【感想】 アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)』 9話 アンの過去回に初々しい反応するジオルドに男子会に興味を示すニコル　見どころ満載の回だった！！！

カタリナ「アン！聞いて！私進級がきまったの！」

カタリナ「無事に2年生に上がれるわ！」

アン「それはおめでとうございます」

カタリナ「ええ！これでお母様に勘当させずに済むわ！」

カタリナ「あ～！よかった！」

カタリナ「でも気を付けないと…」

カタリナ「ゲームだとニコルたち2年生の卒業パーティーの前にカタリナの悪事が断罪され」

カタリナ「破滅エンドへ向かうのよね～…」

カタリナ「え？ああごめん！私ったら独り言を！」

アン「大丈夫です、慣れております」

カタリナ「あはは…みんなにも報告してくるわ！」

アン「いってらっしゃいませ」

カタリナ「お、おお！言い忘れてたわ！」

カタリナ「進級できたのもアンのおかげよ！ありがとう！」

アン「私は何もしておりませんが…」

カタリナ「傍にいてくれることが大事なの！」

キース「おめでとう姉さん…」

メアリ「何かお祝いしないとですね！」

アン「酷い問題児のカタリナ様ですが、ある一部ではとても人気がある」

アン「例えばジオルド・スティアート様、カタリナ様はジオルド様の気持ちに全く気付いておらず」

アン「以前、婚約解消を持ちかけたこともあった」

カタリナ「傷は消えたので責任を取っていただく必要はありません！」

カタリナ「婚約は解消して頂いて大丈夫です！」

ジオルド「ふふふ…傷は消えていませんよ？婚約は絶対に解消しません！」

カタリナ「え？そんなはずは…何度も鏡で確認しましたし…」

カタリナ「ねえ、アン！」

ジオルド「それは見間違いですねえ…」

ジオルド「ねえ…あなたもそう思いませんか？」

アン「正直、寿命が何年も縮んでしまうかと思った恐ろしい事件だった」

アン「キース様はカタリナ様に」

アン「密かに思いを寄せている…」

アン「しかし鈍すぎるカタリナ様は、そんなキース様の思いに気づかない」

メイド「もう～色気が凄すぎて！」

メイド「とてもお近くに行けませんわ！」

カタリナ「最近、色気が凄まじいって噂よ！」

カタリナ「恋人もすぐできちゃうかもね！」

キース「なっ！？？」

キース「色気とか言われたって、肝心な人に効かないんじゃ」

キース「そんなの意味ないじゃないか…」

アン「実に哀れなお姿だった…」

アン「そして今は、カタリナ様とジオルド様の婚約を解消すべく奮闘している」

アン「そしてアラン・スティアート様もカタリナ様に…」

アラン「どうして俺が育ちの悪いじゃがいものために演奏しなくちゃいけないんだ！」

カタリナ「音楽は野菜にもいいんだって！お願いします～！」

アラン「なっ？う～ん、しょうがねえなぁ」

カタリナ「ありがとうございます！アラン様！」

アン「残念なことにアラン様はまだ、自分の気持ちに無自覚らしい」

アン「メアリ・ハント様もカタリナ様のことが大好きで」

アン「実は密かに恐ろしい計画を立てている」

メアリ「王子の妃なんて大役は私には務まりませんわ」

カタリナ「じゃあ私なんてもっと無理だわ…どうしたらいいのやら」

メアリ「では！2人で婚約を破棄して」

メアリ「どこか遠いところまで2人で逃げましょう！」

カタリナ「おぉ！海のちかくに住めたらいいわね！」

メアリ「ええ！この島は1日3便街への船がでますし、生活には困りませんわ！」

カタリナ「メアリは本当に優しい子ね！」

アン「鈍過ぎるカタリナ様は、メアリ様が本気だということに全く気付いていない」

アン「ニコル・アスカルト様もカタリナ様に想いを寄せているようだ」

