【感想】 アニメ『無職転生』12話 作画演出共にキシリカ・キシリスの力の入れっぷりが凄い 冒険感が伝わってくる回だった

エリス「みて！ルーデウス！」

エリス「海よ！」

エリス「しょっぱい！！」

ルーデウス「そういえばエリスは海を見るのが初めてですよね？」

エリス「泳ぎたい！！」

ルーデウス「水着がないですよ？それにどうやって…」

エリス「何それ？いらないわ！！」

ルーデウス（それはつまり裸で泳ぐということか？）

ルーデウス（彼女ももう13歳…最近すっかりお育ちあそばされて…）

ルーデウス（ふふふ…うふふふ…）

ルイジェルド「辞めておいたほうがいい」

ルイジェルド「この海は魔物が多い」

ルーデウス「えーーー！」

エリス「えーーー」

？？「おお…大地」

？？「大地…！大地じゃ！！」

？？「全く船くらいで情けないですわね」

？？「なんじゃと？おい待て！」

ロキシー「お二人とも忘れないでくださいね」

ロキシー「この旅の目的を」

村人「お前ら、例のデッドエンドだろ？」

ルーデウス「え？」

村人「最近噂になってるぜ？」

村人「狂犬のエリスと」

村人「番犬のルイジェルド」

ルーデウス（おお！2人に通り名が！）

村人「それとお前は…えっと…」

ルーデウス（なんだ？俺のはまさか駄犬とか言わないよな？）

村人「そうだ！」

村人「ルージェルド！飼い主のルージェルドだ！」

ルーデウス「は？」

ルーデウス（いやいや1年それなりに活動してきて俺だけ名前を憶えられていないってのはちょっとショックだな）

ルーデウス（確かにルージェルドって名乗ってたけどさまあ飼い主のほうは悪くないか是非ともエリスに首輪をつけて）

ルーデウス「は？」

ルーデウス「緑鉱銭200枚！？」

ルーデウス「今日の議題は」

ルーデウス「ズバリお金です！」

ルーデウス「ルイジェルドさんの渡航費は緑鉱石200枚」

ルーデウス「途方もない金額ですsランクの依頼をこなしてもどれだけかかることやら」

エリス「困ったわねー！」

エリス「まさかおいてくの！？」

ルーデウス「もちろん置いていきません」

エリス「じゃあどうするのよ？」

ルーデウス「解決策はまだ思いついていません」

エリス「ルイジェルド！海の上走れないの？」

ルイジェルド「流石にそれはできんな」

エリス「そう…困ったわね」

ルイジェルド「ルーデウス」

ルイジェルド「すまんな俺のせいで」

エリス「私も何か考えてみるわ！」

ルーデウス「そうですね！しばらく何か可能性を探ってみましょう！」

ルイジェルド「ありがとう」

ルーデウス「さて…どうしようか」

ヒトガミ「やあやあ、1年ぶりだね」

ルーデウス「もう二度と顔を出さないと思って安心してたぞ」

ヒトガミ「いや～！前は僕の助言で大変なことになったでしょ？」

ヒトガミ「ちょっと顔を出しずらくてさ」

ルーデウス「神様にもそういうところがあるんですね」

ヒトガミ「普通にあの小悪党を突き出せばルイジェルドと仲良くなれたはずなのに」

ヒトガミ「彼らを仲間に引き入れるとは…全く予想外！」

ヒトガミ「僕としては見ていて凄く楽しかったよ！」

ルーデウス「俺としては全然楽しくなかったけどな」

ヒトガミ「でもおかげで1年ちょっとかからずここまでこれただろ？」

ルーデウス「結果オーライだとでも？」

ヒトガミ「物事は結果がすべてさ！」

ルーデウス「気に入らねえな」

ヒトガミ「お詫びじゃないけど今日も助言をしにきたんだ」

ヒトガミ「露店で食料を買い込んで路地裏を歩くといいよきたんだ」

ルーデウス「勝手に助言すんな！…で何が起こるんだ？」

ヒトガミ「フフフ…それは明日のお楽しみ」

ヒトガミ「それじゃ、僕は消えるよ」

ルーデウス「おい！」

ヒトガミ「またね」

ルーデウス「おい！急に出てきて勝手に消えるな！」

エリス「ルーデウス、今日は別行動をするって」

エリス「何をする気かしら！」

ルイジェルド「戦いの最中に気を抜くな！」

ルイジェルド「ん？」

エリス「隙あり！！」

エリス「やった…？」

エリス「入った…！入ったわよね！」

エリス「やった！！」

エリス「私強くなってるわ！ねえ！ねえ！」

ルーデウス（あの自称神の狙いは相変わらずよくわからん、前は難しく考えすぎたせいで奴を喜ばせてしまったらしい）

ルーデウス（なら、今回は逆に従ってやろうじゃないか）

ルーデウス（難しく考えず素直にこなすのだ！そうすれば奴は面白くないはず）

ルーデウス（あれ？）

ルーデウス（これってあいつの思惑通りじゃね？）

