『少女革命ウテナ』を学園百合アニメだと勘違いしていた

学園百合アニメかと思ってたけどなんかめっちゃドロドロしてるし近親相姦のインパクトデカすぎだし恋愛関係は拗れたやつしかいなかった…
なんなら最初にヤバいやつだと思ってた西園寺とか七実様が最終的にマトモ枠じゃね…？みたいに見えて来た…

>>1
アンシーと暁生の関係知って「なら私も！」とならず怯えと嫌悪感見せる七実いいよね…
ウテナに忠告までするし

あのふたりが癒し枠なの同意
ウテナとアンシー、暁生と生徒会をピュア度にすると
ウテナ＞西園寺・七実＞みっきー＞樹璃＞冬芽＞アンシー・暁生
瑠果先輩をどこに入れるかは迷うがだいたいこんな感じだよね

>>2
アンシーもピュア度で言ったらぶっちぎり上位じゃね？
ただその出力が徹底的に利己的なだけで

>>4
一般的に想像されるピュア(なんか美しくて善いもの)と違うだけでめちゃくちゃピュアだよね

西園寺がカスに見えるけど、西園寺自身は真面目にアンシーに気があってアンシーがBITCHって前提を追加すると
あの態度も割と理解できるようになるから怖い

冬芽のことで色々迷ってた直後にガチ近親見ちゃったのマジでかわいそ…みたいになったぞ…

なんだかんだウテナ＆アンシーVS冬芽＆西園寺のバトル好きだったわ
めっちゃメタファーというか暗喩入れてる絵面がシュールで笑うけど
いつもハンドル握るのは冬芽だったので最後突っ込むとこで西園寺に運転任せてるのは意味のある演出なんだろうなと感じる

この作品の主要人物半分くらいは暁生に抱かれてね…？

>>7
暗喩だけだけど男も抱いてるみたいだから半分越えてない…？

>>7
暁生はみんなの王子様だからね
たぶん妹であるアンシー以外は「お姫様」にしちゃうってことなんだ

昔の百合なんてだいたいドロドロとか悲恋とかそんなんだ

>>9
悲恋ではないような……
そもそも監督も役者も言ってる通り「女子同士の友情」のお話なんだし
それを百合というんだよっていう意見を含めたとしてもアンシーは暁生を護る事から解き放たれて
今度はウテナを助けに行くことを決めたんだからやっぱ悲恋とは言えない

>>12
イクニ監督は一応初期案では本作をウテナとアンシーの濃厚な百合ものにするつもりだったけど、さいとうちほ先生の強硬な反対によって断念したそうな

高校生とか中学生の内から爛れすぎなやつが多すぎてミッキーとか七実様を少しは見習ってくれとなったぞ…

S◯Xの隠喩が多すぎだろ‼︎

ところでディオスってなんで暁生になったんや…？
理解力が足りんせいかそこら辺よく分からん…

>>13
人々を守る王子様という役割と過度の期待がディオスには徐々に重荷になっていった
アンシーは人々の前から「理想の王子様であるディオス」を隠したことで「悪い魔女」になった
理想の王子様でなくなってしまった成れの果てが「暁生」

>>13
アンシーに救われたから
救われて王子様じゃなくなったから、直向きさを忘れて情けない大人になった

男共のはだけ撮影会とか謎の車ポージングとかスポーツカーの決闘説明とか笑いながら見てたけどあれもしかしてコイツらセッ◯スしましたよってコト⁈

>>16
心地よい振動だ

つまりアンシーに救われた（隠された）事は王子様の資格が無くなったって事でそれで兄妹揃って落ちぶれちゃってあんな感じの関係になっちゃったって事？

単純にヨスガったからディオスは王子様から転落してアンシーは魔女になったんだと思ってた

個人的には「完璧で理想的な王子様」は唯一「お姫様に出来ない女の子」を抱いてしまったから王子様ではなく魔王になり妹姫は魔女になったと解釈してる
完璧でいなくていいという解放を得ることは出来たけど理想の王子様と姫からは転落した感じ

おとぎ話の王子様から現実の性欲もある男になっちゃったって感じよな
大人になってから見ると暁生にも憐れみを覚える
変に理想を持ったまま大人になってしまったから人間なんてみんなそれなりに汚いっていうのを体現しながらもまだ飲み込み切れてない感じ