アン「ご自分からお話することも、表情を変えることもほとんどない」

アン「だが、そんなニコル様もカタリナ様の前では、それは幸せそうな笑顔を見せる」

アン「そしてソフィア・アスカルト様も、カタリナ様のことが大好きだ」

アン「ソフィア様は兄であるニコル様の気持ちを早々に気づき、ひたすらカタリナ様にアピールしているのだが…」

ソフィア「お兄様はそれは優しくて～！」

ソフィア「お兄様はとっても勇敢で～！」

ソフィア「お兄様はそれは可愛らしくて～！！」

カタリナ「可愛い？？」

ソフィア「はい～！！」

カタリナ「ソフィアは本当にお兄ちゃんっ子なのね！」」

アン「残念ながら全く通じていない」

アン「そしてマリア・キャンベル様もまたカタリナ様のことが大好きだ」

マリア「カタリナ様！召し上がってください！」

カタリナ「おお～～～！！ありがとう！」

マリア「うふふふふ…」

アン「…と、このようにある一部ではカタリナ様は大人気だ」

アン「カタリナ様の一体何が人を惹きつけるのか」

アン「そういう私も本当は分かっている」

カタリナ「じゃあ、今夜また会いましょう！」

マリア「はい！楽しみです！」

キース「今夜何かあるのですか？」

マリア「皆でパジャマパーティーをするのです！」

アラン「みんなでパジャマパーティー？具体的に何をするんだ？」

メアリ「パジャマを着て集まって、美味しいものを食べたりおしゃべりをするのです」

ジオルド「それは楽しそうですね！」

カタリナ「あ！そうだ！男子は男子会とか開いたら？」

ジオルド「え、ええっ…」

キース「姉さん何言ってるの？絶対しないから…そんな会」

カタリナ「あら、キースなんで？男子会素敵じゃない！男同士で朝まで語り明かせばいいじゃない！」

キース「いや全然素敵じゃないから…何を朝まで語り明かせばいいのかわからないし！」

キース「ニコル様もそう思いますよね？」

ニコル「男同士で語り明かす…」

キース「えええ…噓でしょニコル様…」

アラン「面白そうだな」

キース「えええ…アラン様まで！」

ソフィア「男性だけで…朝まで語り明かす！！」

カタリナ「う～ん…」

アン「カタリナ様！？これは一体…？」

カタリナ「今夜のパジャマパーティー用のパジャマ、どれがいいか迷ってるのよ」

カタリナ「これで行こうと思うんだけどどう？」

アン「お似合いですが…他に候補はありませんでしょうか？」

カタリナ「そう？じゃあ…」

カタリナ「これはどう！！？暗闇で光るの！」

アン「もう少し落ち着いたものがよろしいかと…」

カタリナ「えええ～～～！」

カタリナ「女子会といえば恋バナよね～」

カタリナ「この中で恋人がいる人？」

カタリナ「って、いないわよね…」

カタリナ「よし！相変わらずマリアと攻略対象たちの恋は進展していない！つまりは、破滅フラグのことは今のところ大丈夫！」

ソフィア「そういえば皆さんにお聞きしたいことがありますわ！」

ソフィア「恋人が出来たらしたいことってなんですの？」

カタリナ「えっ？何だろう…？」

メアリ「カタリナ様！！是非お聞かせくださいませ！！」

カタリナ「ええっと、そうだな…わたしは」

カタリナ「畑で育てた野菜で手作り料理を作ってあげたいな」

全員「おお！！！」

カタリナ「きゃはははは！！」

カタリナ「次行こ！次！マリアは？」

マリア「えっと、私は…」

マリア「やっぱりお菓子を作ってあげたいです…お料理も勉強中なので上手になったら食べさせてあげたいです」

カタリナ「マリアのごはん！絶対おいしいじゃない！！私味見したい！」

マリア「ええ！！是非！」

ソフィア「メアリ様は？」

メアリ「私は一緒に食事をしたり、お風呂に入ったり..」

ソフィア・マリア「えええええ！？」

カタリナ「お、お風呂…！？」

