【感想】 アニメ『無職転生』 10話 魔神語演出本当に別大陸に来た感あって大変良い！

エリス「この剣すごくいいわ！！」

ルーデウス「エリス…？少しは後衛の僕に任せてくれても….」

エリス「何か言った？」

エリス「こういうのね….！」

エリス「憧れてたのよ！」

ルーデウス（ああ、牛が食べたい….）

ルーデウス（米と牛肉が食べたい….！）

ルイジェルド「見えたぞ…」

ルイジェルド「あの崖の向こうがリカリスの町だ」

ルーデウス（魔族！）

エリス「見て！見てルーデウス！変なのがいっぱいいるわ！」

ルーデウス「ここにいる魔族の人はミグルド族やスペルド族とは随分違うんですね」

ルイジェルド「魔族にもいろいろな種族がいるからな」

ルーデウス「それにしてもデッドエンドって何のことでしょう？」

ルイジェルド「俺のことだ」

ルーデウス「はい？」

ルイジェルド「俺は一部でそう呼ばれてるらしい」

ルーデウス（ルイジェルド=出会えば死か….そんな二つ名まで…）

エリス「どうするのよ！？」

ルイジェルド「心配ない俺ならあの崖を飛び越えられる」

ルーデウス「ちょっと待ってください！そんなことしたら町中がパニックになっちゃいます！」

エリス「じゃあどうするのよ！」

ルーデウス「わかりました！じゃあ作戦を立てましょう！」

エリス「わあー！！！」

エリス「じゃーん！！」

ルーデウス「似合ってますよ」

エリス「ありがとうルーデウス大切にするね！！」

ルーデウス「この街には冒険者ギルドがあるらしいですよ」

エリス「冒険者！？なれるの？なる！」

ルーデウス「この先お金も稼がなきゃいけませんしね….」

ルーデウス「それじゃ、冒険者ギルドに向けて出発！」

エリス「おー！！」

ルーデウス「ルイジェルドさんも早く！作戦通りいきますよ！」

ルイジェルド「お、おう….」

冒険者たち「はははははは！！」

冒険者たち「はははははは！！」

受付「パーティーの名前は本当にデッドエンドでいいの？」

ルーデウス「ぐへへ….お願いします….！」

受付「最初はみんなFランクからよ」

受付「依頼はその一つ上のものまでしか受けれないから注意してね」

ルーデウス「はい！」

エリス「これで私も冒険者なのね！ルーデウスはやく！」

エリス「よめないじゃない！！」

ルーデウス（手っ取り早く稼ぎたいところだが…）

ルーデウス「討伐系はCランクからですか…今の僕たちじゃ受けれませんね残念」

冒険者「ぎゃはははははは！！」

エリス「ルーデウス！なんで依頼を受けなかったのよ？」

エリス「私はやくドラゴンとか倒しに行きたいわ！」

ルーデウス「まあまあそれはいずれ…いまは作戦成功を祝いましょう」

ルイジェルド「成功…なのか？」

ルーデウス「ルイジェルドさんがデッドエンドと名乗っても誰も怖がらず笑いが起きたのですから一歩前進です」

ルーデウス「今はミグルド族のフリですが一歩一歩地道に良い行いをすればスペルド族の悪評を取り除いていけるはずです！」

ルーデウス「絶対なくさないでくださいね？」

ルーデウス「師匠から譲り受けた大切なものなので」

ルイジェルド「ああ…」

エリス「わあー！！！」

エリス「凄いわ！こんなの初めて見た！」

ルーデウス「一先ず今日は休みましょう、明日から忙しくなりますよ」

ルイジェルド「そう….だな」

エリス「触らないでよ！！」

ブチッ…（エリスが着ている服のボタンが取れる）

エリス「何すんのよ！！」

エリス「これは初めて」

エリス「ルーデウスが買ってくれた服なのよ！」

ルーデウス「抑えてエリス！それ以上はいけない！ハウス！」

ルーデウス（なんかこう…体の奥のほうがムズ痒いぜ）

ルーデウス「それ、明日直してあげますよ」

エリス「本当！？」

ルーデウス（これからどうするか…まず必要なのは金だ）

ルーデウス（この宿は1人1銭5枚、いいFランクの依頼料じゃ赤字だ他にも食費雑費その他諸々…）

ルーデウス（まさか前世でニートだった俺がお金のことで悩むことになるとは…）

ヒトガミ「あへへへへへへ….」

前世ルーデウス「またか」

前世ルーデウス「今度はなんだよ」

ヒトガミ「僕の助言通りルイジェルドを頼ったおかげで街までたどり着けたろ？」

前世ルーデウス「ルイジェルドならもし俺たちがあの時逃げていても陰ながら守っていてくれてただろうさ」

ヒトガミ「ずいぶんと彼を信頼しているね～」

ヒトガミ「なのにどうして僕は信頼してくれないのかなぁ～？」

前世ルーデウス「わからないのか？神のくせに」

ヒトガミ「さて、そんなことより次の助言だ」