あれ山小屋でアンシーに逆レされて堕天したって解釈も見たことあるし抽象化されすぎててどうとでもとれるんよな
最終的に自分の解釈でええと思う

とりあえず登場人物皆エゴというかパッション強めなのは見てて分かった

>>26
自分を変えるのではなく世界を革命したがる人たちばかりだからな
だからこそ最後に自分を変えて学園を出ていくことを選んだアンシーの決断が光るんだ

樹璃と枝織のめっちゃ挟まりたくないタイプの百合に愛の為に突っ込んでった瑠果にはスゲェなと思うと共にそれはそれとしてコイツも大概アレやな…みたいな事を思ったね…
というかこの学園の全ての関係性基本的には挟まりたくねぇな…

ウテナの世界って長崎が舞台なんじゃないかと夢想したことがある
ウテナの両親の葬式がキリスト教っぽかったし
だとすると西園寺のあの態度は九州男児のそれなんかなと思ったり

七実は家族愛でアンシーは異性愛ぽかったけど梢はどっちだったんだろ…
兄妹めっちゃ出てくるな…

>>30
続編が漫画「少女革命ウテナ AfterTheRevolution」て名前で単行本になってるけどそこだと梢は異性愛として幹を愛していたと出てくる

主人公達の決断が「何かにとらわれ続け変化しない世界から抜け出して自由を得る」みたいな感じなので
それ故に自由を求める&百合好きなオタクにバイブルとして持ち上げられているが
かといって百合目当てで見ると最終局面までずっと火傷し続けて最早業火に焼かれるようなアニメ
だから百合として布教されてるのを見るともやっとする

狭い人間関係に性欲だの若さゆえの視野狭窄だの煮詰めたのをスタイリッシュに出力したらこうなると個人的には思う

>>33
現実の思春期なんて狭い世界でもがいてる子供ばかりなんだからそれで合ってるんだよ

黒薔薇たちの気持ちを主人公であるウテナが理解できずにバッサリ切り捨ててるとこなんだかんだ好き
それこそモブと主人公の格差を制作側自らが皮肉ってるようで感慨深い

処女厨を拗らせて百合見てるタイプのやつには絶対的に勧められない作品

1の認識が改められててにっこり

個人的におすすめのウテナ解釈動画時間あるときにでもどうぞ
キャラクター性の話がすごくしっくりきた

個人的には黒薔薇編にアーみたいになってたと言うか登場人物たちが皆滅茶苦茶アレなんだけど見覚えある感覚で闘ってる感じなので親近感が湧く。（あそこまで過激ではないけど）
ウテナとかアンシーのがよくわかんねぇな…みたいになったので色んな解釈を見てみようと思う…

>>38
黒薔薇編って決闘者の悩みが親戚がどうしても好きになれないとか誰かの特別になりたかったとか
メインキャラより普通の人の感覚に近い部分が多くて共感できるんだよな
見る度にこれ急遽つくられたのマジかよって感覚になる

西園寺も生徒会長も一皮剥けば普通の男子生徒っぽいのに本命相手の態度が下手すぎでは？
思春期だから…？

>>40
その2人もそうだし薫兄妹も樹璃周りも対本命にだけ上手くいってないんだなあ

良い作品だけどこれを百合と称するのちょっとした表記詐欺だと思う

>>41
劇場版はウテナとアンシーが全裸キスまでやってるからセーフ

>>43
だからか劇場版ってほとんど語られないよね
トウガの王子様っぷりが語られるくらい

>>78
もう一人の魔女としてTV版よりヴィラン度マシマシの枝織さんとか好きなんだけどね
樹璃さんとの決闘中にものすごく興味なさそうな顔で去っていくところ好き

劇場版のアドゥレセンス黙示録だと暁生は妹に手を出すただの悪い「男」で
アンシーはそんな暁生を愛していたから「王子様」にしてしまった魔女って書き方されてる

男を王子様にするのは魔女、女をお姫様（薔薇の花嫁）にするのは王子様
36話の影絵少女での「王子様なら馬でもいいのか？」ってセリフとかもろにアンシーとウテナを指してるんだよな

最終回のアンシー助けるとこで予告bgmのフルが流れる所いま見ても鳥肌立つ

ウテナが暁生になびくところは本当見てらんなかった
ウテナはまだ子供で暁生の方が上手だから騙されてたんだと言えなくもないんだけど
暁生の婚約者と会って話してたのにさ…
「香苗さん早く帰んないかなー」みたいな事言ってるシーンは本当最悪

