【感想】 アニメ『無職転生』 11話(最終回) 今回の戦闘作画凄すぎ ルイジェルドの細かい仕草にも力が入ったとても丁寧なアニメ作品だった

ロキシー「ルディー….」

ロキシー「死亡者リスト….まさか？」

ロキシー「ない…ルディーもパウロさん達も….よかった…」

？？「あやつめ、あの魔法災害を乗り切ったかしぶといやつめ」

？？「パウロだけならいっそのこと違う世界に転移して欲しかったですわ」

ロキシー「パウロさんのお知り合いの方ですか？」

？？「なんですか？」

パウロ「ルーデウスへ、ゼニスとリーリャ、アイシャが行方不明だ」

パウロ「ノルンは俺が保護している」

パウロ「お前が現在どこにいるかもわからん」

パウロ「だが、お前なら1人でここにたどり着けると信じている、よってお前の捜索は後回しにする」

パウロ「俺はミリス大陸に行く、そこはゼニスが生まれた故郷だからだリーリャの故郷、実家にも伝言を残しておく」

パウロ「お前は中央大陸を目指せ見つけたら下記まで連絡をくれ、ゼニスもリーリャも同様に連絡をくれ」

パウロ「また、俺のことを知る人物、元黒狼メンバーへ…捜索を手伝ってほしい」

パウロ「中には俺に思うところがあるやつもいるだろう、水に流せとは言わない、罵ってくれてもいい靴を舐めろというなら舐めよう」

パウロ「財産は全て消えたので報酬は出せないが頼む…」

パウロ「俺の家族を守ってくれ」

パウロ「連絡先、ミリス大陸ミリス新生国首都」

パウロ「冒険者ギルド、パーティー名ブエナ村民捜索隊」

パウロ「クラン名、フィットア領捜索団パウロ・グレイラットより」

ルーデウス「今回の依頼は石化の森に出る謎の魔物の調査依頼です」

ルーデウス「調査するだけで屑鉄銭5枚、討伐すれば鉄銭2枚！実に美味しいです」

エリス「謎の魔物って何よ？」

ルーデウス「それがわからないから調査しに行くのですよ」

エリス「強いのかしら？」

ルーデウス「そうかもしれませんね！」

エリス「早く会いたいわ！！」

ルーデウス（まあ、俺たちなら余裕で倒せるだろう、これでしばらく金の心配とはおさらばだ）

エリス「あら？誰かいるわ」

ルーデウス（こいつ…この前の….）

エリス「何だったの？」

ルーデウス「どうも依頼内容が被っていたみたいですね」

エリス「譲るの？」

ルーデウス「まさか？早い者勝ちですよ」

エリス「そう！！なら早く行きましょう！」

ルイジェルド「待て、あの子供たちが心配だ手伝ってやろう」

ルーデウス「あまり一緒に行動するとスペルド族ってバレるかもしれませんよ？」

ルイジェルド「構わん」

ルーデウス「ばれたら色々厄介なことになります」

ルイジェルド「ならば見殺しにしろというのか？」

ルーデウス「わかりました…尾行していざとなったら助けてあげるくらいなら」

エリス「えー！せっかく強い敵と戦えると思ったのに！もう！」

ルイジェルド「迂闊すぎる…奴ら魔物に囲まれてることに気づいてないのか？」

ルーデウス「さあ….？」

ルーデウス「まだです！！」

ルイジェルド「なぜだ！」

ルーデウス「まだピンチじゃありません！」

ルイジェルド「助けるぞ！」

ルーデウス「いや、もうちょっと待って！」

ルーデウス（どうせ助けるなら恩は高く付ける）

ルーデウス（ギリギリのピンチを演出させる、多少怪我を負っても治癒魔術がある）

ルーデウス（俺の策は….完璧だ！）

ルイジェルド「何故止めた…？」

ルーデウス「…….」

ルイジェルド「助けられたんだぞ」

ルーデウス「効率よく成果が出るはずだった」

ルイジェルド「そんな理由で子供を見殺したのか？ふざけるな！」

ルーデウス「俺だって一生懸命考えて….」

エリス「頑張りなさいよ！！」

ルーデウス「戦ってますね….」

ルイジェルド「ああ…」

豚の冒険者「ぐおおおおおお！！」

ルイジェルド「レッドフードコブラだ、まさかこの森に出るとは」

ルーデウス「こいつが謎の魔物ってことですか？」

ルイジェルド「みたいだな」

ルイジェルド「あの魔物は強い…奴らでは歯が立たなかっただろう」

エリス「早く助けないと死んじゃうわよ！！」

エリス「どうするのよ！」

