【感想】 アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』 8話 沙都子が演技派女優すぎる 立ち回り上手すぎて地獄のような展開になってきた

梨花「考え直してほしいのです」

梨花「沙都子はもういじわるな叔父のところに戻る必要はないですのよ」

沙都子「叔父様と私は家族なのですよ？一緒の家で暮らすのは当然ですわ」

梨花「叔父や叔母に沙都子がどれだけ傷つけられたか…そんなのは家族じゃないのですよ」

梨花「お願いなのです」

沙都子「私が戻らないと大切なにいにの部屋をあいつに荒らされてしまいますの」

沙都子「ですから、もう引き止めないでくださいませ」

梨花「沙都子！！」

梨花「学校には来るのですよね？僕と一緒に」

沙都子「ええ、朝…石段で待ち合わせしましょう」

村人「こんな夜分遅くに悪いね魅音ちゃん」

魅音「いえいえお気遣いなく！でも婆っちゃはもう寝てますから御用でしたら明日の方が身のためですよ」

村人「ああ…それがな…」

村人「ちょっと村で噂になっていることがあってな、お魎さんの耳にいれるか魅音ちゃん判断してくれるかね」

魅音「穏やかじゃないですね」

村人「そりゃ因縁の北条家絡みだからな」

村人「村のモンが見たらしいんだよ家の前で北条鉄平の姿を」

魅音「確かなんです？」

村人「ああ、急に怒鳴られたってことだあの乱暴者のやりそうなことだ」

村人「じゃあ、わしはこれでお魎さんには魅音ちゃんから頼むよ」

魅音「沙都子…」

沙都子「行ってきますわ」

鉄平「沙都子！！」

鉄平「本当にわしがついていかんで大丈夫やねんで？」

沙都子「学校に行くだけで大袈裟でございますわよ」

鉄平「学校は安全かもしれんね」

鉄平「でも、道端で村のモンがどんな難癖つけてくるかわからんねん」

沙都子「叔父様が心配してくださるそのお気持ちだけで私は前を向くことができますの」

鉄平「わしにもっとしてやれることはないねん？」

沙都子「このままうちにいて下さいませ、もし外で辛いことがあっても帰ってくれば家族がいる」

沙都子「それがどれだけ心の支えになるか」

鉄平「そうか…」

沙都子「行ってきますわね叔父様」

レナ「みぃちゃん！！」

レナ「おまたせ！！」

圭一「おはよう魅音！」

魅音「ちょっと2人とも？さすがに置いていくところだったよ？」

圭一「わりい、でも走れば間に合うだろ？」

魅音「朝から走りたくないけどね…で？遅刻の理由は？」

レナ「圭一くんの夢に沙都子ちゃんが出てきてそれでお寝坊さんだったんだよ～」

レナ「はぅ～」

圭一「おいレナ！その言い方は誤解を招くだろ？」

圭一「ん？どうかしたか？」

魅音「いや、圭ちゃんが夢に出てくるくらい沙都子に入れあげてるとはね」

圭一「だからそういうのじゃ…」

圭一「ってさすがに本気で走らないとやばいな！」

レナ「ふふふ…いこう！！」

梨花「急がないと2人そろって遅刻なのですよ」

沙都子「梨花…」

沙都子「やっぱり一緒には行けなくなりましたの」

梨花「どうして….？」

沙都子「すぐに行かないと叔父様ほんの少しだけ不機嫌になってしまいましてよ」

梨花「沙都子、もういいのです僕と一緒に学校に行って放課後一緒に帰るのです！」

沙都子「叔父様には逆らえませんわ」

梨花「そんなこと！！」

沙都子「学校には梨花1人でいってくださいませ、今朝はそのことを伝えにきましたの」

沙都子「私もおつかいが終わったらまいりますわ」

知恵「遅刻ですよ古手さん、北条さんはどうしました？」

圭一「梨花ちゃん…」

梨花「沙都子はちょっと遅れるかもしれませんのです」

知恵「そうですか…」

圭一「梨花ちゃん、沙都子のやつ昼には来るつもりだったのか？」

レナ「梨花ちゃんが話したくないなら待つしかないよ、いうほどのことでもないかもしれないし」

圭一「おい、魅音なにか知ってるんじゃないのか？」

魅音「なんで？」

圭一「朝から様子がおかしかっただろ」

魅音「昨日の夜町内会の人から嫌な噂聞いちゃって」

圭一「噂？」

魅音「うん、沙都子には叔父がいるんだけど」

圭一「それって沙都子に暴力ふるってたやつか？」

魅音「うん…圭ちゃん知ってたんだ」

魅音「その沙都子の叔父、北条鉄平が雛見沢に戻ってきたらしいの」

圭一「沙都子…！」

沙都子「なんですの圭一さん」