>>49
アンシーの気持ちそのまま追体験できてないかそれ…

「爽快そうな感じで始まった創作物で終盤にスッキリすることを求める期待」って裏切られた時に思った以上にがっかりするんだなと思った作品
物語は最初から不穏だけど不穏の方向性が当時思ってたのと違ったんだよな
あと自分がファンタジー創作物に求めてる成分って思春期のどうしようもなさを見る成分じゃなかったんだなっていう気付き

>>52
ウテナって爽快そうに始まったっけ？

枝織がマジもんのクソ女なんだけど一番好き
ファムファタール的な行動をとるんだけど、樹璃も瑠果も枝織に狂わされるほど弱い人間じゃないから結果的に枝織本人の小ささと惨めさだけが浮き彫りになってる

>>53
枝織、樹里と比べると華がないはずなんだけど妙に色っぽく感じる

>>53
樹璃の本命が自分だと知ってしまい本気で混乱する場面が好き

>>53
クソ女なんだけど樹理が好きになるのもわかるし、一度好きになったら抜け出せないのもわかる
更にそんな風になるのも樹理だけで他の人間からするとなんの変哲もない女というのもわかる

若葉の回が1番心に残ってる
1話完結で完成度高過ぎない？

>>54
若葉って基本天真爛漫な普通の子だから
ああやって激高するのがさらに心に残る
確か決闘の名前もリミットだったしマジで限界だったんだなってのがわかる

思春期の子の夢や希望なんて悪い大人にかかればチョロい獲物でしかないけど
子供のエネルギーはそうやって転がされるばかりじゃないっていうメッセージを感じたな、自分は

小さい頃見たような、確かEDが美しかったアニメだ！
とブックオフで見かけて立ち読み

■……え、こんな大人向けな話だったの?!

密かにウテナを見下すアンシー
「アンシーには僕が必要」と思い上がるウテナ
暁生を挟んで互いに悪意を向け合い毒を盛る二人

ここまで濃密に女子同士の友情を描いた作品を他に知らない
ここまでやってようやくあのラストに辿り着くのがすごい感慨深い

>>61
アンシー飛び降りを阻止した時のセリフがアンシーを案じるものじゃなくて「逃げるのか！！！！」なのがなんかすごい好き

最終回で若葉すらウテナを忘れてしまった衝撃とそこからのアンシーの「あの人は消えてなんかいない。あなたの世界からいなくなっただけ」で勝利の鐘が鳴るまでの流れが美しすぎて未だに自分の中でナンバーワンの最終回だわ

死ぬ事になっても愛する女に尽くした真の王子

ウテナとアンシーの関係は百合って解釈もいいんだが
友情って捉えた方がラストの爽やかさに合ってると思うわ
この作中で描かれる愛ってどれもドロドロしすぎてネガティブなイメージ強いし

ウテナ自身が勘違いしてたからね、王子様の役割と自分の願い事
アンシーを助けたいなら友達にならなきゃいけないんだけど、自分が王子様に助けられたから、自分も王子様にならなきゃ！ってなっちゃった

劇場版の対西園寺戦で男装してる事でお姫様になれずそれがバレたから王子様にもなれず更に武器にした箒が壊れる事で魔女にもなれないという考察を見てウテナが自分で選びとって今度こそアンシーと友達になって学園を出るのが更に感動した

ウテナでこういう発言もアレかもしれんけど
女性的なようでいて根本的にメッチャ少年的な作風な気がする

登場人物たちの感情の機微や演技、シナリオはもちろん素晴らしいんだけど
映像の気持ちよさも素晴らしいアニメなんだよね
決闘の映像どれも好き

伝説のアスパラ回とかいうヒーローがヒロインになった瞬間

TV版は友情
劇場版は百合って印象

少女革命ウテナAfter The Revolution
冬芽と西園寺、幹と梢、樹璃と枝織（と瑠果）の話だから未読の人は読んでほしい
この３組の話でありウテナとアンシーが再会する話でもある

劇場版はTV版でウテナの手を取れず棺の外に出られなかったアンシーが自分の意志で外に出ることを選んだのが好きだ
あと劇場版に七実がいないのはTV版で真っ先に決闘ゲームから降りたからなのかな…