メアリ「髪をとかしあったり…あ！髪を結ったり結って頂いたり、それからドレス交換も！」

カタリナ「ん？男の人とドレスの交換はしないんじゃない？」

メアリ「え！？相手の設定は男性だけですの？」

カタリナ「てっきりそういう前提かと」

メアリ「ええ！？それだと思いつかないですわ！私カタリナ様と一緒にいる方が幸せですもの！」

メアリ「さあ、最後はソフィア様ですよ！」

ソフィア「私の望みは平凡です！一緒に本屋さん巡りをしたり…」

カタリナ「うん、うん！」

ソフィア「それから共に手を取り国のために戦ったり、その心に潜む闇を解き放ってあげたり！」

ソフィア「悪い魔女のかけた呪いを解いてあげたり！」

ソフィア「伝説の指輪を探して神々の世界を冒険…」

マリア「平凡…？」

メアリ「あの～カタリナ様これって….」

カタリナ「うん、ロマンス小説の内容だわ…前にソフィアから借りて読んだことがある」

メアリ「そういえば、アンはそろそろ縁談のお話などありませんの？」

マリア「もしかして、もう決まっていたりして？」

ソフィア「わぁ！どんな方です？」

マリア「是非お聞かせください！」

アン「そんな方はいません、そもそも私は結婚には憧れがありませんので」

マリア「え？そうなんですか？」

メアリ「どうしてですの？」

アン「えっと…」

カタリナ「そうだ！！」

カタリナ「私からもみんなに質問があります！もし生まれ変われるなら何になりたい？」

ソフィア「生まれ変わり！！」

ソフィア「ロマンス小説にもよくありますよね！」

ソフィア「私は騎士と禁断の恋に落ちるお姫様がいいですわ！」

メアリ「やはりジオルド様より地位のある男性が！」

マリア「えっと私は…」

アン「ほっ…」

カタリナ「アン！そろそろ遅いから休んで！」

全員「おやすみなさい～！」

アン「私はシェリー男爵と使用人である母の間に生まれた」

アン「私は母の望むように行動し、男爵に気に入られるように従順にふるまった」

アン「それが幸せなのだと信じていた…でも…」

アン「私が15歳の頃、母が火事で亡くなった」

アン父「その傷では制約結婚の道具として使えん！」

アン父「お前はもういらん！屋敷から出ていけ！」

アン「最初から男爵は私に興味がなかったのだ」

アン「私はただの道具…もういらない存在になってしまったのだ」

アン「そして遠縁であるクラエス公爵家のメイドとして働くことになったのだ」

アン「甘やかされて育たれたカタリナ様は、わがままで高慢だった」

アン「私は主が望む道具であろうとした…男爵に仕えたように」

アン「自分の意志を持たず従順であろうと」

アン「でもある日を境にカタリナ様はすっかり変わってしまった」

アン「あまりにも規格外なお嬢様」

アン「どう接すればいいのか戸惑ったが」

アン「気がつけば自分の意志で」

アン「自分の言葉で話すことを覚えていた」

アン「誰に対しても平等で明るく生き生きとしているカタリナ様の前では」

アン「私はただの道具ではいられなかった」

アン「生まれて初めての誕生日プレゼント」

アン「カタリナ様は私のあるがままを受け入れ慕ってくれた」

アン「このままずっとここで暮らしたい」

アン「いつの間にかそう思うようになっていたころ…」

アン「はっ…！」

アン父「お前の婚礼が決まった迎えにいくから準備をしておけ」

アン父「お前のような傷物でも引き取って構わないという」

アン父「奇特な相手を見つけてやったのだ」

アン父「何をグズグズしている！はやく支度しろ！」

カタリナ「アンのお父様ですね？カタリナ・クラエスと申します」

アン父「あ、ああ…」

カタリナ「お願いがあります！どうかアンの結婚話を考え直してください！」

カタリナ「私にはアンが必要なんです！傍にいてもらわないと困るのです！」

