『藤子・F・不二雄』の短編で好きな作品ってある？

>>1
手塚は今見るとそんなに面白くないからなあ
大量に作品産み出したけど現代人にはどれも、って感じ
ライバルがほとんどいなかったおかげで神格化されてるだけかな

>>27
それはたまたま手塚作品が合わなかっただけかと
（作者本人も認める）駄作もあるが面白い作品はもっとたくさんある

>>27
自分は「手塚治虫ももう終わりだなって言われていた頃の作品、今読んでみると結構面白いじゃないか」となる
ブラックジャック描くちょっと前に描いていた鳥人大系とかミクロイドSとか

>>34
逆にブラックジャックは酷い出来だと思う
「凄腕のドクター登場！」とかハッタリかまして
やったことはただの整形
しかも本当の患者(それも子供)は放置して死なすという残酷さ
ありきたりな勧善懲悪スカッとジャパンを医療(という名目の詐欺)でやっただけ

>>36
知能君お早う

>>36
島耕作シリーズも最近初めて読んだが
世代のギャップを感じたわ

>>34
ミクロイドS好き。子供心にワクワクした
きっと手塚の影響で漫画が増える→「手塚の漫画大したことないじゃん」→発奮して新作評価→影響で漫画が増える
を繰り返したんじゃないかなと思ってる

>>27
漫画界の古典だからね
漫画に慣れた今の人からすると古臭くて使い尽くされた演出が多いんじゃないかな。今あなたが好きな漫画のひいひいおじいちゃんくらいの気持ちで読むと、どれだけ斬新かがわかってもらえると嬉しいな

>>43
4コマ漫画のような同じ並び、同じ大きさのコマしかなかった当時においては革命だったんだが、まあ仕方がない
今ビートルズを聞いても古くてピンと来ないようなもんだ

>>27
単に手塚先生が先駆者で当時は技術や話の作り方が未発達なので、今から読むとつまらなくなるだけだと思うけど。
鉄腕アトムを読んだら現代では通用しないとは思ったがそれは作画などが未熟だからで、話自体は今みてもそこそこ面白かったよ。

>>27
ちょっとわかる
手塚治虫は物語の構造が大らかでシンプルなので今読むと少し物足りない
あと、途中でしょうもないギャグでコマを使ったりしてて猥雑な印象
その点、藤子不二雄は限られたページの中でパラダイムシフトさせるのがめちゃくちゃ上手いし、無駄なコマがなくてセンスがいい
漫画を作ってきた手塚と、漫画を読んで育ってきた藤子の世代の違いのような気がするから一概には比べられないけど

>>2
下世話かつしょうもない話で申し訳ないが　ウルトラスーパーデラックスマンほどの強靭な生き物がごく普通の人間相手の行為で快感を得られるものかとか(絶対に本気のピストンは出来ない)出すもの出したときその勢いで相手殺さないかとか　くっだらんことばかり考えた思い出

>>18
そうなったらなったで「ああまたか」くらいにしか思わなさそう…

>>18
あれは他者にマウントをとってるっていう精神的な快楽なんじゃないかな
要はオ○ニーしてるだけだ

>>5
なんというか、その後の展開をしっかり想像出来るオチコマが多いんだよね
みんな笑ってるけど絶望的だったり、逆に涙してるけど世界単位では明るい未来が来るんだと思えたり

>>5
絵柄はシンプルでコミカルなのに構成と演出でこれでもかと怖ろしく見せてくれる
漫画は画力より表現力が大事というのがよく分かる

>>5
先生の描くSF短編は視点が凄く冷徹というか動物や植物から見た人類って感じがするんだよ

>>5
この後にああなってしまうんだろうなと、死や結末を容易に想像できてしまう話作りが上手すぎるんだよね
最後のページに至るまで道中も納得できるし

>>6
個人的には、本当に特に意味もなく、宇宙人として精神構造がズレてるだけとかでもいいかな
徹頭徹尾、宇宙人側のアプローチが直接的には描写されないのがいいよね。そのせいで本当に何考えてるのかわからない

>>7
実際、どれだけ辛かろう悲しかろうと腹は減るしなあ。

>>7
馬の国に行ってすっかりその国の価値観（人間＝ヤフー＝汚らわしいモノ）に染まってしまい、帰国して再会した妻子のことも穢らわしいヤフーにしか見えなくなったガリバー旅行記の主人公と比べると、この主人公の感覚は庶民的

>>9
最後の最後がな……
ああなると解決法が『火の鳥・望郷編』みたいになるエンドしか思いつかない
身体を水槽の中で老化せず眠り続ける技術があるかどうかだけれどあの最後の子を産んだ父か母かにかけるしかない

>>10
あそこまで意思疎通できるなら、俺たちは食べないよって言えそうなんだよね。

>>26
意思疎通できてしっかり食われることに同意してるんだから牛より優しいよ（洗脳みたいなもんもあると思うけど）
牛は意思疎通できないとはいえ殺されたくないだろうからね
結局意思疎通の有無じゃなく同種に対する同情ってだけでしょ