圭一「心配したんだぞ！こんな時間まで何やってたんだ」

沙都子「わはは…心配性ですわね」

レナ「沙都子ちゃん…」

魅音「大丈夫？」

沙都子「ごめんあそばせ…ちょっとおつかいを頼まれただけですわ」

圭一「おつかいって！学校があるのに？」

沙都子「そんなことよりお弁当にいたしましょう、私お腹がすいております」

圭一「沙都子…」

圭一「なあ、俺たちは仲間だそうだろうみんな」

圭一「梨花ちゃん…もう話してくれてもいいんじゃないか？」

梨花「み….」

圭一「くそ！こういうのって虐待だろ？通報とかできないのか？」

レナ「そうだよね！！証拠があれば警察に！」

魅音「一昨年の冬かな…相談したんだよ児童相談所に」

圭一「それでどうなったんだ？」

魅音「すぐにお役所の人が来てくれたんだよ」

魅音「沙都子と悟史に事情聴取した」

魅音「ついでに叔父夫婦にもね」

圭一「それってまずいんじゃないのか？」

魅音「両社の考えを聞いて総合的に判断するんだってさ…ご立派ご立派！」

レナ「結果はどうだったの？」

魅音「様子見」

圭一「はぁ！？なんだよそれ！」

魅音「暴力っていっても証拠が残るもんじゃないし、録音してたわけでもないからね」

魅音「家の中だからね…証人もいないし」

沙都子「ふはははは….！！」

沙都子「はははは….！！」

圭一「その後は？」

魅音「わかるでしょ？より陰湿ないじめに加速していった」

魅音「あれは失敗だった…」

圭一「何もできないのかよ俺たちには…」

梨花「みぃ…」

鉄平「沙都子！！」

沙都子「なんでもないですのよ？ただちょっと転んじゃいましたの」

鉄平「どこで誰がやったんねん！！わしが殴り散らかしてやる！」

沙都子「待って叔父様！！」

鉄平「沙都子をこんな目に遭わせたやつは死ぬほど後悔させちゃるねん！二度とこんな舐めたことはさせんねや！」

沙都子「私は大丈夫ですわ！これくらいどうってことありませんの！」

鉄平「どけ沙都子！」

沙都子「お願い叔父様大騒ぎしないで！」

鉄平「離すんや！！」

沙都子「離してしまったらこの家からまた家族がいなくなってしまいますわ」

鉄平「えっ…」

沙都子「私をもうひとりぼっちにしないで！」

鉄平「わしは…わしは….」

沙都子「本当に大丈夫ですわよ…ここは私たち家族の家ですもの」

鉄平「すまん…沙都子…」

沙都子「嫌なことは何もかも忘れて2人で穏やかに暮らしたい」

沙都子「それだけが私のささやかな願いですわよ」

鉄平「うううう…..」

鉄平「うううう…..」

知恵「おはようございます皆様」

知恵「古手さん…」

知恵「北条さんは今日も遅刻ですか？」

知恵「暫く自習にします！」

知恵「古手さんちょっと」

知恵「北条さんの叔父様が….」

知恵「それは本当ですか？…状況はわかりました」

梨花「それで…」

梨花「そこまで知ってあなたは何ができるの？」

知恵「家庭訪問に行ってみます…もし問題があるようなら…」

魅音「児童相談所に連絡するんですよね？」

魅音「でも、虐待の証拠がないと動いてくれませんよ」

知恵「あなた達…！」

知恵「自習だっていったはずです」

圭一「そんなことどうだっていい！まずは沙都子のことだ！」

知恵「北条さんのことを正しく伝えるためにもまずは家庭環境を知ることが先決です」

レナ「私も…今は知恵先生に任せたほうがいいともうの」

梨花「僕もみんなに賛成なのです」

知恵「委員長、みんなを教室に」

魅音「行こう」

鉄平「寝てなくて大丈夫なんね？」

沙都子「今朝は熱っぽかっただけですわよ、もう大丈夫ですわ」

鉄平「熱は…体温計はどこやったんか？」

沙都子「熱ももうございませんのよ」

鉄平「そしたら明日はもっと元気になって学校も行けるんねん」

鉄平「もちろん、行き帰りはワシがまもっちゃるから！」

沙都子「行きたくない」

鉄平「え？」

沙都子「行きたくないですの」

鉄平「まさか…クラスのやつらもみんな虐めているのか？」

沙都子「クラスの方もみんな雛見沢村の人間ですのよ」

鉄平「教師はなにやっとるねん！見て見ぬふりかね！」

沙都子「見て見ぬふりならまだ救いもありましたのに」

鉄平「な？教師も加担しているんか？」

知恵「こんにちは！北条さんいらっしゃいませんか？」

沙都子「ううううう….！！」

鉄平「なんじゃいな己は！！」

知恵「北条沙都子さんの叔父様ですか？私、雛見沢分校の教師をしている知恵と申します」