ルーデウス（ロキシー…今頃どうしてるかな）

？？「ああ…！いいですわ！いいですわ！もっと…」

ルーデウス（おっと…後で1発ぬいとこ）

ルーデウス「まさか…」

ルーデウス「これか？」

？？「うまい！！」

？？「うまい！うまいぞ！」

？？「うまいぞー！！」

？？「助かったぞ…これで後1年は持つ」

ルーデウス（無理だろ…ダイグソクムシでもあるまいし）

？？「よし！貴様名を名乗れ！」

ルーデウス「ルーデウス・グレイラットです」

？？「そうか！」

？？「童は…！！」

キシリカ「キシリカ！」

キシリカ「キシリス！」

キシリカ「ひとよんで…！」

キシリカ「魔界大帝！！」

キシリカ「だ！！」

キシリカ「だ！！」

ルーデウス（可哀想に1人で魔王ごっこなんて友達いないんだろうな…よし付き合ってやるか）

ルーデウス「はは！これは失礼を陛下！」

キシリカ「おお！？」

キシリカ「おおー？」

キシリカ「ええのお、ええのお！そういう反応を待っとったんじゃ！最近の若いのは礼儀を知らんからの」

ルーデウス「よもや復活してるとはつゆ知らず無礼な態度をお許しください」

キシリカ「よいのだよいのだ」

キシリカ「お？」

キシリカ「おー…」

キシリカ「なんじゃお主！気持ち悪いのお！」

キシリカ「なんじゃこれ！なーんじゃこれ！」

ルーデウス「初対面のサキュバスっぽい幼女に気持ち悪いっていわれた」

キシリカ「うむ、貴様は童の命を救ってくれた」

キシリカ「なんでも」

キシリカ「1つ願いを言うがよい！！」

ルーデウス「えっと…じゃあ巨万の富を」

キシリカ「バカモノー！」

キシリカ「見ての通りスカンピンじゃ」

ルーデウス「じゃあ世界の半分をください」

キシリカ「世界の半分じゃと！？」

キシリカ「それはでかいのー！」

キシリカ「しかしすまん童はも世界を取ったことがないのじゃ！」

ルーデウス「わかりましたじゃあ身体でいいですよ身体で」

キシリカ「身体か！」

キシリカ「幼いくせに小癪なやつじゃの！将来が心配じゃ」

ルーデウス「勿論冗談…」

キシリカ「しかたない」

キシリカ「優しくするのじゃぞ」

キシリカ「おっといかんいかん」

キシリカ「今回はもうフィアンセがいるのじゃった」

ルーデウス「金もダメ、世界もダメ、身体もダメ…何ならいけるんです？」

キシリカ「馬鹿者！」

キシリカ魔界大帝キシリカが駆使するものといえば魔眼に決まっておろう！」

ルーデウス「魔眼って売れるんですか？」

キシリカ「魔眼を売ろうとすんな！！」

キシリカ「というか売ろうとするでない！」

ルーデウス「そうすか…で、どんなものをくれるんです」

キシリカ「そうか…じゃあちょっと顔貸して」

ルーデウス「はい」

ズボッ！！（キシリカがルーデウスの顔をえぐる音）

ルーデウス「うわああああ！何しやがるこのガキ！」

キシリカ「うるさいの…男の子じゃろ？」

ルーデウス「があああああ…！！痛たたたた！！」

ルーデウス「畜生…俺の目が…目がー！！」

ルーデウス「え？」

キシリカ「よしよし」

キシリカ「ちゃんと見えておるな」

キシリカ「飯の件、大儀であった！」

キシリカ「また困ったことがあったら」

キシリカ「童を頼るがよい！さらば！」

キシリカ「とりゃあああ！！」

キシリカ「ワハハ！！」

ルーデウス（そして俺は予言眼を手に入れた）

ルーデウス「いきなりこんなもの貰ってどうしろって言うねん…」

村人「ああ！？真っ直ぐ歩けねえんかてめえ」

ルーデウス「すいません目が悪いもので」

村人「目が悪いだ？だったらもっと気を付けて…」

ルイジェルド「魔界大帝か」

ルイジェルド「復活していたとはな」

ルーデウス「知っているんですか？」

ルイジェルド「会ったことはないが聞いたことはある」

ルイジェルド「魔界大帝キシリカ・キシリス…12個の魔眼を体内に持ち」

ルイジェルド「あらゆるものを見透かすことができるという」

ルーデウス「なんでこの街に」

ルイジェルド「さてな…魔帝の考えることなど俺にわかることか」

キシリカ「わーはは！魔界大帝！」

ルーデウス「そうですよね…」

ルーデウス「すいません…この目に慣れるまで僕は引きこもります」

エリス「わかったわ！」

ルーデウス「ありがとうございます」

ルーデウス「エリス…魔界大帝は探しても無駄だと思いますよ？」

エリス「わかったわ！」

エリス「まだ街にいるかしら？」

ルイジェルド「どうだろうな」

エリス「ほら！行くわよルイジェルド！急ぎなさい！」