ルーデウス「いけますか…？」

ルイジェルド「問題ない」

ルーデウス「今度は助けましょう！」

ルーデウス「ふっ！！」

ルイジェルド「うおおおおお！！」

エリス「はああああ！！」

ルーデウス「また！！」

ルイジェルド「エリス！！」

エリス「はああああ！！！」

ルイジェルド「今だ！！」

ルーデウス「はい！！」

エリス「倒した…？」

エリス「やった、やったー！！」

ルーデウス「ありがとうございますルイジェルドさん…」

ルイジェルド「遅かったな」

ルーデウス（こいつ…なんでこの街に来てからやることなすこと全部悪い方向に転ぶんだ？）

ルーデウス（とりあえず金だけ払って次の街に逃げ出すか？）

ルーデウス（いやダメだ次の街に着いたとしても資格がなくては金を稼ぐ方法がなくなってしまう）

ルーデウス（ジャレル達に全ての罪を擦り付けてしらばっくれる…ことはもう無理そうだな）

ルーデウス（何か他に策はないか？….もう考えるのも面倒だ）

エリス「ルーデウス…？」

ルーデウス「大丈夫ですよ僕に任せてください」

ルーデウス（必ずこの子を…エリスを家に連れて帰る）

ルーデウス（そのためならいっそ…この街ごと….）

ルーデウス（たとえルイジェルドを…裏切ることになっても！）

ルーデウス「なんで….？」

ルーデウス「殺しちゃダメです！ルイジェルドさん！」

ルーデウス「ルイジェルドさん！」

ルーデウス「ルイジェルドさーん！！」

エリス「ルイジェルド～どこ～？」

ルーデウス「ルイジェルドさんってばー！」

ルーデウス「何故黙っているのですか」

ルイジェルド「すまん」

ルーデウス「なんで謝っているんですか？謝るのはこっちのほうです」

ルーデウス「依頼は効率良い金稼ぎとか、あわよくばスペルド族の汚名返上とか自分の甘えた考えのせいで…」

ルイジェルド「いや、お前はやれるだけのことをやってくれていたのだろ？」

ルイジェルド「悪いのは俺だお前があれこれ考えてやってるのに気づいてやれなかった」

ルイジェルド「しかし、あの時やっとわかった…お前が奴を殺そうとしたとき覚悟が伝わった」

ルイジェルド「お前は守ろうと必死だったんだな」

エリス「ん？」

ルイジェルド「覚悟のあるお前は戦士だ…すまなかった」

ルーデウス「ルイジェルドさんにとって戦士とはなんですか？」

ルイジェルド「戦士は俺の誇りだ！戦士は子供を助け仲間を大切にする」

ルイジェルド「俺は戦士だ…汚名返上はできなくてもお前らのことは必ず守り抜く」

ルイジェルド「だからお前もスペルド族のことは考えず守るものだけ考えろ」

ルーデウス「誇り….？」

ルーデウス「はい、ありがとうございます」

ルーデウス「でもルイジェルドさんの悪評は必ず消します」

ルイジェルド「懲りないやつだな…そんなに俺を信用していないのか？」

ルーデウス「信用していますよ、だから報いたいんです」

ルイジェルド「頑固なやつだな」

ルーデウス「ルイジェルドさんほどではありません」

ルイジェルド「じゃあ！」

ルーデウス（戦士なんて大層なものでもないし）

ルーデウス（俺にはルイジェルドの言う誇りなんてものもよくわからない）

ルーデウス（でも、なぜだろう…俺はルイジェルドに認められたことがとても嬉しかった）

ルーデウス「どうしたんですか？その頭」

ルイジェルド「剃った…今回のことで人が俺の頭を恐れていることがよく分かったからな」

エリス「あら！似合ってるじゃない！」

ルーデウス「えぇ…？」

ルーデウス「そうだ！」

ルーデウス「たしかここに…あった！」

ルーデウス「それなら額の目も隠せますね」

エリス「ねえねえ！お揃いね！」

ルイジェルド「ああ…！」

ルーデウス「僕は今まで一人でなんとかしなくてはって焦っていました」

ルーデウス「それが今回の失敗の原因だと思っています」

ルーデウス「この先も色々問題が起きるでしょう、でも意見を互いで揉めないようにどうするかを一緒に考えていきたいと思います」

ルイジェルド「ああ」

エリス「そうね！！」

ルーデウス「それでは早速、第一回デッドエンド作戦会議を始めたいと思います！」

ルーデウス「目標は….アスラ王国！」