前世ルーデウス「はいはい、手短にしてくれ」

ヒトガミ「え～！？つ～れ～なぁ～い～！」

前世ルーデウス「嫌なんだよこの身体が…だからとっとと話を済ませてくれ」

ヒトガミ「鬱だねぇ～！」

前世ルーデウス「どうせお前の手のひらの上なんだろ」

ヒトガミ「そんなことないさ！どう動くかはキミシダイ～」

前世ルーデウス「御託はいいからはやく！」

ヒトガミ「はいはい、ルーデウスよ先ほどの子猫探しの依頼を受けなさい」

ヒトガミ「さすれば貴方の不安は解消されるでしょう」

ルーデウス（子猫探しじゃ金にならんだろ！？）

ルーデウス（何を考えてやがる）

ルーデウス「眠れないんですか？」

エリス「うん…」

エリス「ねえ、ルーデウス…私たち帰れるのかな？」

ルーデウス「え….帰れますよ」

エリス「ギレーヌもおじいさまも大丈夫よね？」

ルーデウス「きっと大丈夫です」

ルーデウス「猫ちゃ～ん、出ておいで～」

ルーデウス「猫ちゃ～ん」

エリス「本当にこっちであってるんでしょうね？」

ルイジェルド「ああ、こっちで間違いない」

ルーデウス「額の目ですか？」

ルイジェルド「ああ」

ルイジェルド「見ろここで争った跡がある」

ルーデウス「何もないですけど？」

ルイジェルド「こっちだ」

ルイジェルド「ここだ」

エリス「うっ….！」

エリス「何ここ！？獣くっさ！」

ルーデウス「中に人？」

ルイジェルド「人はいない、獣はたくさんいるがな」

ルーデウス「警戒して行ったほうがよさそうですね」

エリス「なんなのよここは…」

ルイジェルド「いたぞ」

ルーデウス「え～…」

ルーデウス（子猫と違うんかい！さすが魔大陸…いちいちスケールがでかい）

ルーデウス「他にいるのは誰かのペットでしょうか？」

エリス「誰か来る….！」

ルーデウス「はぁ…相手が弱くて助かりました」

エリス「なんか私たち今ランクマっぽかったですね！」

ルーデウス「そうですね…」

ルーデウス「ぐっ！！！」

ルーデウス（クソ…本当に頭の悪いやつらだ）

ルーデウス（相手を怒らせたらどうなるか考えないんだろうか）

ルーデウス「ん？」

冒険者たち「キャー！！！」

ルーデウス「なんで….」

ルーデウス「殺したの….？」

ルイジェルド「子供を傷つけたからだ」

ルーデウス「殺しちゃダメだ…」

ルイジェルド「何故だ？悪人だぞ？」

ルーデウス「何故って…そんなことも…」

ルーデウス「殺しちゃダメな理由もあるんです….」

ルイジェルド「理由？」

ルーデウス「ルイジェルドさんが人を殺すとスペルド族の悪評が広がります！」

ルイジェルド「それは悪人でもか？」

ルイジェルド「誰を殺したかじゃなくて誰が殺したかです….！」

ルイジェルド「わからんな」

エリス「もう！ルーデウスが困ってるじゃないの！」

ルイジェルド「何故だ？俺は正しいことをしたつもりだ」

エリス「あんたそんなんだから嫌われてるのよ！」

ルーデウス「とにかく…もう殺さないでください」

ルーデウス「スペルド族のことを思うなら誰も…僕もルイジェルドさんを怖がりたくありません」

ルイジェルド「やはり悪党か」

ルーデウス「ちょっと待ってください！」

ルーデウス（どうするべきか…考えろ…考えろ）

ルーデウス「やっぱり….」

ルイジェルド「なんのつもりだ？こんな悪党と！」

ルーデウス「良い案があるんですルイジェルドさん黙っていてくれますか？」

ルイジェルド「なに！？」

ルーデウス「彼らと組めば効率よく金を集めつつ、スペルド族の名誉回復までできます」

ルイジェルド「ふざけんな！！」

ルイジェルド「俺はこんな悪党に頼るつもりはない」

エリス「離しなさいよ！！」

エリス「何が不満なのよ！」

ルイジェルド「悪党は好かん」

エリス「何よ文句ばっかり！全部私と貴方のためにやってくれてることなのよ！」

エリス「大体、動物を攫ったくらいなんだっていうのよ！」

ルイジェルド「子供を蹴りもした」

バシ！！（エリスがルイジェルドの足を蹴る）

エリス「蹴るくらい私だってするわよ！」

ルイジェルド「だが、悪は悪だ」

エリス「あんただって昔は悪いことをしてたんじゃないの？」

エリス「ルーデウスは凄いんだから！！任せておけば全部上手くいくんだから！」

エリス「文句言うなら帰りなさいよ！」

エリス「私とルーデウスだけで全部やっていくんだから！」

ルーデウス「エリス…そのへんにしておいてください」

ルイジェルド「俺はスペルドの戦士だ一度決めたことは覆さん、必ずお前たちを故郷に連れていく」

ルーデウス「はい…」

エリス「今日の稼ぎね！！」