【感想】アニメ『葬送のフリーレン』 16話 フォル爺回 長命種の切ない定め…

アゴヒゲ、お前…消えるのか？

次回のザインの一世一代の名台詞は、ずっと心に秘めていた想いが溢れてしまったんだね・・・、と納得させるシュタフェルの盛り具合だった。

半裸でスクワットしてた変態エルフの素性がなんか凄い奴だったっぽいんですがどういう事なんです？

予告でもう付き合っちゃえよ！！！くると思ってたの俺だけじゃなかったか…

も(以下略)

クラフトさんと再会した時にアゴヒゲ(仮)の話が聞けるかな？
ってかアゴヒゲ(仮)を未来に連れて行った事になるからぜひ話して欲しい

この世界、ゴリラいたのか
それとも単に語感のインパクトか

本スレ最後へのアンサーとしてクラフトが辿り着いたのが女神様
フリーレンもいずれその境地に達するのか、旅で出会う人たちに語り継いでいくのか、それともまた別の考えになるのか…

初めて原作でフォル爺回読んだ時、フォル爺が老衰していると知った時のフリーレンの心理描写とかあまり理解せずに読み進めてしまったけど、声優さんの演技で改めて理解した。
涙が止まらない。

アニメフリーレンは割と年配の人も見てるらしいしどういう捉え方したんだろうか気になる
若い人は祖父母や両親がボケちゃったり…って思うとこあるよね

やっぱ名エピソードだなフォル爺…
「ついに魔王を倒しに行くのか」の時のフリーレンの「え…？」って顔とその後の優しい声が凄い
「妻の夢を見た」で温かい後味なのもいい

いいよねフォル爺回。
原作は心温まった印象強かったけど、アニメだと演出効果なのか、悲哀が突き刺さるな

誰かを看取り続けて間が空いたら忘れられて、どれだけ感謝されてても世界を救っても忘れられて
俺は自分以外のみんなからしたらなにもしてない人なのか？ってなった時に確実にずっと見続けてくれてるのはもう女神様しか居ないわってなってるのがクラフトなのよね

若ザインが美少年過ぎてビビった
今のザインも好きだけど時の無情さがすごい

「私が未来に連れて行く」がすげぇ重たくて優しいセリフだった

フォル爺の回は凄く深いので大好きです

一度書いたけど、ヒンメルにとってなにげにフォル爺は重要な出会いだったというか、フリーレンを押し切れなかった理由のひとつだったんじゃないかと個人的には思ってる。

「未亡人フリーレンを、永遠にフォル爺のポジションにしてしまう」

ことへのためらいが当然あったんだと思う。
フォル爺はドワーフだから、寿命長いとはいえ二百年後なり三百年後なりの死の救済はあるが、フリーレンはそれすらないからな。
亡き人間の妻に殉じて魔物から村を守護る戦士のフォル爺が村のみんなに慕われているように、ヒンメルに殉じて魔族から世界を守護る最強魔法使いのフリーレンはみんなに愛されるんだろうけど、やっぱフリーレン本人はだんだんヒンメルのいない孤独の中で疲弊していくのも事実だろうしな。
殺戮機械みたいな、凍り付いた精神である意味フリーレンは千年の間は安定してたわけだけど、それを溶かしてしまうことをためらったのだとは思う。
一度人肌の温かさを知ってしまうと、色々つらいよな。
ただそれが、「ヒンメルのいない世界で氷が溶けてしまう」という本末転倒なことになりつつあるけど。

最後フォル爺がボケた(演技？)時のフリーレンは何を思ったんだろう

僧侶アゴヒゲってあだ名に興味津々なフリーレンかわいい！

このシュタフェルはもう一線を越えた関係性のやつじゃない

>フォル爺からヒンメルの事を覚えているか？と聞かれたフリーレンが感情的になる演技が凄くよかった
>絶対にこの記憶と思い出だけは手放さないという想いがにじみ出ていて染みた
>失ってようやく気付けた想いだからこそ大切にしているのが伝わってきた

わかる…
原作だとそんな事ない！ってムッとしたくらいだったけど、忘れたくないって意思が感じられて今回一番のアニメ補完だった

ザインの目的、忘れてるやつ多いよな。

恐らくクラフトより前の神話の時代から生きてて、女神に最も近いって言われてるゼーリエが魔法協会つくったり、弟子を育成したりと積極的に俗世に関わって、まだまだ人生をエンジョイしてるのやっぱりすごいわ

フォル爺実力は本物というか、ほんとに強いんだな。
アイゼンは肌ツルツルでまだ若いんだし全然衰えてないだろ……とか思ったけど、なんとなく原作の今の展開読むと、
そろそろリヴァーレが

