120万出すと言ったらこっちの契約を反故にしてくるのがグレシャムだからなあ
場合によっては「相手は120と言っているがお前はいくらまで出す？」と聞くくらいはしてくるだろうけど
完全に一対一の商談なら信頼できなくもないが第三者がありえると途端に信頼できない

バカチョンカメラ
馬鹿でもちょんと押すだけで写るカメラって語源なのよ・・・
間違った意味で使った人と、被害者意識丸出しの人達のせいで言葉狩りにあった言葉って事を理解した上で８９の発言を省みると凄く面白いですよね
これが無意識の差別意識の実例となります

まぁ実際にアメリカの南北で存在していた奴隷制度やそれを取っ払ったあとの実態の話は、なんとなく現代の日本教育で教わる『差別はダメだ』ってふんわりとしたもので良し悪しを語るにはあまりにも色々ありすぎたからなぁ
めっちゃ難しい話だから端的に書くけど『区別は区別として残してほしい』って被奴隷差別受けてる側から陳情がしばらく根強く残ってたくらいだから

まんまトランプやネタニヤフだなこれ

そんな奴でもツイフ〇ミのようなナチュラル男性差別した挙句、都合が悪くなると「ジョセイサベツガー」とか騒がないから、エセリベラルよりはましなんですよね。