ルーデウス（その後、1週間ほどで俺は魔眼に慣れた）

ルーデウス（感覚を掴めば意外と簡単なものだ無詠唱魔術とよく似ている）

ルーデウス（魔力を制御して見え方を作るのだ、見える未来の区間は魔眼に込める魔力の量で調整することができる）

エリス「魔眼を手に入れたからって私に勝てるかしら？」

ルーデウス（魔力を強めれば2秒以上先の未来も見える！）

ルーデウス（見える！）

ルーデウス（が、ぶれる！2つ3つにぶれて見えるのだ）

ルーデウス（長くて1秒先…これがぶれない未来の限界だ）

ルーデウス（次は右から剣！）

ルーデウス（来るぞ来るぞ…）

ルーデウス（やられたと見せかけて目くらましの砂！）

ルーデウス（次は頭突き！）

ルーデウス（反撃の隙を与えず動きを封じてフィニッシュ！）

ルイジェルド「そこまでだ」

ルーデウス「よし！！」

エリス「ルーデウス」

エリス「完敗ね」

ルーデウス「エリス…」

エリス「甘い！」

エリス「帰る！！」

ルーデウス「エリス…！」

ルイジェルド「上手い戦い方だった」

ルイジェルド「スペルド族の戦士団にも魔眼持ちはいたが死ぬまで制御できずにいた」

ルイジェルド「1週間で制御できたお前は異常」

ルーデウス「もしかして今ならルイジェルドさんに勝てたり？」

ルイジェルド「やってみるか？」

ルーデウス「はい！！」

ルーデウス「やっぱりルイジェルドさんには勝てませんね」

ルーデウス「エリスは1本取ったって聞きましたすごいじゃないですか」

エリス「別にいいわよ慰めてくれなくても」

エリス「ズルいわよ…私だって早くルーデウスに追いつきたいのに」

ルーデウス「すいません…」

エリス「なんで謝るのよ」

ルーデウス（何をしてるんだ俺は…魔眼は偶然手に入れたものなのに）

ルーデウス（そんなもので努力してきたエリスに勝って）

ルーデウス（嬉しがって…浮かれすぎだ）

ルーデウス（今俺がするべきことは強くなることじゃない..エリスを連れて家に帰ることだ）

ルイジェルド「こんな夜更けにどこに行く？」

ルーデウス「ちょっとエ○チなお店に」

ルイジェルド「女を抱くのに杖が必要なのか？」

ルーデウス「えーっと魔術師プレイをするので」

ルイジェルド「売るつもりか」

ルーデウス「えっと…」

ルーデウス「はい…」

ルイジェルド「その杖はお前にとって大切なものではないのか」

ルイジェルド「これと同じように」

ルーデウス「はい、エリスがわざわざ僕の為に作ってくれました」

ルーデウス「その首飾りと同じくらい大切なものです」

ルイジェルド「もし同じことがあればこれも売るのか？」

ルーデウス「必要とあれば」

ルイジェルド「俺はまだ…お前の信頼を得てないのか」

ルーデウス「信頼はしています！」

ルイジェルド「俺だってお前と出会ったこの1年間で今の世の中について少しわかったつもりだ」

ルイジェルド「スペルド族が如何に嫌われているかということ…挙句無茶な大金を吹っ掛けられているということ」

ルイジェルド「それでも俺と海を渡ろうとしている」

ルイジェルド「だから俺はお前と一緒に問題を解決しようとしていた！」

ルイジェルド「なのに何故お前は1人で事を進めようとするのだ」

ルーデウス「この1週間何も答えは出なかったじゃないですか」

ルーデウス「僕に思いつくのはこの杖を売るかもしくは密航するくらいです」

ルーデウス「でも密航はルイジェルドさんにとっての悪ですよね？」

ルーデウス「それが正解でもパーティーに亀裂が入ったら意味がありません」

ルーデウス「杖を売って金を手に入れる、既定の料金で海を渡る誰も我慢しないで済む…これが最善の選択なんです」

ルイジェルド「ルーデウス…今回のことは俺のせいだ」

ルイジェルド「それを杖を売って解決するのは」

ルイジェルド「俺の誇りが許さん！」

ルイジェルド「それにだ」

ルイジェルド「エリスはどう思う？杖を売ることはお前のいうパーティーの亀裂ではないのか」

ルイジェルド「俺は海を渡り終えるまで全ての悪事に目をつむる」

ルイジェルド「だから探せルーデウス、密輸人でも密輸船でも」

ルイジェルド「俺はお前についていこう…話は終わりだ」

ルイジェルド「腹を割って話すというのは骨の折れることだな」

ルイジェルド「誰だ？」

村人「おー、こわいこわい」

村人「別に喧嘩をしにきたわけじゃねえよ」

村人「お礼が言いたくてなあんたを探してたんだ」

ルーデウス「あなたはこの前助けた」

村人「俺はガラス・クリーナーっていうんだ！よろしくなあんちゃん」