「さあ死合おうではないか」

とか押しかけて来そうなので、冒険には同行せず、人里離れたところに住んで他の連中を遠ざけてるような節を感じる。
とか妄想だが。

仮にオラついてた頃のアウラがヒャッハーとこの村に攻めてきて、村を守るために立ちふさがったフォル爺の行動原理が心底理解できなくてあの台詞
あんたの女、もういないじゃない
を吐いたら、その瞬間に首が飛びそうだなとか妄想。

フリーレンにとってはこれこそが人と魔が相容れないポイントなんだろな。

雪山ででかい魔物に不意打ちされてもピンピンしてたのに、足を小突かれただけで立てなくなるとかこの爺さんもだいぶおかしいな？

途中からアニメ見ただけのニワカだから、フォル爺さんの｢魔王を倒しに行くのか｣が実は魔王を倒せていなかった伏線なのかと思ってゾワッとした

確かに名前にインパクトがあれば忘れづらくはなるが・・・
それ以上にインパクトのある名前が出てくると霞んでしまうかも？
たとえばブタゴリラとか

ゴリラのエピソード、個人的にはフリーレンの主だった名称が単語なことへの原作からのアンサーだと思ってる
つまり「葬送のフリーレンという話は、個々の本当の名前が忘れ去られ、特徴を示す単語でしか表されないような遠い未来から語られている物語」という可能性を含んでいる、と解釈できるようになっているのではないか

今回アニメ化でフォル爺のエピソードと合わさったことで、フリーレンはこの冒険を確かに未来に連れていったのだ、という解釈もできるようになったのではないか

エルフはドワーフと違ってロクに寿命の明言されてないだけで老いてきたら相応の老化現象で忘れると思うんだけど
ゼーリエのせいで不老みたいな立ち位置なのよねエルフ

フォル爺ってボケてんのかな？
妻が死んでから、もう思い出せないくらい時間が経ったって解釈なんだけどな
魔王が倒されてるの知らないのも、村を守ることだけに全てを捧げてて、他に関心が無かったんじゃないかと思ってる

妻の夢を見たシーンをアニオリで盛るかと思ったけど、そこはしなかったな
個人的には見てみたかったけど、それは蛇足にすぎるかな？

アバンのザイン幼少期とかフォル爺の回想の妻とか
よく分からんシーンでヌルヌル動いていて意図が分からず困惑したわ

私事だけど、弊社に新卒で入ったころにおられたガチ有能な営業部長→常務が退社後認知症になってぼんやりしているのを見た時のショックを思い出した。
高学歴、ガチで高い実務能力、コミュ力抜群、弊社中盤からの立役者みたいな人だったのに。
オタク社員にも優しい爺さんだったのに。というかオタク属性の技術系社員の転がし方が異常に巧い、真のコミュ強だった。仲間内だけでつるんでウェイウェイ言ってるだけの自称陽キャとはレベルが違う真のコミュ力の高さを見せてもらった。
そんな　誰よりも強くて信頼できる年上の男　が、いきなりそうでなくなってしまった時のショックというか心細さをよく描いてくれたように思う。
おそらくこのエピソードは作者（原作者）の個人的体験を反映してる気がする。失礼な憶測ではあるけど。

フリーレン読んでる若い人、これだけはファンタジーではなく、いつか貴方たちにも起こることだからね。
頼りになる大人が、年老いて認知症になってしまうというのは。

隙あらばシュタフェル入れてくるの助かる
フリーレンにとってフォル爺は勇者一行以外での唯一の友達
なんだよな10年滞在するぐらいには気を許してる数少ない存在
そして人なのに大岩＋フォル爺担いで歩けるシュタルクの
規格外っぷりには草

フォル爺パートのフリーレンは「あれ？フリーレンってこんなに可愛かったっけ？」ってなった
フリーレンって普通に笑顔みせたりギャグ顔になったりもするけど基本はクール美人というかすまし顔が多いから、今回みたいにテンション高めというか楽しそうな表情したりすると普段とのギャップでドキッてしちゃう

クラフトはゼーリエの幼馴染とか元仲間とかそいいう立位置だったりしてな

一般的なファンタジーでの長命種で，ここまで「忘れる」ということをリアルに描いたものはなかったんじゃないの？
これ，不老不死が本当に幸せか問題にも直結するよな…

別の場所の考察で
「フォル爺はアイゼンみたいなドワーフ兜（バイキング兜）ではなく人間の騎士兜を装備しているので、若い頃は人間の国家の騎士団に所属していたのではないか」
みたいな分析があって、なるほどと思った。
使ってるのも斧ではなく剣だしな。
人間の奥さんのために人間の騎士団に所属したのか、人間の騎士団に所属していた頃に奥さんと出会ったのか、因果関係は不明だけど。