>>10
「H×H」のメルエムが助命を請う人間に対して言った台詞
「お前らは牛や豚の命乞いに耳を貸したことがあるか？」みたいになるかもしれない

>>28
現実には耳を傾ける人らが暴れているじゃないか
ヴィーガンって言うんだけど

>>51
誰の話も聞いてないぞ

>>10
食べられる側が無理矢理ではなく「食べられるの嬉しい」って言葉で肯定してくれるから、むしろ罪悪感は減っているかもしれない

>>10
あの話は「言葉が通じるのに会話が通じない」ってのが肝だから、会話が成立しないと意味がないんだ。
しかもそれは「主人公→牛人間」だけじゃなくて、「牛人間→主人公」「主人公→家畜人間」「家畜人間→主人公」って具合に相互に会話が通じてないからこそどうしようもないって話なんだ。

>>13
あれは「地球最後の男」の本歌取りだよね

>>20
ドラマ版「学校の怪談」の話のひとつとして
実写化はされているんだよね
改変もあまりなく丁寧な実写化だったと思う
眼鏡をかけた「男のこけし」までちゃんと再現してたし

>>21
ちょっと話はズレるかもしれないけど
山形の冥婚を扱う論文の中で『山寺グラフィティ』が「冥婚を行う側の心情を正確に表現した唯一の創作」として引用されてて、この人はリサーチ力も凄いんだなと感じ入った事がある

>>22
それでも若い二人を逃がすために戦うおじさん
死んで悲しい

>>33
ラスト前のコマの台詞
「バイバイ」の意味を考えると切なくて

>>40
それであってるはず

>>49
開拓精神を失い母星へ帰る、種として老いた人類
開拓精神の名残の中で最期を迎えようとする老人
開拓精神を失わず新天地を目指す古き良き、それでいて若き人類

安楽や懐古の中での死、あるいは飽くなき挑戦と
それぞれの形で老年期と別れを告げる（ことになるであろう）
ラスト自体は1コマに込められたスケールがでかくて良かったんだけどさ

あの作中で後ろ向きなこと言ってるのマジで老人ばっかで
改めて読むと「今の時代はもう…」と勝手に諦めてる老害感すら漂い
若いヒロインは旅を続けようとする主人公？についてきてくれたから
地球帰って呼びかければ新開拓団の結成くらいできたんじゃないのって
思っちゃったりもする。地球とあの星の移動そんなに時間かからないみたいだし

でもそのくらいの無鉄砲なバカじゃないと単身コールドスリープで
宇宙の果てなんて目指さないだろうな～というのもあるから歯がゆい…

よく考えると（ほぼコールドスリープしてたとはいえ）
実年齢でいえば最年長の人物が一番若さを保ってるのも
構図として皮肉な話で、老いるのは歳をとるからではない
みたいな意味合いも含んでたりするのかな

>>54
キテレツ斎様の航時機発明もその理屈みたいだよね

>>57
道は遥かに。
遠い残響を頼りに、あのバカは荒野を目指す。

>>60
超兵器ガ壱號と同様に、思い切りシリアスに演出しておいてあの拍子抜けするオチっていうね…

>>66
劇中の台詞で
「（タイムマシンの）発明者が行方をくらますことがよくある」みたいに言ってるから
タイムマシンを作られては困る連中が主人公を消すか消さないかを判断するため
あの機械が本物かどうかを調べていたんじゃないだろうか
もしくはあの潜んでいた人物を追う時
主人公は拳銃を使用しているので
ラストで友人が発砲するのを自然に見せるためとか
（あの拳銃は友人が持っていたものなのか主人公のものを奪って使ったのかはわからないが）

>>68
外部の人間なのは確実なので
そういう調査員なのが妥当だけど
極めて卑近？というか俗？な理由で
実現を妨げられ続ける技術革新というのが話の肝だから
ノイズにしか思えないんだよなー

あるいは間一髪ながらそういう破壊工作でさえ防げたのに
たかが不倫の発覚のせいで闇に葬られるというところに
ブラックユーモアを見出すところなのだろうか…

>>69
絶望しかない世界で静かに足掻く人類が美しいよな

>>69
運命に逆らったものだけが奇跡を起こすことができる、という希望の話と読むこともできると思う
「あなたが引いたのはハズレだったの」という言葉も、実際にそうだったかの描写はないので、実はクジに従ってない可能性がある

>>75
籤に従っていないと言う仮定ならば　彼女は使命を全うすることから逃げたとも解釈できる　あの陰惨な役目を帯び続けることに耐えられなくなった　唐突に現れた『後釜』に全て押し付けて彼の『糧』になることを選んだ　言い換えれば絶望を受け入れてしまったことにもなる　使命を『果たせなかった』者となる事を厭うたのかもしれない
彼は彼で　死ぬべき定めから逃げ出した身の上だ　それが彷徨った挙げ句に辿り着いたのは　究極の行き止まり　もはや逃げ場はなく忍び寄る滅びから遠ざかる術すら持ち得ない　これは悲惨以上の悲惨だ　
食って生き長らえるのと　食われて死ぬのとどちらがより良き生であるか　普通なら有り得ない二者択一がそこにある

>>69
あの話は田中芳樹氏の短編「長い夜の見張り」ににた雰囲気がある
そちらは結末（主人公の選択）を読者の想像に委ねているが

>>73
志貴杜は出来杉くんが闇側に寄ったキャラクターと思っている

>>80
おいやめろ