カタリナ「連れていかれては困ります！」

カタリナ「アンがどれだけ大切で必要なのか今からご説明いたします！」

カタリナ「まずは朝！いつも寝坊してしまう私をちゃんと起こしてくれて、髪をとかしてくれて！」

カタリナ「あっ、違った！その前から話さなきゃ！」

カタリナ「私は寝相が悪くて、いつも布団を蹴っ飛ばしてしまうのですが」

カタリナ「アンは必ず1度起きて、私の布団を直してくれるのです」

カタリナ「どうかアンを私の傍に！お願いです！」

アン「このお話は…」

アン「お断りさせて頂きます！」

アン父「ええええ！？」

アン「私はお父様の言いなりにはなりません！」

アン父「なんだと！？ふざけるな！！」

アン父「くううう….」

カタリナ父「失礼します」

カタリナ父「…男爵、少々お話があります」

アン「カタリナ様は私を、アン・シェリーという1人の人間にしてくれた」

アン「私はどこへでも、ずっとついていきます」

アン「私が幸せである場所は、カタリナ様の傍なのですから…」

使用人「ジオルド様」

使用人「お手紙が届いております」

ジオルド「カタリナから？わざわざ手紙なんて珍しい」

カタリナ「ジオルド様、学園裏庭のテラスまでお越しくださいお待ちしております　カタリナ・クラエス」

ジオルド「普段のカタリナが選びそうにない上品かつ華やかなカード、ひと気のないところに呼び出すこの文面」

ジオルド「もしや…！」

カタリナ「ジオルド様…」

カタリナ「私もやっと自分の気持ちに気づいたのです…私もあなたを…」

ジオルド「はっ！」

ジオルド「いや、まて…落ち着け」

ジオルド「あのカタリナのことだ、こんな色っぽい話ではなく別のことだろう」

ジオルド「とはいえ、婚約者としてこの誘いには乗らないわけにはいかない」

ジオルド「何か贈り物でも用意しておくか」

ジオルド「せっかくならカタリナが一番喜ぶものを..」

カタリナ「いつも使っているハサミが、最近切れ味があんま良くないのよね」

ジオルド「園芸用のハサミ…」

ジオルド「しかし、さすがにそれはあまりに色気がなさすぎるのでは？」

ジオルド「一国の王子が婚約者に渡す品としてはどうかと思うが…」

ジオルド「でも、それでも確信はある」

ジオルド「どんなに煌びやかで豪華な装飾品より」

ジオルド「彼女は喜んでくれるだろう」

ジオルド「だてに何年も間近で見てきたわけじゃありませんからね」

ジオルド「そうだ！そうと決まったら早速手配をしなくては！」

ジオルド「名前を確認して上質なケースとそれから…！」

使用人「そうなさったんだジオルド様…」

使用人「珍しい浮かれていますよ」

メアリ「ジオルド様….」

ジオルド「なんでみんなここにいるんです？」

ジオルド「みんなに配っていたんですか！カタリナ－！！」

カタリナ「お～い！！いらっしゃい、みんなようこそ今日は私の収穫祭へ！」

ジオルド「収穫祭！？」

カタリナ「みんなの分の作業服も用意したから是非使ってちょうだい！」

ジオルド「そっか…」

カタリナ「みんな～！！」

カタリナ「とってもお似合いよ！」

ジオルド「カタリナ、あなたへの贈り物ですよければ使ってください」

カタリナ「わぁ～～！」

カタリナ「ジオルド様ありがとうございます！」

ジオルド「どういたしまして、その笑顔を見られただけで僕は幸せで…」

カタリナ「皆！素敵なハサミのお土産ありがとう！」

ジオルド「まあ…こんなオチですよね…」

カタリナ「季節は廻り秋から冬に移り替わろうとしてる」

カタリナ「今のところ破滅フラグは回避できてるようだ」

カタリナ「それは唐突にやってきた」

学生「カタリナ・クラエス、私たちは今日この場であなたの数々の悪事を公のものにするわ！」

カタリナ「私の…悪事？？」