>>77
う…うしはいたから

変な意味じゃないんだけど、冬芽と西園寺は対ウテナ対アンシーの恋愛キャラとしての側面よりこのふたりの拗れた友情関係の部分の方がなんか好きだった
最終的にウテナとアンシーが落ち着いた先が同性との友情だったのでコンビ戦最後がこのふたりだったの良いなあって思う
これが男女ペアのカップルとかだったらなんかウテナとアンシーの関係も友情とはちょっと違うと思ったかもしれない

ネタバレ無しで語るスレだとだいたい暁生カーの話題になる呪い

TV版ラストの決闘で樹璃が語った「溺れた姉を助けて死んだもう名前も思い出せない男の子」が劇場版の冬芽になってるのいいよね
漫画版アドゥレセンス黙示録も好きだ…文庫版３巻に入ってるやつ

若葉回だとその前の「玉ねぎ王子」風見達也の話も好きだ
これはありきたりなおめでたいロマンス劇じゃないんですよってお出しされた感じ
幼い頃の王子様の思い出は思い出として大切にしつつ今は別の王子様を想っている若葉
その王子様を想ってる理由は「自分を特別な存在にしてくれるから」ってのが若葉繁れるで分かるんだけど

>>85
「どうして僕じゃあダメなんだ！」→「君はいい人だね」の流れはちょっとクスッっとした
だけどこれ次の回の「あの女は私の大切なものを全て奪っていく！」の前フリになっているんだよな……

若葉繁れる最後エピソード
若葉だけには剣も抜かずに勝ったのアンシーに対するウテナの王子様ごっこの傲慢ともとれていい

枝織と樹璃のエピソードも好きだ……

七実がなんやかんやかわいくて、冬芽お前もっと妹を可愛がれよとか思ったけど
最終回のアンシーみたいにいつかは兄なしで生きていかないといけないもんな…と
あれが冬芽なりの愛のムチだったのかわからんかったけど

劇場版がいいのは学園の閉じた世界と二人で出た先が楽園でもなんでもなくて
曇り空とうず高く積みあがった廃車の世界なのが好きなんだ

きっとあの世界にはあの二人より前に、たぶんあの学園ができるよりも前にたくさんの若者が自分の未来を目指して走ってそのあげく錆びて擦り切れ壊れてしまったのだろう
その現実の果てしなさみたいなものをアニメで表現したらああいう世界になるんだろうな

御影草時が馬宮のほんとの顔を思い出すとこだいすき
抽象的で前衛的な映像表現多用してきたからこそ、アニメでもああいう叙述トリックできたんだなあ
すごいよ、思い出にとらわれてきたと思いきや妄想のしすぎで現実が認識できなくなってるだけとは
何気に地味だけどはかなげな馬宮のデザインも好きなんだよね
決闘中に御影草時が馬宮の声きいてるけど、あれが幻聴なのか、アンシーが馬宮のふりして惑わしてるのかわからないとこがまたいい

やばい男とやばい女がインフレしまくった結果、常識人と化した西園寺と七実だいすき
卵回でなぜか外で料理してる西園寺がずっとツボ
この二人の絡みもっと見たかったなあ

>>90
”莢一”呼びいいよね
西園寺は西園寺で呼ばれることがほとんどだから印象に残ってる

>>99
いいよね
男女は基本ただれた恋愛してるウテナワールドで、まともに友達してるのがなんか微笑ましかった

劇場版の冬芽とウテナ、劇場版本編だとウテナは冬芽の死を受け入れて外へ向かおうとするけど漫画版アドゥレセンス黙示録だとウテナは冬芽の記憶を忘れるんだよな…

冬芽と西園寺がお互い俺はこんな女抱えてるぜバラの花嫁になったぜってステータスを主張し合ってたけど最終的に2人の友情に回帰する流れ本当に美しくて好きなんだ

絵面は笑えるんだけど

>>92
生徒会室で二人乗りしているとこすごいシュールだけどどこか爽やかで好き

ウテナとアンシーといい、西園寺と冬芽といい、樹璃と枝織といい
恋愛や依存で不幸になってた人たちが、ライバルでしかなかった同性を友だちとみなせるほど精神的に成長して、対等で健全な関係を築いてハッピーエンドっていうのいいよね
枝織がフェンシング部に入部したっぽいとこ、なんか涙止まらなかったよ