鉄平「あ？教師？」

知恵「沙都子さんに会わせていただけますか？」

鉄平「なんで己に沙都子あわせなならんねん！？」

知恵「今日沙都子さんが学校をお休みしましたけど連絡がなかったもので」

鉄平「沙都子はな風邪なんねん！風邪で熱出してうーうー唸ってんねん」

知恵「そうですか…明日は登校できそうですか？」

鉄平「知るかいな！そんなもん明日になってみないとわからんわ！」

鉄平「沙都子かいね！安心せい教師はもう追い返したねんよ！」

沙都子「さすがですね、でもこれで終わるとは限りませんの、次はどんな手で嫌がらせをしてくるか…」

鉄平「へっ！たとえ村のやらがどんな手で徒党組んできてもわしが最後まで戦ってやんねん！」

沙都子「頼りにしてますわ叔父様」

圭一「知恵先生！！」

知恵「皆さん…待っていたんですか」

圭一「沙都子はどうでした？無事でした？」

知恵「それが…会わせてもらえませんでした」

圭一「でもこれでハッキリした！その叔父ってやつ沙都子を家に閉じ込めている！」

知恵「私もこの後児童相談所に相談するつもりです、現状を訴えればきっと適切に動いてくれるはずです」

魅音「私じゃダメだったけど先生からの電話ならもしかしたら…」

ジリリリリ….！（電話の音）

鉄平「はい？….え？児童相談所？」

鉄平「どこにかけてんねん！そんなもんわしらには関係あらへんねん！」

鉄平「調査？知るかボケ！」

沙都子「叔父様、私が代わりますわ」

鉄平「そんなん必要ないねん！こんな訳の分からん電話わしが！」

沙都子「もしもし？ごめんあそばせ、お電話かわりましたわ」

沙都子「私に尋ねたいことがありましょう？ええ、隠すことはございませんのよ何でも聞いてくださいませ」

沙都子「やっと間違いだってわかってくれましたわ」

鉄平「児童相談所がなぜわしらに？」

沙都子「決まってますわ、これも私たちに対する嫌がらせですの」

鉄平「はぁ？村のやつか？」

沙都子「でも困りましたね」

沙都子「児童相談所には私と叔父様を引き離す権限がございますのよ」

鉄平「なんねん！そんな横暴が曲がり通るってのか？」

沙都子「児童相談所の人たちは村の人に騙されてるのですの」

沙都子「でも、あまり口実を与えないようにした方がよろしいかと思われますね」

沙都子「おはよう梨花」

梨花「おはようございますですなのよ沙都子」

沙都子「さあ、学校に行きますわよ」

梨花「はいなのです！！」

梨花「もう大丈夫なのですか？」

沙都子「ええ、もう大丈夫ですわ風邪はすっかり良くなりましたわよ」

梨花「違うのです、児童相談所から電話があったはずなのです」

沙都子「それが何ですの？誤解があったようなのでそのことを説明して電話を切りましたわ」

圭一「様子見ってどういうことだよ！？」

魅音「一応、児童相談所の人から沙都子の家に電話をしたそうなの、その結果が…」

圭一「様子見だっていうのか？そんなバカな話が！」

沙都子「朝っぱらから騒々しいですわね」

沙都子「少しはお静かになさいませ」

圭一「沙都子！！」

レナ「沙都子ちゃん！！その…大丈夫だった？」

エウア「アハハハハ….！！」

エウア「哀しいかな….」

エウア「もはや北条沙都子という人間は不幸に身を浸し、周囲から同情されている時が幸せなのだな」

エウア「その悦楽を得るためだけに駒を操り」

エウア「人の心を弄ぶか…」

圭一「全く…！」

バシィ！（沙都子が圭一の手を叩く音）

圭一「え？」

魅音「どうしたの？沙都子？」

圭一「沙都子….」

沙都子「うううう…..！！」

エウア「それはもう人ではなく魔女であるな」

沙都子「うう….！！」

沙都子「ぐはあああああ」

圭一「沙都子…大丈夫かよ？」

沙都子「いやああああ！！」

エウア「あはははは！！」

魅音「ちょっと、沙都子！」

沙都子「いやあああ！！！」

沙都子「ごめんなさいごめんなさい」

沙都子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

沙都子「もう嫌です…辞めてください….！」

エウア「あははははははははは！！」

沙都子「もうやだもうやだ….」

沙都子「いやああああああ！！」

沙都子「助けて…助けてにいに！！」

圭一「なんだよ…」

エウア「あははははははははは！！」

圭一「なんだよ…これ」