個人的感想だから異論は認めるけど聞いてほしい…

学園て一種の「仮初の永遠」の象徴みたいな印象がある（いつまでもこの時間が続いてそうな感覚に陥りがちで、だけど現実ではちゃんと時間は進んでるしいつまでも「子供」ではいられない。いつかは前を向いて「大人」にならないといけない的な）
なのでこの「少女革命ウテナ」というお話は一つの「理想的な永遠」である「王子様とお姫様」の寓話を全体的な下地に、其々の理想（永遠）を求めて（或いは続かせる為に）足掻きながら、ウテナとの決闘とその前後での周囲とのやり取りや出来事によって自身が抱く理想（永遠）と己の在り方（本質）を見つめ直し、受けとめながら「大人」へと成熟（成長）し前（現実）へと進む物語だと思っている

だから最終回で描かれたメンバーのその後は自身の永遠（理想）に見切りをつけたり等でどこかスッキリしたような印象を感じる（己の心の中の革命に成功した）んだけど、現実（大人）に疲れてなんでも出来てたディオスであった自分を再度求めた暁生はいつまでも理想（かつて王子様だった自分）にしがみ付いて変わらなかった（革命できなかった）のでアンシーに見捨てられ逃げられた感がある

>>94
クライマックスで暁生カーで「世界の果て」を見せられることで、一人ずつ決闘ゲームから下りていくのが
現実を知って遊びに見切りをつけたようで終わりが近づくのを示していたな

七実と石蕗の関係性も好きだったな
あの学園でうまくいきそうな恋愛絡みの人間といえばこの二人だけなんじゃないかな

爽やかバトミントン好き

王子様に憧れるあまり自分が王子様になろうとした
でも好きになるのは普通に男性という女の子
性の揺らぎについて未発達だった時代に未来予知でもしたんかってぐらい先進的でビビるね
学術的に言うとオートアンドロフィリア（自己男性化愛好症）だね

実は石蕗と七実がこの作品の本質を表してたというかヒント与えてたよな
王子様になるためには守るべきお姫様が必要とか世界を変えるのではなく自分を変えると学園から出ていこうとしたりウテナアンシー暁生の関係と似てるけど真逆に位置するのが七実石蕗冬芽

必殺バンク発動しても凌いでくる樹璃さんの強キャラぶり

樹璃さんが負けたのは
弾き飛ばされた剣が落ちてきて胸の薔薇を散らした　と　自分の意志で薔薇を散らした　だからウテナは樹璃さんに剣の腕で勝ったわけじゃないのがすげえのよ

>>102
最初の段階だと普通にいつも通りに進む話だったらしいけど樹里が大好きな細田守がイクニに直談判して自分がコンテまで描くからと言って出来上がったのがあの一連の話らしい細田守のあんな感じの演出また見たい

劇場版で暁生に「どうせお前たちが行き着くのは、世界の果てだ」って言われてアンシーが「そうかもしれない。でも、自分たちの意志でそこに行けるんだもの」って返すのが好きだ
自分の意志で進むことを選ぶのが世界を革命する力なのかなって思ってる

いるいるこういう女って感じのキャラが多くてすきなアニメ
拗らせ方とかリアルなんだよね

毎回必ず合間に挟まれて、一見関係無いように見えてその実その話の本質というか「よーするにこういうこと」を説明してくれる影絵少女劇は面白かったな…

御影と本物の馬宮が好きすぎるんだよ……
かわいそうな御影、でもまあ百人も殺してるからな…

暁生と冬芽・莢一との最大の違いは同性の親友がいたかどうかじゃないかと思うな
王子様、お姫様の関係だけでなくて自分の周囲の人間も大切にすること、腹を割って話せる友達がいるかどうかは大事なんだよな

枝織は嫌いなんだけどさ、でも彼女なりに今まで嫌なこととかあったんじゃないかと思うんだよね。
完璧で自分より優れたお姫様である樹璃さんがいて、素直に尊敬できるほど純粋な性格でもなく、かといって「あんたなんか嫌い！」って縁を切れるほど真っ直ぐでも馬鹿でもない。何の気なしに他人から比較されたりとか、劣等感を覚えることが沢山あったのかもしれない
だからラストでフェンシング部に入部したシーンが挟まれたことは大きな意義があると思うんだ

寺山修司ワールド全開の根室記念館大好き

ドロドロしてる割に、キャラの闇堕ちが基本一話完結で長引かないところが重すぎずいい塩梅だった
闇堕ちっていうか決闘者化というべきか
みんな言いたいこと言って、でも決闘が終わったらスッと日常に戻っていくとこがよかったんだよね
それにどんな脇役でも主役になれるとこもよかった

エンタメとかでは結局主人公やメインキャラというものは格の違う扱いを受けるわけで
メタ的に考えても黒薔薇たちの葛藤は「表舞台でメインとして生まれてこれなかったキャラ」としての叫びも感じて良い
主人公にもメインキャラにも入れない
でも主人公やメインキャラを立たせるためには必要とされるキャラみたいな引き立て役の脇役たちだったからかな

うまく言語化できないんだけど冬芽と西園寺って家父長制からの解放を現したと解釈している
アンシーは抑圧された自我の象徴で花婿や兄に従う女性だったけど
それにし対して西園寺はアンシーを愛していたけど一方的に従わせる古風な夫(今で言うDV夫)という描かれ方で
後半の方は男として女性を守り導こうとするけど裏を返せばそれは女性の意思を考えない男性の傲慢さにもなる
だから最後の決闘での敗北はそういう悪い男らしさにこだわる必要はないと悟ったんだと思う

だいぶダサい解釈だけどディオスはこっちでいうところのアイドルかなんかで人気すぎて色んな仕事やりすぎてダウンしてるところにアンシーが勝手に引退させてファンがブチギレて今でもアンシーの誹謗中傷が続いてるみたいな感じだと思って見てた
34話の舞台の話はその誹謗中傷した人らの間で語られた話だったりするのかなとか

>>118
自分なりの解釈を言語化できる時点でかなりかっこいいよ
誰にでもわかりやすい身近なたとえの解釈できる人ってわりと貴重だし、118はダサい解釈とか言わず、胸を張っていいと思う

>>118
解釈も例えも人それぞれだし色々あったほうが分かりやすさがあがるからいいと思う
「そういう例え方（解釈）もあったかー」みたいな感じで自分は良き

この学校確実に時間は流れてるのに女子は半袖なの恐ろしいんだよな
常にずーっとあったかい何かしらのハイテクノロジーがあるんだとしてもそれはそれで怖いし学園と学園外とで確実に何かが違う

>>120
ウテナは演劇（背景も舞台の書割のようになってる）っぽくしてる作品だから
制服が半そでのままなのも舞台のキャストの衣装みたいなものだし、学園が閉じた世界だから外とのつながりがないって表現だと思う

最終回で暁生の机の上に世界の果てのメッセージカードがあるんだけど
あれは生徒会メンバーが受け取らなかったやつなので暁生だけがゲームにしがみついてアンシー含む他のやつはみんなもう外を見てるってのがいいよな
だから劇場版で外に向かうアンシーたちを助けたし「いずれ自分たちも外を目指す」って言えるんだ

黒薔薇編22話「悪い虫」七実の取り巻き茎子の話で最後にアンシーが言った「好きな人のためなら、それ以外の人への感情なんて問題じゃない。自分なんていくらでもごまかせますから」
あれが物語の終盤でアンシーが飛び降り未遂した時のウテナへの懺悔につながるのかなって思ってる
好きな人（暁生）のためならいくらでもごまかせたしそれでいいと思えていたけど…みたいな

劇場版のウテナとアンシーは自分で自分の王子様をｺﾛした女っていう同じ傷を抱えた関係になるのがいいよね
ウテナは「誰か溺れている人を助けてあげて」と冬芽に王子様の振る舞いをそのつもりはなくてもさせたし
アンシーは自分に手を出していた兄に「私の王子様だから何をしてもいいの」と重圧をかけて転落死させてる

枝織がフェンシングしてる下りは枝織が樹璃に向けてる感情が対等で健全な方向に向かっている証とは思っていたんだが、樹璃が枝織に向けている感情も百合云々は置いておいて健全な方向に向かっているのかなとここを見ていて思った
以前の樹璃なら「君に剣は似合わない」「危ない」とか言って入部を断りそうだなぁと

なんだかんだ登場人物全員への優しい目というか、愛情を感じるいいアニメだったと思う

このスレ見てAfter The Revolution買ったわ
ちょいちょいアニメ版と設定違くない？と思うんだけどもしかして漫画版の設定前提だったりする？

>>104
アフターはアニメ、漫画、映画の設定ごちゃ混ぜ時空だね

劇場版で外を目指すと言ってたの踏まえると後日談の漫画版は味わい深いな